JPH0213277Y2 - - Google Patents

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JPH0213277Y2
JPH0213277Y2 JP1982056156U JP5615682U JPH0213277Y2 JP H0213277 Y2 JPH0213277 Y2 JP H0213277Y2 JP 1982056156 U JP1982056156 U JP 1982056156U JP 5615682 U JP5615682 U JP 5615682U JP H0213277 Y2 JPH0213277 Y2 JP H0213277Y2
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JP1982056156U
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JPS58157869U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバス車体等の車体外板の組付構造に関
するもので、その主たる目的は車体の構造部材に
周縁部をスポツト溶接等によつて固着した広い面
積をもつ外板に所望の優美な曲面を形成するとと
もに所要の張り剛性を与えて歪みのない外板面を
形成することにある。
従来、バス車輛等大型車輌の車室の側壁を構成
する広い面積の左右の外板は、その周縁部を車体
の構造部材に固着して取り付けられているため、
外板面に所望の優美な曲面を形成することが外板
の加工上困難であり、また外板面に歪みが生じて
美感を損ねる欠陥がみられる。この外板面の歪み
は組付時のみならず、外板面に施した塗装の乾燥
時において加熱された外板が大きく延び、その延
びが冷却後においても残ることにより生じること
もある。
本考案は、かかる問題を解決するため、外板の
内面に横方向に配置した梁部材を外方に張り出さ
せることにより外板面に曲面を与えるとともに所
要の張り剛性を与えて上記した歪みを消失させ得
る車体外板の組付構造を案出したもので、以下に
その一実施例を図面を参照して説明する。
図面は本考案を小型ワゴン車の車体の左右外板
に適用した例を示すもので、第1図に示した外板
10はその周縁部をスポツト溶接によつて車体の
構造部材に強固に溶着してなるもので、第2図に
てはこの外板10の前端と後端を車体前部の構造
部材(ピラー構造部材)11と車体後部の補強構
造部材12に溶接した状態が示されている。しか
して、この外板10の内面には、同外板10と略
同一長さで所定厚さの長手状の合成ゴム等弾性材
料からなる緩衝部材21をその外面に接着した断
面ロ字状で外方へ湾曲可能な二本の金属製梁部材
20が横方向に平行にかつ外板10の略全長に亘
り外板10に沿つて配置され、これら各梁部材2
0はその前端と後端を前記構造部材11と12に
溶着20a,20bして組み付けられている(第
2図参照)。第1図にて点線により示した三本の
支柱部材30は、第2図及び第4図にて明瞭に示
したように断面U字状の金属製部材であつて、こ
れら各支柱部材30は梁部材20,20の中間部
分の内側に所定の間隔(梁部材20,20を略等
分する間隔)にて上下方向に互いに平行に配置さ
れ、その各上端に溶着した横梁部材31を介して
外板10の上端縁に溶着30aされかつその各下
部にて外板10の下部に溶着30bされている
(第3図参照)。また、各支柱部材30と各梁部材
20の交差する部分には、各梁部材20を外方へ
張り出させるばね部材(板ばね)32がそれぞれ
介装されている。このばね部材32は圧縮ばねで
あり、その中央取付部32aにて支柱部材30の
外面に予めリベツト止め33されていて、中央取
付部32aの両側から延出する一対のアーム部3
2bの先端部分が梁部材20の内面に弾撥的に圧
接して、梁部材20を略全長に亘つて略均等に外
方へ張り出させている。
上記のように二本の梁部材20と三本の支柱部
材30を外板10の内側に組み付けた状態にて
は、平板上の外板10の内面に沿つて略全長に亘
り各梁部材20の中間部分が各緩衝部材21を介
して外方へ自由に張り出し(湾曲)得るようにな
つている。このため、かかる状態にては、各梁部
材20がばね部材32により押圧されて、略均等
に外方へ張り出され、外板10が略全長に亘り緩
衝部材21を介して外方にわずかに張り出されて
湾曲している。これにより、外板10は全体に略
一様の張力を付与されて一定の張り剛性を与えら
れるとともに、外板10の外表面に生じ勝ちな歪
みが消失して優美な曲面が形成される。またこの
組付構造においては、ばね部材32と梁部材20
により外板10全体に常に一定の張り剛性が与え
られているため、外板10に施した塗料の乾燥時
において加熱された外板10が大きく延び、その
延びが冷却後において残ることにより生じる歪み
(熱歪み)が効果的に消失され、優美な曲面が保
持される。なお、この組付構造においては、各梁
部材20によつて押圧された各緩衝部材21が外
板10との衝接又は摺接によつて生じる不快な異
音を防ぐ役目を果たす。
なお、上記実施例においては、二本の梁部材と
三本の支柱部材を使用した例について説明した
が、これらの梁部材及び支柱部材の本数、配置間
隔、剛性等は外板10の大きさに応じて適宜変更
して実施されるものであり、またその実施にあた
つて前記緩衝部材21の厚さ、材質及びばね部材
32の厚さ、材質、取付手段等は最適のものが選
択採用される。
以上の説明によつて理解されるように、本考案
