JPH02134309A - 美白化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプロシアニジンを有効成分として含有する美白
（ヒ粧料に関する。

〔従来の技術〕

従来より日焼は等により生ずる皮膚の黒色化の防止、シ
ミ、ソ・（カス等の色素沈着の予防あるいはこれらの治
療を目的とする化粧料に用いられる物質としては、アス
コルビン酸類、グルタチオン、コロイド硫黄、ハイドロ
キノン、コウシ酸、桂皮アルデヒド等が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来より用いられているアスコルビン酸類は、水分の存
在下で酸化を受は易く不安定であり、グルタチオンやコ
ロイド硫黄等は異臭を放つ等の欠点を有し、ハイドロキ
ノンは細胞毒性が強く安全性の面から問題があり、又コ
ウジ酸、桂皮アルデヒド等は皮膚の黒色化防上効果が著
しく弱い等の欠点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者等は、かかる現況に鑑み植物体より抽出して得
られるプロシアニジンが色素細胞に対し強い白色化効果
を有することを見出し、本発明を完成した。

即ち本発明は、プロシアニジンを有効成分として含有し
てなる美白化粧料である。

以下、本発明を説明する。

先ス、本発明に用いられるプロシアニジンは、如何なる
種別のプロシアニジンでも良く、特に２〜１０１体のプ
ロシアニジンを含有するプロシアニジン・オリゴマーが
好ましい。

上記したプロシアニジンは、 式 ０Ｈ ＯＨＲ （式中、Ｒは水素または水酸基、Ｒ′は水素、ガロイル
基またはグリコピラノシル基でアル。）で示されるワラ
ベン−３−オールまたはフラ・２ンー３，４−ジオール
を構成ｉ１位として結合した２−１０量体の群より選ば
れた少なくとも１種を含むものである。

本発明に使用するプロシアニジ／は例えば、ＰＥＲＫＩ
Ｎ　Ｉのジャーナル・オフ・ケミカル・ソサイテ４−　
（Ｊ、　ＣｈｅＩＩｌ、　Ｓｏｃ、）　、第１１巻、１
３８７頁（１９７２年）記載の方法あるいは、！、　Ｍ
ＣＭＵＲＲＯＵＧＨらのジャーナル・オフ・サイエンス
・オフ・フード・アグリカルチャー（Ｊ、　Ｓｃｉ。

Ｆｐｏｄ　Ａｇｒｉｃ、）　、第３４巻、６２頁（１９
８３年）記載の方法によりトチの実の殻、つるこけもも
および大麦等の各種の植物体を原料として溶剤を用いて
抽出し、この抽出物を液体クロマトグラフィー等により
分別精製するか、あるいはプロシアニジンの選択的吸着
剤で処理して該プロシアニジン区分を濃縮することによ
って得られる。また、例えば２量体のプロシアニジンＢ
−３およびプロシアニジン区分４等は、Ｒ，ＥＡＳＴＭ
ＯＮＤらのジャーナル・オフ・インスティテエート・ブ
ルーイング（Ｊ、　Ｉｎ５ｔ、　Ｂｒｅｗ、　）第８０
巻、１８８頁（１９７４年）記載の方法によりジヒドロ
クエルセチンおよびカテキンまたはエビカテキンを原料
として合成法によっても得られる。

本発明における美白化粧料は、化粧水、クリーム、バッ
ク等の皮膚化粧料であり、それらの各化粧料に通常に使
用される化粧料基剤、助剤等にプロシアニジンを加え化
粧料とすることができる。

プロシアニジンの配合量は美白化粧料成分重量中０．０
１〜１０重１％、好ましくは０．１〜５重量％である。

次に本発明の有効成分であるプロシアニジンのＢ−１６
マウスメラノ一マ培養色素細胞に対する白色化効果？以
下の試験例により説明する。

試験例 ■試験物質 プロシアニジンオリゴマー（桧より分離）２量体プロシ
アニジンＢ−３（小豆より分離）ハイドロキノン Ｌ−７スコルビン酸 （＋）カテキン ■１拭料液の調製 試験物質であるプロシアニジンオリゴマー　２量体プロ
゛ンアニジンＢ−３、ハイドロキノン、Ｌ−７スコルビ
ン酸および（＋）カテキンを各々の培地中濃度０．ｌａ
ｙ／肩ｌになるように純水に溶解した後、孔径０．２μ
ｍの除菌フィルターで濾過して試料液とした。

■使用細胞 Ｂ−１６マウスメラ／−マ細砲（以下Ｂ−１６細胞） ■試験方法 三島らのジャーナル・オフ・インペスティデーティブ・
デルマトロジー（Ｊ、　Ｉｎｖｅｓｔ、Ｄｅｒｍａｔｏ
ｌ）、第８１巻、第２号、１０６頁（１９８３年）記載
の方法を一部変形して実施した。

