JPH021394Y2 - - Google Patents

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JPH021394Y2
JPH021394Y2 JP18284484U JP18284484U JPH021394Y2 JP H021394 Y2 JPH021394 Y2 JP H021394Y2 JP 18284484 U JP18284484 U JP 18284484U JP 18284484 U JP18284484 U JP 18284484U JP H021394 Y2 JPH021394 Y2 JP H021394Y2
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wedge
fitting
adjustment
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chord member
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術の利用分野) 本考案は建設現場等において仮設用に使用さ
れ、かつ長さの調節可能な型枠支保梁に関する。
(従来技術) 梁の全長を調節可能にした型枠支保梁として
は、従来一般に梁本体と調節金具との組合せによ
つて構成され、この両者の固定方法としてはピン
方式と楔方式とに大きく分けられる。しかして両
方式とも次の如くそれぞれ一長一短がある。
(A) ピン固定方式: (1) 梁の調整長さがピンの取付孔のピツチによつ
て決定されるため、微調整がきかず、任意の位
置において固定することが不可能である。
(2) ピンを少なくとも4個所止めねばならないの
で、その芯合せ作業に時間がかかり、作業能率
が悪い。
(3) ピンの製作ならびに取扱いは容易であるが、
ピンの抜け落ち等安全上の問題があり強度的に
も劣る。
(B) 楔固定方式: (1) 梁本体に対して調整金具を任意の位置で固定
することが出来るので、梁の全長の調整範囲が
広く、微調整も可能である。
(2) 梁本体と同じ高さの調整金具を嵌入した場合
に、調整金具の端部が梁本体の下弦材に接触し
てその端部反力により、該下弦材に局部挫屈を
発生して破損の原因となる。
(3) また梁本体の高さよりも小さく製作された調
整金具であつても、該金具を梁本体の上弦材に
かかぶせるように嵌合させた場合には、該金具
の端部が本体上弦材に接触し、その端部反力が
梁本体に伝達されて局部挫屈を起す危険性があ
る。
(4) 楔の方がピンより1個当りのコストはかかる
が、強度ならびに剛性の点で優れている。
(考案の目的) 本考案は、上記の両方式の長所ならびに短所を
取捨選択した上、軽量にして強度的にも充分であ
り、かつ梁の全長の微調整も可能な型枠支保梁を
提供しようとするものである。
(考案の構成) 本考案に係る型枠支保梁は、楔打ち込み用の孔
を有する複数の束材と上弦材、下弦材等から成る
梁本体、該本体の両端面から嵌入させて梁の全長
を調節可能にする一対の調整金具、該調整金具の
下面を支持し、かつこれと前記梁本体とを任意の
位置で固定する複数の楔とから構成される。
(実施例) 以下本考案に係る型枠支保梁を、図面に掲げる
実施例に基づいて詳細に説明する。第1図は本型
枠支保梁の正面図、第2図はそのA−A断面図、
第3図はB−B断面図を表わす。1は梁本体で、
図示の如く複数の上弦材11、下弦材12、複数
の束材13、連結材14ならびに補強材15から
構成される。前記上弦材11と下弦材12の材料
としては溝型鋼を使用し、下弦材12の左右両端
部に平鋼から成る束材13を溶着し、該束材13
の上端部は上弦材11の左右に溶着させて長方形
を形成するようになす。ただし前記上弦材11は
該長方形の左右に対称的に張り出す如くにし、平
鋼から成る連結材14を上弦材11の両端と、下
弦材12の両端とを左右それぞれ溶着して斜め方
向に連結する。また前記補強材15は丸鋼を図示
の如く蛇行状に曲げ加工した後に、上弦材11と
下弦材12とに溶着して補強する。
また2は調整金具で、梁本体両端部に左右対称
に一対として構成される。すなわち上弦材21と
下弦材22とは同一寸法のみぞ型鋼から成り、か
つ第2図に示す如く前記梁本体1の上弦材11を
成す溝型鋼の内面に丁度嵌合するやゝ小さいサイ
ズを選定する。そうして上下両弦材を波形鋼板か
ら成る柱材24に嵌合させて溶着する(第3図参
照)。なお本調整金具2の高さは、前記梁本体1
の高さより強度的に支障のない範囲内で小さくす
るが、ほぼ1/2値を基準とする。更に該構成物の
左右両端部には、上弦材21および下弦材22の
巾を越えないサイズの平鋼から成る束材22,2
3を溶着する。このとき、外側の束材23は上弦
材11の溝型鋼より広巾にすると、調整金具2の
ストツパーとなり扱いよい。なお該束材23の頂
部外側には、仮設用梁として建築物の鉄骨部材で
あるH形梁材26に載置する際に必要な取付金具
25を溶着する。
さて前記梁本体1の左右両端面から、前記一対
の調整金具2,2を嵌入させ(図面では一方の調
整金具のみ表示)、その両端部の取付金具25,
25でもつてH形梁材26に本型枠支保梁を載置
する場合の所要の長さになる如く、両調整金具
2,2と梁本体1とを固定するための楔が3であ
る。一般的な建設工事では、H形梁材26と取付
金具25とを連結する際に、H形梁材26に溶着
したL形鋼27を介して、取付金具25とボル
ト・ナツト結合されることが多い。第2図に示す
如く該楔3の上面は、前記調整金具2の下弦材2
2の下面と接触するように水平面とし、かつその
下面は楔の傾斜面として形成される。一方梁本体
1の束材13,13には、前記楔3が打込まれる
ように楔用孔16と16′とをあらかじめ設ける
