JPH02135371A - 二成分系現像剤および該現像剤を用いた現像方法 - Google Patents

二成分系現像剤および該現像剤を用いた現像方法

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JPH02135371A
JPH02135371A JP63287824A JP28782488A JPH02135371A JP H02135371 A JPH02135371 A JP H02135371A JP 63287824 A JP63287824 A JP 63287824A JP 28782488 A JP28782488 A JP 28782488A JP H02135371 A JPH02135371 A JP H02135371A
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謙次 岡戸
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貴幸 永塚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真法あるいは静電印刷法などにおいて電
気的潜像、または磁気的潜像を現像するのに用いられる
現像剤に関し、とりわけ多色カラー画像の画質を著しく
改良した現像剤を使用した電子写真用カラー画像形成方
法に関する。
[従来の技術] 従来、電子写真法において静電潜像をトナーを用いて現
像する方法としては大別して、トナーをキャリアと呼ば
れる奴体に少量分散させたいわゆる二成分系現像剤を用
いる方法と、キャリアを用いる事なくトナー単独使用の
いわゆる二成分系現像剤を用いる方法とがある。
前者の該二成分系現像剤を構成するキャリアは導電性キ
ャリアと絶縁性キャリアに大別され、導電性キャリアと
しては通常酸化又は未酸゛化の鉄粉が用いられる。だが
、この鉄粉キャリアを成分とする現像剤においては、ト
ナーに対する摩擦帯電性が不安定であり、又、現像剤に
より形成される可視像にカブリが発生する欠点がある。
即ち現像剤の使用に伴ない、鉄粉キャリア粒子の表面に
トナー粒子が付着、蓄i(スペント・トナー)する為、
キャリア粒子の電気抵抗が増大してバイアス電流が低下
し、しかも摩擦帯電性が不安定となり、この結果形成さ
れる可視像の画像濃度が低下し、カブリが増大する。従
って鉄粉キャリアを含有する現像剤を用いて電子複写装
置により連続的に複写を行なうと、少数回で現像剤が劣
化する為、現像剤を早期に交換する事が必要となり、結
局コストが高いものとなる。
また、絶縁性キャリアとしては一般に鉄、ニッケル、フ
ェライト等の強磁性体より成るキャリア芯材の表面を絶
縁性樹脂により、均一に被覆したキャリアが代表的なも
のである。このキャリアを用いた現像剤においては、キ
ャリア表面にトナー粒子が融着するIS、が導電性キャ
リアの場合に比べて著しく少なく、同時にトナーとキャ
リアとの摩擦帯電性を制御する・バが容易であり、耐久
性に優れ使用寿命が長い点で特に高速の電子複写機に好
適であるという利点がある。
しかしながら、この絶縁性キャリアにおいてはキャリア
芯材表面を被Yaする被覆層が均一でキャリアと共に用
いられる特定のカラートナーとの摩擦により、所望の大
きさ、並びに極性の帯電状態が安定に得られるバが要求
される。すなわち樹脂被覆キャリアの表面が不均一であ
ると、かかるカラートナーとキャリアの摩擦帯電が不安
定となり結果として複写後書られる可視像の画質低下を
招く 。
それ故、樹脂被覆後のキャリア表面を均一にする目的で
、キャリア芯材自身の表面層を平滑化した後に樹脂被覆
をすることが試みられているが、この方法によれば、確
かにキャリア表面は均一化するものの、キャリア芯材と
被覆樹脂との接着性が不安定となり使用できる被覆樹脂
が接着性の良い樹脂だけに限られてしまった。さらに被
覆強度を高めるために、被覆樹脂量を多めにすると被覆
樹脂の絶縁性のためにキャリア自身がトナー粒子とは逆
極性に強く帯電してしまい、背景部へのキャリア付着の
問題が生じてしまう。
一方で、キャリア自身が強く帯電するがために生じるキ
ャリア付着を解消する目的で被覆樹脂中に、例えば導電
性のカーボンブラックなどを分散させてキャリアに被覆
することが提案されている。だが、これまでのところ必
ずしも安定な被覆状態が達成されているとはいえず、長
期使用によるカーボンブラックなどの遊離によるカブリ
などの新たな問題が生じている。
このように、キャリア芯材表面層と樹脂被覆キャリアの
特性とは密接な関係があるが、キャリア芯材の表面層な
どに関して、例えば特開昭61−151551号公報に
キャリアとして球状マグネタイトを使用し表面層を空孔
率において限定しているが、該提案はあくまで空孔の存
在割合を開示したものであり、個々の空孔の径にまで言
及しておらずキャリア芯材の表面状態を規定するには不
適切である。
以上述べたようにキャリア芯材の表面状態と電子写真特
性との相関を述べた例はないが、本発明者が鋭意研究を
重ねた結果書た知見は概要以下のようである。
