JPH06325437A - テープレコーダ装置 - Google Patents
テープレコーダ装置Info
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- JPH06325437A JPH06325437A JP11433693A JP11433693A JPH06325437A JP H06325437 A JPH06325437 A JP H06325437A JP 11433693 A JP11433693 A JP 11433693A JP 11433693 A JP11433693 A JP 11433693A JP H06325437 A JPH06325437 A JP H06325437A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 簡単な構造でありながら、信頼性に優れたテ
ープレコーダ装置のリールブレーキ機構の実現を目的と
する。 【構成】 リールブレーキ機構60を駆動するソレノイ
ド68に第1の電圧および第2の電圧を印加してソレノ
イド68に2種類のストロークを設定し、第1の電圧印
加時は、テープ巻取側のTリールドラム50に対して制
動を加えると共にテープ供給側のSリールドラム51に
対する制動を解除してテープローディングおよびテープ
アンローディングなどを行い、第2の電圧印加時は、双
方のリールドラム50、51に対する制動をそれぞれ解
除して、テープ2の早送り、巻き戻し、記録、再生等の
可能な状態とする。
ープレコーダ装置のリールブレーキ機構の実現を目的と
する。 【構成】 リールブレーキ機構60を駆動するソレノイ
ド68に第1の電圧および第2の電圧を印加してソレノ
イド68に2種類のストロークを設定し、第1の電圧印
加時は、テープ巻取側のTリールドラム50に対して制
動を加えると共にテープ供給側のSリールドラム51に
対する制動を解除してテープローディングおよびテープ
アンローディングなどを行い、第2の電圧印加時は、双
方のリールドラム50、51に対する制動をそれぞれ解
除して、テープ2の早送り、巻き戻し、記録、再生等の
可能な状態とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトカセット・
テープレコーダ、VTR(ビデオ・テープレコーダ)、
DAT(ディジタルオーディオ・テープレコーダ)等の
テープレコーダ装置に関する。
テープレコーダ、VTR(ビデオ・テープレコーダ)、
DAT(ディジタルオーディオ・テープレコーダ)等の
テープレコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビジュアル用のビデ
オカセットを用いて信号記録・再生を行うテープレコー
ダ装置が普及しており、最近ではDATカセットを用い
てディジタル信号の記録・再生が可能なテープレコーダ
装置も商品化されている。このようなテープレコーダ装
置において、DATカセット内のテープは、テープガイ
ド機構によってDATカセット内より引き出され、回転
ヘッドドラムに所定の角度で巻き付けたうえで信号記録
・再生が行われるようになっている。
オカセットを用いて信号記録・再生を行うテープレコー
ダ装置が普及しており、最近ではDATカセットを用い
てディジタル信号の記録・再生が可能なテープレコーダ
装置も商品化されている。このようなテープレコーダ装
置において、DATカセット内のテープは、テープガイ
ド機構によってDATカセット内より引き出され、回転
ヘッドドラムに所定の角度で巻き付けたうえで信号記録
・再生が行われるようになっている。
【0003】従来のこの種のテープレコーダ装置は、例
えば図8に示すように構成されている。この図におい
て、101はメインシャーシを示している。このメイン
シャーシ101上には、DATカセット(図示せず)内
に収納されたテープ102に対してディジタル信号の記
録・再生を行う回転ヘッドドラム103、キャプスタン
軸104、2つの固定ガイドローラ105A、105
B、並びにDATカセットよりテープ102を回転ヘッ
ドドラム103の周面と所定の角度と長さで接触する位
置まで引き出し、前記各構成部103、104、105
A、105Bとの間でテープ102の走行路を形成する
テープガイド機構がそれぞれ支持されている。テープガ
イド機構は、テープ巻取側においてテープのアジャスト
を行うTスライダ組立106、テープ供給側においてテ
ープのアジャストを行うSスライダ組立107、ピンチ
レバー組立108などから構成される。
えば図8に示すように構成されている。この図におい
て、101はメインシャーシを示している。このメイン
シャーシ101上には、DATカセット(図示せず)内
に収納されたテープ102に対してディジタル信号の記
録・再生を行う回転ヘッドドラム103、キャプスタン
軸104、2つの固定ガイドローラ105A、105
B、並びにDATカセットよりテープ102を回転ヘッ
ドドラム103の周面と所定の角度と長さで接触する位
置まで引き出し、前記各構成部103、104、105
A、105Bとの間でテープ102の走行路を形成する
テープガイド機構がそれぞれ支持されている。テープガ
イド機構は、テープ巻取側においてテープのアジャスト
を行うTスライダ組立106、テープ供給側においてテ
ープのアジャストを行うSスライダ組立107、ピンチ
レバー組立108などから構成される。
