JPH02138A - L‐ドーパ誘導体 - Google Patents

L‐ドーパ誘導体

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JPH02138A
JPH02138A JP63227086A JP22708688A JPH02138A JP H02138 A JPH02138 A JP H02138A JP 63227086 A JP63227086 A JP 63227086A JP 22708688 A JP22708688 A JP 22708688A JP H02138 A JPH02138 A JP H02138A
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義己 土谷
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正弘 林
Hiroshi Takehana
竹花 博
Akihiro Hisaka
樋坂 章博
Yoshio Sawazaki
沢崎 芳男
Masaki Ihara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なL−ドーパ誘導体に関し、さらに詳し
くは、医薬の分野、特にはパーキンソン病又はパーキン
ソン症候群と呼称される一連の疾患の治療・処置におい
て有用な、L−ドーパ誘導体及びその酸付加塩、その製
造法並びにその用途に関するものである。
皿米鬼玖亙 り一ドーパは、パーキンソン病の直接の病因である脳内
ドーパミンの減少を補う前駆物質として開発され、主と
して経口投与により、パーキンソン病及びパーキンソン
症候群に伴う各種症状の治療及び改善に劇的な効果をも
たらした。L−ドーパは現在においても、該領域におけ
る最も重要な薬剤であるが、近年、特にその長期投与例
が増えるにつれ、種々の問題点が指摘されるようになっ
た。即ち、それは不随意運動(dyskinesia)
の出現、薬効時間の短縮、効果の減弱及び Wearing Off現象等であり、これらは程度の
差こそあれ、L−ドーパを長期に服用した殆んど全ての
患者に出現する。不随意運動とは、顎部を中心に四肢及
び頚部等にみられる舞踏病あるいはアテトーゼ様の異常
運動を言い、これは主としてL−ドーパの血中濃度が高
い場合に出現しやすく、この予防法としてL−ドーパの
゛投与回数を増やして1回の投与量を減らしたり、L−
ドーパの投与量そのものを減らすことが行なわれている
またINearing Off現象とは、L−ドーパの
血中42度に平衡して症状の回復及び悪化を繰り返すも
ので、その予防法としてL−ドーパの投与回数を増やし
て血中のL−ドーパ濃度の変動を少なくするのが有効で
ある。この他、薬効の持続時間の短3、宿及び就眠後覚
醒時の早朝硬直(early morningstif
fness/immobility)等の問題も、L−
ドーパの血中からの速やかな消失又は減少に起因するこ
とが指摘されており[ヨーロピアン・ジャーナル・クリ
ニカル・ファーマコロジー(Eur、J、 Cl1n。
Pharmacol 、 )第25巻、第69頁(19
83年)及びエクスペリエンシア(Experient
ia)第40巻、第1165頁(1984年)等参照]
、これら問題点を解消するには、血中L−ドーパ濃度の
急激な上昇を抑えて変動の少ない長期に持続するL−ド
ーパ血中濃度を達成することが有効である [ニューロロジイ(Neurology)第34巻、第
1131頁(1984年)、同第36巻、第739頁(
1986年)及びニュー・イングランド・ジャーナル・
メディシン(N、Eng、J、Med、)第30巻、第
484頁(1984年)等参照]。
L−ドーパは、それ自体患者に投与されると急激な血中
L−ドーパ濃度の上昇を来たし、またその持続時間も短
かいため、上記の問題点に対処することが困難である。
このため臨床的には、現在多い時には1日7回以上にも
及ぶ頻回投与や静脈内への持続注入等の試みが行なわれ
ているが、これ等は患者にとって大きな負担となること
は明らかである。
L−ドーパの各種誘導体、特に体内でのL−ドーパへの
変換を前提としたL−ドーパのプロトラップ化の試みは
過去にも数多く行なわれているが、L−ドーパの血中濃
度の持続及びそれに伴う薬効の持続化に臨床上成功した
例はない[ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J。
Med、  C++em、)第20巻、第1435頁(
1977年)、同第29巻、第687頁(1986年)
、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・メディシナル・ケ
ミストリー(Eur、 J、 Med、 Chem、)
第20巻、第459頁(1985年)、特開昭47−9
567号公報(英国特許第1347375号公報の関連
特許)、同47−31949号公報、同48−7215
0号公報(英国特許第1378419号公報の関連特許
)及び米国特許3939253号公報等参照コ。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、L−ドーパの投与に伴う急激且つ過度
の血中L−ドーパ濃度の上昇による副作用を抑え、長時
間にわたり臨床上有効な血中濃度を維持し、さらには変
動の少ないL−ドーパの体内動態を達成することにより
、L−ドーパに関する治療上の諸問題を解決し、その医
薬としての価値を高めんとすることである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の問題点を解決するためにL−ドー
パのプロドラッグ化について鋭意研究した結果、後記式
[1]で表されるL−ドーパのモノカテコールエステル
体が、その投与時における急激且つ過度の血中L−ドー
パ濃度の上昇を来たさず、長時間にわたり臨床上有効な
血中濃度を維持し、さらには変動の少ないL−ドーパの
体内動態を与えることを見い出して本発明を完成した。
即ち、本発明は一般式 [式中、R′及びR′の一方は水素原子を示し且つ他方
は式:R−GO−(式中、Rはアルキル基、アルケニル
基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
ていてもよいフェニル基、置換されていてもよいアラル
キル基、低級アルコキシ基又は置換されていてもよいア
ラルキルオキシ基を示す)で表される基を示すコで表さ
れるL−ドーパ誘尋体及びその酸付加塩、その製造法並
びにパーキンソン病の処置におけるその用途を提供する
ものである。
次に1本明細書の記載において、言及される本発明の範
囲内に包含される各種用語及びその適当な例について以
下に説明する。
「アルキル基」は、直鎖状又は分岐状であることができ
、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、5ec−ブチル基、t
ert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、5e
e−ペンチル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基
、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘ
キサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナ
デシル基、2.4.4−トリメチルペンチル基等の炭素
数1ないし19個のアルキル基が挙げられ、これらの中
、分岐状アルキル基としては、特に、インプロピル基、
5ee−ブチル基、tert−ブチル基、インペンチル
基、5eC−ペンチル基、tert−ペンチル基、ネオ
ペンチル基等の炭素数3ないし5個のアルキル基が好ま
しく、他方、直鎖状アルキル基としては、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデ
シル基、トリデシル基等の炭素数4ないし15個、殊に
7ないし13個のアルキル基が好ましい。
「アルケニル基」もまた分岐鎖を有していてもよく、例
えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、
1.3−ブタジェニル基、8−ヘブタデシエニル基、8
.11−へブタデカジェニル基、8.11゜14−へブ
タデカジェニル基又は4.7.10.13−ノナデカテ
トラエニル基等の炭素数2ないし19個のアルケニル基
が挙げられる。
「置換されていてもよいシクロアルキル基Jとしては、
例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、シクロへブチル基等の3貝
ないし7貝のシクロアルキル基が挙げられ、これらシク
ロアルキル基は炭素数1ないし4個のアルキル基、炭素
数1ないし4個のアルコキシ基、ハロゲン原子等から選
ばれるl又は2個の置換基で置換されていてもよい、そ
のように置換されたシクロアルキル基の具体例には、1
−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプ
ロピル基、1−メチルシクロブチル基、2゜2−ジメチ
ルシクロブチル基、1−メチルシクロペンチル基、2.