キャリア芯材の表面状態とキャリア芯材表面の細孔径分
布が非常に相関性のある事を見出し、キャリア芯材表面
の平均細孔径が大きすぎるとキャリア芯材が平滑すぎて
キャリア芯材と被覆樹脂との接着性が低下し、また、キ
ャリア芯材表面の平均細孔径が小さすぎるとキャリア芯
材への被蓋樹脂の均一性が損われ、結果として非磁性カ
ラートナーとキャリア粒子との摩擦帯電特性が不安定と
なり、複写において得られる可視像におけるカブリ、画
像濃度の低下、さらには特に現像部で交流成分と直流成
分を重畳する現像方式において潜像相持体上へのキャリ
ア付着などが発生し、カラー画像の品質を著しく損うこ
とを見出した。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記の如き欠点のない現像剤を提供するもの
であり、摩擦帯電特性が安定で、かつキャリア付着防止
に優れた現像剤を提供するものである。
また別の目的は画像濃度が高く、カブリもない、カラー
現像剤を提供することにある。
また別の目的は、トナー飛散の少ないカラー現像剤を提
供することにある。
また別の目的はキャリア粒子表面へのトナースペントが
起りに〈〈5かつキャリア被覆樹脂が強固に付着するこ
とにより安定な現像能力を有する長寿命のカラー現像剤
を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明は、少な
くとも着色剤含有樹脂粒子と流動向上剤からなる絶縁性
非磁性カラートナーとキャリア芯材重量に対して0.1
〜5.0重量%の電気絶縁性樹脂で被覆した重量平均粒
径20〜65川であるキャリアからなる現像剤において
、前記キャリアが1表面の平均細孔径が0.5〜e、o
 pであるキャリア芯材を、体積固有抵抗が109〜1
012ΩcIlとなるように電気絶縁樹脂で被覆された
キャリアであることを特徴とする非磁性カラー現像剤に
係る。
更に上記の現像剤を用いて、現像剤担持部材表面に、潜
像相持体上の静電潜像電位と同極性に帯電するトナー粒
子と、トナー粒子とは逆極性に帯電するキャリア粒子と
を担持させ、現像部で交流成分と直流成分を有している
交互電界を形成して、静電像担持体りの静電像を現像す
る現像方法において。
静電像の電位VL(V)と同極性の交互電界の直流成分
VDC(V)と交互電界の直流成分VDC(V)に対し
て静電像の電位VL(V)とは反対に位置する最大電界
付与点の電位VPPMax(V)と現像剤担持部材表面
と静電潜像担持体表面との最近接間隙G(μm)とによ
って形成される画像域の最大電界強度F (V/μm)
は 1.5  ≦F≦3.5 ぇtz L、、 = VppM°x/21+lゞ°°−
ゞ゛1であることを特徴とする非磁性カラー現像剤を用
いた現像方法に係る。
ここで前記キャリア芯材表面の平均細孔径が0.5戸未
満であると、芯材表面における凹凸廓が増え、電気絶縁
性樹脂の四部への被覆状態が非常に不均一となり、摩擦
帯電量が著しく不安定で良好な画像を得ることができな
い、逆に平均細孔径が6.01よりも大きいと、凹部へ
の被覆状態は安定するものの、被覆樹脂のキャリア芯材
への接着性が低下し、長期使用における安定性に欠け、
カブリやトナー飛散などの問題が生じてしまう。このた
め、本発明におけるキャリア芯材表面の平均細孔径は0
.5μ〜6.opL、好マシ〈は1.o#L〜5.0鉢
の範囲とするのが良い。
本発明においては、非磁性トナーの製造方法として熱混
練、粉砕、および分級工程を含むトナー粒子を使用した
とき本発明のキャリアを使用することが一層効果的であ
る。すなわち、上記のトナー製造方法は、強制的にかな
り大きな衝撃力でトナーの粉砕を行うのでトナー表面は
必然的に凹凸が生じる。それ故、トナー表面の凸部はキ
ャリア表面と十分に摺擦して帯電するが、四部はキャリ
ア表面との接触機会が希薄となる。
しかるに本発明においてはキャリア表面も凹凸となって
いるので、キャリアの突起部がトナー粒子の四部をうま
く摩擦帯電させ安定な帯電が可能となる。
本発明において、最も安定に帯電を行うためには 非磁性カラートナーの体積平均粒径をap−、キャリア
芯材表面の平均細孔径をbp。
としたとき 4≦a≦10 0.5≦b≦8.0 0.15≦b/a≦1.0 であることが必要である。
b/aが0.15より小さいとトナーの四部にキャリア
の凸部が届かず十分に摺擦することが難しくなり、一方
b/aが1より大きいとトナーの四部の径よりキャリア
の凸部の径の方が大きくなり、やはり安定な帯電付与が
難しくなる。
さらに本発明においては最大電界強度F (V/p■)
を 1.5  ≦F≦3.5 とすることが必要である。
ごれは、現像領域において、交番電界を印加させた際キ
ャリア表面の突起部に電界を集中させることにより、ト
ナー粒子表面の過度な電荷を漏洩させるためである。し
たがってFは上記の適正範囲内に設定しておく必要があ
る。
F > 3.5であるとキャリアの突起部に電界が集中
しすぎて絶縁破壊が起こり、潜像電荷に乱れが生じ画像
ムラが生じると同時にキャリアの付着も多くなってしま
う。
一方、F < 1.5であるとキャリア付着は良好であ