【0004】また110はDATカセット内の巻取側リ
ールと係合されてこれをを回転駆動するためのTリール
ドラム、111は供給側リールと係合されてこれを回転
駆動するためのSリールドラムを示している。そしてこ
の装置では、各リールドラム110、111に対するブ
レーキ機構として、各リールドラム110、111に同
時に制動を加えるリールブレーキ機構112、Tリール
ドラム110のみに制動を加えるメインブレーキ機構1
13を有している。また、114はリールブレーキ機構
112を駆動するソレノイドである。なお、図には示さ
れないが、メインブレーキ機構113にも同様の駆動系
が連結されている。
ールと係合されてこれをを回転駆動するためのTリール
ドラム、111は供給側リールと係合されてこれを回転
駆動するためのSリールドラムを示している。そしてこ
の装置では、各リールドラム110、111に対するブ
レーキ機構として、各リールドラム110、111に同
時に制動を加えるリールブレーキ機構112、Tリール
ドラム110のみに制動を加えるメインブレーキ機構1
13を有している。また、114はリールブレーキ機構
112を駆動するソレノイドである。なお、図には示さ
れないが、メインブレーキ機構113にも同様の駆動系
が連結されている。
【0005】次にこのテープレコーダ装置におけるテー
プローディング時の動作を説明する。図9はローディン
グ開始前の状態を示している。この状態から、まずソレ
ノイド114を駆動することで、図10に示すように、
リールブレーキ機構112による各リールドラム11
0、111への制動を解除し、Tリールドラム111に
メインブレーキ113が作動したままの状態でテープガ
イド機構を作動しテープローディングを行う。この時、
テープ102はSリールドラム111側からのみ供給さ
れ、これにより所定のテープ搬送路が形成される。図1
1にこのテープローディングが終了した直後の状態を示
す。
プローディング時の動作を説明する。図9はローディン
グ開始前の状態を示している。この状態から、まずソレ
ノイド114を駆動することで、図10に示すように、
リールブレーキ機構112による各リールドラム11
0、111への制動を解除し、Tリールドラム111に
メインブレーキ113が作動したままの状態でテープガ
イド機構を作動しテープローディングを行う。この時、
テープ102はSリールドラム111側からのみ供給さ
れ、これにより所定のテープ搬送路が形成される。図1
1にこのテープローディングが終了した直後の状態を示
す。
【0006】この後、図8に示したように、メインブレ
ーキ113を解除することにより、カセット内のテープ
は無拘束となり、テープ102の早送り、巻き戻し、記
録、再生等の可能な状態となる。
ーキ113を解除することにより、カセット内のテープ
は無拘束となり、テープ102の早送り、巻き戻し、記
録、再生等の可能な状態となる。
【0007】このように従来からのテープレコーダ装置
では、各リールドラム110、111に同時に制動を加
えた状態、テープ巻取側のTリールドラム110のみに
制動を加えた状態、各リールドラム110、111に対
する制動を共に解除した状態を得るため、2つの独立し
たリールブレーキ機構112、113が用いられてい
た。このことがブレーキ操作の複雑化、および装置サイ
ズの拡大を招いていた。また万一メインブレーキ機構1
13が故障により解除不能となりTリールドラム110
が回転不能になると、テープ早送り、巻き戻し、記録、
再生時にテープ102に過剰な張力が作用し、損傷する
恐れがあった。
では、各リールドラム110、111に同時に制動を加
えた状態、テープ巻取側のTリールドラム110のみに
制動を加えた状態、各リールドラム110、111に対
する制動を共に解除した状態を得るため、2つの独立し
たリールブレーキ機構112、113が用いられてい
た。このことがブレーキ操作の複雑化、および装置サイ
ズの拡大を招いていた。また万一メインブレーキ機構1
13が故障により解除不能となりTリールドラム110
が回転不能になると、テープ早送り、巻き戻し、記録、
再生時にテープ102に過剰な張力が作用し、損傷する
恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、テー
プレコーダ装置においては、2つの独立したリールブレ
ーキ機構が使用されていた。このため構造が複雑にな
り、装置全体のサイズ増、重量増を招いていた。
プレコーダ装置においては、2つの独立したリールブレ
ーキ機構が使用されていた。このため構造が複雑にな
り、装置全体のサイズ増、重量増を招いていた。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
もので、リールブレーキ機構の構造の簡易化を図り、装
置の小型、軽量化、テープ損傷等の事故発生を有効に防
止し得るテープレコーダ装置の提供を目的とする。
もので、リールブレーキ機構の構造の簡易化を図り、装
置の小型、軽量化、テープ損傷等の事故発生を有効に防
止し得るテープレコーダ装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のテープレコーダ
装置は上記した目的を達成するために、テープ収納筐体
に収納されたテープに対する信号記録・再生を行うヘッ
ドと、テープ収納筐体よりテープをヘッドの信号記録・
再生面と接触する位置まで引き出して所定のテープ搬送
