JPH02141954A - 磁気記録/再生装置におけるローディング装置 - Google Patents
磁気記録/再生装置におけるローディング装置Info
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- JPH02141954A JPH02141954A JP63294441A JP29444188A JPH02141954A JP H02141954 A JPH02141954 A JP H02141954A JP 63294441 A JP63294441 A JP 63294441A JP 29444188 A JP29444188 A JP 29444188A JP H02141954 A JPH02141954 A JP H02141954A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野J
本発明は磁気記録/再生装置におけるローディング装置
に関する。 〔従来の技術〕 従来、例えばVTR等のように、磁気テープに情報信号
を記録、あるいは再生する磁気記録/再生装置において
、電源投入時に、磁気テープが回転ドラムに巻き付けら
れている状態(以下、ローディングという。)にあって
は、−度、磁気テープをカセット内に巻き取る(以下、
アン・ローディングという。)ようにして、再びローデ
ィングしてから、再生、巻き戻し等の動作をさせるよう
にしている。 上記のように磁気テープがローディングされている状態
で電源が投入された時に、−旦、アン・ローディングす
る理由は以下の通りである。 先ず、磁気テープがローディングされている状態で電源
がオフされる場合は、次のようなことが考えられる。 ■通常の使用中においては、使用者が誤って電源スィッ
チをオフしたとき、あるいは停電やプラグの抜は等の場
合である。 ■ワーニング発生時においては、使用者が電源を切れば
、直ちにワーニング状態が解除すると思って電源をオフ
する場合である。あるいは自分ではワーニング状態を直
すことができず、磁気記録/再生装置の使用をあきらめ
て、当該装置を修理に出すまで電源をオフしておくとき
等である。 ここで、ワーニングとは、例えばテープ走行面の結露、
回路の故障、テープの巻きむらによるカセット内のリー
ルの回転の制限など、何らかの異常により例えば巻き取
り側リールの機能が損なわれ、テープ巻き取り動作が停
止してしまうと、磁気テープは、キャプスタンとピンチ
ローラに挟まれてキャプスタン・シャフトの回転により
送り続けられて、いわゆるテープたるみが生じてしまう
ような場合をいう、この場合、上記装置内の機構部は、
テープが正常なテープパス(テープ走行経路)から外れ
たことを、例えばフォトセンサ等を使って検出するか、
あるいは、リールとキャプスタンの回転を夫々比較して
両者間の回転の異常を検出する等、何らかの手段により
、テープたるみの発生を検出して自動的に非常停止モー
ドに切り換えてテープの走行を停止している。これによ
り、テープたるみによる磁気テープの損傷を防止してい
る。さらに、磁気テープの走行を停止した後、当該テー
プのたるみを取るために、従来では次のような動作をし
ていた。これを以下の図を参照して説明する。 第6図は業務用ヘリカルスキャニング方式の磁気記録/
再生装置のテープ走行経路の概略を示す斜視図である。 同図中、破線で示すカセット1内の供給側リール2から
繰り出された磁気テープ3は、消去ヘッド4、ガイドボ
ール5、サプライテンションボール6をそれぞれ経てガ
イドボール7及び8により、回転ドラム9及び固定ドラ
ム10の周側面に略180°強の角度範囲に亘って接触
して巻き付けられる。さらに、オーディオ及びコントロ
ールヘッド11を経てキャプスタン12とピンチローラ
13との間を通り、そのピンチローラ13の外周に沿っ
て走行路が変えられる。また、リターンボール14.1
5、ローディングボール16、ティクアップテンション
ボール17をそれぞれ経て巻き取り側リール18に巻き
取られる。 前記回転ドラム9は、その底面にビデオヘッド(図示せ
ず)が互いに相対向して固定されており、ヘッドモータ
(図示せず)によりビデオヘッドとともに、矢印Y方向
へ同期回転する。また、通常の記録時、又は通常の再生
時には、ピンチローラ13が磁気テープ3を挟んでキャ
プスタン12に圧着され、当該磁気テープ3は矢印X方
向へ走行して巻き取り側リール18に巻き取られる。 カセット1内に収納されていた磁気テープ3は、ローデ
ィングアーム19の先端に取付けられたローディングボ
ール16等によりカセット1の外部に引き出され、第6
図に示したようなテープ走行路を形成する。 なお、第6図中、基板にの端部に取付けられた差動トラ
ンス20.21は、それぞれサプライテンションボール
6、ティクアップテンションボール17の回動に応じて
コアが変位し、各ボール6.17によるテープテンショ
ンを検出するためのものである。 次に、第7図及び第8図にリールディスク部の概略構成
を示す。 これらの図において、巻き取り側リールディスク22、
供給側リールディスク23は、それぞれ図示を省略した
リールモータにより回転し、前記巻き取り側リール18
及び供給側リール2をそれぞれ回転させる。上記のリー
ルディスク22゜23の各周側面には、ブレーキバンド
24.25が巻き付けられており、これらのブレーキバ
ンド24.25の両端はそれぞれアーム28.30にそ
れぞれ固定されている。アーム28.30は、その一端
がソレノイド26.27の励磁時に吸引されるプランジ
ャロッド26a、27aに固定されており、その他端は
スプリング29.31の一端にそれぞれ固定されている
。 次に、第9図にテープたるみ巻き取り装置のブロック系
統図を示し、このブロック系統図に基づいてその動作を
説明する。 なお、同図中、第6図ないし第8図と同一構成部分には
、同一符号を付してその詳しい説明を省略する。 ここで、例えば通常のテープ再生状態では、供給側リー
ル2及び巻き取り側リール18はそれぞれ矢印A及びB