るがラインのシャープさが損われると同時に、特に低湿
下でチャージコントロールが難しくなり、画像濃度が低
下してしまう。
本発明に使用されるキャリア粒子どしては、例えば表面
酸化または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト
、マンガン、クロム、希土類等の金属及びそれらの合金
または酸化物及びフェライトなどが使用できる。又その
製造方法として特別な制約はない。
また、本発明においては、上記キャリアの表面を樹脂等
で被覆する。その方法としては、樹脂等の被覆材を溶剤
中に溶解もしくは懸濁せしめて塗布しキャリアに付着せ
しめる方法、単に粉体で混合する方法等、従来公知の方
法がいずれも適用できるが、被覆層の安定のためには、
被覆材が溶剤中に溶解する方がより好ましい。
磁性粒子表面への固着物質としては、トナー材料、キャ
リア芯材材料により異なるが、正帯電側の化合物として
は、アミノアクリレート樹脂、アクリル樹脂、あるいは
スチレン系樹脂との共重合物、負帯電側の化合物として
は、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリテトラフ
ルオロエチレン−モノクロロトリフルオロエチレン重合
体、ポリフッ化ビニリデンなどの混合物を用いるのが適
当であるが、必ずしもこれに制約されない。
特に本発明においては、キャリア芯材との接着性を向上
するために、ヒドロキシ基を含有するアクリル単量体を
含有した場合に最も安定な被覆キャリアが得られる。こ
のようなアクリル単量体としては、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、2−ヒドロキシメチルメタクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレートなどが適当である。
本発明に用いられる磁性粒子の材質としては、88%以
上のGu−Zn−Fe (組成比(5〜20)=(5〜
20)  :  (30〜80))の組成からなるフェ
ライト粒子が表面均一化が容易で帯電付与能が安定し、
かつコートを安定にできるという点で特に好ましい、こ
れに使用する被覆材としては、正帯電側の化合物として
は、アクリル樹脂あるいはスチレン−アクリル樹脂共重
合体が、負帯電側の化合物としては、シリコーン樹脂、
ポリフッ化ビニリデンあるいはポリフッ化ビニリデンー
ポリテトラフルオロエチレン共重合体を用いるのが最適
である。
特に本発明においては、キャリア芯材表面との接着性を
向上させるために、正帯電側の化合物としては、少なく
ともヒドロキシ基を含有するアクリル酸(またはそのエ
ステル)単量体及びメタクリル酸(またはそのエステル
)単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体と、スチ
レン系単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体とを
重合して得られる共重合体を含有する樹脂が、ヒドロキ
シ基の効果によりキャリア芯材との接着性が良好になる
さらに、 前記キャリア芯材表面を′i[気絶練性樹脂で被覆する
工程を、少なくとも2回以上とするのが良い、即ち、1
回めの被覆工程でキャリア芯材の全被覆樹脂の30〜6
0重量%の、少なくともヒドロキシ基を含有するアクリ
ル酸(またはそのエステル)単量体及びメタクリル酸(
またはそのエステル)単量体から選ばれる少なくとも一
種の単量体と、スチレン系単量体から選ばれる少なくと
も一種の単量体とを重合して得られる共重合体を含有す
る樹脂を被rflする。2回め以後の被覆工程で、キャ
リア芯材の全被覆樹脂の70〜40重量%の、前記共重
合体を含有する樹脂とを該キャリア芯材表面に対して前
記共重合体とは逆極性に帯電するフッ素を含有する樹脂
とを30 : 70 (重量比)から70 : 30 
(重t^比)の範囲内でポリマーブレンドした電気絶縁
性樹脂を被覆してなることにより一層効果的である。
これは、フッ素系樹脂がキャリア芯材との接着性が悪い
のを補うために、あらかじめキャリア芯材との接着性の
良いヒドロキシ基を含有する樹脂をキャリア芯材表面に
被覆後、非磁性トナーの特に負帯電トナーの帯電が過大
になるのを抑制する負惜゛屯性のフッ素系樹脂をキャリ
ア表面に被覆することにより、フッ素系樹脂がキャリア
粒子表層に出やすくなると同時に安定な被覆が達成され
るからである。
上記化合物の処理量は、キャリアが前記条件を満足する
よう適宜決定すれば良いが、一般には総量で本発明のキ
ャリアに対し0.1〜5重量%(好ましくは0.3〜3
重量%)が望ましい。
これらキャリアの重量平均粒径は20〜65終、好まし
くは30〜80g、、を有することが好ましい。
ここで本発明に用いる着色剤含有微粒子の粒径は、体積
平均粒径で4〜10)を厘であり、1B、0.1以上の
粗粉が体積分布で1.0%以下であることが好ましい。
粒径が細かいので、微小な静電潜像に対するトナーの付
着が忠実であり、静電潜像端部のトナー付着の乱れが少
ない、その結果、高解像度で色再現性の良好な画像が得