路を形成するテープガイド機構と、テープ収納筐体内の
供給側テープ巻回体と係合されてこの供給側テープ巻回
体を回転駆動するための第1の回転体と、テープ収納筐
体内の巻取側テープ巻回体と係合されてこの巻取側テー
プ巻回体を回転駆動するための第2の回転体と、第1の
回転体および第2の回転体と接触してこれら回転体の回
転に制動を加えるための複数の接触部を有し、かつこれ
らの接触部が、各回転体とそれぞれ接触する第1の位
置、第2の回転体にのみ接触する第2の位置、並びに各
回転体のどちらにも接触しない第3の位置との間で移動
可能に設けられた制動部材と、制動部材を第1の位置、
第2の位置、並びに第3の位置との間で移動させる駆動
手段とを具備している。
装置は上記した目的を達成するために、テープ収納筐体
に収納されたテープに対する信号記録・再生を行うヘッ
ドと、テープ収納筐体よりテープをヘッドの信号記録・
再生面と接触する位置まで引き出して所定のテープ搬送
路を形成するテープガイド機構と、テープ収納筐体内の
供給側テープ巻回体と係合されてこの供給側テープ巻回
体を回転駆動するための第1の回転体と、テープ収納筐
体内の巻取側テープ巻回体と係合されてこの巻取側テー
プ巻回体を回転駆動するための第2の回転体と、第1の
回転体および第2の回転体と接触してこれら回転体の回
転に制動を加えるための複数の接触部を有し、かつこれ
らの接触部が、各回転体とそれぞれ接触する第1の位
置、第2の回転体にのみ接触する第2の位置、並びに各
回転体のどちらにも接触しない第3の位置との間で移動
可能に設けられた制動部材と、制動部材を第1の位置、
第2の位置、並びに第3の位置との間で移動させる駆動
手段とを具備している。
【0011】また本発明は、テープガイド機構により、
テープ収納筐体からテープをヘッドの信号記録・再生面
と接触する位置まで引き出して所定のテープ搬送路を形
成する際、制動部材を第1の位置から第2の位置に移動
させ、テープ搬送路の形成完了後、制動部材を第3の位
置に移動させるよう駆動手段を制御すると共に、テープ
をテープ収納筐体に収納する際、制動部材を第3の位置
から第2の位置に移動させると共に第1の回転体をテー
プ供給時と逆方向に回転してテープを供給側テープ巻回
体に巻回するよう制御を行う手段をさらに有するものと
なっている。
テープ収納筐体からテープをヘッドの信号記録・再生面
と接触する位置まで引き出して所定のテープ搬送路を形
成する際、制動部材を第1の位置から第2の位置に移動
させ、テープ搬送路の形成完了後、制動部材を第3の位
置に移動させるよう駆動手段を制御すると共に、テープ
をテープ収納筐体に収納する際、制動部材を第3の位置
から第2の位置に移動させると共に第1の回転体をテー
プ供給時と逆方向に回転してテープを供給側テープ巻回
体に巻回するよう制御を行う手段をさらに有するものと
なっている。
【0012】さらに本発明は、第1の回転体を駆動する
第1の駆動手段と、第2の回転体を駆動する、第1の駆
動手段と独立した第2の駆動手段と、第1の回転体の回
転を検出する検出手段と、テープのテープ収納筐体への
収納時、検出手段により第1の回転体の回転不能状態が
検出された場合、制動部材を第2の位置から第3の位置
に移動させると共に、第2の駆動手段を駆動して第2の
回転体を回転しテープを巻取側テープ巻回体に巻回する
よう制御を行う手段とをさらに有するものとなってい
る。
第1の駆動手段と、第2の回転体を駆動する、第1の駆
動手段と独立した第2の駆動手段と、第1の回転体の回
転を検出する検出手段と、テープのテープ収納筐体への
収納時、検出手段により第1の回転体の回転不能状態が
検出された場合、制動部材を第2の位置から第3の位置
に移動させると共に、第2の駆動手段を駆動して第2の
回転体を回転しテープを巻取側テープ巻回体に巻回する
よう制御を行う手段とをさらに有するものとなってい
る。
【0013】
【作用】本発明のテープレコーダ装置では、複数の接触
部を有する制動部材を、駆動手段により、その接触部が
各回転体とそれぞれ接触する第1の位置、第2の回転体
にのみ接触する第2の位置、並びに各回転体のどちらに
も接触しない第3の位置との間で移動させる。これによ
り、各回転体に同時に制動を加えた状態、テープ巻取側
の第2の回転体のみに制動を加えた状態、各回転体に対
する制動を共に解除した状態が得られる。よって、簡単
な構造でありながら信頼性に優れたリールブレーキ機構
を実現でき、装置の小型、軽量化を図ることができる。
部を有する制動部材を、駆動手段により、その接触部が
各回転体とそれぞれ接触する第1の位置、第2の回転体
にのみ接触する第2の位置、並びに各回転体のどちらに
も接触しない第3の位置との間で移動させる。これによ
り、各回転体に同時に制動を加えた状態、テープ巻取側
の第2の回転体のみに制動を加えた状態、各回転体に対
する制動を共に解除した状態が得られる。よって、簡単
な構造でありながら信頼性に優れたリールブレーキ機構
を実現でき、装置の小型、軽量化を図ることができる。
【0014】また、テープをテープ収納筐体に収納する
時、検出手段により第1の回転体の回転不能状態が検出
された場合、制動部材を第2の位置から第3の位置に移
動させると共に、第2の駆動手段を駆動して第2の回転
体を回転しテープを巻取側テープ巻回体に巻回させる。
これにより、万が一テープアンローディング時にテープ
供給側の第1の回転体の駆動系が故障しても、テープ巻