方向に回転し、一方、ピンチローラ13はキャプスタン
12に圧着され、そのキャプスタン12とともに回転し
、磁気テープ3を矢印X方向に走行させる。他方、図示
しないビデオヘッドは回転ドラム9とともに矢印Y方向
に回転し、磁気テープ3上を走査して情報信号を再生し
ている。 上記のようなテープ再生状態において、何らかの異常に
よって巻き取り側リール18の機能が損なわれ、その回
転が停止しても、しばらくの間、供給側リール2及びキ
ャプスタン12は回転し続ける。その場合、磁気テープ
3はキャプスタン12とピンチローラ13によって挟持
され、送り出され続けるので、破線部工で示すようにテ
ープたるみが発生してしまう、このテープたるみの状態
は、図示しないセンサ等の検出手段により検出され、自
動的に非常停止モードに切換わり、キャプスタン12の
回転を停止させる。同時に、ピンチローラ13をキャプ
スタン12から離間させ、また、供給側及び巻き取り側
リールモータ38゜39の回転を制御回路C1を介して
停止させる。 さらに、それと同時に、ブレーキ信号が制御回路C2か
らソレノイド26.27に印加され、これらを非励磁状
態とする。その結果、第8図に示すスプリング31のば
ね力により、アーム30が支柱30aを中心にして反時
計方向に回動してプランジャロッド27aを突出させる
。これによりブレーキバンド25は、供給側リールディ
スク23の周側面に圧接し、供給側リールディスク23
にブレーキ力を与える。上記と同様に、ブレーキバンド
24が巻き取り側リールディスク22に圧接し、異常状
態の検出により既に停止している巻き取りリールディス
ク22にブレーキ力を与える。 しかしながら、上記のような異常が発生した際の磁気テ
ープのたるみが大きく、図示を省略したピンチローラ1
3に後続するリターンローラから外れるほどになると、
テープが折れたり、傷付いたりするテープダメージが発
生することになる。 以下に、このテープダメージの生じる過程を述べる。 すなわち、前記のような異常状態により磁気テープがリ
ターンローラから外れるほど大幅にたるむと、通常、磁
気記録、/再生装置がワーニングモードに入り、磁気テ
ープのたるみ取りが行なゎれる。このとき、磁気テープ
がリターンローラの縁にあるリングワッシャやサブデツ
キのざらついた突出部を巻き込むことがある。この状態
でテープを走行させると、テープダメージを生じてしま
う事が明らかであるが、この時はワーニングモードであ
り、一般に、磁気テープ取り出し以外の操作指令を受付
けないようにしているで、磁気テープが走行するような
ことはない。しかし、かかる状態で電源を切り、再び電
源を投入すると、磁気テープはローディング状態にある
ため、再生や巻き戻しなどの操作を受付けてしまい、磁
気テープが走行し、テープダメージを発生させることに
なる。このようなテープダメージを回避するためには、
磁気テープが走行経路から外れた時に磁気テープを走行
させないか、又は、磁気テープを走行させる前に正規の
走行経路に戻す必要がある。 従来では上記のような点を考慮して、ローディング状態
での電源のオフが、通常の使用中の電源オフによるもの
か、又はワーニング発生時の電源オフによるものかを区
別することなく、電源再投人時に、−旦、アン・ローデ
ィングを行なうようにしている。これは磁気テープが走
行経路から外れていても、アン・ローディングを行なう
ことにより磁気テープがカセットに巻き戻され、次のロ
ーディングにより磁気テープが正規の走行経路に戻され
るためである。
に関する。 〔従来の技術〕 従来、例えばVTR等のように、磁気テープに情報信号
を記録、あるいは再生する磁気記録/再生装置において
、電源投入時に、磁気テープが回転ドラムに巻き付けら
れている状態(以下、ローディングという。)にあって
は、−度、磁気テープをカセット内に巻き取る(以下、
アン・ローディングという。)ようにして、再びローデ
ィングしてから、再生、巻き戻し等の動作をさせるよう
にしている。 上記のように磁気テープがローディングされている状態
で電源が投入された時に、−旦、アン・ローディングす
る理由は以下の通りである。 先ず、磁気テープがローディングされている状態で電源
がオフされる場合は、次のようなことが考えられる。 ■通常の使用中においては、使用者が誤って電源スィッ
チをオフしたとき、あるいは停電やプラグの抜は等の場
合である。 ■ワーニング発生時においては、使用者が電源を切れば
、直ちにワーニング状態が解除すると思って電源をオフ
する場合である。あるいは自分ではワーニング状態を直
すことができず、磁気記録/再生装置の使用をあきらめ
て、当該装置を修理に出すまで電源をオフしておくとき
等である。 ここで、ワーニングとは、例えばテープ走行面の結露、
回路の故障、テープの巻きむらによるカセット内のリー
ルの回転の制限など、何らかの異常により例えば巻き取
り側リールの機能が損なわれ、テープ巻き取り動作が停
止してしまうと、磁気テープは、キャプスタンとピンチ
ローラに挟まれてキャプスタン・シャフトの回転により
送り続けられて、いわゆるテープたるみが生じてしまう
ような場合をいう、この場合、上記装置内の機構部は、
テープが正常なテープパス(テープ走行経路)から外れ
たことを、例えばフォトセンサ等を使って検出するか、
あるいは、リールとキャプスタンの回転を夫々比較して
両者間の回転の異常を検出する等、何らかの手段により
、テープたるみの発生を検出して自動的に非常停止モー
ドに切り換えてテープの走行を停止している。これによ
り、テープたるみによる磁気テープの損傷を防止してい
る。さらに、磁気テープの走行を停止した後、当該テー
プのたるみを取るために、従来では次のような動作をし
ていた。これを以下の図を参照して説明する。 第6図は業務用ヘリカルスキャニング方式の磁気記録/
再生装置のテープ走行経路の概略を示す斜視図である。 同図中、破線で示すカセット1内の供給側リール2から
繰り出された磁気テープ3は、消去ヘッド4、ガイドボ
ール5、サプライテンションボール6をそれぞれ経てガ
