JPH0213728Y2 - - Google Patents

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JPH0213728Y2
JPH0213728Y2 JP1983055127U JP5512783U JPH0213728Y2 JP H0213728 Y2 JPH0213728 Y2 JP H0213728Y2 JP 1983055127 U JP1983055127 U JP 1983055127U JP 5512783 U JP5512783 U JP 5512783U JP H0213728 Y2 JPH0213728 Y2 JP H0213728Y2
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JP
Japan
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shape
cover
engine body
retaining material
retaining
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JP1983055127U
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JPS59159738U (ja
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Priority to JP5512783U priority Critical patent/JPS59159738U/ja
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Publication of JPH0213728Y2 publication Critical patent/JPH0213728Y2/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用エンジンのフロントエンド
等に蓋着して使用されるエンドカバーに関するも
のである。
[従来の技術] 一般に、自動車用エンジン等においては、吸排
気弁を駆動するためのタイミングベルト等を保護
するために、エンジン本体の端部にエンドカバー
を蓋着している。
ところが、従来のこの種エンドカバーは、プラ
スチツクや金属等、硬質の材料により作られてい
るため、該カバーに直接に伝達される周波数の高
い音、例えば、動弁系の音や燃焼音等に該カバー
が共振して騒音が発生し易いという問題がある。
そして、かかる騒音の発生メカニズムをさらに詳
しく検討した結果、従来のような硬質の材料で作
られたエンドカバーは、その側壁部が前述した動
弁系の音や燃焼音等に最も共振し易く、騒音の発
生源になつているということが判つた。
このような問題を解決する先行技術として、実
開昭57−73330号が提案されているが、これはエ
ンドカバー全体が軟質材料で作られているため、
カバー正面部が膜振動を起し、カバー自体が騒音
の発生源となるという問題がある。
そのため、近時、第3図〜第5図に示すような
ものも考えられている。
詳述すれば、エンドカバー1をエンジン本体の
端面2に蓋着し、このエンドカバー1によつてク
ランクシヤフトプーリ4、タイミングベルト5、
カムシヤフトプーリ6およびテンシヨナー7を覆
つている。このエンドカバー1は、全体を軟質材
料、すなわち、かたさ(ロツクウエル硬さ)94゜
以下程度の合成樹脂によつて形成した薄肉なもの
で、側壁部1aと正面部1bとからなる。また、
該エンジンカバー1は、その開口縁1cにピアノ
線からなる形状保持材8を埋込むとともに、側面
部1aから正面部1bにわたつて同じくピアノ線
からなる形状保持材9…を埋込んである。さら
に、前記正面部1bに、質量の大きいピアノ線1
1,12を埋込み、これらのピアノ線11,12
によつてマスダンパー部13を形成している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このようなマスダンパによる振動抑
制手法は、カバーの正面部の厚み方向の動きを直
接的に規制するものではないため、カバーを構成
する材料を軟らかいものにして前述した高い周波
数に対する共振をより効果的に防止しようとする
と、膜振動の発生を十分に抑制することが難しく
なるという課題がある。
本考案は、このような課題を解消することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本考案に係るエンジンのエンドカバ
ーは、エンジン本体の端部に蓋着するものであつ
て、側面部および正面部を軟質材料によつて形成
し、少なくとも正面部に、その一端から他端に亘
つて形状保持材を埋設するとともに、その形状保
持材に孔部を設け、エンジン本体の端面から突設
した共振止めステーをその孔部に貫通させ、この
共振止めステーによつて前記形状保持材とエンジ
ン本体とを結合していることを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、カバーの側面
部および正面部が軟質材料により作られているた
め、周波数の高い音に該カバーが共振して騒音の
発生源になるのを有効に防止することができる。
しかも、正面部には、一端から他端に亘る形状保
持材が埋設されており、その形状保持材が共振防
止ステーを介してエンジン本体に移動不能に結合
されているので、その正面部の形状保持材により
保持されている部分が厚み方向に移動するのを禁
止することができる。そのため、正面部を軟質材
料により構成しても該正面部全体が膜振動するの
を有効に防止することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
を参照して説明する。なお、第3図〜第5図に示
す従来例と同一或いは対応する部分には、同一の
符号を付して、説明を簡略化する。
全体を軟者材料で形成したエンドカバー1を、
