JPH02140376A - 車両のドアロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両のドアロック装置、特に、運転席のドア
のドアロック機構のロック・アンロック作動に連動させ
て他のドアのドアロック機構に同一の作動を行わせるよ
うに構成されたドアロック装置に関するものである。

〔従来の技術］ 車両のドアロック装置において、例えば、各ドアにドア
ロック機構をロック又はアンロック作動させるソレノイ
ド等の作動手段を設け、運転席のドアのロック又はアン
ロック作動に連動させて他のドアに同一の作動を行わせ
るように構成したものが知られている。

（発明が解決しようとする課題〕 ところで、従来、車両から外出する際に、エンジンキー
を車外に持ち出すのを失念したままドアロック機構をロ
ック作動させることにより、エンジンキーを車室内に閉
じ込み状態としてしまう事故が頻発していた。

その対策として、キーシリンダにエンジンキーが装着さ
れているか否かを検出するキースイッチと、ドアが開扉
されているか否かを検出するドアスイッチとを設け、エ
ンジンキーが装着されており、かつ、ドアが開扉状態で
あることが検出された時には、ドアロック装置がロック
作動されても強制的にアンロック状態に戻されるように
構成したものが提案されている（実公昭５６−７６４６
号公報参照）。

これに対し、本発明は、前述の如く、運転席のドアのロ
ック・アンロック作動に他のドアを連動させるようにし
たタイプのドアロック装置において、上述の公報に示さ
れるものとは異なる方法によりエンジンキーの閉じ込み
防止を図るものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る車両のドアロック装置は、各ドアのドアロ
ック機構をロック又はアンロック作動させる作動手段を
備え、運転席のドアのロック又はアンロック作動に連動
させて他のドアに同一の作動を行わせるようにした車両
のドアロック装置において、エンジンキーが装着されて
いるか否かを検出するキースイッチと、運転席のドアが
開扉されているか否かを検出するドアスイッチと、上記
両スイッチによりエンジンキーが装着されており、かつ
、運転席のドアが開扉されていることが検出された時に
、運転席のドアがロック作動されても他のドアは連動し
てロック作動されないように制御する制御手段とが備え
られていることを特徴とするものである。

（作　用〕 上記の構成によれば、車両から外出する際に、エンジン
キーを装着したまま運転席のドアを開き、運転席のドア
のドアロック機構をロック作動した場合には、他のドア
は連動してロック作動されることがないので、少なくと
も上記他のドアはアンロック状態が維持されることにな
る。従って、エンジンキーを装着したまま運転席のドア
をロックした場合でも、上記他のドアを開扉してエンジ
ンキーを取り出すことができる。これにより、全てのド
アのロック・アンロックを運転席のドアに連動させるよ
うにしたドアロック装置において、簡単な構成で、エン
ジンキーの閉じ込みを防止できるようになる。

〔実施例］ 本発明の一実施例を第１図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。

この実施例は２ドアタイプの車両に関するものであって
、第１図に示すように、ドアロック装置の制御回路はＣ
ＰＵ　（中央処理装置）ｌを備えている。ＣＰＵＩには
、キースイッチ３とドアスイッチ４とが接続されている
。

キースイッチ３は、バッテリ２に接続され、エンジンキ
ーがキーシリンダに装着されている時には閉、キーシリ
ンダから抜かれている時には開となるように構成されて
いる。一方、ドアスイッチ４は、アースに接続され、運
転席のドアが開扉されている時には閉、閉扉されている
時には開となるように構成されている。

上記キースイッチ３とドアスイ・ンチ４がともに閉成さ
れると、バッテリ２→キースイツチ３→ＣＰＵｌ−ドア
スイッチ４−アース間が導通し、これにより、エンジン
キーがキーシリンダに装着されており、かつ、運転席の
ドアが開扉状態であって、閉じ込み発生条件が満たされ
ていることが検出されるようになっている。

ＣＰＵＩには、運転席のドアに設けられ、運転席及び助
手席のドアのドアロック機構のロック又はアンロックを
指示する運転席側ドアロツタスイッチ５と、助手席のド
アに設けられ、助手席のドアのドアロック機構のロック
又はアンロックを指示する助手席側ドアロックスイッチ
６とが接続されている。

又、ＣＰＵＩには、運転席と助手席の各ドアのドアロッ
ク機構におけるロックリンクに連動してロック時に開、
アンロック時に閉となるように構成され、各ドアのドア
ロック機構がロック・アンロックのいずれの状態にある
かを検出する運転席側口ツタ・アンロック検出スイッチ
７及び助手席側ロック・アンロック検出スイッチ８によ
る検出信号が入力されるようになっている。

運転席と助手席のドアに設けられた各ドアロック機構を
ロック又はアンロック作動させるため、それぞれ作動手
段としてのモータ１０・１１が設けられている。モータ
１０・１１はＣＰＬｌｌからの指令により、口・−り用
リレー１２とアンロック用リレー１３のいずれかがバッ
テリ２側に切り換えられることにより、バッテリ２から
の給電方向、つまり、回転方向が選択され、運転席及び
助手席のドアのドアロック機構をロック又はアンロック
作動させるようになっている。