イドボール7及び8により、回転ドラム9及び固定ドラ
ム10の周側面に略180°強の角度範囲に亘って接触
して巻き付けられる。さらに、オーディオ及びコントロ
ールヘッド11を経てキャプスタン12とピンチローラ
13との間を通り、そのピンチローラ13の外周に沿っ
て走行路が変えられる。また、リターンボール14.1
5、ローディングボール16、ティクアップテンション
ボール17をそれぞれ経て巻き取り側リール18に巻き
取られる。 前記回転ドラム9は、その底面にビデオヘッド(図示せ
ず)が互いに相対向して固定されており、ヘッドモータ
(図示せず)によりビデオヘッドとともに、矢印Y方向
へ同期回転する。また、通常の記録時、又は通常の再生
時には、ピンチローラ13が磁気テープ3を挟んでキャ
プスタン12に圧着され、当該磁気テープ3は矢印X方
向へ走行して巻き取り側リール18に巻き取られる。 カセット1内に収納されていた磁気テープ3は、ローデ
ィングアーム19の先端に取付けられたローディングボ
ール16等によりカセット1の外部に引き出され、第6
図に示したようなテープ走行路を形成する。 なお、第6図中、基板にの端部に取付けられた差動トラ
ンス20.21は、それぞれサプライテンションボール
6、ティクアップテンションボール17の回動に応じて
コアが変位し、各ボール6.17によるテープテンショ
ンを検出するためのものである。 次に、第7図及び第8図にリールディスク部の概略構成
を示す。 これらの図において、巻き取り側リールディスク22、
供給側リールディスク23は、それぞれ図示を省略した
リールモータにより回転し、前記巻き取り側リール18
及び供給側リール2をそれぞれ回転させる。上記のリー
ルディスク22゜23の各周側面には、ブレーキバンド
24.25が巻き付けられており、これらのブレーキバ
ンド24.25の両端はそれぞれアーム28.30にそ
れぞれ固定されている。アーム28.30は、その一端
がソレノイド26.27の励磁時に吸引されるプランジ
ャロッド26a、27aに固定されており、その他端は
スプリング29.31の一端にそれぞれ固定されている
。 次に、第9図にテープたるみ巻き取り装置のブロック系
統図を示し、このブロック系統図に基づいてその動作を
説明する。 なお、同図中、第6図ないし第8図と同一構成部分には
、同一符号を付してその詳しい説明を省略する。 ここで、例えば通常のテープ再生状態では、供給側リー
ル2及び巻き取り側リール18はそれぞれ矢印A及びB
方向に回転し、一方、ピンチローラ13はキャプスタン
12に圧着され、そのキャプスタン12とともに回転し
、磁気テープ3を矢印X方向に走行させる。他方、図示
しないビデオヘッドは回転ドラム9とともに矢印Y方向
に回転し、磁気テープ3上を走査して情報信号を再生し
ている。 上記のようなテープ再生状態において、何らかの異常に
よって巻き取り側リール18の機能が損なわれ、その回
転が停止しても、しばらくの間、供給側リール2及びキ
ャプスタン12は回転し続ける。その場合、磁気テープ
3はキャプスタン12とピンチローラ13によって挟持
され、送り出され続けるので、破線部工で示すようにテ
ープたるみが発生してしまう、このテープたるみの状態
は、図示しないセンサ等の検出手段により検出され、自
動的に非常停止モードに切換わり、キャプスタン12の
回転を停止させる。同時に、ピンチローラ13をキャプ
スタン12から離間させ、また、供給側及び巻き取り側
リールモータ38゜39の回転を制御回路C1を介して
停止させる。 さらに、それと同時に、ブレーキ信号が制御回路C2か
らソレノイド26.27に印加され、これらを非励磁状
態とする。その結果、第8図に示すスプリング31のば
ね力により、アーム30が支柱30aを中心にして反時
計方向に回動してプランジャロッド27aを突出させる
。これによりブレーキバンド25は、供給側リールディ
スク23の周側面に圧接し、供給側リールディスク23
にブレーキ力を与える。上記と同様に、ブレーキバンド
24が巻き取り側リールディスク22に圧接し、異常状
態の検出により既に停止している巻き取りリールディス
ク22にブレーキ力を与える。 しかしながら、上記のような異常が発生した際の磁気テ
ープのたるみが大きく、図示を省略したピンチローラ1
3に後続するリターンローラから外れるほどになると、
テープが折れたり、傷付いたりするテープダメージが発
生することになる。 以下に、このテープダメージの生じる過程を述べる。 すなわち、前記のような異常状態により磁気テープがリ
ターンローラから外れるほど大幅にたるむと、通常、磁
気記録、/再生装置がワーニングモードに入り、磁気テ
ープのたるみ取りが行なゎれる。このとき、磁気テープ
がリターンローラの縁にあるリングワッシャやサブデツ
キのざらついた突出部を巻き込むことがある。この状態
でテープを走行させると、テープダメージを生じてしま
う事が明らかであるが、この時はワーニングモードであ
り、一般に、磁気テープ取り出し以外の操作指令を受付
けないようにしているで、磁気テープが走行するような
ことはない。しかし、かかる状態で電源を切り、再び電
源を投入すると、磁気テープはローディング状態にある
ため、再生や巻き戻しなどの操作を受付けてしまい、磁
気テープが走行し、テープダメージを発生させることに
なる。このようなテープダメージを回避するためには、
磁気テープが走行経路から外れた時に磁気テープを走行
させないか、又は、磁気テープを走行させる前に正規の
走行経路に戻す必要がある。 従来では上記のような点を考慮して、ローディング状態
での電源のオフが、通常の使用中の電源オフによるもの
か、又はワーニング発生時の電源オフによるものかを区
別することなく、電源再投人時に、−旦、アン・ローデ
ィングを行なうようにしている。これは磁気テープが走
行経路から外れていても、アン・ローディングを行なう
ことにより磁気テープがカセットに巻き戻され、次のロ
ーディングにより磁気テープが正規の走行経路に戻され
るためである。