エンジン本体の端面2に蓋着している。このエン
ドカバー1には、側面部1aから正面部1bに亘
つて、ピアノ線を主体に構成した形状保持材1
4,14を埋込んでいる。しかして、この形状保
持材14,14は、正面部1bの一端から他端に
亘つて存在している。これら各形状保持材14,
14は所定部位に偏平部分14aを有しており、
この偏平部分14aの中央に孔部15,15を穿
設してある。そして、この孔部15,15にエン
ジン本体の端面2から突設した共振止めステー1
6,16の先端ねじ部16a,16aを貫通さ
せ、この先端ねじ部16a,16aにそれぞれナ
ツト17,17を螺着して、前記正面部1bを前
記共振止めステー16,16の段部端面16b,
16bに押付固定している。なお、9…は従来例
で示したと同じ形状保持材である。
このような構成のものであれば、側面部1aと
表面部1bが軟質材料により作られているため、
該エンドカバー1が、前述した高い周波数の音に
共振して騒音が発生する不都合を解消することが
できる。また、形状保持材9,14を埋設してあ
るので、形状がくずれるといつた不都合も生じな
い。
しかも、本考案のエンドカバー1によれば、共
振止めステー16,16により、正面部1bに埋
設した形状保持材14,14の移動を阻止するよ
うにしてあるので、該正面部1bが膜振動を起こ
して騒音が発生するという不具合も有効に防止す
ることができる。その結果、このエンドカバー1
を従来のものよりもさらに軟質な材料を用いて構
成することも可能となり、高い周波数での共振に
よる騒音の発生をより効果的に防止することがで
きる。
なお、本考案は以上説明した実施例に限られな
いのは勿論であり、形状保持材はピアノ線あるい
はワイヤを主体にしたものに限定されない。
また、覆う対象はタイミングベルト式の動力伝
達手段に限られず、例えば、タイミングギヤ式の
ものであつてもよく、また、動力伝達手段以外の
ものであつてもよい。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、特に
軟らかい軟質材料により側面部および正面部を構
成しても形状がくずれたり、正面部が膜振動を起
こし易くなるのを効果的に抑制することができ
る。そのため、高い周波数に共振して騒音が発生
したり、正面部の膜振動により騒音が惹起される
のを共に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分正面図、
第2図は第1図における−線断面図である。
第3図〜第5図は従来例を示し、第3図は正面
図、第4図は側面図、第5図は第3図における
−線断面図である。 1……エンドカバー、1a……側面部、1b…
…正面部、2……エンジン本体の端面、14……
形状保持材、15……孔部、16……共振止めス
テー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体の端部に蓋着するカバーであつ
    て、側面部および正面部を軟質材料によつて形成
    し、少なくとも正面部に、その一端から他端に亘
    つて形状保持材を埋設するとともに、その形状保
    持材に孔部を設け、エンジン本体の端面から突設
    した共振止めステーをその孔部に貫通させ、この
    共振止めステーによつて前記形状保持材とエンジ
    ン本体とを結合していることを特徴とするエンジ
    ンのエンドカバー。
JP5512783U 1983-04-12 1983-04-12 エンジンのエンドカバ− Granted JPS59159738U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5512783U JPS59159738U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 エンジンのエンドカバ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5512783U JPS59159738U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 エンジンのエンドカバ−

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Publication Number Publication Date
JPS59159738U JPS59159738U (ja) 1984-10-26
JPH0213728Y2 true JPH0213728Y2 (ja) 1990-04-16

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ID=30185451

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JP5512783U Granted JPS59159738U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 エンジンのエンドカバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330609Y2 (ja) * 1986-01-09 1991-06-27

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127446U (ja) * 1974-08-21 1976-02-28

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JPS5127446U (ja) * 1974-08-21 1976-02-28

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JPS59159738U (ja) 1984-10-26

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