2−ジメチルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキ
シル基、2,2−ジメチルシクロヘキシル基、1−メチ
ルシクロへブチル基、2.2−ジメチルシクロへブチル
基等が包含される。しかして、本発明において好適な「
置換されていてもよいシクロアルキル基」としては、■
又は2個の炭素数1ないし4個のアルキル基により置換
されていてもよい3貝ないし6員のシクロアルキル基、
特にシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、
シクロペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基等の1個の
炭素数1ないし4個のアルキル基により置換されていて
もよい3Rないし6貝のシクロアルキル基が挙げられる
「置換されていてもよいフェニル基」におけるベンゼン
環上の置換基としては、炭素数1ないし4個のアルキル
基、炭素数1ないし4個のアルコキシ基、ハロゲン原子
等から選ばれる1又は2個の置換基であることができ、
かかる置換されていてもよいフェニル基の例としては、
例えばフェニル基、4−メチルフェニル、4−メトキシ
フェニル基、3.4−ジメトキシフェニル基、4−クロ
ロフェニル基、4−フルオロフェニル基等が挙げられ、
特にフェニル基が好ましい。
「置換されていてもよいアラルキル基」には。
典型的には、置換されていてもよいフェニル部分が上記
の意味を有する、置換されていてもよいフェニルアルキ
ル基が含まれ、例えばベンジル基、4−メチルベンジル
基、4−メトキシベンジル基、3゜4−ジメトキシベン
ジル基、4−クロロベンジル基。
フェネチル基又はα−メチルベンジル基等の炭素数7な
いし12個のアラルキル基が挙げられ、特にベンジル基
が好ましい。
「低級アルコキシ基」は、直鎖状及び分岐状のいずれの
タイプのものであってもよく、例えばメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基
、イソブトキシ基、5ee−ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基、ペンチルオキシ基又はヘキシルオキシ基等の
炭素数1ないし6個からなるアルコキシ基が挙げられる
「置換されていてもよいアラルキルオキシ基」の置換さ
れていてもよいアラルキル部分は上記の意味を有し、例
えばベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ基、
2−メトキシベンジルオキシ基、2−クロロベンジルオ
キシ基、4−メトキシベンジルオキシ基、4−クロロベ
ンジルオキシ基、フェネチルオキシ基、α−メチルベン
ジルオキシ基等の炭素数7ないし12個のアラルキルオ
キシ基が挙げられる。
「ハロゲン原子Jにはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素が
含まれる。
前記式H]においてR’及びR1のいずれか一方のみが
アシル基(R−GO−)を表わし他方は水素原子である
が、本発明においては、R′が水素原子であり且つR′
、がアシル基(R−Co−)を表わす式[1]の化合物
、即ち、下記式 [式中、Rは前記の意味を有する]で表される化合物の
方が一般的には好適である。
本発明により提供される式[1]の化合物において好適
な群には、Rが分岐状の炭素数3ないし5個のアルキル
基、直鎖状の炭素数4ないし15個のアルキル基、又は
1又は2個の炭素数1ないし4個のアルキル基により置
換されていてもよい3員ないし6員のシクロアルキル基
を表わす式[1]の化合物が挙げられ、中でも、Rが分
岐状の炭素数3ないし5個のアルキル基、又は1個の炭
素数1ないし4個のアルキル基により置換されていても
よい3員ないし6員のシクロアルキル基を表わす式[1
]の化合物が好適である。
さらに好適な化合物は、Rがtert−ブチル基、シク
ロプロピル基又は1−メチルシクロプロピル基である式
[+1の化合物である。
式[1]の化合物は存在するアミノ基に基因し酸付加塩
の形で存在することができ、そのような酸付加塩として
は、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩若しくはリン酸塩等の無機酸
との塩、又は例えばp−トルエンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、メタンスルホン酸若しくはトリフルオロ酢
酸等の有機酸との塩等が挙げられ、特に製薬学的に許容
される酸付加塩が好ましい。
本発明により提供される前記式[1]の化合物及びその
塩は、適宜保護されていてもよいL−ドーパに、 一般式 %式%[] [式中、Qは脱離基を示し、Rは前記の意味を有する]
で表されるアシル化剤を作用させ、その後存在する保護
基を除去し、そして必要に応じて、生成する一般式[1
]のL−ドーパ誘導体を酸付加塩に変えることにより製
造することができる。
ここで「適宜保護されていてもよいL−ドーパ」とは、
下記式 で示されるL−ドーパの反応性官能基であるカルボキシ
ル基、アミノ基及び/又はカテコール部分に存在する2
個の水酸基の一方(即ち、アシル化を希望しない方の水
酸基)が、ペプチド化学の分野でそれ自体既知の保護基
により保護されていてもよいL−ドーパを意味する。か
くして、アミノ基の保護基としては、例えばベンジル基
、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカ
ルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等
が挙げられ、また、カルボキシル基の保護基としては、
例えばベンジル基、ベンズヒドリル基、p−ニトロベン
ジル基、tert−ブチル基、アリル基等が挙げられ、
さらに水酸基の保護基には、例えばベンジル基、メトキ
シメチル基、ベンジルオキシカルボニル基、tert−
ブチルジメチルシリル基等が包含される。
上記式[l111のL−ドーパへの上記の如き保護基の
導入はペプチド化学の分野における常法に従い行なうこ
とができる。
しかし、上記式[I11]のL−ドーパと式[■コのア
シル化剤との反応は、アシル化剤の使用量その他の反応
条件を選ぶことにより、L−ドーパの反応性官能基を保
護しなくても充分に進行するので、工程経済的には、L
−ドーパは未保護の状態で使用するのが好都合である。
一方、上記式[II]のアシル化剤における脱離基(Q
)は、カルボン酸のエステル形成性反応性誘導体く例え
ばハライド、酸無水物等)の酸残基部分であることがで
き、例えば塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;エト
キシカルボニルオキシ基、アセトキシ基、プロピオニル
オキシ基、インプロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ
基、インブチリルオキシ基、ピバロイルオキシ基、シク
ロプロパンカルボニルオキシ基、■−メチルシクロプロ
パンカルボニルオキシ基等のアシルオキシ基が挙げられ
る。
適宜保護されていてもよいL−ドーパと式[■]のアシ
ル化剤との反応は、通常、例えばジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、ク
ロロホルム、塩化メチレン、トリフルオロ酢酸又はそれ
らの混合溶媒等の反応に悪影響を及ぼさない溶媒中、約
−20℃ないし約100℃、好ましくは約−1O℃ない
し約70℃の反応温度で行なうことができる。反応は、
該アシル化剤の種類、反応温度及び溶媒の種類等により
左右されるが、通常30分ないし48時間で終了する。
式[II]のアシル化剤の使用量は、原料のL−ドーパ
が保護されたものであるかどうか、或いは該アシル化剤
の種類及び反応条件等により異なり一概には言うことは
できないが、一般に適宜保護されていてもよいL−ドー
パ1モルに対して0.8モルないし10モルの範囲内で
あることができる。
特に、カテコール部分の2つの水酸基が保護されていな