取側の第2の回転体の駆動系を用いてテープ収納筐体へ
のテープ収納を行うことができ、テープ損傷などを回避
することができる。
時、検出手段により第1の回転体の回転不能状態が検出
された場合、制動部材を第2の位置から第3の位置に移
動させると共に、第2の駆動手段を駆動して第2の回転
体を回転しテープを巻取側テープ巻回体に巻回させる。
これにより、万が一テープアンローディング時にテープ
供給側の第1の回転体の駆動系が故障しても、テープ巻
取側の第2の回転体の駆動系を用いてテープ収納筐体へ
のテープ収納を行うことができ、テープ損傷などを回避
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。まず本発明に係る一実施例のテープレコーダ装置の
構成を図1を用いて説明する。この図において、1はメ
インシャーシを示している。このメインシャーシ1上に
は、DATカセット(図示せず)内に収納されたテープ
2に対してディジタル信号の記録・再生を行う回転ヘッ
ドドラム3、キャプスタン軸4、2つの固定ガイドロー
ラ5A、5B、並びにDATカセットよりテープ2を回
転ヘッドドラム3の周面と所定の角度と長さで接触する
位置まで引き出し、前記各構成部3、4、5A、5Bと
の間で所定のテープ走行路を形成するテープガイド機構
がそれぞれ支持されている。
る。まず本発明に係る一実施例のテープレコーダ装置の
構成を図1を用いて説明する。この図において、1はメ
インシャーシを示している。このメインシャーシ1上に
は、DATカセット(図示せず)内に収納されたテープ
2に対してディジタル信号の記録・再生を行う回転ヘッ
ドドラム3、キャプスタン軸4、2つの固定ガイドロー
ラ5A、5B、並びにDATカセットよりテープ2を回
転ヘッドドラム3の周面と所定の角度と長さで接触する
位置まで引き出し、前記各構成部3、4、5A、5Bと
の間で所定のテープ走行路を形成するテープガイド機構
がそれぞれ支持されている。
【0016】テープガイド機構は、ピンチレバー組立
A、テープ巻取側においてテープのアジャストを行うT
スライダ組立B、テープ供給側においてテープのアジャ
ストを行うSスライダ組立Cなどから構成される。
A、テープ巻取側においてテープのアジャストを行うT
スライダ組立B、テープ供給側においてテープのアジャ
ストを行うSスライダ組立Cなどから構成される。
【0017】ピンチレバー組立Aは、一端部にキャプス
タン軸4と圧着されるピンチローラ6を備えメインシャ
ーシ1に固定された軸7を中心に回転自在なピンチロー
ラ支持レバー8と、一端部にテープ2をガイドするガイ
ドローラ11を備えかつメインシャーシ1に固定された
軸12を中心にピンチローラ支持レバー8の回動に伴っ
て回転するガイドローラ支持レバー13とから構成され
ている。
タン軸4と圧着されるピンチローラ6を備えメインシャ
ーシ1に固定された軸7を中心に回転自在なピンチロー
ラ支持レバー8と、一端部にテープ2をガイドするガイ
ドローラ11を備えかつメインシャーシ1に固定された
軸12を中心にピンチローラ支持レバー8の回動に伴っ
て回転するガイドローラ支持レバー13とから構成され
ている。
【0018】Tスライダ組立BおよびSスライダ組立C
はそれぞれ、メインシャーシ1に設けられたガイド溝1
B、1Cに沿ってスライド移動可能とされ、表面上にガ
イドローラ33B、33Cおよび傾斜ガイドピン34
B、34Cを搭載してなるスライドベース35B、35
Cを有してなる。なお、38B、38Cはテープローデ
ィングの終了時にガイド溝1B、1Cに沿って移動して
きた各スライドベース35B、35Cを弾性的に受け止
めるガイドキャッチャである。
はそれぞれ、メインシャーシ1に設けられたガイド溝1
B、1Cに沿ってスライド移動可能とされ、表面上にガ
イドローラ33B、33Cおよび傾斜ガイドピン34
B、34Cを搭載してなるスライドベース35B、35
Cを有してなる。なお、38B、38Cはテープローデ
ィングの終了時にガイド溝1B、1Cに沿って移動して
きた各スライドベース35B、35Cを弾性的に受け止
めるガイドキャッチャである。
【0019】さらに、図示は省略したが、メインシャー
シ1と図示しないメカシャーシとの間には、2つのリー
ルモータを搭載したリールモータベースが固定されてい
る。各リールモータにはそれぞれTリールドラム50お
よびSリールドラム51が直結されている。
シ1と図示しないメカシャーシとの間には、2つのリー
ルモータを搭載したリールモータベースが固定されてい
る。各リールモータにはそれぞれTリールドラム50お
よびSリールドラム51が直結されている。
【0020】また60は各リールドラム50、51に制
動を加えるためのリールブレーキ機構である。このリー
ルブレーキ機構60において、61、62はそれぞれ、
メインシャーシ1上に立設された軸63、64によって
回転自在に支持された一対のリールブレーキアームであ
る。これらリールブレーキアーム61、62の一端部に
はそれぞれ各リールドラム50、51の周面と当接され
るゴムパッド65、66が取り付けられている。また各
リールブレーキアーム61、62の間にはブレーキバネ
67が連結されている。このブレーキバネ67の力によ
って、各リールブレーキアーム61、62は常にそのパ
ッド面を各リールドラム50、51の周面に近付けよう
とする方向に回転付勢されている。また、68はこのリ
ールブレーキ機構60を駆動するソレノイドである。こ