なお、ＣＰＵ　１は、キーシリンダにエンジンキーが装
着され、かつ、運転席のドアが開扉状態となっていて、
上記の閉じ込み発生条件が満たされていることがキース
イッチ３及びドアスイッチ４により検出された時には、
運転席側ドアロックスイッチ５がロック側に操作されて
も、モータ１０により運転席のドアのドアロック機構を
ロック作動させるのみで、助手席のドアのドアロック機
構は運転席側に連動させないように構成されている。

上記の構成によれば、車両から外出する際に、エンジン
キーをキーシリンダに装着したまま、運転席側ドアを開
き、運転席側ドアロックスイッチ５によりロック作動を
指令しても、ＣＰＵＩｏにより助手席のドアはアンロッ
ク状態を保持されるので、仮に、運転席側のドアがロッ
クされても、助手席のドアを開扉してエンジンキーを取
り出すことができる。このようにして、エンジンキーの
閉じ込みが回避される。

一方、通常は、すなわち、上記の閉じ込み発生条件が満
たされていない時には、運転席側ドアロツタスイッチ５
をロック又はアンロック側に操作すると、ＣＰＵＩはそ
れに応じて、モータ１０により運転席のドアのドアロッ
ク機構をロック又はアンロック作動させるとともに、モ
ータ１１により助手席のドアのドアロック機構に運転席
のドアのドアロック機構に連動させて、運転席のドアの
ドアロック機構と同一の作動を行わせる。

又、助手席側ドアロックスイッチ６をロック側又はアン
ロック側に操作すると、ＣＰＵＩは、モータ１１により
助手席のドアのドアロック機構のみをロック又はアンロ
ツタ操作させる。

上記の実施例によれば、閉じ込み発生条件が満たされた
状態で、運転席側ドアロツタスイッチ５によりロック作
動が指示された際に、助手席側のドアを連動させないで
、助手席のドアのみをアンロック状態に保持するように
したが、これに代えて、閉じ込み発生条件が満たされた
状態で、運転席側ドアロックスイッチ５によりロック作
動が指示された際に、助手席のドアを連動させないばか
りでなく、運転席側のドアのロックも禁止して、全ての
ドアをアンロック状態とするように制御することもでき
る。

なお、上記の実施例は、２ドアタイプの車両について述
べたが、４ドアタイプの車両においても、同様の制御を
行い、閉じ込み発生条件が満たされた状態で、運転席側
ドアロツタスイッチにより全てのドアのロックが指示さ
れた際に、少なくとも運転席のドア以外のドアを連動さ
せずにアンロック状態を保持させるようにしても良い。

又、作動手段として、モータ１０・１１以外にソレノイ
ド等を使用することもできる。

ところで、上述の如（、閉じ込み発生条件が満たされた
時に、運転者が閉じ込み防止機能が働いたことに気付か
ずにそのまま車両を離れると、少なくとも運転席のドア
以外のドアはアンロック状態となっているので、盗難が
発生しやすくなるものである。そのため、盗難防止の観
点から、閉じ込み防止機能が働いてから所定時間、例え
ば、３分間程度経過した段階で、全てのドアのドアロッ
ク機構をロック作動させるように構成することが好まし
い。

〔発明の効果〕

本発明に係る車両のドアロック装置は、以上のように、
各ドアのドアロック機構をロック又はアンロック作動さ
せる作動手段を備え、運転席のドアのロック又はアンロ
ック作動に連動させて他のドアに同一の作動を行わせる
ようにした車両のドアロック装置において、エンジンキ
ーが装着されているか否かを検出するキースイッチと、
運転席のドアが開扉されているか否かを検出するドアス
インチと、上記両スイッチによりエンジンキーが装着さ
れており、かつ、運転席のドアが開扉されていることが
検出された時に、運転席のドアがロック作動されても他
のドアは連動してロック作動されないように制御する制
御手段とが備えられている構成である。

これにより、車両から外出する際に、エンジンキーを装
着したまま運転席のドアを開き、運転席のドアのドアロ
ツタ機構をロック作動した場合には、上記他のドアは連
動してロック作動されることがないので、少なくとも上
記他のドアはアンロック状態が維持される。従って、エ
ンジンキーを装着したまま運転席のドアをロックした場
合でも、他のドアを開扉してエンジンキーを取り出すこ
とができる。このようにして、全てのドアのロック・ア
ンロックを運転席のドアに連動させるようにしたドアロ
ツタ装置において、エンジンキーの閉じ込みを簡単な構
成で防止することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るドアロツタ装置の制御回
路を示す回路図である。 ■はＣＰＵ　（制御手段）、３はキースイッチ、４はド
アスイッチ、１０−１１はモータ（作動手段）である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、各ドアのドアロック機構をロック又はアンロック作
   動させる作動手段を備え、運転席のドアのロック又はア
   ンロック作動に連動させて他のドアに同一の作動を行わ
   せるようにした車両のドアロック装置において、 エンジンキーが装着されているか否かを検出するキース
   イッチと、運転席のドアが開扉されているか否かを検出
   するドアスイッチと、上記両スイッチによりエンジンキ
   ーが装着されており、かつ、運転席のドアが開扉されて
   いることが検出された時に、運転席のドアがロック作動
   されても他のドアは連動してロック作動されないように
   制御する制御手段とが備えられていることを特徴とする
   車両のドアロック装置。