られる。特に、写真画像では、微小な潜像の集まりであ
るハーフトーン域が多く、より一層、粒径の効果が表わ
れ、良好な画像となる。
本発明における着色剤含有樹脂粒子に使用する結若物質
としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、
ポリビニルトルエン、スチレン−p−クロルスチレン共
重合体、スチレンビニルトルエン共重合体、等のスチレ
ン及びその置換体の単独重合体及びそれらの共重合体;
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸nブチル
共重合体等のスチレンとアクリル酸エステルとの共重合
体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸nブチル共重合体等のスチレンとメタクリルエステル
との共重合体;スチレンとアクリル酸エステル及びメタ
クリル酸エステルとの多元共重合体;その他スチレンー
アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエ
ーテル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、スチ
レン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−アクリ
ルニトリルインデン共重合体、スチレン−マレイン酸エ
ステル共重合体、等のスチレンと他のビニル系モノマー
とのスチレン系共重合体;ホリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエス
テル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリル酸、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環
族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィン、等が単
独または混合して使用できる。特に圧力足首方式に供せ
られるトナー用の結着樹脂として低分子ポリエチレン、
低分子量ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、高級脂肪
酸、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等が単独または
混合して使用できる。
本発明に係るトナーには荷電特性を安定化するために荷
電制御剤を配合しても良い、その際トナーの色調に影響
を与えない無色または淡色の荷電制御剤が好ましい0本
発明においては、負荷電性現像剤を使用したとき、本発
明は一層効果的になり、負荷電制御剤としては例えばア
ルキル置換サリチル酸の金属錯体(例えばジ−ターシャ
リ−ブチルサリチル酸のクロム錯体または亜鉛錯体)の
如き有機金属錯体が挙げられる。負荷電制御剤をトナー
に配合する場合には結着樹脂100重量部に対して0.
1〜10rlli部、好ましくは0,5〜8重量部添加
するのが良い。
本発明に係るトナーと混合して二成分現像剤を調製する
場合、その混合比率は現像剤中のトナー濃度として、2
.0重量%〜12重量%、好ましくは3ffA量%〜l
O重量%にすると通常良好な結果が得られる。トナー濃
度が2.0%以下では画像濃度が低く実用不可となり、
12%以上ではカブリや機内飛散を増加せしめ、現像剤
の耐用寿命を短める。
本発明に使用される着色剤としては、公知の染顔料1例
えばフタロシアニンブルー、インダスレンブルー、ピー
コックブルー、パーマネントレッド、レーキレット、ロ
ーダミンレーキ、ハンサイエロー、パーマネントイエロ
ー、ベンジジンイエロー等広く使用することができる。
その含有量としては、OHPフィルムの透過性に対し敏
感に反映するよう結着樹脂100重量部に対して12重
量部以下であり、好ましくは0.5〜9重量部である。
次に、第1図を参照して本発明に好適な現像装置の一例
を説明する。
潜像担持体lは静電記録用絶縁ドラムあるいはa −S
e、 Cds、 ZnO2、OPC,a −5icy)
様な光導電絶縁物質層を持つ感光ドラムもしくは感光ベ
ルトである。潜像担持体lは図示しない駆動装置によっ
て矢印a方向に回転される。22は潜像担持体lに近接
もしくは接触されている現像スリーブであり、例えばア
ルミニウム、5US316等の非磁性材料で構成されて
いる。現像スリーブ22は現像容器36の左下方壁に容
器長手方向に形成した横長開口に右略半周面を容器36
内へ突入させ、左略半周面を容器外へ露出させて回転自
在に軸受けさせて横設してあり、矢印す方向に回転駆動
される。
23は現像スリーブ22内に挿入し図示の位置姿勢に位
置決め保持した固定磁界発生手段としての固定の永久磁
石(マグネット)であり、現像スリーブ22が回転駆動
されてもこの磁石23は図示の位置・姿勢にそのまま固
定保持される。この磁石23はN極の磁極23a 、 
S極の磁極23b、N極の磁極23c、S極の磁極23
dの4磁極を有する。m石23は永久磁石に代えて電磁