のソレノイド68の動力は、回転軸69を中心に回転自
在なブレーキ切替レバー70を介して各リールブレーキ
アーム61、62に伝達される。
動を加えるためのリールブレーキ機構である。このリー
ルブレーキ機構60において、61、62はそれぞれ、
メインシャーシ1上に立設された軸63、64によって
回転自在に支持された一対のリールブレーキアームであ
る。これらリールブレーキアーム61、62の一端部に
はそれぞれ各リールドラム50、51の周面と当接され
るゴムパッド65、66が取り付けられている。また各
リールブレーキアーム61、62の間にはブレーキバネ
67が連結されている。このブレーキバネ67の力によ
って、各リールブレーキアーム61、62は常にそのパ
ッド面を各リールドラム50、51の周面に近付けよう
とする方向に回転付勢されている。また、68はこのリ
ールブレーキ機構60を駆動するソレノイドである。こ
のソレノイド68の動力は、回転軸69を中心に回転自
在なブレーキ切替レバー70を介して各リールブレーキ
アーム61、62に伝達される。
【0021】図2はソレノイド68に印加される設定電
圧を示す図、図3はソレノイド68に印加される電圧と
ソレノイド68(ソレノイドレバー)のストロークとの
関係を示した図、図4はソレノイド68のストロークと
リールブレーキ機構60の状態との関係を示した図であ
る。
圧を示す図、図3はソレノイド68に印加される電圧と
ソレノイド68(ソレノイドレバー)のストロークとの
関係を示した図、図4はソレノイド68のストロークと
リールブレーキ機構60の状態との関係を示した図であ
る。
【0022】図2に示すように、ソレノイド68には3
段階に切り替えて電圧が印加される。ソレノイド68
は、第1の電圧および第2の電圧でそのストロークが決
定されるようになっている。ここで第2の電圧は第1の
電圧の約2倍としてある。したがって、第2の電圧印加
時のソレノイド68のストロークは第1の電圧印加時の
それよりも約2倍となっている。ソレノイド68のスト
ロークはブレーキ切替レバー70の回転量となって各リ
ールブレーキアーム61、62に作用し、これにより各
リールドラム50、51に対する制動力付与の状態の切
り替えが行われる。また第3の電圧は、各リールドラム
50、51に対する制動力解除の状態を維持できるよう
な値に設定されている。
段階に切り替えて電圧が印加される。ソレノイド68
は、第1の電圧および第2の電圧でそのストロークが決
定されるようになっている。ここで第2の電圧は第1の
電圧の約2倍としてある。したがって、第2の電圧印加
時のソレノイド68のストロークは第1の電圧印加時の
それよりも約2倍となっている。ソレノイド68のスト
ロークはブレーキ切替レバー70の回転量となって各リ
ールブレーキアーム61、62に作用し、これにより各
リールドラム50、51に対する制動力付与の状態の切
り替えが行われる。また第3の電圧は、各リールドラム
50、51に対する制動力解除の状態を維持できるよう
な値に設定されている。
【0023】図4の(a)はソレノイド68に電圧が印
加されていないときのリールブレーキ機構60の状態を
示している。このとき、各リールドラム50、51の周
面に各リールブレーキアーム61、62のゴムパッド6
5、66が当たり、各リールドラム50、51に制動力
が働く。図2の(b)はソレノイド68に第1の電圧が
印加されているときのリールブレーキ機構60の状態を
示している。このとき、ソレノイド68のストロークL
1によりテープ供給側のSリールドラム51に対する制
動のみが解除される。図2の(c)はソレノイド68に
第2の電圧が印加されているときのリールブレーキ機構
60の状態を示している。このとき、ソレノイド68の
ストロークL2(=L1×2)により各リールドラム5
0、51に対する制動が共に解除される。すなわち、リ
ールブレーキ機構60において、各リールブレーキアー
ム61、62はそれぞれ、ブレーキ切替レバー70の矢
印R方向の回転移動に伴う回転量に互いに差を設けるな
どして、以上の動作を実現している。各リールブレーキ
アーム61、62の回転量に差を設ける方法としては、
例えば、各リールブレーキアーム61、62の軸63、
64からゴムパッド65、66までの距離に差を持たし
たり、リールブレーキアーム61、62のブレーキ切替
レバー70との係合部分にカムを設けるなどの方法が考
えられる。
加されていないときのリールブレーキ機構60の状態を
示している。このとき、各リールドラム50、51の周
面に各リールブレーキアーム61、62のゴムパッド6
5、66が当たり、各リールドラム50、51に制動力
が働く。図2の(b)はソレノイド68に第1の電圧が
印加されているときのリールブレーキ機構60の状態を
示している。このとき、ソレノイド68のストロークL
1によりテープ供給側のSリールドラム51に対する制
動のみが解除される。図2の(c)はソレノイド68に
第2の電圧が印加されているときのリールブレーキ機構
60の状態を示している。このとき、ソレノイド68の
ストロークL2(=L1×2)により各リールドラム5
0、51に対する制動が共に解除される。すなわち、リ
ールブレーキ機構60において、各リールブレーキアー
ム61、62はそれぞれ、ブレーキ切替レバー70の矢
印R方向の回転移動に伴う回転量に互いに差を設けるな
どして、以上の動作を実現している。各リールブレーキ
アーム61、62の回転量に差を設ける方法としては、