従来のローディング装置では、上記のように磁気テープ
のローディング状態での電源オフが、通常の使用中での
電源オフの場合には、電源再投入後は、直ちに再生、巻
き戻し等の動作を行なっても同等支障がないのにもかか
わらず、ワーニング発生時の電源オフによる場合との区
別が電源再投入後にはできないために、必ず一旦、アン
・ローディングを行ない、その後、再ローデイングして
テープダメージが発生しないようにしている。その結果
、ローディング状態での電源再投入時の応答が遅く、使
用者に不便であるという解決すべき課題があった。 この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、ローディング状態での電源オフが通常の使用中
の電源オフによるものか、ワーニング発生時の電源オフ
によるものかを電源再投入後に容易に判別できるように
し、通常の使用中の電源オフの場合の電源再投入の場合
には、磁気テープに何らの異常もないのであるから、直
ちに磁気テープ走行状態に入れるようにし、応答性の良
い磁気記録/再生装置におけるローディング装置を提供
することを目的とする。 〔課題を解決するための手段J 本発明の磁気記録/再生装置におけるローディング装置
は、磁気テープのドラムへの巻付け、及びドラムからの
巻付けを解除するテープ巻付手段と、このテープ巻付手
段によるドラムへのテープの巻付けが完了した状態を検
出する巻付完了検出手段と、前記磁気テープの走行に異
常が発生した場合に、このテープ走行異常を検出するテ
ープ異常検出手段と、このテープ異常検出手段によって
異常が検出されたときに、前記磁気テープの走行を停止
し、前記テープ巻付完了手段が磁気テープの巻付完了を
検出できなくなる位置まで、前記テープ巻付手段を移動
させる巻付完了検出解除手段とを備えたものである。 さらにもう1つの磁気記録/再生装置におけるローディ
ング装置は、磁気テープがカセットから引き出された状
態で磁気記録/再生装置の電源が投入されたときに、前
記巻付完了検出手段がドラムへの磁気テープの巻付完了
を検出した場合には、通常の操作を可能とし、前記巻付
完了検出手段がドラムへの磁気テープの巻付完了を検出
しない場合には、前記テープ巻付手段によりドラムへの
巻付けを一旦解除してから、前記磁気テープをドラムへ
再巻付けする巻付解除再巻付指令手段を備えたものであ
る。 〔作用〕 本発明の磁気記録/再生装置におけるローディング装置
は、磁気テープの走行中、テープたるみ等の異常が発生
した場合、フォトセンサ等のテープ異常検出手段103
によりその異常を検出する。 この検出信号はCPUに送られ、ここで、CPUはこの
検出信号に基づき、磁気記録/再生装置のモードを非常
停止モードにし、テープの走行を停止するとともに、ワ
ーニング表示を行なう。また、磁気記録/再生装置の各
操作スイッチのうち、イジェクトスイッチ及び電源スイ
ツチ以外は受付けなくなる。次に、前記テープ巻付手段
101により低速かつ低トルクで所定時間、前記磁気テ
ープが回転し、当該磁気テープのたるみが除去される。 次に、前記テープ巻付手段101によりアン・ローディ
ング動作が行なわれる。このアン・ローディング動作中
に、前記巻付完了検出解除手段104によりローディン
グエンド状態かられずかにアン・ローディングされた位
置で停止させる。この位置では、巻付完了検出手段10
2としてのローディングエンドスイッチが、前記巻付完
了検出解除手段104によりオフ状態にされているので
、このまま磁気記録/再生装置の電源がオフしても、後
に前記ローディングエンドスイッチのオフを確認するこ
とにより、前記電源のオフ前に、ワーニングが発生して
いたか否かの判別が可能となる。 そして、前記ローディングエンドスイッチのオフ状態を
確認したならば、前記巻付解除再巻付指令手段105に
より、磁気テープのアン・ローディングの実行に引き続
いてローディングの実行を行ない、正規の動作モードと
なる。 一方、磁気記録/再生装置の電源の再投入後、前記巻付
完了検出手段102としてのローディングエンドスイッ
チがオンの状態の場合には、前記電源のオフが通常の使
用中の状態にあり、磁気テープにたるみ等の異常が発生
しておらず、ドラムに磁気テープが正規に巻付けられて
いることを意味する。したがって、この場合には、直ち
に再生等の操作モードスイッチの受付けを可能とする。 〔実施例] 以下に、本発明の実施例を図を参照して説明する。 第1図は本発明の磁気記録/再生装置におけるローディ
ング装置の構成を示すブロック図である。このブロック
図は本発明のローディング装置100の概要を示し、次
の構成からなる。 すなわち、ローディング装置100は、磁気テープをド
ラムに巻付け、及びドラムからの巻付けを解除するテー
プ巻付手段101と、このテープ巻付手段101による
ドラムへのテープの巻付けが完了した状態を検出する巻
付完了検出手段102と、磁気テープの走行に異常が発
生した場合に、このテープ走行異常を検出するテープ異
常検出手段103と、このテープ異常検出手段103に
よって異常が検出されたときに、磁気テープの走行を停
止し、前記テープ巻付完了検出手段102が巻付完了を
検出できなくなる位置まで前記テープ巻付手段101を
わずかに移動させる巻付完了検出解除手段104とを備
えている。 また、本発明の他のローディング装置100は、磁気テ
ープがカセットから引き出された状態で電源が投入され
たとき、前記巻付完了検出手段102が、ドラムへの磁
気テープの巻付完了を検出した場合には、通常の操作を
可能とし、前記巻付完了検出手段102がドラムへの磁
気テープの巻付完了を検出しない場合には、前記テープ
巻付手段lotによりドラムへの巻付けを一旦解除して
から、磁気テープをドラムへ巻付ける巻付解除再巻付指
令手段105とを備えている。 次に、上記ローディング装置100の詳細を説明する。 第2図はローディング装置100の全体を示す平面図で
ある。なお、この図において、第6図に示した従来のロ
ーディング装置と同一部分には同一符号を付してその詳