いL−ドーパ(そのカルボキシル基及び/又はアミノ基
は適宜保護されていてもよい)を出発原料として用いる
場合、カテコール部分のジアシル化を抑制するため、式
[n]のアシル化剤の使用量は、上記L−ドーパ1モル
に対して約0.9ないし約1.1モルの範囲内とするこ
とが望ましく、そして好ましくは実質的に等モル量で使
用する。
また、アミノ基が保護されていないL−ドーパ(そのカ
ルボキシル基及び/又は水酸基の1つは保護されていて
もよい)、殊に未保護のL−ドーパを出発原料として使
用する場合には、アシル化反応は該L−ドーパ1モル当
り少なくとも1モル、好ましくは、1.1モルないし1
0モルの酸の存在下に行なうのが好都合である。使用し
得る酸としては、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素
酸、硫酸、硝酸、過塩素酸若しくはリン酸等の無機酸;
例えばp−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
メタンスルホン酸若しくはトリフルオロ酢酸等の有機酸
が挙げられる。
一方、アミノ基が保護されているL−ドーパを出発原料
として用いる場合には、アシル化反応は塩基の存在下に
反応を行なうことが好ましく、使用し得る塩基としては
、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム若しくは炭酸水素ナトリウム等の無機塩基;例え
ばトリエチルアミン若しくはピリジン等の有機塩基が使
用できる。
かかる塩基の使用量には特に制限はないが、一般には、
上記L−ドーパ1モル当り工ないし2モル程度が適当で
ある。
原料の反応系への添加方法の一態様として、適宜保護さ
れていてもよいL−ドーパを前記の溶媒に溶解又は懸濁
した液に、必要ならば塩基又は酸を添加し、攪拌下で該
アシル化剤を10分ないし1時間を要して滴下する方法
が用いられる。
以下余白 また、予めアシル化剤を調製しておく必要がある場合に
は、予め調製されたアシル化剤に適宜保護されていても
よいL−ドーパの溶液若しくは懸濁液を滴下する方法も
用いつる。
以上の方法により得られる本発明の式[+]の目的化合
物中に保護基が存在する場合には、その保護基に適した
公知の方法により該保護基を除去することができる0例
えばL−ドーパのカルボキシル基、アミノ基又はカテコ
ール部分の一方の水酸基がベンジル基、ベンジルオキシ
カルボニル基、ニトロベンジル基等により保護されてい
る場合には、パラジウム−炭素の如き水素添加触媒の存
在下での接触還元により除去することができる。また、
L−ドーパの反応性官能基がtert−ブチル基、メト
キシメチル基、tert−ブトキシカルボニル基、te
rt−ブチルジメチルシリル基等で保護されている場合
には、例えば水、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ア
ニソール等の溶媒中で塩酸又はトリフルオロ酢酸等の酸
で処理することにより除去することができる。
以上の方法により生成する本発明の式[1コの目的化合
物の反応液からの単離r+製は、それ自体公知の方法に
より行なうことができる0例えば反応液にエチルエーテ
ル、石油エーテル、ヘキサン又はイソプロピルエーテル
等の有機溶媒を加えて結晶を析出させ、この結晶を濾取
後、例えば水、メタノール、エタノール、プロパツール
、イソプロパツール、テトラヒドロフラン、アセトン、
エチルエーテル又はそれらの混合溶媒により再結晶する
か、さらには生成物が酸付加塩の場合は、該結晶を水に
溶解又は懸濁後、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム
等の塩基でpH5〜6に調整し。
結晶を濾取後、必要に応じて水−イソプロパツール等か
らなる溶媒系で再結晶するか、又は反応液にエチルエー
テル、石油エーテル、ヘキサン若しくはイソプロピルエ
ーテルを加えて沈殿物を析出させ、 この沈殿物を水に
溶解後、ダイヤイオンHP−20R(三菱化成社製)又
はアンバーライト XADR(アンバーライト社製)等
の非極性吸着樹脂を担体とするカラムクロマトグラフィ
ーにより分離精製し、次いで濃縮して結晶化することに
より精製することができる。なお、必要に応じて、前記
の方法を適宜組み合せて行なうことも可能である。
かくして得られる式[HのL−ドーパ誘導体は、必要に
より、前述した如き無機酸又は有機酸で処理することに
より、酸付加塩に変えることができる。
以上の本発明の化合物の製造において原料として使用さ
れるL−ドーパは1例えばケミカル・ファーマシューテ
イカル・ブリチン(Chem、Pharn+。
Bull、)第10巻、第657頁(1962年)、ヘ
ルベチ力・キミカ・アクタ(Ilelv、ChiIll
、Acta)第56巻、第1708頁(1970年)及
び特開昭47−9576号公報(英国特許第13473
75号公報の関連特許)等に記載の方法並びにそれに準
する方法等により容易に入手可能である。
以上の製造法により得られる本発明の式[IIの化合物
、即ちL−ドーパのモノO−アシル体は、通常結晶状態
では、単一の3−〇−アシル体あるいは4−〇−アシル
体として存在するが、溶液中では、そのアシル基は3位
と4位の水酸基の間で容易に転移するため混合物として
存在するのが普通である。
本発明のL−ドーパのモノ 0−アシル体及びその酸付
加塩は優れた抗パーキンソン病活性を有しており、パー
キンソン病処置剤として有用である。本発明のL−ドー
パのモノ O−アシル体を該処置剤として使用する場合
、該化合物は経口又は非経口投与に適した通常の製剤上
の有機又は無機の担体又は希釈剤と共に該化合物を含む
通常の製薬掌上の調製物の形で製剤され、該調製物は非
経口的又は経口的に投与することができる。これらの製
薬掌上の調製物は通常の有機又は無機の無毒性の不活性
担体又は希釈剤1例えばゼラチン、乳糖、白糖、酸化チ
タン、デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、トウ
モロコシデンプン、マイクロクリスタリンワックス、白
色ワセリン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水
リン酸ナトリウム、無水リン酸カルシウム、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ソルビトール、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸マグネ
シウム、軽質無水ケイ酸、タルク、植物油、ベンジルア
ルコール、アラビアゴム、プロピレングリコール、ポリ
アルキレンゲリコール等を含むことができる。この製薬
掌上の調製物は、通常の固体の投与形態、例えば錠剤、
糖衣錠、生薬又はカプセル等あるいは通常の液体の投与
形fぶ、例えば溶液、懸濁液又は乳液等であることがで
きる。製薬掌上の組成物は通常の製薬学的処理。
例えば滅菌することができ、そして及び/又は通常の製
剤上の添加物、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤、乳化
剤、浸透圧を調節するための塩、緩衝剤等を含むことも
できる。該調製物は式CI]の活性成分を1重量%〜9
9重量%及び不活性担体又は希釈剤1重量%〜99重量
%を、好ましくは該活性成分を約25重量%〜約95重
量%及び該不活性担体又は希釈剤5重量%〜75重量%
を含むように調製される。
さらにそれらは又、他のL−ドーパの価値を高める上で
治療上有用な物質を含むことができる。
その治療上有用な物質としては、例えば末梢血管でのL
−ドーパの脱炭酸を抑制する作用をもつ。
例えば(−)−L−α−ヒドラジノ−3,4−ジヒドロ
キシ−α−メチルとドロ桂皮酸(一般名:カルビドーパ
)、DL−セリン2− ((2,3,4−トリヒドロキ
シフェニル)メチル)ヒドラジド(一般名:ベンセラシ
ト)等のアリールアミノ酸脱炭酸酵素阻害剤が挙げられ
る。これらアリールアミノ酸脱炭酸酵素阻害剤は、式[
1]のL−ドーパ誘導体又はその塩1モルに対し、一般
