JPH07207934A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH07207934A
JPH07207934A JP2377794A JP2377794A JPH07207934A JP H07207934 A JPH07207934 A JP H07207934A JP 2377794 A JP2377794 A JP 2377794A JP 2377794 A JP2377794 A JP 2377794A JP H07207934 A JPH07207934 A JP H07207934A
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JP
Japan
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large pulling
width
sleeper
receiving groove
pulling material
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JP2377794A
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Inventor
Heihachi Nakamura
村 平 八 中
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Itochu Corp
Original Assignee
Itochu Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 取扱い易い大引き材並びに大引き受けを提
供しようとするものである。 [構成] 支柱(2)上端に大引き受け(3)を介し
て大引き材(4)を取付け、大引き材(4)上面側に型
枠板(6)を支持させるコンクリート型枠において、左
右幅に対して上下幅を略2倍の寸法に形成する端面長方
形の鋼管によって前記大引き材(4)を形成すると共
に、前記大引き受け(3)の上部に設ける一対の左右側
面受板(15)(16)の間隔を前記大引き材(4)の
左右幅の2倍以上の寸法に形成し、1本または2本の大
引き材(4)を左右側面受板(15)(16)間に入り
込ませるように構成し、また上方を開放した形状で大引
き材(4)の左右幅と略等しいかまたは大きい寸法の幅
の受け溝(21)を前記側面受板(15)(16)に形
成し、1本の大引き材(4)を前記受け溝(21)内部
に入り込ませるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンクリート製
建物の天井または2階以上の床または梁、或いは高架道
路のコンクリート路面など、比較的高所にコンクリート
を打設するときに使用するコンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、支保工等を形成する支柱上端に大
引き受けを介して大引き材を横架させ、大引き材上面側
に根太などを介して型枠板を載せ、型枠板上面に鉄筋を
張ってコンクリートを打設し、建物の天井(2階以上の
床)などを構築する技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、大引
き材として四角柱状の木材を使用した場合、コストが高
い、繰返し使用回数が少ない等の不具合がある。そこ
で、大引き材として、端面が略正方形の鋼管を使用して
いるが、鋼管の中間部を支持する大引き受けを兼用して
鋼管の端部を支えていたから、2本の鋼管を連結すると
き、大引き受け上面で各鋼管の端面を対向接合させる必
要があり、高所での配置作業が容易でなく、危険であ
り、例えば、通常使用されている鋼管(100×100
×3.2mm)は大重量(9.52kg/m)であり、
高所の大引き受けの限られた上面幅(150mm)に前
記鋼管を持上げて載せるのは至難の作業であった。ま
た、重量を軽減して取扱い易くする目的で、アルミニュ
ームを主材料とする金属管で形成した大引き材もあった
が、前記鋼管と同一形状寸法では許容支持荷重が小さ
く、所定以上の許容支持荷重を得るには前記金属管の厚
み及び上下幅を大きくする必要があり、極めて高価とな
り、コストが高くなると共に、前記金属管は鋼管に比べ
て硬度が小さいから、大引き受けに前記金属管を固定す
るとき、大引き受けに螺着させるボルト先端を前記金属
管に圧接させることにより、金属管が凹んで損傷し易
く、また前記金属管は偏荷重によって変形し易く、さら
に前記金属管が損傷変形したとき、前記鋼管に比べて修
