JPH02141262A - サーマルヘッド及びその製造方法 - Google Patents

サーマルヘッド及びその製造方法

Info

Publication number
JPH02141262A
JPH02141262A JP29579888A JP29579888A JPH02141262A JP H02141262 A JPH02141262 A JP H02141262A JP 29579888 A JP29579888 A JP 29579888A JP 29579888 A JP29579888 A JP 29579888A JP H02141262 A JPH02141262 A JP H02141262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
oxide film
heating resistor
heat generating
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29579888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0737147B2 (ja
Inventor
Toshio Tagami
田上 俊男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP63295798A priority Critical patent/JPH0737147B2/ja
Publication of JPH02141262A publication Critical patent/JPH02141262A/ja
Publication of JPH0737147B2 publication Critical patent/JPH0737147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファクシミリやプリンタ等において印字ヘッ
ドとして使用されるサーマルヘッド及びその製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来のサーマルヘッドを概略的に示す断面図で
ある。
同図において、1は放熱マウント、2は放熱マウント1
上に備えられたグレーズドアルミナ基板、3はアルミナ
基板2上に備えられた発熱抵抗体層である。また、4は
発熱抵抗体層3上であって発熱部となる部分3aを除く
範囲に形成されたCr又はNiCrよりなる密着層、5
は密着層4上に備えられた約1μm厚のAu薄膜層であ
る。さらに、6はAu薄膜層5上に形成された数十A厚
のCr又はNiCrよりなる酸化膜、7は発熱抵抗体3
の発熱部3a上を覆い酸化膜6上にまで広がる2〜5μ
m厚の保護膜、8は酸化PA6上に備えられた約1μm
厚のAuめっき膜である。
上記酸化膜6は発熱抵抗体層3の表面を酸化させるため
及び焼戻し効果により発熱抵抗体層の抵抗値を安定化さ
せるための熱処理(300°C)の工程によって、密着
層4のCr又はNiがAu薄膜層5の中に拡散して表面
で酸素と結合して形成される層である。そして、この密
着層4は保護膜7の密着性を確保ず機能を持つ。この熱
処理工程を含まなりればAu薄膜層5上に直接ボンディ
ングか可能になるが、この場合には発熱抵抗体層3の安
定化ができないのみならず、Au薄膜層5と保護膜7と
の密着性を良好に確保できなくなため、この工程を除く
ことはできなかっな。
ところで、上記Auめっき膜8はドライバIC等のワイ
ヤとのボンディング性を良好に確保するための層であり
、電気メツキや焦電解メツキによって形成される。Au
めつき膜8上にはドライバIC9が備えられ、そのボン
ディングワイヤ10をAuメツキ膜8に接続している。
仮に、このAuメツキ膜8がなく酸化膜6に直接ボンデ
ィングワイヤ10を接続したとすると、Au薄膜層5と
の電気的接続はW保されるか、酸化膜6が数十Aと薄い
ためボンディング強度が十分得られず使用に適さないも
のとなる。Allめっき膜8はこのために必要なもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例においては、ドライバIC9
のボンディング性を良好にするためにAUめっき膜8を
約1μm厚に形成しているので、この分の材料コスト及
び加工コストが製品価格を上昇させるという問題があっ
た。
特に、浮き島パターンにワイヤボンディングをするため
には、強度上の要請から1μmより厚い無電解厚付けめ
っきを施さなければならず、製品価格が非常に高くなる
という問題があった。
そこで、本発明は上記したような従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
Au薄膜層を露出させボンディング可能領域を確保する
ことで、製品価格の低いサーマルヘッド及びその製造方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るサーマルヘッドは、絶縁基板と、上記絶縁
基板上に備えられた発熱抵抗体層と、上記発熱抵抗体層
上の発熱部となる部分を除く所定範囲に備えられた密着
層と、上記密着層上に備えられ、上記発熱抵抗体層に電
流を供給するためのAu薄膜層と、上記Au薄膜層が所
定範囲で露出するように、上記Au薄膜層上に備えられ
た酸化膜と、上記発熱抵抗体層の発熱部上と上記酸化膜
上に備えられた保護膜とを有することを特徴としている
また、本発明に係るサーマルヘッドの製造方法は、絶縁
基板上に発熱抵抗体層を形成する工程と、上記発熱抵抗
体層の発熱部となる部分を除く所定範囲に密着層を形成
する工程と、上記密着層上にAu薄膜層を形成する工程
と、上記Au薄膜層上に酸化物層を形成する工程と、上
記発熱抵抗体層の発熱部上と上記酸化膜上に保護膜を形
成する工程と、上記酸化物層をエツチング除去し上記A
u薄膜層の所定範囲を露出させる工程とを有することを
特徴としている。
〔作 用〕
本発明においては、発熱抵抗体層に電流を供給するため
のAu薄膜層が所定範囲で露出するよう形成されている
ので、特別に別の層を設けることなく、ドライバIC等
のボンディング可能領域が確保されている。
また、本発明の製造方法においては、Au薄膜層上に酸
化膜を形成し、発熱抵抗体層の発熱部上と酸化膜上に保
護膜を形成した後に、逆スパツタリング等のエツチング
により酸化膜を除去するので、酸化膜は保護膜の形成さ
れない範囲で除去される。従って、保護膜は密着性の良
好な酸化j模と密着することとなる。
〔実施例〕
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るサーマルヘッドの一実施例を示す
概略断面図である。同図において、第2図と同一の構成
部分には同一の符号を付して説明する。即ち、1は放熱
マウント、2はグレーズドアルミナ基板(絶縁基板)、
3は発熱抵抗体層、4は発熱抵抗体層3の発熱部となる
部分3aを除く領域に形成されたCr又はNiCrより
なる密着層、5は約1μm厚のAu薄膜層である。また