に1ないし1715モル、好ましくは1/2ないし1/
10モルの割合で配合することができる。
本発明のL−ドーパのモノ0−アシル体をパーキンソン
病処置剤として使用する場合、その投与量及び投与回数
は、症状の程度、患者の年令、体重及び他の薬剤と併用
の場合にはその種類等により異なるが、一般に経口投与
の場合には成人1日あたり0.5mg/ kg〜50m
g/−を1ないし数回に分けて投与するのが好ましい。
以下に本発明化合物の試験例を示し、具体的にその有用
性を明らかにする。
また、以下の試験例で用いる薬剤は次の意味を有する。
化合物A:4−0−ピバロイル−L−ドーパ化合物B 
: 4−O−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)
−L−ドーパ 試験例1 薬剤経口投与後の血中 L−ドーパ濃度の測定(ラット) 予め18時間絶食させた7〜8週令の雄性SDラット(
n=4)に、上記の試験薬剤を含む薬剤調製液(対照薬
し−ドーパ20+ng又はそれと等モル量の各試験薬剤
をカルビドーパ4mgとともに0.5%カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム及び0.1%Tween 80
を含む水20m Qに溶解又は懸濁させたもの)各Io
nff/kg(L−ドーパに換算した投与量10mg当
量/にりを経口投与した。投与直後及び投与量15.3
0.60゜90.120.150.180.240.3
00及び360分後に、予め実験開始3日前に挿管され
脛動脈カニユーレにより、ヘパリン処理したガラスキャ
ピラリーを用いて血液各120μQを採取した。採取さ
れた血液は直ちに遠心分離(3000ppm、 10分
間、4℃)し、得られたプラズマ40μQに0.1% 
EDTA・2Na及び0.05%グルタチオンを含む0
.5規定過塩素酸水溶液160μQを加えて再び遠心分
子im (10000rpm、 10分間、4℃)によ
り除タンパクする。得られた上澄を電気化学検出器付高
速液体クロマトグラフィー装置[カラム: Nucle
osil G、、 (5μm) 250mmX4.6n
+nφ、移動相:0.1Mクエン酸10.1Mクエン酸
ナトリウム= 1 / 2 (0,1mM EDTA−
2Naを含む)、流速: 0.8m Q / win、
印加電圧: 600a+V]にかけ、L−ドーパ濃度を
測定した。
結果は図1〜3に示されるように、各試験薬剤の血中L
−ドーパ濃度は、対照薬し−ドーパのそれに比べて投与
直後の急激な上昇及び消失が見られず、またその持続時
間も顕著に延長されるなど、臨床的に好ましい血中濃度
推移を示した。さらにその際の血中濃度−時間曲線下の
面積(ABC)はL−ドーパのそれに比べていずれも優
れて高値であった。
試験例2 薬剤経口投与後の 血中′L−ドーパ濃 の測 (イヌ) 予め20時間絶食させ、且つ薬剤投与15分前にハロペ
リドール0.05mg/kgを静注したピーグル犬(n
=4)に薬剤調製液(対照薬し−ドーパ1.OOg又は
それと等モル量の試験薬剤を、カルビドーパ0.2gと
ともに0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム
及び0.1%Tween 80を含む水200m Qに
懸濁させたもの)、各2.Ora Q / kz (L
−ドーパに換算した投与量10mg当量/kg)を経口
カテーテルを用いて経口投与した。投与直後及び投与各
15.30.60.90.120.180.240,3
60.480分後に、撓側皮静脈より、ヘパリン処理し
た注射筒にて血液各1mQを採取した。採取された血液
は試験例1と同様な処理の後、L−ドーパ濃度を測定し
た。
結果は図4〜6に示されるように、各試験薬剤の血中L
−ドーパ濃度は、対照薬し−ドーパのそれに比べて投与
直後の急激な上昇及び消失がみられず、またその持続時
間も顕著に延長されるなど、臨床的に好ましい血中濃度
推移を示した。さらにその際のAUGはL−ドーパのそ
れよりいずれも優れて高値であった。
試験例3 薬剤静注後の血中 L−ドーパ濃度の測定(ラット) 予め、18時間絶食させた7〜8令の雄性SDラット(
n=3)に、対照薬し−ドーパ20mg又はそれと等モ
ル量の化合物Aを50%のプロピレングリコールを含有
する生理食塩水に10mg/mlの濃度でそれぞれ溶解
し、両者の投与量がL−ドーパに換算して10mg当量
/kgになる量を静脈内投与した。
投与直後及び投与各5.15.30.45.60.90
.120.150.180及び240分後に、予め実験
開始3日前に挿入された頚動脈カニユーレにより、ヘパ
リン処理したガラスキャピラリーを用いて、血液各12
0μ2を採取した。採取された血液は、試験例1と同様
な処理の後、L−ドーパ濃度を測定した。
結果は、図7に示されるように、化合物Aは静注後、体
循環中で速やかに分解され、L−ドーパに変換する。ま
た、その際の変換率は極めて高く、約100%と予想さ
れる。このことより、化合物Aの生物学的利用能の高さ
及び毒性の低さが予想され、化合物Aは、L−ドーパの
プロドラッグとして好適な性質を備えている。
試験例4  In 5icu結紮ループ法による小腸腔
内及び小腸組織内の L−ドーパ濃 の測 (ラット) 8週令の雄性ラット(n・3)を実験前−晩絶食した後
、エーテル麻酔下、開腹して空腸部に長さ8cmの結紮
ループを作成した。化合物A 1.47mg及び対照薬
のL−ドーパ1.OOImgをそれぞれカルビドーパ0
.4mgと合わせて0.5%カルボキシメチルセルロー
スナトリウム0.5mlに懸濁し、懸濁液を各個にルー
プ内に注入し、ループを腹腔内に浸した後開腹部を縫合
した。一定時間後にループを再び取り出し、ループ内の
内容物を水冷生理食塩水で十分洗浄後、外側の小腸組織
に19倍量の塩酸酸性エタノールを加え、ホモジナイズ
した。洗液及びホモジネートの遠心分離(3000rp
m、 10分間、4℃)上清を適宜希釈する。この溶液
のL−ドーパの濃度を試験例1に記載した方法で0、ま
た化合物Aの濃度を以下の方法により測定した。即ち、
この液に0.5容量のオルトフタルアルデヒド試薬[オ
ルトフタルアルデヒド8mg及びN−アセチルシスティ
ン8mgをメタノール200成と81mMホウ酸緩衝液
(pH8,0) 800μ2の混液に溶解して調製]を
加えて。
プレカラム蛍光ラベル化し、次いでサンプル中の化合物
への濃度を蛍光検出器付き高速液体クロマトグラフィー
装置[カラム:ゾルパックスC1(5μ11) 250
mmX4.6mmφ、移動相:メタノール含有Mcll
vaine緩衝液、流速: 1.Oml/+in、検出
波長: ex、 340nm/emi、 450nmコ
により測定した。
結果は図8及び図9に示されるように、化合物A投与後
の小腸内腔(洗液)及び小腸組II(ホモジネート)中
のL−ドーパ濃度は、L−ドーパ投与後のそれに比べて
、持続的であり且つ変動が少ない。また、極めて低い濃
度に維持されることから、L−ドーパの臨床応用上特に
問題とされる悪心、嘔吐、食欲不振ひいては潰瘍等の消
化器系副作用の低減が期待できる6 試験例5 急性毒性 (1)経口投与 試験薬剤をTween 800.1%を含む0.5%カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム溶液に懸濁してマ
ウス(ddY系雄性、体重24〜31 g 、 n= 
5 )に経口投与し、投与後−週間までの致死率を観察
した。 試験化合物(化合物A及び化合物B)の毒性は
極めて低く、そのL D、、値はいずれも6g/kg以
上であった。また対照薬剤のL−ドーパのLD、、値は
3.2g/kgであった。
(2)腹腔的投与 試験薬剤を滅菌生理食塩水に懸濁して、マウス(ddy
系雄性1体重24〜29g 、 n= 5 )に腹腔的
投与し、投与後−週間までの致死率を観察した試験化合
物(化合物A)の毒性は極めて低く、1800ig/k
gの腹腔的投与においても死亡例は認められなかった。
また対照薬剤のL−ドーパは、1250rag/kgの
腹腔的投与により5匹中2匹に死亡例が認められ、18
00mg/kgの腹腔的投与においては全ての被験マウ
