JPH02130112A - 異色表皮の製造方法 - Google Patents

異色表皮の製造方法

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JPH02130112A
JPH02130112A JP28509888A JP28509888A JPH02130112A JP H02130112 A JPH02130112 A JP H02130112A JP 28509888 A JP28509888 A JP 28509888A JP 28509888 A JP28509888 A JP 28509888A JP H02130112 A JPH02130112 A JP H02130112A
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mold surface
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の内装材等の表皮として用いられる
色分けされた異色表皮の製造方法に関する。
(従来の技術) 自動車内装材、例えばインストルメントパネル等の表皮
には合成樹脂製表皮が多用されているが、その合成樹脂
製表皮の中でも装飾性をより高めるために、一定のライ
ンで色分けされた異色表皮が用いられることがある。
従来における上記異色表皮の製造方法として、特開昭6
2−18230号公報に記載された方法がある。その方
法は、加熱した型面の一部にパウダー状樹脂を付着溶融
(ゲル化)せしめ、その後型面の樹脂非付着部に上記パ
ウダー状樹脂とは異色のパウダー状樹脂を付着溶融せし
めて、それら溶融樹脂を冷却して一体に固化した皮膜状
成形品を、型から剥がすことにより異色表皮を得るもの
である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記異色表皮の製造方法にあっては、型面に付
着した色の異なるパウダー状樹脂が、溶融時に粘性を生
じるために、その境界部が一定となり難く、しかもその
境界部付近では色の異なるパウダー状樹脂が一部混ざり
あって境界が不明瞭になり易い問題がある。
そこでこの発明は、異色表皮の製造に際して、色の境界
を一定とすることができるとともに、その境界も明確な
ものとすることができる異色表皮の製造方法を提供せん
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明は、加熱した型面に
偏平なノズルを近接させ、そのノズルからペースト状樹
脂を圧出して型面に圧着することにより型面に境界部を
形成し、その境界部の両側の型面に異色のパウダー状樹
脂を付着させ、前記境界部を構成するペースト状樹脂と
付着したパウダー状樹脂を共にゲル化して一体化し、そ
の後冷却し固化して得られる皮膜状成形品を、型面から
剥離することにより異色表皮を製造することとしたので
ある。
(作用) 加熱した型面に圧着されたペースト状樹脂は、ペースト
状ゆえに明確なラインとなって型面に境界部を形成する
。そしてそのベースl−状樹脂からなる境界部が、型の
保有熱でゲル化を開始する。
それに続いて境界部両側の型面に付着させた互いに色の
異なるパウダー状原料が、前記のように既にゲル化し始
めている境界部と一体となってゲル化し、その後の冷却
により固化して型面形状と一致した被膜状成形品を形成
する0次いで、その被膜状成形品を型面から剥がすこと
により、前記ペースト状樹脂からなる境界部の両側が色
の異なった異色表皮が得られる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例に係る異色表皮の製造方法を
、製造工程に従い図面を用いて説明する。
第1図ないし第5図は、その異色表皮の製造時を示す断
面図である。
まず第1図およびそのA部を拡大した第2図のように、
偏平なノズル10を型面12に当接するように近接させ
、そのノズル10からペースト状樹脂14を型面12に
圧出し圧着する。型面12に圧着されたペースト状樹脂
14は、型面12にライン状の境界部15を形成する。
前記所定形状の型面12を有する型16は、その外面に
熱媒体循環バイブ18が配管され、その循環パイプ18
に加熱オイル等が流されて、型面12が所定温度に加熱
されている。一方偏平なノズル10は、型面12の一端
から他端に至る幅を有するもので、型面12に近付いた
り、型面12から遠ざかったりできるように上下動可能
になっている。そのノズル10から圧出されるペースト
状樹脂14は、塩化ビニル樹脂ペーストが一般的であり
、所定の色、好ましくは後記するパウダー状樹脂の一方
の色と同色とされる。またそのペースト状樹脂14の粘
度は、ノズル10から押し出し可能な限り高くする方が
、型面12に圧着されたペースト状樹脂が流延し難く、
型面に形成されたライン状の境界部15が崩れないので
好ましい。
このようにして、型面12に圧着されたペースト状樹脂
からなる境界部は、型面の保有熱によりゲル化を開始す
る。