においては、車体の構造部材に周縁部を固着した
平板状外板10の内面に同外板と略同一長さで外
方へ湾曲可能な梁部材20を緩衝部材21ととも
に外板10の略全長に亘つて沿わせて横方向に配
置してその両端を前記構造部材に固着するととも
に、前記梁部材20の中間部分の内側に上下方向
に配置した支柱部材30をその上部と下部にて前
記外板10に固着し、かつ該支柱部材30と前記
梁部材20の交差する部分のこれら両部材20,
30間に圧縮ばね32を介装してなり、該圧縮ば
ね32として前記支柱部材30に固着される中央
取付部32aと同中央取付部32aから前記梁部
材20に沿つて両側に延出し先端部分にて前記梁
部材20に圧接する一対のアーム部32bからな
る板ばねを採用したことに構成上の特徴があり、
これにより外板10全体に略一様の張力を与えて
一定の張り剛性をもたせることができるとともに
外板面に生じ勝ちな歪みを消失させて優美な曲面
を形成することができる。また、ばね部材32と
梁部材20により外板10全体に常に一定の張り
剛性を与えているため、外板10に施した塗料の
乾燥によつて生じ勝ちな熱歪みをも消失させるこ
とができて優美な曲面を保持させることとができ
る。なお、本考案の実施に際して、第5図にて示
したように、支柱部材30に固着したナツト35
に螺着されるボルト34によつてばね部材32の
弾撥力を変え得るようにすれば、外板の張り剛性
を適切に調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
車体の外板を示す斜視図、第2図は第1図の−
線における横断面図、第3図は第1図の−
線における縦断面図、第4図は梁部材と支柱部材
とばね部材の配置関係を示す斜視図である。また
第5図は本考案の他の実施例を示す部分横断面図
である。 符号の説明、10……外板、11,12……車
体の構造部材、20……梁部材、21……緩衝部
材、30……支柱部材、32……ばね部材、32
a……中央取付部、32b……アーム部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の構造部材に周縁部を固定した平板状外板
    の内面に同外板と略同一長さで外方へ湾曲可能な
    梁部材を緩衝部材とともに前記外板の略全長に亘
    つて沿わせて横方向に配置してその両端を前記構
    造部材に固着するとともに、前記梁部材の中間部
    分の内側に上下方向に配置した支柱部材をその上
    部と下部にて前記外板に固着し、かつ該支柱部材
    と前記梁部材の交差する部分のこれら両部材間に
    圧縮ばねを介装してなり、該圧縮ばねとして前記
    支柱部材に固着される中央取付部と同中央取付部
    から前記梁部材に沿つて両側に延出し先端部分に
    て前記梁部材に圧接する一対のアーム部からなる
    板ばねを採用してなる車体外板の組付構造。
JP5615682U 1982-04-16 1982-04-16 車体外板の組付構造 Granted JPS58157869U (ja)

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JP5615682U JPS58157869U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 車体外板の組付構造

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JP5615682U JPS58157869U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 車体外板の組付構造

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Publication Number Publication Date
JPS58157869U JPS58157869U (ja) 1983-10-21
JPH0213277Y2 true JPH0213277Y2 (ja) 1990-04-12

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ID=30066695

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JP5615682U Granted JPS58157869U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 車体外板の組付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6330335B2 (ja) * 2014-01-21 2018-05-30 いすゞ自動車株式会社 天井アール外板の施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633772B2 (ja) * 1972-12-20 1981-08-06

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JPS5633772B2 (ja) * 1972-12-20 1981-08-06

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JPS58157869U (ja) 1983-10-21

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