スの死亡が確認された。
去胤叢 実施例I L−ドーパ3.00gをテトラヒドロフラン50mΩに
懸濁し、5〜10℃の水冷攪拌下に、70%過塩素酸水
溶液1.5mQを加えて均一溶液とする。この液に塩化
ピバロイル9.OO+nQを約10分間を要して滴下し
、その後室温で24時間反応する。反応液に石油エーテ
ル200m Qを加え、沈殿した生成物をデカンテーシ
ョンにより分離後、水Loom Qに溶解する。
この液をダイヤイオンIIP−20(カラム容積的10
0mA)に展開し、流出液が中性になるまで水洗後40
%含水メタノールを通液して生成物を溶出させる。目的
物を含むフラクションを濃縮(約50m Q )後、氷
室に一夜放置し、生成物を濾取後、10%含水イソプロ
ピルアルコールから再結晶すると、4−〇−ピバロイル
ーL−ドーパ(化合物A) 2.918 (収率68%
)が得られる。
融点: 22B 〜230℃(分wA)1521:14
40,1419,1302,124211137M S
 (FAB) m/z : 282 (M”+1 )本
化合物は、塩化水素を含有するメタノール中でNMRを
測定する場合は単一化合物のシグナルを与えるが、中性
のメタノール中に存在する場合は、3−(4−ヒドロキ
シ−3−ピバロイルオキシ}フエニル−し−アラニンと
3−(3−ヒドロキシ−4−ピバロイルオキシ}フエニ
ル−L−アラニンの混合物であり、下記の分析データを
有する。
N M R(CD、OD)δ: 1.35(911,s
 )、2.90+2.91(LH。
ddX2.J=14.4Hz及び8.9Hz)、3.2
3+3.26(ill、dd X 2.J=14.4+
1z及び4.411z)。
3.72 +3.73(III 、dd X 2 、J
=8.9Hz及び4.411Z)、6.76+7.03
(III、ddX2.J’=8,311z及び1.9H
z、J”=7.9Hz及び2.211z)。
6.89(ill、d X 2.J’ =8.311z
、J”=9.9Hz)。
6.88+6.90(III、dX2.J’=1.91
1z、J”=2.211z) 実施例2 出発原料としてL−ドーパ3.00 g、70%過塩素
酸水溶液1.5m12及び1−メチルシクロプロパンカ
ルボン酸クロリド10.0 gを用い、45℃で2時間
反応後、実施例1と同様な処理を行なうと、4−O−(
l−メチルシクロプロパンカルボニル)−L−ドーパ(
化合物B) 3.OOg (収率70.7%)が得られ
る。
融点:228〜230℃(分解) Br I Ry  IIIax ri  : 3178,29
74,1734,1635,1521゜1443.14
19.1146 M S  (FAB) m/z : 280 (M’″
+1)N M R(CD、OD)δ: 0.89(2H
,dd、、J=3.9Hz及び6.911z)、1.4
1(311,s)、1.42(211,dd、J=3.
9Hz及び6.911z)、 3.03+3.05(I
II、ddX2.J=14.511z及び8.IIIz
)、3.25+3.27(ill、ddx2.J=5.
111z及び13.111z)、4.17+4.19(
III、ddX2.J=8.111z及び5.111z
)、6.86〜6.95+1Z(2H,m)、6.77
+7.03(LH,ddX2、J’ =2.311z及
び8.711z、J” =8.411z及び2.311
z) 実施例3 出発原料としてL−ドーパ1.OOg、 70%過塩素
酸水溶液0.5m Q及びシクロプロパンカルボン酸ク
ロリド3.00 gを用い、また溶媒としてテトラヒド
ロフラン20m Qを用い、室温で1時間反応後、実施
例1と同様な処理を行なうと、4−0−シクロプロパン
カルボニル−L−ドーパ(化合物C)0.46g (収
率17.0%)が得られる。
融点:238〜240℃(分解) Br I Ry wax ci  : 3196,1746,
1662,1608,1575゜1443.1413,
1386,1354,1245.1149M S  (
FAB)a+/ z : 266 CM” +1 )N
 M R(CD、00/DCI)δ: 1.04〜1.
10(4B、m)、1.86〜1.94(111,m)
、3.06(IH,dd、J=14.311z及び8.
6+1z) 、3.28(Ill、dd、J=14.3
11z及び5.111z)、4.23(111,dd、
J=8.0llz及び5.1111z)、6.77(1
11,dd、J=8.211z及び2.311z)。
6.88(III 、dd 、J=2.311z) 、
6.96(III 、d 、J=8.2Hz) 実施例4 出発原料としてL−ドーパ1.OOg、70%過塩素酸
水溶液0.5mQ及び塩化バレリル3.OOgを用い。
また溶媒としてテトラヒドロフラン20m Qを用い、
0℃で1時間反応後、実施例1と同様な処理を行なうと
、4−0−バレリル−し−ドーパ(化合物D)0.52
g (収率37.0%)が得られる。
融点:226〜228℃(分解) 1446.1413,1356,1305,1248.
1149M S  (FAB) m/ z + 282
 (M”+1 )NMR(CD、OD)δ: 0.96
(311、t、J=7.411z)、 1.45 +1
.46(211,5exX 2.J=7.4Hz)、1
.70+1.71(211,q X 2.J=7.41
1z)、2.59+2.60(211,tX2.J=7
.411z)、3.01+3.02(ill。
ddX2.J=14.511z及び8.311Z)、3
.24十3.28(III、ddX2.J=14.5)
1z及び4.9■zL4.11+4.12(ill、d
dX2.J=8.3夏!Z及び4.911z)、6.7
5+7.02(IH,ddX2.J’=8.011z及
び1.9Hz、J”=8.2Hz及び2.0Hz)。
6.86+6.91(111,dX2.J=1.911
z及び2.0Hz) 、6.93 + 6.90(IH
、d X 2 、J=8.0Hz及び8.211z) 実施例5 出発原料としてL−ドーパ1.OOg、70%過塩素酸
水溶液0.5m m及び3,3−ジメチルブチリルクロ
リド3.OOgを用い、また溶媒としてジオキサン30
IIlflを用い、室温にて17時間反応後、実施例1
と同様な処理を行なうと、4−0−(3,3−ジメチル
ブチリル)−L−ドーパ(化合物E) 0.23g (
収率15.6%)が得られる。
融点=255〜258℃(分解) Br I Ry  +nax aB  : 3100,296
2,1752,1611,1521゜1443.133
2,1296,1244,1116.831M5  (
FAB)m/z:296(M”+1)NMR(CD、O
D)  δ : 1.13+1.14(911,5X2
)、2.47+2.48(211,s X 2)、3.
03 +3.06(III 、ddX 2.J=14.
311z及び8.9+1z)、3.28+3.31(l
it、ddX2.J=14.311z及び4.4Hz)
、4.20+4.22(111,ddX2.J=8.9
11z及び4.4112)。
6.88〜6.96(211、+a)、6.77 +7
.03(IH、ddX 2.J’ =8.211z及び
2.211z、J”=8.0IIz及び1.911z) 実施例6 出発原料としてL−ドーパ1.00g、70%過塩素酸
水溶液0.5m Q及びオクタノイルクロリド5.OO
gを用い、また溶媒として酢酸エチル30+a Qを用
い、室温で18時間反応後、実施例1と同様な処理を行
なうと、4−0−オクタノイル−L−ドーパ(化合物F
) 0.50g (収率30.9%)が得られる。
融点=231〜233℃(分解) 1575.1413 M5  (FAB)m/z:324(M”+1)N M
 R(CD、OD)δ : 0.95(311,t、J
=7.4t(z)、1.25〜1.50(811,m)
、1.70(211,q、J=7.411z)。
2.54+2.56(211,tX2.J=7.4Hz
)、3.12(Ill、dd、J=14.4Hz及び4
.4Hz)、4.23+4.26(III 、dd X
 2 、J=9.0Hz及び4.411z)。
6.86〜6.99(2H,m)、6.80+7.03
(III、ddX 2.J’ =8.311z及び1.