例えば、各リールブレーキアーム61、62の軸63、
64からゴムパッド65、66までの距離に差を持たし
たり、リールブレーキアーム61、62のブレーキ切替
レバー70との係合部分にカムを設けるなどの方法が考
えられる。
【0024】なお、80はテープ2に対する信号記録・
再生時において、テープ走行路上でのテープ2のテンシ
ョンを検出するためのテンション検出アーム、81およ
び82はそれぞれTリールドラム50およびSリールド
ラム51の回転(回転不能状態)を検出するための回転
検出子を示している。回転検出子81、82は例えば、
透過型の光センサなどにより構成される。
再生時において、テープ走行路上でのテープ2のテンシ
ョンを検出するためのテンション検出アーム、81およ
び82はそれぞれTリールドラム50およびSリールド
ラム51の回転(回転不能状態)を検出するための回転
検出子を示している。回転検出子81、82は例えば、
透過型の光センサなどにより構成される。
【0025】次に本実施例のテープレコーダ装置におけ
るテープローディング時の動作をリールブレーキ機構6
0の動作を中心に説明する。
るテープローディング時の動作をリールブレーキ機構6
0の動作を中心に説明する。
【0026】図5はローディング開始前の状態を示して
いる。この状態において、リールブレーキ機構60は各
リールドラム50、51に対して制動を加えている。こ
の状態から、ソレノイド68に第1の電圧を印加する
と、Sリールドラム51に対する制動が解除されてSリ
ールドラム51のみが回転可能な状態となる。この後、
図6および図7に示すように、テープガイド機構を構成
するピンチレバー組立A、Tスライダー組立B、Sスラ
イダー組立Cがそれぞれ作動し、テープ2はSリールド
ラム51側から引き出されて所定のテープ搬送路が形成
され、テープローディングが完了する。
いる。この状態において、リールブレーキ機構60は各
リールドラム50、51に対して制動を加えている。こ
の状態から、ソレノイド68に第1の電圧を印加する
と、Sリールドラム51に対する制動が解除されてSリ
ールドラム51のみが回転可能な状態となる。この後、
図6および図7に示すように、テープガイド機構を構成
するピンチレバー組立A、Tスライダー組立B、Sスラ
イダー組立Cがそれぞれ作動し、テープ2はSリールド
ラム51側から引き出されて所定のテープ搬送路が形成
され、テープローディングが完了する。
【0027】次にソレノイド68に第2の電圧を印加す
る。この第2の電圧は第1の電圧の約2倍とされソレノ
イド68のストロークも約2倍となる。この結果、図1
に示すように、リールブレーキ機構60のTリールドラ
ム50に対する制動も解除され、両リールドラム50、
51が無拘束となり、テープ2の早送り、巻き戻し、記
録、再生等の可能な状態となる。この後、テープ2のア
ンローディングを開始するまで、各リールドラム50、
51に対する制動解除の状態を維持するため、第3の電
圧をソレノイド68に印加し続ける。
る。この第2の電圧は第1の電圧の約2倍とされソレノ
イド68のストロークも約2倍となる。この結果、図1
に示すように、リールブレーキ機構60のTリールドラ
ム50に対する制動も解除され、両リールドラム50、
51が無拘束となり、テープ2の早送り、巻き戻し、記
録、再生等の可能な状態となる。この後、テープ2のア
ンローディングを開始するまで、各リールドラム50、
51に対する制動解除の状態を維持するため、第3の電
圧をソレノイド68に印加し続ける。
【0028】またテープ2をアンローディングする場合
は、まずソレノイド68に第3の電圧に代えて第1の電
圧を印加する。これにより、Tリールドラム50にのみ
制動を加えた後、テープガイド機構を構成するピンチレ
バー組立A、Tスライダー組立B、Sスライダー組立C
をローディング時と逆方向に動作させる。これと同時
に、Sリールドラム51を通常のテープ供給時と逆方向
に回転させてテープ2をカセット内のテープ供給側リー
ルに巻回する。
は、まずソレノイド68に第3の電圧に代えて第1の電
圧を印加する。これにより、Tリールドラム50にのみ
制動を加えた後、テープガイド機構を構成するピンチレ
バー組立A、Tスライダー組立B、Sスライダー組立C
をローディング時と逆方向に動作させる。これと同時
に、Sリールドラム51を通常のテープ供給時と逆方向
に回転させてテープ2をカセット内のテープ供給側リー
ルに巻回する。
【0029】このとき、Sリールドラム51が何らの原
因により回転不能となることがある。この場合、Sリー
ルドラム51が回転不能であることが回転検出子82に
よって検出され、ソレノイド68に対し第1の電圧に代
えて第2の電圧を印加して、各リールドラム50、51
に対する制動を解除した後、第3の電圧をソレノイド6
8に印加してこの状態を保持する。これと同時にSリー
ルドラム50を回転させてテープ2をカセット内のテー
プ巻取側リールに巻回する。
因により回転不能となることがある。この場合、Sリー
ルドラム51が回転不能であることが回転検出子82に
よって検出され、ソレノイド68に対し第1の電圧に代
えて第2の電圧を印加して、各リールドラム50、51
に対する制動を解除した後、第3の電圧をソレノイド6
8に印加してこの状態を保持する。これと同時にSリー
ルドラム50を回転させてテープ2をカセット内のテー
プ巻取側リールに巻回する。
【0030】テープアンローディングの終了後、ソレノ