、6はCr又はNiCrの酸化膜、7は発熱抵抗体3の
発熱部3a上を覆い酸化膜6上にまで広がる2〜5μm
厚の保護膜である。
そして、上記構成のサーマルヘッドは以下のように製造
される。
先ず、グレーズドアルミナ基板2上にスパッタリング法
又は蒸着法により発熱抵抗体層3、その上に密着層4、
さらにその上にA 1]薄膜層5を形成する。
次に、発熱抵抗体層3の安定化のための熱処理(300
’C)を施す。このとき密着層4のCrがAu薄膜層5
の中に拡散して表面で酸素と結合して酸化膜6が形成さ
れる。この層は保護膜7の密着性を良好にする働きを持
つ。
次に、スパッタリング法又は蒸着法により発熱抵抗体層
3の発熱部3上と酸化膜6上に保護膜7を形成する。
その後、酸化膜6を逆スパツタリングによりエツチング
して除去し、酸化膜6が除去された部分にAu薄膜層5
を露出させる。ここで、逆スパツタリングにより保護膜
7も僅かに除去される保護膜7の厚さに比べ小さく機能
は損なわれない。また、酸化[3の除去方法としては逆
スパツタリング法が適しているが硝酸第二セリウムアン
モニウム溶液によっても除去できる。
上記工程により製造されたサーマルヘッドは、Au薄膜
層5を露出させているので、ドライバIC9のボンディ
ングワイヤ10を直接Au薄膜層5に取り付けることか
できる。従って、第2図に示す従来例のように酸化膜上
にA +」めつき膜を備える必要がなく、材料コスト及
び加工コストが節約できるので、製品価格の大幅な低減
を図ることかできる。
また、本実施例の製造方法においては、Au薄膜層5上
に酸化膜6を形成し、発熱部3a上と酸化膜6上に保護
膜7を形成した後に、エツチングにより酸化膜6を除去
するので、酸化膜6は保護膜7の形成されない範囲で除
去される。従って、保護膜を密着性の良好な酸化膜と密
着させることができる。尚、逆スパツタリングによるエ
ツチングレートは高いためエツチングに要する加工時間
は短く加工コストへの影響は極めて小さい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ドライバICの
ボンディングワイヤ等を直接Au薄膜層に取り付けるこ
とができるので、従来のように酸化膜上に別にAuめっ
き膜を備える必要がなく、その分材料コスト及び加工コ
ストが節約でき、製品価格の低減を図ることができる。
また、本発明の製造方法によれは、Au薄膜層上に酸化
膜を形成し、発熱部上と酸化膜上に保護膜を形成した後
に、保護1摸の形成されない範囲で酸化膜を除去するの
で、保護膜の良好な密着性を確保できる。尚、本発明の
製造方法はエツチング工程か加えられており、その加工
コストがかかるが、従来のAuめっき膜形成工程に比べ
て極めて小さく、全体としてみれば製品価格を大幅に低
減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサーマルヘッドの一実施例を示す
概略断面図、 第2図は従来のサーマルヘッドを示す概略断面図である
。 2・・・グレーズドアルミナ基板(絶縁基板)、3・・
・発熱抵抗体層、 4・・・密着層、 5・・・Au薄膜層、 6・・・酸化膜、 7・・・保護膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁基板と、 上記絶縁基板上に備えられた発熱抵抗体層と、上記発熱
    抵抗体層上の発熱部となる部分を除く所定範囲に備えら
    れた密着層と、 上記密着層上に備えられ、上記発熱抵抗体層に電流を供
    給するためのAu薄膜層と、 上記Au薄膜層が所定範囲で露出するように、上記Au
    薄膜層上に備えられた酸化膜と、 上記発熱抵抗体層の発熱部上と上記酸化膜上に備えられ
    た保護膜とを有することを特徴とするサーマルヘッド。 2、絶縁基板上に発熱抵抗体層を形成する工程と、 上記発熱抵抗体層の発熱部となる部分を除く所定範囲に
    密着10を形成する工程と、 上記密着層上にAu薄膜層を形成する工程と、上記Au
    薄膜層上に酸化物層を形成する工程と、上記発熱抵抗体
    層の発熱部上と上記酸化膜上に保護膜を形成する工程と
    、 上記酸化物層をエッチング除去し上記Au薄膜層の所定
    範囲を露出させる工程とを有することを特徴とするサー
    マルヘッドの製造方法。
JP63295798A 1988-11-22 1988-11-22 サーマルヘッド及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0737147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63295798A JPH0737147B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 サーマルヘッド及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63295798A JPH0737147B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 サーマルヘッド及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02141262A true JPH02141262A (ja) 1990-05-30
JPH0737147B2 JPH0737147B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=17825300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63295798A Expired - Lifetime JPH0737147B2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 サーマルヘッド及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737147B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049095A1 (ja) * 2004-11-04 2006-05-11 Rohm Co., Ltd. サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
US7697020B2 (en) 2004-11-04 2010-04-13 Rohm Co., Ltd. Thermal print head and method for manufacturing same
JP5638627B2 (ja) * 2010-12-25 2014-12-10 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689968A (en) * 1979-12-24 1981-07-21 Fujitsu Ltd Manufacturing of thermal head