しい説明は省略する。 図において、40.41はフォトセンサである。このフ
ォトセンサ40.41は、再生時(PLAY)、巻戻し
時(REW) 、早送り時(FF)及び録音時(REC
)における磁気テープ3の走行時(以下、PLAYの場
合のみを例にする)に、磁気テープ走行面の結露、回路
の故障、磁気テープ3の巻きむらによるカセット1内の
巻き取り側リール2の制限等、何らかの異常が発生した
場合には、前述のように磁気テープ3にたるみが生じる
ため、このたるみを検出する目的で設けられたテープ異
常検出手段103の一例である。上記のフォトセンサ4
0.41は、一対の発光部と受光部とを有し、これらの
間に、たるみを発生した磁気テープ3が入り込むと、前
記発光部、受光部間の光の通過が遮られるので、この時
の信号を取出して磁気テープ3のたるみ検出信号とする
。このたるみ検出信号は、図示を省略したCPUに送ら
れ、以下は第3図に示すフローチャートにしたがって処
理される。 すなわち、第3図のステップS1で、磁気テープ3のた
るみを検出し、この検出信号がCPUに送られると、上
記装置はワーニングモードとなり、ステップS2でワー
ニング表示を行なう。次に、ステップS3では上記装置
を非常停止モードにし、磁気テープ3の走行を停止し、
再生等の各機能のスイッチは、イジェクトスイッチと電
源スイッチ以外動作しないようになる。次に、ステップ
S4において、磁気テープ3を巻き取る方向に、当該テ
ープ3の損傷が生じない程度の低速かつ低トルクで、供
給側リール2及び巻き取り側リール18を、所定時間回
転させ、磁気テープ3のたるみを取り除く。次に、ステ
ップS5では、回転ドラム9に巻付けられ磁気テープ3
に対して、その巻付けを解除するアン・ローディングの
動作を実行する。このアン・ローディング中に四−ディ
ングエンド状態から第4図に示すように、わずかにアン
・ロードして停止する。この停止位置は、第2図のロッ
クアーム組立体46に取付けたローディングエンドスイ
ッチ42が、ローディングエンドを検出しなくなく位置
か、又はローディングエンドを検出しなくなってから一
定量わずかにアン・ロードした位置とする。なお、ロッ
クアーム組立体46には、前記ローディングエンドスイ
ッチ42に隣接してアン・ローディングエンドスイッチ
43が設けられている。このスイッチ43は、回転ドラ
ム9の図示しないドラムモータ及びローディングモータ
の回転を制御するもので、例えばドロー完了状態とする
ものである。 次に、ステップS6では、ローディングスイッチ42が
ローディングエンドを検出しているか否かを判断する。 そして、ローディングスイッチ42がローディングエン
ドを検出している場合には、ステップS5に戻り、アン
・ローディングの実行となる。一方、ローディングスイ
ッチ42がローディングエンドを検出していな3.>場
合には、ステップS7に移り、アン・ローディングを中
止し、使用者のワーニング処理を実施する。 上記のような第4図に示した状態で、ワーニングの原因
が除去できた場合には、イジェクトを行なえば、その後
は通常の動作を行なうことが可能となる。そして、第4
図に示すような状態で装置の電源をオフした場合には、
ローディングエンドスイッチ42がオフの状態になるま
で、わずかにアン・ロードされているので、ワーニング
が発生したという情報を、ローディングエンドスィッチ
42自体でメモリしていることになる。 次に、第5図のフローチャートに基づき、磁気記録/再
生装置に磁気テープ3が装填された状態で電源スィッチ
が投入された時の動作についてさらに詳しく説明する。 図において、ステップSlで上記装置に電源が投入され
ると、ステップS2では、先ず、ローディングエンドス
イッチ42がオンしているか否かを判別する。そして、
このスイッチ42がオンの場合には、磁気記録/再生装
置の電源がオフしたのは、通常の使用中であったことを
意味し、この場合には、磁気テープ3にたるみはなく、
正常に回転ドラム9に巻付けられている。したがって、
かかる場合には、直ちに操作モードの受付けを行ない、
再生等の動作を可能とする。一方、上記装置に電源が投
入された時に、ローディングエンドスイッチ42がオフ
と判別された場合には、第4図に示したように、ワーニ
ングが発生した状態で電源がオフしたか、又は、例えば
ローディング若しくはアン・ローディングの途中で電源
がオフした場合を意味する。この時にはステップS3に
移り、磁気テープ3がカセット1に巻き取られているス
トア状態であるかどうかを判断する。ここで、ストア状
態では第2図に示したサプライテンションアーム組立体
44が復帰し、ストアエンドスイッチ45をオンにする
ので、このストアエンドスイッチ45がオフならば、上
記のようにワーニング状態又はローディング若しくはア
ン・ローディングの状態であることを意味することにな
る。したがって、この場合にはストア状態ではないので
、ステップS4に移りアン・ローディングを実行する。 このアン・ローディングの実行により磁気テープ3を一
旦、カセット1内に巻き取った後、ステップS5に移り
、再びローディングを実行し、その後の操作モードの受
付は行なう。 なお、電源投入時に、ステップS3を介して磁気テープ
3がストア状態であると判断された場合には、ステップ
S5に移り、ローディングを実行する。 また、上記の実施例では、磁気テープ3のたるみを検出
するのにフォトセンサ41.42によるテープ異常検出
手段103を例示したが、その他、供給側リール2、巻
き取り側リール18の回転異常、又は磁気テープ3の張
力の増大、減少等を検出することによって、たるみを検
出するようにしたテープ異常検出手段103としても良
い。 [発明の効果1 本発明は、上記のように構成したので、概略以下のよう
な効果を奏する。 (1)ワーニング発生時、磁気テープをローディングエ
ンド状態から、わずかにアン・ローディングさせておく
ことにより、磁気記録/再生装置の電源をオフしてもワ
ーニングが発生したことを、ローディングエンドスイッ