石を配設してもよい。
24は現像スリーブ22を配設した現像剤供給器開口の
上縁側に、基部を容器側壁に固定し、先端側は開口上縁
位置よりも容器36の内側へ突出させて開[1上縁長手
に沿って配設した現像剤規制部材としての非磁性ブレー
ドで1例えば5OS31 Bを横断面路くの字形に曲げ
加工したものである。
26は非磁性ブレード24の下面側に上面を接触させ前
端面を現像剤案内面281とした磁性粒子限定部材であ
る。非磁性ブレード24及び磁性粒子限定部材26など
によって構成される部分が規制部である。
27は磁性粒子であり抵抗値が107Ωcm以上、好ま
しくは108Ωcm以上のフェライト粒子(最大磁化5
5〜75emu/g)へ樹脂コーティングしたものが用
いられ得る。
37は非磁性トナーである。
40は現像容器36下部部分に溜るトナーを封止するシ
ール部材で弾性を有しスリーブ22の回転方向に向って
曲がっており、スリーブ22表面側を弾性的に押圧して
いる。このシール部材40は、現像剤の容器内部側への
進入を許可するように、スリーブとの接触域でスリーブ
回転方向下流側に端部を有している。
60はトナー濃度検出センサー(不図示)によって得ら
れる出力に応じて作動するトナー補給ローラーである。
センサとしては例では、現像剤の体積検知方式、圧電素
子、インダクタンス変化検知素子、交番バイアスを利用
したアンテナ方式、光学濃度を検知する方式などを利用
することができる。該ローラーの回転停止によって非磁
性トナー37の補給を行う、トナー37が補給されたフ
レッシュ現像剤はスクリュー61によって搬送されなが
ら混合・攪拌される。従ってこの搬送中において補給さ
れたトナーにトリポ付与が行われる。63はしきり板で
現像器の長手方向両端部において切り欠かれておりこの
部分でスクリュー81によって搬送されたフレッシュ現
像剤がスクリュー82へ受は渡される。
また、S磁極23dは搬送極である。現像後の回収現像
剤を容器内に回収し、さらに容器内の現像剤を規制部ま
で搬送する。
また、23d付近では、スリーブに近接して設けたスク
リュー62によって搬送されてきたフレッシュ現像剤と
現像後の回収現像剤とを交換する。
64は搬送スクリューで現像スリーブ軸方向の現像剤の
量を均一化する。
なおこの構成は現像剤容器内に磁性粒子と非磁性あるい
は弱磁性のトナーが混在している場合にも有効である。
非磁性ブレード24の端部と現像スリーブ22面との前
記距離d2は100〜800糾1、好ましくは150〜
800IL11である。この距離が100gmより小さ
いと後述する磁性粒子がこの間に詰まり現像剤層にムラ
を生じやすいと共に良好な現像を行うのに必要な現像剤
を塗布することが出来ず濃度の薄いムラの多い現像画像
しか得られない欠点がある。d2は現像剤中に混在して
いる不用粒子による不均一塗布(いわゆるブレードづま
り)を防止するためには400gm以上が好ましい。ま
た900μ腸より大きいと現像スリーブ22上へ塗布さ
れる現像剤量が増加し所定の現像剤層厚の規制が行えず
、潜像相持体への磁性粒子付着が多くなると共に後述す
る現像剤の循環、現像剤限定部材28による現像規制が
弱まりトナーのトリポが不足しカブリやすくなる欠点が
ある。
角度θ1は一5″〜35’ 、好ましくは00〜25°
である。θ1く一5°の場合、現像剤に働く磁気力、鏡
映力、凝集力等により形成される現像剤薄層がまばらで
ムラの多いものとなり、θ> 35”を越えると非磁性
ブレードでは現像剤塗布量が増加し、所定の現像剤量を
得ることが難しい。
この磁性粒子層は、スリーブ22が矢印す方向に回転駆
動されても磁気力1重力に基づく拘束力とスリーブ22
の移動方向への搬送力との釣合によってスリーブ表面か
ら離れるに従って動きが遅くなる。もちろん重力の影響
により落下するものもある。
従って磁極23a、 23dの配設位置と磁性粒子27
の流動性及び磁気特性を適宜選択する・バにより磁気粒
子層はスリーブに近い程磁極23a方向に搬送し移動層
を形成する。この磁性粒子の移動によりスリーブ22の
回転に伴なって現像領域へ搬送され現像に供される。
第2図は本発明に係る現像方法の主要部を説明するもの
で、トナー粒子とトナー粒子とは逆極性に帯電するキャ
リア粒子とを混合して有する現像剤を、静電像の担持部
材としての静電像担持体と、この現像剤を担持する現像
剤担持部材が作る現像部(最近接間隙G (u−s+)
 )の供給した際の交互電界を表わしたものである。
第2図の交互電界は矩形波形状である。この波形におい
て、通常の現像の場合は本発明でいう最大電界付与点の
電位Vp−pMax(V)が静電像が負(Vo(V))
であるため矩形波の正側の最大(図中の上方)点となり
、背景電位はVL (V)となる、この波形において反
転現像の場合は、静電像がVc (V)となるので最大
電界付与点は図中の下方点となり、背景電位はVo (
V)となる(反転現像時は、このVDC,VP−Pの波
形自体変えられるが傾向はこのようになる)。
本発明者達は数多くの現像方法のパターンを想定して実
験を行ったところ、画像部の最大電界強度F(V/μ1