復を簡単に行い得ず、容易に再使用し得ない等の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、支柱
上端に大引き受けを介して大引き材を取付け、大引き材
上面側に型枠板を支持させるコンクリート型枠におい
て、左右幅に対して上下幅を略2倍の寸法に形成する端
面長方形の鋼管によって前記大引き材を形成すると共
に、前記大引き受けの上部に設ける一対の左右側面受板
の間隔を前記大引き材の左右幅の2倍以上の寸法に形成
し、1本または2本の大引き材を左右側面受板間に入り
込ませるように構成し、また上方を開放した形状で大引
き材の左右幅と略等しいかまたは大きい寸法の幅の受け
溝を前記側面受板に形成し、1本の大引き材を前記受け
溝内部に入り込ませるように構成したことを特徴とす
る。
【0005】従って、木材またはアルミニューム金属管
の大引き材に比べ、低コストで得られ、また使用繰返し
回数が多くなり、さらにアルミニューム金属管に比べて
容積が小さくなり、保管または運搬が有利に行い得ると
共に、従来鋼管に比べて左右幅を約2分の1の寸法にす
ることにより、2本の大引き材を連結するとき、大引き
受け上面で各大引き材の端部を重合せて並設させて固定
し得、大引き受け上面に載せる大引き材端部の長さを任
意に設定し得、大引き材を大引き受けに載せる作業の簡
略化並びに安全性などを従来よりも容易に図り得る。ま
た、大引き材を長手方向に連結させるとき、並びに支持
荷重が大きいときで2本の大引き材を平行に横架させる
とき、大引き受けの左右側面受板の間に2本の大引き材
を嵌入させる一方、1本の大引き材の中間部を大引き受
けに支持させるとき、左右側面受板の受け溝に1本の大
引き材を嵌入させるから、同一形状の大引き受けを兼用
して大引き材の端部連結部と中間部を適正に支持し得
る。また、従来鋼管に比べて1本当りの大引き材重量を
軽量にして高所における人為作業を安全にかつ容易に行
い得るものである。
【0006】さらに、前記大引き材を形成する鋼管を内
側に部分的に窪ませて多数のリブを形成することによ
り、強度を向上させて許容支持荷重を大きくし得、また
鋼管の板厚を薄くして大引き材の軽量化を容易に行い得
る。
【0007】さらに、大引き材の左右幅よりも受け溝の
幅を大きくし、受け溝を形成する側面受板の端縁に位置
決め突起を形成することにより、前記突起の規制によっ
て大引き受け中心位置に大引き材が支持され、また受け
溝に対して大引き材を出入させる作業が容易になる。
【0008】さらに、受け溝を形成する側面受板の端縁
上部開口側にコンクリート剥離コーナを形成し、受け溝
に入れる大引き材外面に前記コーナを摺接させることに
より、大引き材外周に付着して固結したコンクリートが
前記コーナによって削除され、大引き材を受け溝にスム
ーズに嵌入し得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は大引き受けの部分説明図、図2は使用説明
図であり、コンクリート製建物の床(1)に鋼管製支柱
(2)…を立設させ、前記支柱(2)上端に大引き受け
(3)を取付け、複数の大引き受け(3)…を介して大
引き材(4)を横架させ、大引き材(4)上面に四角柱
形鋼管製根太(5)…を載せ、略平行に設ける複数の大
引き材(4)…間に複数の根太(5)を交叉させるよう
に架設させ、平板形木材製型枠板(6)を前記根太
(5)上面に略水平に張設させ、型枠板(6)上面側に
鉄筋(7)を敷設させて生コンクリートを打設し、階上
側の床即ち階下側の天井(8)を形成するもので、打設
したコンクリートが完全に固結した後、前記支柱(2)
及び大引き受け(3)、大引き材(4)、根太(5)、
型枠板(6)が夫々取外されると共に、階下側の天井
(8)で形成する階上側の床上方に、前記同様に、型枠
板(6)が支柱(2)及び大引き材(4)などを介して
張設させ、順次階上側にコンクリート製の天井(床)を
形成し、コンクリート建物を構築するように構成してい
る。なお、天井(8)を補強するコンクリート製の梁、
またはコンクリート製の屋根、高架道路を形成するコン
クリート製床版(路面)なども、それぞれの形状をした
型枠板を上記と同様に構成することによって構築される
と共に、前記根太(5)を木材またはアルミニューム金
属管で形成してもよく、また前記型枠板(6)を鋼板ま
たは他の金属板で形成してもよい。
【0010】さらに、図3乃至図5は前記大引き材
(4)の説明図であり、左右幅(A)が略60mm、上
下幅(B)が略120mm、板厚が略2.3mmの端面
長方形の四角形柱状の鋼管によって大引き材(4)を形
成するもので、大引き材(4)の左右幅(A)に対して
上下幅(B)を略2倍の寸法に形成している。前記鋼管
の特性は、重量=6.46kg/m、許容圧縮力=27
50キログラムパー平方センチメートル、許容曲げ応力
=2750キログラムパー平方センチメートル、許容剪
断応力=1500キログラムパー平方センチメートルで
ある。また、前記大引き材(4)を形成する鋼管を内側
に部分的に窪ませてリブ(9)を形成し、多数のリブ
(9)…を千鳥形に配置させるもので、前記リブ(9)
…の補強作用により、大引き材(5)の強度を向上させ
て許容支持荷重を大きくし、また大引き材(5)を形成
する鋼管の板厚を薄くして大引き材(5)を軽量に形成
できる。なお、従来鋼管(左右幅100mm、上下幅1
00mm、板厚3.2mm)の重量(9.52kg/
m)に比べ、前記大引き材(5)を形成する鋼管の重量
(6.46kg/m)が軽い。
【0011】さらに、前記大引き受け(3)は、前記支
柱(2)上端から中空内部に下端側を出入自在に遊嵌挿
入させるネジ軸(10)と、該ネジ軸(10)に螺着さ
せるハンドル(11)付きのナット(12)と、複数の
リブ(13)…の補強により前記ネジ軸(10)上端に
溶接固定させる矩形平板状台座(14)を備えるもの
で、ネジ軸(10)下端側を支柱(2)上端側内部に挿
入時、ナット(12)下面を支柱(2)上端面に上方か
ら回転自在に当接させ、支柱(2)上端上方にネジ軸
(10)を介して台座(14)を略水平に支持させると
共に、ハンドル(11)操作によってナット(12)を
回転させ、ナット(12)上方のネジ軸(10)長さを
変化させ、台座(14)を昇降させて台座(14)の高
さを調節するように構成している。
【0012】また、図6に示す如く、前記台座(14)
の左右幅(C=130mm)を大引き材(4)の左右幅
(A=60mm)の2倍よりも大きく形成し、台座(1
4)の左右幅(C)よりもこの前後幅(D=150m
m)を若干大きく形成し、台座(14)の中心とネジ軸
(10)軸芯とを略一致させるように台座(14)中央
下面にネジ軸(10)上端面を当接させて一体固定させ
ると共に、台座(14)の左右側端をU字形に上方に折
曲げ延設させ、台座(14)両側に左右側面受板(1
5)(16)をU字形に一体形成するもので、大引き受
け(3)の上部に設ける一対の左右側面受板(15)
(16)の間隔(台座左右幅C)を前記大引き材(4)
の左右幅(A)の2倍以上の寸法に形成し、1本または
2本の大引き材(4)(4)を左右側面受板(15)
(16)間に入り込ませるように構成している。
【0013】そして、2本の大引き材(4)(4)を長
手方向に連結させるとき、各大引き材(4)(4)の連
結側端部を左右側面受板(15)(16)間の台座(1
4)上面に重合せて並設させると共に、大引き材(4)
1本分の許容重量よりも支持荷重が大きいとき、2本の
大引き材(4)(4)を平行に横架させることにより、
2本の大引き材(4)(4)の中間部または端部を、左
右側面受板(15)(16)間の台座(14)上面に載
せることができる。
【0014】また、図1のように、左右側面受板(1
5)(16)の対向位置に複数の貫通孔(17)…を開
設させ、図7のように、前記貫通孔(17)にボルト
(18)を遊嵌挿入させ、前記ボルト(18)に螺着さ
せる2つのナット(19)(19)で側面受板(15)
(16)を挾み、大引き材(4)(4)側面にボルト
(18)先端を圧接させた状態で、ナット(19)(1
9)によってボルト(18)を側面受板(15)(1
6)に固定させ、左右側面受板(15)(16)間にボ
ルト(18)…を介して大引き材(4)(4)を固定さ
せる。
【0015】また、図8に示す如く、側面受板(15)
(16)に溶接固定させる1つのナット(19)にボル
ト(18)を螺着させ、前記ボルト(18)によって大
引き材(4)を固定してもよいと共に、図9に示す如
く、大引き材(4)と側面受板(15)(16)の間に
形成される隙間にくさび(20)(20)を打ち込み、
くさび(20)によって大引き材(4)を固定してもよ
い。
【0016】さらに、図1、図10、図11に示す如
く、上方を開放した形状で大引き材(4)の左右幅
(A)と略等しい(製造誤差寸法だけ大きい)寸法の幅
(E)の受け溝(21)(21)を前記側面受板(1
5)(16)に形成し、また受け溝(21)を形成する
側面受板(15)(16)の端縁(22)…上端部に挿
入案内用の斜面(23)…を形成すると共に、前記受け
溝(21)下端の高さを台座(14)上面と略等しいか
または低く形成する。そして、1本の大引き材(4)を
前記受け溝(21)内部に入り込ませ、大引き材(4)
の下面を台座(14)上面に当接させると共に、側面受
板(15)(16)の端縁(22)…を大引き材(4)
側面に当接させ、1本の大引き材(4)の端部または中
間部を大引き受け(3)に支持させるもので、同一形状
の大引き受け(3)を兼用して1本一組または2本一組
の大引き材(4)を架設させるように構成している。
【0017】従って、前記台座(14)を水平方向にネ
ジ軸(10)を中心にして約90度回転させることによ
り、大引き材(4)1本用として、また大引き材(4)
2本用及び大引き材(4)連結部用として使用すること
ができる。また、受け溝(21)を形成する側面受板
(15)(16)の端縁(22)…上部開口側に設ける
コンクリート剥離コーナ(24)…を、側面受板(1
5)(16)の端縁(22)…と斜面(23)…間の角
によって形成し、対向する一対のコーナ(24)(2
4)の間隔を大引き材(4)の左右幅(A)と略等しく
形成し、受け溝(21)に入れる大引き材(4)両側外
面に前記コーナ(24)(24)を摺接させるもので、
大引き材(4)外周に付着して固結したコンクリート
(25)…が前記コーナ(24)によって削除され、大
引き材(4)を受け溝(21)内部にスムーズに嵌入で
き、大引き材(4)を架設させる高所作業を容易に行う
ことができる。
【0018】また、図12に示す如く、一方の側面受板
(15)の受け溝(21)の幅(E)を大引き材(4)
の左右幅(A)と略等しく形成し、対向するもう一方の
側面受板(16)の受け溝(21)の幅(E1)を大引
き材(4)の左右幅(A)よりも大きく形成した場合、
対向する左右側面受板(16)の各受け溝(21)(2
1)の幅(E)を大引き材(4)の左右幅(A)とする
構造(図11に示す)に比べ、受け溝(21)に大引き
材(4)を嵌込む力が小さくてもよく、大引き材(4)
取付けまたは取外し作業が図11のものよりも簡単に行
うことができる。
【0019】さらに、図13、図14に示す如く、左右
側面受板(15)(16)に形成する各受け溝(21)
(21)の幅(E1)(E1)を大引き材(4)の左右
幅(A)よりも大きくすると共に、受け溝(21)を形
成する側面受板(15)(16)の端縁(22)…に半
円板形の位置決め突起(26)…をそれぞれ形成し、大
引き材(4)の両側対向位置に一対の前記突起(26)
(26)を当接させ、ネジ軸(10)の軸芯線延長線上
に大引き材(4)の左右幅方向中心を位置させ、前記突
起(26)の規制(位置決め作用)によって大引き受け
(3)中心位置に大引き材(4)を支持させることがで
きる。また、対向する各側面受板(15)(16)の両
方の受け溝(21)の幅(E1)(E1)を大引き材
(4)の左右幅(A)よりも大きくしたから、受け溝
(21)に対する大引き材(4)の出入が一層容易に行
える。なお、大引き材(4)のリブ(9)の上下方向窪
み幅よりも前記突起(26)の円形を大きく形成し、前
記突起(26)がリブ(9)の窪みに入り込むのを阻止
するように構成した方がよいと共に、大引き材(4)の
上下幅の2分の1以上を受け溝(21)に入れるように
側面受板(15)(16)の高さを形成し、大引き材
(4)の上下幅の2分の1以下の高さに突起(26)を
形成し、大引き材(4)の上下幅の2分の1以下の側面
に突起(26)を当接させることにより、大引き材
(4)の位置決めを突起(26)によって安定良く行う
ことができる。
【0020】さらに、図15に示す如く、コンクリート
剥離コーナ(24)を斜面(23)とで形成する側面受
板(15)(16)の端縁(22)(22)上端側の受
け溝(21)の幅(E)を大引き材(4)の左右幅
(A)と略等しくすると共に、側面受板(15)(1
6)の端縁(22)(22)中間部及び下端側の受け溝
(21)の幅(E1)を大引き材(4)の左右幅(A)
よりも大きく形成し、受け溝(21)上方側の端縁(2
2)に前記突起(26)と同様の位置決め作用をもたせ
ると共に、図10の端縁(22)全体に大引き材(4)
側面を摺接させるのに比べ、図13のものと同様に、大
引き材(4)の側面に端縁(22)の一部を摺接させる
から、大引き材(4)を受け溝(21)に出入させる抵
抗を小さくすることができる。
【0021】また、図16、図17に示す如く、図15
の形状の側面受板(15)及び受け溝(21)に、図1
3の形状の突起(26)を付加し、上方で部分的に突出
させる端縁(22)上端部と下方側の突起(26)とを
大引き材(4)側面に当接させ、受け溝(21)内部に
大引き材(4)を支持させてもよい。さらに、図2に示
す如く、各支柱(2)…間に締結具(27)…を介して
横桟パイプ(28)…を縦横に連結固定させ、支保工を
形成し、型枠板(6)を支えるものである。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、支柱(2)上端に大引き受け(3)を介して大引き
材(4)を取付け、大引き材(4)上面側に型枠板
(6)を支持させるコンクリート型枠において、左右幅
に対して上下幅を略2倍の寸法に形成する端面長方形の
鋼管によって前記大引き材(4)を形成すると共に、前
記大引き受け(3)の上部に設ける一対の左右側面受板
(15)(16)の間隔を前記大引き材(4)の左右幅
の2倍以上の寸法に形成し、1本または2本の大引き材
(4)を左右側面受板(15)(16)間に入り込ませ
るように構成し、また上方を開放した形状で大引き材
(4)の左右幅と略等しいかまたは大きい寸法の幅の受
け溝(21)を前記側面受板(15)(16)に形成
し、1本の大引き材(4)を前記受け溝(21)内部に
入り込ませるように構成したもので、木材またはアルミ
ニューム金属管の大引き材に比べ、低コストで得られ、
また使用繰返し回数が多くなり、さらにアルミニューム
金属管に比べて容積が小さくなり、保管または運搬が有
利に行うことができると共に、従来鋼管に比べて左右幅
を約2分の1の寸法にすることにより、2本の大引き材
(4)(4)を連結するとき、大引き受け(3)上面で
各大引き材(4)(4)の端部を重合せて並設させて固
定でき、大引き受け(3)上面に載せる大引き材(4)
端部の長さを任意に設定でき、大引き材(4)を大引き
受け(3)に載せる作業の簡略化並びに安全性などを従
来よりも容易に図ることができる。また、大引き材
(4)を長手方向に連結させるとき、並びに支持荷重が
大きいときで2本の大引き材を平行に横架させるとき、
大引き受け(3)の左右側面受板(15)(16)の間
に2本の大引き材(4)(4)を嵌入させる一方、1本
の大引き材(4)の中間部を大引き受け(3)に支持さ
せるとき、左右側面受板(15)(16)の受け溝(2
1)(21)に1本の大引き材(4)を嵌入させるか
ら、同一形状の大引き受け(3)を兼用して大引き材
(4)の端部連結部と中間部を適正に支持できる。ま
た、従来鋼管に比べて1本当りの大引き材(4)重量を
軽量にして高所における人為作業を安全にかつ容易に行
うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】大引き受けと大引き材の分離説明図。
【図2】型枠板を取付ける使用説明図。
【図3】大引き材の平面図。
【図4】大引き材の側面図。
【図5】大引き材の断面端面図。
【図6】2本の大引き材と大引き受けの取付説明図。
【図7】ボルトによる大引き材固定説明図。
【図8】図7の変形例を示す説明図。
【図9】くさびによる大引き材固定説明図。
【図10】1本の大引き材と大引き受けの取付説明図。
【図11】図10の平面説明図。
【図12】図11の変形例を示す説明図。
【図13】図10の変形例を示す説明図。
【図14】図13の平面説明図。
【図15】図1の変形例を示す説明図。
【図16】図15の変形例を示す説明図。
【図17】図16の組立説明図。
【符号の説明】
(2) 支柱 (3) 大引き受け (4) 大引き材 (6) 型枠板 (15) 左側面受板 (16) 右側面受板 (21) 受け溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱上端に大引き受けを介して大引き材
    を取付け、大引き材上面側に型枠板を支持させるコンク
    リート型枠において、左右幅に対して上下幅を略2倍の
    寸法に形成する端面長方形の鋼管によって前記大引き材
    を形成すると共に、前記大引き受けの上部に設ける一対
    の左右側面受板の間隔を前記大引き材の左右幅の2倍以
    上の寸法に形成し、1本または2本の大引き材を左右側
    面受板間に入り込ませるように構成し、また上方を開放
    した形状で大引き材の左右幅と略等しいかまたは大きい
    寸法の幅の受け溝を前記側面受板に形成し、1本の大引
    き材を前記受け溝内部に入り込ませるように構成したこ
    とを特徴とするコンクリート型枠。
JP2377794A 1994-01-25 1994-01-25 コンクリート型枠 Pending JPH07207934A (ja)

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JP2377794A JPH07207934A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 コンクリート型枠

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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