チのオフ状態を通してメモリしておくことができる。し
たがって電源を再投入した時に、そのメモリ情報により
ワーニングの発生を判別することが可能となる。この判
別を行なうためのローディングエンドスイッチを、ワー
ニングエラーの記憶をも果たす機能を持たせることによ
り、マイクロスイッチ等の他の特別のセンサやメモリに
バックアップ電源やEE−FROM等を用いないで済み
、特にコスト・アップを招来させることもない。 (2)通常のストップモードで電源をオフにした場合の
電源再投入では、直ちに再生等のテープ走行ができるた
め、従来装置に比較して著しく応答性が改善される。
のローディング状態での電源オフが、通常の使用中での
電源オフの場合には、電源再投入後は、直ちに再生、巻
き戻し等の動作を行なっても同等支障がないのにもかか
わらず、ワーニング発生時の電源オフによる場合との区
別が電源再投入後にはできないために、必ず一旦、アン
・ローディングを行ない、その後、再ローデイングして
テープダメージが発生しないようにしている。その結果
、ローディング状態での電源再投入時の応答が遅く、使
用者に不便であるという解決すべき課題があった。 この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、ローディング状態での電源オフが通常の使用中
の電源オフによるものか、ワーニング発生時の電源オフ
によるものかを電源再投入後に容易に判別できるように
し、通常の使用中の電源オフの場合の電源再投入の場合
には、磁気テープに何らの異常もないのであるから、直
ちに磁気テープ走行状態に入れるようにし、応答性の良
い磁気記録/再生装置におけるローディング装置を提供
することを目的とする。 〔課題を解決するための手段J 本発明の磁気記録/再生装置におけるローディング装置
は、磁気テープのドラムへの巻付け、及びドラムからの
巻付けを解除するテープ巻付手段と、このテープ巻付手
段によるドラムへのテープの巻付けが完了した状態を検
出する巻付完了検出手段と、前記磁気テープの走行に異
常が発生した場合に、このテープ走行異常を検出するテ
ープ異常検出手段と、このテープ異常検出手段によって
異常が検出されたときに、前記磁気テープの走行を停止
し、前記テープ巻付完了手段が磁気テープの巻付完了を
検出できなくなる位置まで、前記テープ巻付手段を移動
させる巻付完了検出解除手段とを備えたものである。 さらにもう1つの磁気記録/再生装置におけるローディ
ング装置は、磁気テープがカセットから引き出された状
態で磁気記録/再生装置の電源が投入されたときに、前
記巻付完了検出手段がドラムへの磁気テープの巻付完了
を検出した場合には、通常の操作を可能とし、前記巻付
完了検出手段がドラムへの磁気テープの巻付完了を検出
しない場合には、前記テープ巻付手段によりドラムへの
巻付けを一旦解除してから、前記磁気テープをドラムへ
再巻付けする巻付解除再巻付指令手段を備えたものであ
る。 〔作用〕 本発明の磁気記録/再生装置におけるローディング装置
は、磁気テープの走行中、テープたるみ等の異常が発生
した場合、フォトセンサ等のテープ異常検出手段103
によりその異常を検出する。 この検出信号はCPUに送られ、ここで、CPUはこの
検出信号に基づき、磁気記録/再生装置のモードを非常
停止モードにし、テープの走行を停止するとともに、ワ
ーニング表示を行なう。また、磁気記録/再生装置の各
操作スイッチのうち、イジェクトスイッチ及び電源スイ
ツチ以外は受付けなくなる。次に、前記テープ巻付手段
101により低速かつ低トルクで所定時間、前記磁気テ
ープが回転し、当該磁気テープのたるみが除去される。 次に、前記テープ巻付手段101によりアン・ローディ
ング動作が行なわれる。このアン・ローディング動作中
に、前記巻付完了検出解除手段104によりローディン
グエンド状態かられずかにアン・ローディングされた位
置で停止させる。この位置では、巻付完了検出手段10
2としてのローディングエンドスイッチが、前記巻付完
了検出解除手段104によりオフ状態にされているので
、このまま磁気記録/再生装置の電源がオフしても、後
に前記ローディングエンドスイッチのオフを確認するこ
とにより、前記電源のオフ前に、ワーニングが発生して
いたか否かの判別が可能となる。 そして、前記ローディングエンドスイッチのオフ状態を
確認したならば、前記巻付解除再巻付指令手段105に
より、磁気テープのアン・ローディングの実行に引き続
いてローディングの実行を行ない、正規の動作モードと
なる。 一方、磁気記録/再生装置の電源の再投入後、前記巻付
完了検出手段102としてのローディングエンドスイッ
チがオンの状態の場合には、前記電源のオフが通常の使
用中の状態にあり、磁気テープにたるみ等の異常が発生
しておらず、ドラムに磁気テープが正規に巻付けられて
いることを意味する。したがって、この場合には、直ち
に再生等の操作モードスイッチの受付けを可能とする。 〔実施例] 以下に、本発明の実施例を図を参照して説明する。 第1図は本発明の磁気記録/再生装置におけるローディ
ング装置の構成を示すブロック図である。このブロック
図は本発明のローディング装置100の概要を示し、次
の構成からなる。 すなわち、ローディング装置100は、磁気テープをド
ラムに巻付け、及びドラムからの巻付けを解除するテー
プ巻付手段101と、このテープ巻付手段101による
ドラムへのテープの巻付けが完了した状態を検出する巻
付完了検出手段102と、磁気テープの走行に異常が発
生した場合に、このテープ走行異常を検出するテープ異
常検出手段103と、このテープ異常検出手段103に
よって異常が検出されたときに、磁気テープの走行を停
止し、前記テープ巻付完了検出手段102が巻付完了を
検出できなくなる位置まで前記テープ巻付手段101を
わずかに移動させる巻付完了検出解除手段104とを備
えている。 また、本発明の他のローディング装置100は、磁気テ
ープがカセットから引き出された状態で電源が投入され
たとき、前記巻付完了検出手段102が、ドラムへの磁