1)は、静電像の電位V+、(V)と交互電界の直流成
分VDC(V)に関して、静電像の電位VL (V)と
は反対側に位置する最大電界付与点の電位vp−pMa
x(V)と現像剤担持部材表面と静電像相持体の表面と
の最近接間隙G(#L層)とによって形成される式、 む で11えられ、 1.5≦F≦3.5 の範囲に設定したとき、キャリア付着もなく、階調性が
良好であることを見い出した。同時に、0.5 pm〜
6涛層の微細な平均細孔径を有するキャリアの突起部に
電界がより集中することにより、過度なトナーのチャー
ジアップの抑制にも非常に効果があることを見出した。
また1画像部に対するキャリア付着以外のキャリア付着
は非画像部に対して生じることになるが、本発明におい
ては非画像部に付着するキャリア粒子の防止も先に述べ
た理由で好ましいものとなる。この条件は非画像部にト
ナー粒子が付着しない範囲で、前記の非画像部電位Vo
(V)に対して直流成分VDC(V)がVDCが可変で
あっても下記の条件を満たすことが良い。
即チ、 50≦1VDC−Vol≦200−cある。ま
た、非画像部電位は環境により変動する場合もあるので
確実性を増すには、この値が150(V)以下であるこ
とが良い。
さらに、好ましい条件を付記すると、交互電界の周波数
ν(KHz)は0.8≦ν≦2.2を満たすことが良い
、 0.8KHz以下ではカプリが増加し、2.2KH
z以上ではラインのシャープネスや階調性が低下する。
本発明現像方法においては、現像部で現像剤層は交互電
界を印加しない状態で非接触でも接触でも良い。
以下に本発明の各測定法(1)〜(4)について述べる
(1)粒度分布測定: 測定装置としてはコールタ−カウンターTA−■型(コ
ールタ−社製)を用い、個数平均分布5体積平均分布を
出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−1パ
ーソナルコンピユータ(キャノン製)を接続し電解液は
1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCj!水溶液を調
製する。
測定法としては前記電解水溶液100−15hf中に分
散剤として界面活性剤、好ましくはアルギルベンゼンス
ルホンMmを0.1〜5m1)加え、さらに測定試料を
0.5〜50信g加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールタ−カウンターTA−H型に
より、アパチャーとして100 μアパチャーを用いて
2〜40ILの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布
9個数平均分布を求める。
これら求めた体積平均分布2個数平均分布より、体積平
均粒径2個数平均分布の13.35g以下、体積平均分
布の20.2!以上の6値を得る。
(2)摩擦帯電量測定: Jll定法を図面を用いて詳述する。
第3図はトナーのトリポ電荷賃をalll定する装置の
説明図である。先ず、底に500メツシユのスクリーン
53のある金属製の測定容器52に摩擦帯電量を測定し
ようとするトナーとキャリアの重量比l:9の混合物を
50〜100J容縫のポリエチレン製のビンに入れ、約
10〜40秒間手で振盪し、該混合物(現像剤)約0.
5〜1.5gを入れ金属製のフタ54をする。このとき
の測定容器52全体の重量を秤りW+(g)とする0次
に、吸引機51(測定容器52と接する部分は少なくと
も絶縁体)において、吸引口57から吸引し風量調節弁
56を調整して真空計55の圧力を25C1mmAqと
する。この状態で充分、好ましくは約2分間吸引を行い
トナーを吸引除去する。このときの電位計59の電位を
V(ボルト)とする。ここで58はコンデンサーであり
容量をC(μF)とする。また、吸引後の測定容器全体
の重量を秤りW?(g)とする、このトナーの庁擦帯電
量(pc/g)は下式の如く計算される。
(但し、測定条件は23℃、60%RHとする。)(3
)キャリア粒度分布測定 (JIS−H2BO3に準拠) 1、キャリア粒子を約100 g、0.1gの桁まで計
りとる。
2、篩は100Meshから500Meshの標準篩(
以下篩という)を用い、上から100.200.250
.350゜400、500の大きさの順に積み重ね、底
には受は皿を置き、キャリア粒子は、一番」−の篩に入
れてふたをする。
3、これを振動機によって水平旋回数毎分285±6回
、衝動回数毎分150±lO回で15分間ふるう。
4、ふるった後、6篩及び受は皿内の鉄粉を0.1 g
の桁まで計り取る。
5、重量百分率で小数第2位まで算出し、JIS−28
401によって小数第1位まで丸める。
ただし。
a、篩の枠の寸法は篩面から上の内径が200mm J
z面から篩面までの深さが45m層であることす、各部
分の鉄粉の重量の総和は、始め取ったキャリア粒子の質
量の99%以下であってはならない。
(4)キャリア電気抵抗測定 1、樹脂を約1g秤量する。
2、 IR用錠剤定型器の円柱状のセル中にトナーを詰
め、400kg/cm2で1分間加圧し、0.5〜1 
cra厚の成型器を得る。この時のセルの直径は約1.