次いでノズル10を型面12から遠ざけた後、第3図の
ように、異色のパウダー状樹脂20.21が隔壁22に
より分けて収容されたパケット24を上昇させ、型16
の開口部を塞ぐようにして開口部周縁に密着させる。こ
の時、パケット24内を仕切る隔壁22の先端は、ペー
スト状樹脂からなる境界部15に押し当てられて型16
内を仕切る。なおパウダー状樹脂は、通常のパウダース
ラッシュ成形に用いられるもの、例えば塩化ビニル樹脂
パウダー等が使用される。またパケット24は、後記す
る被膜状成形品の取り出し時等の際に邪魔にならないよ
うに、左右にも移動可能となっている。
そして、型16とパケット24を第4図に示すように1
80°回転させて、パウダー状樹脂20.21を型面に
付着させる。その際、型16内およびパケット24内が
隔壁22により仕切られているため、パウダー状樹脂2
0.21は混ざることな、く境界部15両側の型面26
.27および境界部15に付着して、境界部15と一体
になる。そしてそのパウダー状樹脂20.21は、型面
の保有熱により加熱されて、境界部15とともにゲル化
が進行する。
その後第5図のように型16とパケット24を元に戻す
、そして、通常のパウダースラッシュ成形法に従い、型
16を冷却して固化して得られる被膜状成形品を型面か
らtll 離すれば、第6図に示ず異色表皮28が得ら
れる。このようにして得られた異色表皮28は、前記境
界部から形成されたライン30によって、そのライン3
0両側の色が明確に分けられている。
なお、この図の異色表皮28は、境界部を形成するペー
スト状樹脂の色を一方のパウダー状樹脂と同色としたも
のであり、ライン30独自の色は現れていない、それに
対して、前記ペースト状樹脂の色をいずれのパウダー状
樹脂の色とも異なるものとすれば、そのライン独自の色
が現れることになる。
また第7図はこの発明の他の実施例における異色表皮の
製造時を示す断面図である。この実施例は、パケット3
2内を仕切る隔壁34を、前記ペースト状樹脂を圧出す
るノズルと兼用にしたもので、その他においては前記の
実施例と同様とされる。
図中36は型、40.41は色の異なるパウダー状樹脂
である。
なおこの発明は、上記のような二色からなる表皮を製造
する場合に限るものではなく、三色以上からなる多色表
皮の製造についても利用されるものである。
(効果) この発明は、偏平なノズルから圧出したペースト状樹脂
を、加熱した型面に圧着して境界部を形成し、その境界
部の両側に異色のパウダー状樹脂を付着して境界部と一
体にして、異色の表皮を形成するものである。
そのため、型面に形成されたライン状の明確な境界部が
、そのまま異色表皮の境界部となるので、色の境界が明
確な異色表皮が得られる。また、ノズルから圧出したペ
ースト状樹脂により境界部を形成するため、そのノズル
の位置を一定にすることにより、常に色の境界が一定な
異色表皮を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示す断面図
、第6図はこの発明の実施により得られた異色表皮の部
分斜視図、第7図は他の実施例を示す断面図である。 10:ノズル、12:型面、14:ペースト状樹脂、1
5:境界部、21,22:パウダー状樹脂第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  加熱した型面に偏平なノズルを、近接させ、そのノズ
    ルからペースト状樹脂を圧出して型面に圧着することに
    より型面に境界部を形成し、その境界部の両側に異色の
    パウダー状樹脂を付着させ、前記境界部を構成するペー
    スト状樹脂と付着したパウダー状樹脂を共にゲル化して
    一体化し、その後冷却し固化して得られる皮膜状成形品
    を、型面から剥離することを特徴とする異色表皮の製造
    方法。
JP28509888A 1988-11-11 1988-11-11 異色表皮の製造方法 Expired - Lifetime JP2686789B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010098198A1 (ja) 2009-02-25 2010-09-02 株式会社仲田コーティング パウダースラッシュ成形機およびパウダースラッシュ成形方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010098198A1 (ja) 2009-02-25 2010-09-02 株式会社仲田コーティング パウダースラッシュ成形機およびパウダースラッシュ成形方法
US8814550B2 (en) 2009-02-25 2014-08-26 Nakata Coating Co., Ltd. Powder slush molding machine and powder slush molding method

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