気テープの巻付完了を検出した場合には、通常の操作を
可能とし、前記巻付完了検出手段102がドラムへの磁
気テープの巻付完了を検出しない場合には、前記テープ
巻付手段lotによりドラムへの巻付けを一旦解除して
から、磁気テープをドラムへ巻付ける巻付解除再巻付指
令手段105とを備えている。 次に、上記ローディング装置100の詳細を説明する。 第2図はローディング装置100の全体を示す平面図で
ある。なお、この図において、第6図に示した従来のロ
ーディング装置と同一部分には同一符号を付してその詳
しい説明は省略する。 図において、40.41はフォトセンサである。このフ
ォトセンサ40.41は、再生時(PLAY)、巻戻し
時(REW) 、早送り時(FF)及び録音時(REC
)における磁気テープ3の走行時(以下、PLAYの場
合のみを例にする)に、磁気テープ走行面の結露、回路
の故障、磁気テープ3の巻きむらによるカセット1内の
巻き取り側リール2の制限等、何らかの異常が発生した
場合には、前述のように磁気テープ3にたるみが生じる
ため、このたるみを検出する目的で設けられたテープ異
常検出手段103の一例である。上記のフォトセンサ4
0.41は、一対の発光部と受光部とを有し、これらの
間に、たるみを発生した磁気テープ3が入り込むと、前
記発光部、受光部間の光の通過が遮られるので、この時
の信号を取出して磁気テープ3のたるみ検出信号とする
。このたるみ検出信号は、図示を省略したCPUに送ら
れ、以下は第3図に示すフローチャートにしたがって処
理される。 すなわち、第3図のステップS1で、磁気テープ3のた
るみを検出し、この検出信号がCPUに送られると、上
記装置はワーニングモードとなり、ステップS2でワー
ニング表示を行なう。次に、ステップS3では上記装置
を非常停止モードにし、磁気テープ3の走行を停止し、
再生等の各機能のスイッチは、イジェクトスイッチと電
源スイッチ以外動作しないようになる。次に、ステップ
S4において、磁気テープ3を巻き取る方向に、当該テ
ープ3の損傷が生じない程度の低速かつ低トルクで、供
給側リール2及び巻き取り側リール18を、所定時間回
転させ、磁気テープ3のたるみを取り除く。次に、ステ
ップS5では、回転ドラム9に巻付けられ磁気テープ3
に対して、その巻付けを解除するアン・ローディングの
動作を実行する。このアン・ローディング中に四−ディ
ングエンド状態から第4図に示すように、わずかにアン
・ロードして停止する。この停止位置は、第2図のロッ
クアーム組立体46に取付けたローディングエンドスイ
ッチ42が、ローディングエンドを検出しなくなく位置
か、又はローディングエンドを検出しなくなってから一
定量わずかにアン・ロードした位置とする。なお、ロッ
クアーム組立体46には、前記ローディングエンドスイ
ッチ42に隣接してアン・ローディングエンドスイッチ
43が設けられている。このスイッチ43は、回転ドラ
ム9の図示しないドラムモータ及びローディングモータ
の回転を制御するもので、例えばドロー完了状態とする
ものである。 次に、ステップS6では、ローディングスイッチ42が
ローディングエンドを検出しているか否かを判断する。 そして、ローディングスイッチ42がローディングエン
ドを検出している場合には、ステップS5に戻り、アン
・ローディングの実行となる。一方、ローディングスイ
ッチ42がローディングエンドを検出していな3.>場
合には、ステップS7に移り、アン・ローディングを中
止し、使用者のワーニング処理を実施する。 上記のような第4図に示した状態で、ワーニングの原因
が除去できた場合には、イジェクトを行なえば、その後
は通常の動作を行なうことが可能となる。そして、第4
図に示すような状態で装置の電源をオフした場合には、
ローディングエンドスイッチ42がオフの状態になるま
で、わずかにアン・ロードされているので、ワーニング
が発生したという情報を、ローディングエンドスィッチ
42自体でメモリしていることになる。 次に、第5図のフローチャートに基づき、磁気記録/再
生装置に磁気テープ3が装填された状態で電源スィッチ
が投入された時の動作についてさらに詳しく説明する。 図において、ステップSlで上記装置に電源が投入され
ると、ステップS2では、先ず、ローディングエンドス
イッチ42がオンしているか否かを判別する。そして、
このスイッチ42がオンの場合には、磁気記録/再生装
置の電源がオフしたのは、通常の使用中であったことを
意味し、この場合には、磁気テープ3にたるみはなく、
正常に回転ドラム9に巻付けられている。したがって、
かかる場合には、直ちに操作モードの受付けを行ない、
再生等の動作を可能とする。一方、上記装置に電源が投
入された時に、ローディングエンドスイッチ42がオフ
と判別された場合には、第4図に示したように、ワーニ
ングが発生した状態で電源がオフしたか、又は、例えば
ローディング若しくはアン・ローディングの途中で電源
がオフした場合を意味する。この時にはステップS3に
移り、磁気テープ3がカセット1に巻き取られているス
トア状態であるかどうかを判断する。ここで、ストア状
態では第2図に示したサプライテンションアーム組立体
44が復帰し、ストアエンドスイッチ45をオンにする
ので、このストアエンドスイッチ45がオフならば、上
記のようにワーニング状態又はローディング若しくはア
ン・ローディングの状態であることを意味することにな
る。したがって、この場合にはストア状態ではないので
、ステップS4に移りアン・ローディングを実行する。 このアン・ローディングの実行により磁気テープ3を一
旦、カセット1内に巻き取った後、ステップS5に移り
、再びローディングを実行し、その後の操作モードの受
付は行なう。 なお、電源投入時に、ステップS3を介して磁気テープ
3がストア状態であると判断された場合には、ステップ
S5に移り、ローディングを実行する。 また、上記の実施例では、磁気テープ3のたるみを検出
するのにフォトセンサ41.42によるテープ異常検出