3cmである。
3、成型器に導伝性樹脂ドータイトを塗布し、電極間に
固定する。
4、電極間に100Vの印加電圧をかけ、1分後に電流
値をよむ。
5、抵抗値は次式より算出する。
樹脂抵抗 S=成型器の表面積(cm2)  V=主電圧100V
)d=厚さ(c+m)        i=電流値(A
)(5)キャリア平均細孔径測定 本発明に係る表面細孔径の測定は、水銀圧入式%式%) を用い測定を行なった。
水銀圧入法による細孔径の測定は毛細管に於ける濡れな
い液体の特性に基づいている。濡れ角80°以上を持つ
液体は表面張力の為に自分自身では細孔内に入って行け
ない、従って、細孔へ液体を入れる為には外側より圧力
を加える必要があり、その圧力は細孔径と一定の関係を
持っている。加えた圧力と細孔径(半径)の関係は次式
で表わされる。
Pγ=2σ・cosθ   、、、 、−eI−(1)
γ=細孔半径[A] σ=水銀の表面歪カニ 480[dマn/calO=水
銀との濡れ角: 141.3  [’ ]P=加えた圧
力[kg/am弓 σ、0を(1)式に代入すると次式となる。
γ= 75000/P  ・・・・・・・・・(2)水
銀の表面張力は温度によって変化し、又濡れ角も試料に
よって異なる為ここで使用した値は平均的な値である。
[実施例] 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。尚「%」およ
び「部」は重量%、重量部を示す。
実施例1 を、ヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、3
本ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、冷却後
ハンマーミルを用いて約1〜2■程度に粗粉砕し、次い
でエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さ
らに得られた微粉砕物を分級して本発明の粒度分布とな
るように2〜10gmを選択し着色剤含有樹脂粒子(体
積平均粒径7.8用)を得た。
上記着色剤含有樹脂粒子100部に0.8部のコロイダ
ルシリカ(電子顕微鏡観察による1次粒径0.1〜0.
2p)を外添添加して青色トナーとした。
一方、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10%、メ
チルメタクリレート80%、スチレン30%からなる共
重合体Aを、重量平均粒径52ルで35ル以下3.5%
、35〜40ル8%、74延以)0.5%の粒度分布を
有するCu−Zn−Fe系フェライトキャリア(f均細
孔径2.9 g)に0.5%コーティングした後、前記
共重合体Aとビニリデンフルオライド−テトラフルオロ
エチレン共重合体B(共重合モル比8:2)を50:5
0の重量比率でポリマーブレンドしたものを0.5部コ
ーティングしてキャリアとした。
このときのキャリアの体積固有抵抗は1.8×IQIO
Ωcmであった。
前記青色トナーとキャリアを5:95の割合で混合して
現像剤とした。
次に前記現像剤を使用し、現像スリーブとカットブレー
ドとの間隙を850 p−に設定した第1図に示す現像
装置を、キャノン製PC−10型複写機の反転現像用の
改造機に組み込み、感光ドラム1(有機感光材料)とス
リーブ22の表面との間隔を350gmとした。感光ド
ラムと現像スリーブとの周速比σを1.5とした。現像
スリーブは外径寸法20厘履を用い、感光ドラムは外径
寸法80mmを用いた。感光ドラムはOPCドラムを用
い、−eoovの帯電潜像電位、−250Vの露光潜像
電位とした。
バイアス電源4として周波数1800Hz 、ピーク対
ピーク値1400Vの交流電圧に480vの直流電圧を
重畳させたものを用いて現像を行った。
コノとき、F = 2.89(V/gm) テアツタ。
この組合せによって初期画像濃度1.42でカブリ、キ
ャリア付着のない非常に良好な画像が得られた。さらに
3000枚の連続耐久を行ったところ画像濃度1.35
〜1.45と安定した良好な画像が得られた。さらに、
低温低湿下(20°C!/10%)、高温高湿下(30
℃/80%)で3000枚の連続耐久を行ったところ良
好な画像が得られた。
比較例1 実施例1において周波数2000Hz、ピーク対ピーク
&j2000Vの交流電圧を重畳する以外は実施例1と
同様に行ったところ、キャリアが付着してしまった。こ
のとき、F = 3.54であった。
比較例2 実施例1において交流電圧を重畳しない以外は実施例1
と同様に行ったところ、画像濃度が0.67と低かった
。このとき、F = 0.69であった。
比較例3 キャリア芯材表面の平均細孔径が0.41Lのフェライ