すなわち、ンヤーレ（６０Ｉｌｌｊｌ直径）ンこ各試料
液０．１ゴ、１．５Ｘ１０５個のＢ−１６細胞を含む培
養液０．１　ｄ及び１０％（Ｖ／Ｖ）牛胎児血清を含む
イーグル最小栄養培地３．８屑／？加え、３７’Ｃ，５
％（Ｖ／Ｖ）ＣＯ、、ｔ：設定した１７０７ＩＣｏ。培
養器（Ｆｏｒｍａ　５ｃｉｅｎｔｉｆｉｃ肚製、ｍｏｄ
ｅｌ　３１５７）で５日間培養した。なお、コントロー
ルは試料液の代わりに同量の純水を加え同様に培養した
。５日間培養したＢ−１６細胞はトリプシンで分散後、
細胞数の測定を行うとともに、１，０００ｒｐｍ、　５
分間遠心分離して集め、その白色化度を肉眼的に判定し
た。

■試験結果 第１表に結果を示す。

以上の結果より、本発明のプロシアニジンはＢ−１６Ｉ
！ｂ胞に対する白色化効果が強く、従来品に比べて他胞
毒性も著しく少ないことが認められたＯ なお、第１表中ハイドロキノンを用（・た場合、ハイド
ロキノンによる強い絶胞毒性により培養１日日で路胞数
はＯとなり白色化効果の判定は不能であった。

このことから、本発明のプロシアニジンはＢ−１６縄胞
に毒性を示すことなくメラニン生成を著しく抑制し白色
化効果を示すことが実証された。

〔発明の効果〕

本発明の美白化粧料は、皮膚の白色化効果がとしく濠れ
、かつ皮膚に対する安全性も優れたものであり、本発明
は産業旧著しく有意義である。

以下、実施例により本発明を、説明する。

〔実施例〕

実施例１ 化　　　粧　　　水　　（油性） ソルビトール（７０％＞　　　　　　　３．０　／グリ
セリン　　　　　　　　　　　ｓ、ｏｙブロンアニジン
オリゴマ−１，ｏｙ 精　　製　　水　　　　　　　　　　　　　　　　　７
０．０９これらの成分を混合溶解し、これに アラントイン　　　　　　　　　　　ｏ、１ｙポリオキ
シ工チレン硬化ヒマシ油誘導体０．５ｙ エタノール　　　　　　　　　　　　２０．０．９香　
　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適
　　量の混合溶液を撹拌しながら加えて均一な溶液とし
、皮膚美白効果を有する化粧水を得る。

実施例２ 化　　　粧　　　水　　（乾性） エチレングリコール　　　　　　　　２．５ｙプロピレ
ングリコール　　　　　　　５．０　／シリコーン　　
　　　　　　　　０，０Ｏ０１ｙプロンアニジンオリゴ
マ−５，０，９ 精　　製　　水　　　　　　　　　　　　　　　　　７
０．０．５１これらの成分を混合溶解し、これに 尿　　素　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　１．０ｙポリオキシエチレンソルビタン モノラウレート　　　　　　　　　　　１．２！ｑエタ
ノール　　　　　　　　　　　　ｔ５．ｏｙε−７ミノ
カプロン酸　　　　　　　　０．１１香　　料　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　適　　量の混合
溶液を撹拌しながら加えて均一な溶液とし、皮膚美白効
果を有する化粧水を得る。

実施例３ バ　　ッ　　ク ポリビニルアルコール　　　　　　１５．Ｏ！Ｉ防　　
腐　　剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０，
１．５７清　　製　　氷　　　　　　　　　　　　　　
　　　７５．Ｏｊ９プロシアニジンオリコ゛マー　　　
　　０，５．５１これらの成分を混合し、約８０″Ｃで
加熱溶解後、室温まで冷却し、これに グリセリン　　　　　　　　　　　４．０Ｉｉエタノー
ル　　　　　　　　　　　　　５．Ｏｙ香料　　　　　
　　適量 を混合して均一に溶解し、パックを得る。

実施例４ 油性クリーム ミ　　ン　　ロ　　ウ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　１　ｏ、ｏｙパ
ラフィンワックス　　　　　　　　　　ａｏｙラ　　ノ
　　　リ　　ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３．０．
５Ｆイソプロピルミリステート　　　　　　　６．０ｙ
スクワラン　　　　　　　　　　　　　８．０ｙ流動パ
ラフイン　　　　　　　　　　２５．０　、ｐプロシア
ニジンオリゴマー　　　　　　２．ｏｙポリオキシエチ
レンソルビタン モノステアレート　　　　　　　　　　１．８ｙソルビ
タンモノステアレート４．２ｙ 防　　腐　　剤　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　適、　量これらの成分を混合し、約７５°Ｃで加熱
溶解し、これに約７５°Ｃ１こ加熱した プロピレングリコール　　　　　　　　２，０．７ホ　
　ウ　　砂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　０・７　ｙ尿　　素　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　５．Ｏｙ精　　製　　水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　２６．０．９の混
合物を撹拌しながら加え、冷却した後、５５°Ｃになっ
た時点で香料を適量加え、撹拌をしなから４５°Ｃまで
冷却し、放置して油性クリームを得る。

特許出願人　キッコーマン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プロシアニジンを有効成分として含有してなる美白化粧
   料。