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689968A (en) * 1979-12-24 1981-07-21 Fujitsu Ltd Manufacturing of thermal head

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049095A1 (ja) * 2004-11-04 2006-05-11 Rohm Co., Ltd. サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP2006130707A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Rohm Co Ltd サーマルヘッドおよびその製造方法
US7697020B2 (en) 2004-11-04 2010-04-13 Rohm Co., Ltd. Thermal print head and method for manufacturing same
JP4633442B2 (ja) * 2004-11-04 2011-02-16 ローム株式会社 サーマルヘッド
JP5638627B2 (ja) * 2010-12-25 2014-12-10 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0737147B2 (ja) 1995-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4021767A (en) Hall element and method of manufacturing same
JPH0222540B2 (ja)
JPH02141262A (ja) サーマルヘッド及びその製造方法
JPH0661012A (ja) 薄膜サーミスタ
JPS61283573A (ja) 熱線放射ヘツドの製造方法
JPH0521522A (ja) 半導体チツプ実装方法
JP2593524Y2 (ja) ハイブリッドic
JP2714691B2 (ja) 電子部品搭載用基板の製造方法
JPS5811112B2 (ja) 基板
JPH10340933A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04296088A (ja) 厚膜混成集積回路体
JPH0793329B2 (ja) 半導体ペレツトの固定方法
JPS63107566A (ja) サ−マルヘツド
JPH01264233A (ja) 混成集積回路の電極構造
JPS61121963A (ja) サ−マルヘツド
JPH05345434A (ja) サーマルヘッドの製造方法
JPS59140076A (ja) サ−マルヘツド
JPS60192659A (ja) サ−マルヘツド
JPH05330115A (ja) サーマルヘッド
JPH0781115A (ja) サーマルプリントヘッド
JPH02299860A (ja) サーマルヘッド
JPH07223328A (ja) サーマルプリントヘッド及びその製造方法
JPS631083A (ja) 熱電効果素子
JPS63273393A (ja) 混成集積回路装置
JPH0311738A (ja) 薄膜導体パターンの形成方法