トキャリアを使用する以外は実施例1と同様にしてキャ
リアを製造したところ、凹部へのレジンの被膜性が不均
一で安定なコーティングキャリアが製造できなかった。
比較例4 ギヤリア芯材表面の平均細孔径が8.0pであるフェラ
イトキャリアを使用する以外は実施例1と同様にしてキ
ャリアを製造し画出しを行ったところ、初期は画像濃度
1.32と良好でカブリ、キャリア付着も認められなか
ったが、2000枚の連続耐久で画像濃度が1.15と
低下しカブリも目立ってきた。
実施例2 を使用する以外は実施例1と同様に8.3鉢の青色トナ
ーを製造した。
次にキャリア芯材に共重合体Aを実施例1と同様にして
1回めのコーティングを行い、2回めに共重合体A3G
%と共重合体B7Q%のポリマーブレンドしたものを0
.7部コーティングしてキャリアとした。このときのキ
ャリアの体積固有抵抗は2.8 Xl0IOΩcmであ
った。
前記青色トナーとキャリアを6二94の割合で混合し現
像剤とした。
前記現像剤を使用し、F = 3.OV/)zmに設定
したPC−10(キャノン製)にて3000枚の画出し
を行ったところ、実施例1回様良好な画像が得られた。
実施例3 フタロシアニン顔料のかわりに01ピグメントイエロー
17.35部を使用して7.6pのイエロートナーを、
CIソルベントレッド49を0.8部、引ソルベントレ
ッド52を1.0部使用して、 ?、5.のマゼンタト
ナーを、CIピグメントイエロー17を1.2部、CI
ピグメントレッド5を2.8部、CIピグメントブルー
15を1.5部を使用して7.5鉢の黒色トナーをそれ
ぞれ製造した。
実施例1に挙げた青色トナーと上記トナー3種でGLC
−1(キャノン製)で−eoo vの帯電潜像電位、−
200V17)露光潜像電位、周波数2000Hz、ピ
ーク対ピーク値1800Vの交流電圧に一490vの直
流電圧を重畳させて10000枚の耐久を行ったところ
、良好なフルカラー画像が得られた。このとき、F =
 3.1(V/終m)であった。
[発明の効果] 本発明によれば、摩擦帯電特性が安定でキャリア付着防
Iトに優れ、画像濃度が高く、カブリもなく、安定な現
像能力を有する長寿命のカラー現像剤を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
FJ1図は本発明に好適な現像装置の一例を示し、第2
図は本発明に係る現像方法の主要部を示す説明図であり
、第3図はトナーのトリポ電荷量を測定する装置の説明
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも着色剤含有樹脂粒子と流動向上剤から
    なる絶縁性非磁性カラートナーとキャリア芯材重量に対
    して0.1〜5.0重量%の電気絶縁性樹脂で被覆した
    重量平均粒径20〜65μであるキャリアからなる現像
    剤において、前記キャリアが、表面の平均細孔径が0.
    5〜6.0μであるキャリア芯材を、体積固有抵抗が1
    0^9〜10^1^2Ωcmとなるように電気絶縁樹脂
    で被覆されたキャリアであることを特徴とする現像剤。 (2)前記キャリア芯材が、98%以上のCu−Zn−
    Fe(金属組成比(5〜20):(5〜20):(30
    〜80))の組成からなるフェライトキャリア芯材であ
    ることを特徴とする請求項1記載の現像剤。 (3)請求項1記載の現像剤を用いて、現像剤担持部材
    表面に、潜像担持体上の静電潜像電位と同極性に帯電す
    るトナー粒子と、トナー粒子とは逆極性に帯電するキャ
    リア粒子とを担持させ、現像部で交流成分と直流成分を
    有している交互電界を形成して、静電像担持体上の静電
    像を現像する現像方法において、 静電像の電位V_L(V)と同極性の交互電界の直流成
    分V_D_C(V)と交互電界の直流成分V_D_C(
    V)に対して静電像の電位V_L(V)とは反対に位置
    する最大電界付与点の電位V_P_PMax(V)と現
    像剤担持部材表面と静電潜像担持体表面との最近接間隙
    G(μm)とによって形成される画像域の最大電界強度
    F(V/μm)は 1.5≦F≦3.5 ただし、F=(|V_P_PMax/2|+|V_D_
    C−V_L|)/Gであることを特徴とする現像剤を用
    いた現像方法。 (4)前記キャリア芯材が、98%以上のCu−Zn−
    Fe(金属組成比(5〜20):(5〜20):(30
    〜80))の組成からなるフェライトキャリア芯材であ
    ることを特徴とする請求項3記載の現像方法。
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