が、楔3の形状に適合する如く、前記孔のうち1
6は16′よりも長径が長い(第2図参照)。
次に本型枠支保梁の作用について記述する。梁
本体1は、前述の如く上弦材11、下弦材12、
束材13、連結材14ならびに補強材15とから
構成されて、その断面形状は中空の箱型を形成し
ている。一方一対の調整金具2,2は、あらかじ
めその断面巾が前記梁本体1の断面巾よりやゝ小
さくなるように製作されているので、梁本体1の
左右両端面から自在に出入することが可能であ
る。よつて図示の如く梁本体1の上弦材11の溝
型を成している内面と、調整金具2の上弦材21
の同じく外面とが当接するように、梁本体1の両
端面から調整金具2,2を嵌入させ、梁の全長が
丁度仮設用梁として建設現場で梁材に架設する場
合の所要の長さに達した時に、楔3をその細い先
端部の方から梁本体1の束材13に設けた楔用孔
16から16′に向つて打込む。従つて調整金具
2は、その下弦材22の下面と前記楔3の上面と
が接触して支持され、楔3が押込まれるのに伴つ
て調整金具2を押上げる楔作用により梁本体1に
確実に固定されるに至る。
以上のようにして組立てられた型枠支保梁を、
建設現場の梁材もしくは梁型枠の側板上に、両端
の取付金具25,25によつて架設し、取付けを
完了する。しかる後に床板のコンクリート打設作
業を施工し、そのコンクリートが硬化してから、
上記と逆に楔3を取り除いて梁本体1と調整金具
2とを解体し、次の建設現場で反覆使用すること
が可能である。
本考案は、上記実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更し得るこ
とは言うまでもない。
(考案の効果) 以上詳述した通りの構成ならびに作用から明白
なる如く、本考案に係る型枠支保梁を利用すれ
ば、従来用いられたピン固定式のみならず、楔固
定式の長さ調整可能な仮設用梁の短所を排除した
上、更に次の如き長所を発揮することが出来る。
(1) 一対の調整金具を楔の水平上面でスライドさ
せる方式であるため、梁の全長を適宜所望の位
置で調節し、かつ確実に固定することが可能で
ある。
(2) 梁本体に嵌入する調整金具の高さを、その強
度上支障のない範囲内で小さくしたので、梁全
体の軽量化が達成される。
(3) 当然建設現場への運搬、取扱いも容易となつ
て作業能率が向上し、また資材の節減ともな
り、コストダウンに貢献する。
(4) 材料力学的見地からは、梁本体の上弦材より
やゝ小さい上弦材から成り、かつその高さが梁
本体の高さよりも小さい一対の調整金具を、梁
本体の両端面から嵌入させるので、調整金具の
端部が梁本体の下弦材もしくは上弦材に当接し
て局部挫屈を発生する危険が全くなくなり、強
度的に甚だ安全である。
(5) また調整金具の支持点が梁本体の端部と、そ
の本体に打込む楔部となるため、該金具から梁
本体に伝達する荷重がすべて軸方向の軸力とな
り、無用の変形を起こさずに梁本体の強度を充
分に発揮することが出来る。
(6) 調整金具の柱材を波形鋼板とした為、軽量で
かつ溶接の少ない構造となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る型枠支保梁の左半部の
正面図、第2図は前図のA−A断面図、第3図は
第1図のB−B断面図を示す。 1:梁本体、2:調整金具、3:楔、11,2
1:上弦材、12,22:下弦材、13,23:
束材、14:連結材、15:補強材、16,1
6′:楔用孔、24:柱材、25:取付金具、2
6:H形梁材、27:L形鋼。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梁本体の両端面から一対の調整金具を嵌合さ
    せ、この両者を楔によつて固定して、梁の全長を
    調節することを可能にした型枠支保梁において、
    前記調整金具の高さを梁本体の高さより小さく形
    成して、調整金具の上弦材の上面と梁本体の上弦
    材の下面とが接触する如くに調整金具を梁本体内
    に挿入し、梁本体の上弦材ならびに下弦材ととも
    に箱型断面を形成する複数の束材に楔用孔を設
    け、これに上面を水平にして下面を傾斜させた楔
    を打ち込み、該楔の上面において前記調整金具の
    下面を支持して、任意の位置で調整金具を梁本体
    に固定し得るように構成したことを特徴とした長
    さ調整可能な型枠支保梁。
JP18284484U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH021394Y2 (ja)

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JP18284484U JPH021394Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP18284484U JPH021394Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JPS6198139U JPS6198139U (ja) 1986-06-24
JPH021394Y2 true JPH021394Y2 (ja) 1990-01-12

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KR100778139B1 (ko) 2006-11-22 2007-11-21 김규식 거푸집 수평 받침대 길이조절 프레임

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JPS6198139U (ja) 1986-06-24

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