イド68に対する電圧印加を停止する。これにより図5
の状態に戻る。
イド68に対する電圧印加を停止する。これにより図5
の状態に戻る。
【0031】かくして本実施例のテープレコーダ装置で
は、ソレノイド68に印加する電圧の切り替えによって
ソレノイド68のストロークを段階的に切り替え、これ
により一つのリールブレーキ機構60で、各リールドラ
ム50、51に同時に制動を加えた状態、テープ巻取側
のTリールドラム50のみに制動を加えた状態、各リー
ルドラム50、51に対する制動を共に解除した状態を
それぞれとり得るようにした。したがって、従来必要と
していたテープ巻取側のTリールドラム専用のリールブ
レーキ機構を排除でき、リールブレーキ機構の構成を簡
易化して、装置の小型、軽量化に寄与することができ
る。
は、ソレノイド68に印加する電圧の切り替えによって
ソレノイド68のストロークを段階的に切り替え、これ
により一つのリールブレーキ機構60で、各リールドラ
ム50、51に同時に制動を加えた状態、テープ巻取側
のTリールドラム50のみに制動を加えた状態、各リー
ルドラム50、51に対する制動を共に解除した状態を
それぞれとり得るようにした。したがって、従来必要と
していたテープ巻取側のTリールドラム専用のリールブ
レーキ機構を排除でき、リールブレーキ機構の構成を簡
易化して、装置の小型、軽量化に寄与することができ
る。
【0032】さらに、本実施例では、テープアンローデ
ィング時にSリールドラム51が回転不能となった場
合、ソレノイド68に対し第2の電圧を印加して各リー
ルドラム50、51に対する制動を共に解除し、Tリー
ルドラム50の回転によってテープ2をTリールドラム
50側に巻き取ってカセット内に収納することができ
る。
ィング時にSリールドラム51が回転不能となった場
合、ソレノイド68に対し第2の電圧を印加して各リー
ルドラム50、51に対する制動を共に解除し、Tリー
ルドラム50の回転によってテープ2をTリールドラム
50側に巻き取ってカセット内に収納することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープレコ
ーダ装置によれば、複数の接触部を有する制動部材を移
動させて、各回転体に同時に制動を加えた状態、テープ
巻取側の第2の回転体のみに制動を加えた状態、各回転
体に対する制動を共に解除した状態が得られる。したが
って、簡単な構造でありながら信頼性に優れたリールブ
レーキ機構を実現でき、特にテープアンローディング時
にテープ供給側の第1の回転体の駆動系が故障しても、
テープ巻取側の第2の回転体の駆動系を用いてテープ収
納筐体へのテープ収納を行うことができ、テープ損傷な
どを回避することができる。
ーダ装置によれば、複数の接触部を有する制動部材を移
動させて、各回転体に同時に制動を加えた状態、テープ
巻取側の第2の回転体のみに制動を加えた状態、各回転
体に対する制動を共に解除した状態が得られる。したが
って、簡単な構造でありながら信頼性に優れたリールブ
レーキ機構を実現でき、特にテープアンローディング時
にテープ供給側の第1の回転体の駆動系が故障しても、
テープ巻取側の第2の回転体の駆動系を用いてテープ収
納筐体へのテープ収納を行うことができ、テープ損傷な
どを回避することができる。
【図1】本発明に係る一実施例のテープレコーダ装置の
構成を説明するための平面図である。
構成を説明するための平面図である。
【図2】図1におけるソレノイドに印加される設定電圧
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図2に示すソレノイドに印加される電圧とソレ
ノイドのストロークとの関係を示した図である。
ノイドのストロークとの関係を示した図である。
【図4】図3に示すソレノイドのストロークとリールブ
レーキ機構の状態との関係を示した図である。
レーキ機構の状態との関係を示した図である。
【図5】図1のテープレコーダ装置のローディング開始
前の状態を示す平面図である。
前の状態を示す平面図である。
【図6】図1のテープレコーダ装置のローディング時の
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図7】図1のテープレコーダ装置のローディング終了
直後の状態を示す平面図である。
直後の状態を示す平面図である。
【図8】従来のテープレコーダ装置の構成を説明するた
めの平面図である。
めの平面図である。
【図9】図8のテープレコーダ装置におけるローディン
グ開始前の状態を示す平面図である。
グ開始前の状態を示す平面図である。
【図10】図8のテープレコーダ装置のローディング時
の状態を示す平面図である。
の状態を示す平面図である。
【図11】図8のテープレコーダ装置のローディング終
了直後の状態を示す平面図である。
了直後の状態を示す平面図である。
1…メインシャーシ、2…テープ、3…回転ヘッドドラ
ム、4…キャプスタン軸、5A、5B…固定ガイドロー
ラ、A…ピンチレバー組立、B…Tスライダ組立、C…
Sスライダ組立、50…Tリールドラム、51…Sリー
ルドラム、60…リールブレーキ機構、61、62…リ
ールブレーキアーム、65、66…ゴムパッド、67…
ブレーキバネ、68…ソレノイド、70…ブレーキ切替
レバー。
ム、4…キャプスタン軸、5A、5B…固定ガイドロー
ラ、A…ピンチレバー組立、B…Tスライダ組立、C…