手段103を例示したが、その他、供給側リール2、巻
き取り側リール18の回転異常、又は磁気テープ3の張
力の増大、減少等を検出することによって、たるみを検
出するようにしたテープ異常検出手段103としても良
い。 [発明の効果1 本発明は、上記のように構成したので、概略以下のよう
な効果を奏する。 (1)ワーニング発生時、磁気テープをローディングエ
ンド状態から、わずかにアン・ローディングさせておく
ことにより、磁気記録/再生装置の電源をオフしてもワ
ーニングが発生したことを、ローディングエンドスイッ
チのオフ状態を通してメモリしておくことができる。し
たがって電源を再投入した時に、そのメモリ情報により
ワーニングの発生を判別することが可能となる。この判
別を行なうためのローディングエンドスイッチを、ワー
ニングエラーの記憶をも果たす機能を持たせることによ
り、マイクロスイッチ等の他の特別のセンサやメモリに
バックアップ電源やEE−FROM等を用いないで済み
、特にコスト・アップを招来させることもない。 (2)通常のストップモードで電源をオフにした場合の
電源再投入では、直ちに再生等のテープ走行ができるた
め、従来装置に比較して著しく応答性が改善される。
第1図は本発明の磁気記録/再生装置におけるローディ
ング装置の構成を示すブロック図、第2図は上記ローデ
ィング装置の機構部を示す平面図、第3図は上記ローデ
ィング装置の動作を説明するためのフローチャート、第
4図は上記ローディング装置における磁気テープのアン
・ローディング状態の説明図、第5図は上記ローディン
グ装置の電源再投入後の動作を説明するためのフローチ
ャート、第6図、第7図、第8図及び第9図は従来の磁
気記録/再生装置におけるローディング装置の説明図で
ある。 100・・・ローディング装置、101・・・テープ巻
付手段、103・・・テープ異常検出手段、104・・
・巻付完了検出解除手段、105・・・巻付解除再巻付
指令手段。 第1図 +00 ノ / 第2図 第3図 ユーザーによるワーニング処理へ 第5図 第4図 第7図 第8図
ング装置の構成を示すブロック図、第2図は上記ローデ
ィング装置の機構部を示す平面図、第3図は上記ローデ
ィング装置の動作を説明するためのフローチャート、第
4図は上記ローディング装置における磁気テープのアン
・ローディング状態の説明図、第5図は上記ローディン
グ装置の電源再投入後の動作を説明するためのフローチ
ャート、第6図、第7図、第8図及び第9図は従来の磁
気記録/再生装置におけるローディング装置の説明図で
ある。 100・・・ローディング装置、101・・・テープ巻
付手段、103・・・テープ異常検出手段、104・・
・巻付完了検出解除手段、105・・・巻付解除再巻付
指令手段。 第1図 +00 ノ / 第2図 第3図 ユーザーによるワーニング処理へ 第5図 第4図 第7図 第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、磁気テープのドラムへの巻付け、及びドラムからの
巻付けを解除するテープ巻付手段と、このテープ巻付手
段によるドラムへのテープの巻付けが完了した状態を検
出する巻付完了検出手段と、前記磁気テープの走行に異
常が発生した場合に、このテープ走行異常を検出するテ
ープ異常検出手段と、このテープ異常検出手段によって
異常が検出されたときに、前記磁気テープの走行を停止
し、前記テープ巻付完了検出手段が磁気テープの巻付完
了を検出できなくなる位置まで、前記テープ巻付手段を
移動させる巻付完了検出解除手段とを備えたことを特徴
とする磁気記録/再生装置におけるローディング装置。 2、請求項1のローディング装置において、磁気テープ
がカセットから引き出された状態で磁気記録/再生装置
の電源が投入されたときに、前記巻付完了検出手段がド
ラムへの磁気テープの巻付完了を検出した場合には、通
常の操作を可能とし、前記巻付完了検出手段がドラムへ
の磁気テープの巻付完了を検出しない場合には、前記テ
ープ巻付手段によりドラムへの巻付けを一旦解除してか
ら、前記磁気テープをドラムへ再巻付けする巻付解除再
巻付指令手段を備えたことを特徴とする磁気記録/再生
装置におけるローディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294441A JPH02141954A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 磁気記録/再生装置におけるローディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294441A JPH02141954A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 磁気記録/再生装置におけるローディング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141954A true JPH02141954A (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=17807815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63294441A Pending JPH02141954A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 磁気記録/再生装置におけるローディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02141954A (ja) |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP63294441A patent/JPH02141954A/ja active Pending
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