911z、J”=7.9Hz及び2.1IIz) 実施例7 L−ドーパ1.OOgを酢酸エチル20m Qに懸濁し
、5〜lO℃の水冷攪拌下に70%過塩素酸水溶液0.
5mQを加えて均一溶液とする。この溶液にバルミトイ
ルクロリド5.OOgを約5分間で滴下し、滴下後室温
にて17時間反応する0反応液に石油エーテル50m 
Qを加え、上澄をデカンテーションにより除去後、油状
の沈殿物を再び石油エーテル20m Qにより洗浄する
。沈殿を水50n Qに加え、水冷攪拌下に1規定水酸
化ナトリウム水溶液を加えてpH5,0〜5.5に調整
後、生成物を濾取すると4−〇−バルミトイルーL−ド
ーパ(化合物G) 1.20g (収率54.3%)が
得られる。
融点;218〜220℃ (分解) Br I Ry max ad  : 3082,2926,
1761,1668,1578゜1446.1413.
1356,1146.1119M S  (FAB) 
III/ z : 436 (M’″十1〕N M R
(CD、OD)δ : 0.87(311,t、J=6
.4Hz)、1.20〜1.40(2411,m)、1
.71(211,q、J=6.711z)。
2.58+2.59(211,tX2.J=6.711
z)、3.02〜3.13(111,m)、3.20〜
3.22(111,m)。
4.10〜4.3(LH,m)、6.77+7.30(
IH,ddX 2.J=8.011z及び2.011z
)、6.90〜6.96(211,11+) 実施例8 実施例7のバルミトイルクロリドに代えて、ドデカノイ
ルクロリド6.00gを用い、他は実施例7と同様な反
応を行なうと、4−0−ドデカノイル−L−ドーパ(化
合物H) 1.14g (収率59.4%)が得られる
融点:231〜232℃(分解) Br I Ry ll1ax ail  : 2926,28
54,1761,1665,1578゜1446.14
13.1119 M S  (FAB) rn/ z : 380 (M
” +1 )N M R(CD、OD)δ: 0.87
(311,t、J=6.7)1z)、1.25〜1.5
0(1611,m)、1.72(211,q、J=7.
311z)。
2.59+2.60(211,tx 2.J=7.31
1z)、3.00〜3.10(111,+11)、3.
20+3.25(III、m)。
4.18〜4.24(IH,m)、6.77+7.03
(III、ddX 2.J’ =8.011z及び1.
9Hz、J”4.311z及び2.0IIz) 、6.
89〜6.93(IH,dX2.J’=2.011z、
J” 〜1.911z)、6.91 +6.95([1
,d X2、J’ =8.3Hz、J”=8.0IIz
)実施例9 出発原料としてL−ドーパ1.OOg、70%過塩素酸
水溶液0.5mQ及び塩化ベンゾイル4.0gを用い。
また溶媒としてテトラヒドロフラン20ra Qを用い
、60℃で30分間反応後、実施例1と同様な処理を行
なうと、4−0−ベンゾイル−L−ドーパ(化合物■)
0.45g (収率30.0%)が得られる。
融点=226〜229℃(分解) Br I RVmax aA  : 3112,1746,1
647,1617,1584゜1314.1269,1
248,1059.708M S  (FAI3) m
/ z : 302 (M” +1 )N M R(C
D30D/DCI)δ: 3.13(Ill、dd、J
=14.3Hz及び7.81夏z)、3.35(Ill
、dd、J=14.3夏1z及び5.4Hz)、4.2
6(III、dd、J=7.811z及び5.4Hz)
、6.83(III、dd、J=8.5Hz及び2.0
IIz)。
7.05(111,d、J=8.511z)、7.46
〜8.21(5+1゜l11) 実施例10 実施例9の塩化ベンゾイルに代えて、フェニルアセチル
クロリド4.30gを用い、他は実施例9と同様な反応
を行なうと、4−0−フェニルアセチル−L−ドーパ(
化合物J) 0.47g (収率29.8%)が得られ
る。
融点:228〜230℃(分解) Br I R−L/max aa  : 3412,1752
,1665,1578,1413゜1245.1128 M S  (FAR) m/ z : 316 (M”
+1 )N M R(CD、OD/DCI)δ: 3.
10(III、dd、J=15.0IIz及び8.2H
z)、3.26(IH,dd、J=15.011z及び
5.111z)、3.94(2H,s)、4.22(I
ll、dd、J=8.2112及び5.111z)、6
.78(III、dd、J=8.011z及び1.81
1z)、6.93(III、d、J=1.8Hz) 。
6.94(111,d、J=8.0Hz)、7.27〜
7.40(5H。
m) 実施例11 L−ドーパ2.OOgをトリフルオロ酢酸6.0+nf
lに溶解し、塩化ピバロイル1.40m Qを加えて室
温で16時間反応する。減圧下トリフルオロ酢酸を留去
し、残渣を水に溶解後実施例1と同様な処理を行なうと
、4−0−ピバロイル−L−ドーパx、sog(収率5
3.4%)が得られる1本化合物のスペクトルデータは
実施例1の化合物のそれと一致する。
実施例12 L−ドーパ過塩素酸塩3.20 gをテトラヒドロフラ
ン15m Qに溶解し、塩化ピバロイル1.60m Q
を加えて50〜60℃で1時間反応する0反応終了後溶
媒を減圧留去し、残渣を水に溶解後実施例1と同様な処
理を行なうと、4−○−ピバロイルーL−ドーパ1.4
0g (収率49.8%)が得られる0本化合物のスペ
クトルデータは実施例1の化合物のそれと一致する。
実施例13 N−ベンジルオキシカルボニル−L−ドーパ3.30g
を水50+n Qとエーテル10m mの混液に溶解し
、水冷攪拌下、1規定水酸化ナトリウム水溶液10II
IQ及び塩化ピバロイル1.20gのエーテル溶液(1
0mΩ)を、p116.0〜8.0を保ちながら30分
間を要して少しずつ同時に滴下する0滴下終了後1時間
室温で攪拌し、酢酸エチル50+n Qを加えて希釈後
、2規定塩酸を加えてpH2,0に調整する。有機層を
分取し、水洗後無水硫酸マグネシウムを加えて乾燥し、
乾燥剤を濾別後減圧下に溶媒を留去する。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−100
,120g 、塩化メチレン/メタノール=5/lにて
溶出)により精製すると、N−ベンジルオキシカルボニ
ル−モノー〇−ピバロイルーL−ドーパ2.6og(収
率62.6%)が淡黄色のガラス状固体として得られる
Br I R−VIllax aA  : 3376.298
0,1734,1614.1344,1293.123
6,1059.738,699N M R(CDCI、
)δ: 1.35+132(911,5X2)、2.9
2〜3.12(211,m) 、4.41〜4.65(
1B、m)、5.01〜5.19(2H,m)、5.4
1(1B、d、J=7.4Hz)。
6.59〜7.41(811,m) 上記で得られたモノー〇−ピパロイル体1.OOgをメ
タノール50m Qに溶解し、5%パラジウム−炭素触
媒0.1gの存在下、5kg/rrrの水素圧で4時間
接触還元する。触媒な濾別後溶媒を減圧留去すると、4
−0−ピバロイル−L−ドーパ0.41 g (還元収
率60o5%)が得られる1本化合物のスペクトルデー
タは、実施例1で得られた化合物のそれと一致する。
実施例14 (a) N−ベンジルオキシカルボニル−し−ドーパベ
ンジルエステル852mgをアセトン20ttr Qに
溶解し、ヨウ化ナトリウム52mg、塩化ベンジル25
4mg及び炭酸カリウム622mgを加えた後、アルゴ
ン雰囲気下に17時間攪拌還流する0反応終了後、無機
塩を濾去し、濾液を減圧a縮後残渣を分取中圧液体クロ
マトグラフィー(Lobar column Si 6
0 (メルク社製)使用、溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=10/1〜6/l〕により精製すると、下記の二
種の異性体生成物が得られる。〔なお、両異性体の溝造
確認は、それぞれの化合物をアセトン中ヨウ化メチルと
炭酸カリウムによりO−メチル化後、メタノール910
%パラジウム−炭素触媒存在下に接触還元して対応する
4−0−メチル−L−ドーパと3−0−メチル−L−ド
ーパに導き、両化合物を別途に合成された標品「ジャー
ナル・オブ・オルガニックケミストリー(J、Org、
Chem、) 、第21巻、第4696頁(196を年
)」と比較することにより行なつた。〕 N−ベンジルオキシカルボニル−3−(3−ベンジルオ
キシ−4−ヒドロキシ}フエニル−L−アラニン ベン
ジルエステル 収量 354mg (淡黄色油状物;収率42%)ea
t I R−1/max aif  : 3376.292
6,1722,1518,1458゜1389.134
4,1275,1236,1197,1122゜105
9.1026,741,699 M S  (FAB) IIl/ z : 512 (
M” +1 )、378 (base peak) N M R(CDCI、 )δ: 3.04(2H,d
、J=6.1Hz)、4.65〜4.68(IH,m>
、4.89〜5.15(6H,m)、5.22(111
,d、J=8.1+1z)、5.56(IH,s)、6
.52(IH。
dd、J=8.1Hz及び1.7Hz)、6.63(I
II、d、J=1.7Hz)、6.77(IH,d、J
=8.111z)、7.32〜7.40(15H,n) N−ベンジルオキシカルボニル−3−(4−ベンジルオ
キシ−3−ヒドロキシ}フエニル−L−アラニン ベン
ジルエステル 収量 310mg (淡黄色油状物;収率36%)I 
RVmax aii  : 3412,30?0,30
40,2744,1728゜1593.1515,14
58,1389,1341,1275゜1128.10
59,1026,915,855,738,699M 
S  (FAB) m/ z : 512 (M’″十
1〕。
167 (base peak) N M R(CDC1,)δ: 3.01(2H,d、
J=5.6Hz)、4.65(Ill。
m)、5.04(211,s)、5.07(211,s
)、5.14(211゜s)、5.22(111,d、
J=8.211z)、5.59(IH,s)。
6.46(111,dd、J=1.9H7及び8.11
Iz)、6.66(III、d、J= 1.911z)
、6.73(III、d、J=8.IH2)、7.25
〜7.40(15H,m) (b)実施例14−(a)で得られた3−ベンジルオキ
シ体208■をジメチルホルムアミドに溶解し、4−ジ
メチルアミノピリジン126■、トリエチルアミン12
4■及び塩化ピバロイル148mgを加えて35分間1
00℃で加熱攪拌する0反応終了後反応液に酢酸エチル
と水を加え、有機層を分取後節和食塩水で洗浄する。無
水硫酸マグネシウムにより乾燥後溶媒を留去し、残渣を
分取薄層クロマトグラフィー(Kiesel gel 
60Fmm4Art 5744 (メルク社製)使用、
展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル= 10/ 3 )に
より精製後、エチルエーテル、イソプロピルエーテル及
びヘキサンの混液から再結晶すると、N−ベンジルオキ
シ−3−(3−ベンジルオキシ−4−ピバロイルオキシ
}フエニル−し−アラニン ベンジルエステル110m
g (収率45%)が得られる。
融点=71〜72℃ 1350.1287,1266.1215,1188,
1158゜1122.1056,1029,756,6
99M5  (EI、精密質量測定)  :C,、II
、、O,N (実:則値595 、2568 /理論値
595.2570)N M R(CDC1,)δ : 
1.24(911,s)、3.08(211,d、J=
5.3Hz)、4.68〜4.71(III、m)、4
.84(2H,s)。
5.05〜5.14(411,m)、5.29(IH,
d、J=7.9fiz)、6.60(LH,dd、J=
8.211z及び2.0Hz) 。
6.71(111,m)、6.86(IH,d、J=8
.2Hz)。
7.23〜7.37(1511,l11)(C)実施例
14−(a)で得られた4−ベンジルオキシ体を原料に
用い、上記(b)と同様な反応を行なうと、N−ベンジ
ルオキシ−3−(4−ベンジルオキシ−3−ピバロイル
オキシ}フエニル−し−アラニン ベンジルエステルが
無色油状物として得られる。
eat I RVmax csa  : 2974,1?52,
1515,1458,1389゜1344.1266.
1215,1122,1059,1026,741゜M
5  (EI、精密質量測定)  : C,、H,,0
,N (実測値595,2577/理論値595.25
70)N M R(CDCI、 )δ: 1.24(9
11,s)、3.03(2H,d、J=5.711z)
、4.65〜4.67(Ill、l11)、4.97(
2■、S)。
5.09(211,s)、5.11(211,s)、5
.32(IH,d。
J1!8.0Hz)、6.79〜6.80(3H,m)
、7.23〜7.39(1511,m) (d)実施例14の(b)で得られた4−ピバロイルオ
キシ体99mgを15%塩化水素−メタノール溶液22
3μαとメタノール611IQの混液に溶解し、10%
パラジウム−炭素触媒367■の存在下、4kg1rd
の水素圧で6時間接触還元する。還元終了後触媒を濾別
し、濾液を減圧乾固後エチルエーテルにより処理すると
、4−0−ピバロイル−L−ドーパ塩酸塩30mg (
収率64%)が得られる。
融点: 170−173℃(分解) Br I R−L/maX aa  : 3424,2980
,1737,1611,1524゜1485 、144
0.1404 、1371 、1296 、1236 
N M R(CD、OD/DCI)δ: 1.35(9
11,s)、3.06(IH,dd。
J=14.511z及び7.911z)、3.28(1
11,dd、J=14.5Hz及び5.2Hz)、4.
23(IH,dd、J=7.911z及び5.211z
)、6.78(IH,dd、J’8.2Hz及び2.2
11z)、6.90(IH,d、J’2.2Hz) 、
6.92(IH,d、J=8.211z) (e)実施例14の(C)で得られた3−ピバロイルオ
キシ体を原料に用いて、実施例14の(d)と同様な反
応を行なうと、3−ピバロイル−L−ドーパ塩酸塩が得
られる。
融点:140〜145℃(分解) Br I RVmax ail  : 2980,1?40,
1626,1524,1488゜1449.1401,
1371,1293,1251,1203゜N M R
(CD、OD/DCI)δ : 1.36(911,s
)、3.08(IH,dd。
J=14.811z及び7.611z)、3.26(H
l、dd、J=14.811z及び4.911z)、4
.22(Ill、dd、J=7.611z及び4.91
1z)、6.92(ill、d、JJ、911z)。
6.94(111,d、J=8.511z)、7.04
(111,dd、J=8.511z及び1.911z) 実施例15 4−0−ピバロイル−L−ドーパ147部、カルビドー
パ10部、乳糖35部、トウモロコシデンプン13.5
部及びカルボキシメチルセルロースカルシウム12部を
合わせて混合した粉末に、メチルセルロース6部と適量
の水から調製した練合液を加えて練合し、造粒乾燥した
後、ステアリン酸マグネシウム1.5部を加えて混合し
、−錠225II1gの錠剤を製造する。
実施例16 4−0−ピバロイル−L−ドーパ147部、カルビドー
パ25部、乳糖27部、トウモロコシデンプン9.5部
及びカルボキシメチルセルロースカルシウム9部を用い
、さらに、メチルセルロース6部及びステアリン酸マグ
ネシウム1.5部を用いて、実施例15と同様な操作を
行ない、−錠225a+gの錠剤を製造する。
り101μ 4−〇−ピバロイルーL−ドーパ442部、トウモロコ
シデンプン45部、結晶セルロース40部及びカルボキ
シメチルセルロース20部を混合し、更に、ステアリン
酸マグネシウム3部を加えて混合した後、直接打錠法に
より、−錠550mgの錠剤を製造する。
叉廠璽旦 4−0−ピバロイル−L−ドーパ147B、トウモロコ
シデンプン32mg、カルビドーパ25o+g、乳糖4
3mg及びステアリン酸マグネシウム2I1gを混合し
、2号カプセルに充填してカプセル剤を製造する。
滲j薫υ弘星 L−ドーパの抗パーキンソン病作用は、一般に血中り一
ドーパ濃度に相関することが知られており、本発明の薬
剤は、この血中L−ドーパ濃度に関して、臨床的に好ま
しい体内動態をもたらす。
即ち本薬剤は投与後、L−ドーパ濃度の急激な上昇、速
やかな消失を来たすことなく長期に臨床的に有効な血中
L−ドーパ濃度を維持する。また本薬剤の生物学的利用
能(bioavailability)は良好であり、
プロドラックとしての親化合物であるL−ドーパに換算
した場合の投与量を減らすことも可能である。さらに本
薬剤の毒性は極めて低く、長期の服用を余儀なくされる
パーキンソン症の治療・処置に供するのに極めて好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はL−ドーパのラットへの経口投与時の血中L−
ドーパ濃度の経時変化を示す。 第2図は化合物Aのラットへの経口投与時の血中L−ド
ーパ濃度の経時変化を示す。 第3図は化合物Bのラットへの経口投与時の血中L−ド
ーパ濃度の経時変化を示す。 第4図はL−ドーパのピーグル犬への経口投与時の血中
L−ドーパ濃度の経時変化を示す。 第5図は化合物へのピーグル犬への経口投与時の血中L
−ドーパ濃度の経時変化を示す。 第6図は化合物Bのピーグル犬への経口投与時の血中L
−ドーパ濃度の経時変化を示す。 第7図は化合物A(0)及びL−ドーパ(・)のラット
への静脈内投与時の血中L−ドーパ濃度の経時変化を示
す2 第8図はIn 5itu結紮ループ法によるラットの/
h m腔内における、化合物A注入後の化合物A(△)
及びL−ドーパ(○)、またL−ドーパ注入後のL−ド
ーパ(・)の量の経時変化を示す。 第9図はIn 5itu結紮ループ法によるラットの小
腸組織内における。化合物A注入後の化合物A(Δ)及
びL−ドーパ(0)、またL−ドーパ注入後のL−・ド
ーパ(・)の量の経時変化を示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 [式中、R^1及びR^2の一方は水素原子を示し且つ
    他方は式:R−CO−(式中、Rはアルキル基、アルケ
    ニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
    されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、低級アルコキシ基又は置換されていてもよ
    いアラルキルオキシ基を示す)で表される基を示す]で
    表されるL−ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I −a] [式中、Rはアルキル基、アルケニル基、置換されてい
    てもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいフェ
    ニル基、置換されていてもよいアラルキル基、低級アル
    コキシ基又は置換されていてもよいアラルキルオキシ基
    を示す]で表される第1請求項記載のL−ドーパ誘導体
    及びその酸付加塩。
  3. (3)Rが直鎖状又は分岐状のC_1−C_1_3アル
    キル基、C_2−C_1_2アルケニル基、C_3−C
    _7シクロアルキル基、フェニル基、C_7−C_1_
    2アラルキル基、C_1−C_6アルコキシ基又はC_
    7−C_1_2アラルキルオキシ基(但し、該シクロア
    ルキル基、該フェニル基、該アラルキル基及び該アラル
    キルオキシ基はC_1−C_4アルキル基、C_1−C
    _4アルコキシ基及びハロゲン原子からなる群から選ば
    れる1又は2個の置換基を有していてもよい)である第
    1請求項記載のL−ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  4. (4)Rが分岐状のC_3−C_5アルキル基、又は1
    又は2個のC_1−C_4アルキル基により置換されて
    いてもよいC_3−C_8シクロアルキル基である第3
    請求項記載のL−ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  5. (5)Rが分岐状のC_3−C_6アルキル基、又は1
    個のC_1−C_4アルキル基により置換されていても
    よいC_3−C_6シクロアルキル基である第3請求項
    記載のL−ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  6. (6)Rがtert−ブチル基、シクロプロピル基又は
    1−メチルシクロプロピル基である第5請求項記載のL
    −ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  7. (7)Rがtert−ブチル基である第6請求項記載の
    L−ドーパ誘導体及びその酸付加塩。
  8. (8)3−(3−ヒドロキシ−4−ピバロイルオキシ)
    フエニル−L−アラニン、3−(3−ヒドロキシ−4−
    シクロプロパンカルボニルオキシ)フェニル−L−アラ
    ニン、3−{3−ヒドロキシ−4−(1−メチルシクロ
    プロパンカルボニル)オキシ}フエニル−L−アラニン
    及びそれらの酸付加塩である第1請求項記載のL−ドー
    パ誘導体及びその酸付加塩。
  9. (9)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、R^1及びR^2の一方は水素原子を示し且つ
    他方は式:R−CO−(式中、Rはアルキル基、アルケ
    ニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
    されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、低級アルコキシ基又は置換されていてもよ
    いアラルキルオキシ基を示す)で表される基を示す]で
    表されるL−ドーパ誘導体及びその酸付加塩を製造する
    に当り、保護されていてもよいL−ドーパに、 一般式 R−CO−Q[II] [式中、Qは脱離基を示し、Rは前記の意味を有する]
    で表されるアシル化剤を作用させ、その後存在する保護
    基を除去し、そして必要に応じて、生成する一般式[
    I ]のL−ドーパ誘導体を酸付加塩に変えることを特徴
    とする前記一般式[ I ]で表されるL−ドーパ誘導体
    又はその酸付加塩の製造法。
  10. (10)L−ドーパに、該L−ドーパ1モル当り少なく
    とも1モルの酸の存在下、一般式[II]のアシル化剤を
    作用させることを特徴とする第9請求項記載の製造法。
  11. (11)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、R^1及びR^2の一方は水素原子を示し且つ
    他方は式:R−CO−(式中、Rはアルキル基、アルケ
    ニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換
    されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、低級アルコキシ基又は置換されていてもよ
    いアラルキルオキシ基を示す)で表される基を示す]で
    表されるL−ドーパ誘導体又は製薬学的に許容し得るそ
    の酸付加塩を含有するパーキンソン病処置剤。
  12. (12)アリールアミノ酸脱炭酸酵素阻害剤をさらに含
    有する第11請求項記載のパーキンソン病処置剤。
  13. (13)アリールアミノ酸脱炭酸酵素阻害剤が(−)−
    L−α−ヒドラジノ−3,4−ジヒドロキシ−α−メチ
    ルヒドロ桂皮酸(一般名:カルビドーパ)又はD,L−
    セリン2−{(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)
    メチル}ヒドラジド(一般名:ベンセラジド)であるこ
    とを特徴とする第12請求項記載のパーキンソン病処置
    剤。
  14. (14)L−ドーパ誘導体又は製薬学的に許容し得るそ
    の酸付加塩対アリールアミノ酸脱炭酸酵素阻害剤のモル
    比が、1:1ないし15:1の範囲内にある第12請求
    項記載のパーキンソン病処置剤。
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