Sスライダ組立、50…Tリールドラム、51…Sリー
ルドラム、60…リールブレーキ機構、61、62…リ
ールブレーキアーム、65、66…ゴムパッド、67…
ブレーキバネ、68…ソレノイド、70…ブレーキ切替
レバー。
Claims (3)
- 【請求項1】 テープ収納筐体に収納されたテープに対
する信号記録・再生を行うヘッドと、 前記テープ収納筐体より前記テープを前記ヘッドの信号
記録・再生面と接触する位置まで引き出して所定のテー
プ搬送路を形成するテープガイド機構と、 前記テープ収納筐体内の供給側テープ巻回体と係合され
てこの供給側テープ巻回体を回転駆動するための第1の
回転体と、 前記テープ収納筐体内の巻取側テープ巻回体と係合され
てこの巻取側テープ巻回体を回転駆動するための第2の
回転体と、 前記第1の回転体および前記第2の回転体と接触してこ
れら回転体の回転に制動を加えるための複数の接触部を
有し、かつこれらの接触部が、前記各回転体とそれぞれ
接触する第1の位置、前記第2の回転体にのみ接触する
第2の位置、並びに前記各回転体のどちらにも接触しな
い第3の位置との間で移動可能に設けられた制動部材
と、 前記制動部材を前記第1の位置、第2の位置、並びに第
3の位置との間で移動させる駆動手段とを具備すること
を特徴とするテープレコーダ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のテープレコーダ装置にお
いて、 前記テープガイド機構により、前記テープ収納筐体から
前記テープを前記ヘッドの信号記録・再生面と接触する
位置まで引き出して所定のテープ搬送路を形成する際、
前記制動部材を前記第1の位置から前記第2の位置に移
動させ、前記テープ搬送路の形成完了後、前記制動部材
を前記第3の位置に移動させるよう前記駆動手段を制御
すると共に、前記テープを前記テープ収納筐体に収納す
る際、前記制動部材を前記第3の位置から前記第2の位
置に移動させると共に前記第1の回転体をテープ供給時
と逆方向に回転して前記テープを前記供給側テープ巻回
体に巻回するよう制御を行う手段を有することを特徴と
するテープレコーダ装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のテープレコーダ装置にお
いて、 前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、 前記第2の回転体を駆動する、前記第1の駆動手段と独
立した第2の駆動手段と、 前記第1の回転体の回転を検出する検出手段と、 前記テープの前記テープ収納筐体への収納時、前記検出
手段により前記第1の回転体の回転不能状態が検出され
た場合、前記制動部材を前記第2の位置から前記第3の
位置に移動させると共に、前記第2の駆動手段を駆動し
て前記第2の回転体を回転し前記テープを前記巻取側テ
ープ巻回体に巻回するよう制御を行う手段とを有するこ
とを特徴とするテープレコーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11433693A JPH06325437A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | テープレコーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11433693A JPH06325437A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | テープレコーダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325437A true JPH06325437A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14635244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11433693A Withdrawn JPH06325437A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | テープレコーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325437A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507062A (ja) * | 2013-02-11 | 2016-03-07 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 体液を分析するための携帯型医療機器およびシステム |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP11433693A patent/JPH06325437A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507062A (ja) * | 2013-02-11 | 2016-03-07 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 体液を分析するための携帯型医療機器およびシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |