JPH0355219A - 多色表皮材の製造方法 - Google Patents

多色表皮材の製造方法

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JPH0355219A
JPH0355219A JP17469889A JP17469889A JPH0355219A JP H0355219 A JPH0355219 A JP H0355219A JP 17469889 A JP17469889 A JP 17469889A JP 17469889 A JP17469889 A JP 17469889A JP H0355219 A JPH0355219 A JP H0355219A
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resin
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Koichi Abe
幸一 阿部
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    • B29C41/02Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C41/22Making multilayered or multicoloured articles
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 この発明は、家具、あるいは自動車内装部品、たとえば
インストルメントパネル、へ・ンドレスト等に用いられ
る多色表皮材の製造方法に関し、詳しくは、プラスチッ
ク皮膜成形品の戒形方法として多用されているパウダー
スラッシュ或形法を利用した多色表皮材の製造方法に関
する,(従来技術) 家具、自動車内装部品等の表皮材として、近年多色から
或るものが望まれるようになった,この多色表皮材の製
造方法として、従来、ノ<ウダースラッシュ或形法を利
用した製造方法が提案されている. その製造方法は、スラッシュ成形型内を小突部により複
数に区画し、各区画部に各々色の異なる熱可塑性樹脂パ
ウダーを投入し、公知のスラッシュ成形により多色表皮
材を製造するものである.しかし、その製造方法にあっ
ては、成形された多色表皮材が、前記小突部に対応する
境界部で薄くなって破れ易く、しかも前記小突部で混色
を生じ易い欠点があった。
そこでその後前記欠点を解消すべく、次のような改良さ
れた製造方法が提案された。
その一つは、スラッシュ成形型内を区画形成治具により
複数の区画部に区切り、その区画部の一つまたは複数に
熱可塑性樹脂パウダーを投入して、該区画部の型面に熱
可塑性樹脂パウダーを付着させた後、余剰の熱可塑性樹
脂パウダーを型から排出し、前記区画形成治具を除去し
て、その後前記熱可塑性樹脂パウダーとは色の異なる熱
可塑性樹脂パウダーを型内に投入し、前記型面の一部に
付着した前記樹脂パウダー上、および樹脂パウダーの付
着してない型面に、色の異なる熱可塑性樹脂パウダーを
付着させてスラッシュ成形する方法(特開昭59−1 
59309号公報)である.また他の改良された製造方
法は、初めに示した従来の製造方法と同様に、スラッシ
ス成形型内を複数の成形室に仕切って、それぞれの戒形
室に色の異なる熱可塑性樹脂パウダーを投入し、スラッ
シュ成形することにより該仕切り両側の型面に色の異な
る樹脂皮膜を形戒し、その後仕切りを除去して、それま
で該仕切りにより隠蔽されていた型面部分(前記樹脂皮
膜境界部)に熱可塑性樹脂パウダーあるいはブラスチゾ
ルを充填または塗布し、その熱可塑性樹脂パウダーある
いはブラスチゾルからなる樹脂皮膜でもって前記樹脂皮
膜境界部を接合させるものである(特開平1−9331
1号公報〉. (発明が解決しようとする課題) しかし、前記の改良された多色表皮材の製造方法は、い
ずれも少なくとも2回以上熱可塑性樹脂パウダーあるい
はプラスチゾルをスラッシェ成形型内に投入し、また投
入した余剰の熱可塑性樹脂パウダー等をスラッシュ成形
型から排出させねばならず、製造作業が容易ではなく、
また設備も複雑になる問題がある。
そこでこの発明は、前記の点に鑑み、色の境界部で色の
混ざりがなく、しかもその境界部の強度低下もない多色
表皮材を、容易に製造できる方法を提供せんとするもの
である。
(課題を解決するための手段〉 上記目的からなるこの発明の要旨とするところは、 ■加熱したスラッシェ成形型の型面所定部をマスキング
治具にて覆い、該マスキング治具で覆われてない型面に
所定の色からなる液状樹脂を塗布1,、樹脂塗膜を形成
する工程、 ■マスキング治具を除去した後、スラッシュ成形型内に
前記樹脂塗膜とは異色の熱可塑性樹脂パウダーを投入し
、スラッシェ成形型の保有熱でもって型面および前記樹
脂塗膜表面に熟可塑性出脂パウダーを付着させる工程、 ■余剰の熱可塑性樹脂パウダーを或形型内から排出させ
た後、前記付着樹脂パウダーを溶融ゲル化させて樹脂皮
膜を形戒するとともに、前記樹脂塗膜を硬化させて該硬
化塗膜と樹脂皮膜が一体になった多色樹脂皮膜を形成す
る工程、■その多色樹脂皮膜を型面から剥がす工程、か
らなる多色表皮材の製造方法にある.(作用) この発明の実施により多色表皮材を製造するには、まず
、加熱1−たスラッシュ成形型の型面所定部をマスキン
グ治具により覆い、該マスキング治具で覆われてない型
面部分に所望の色がらなる液状樹脂を塗布する.これに
よって、所望の型面部分のみに所望の色がらなる樹脂塗
膜を形戊することができる。その際、マスキング治具の
端部と型面との境界部分を念入りに塗布することにより
、樹脂塗膜境界部において該樹脂塗膜が薄くなるのを防
止でき、色のぼやけのない明確な樹脂塗膜境界部を形成
できる. なお、三色以上の多色表皮材を′IA造するには、マス
キング治具の位置および液状樹脂の色を変えて−L記液
状樹脂の塗布を繰り返す。
次に、マスキング治具を除去する。このとき、樹脂塗膜
は型面の熱により既に硬化を開始しているため、流動性
が低くなっており、マスキング治具を除去しても型面を
流れることがない。
次に、スラッシュ成形型内に前記樹脂塗膜とは色の異な
る熱可塑性樹脂パウダーを投入し、型面の保有熱でもっ
て型面および前記樹脂塗膜表面に熱可塑性樹脂パウダー
を付着させ、その後余剰の熱可塑性樹脂パウダーを型か
ら排出する.そして、樹脂塗膜をスラッシュ成形型の型
面保有熱により硬化させて硬化塗膜を形成するとともに
、樹脂塗膜表面と残りの型面に付着した熱可塑性樹脂パ
ウダーを、型面保有熱および前記樹脂塗膜を伝わる熱に
より溶融ゲル化させて樹脂皮膜を形成する.それにより
前記硬化塗膜と樹脂皮膜が一体化した多色樹脂皮膜が型
面に形成される.その後、その多色樹脂皮膜を型面から
剥離して所望の多色表皮材を得る。
このようにして得られた多色表皮材は、前記熱可塑性樹
脂パウダーから形成された樹脂皮膜の表面所定部に、液
状樹脂から形成された異色の硬化塗膜が一体となったも
ので、該硬化塗膜の端部が形成する色の境界部が明確な
ものである.また荊記製造時、熱可塑性樹脂パウダーの
投入、排出回数が一度で済むため、製造作業が容易にな
り、設備も簡単になる. (実施例) 第1図ないし第6図は、この発明の一実施例に関するも
ので、二色からなる多色表皮材の製造工程を示す断面図
である。
以下、その製造工程に従いこの発明の一実施例を説明す
る。
■ 樹脂塗膜の形成工程(第1図) 所定形状の型面を有し、加熱手段によって所定温度にさ
れたスラッシュ成形型10の型面所定部12をマスキン
グ治具l4で覆い、該マスキング治具で覆われてない型
面部分16にスプレー等により液状樹脂18を塗布し、
樹脂塗膜20を形成する。このとき、マスキング治具1
4端部の型面は特に念入りに塗布し、厚みが薄くならな
いようにする。
スラッシュ成形型10の加熱手段は、型外面に循環バイ
プ(図示せず)を配設して、その循環パイプに加熱オイ
ル等の熱媒体を通すことにより行うもの、あるいはバー
ナー等で直接スラッシュ或形型の外面を加熱するもの等
、スラッシュ成形に多用されている通常の加熱手段を使
用しうる.スラッシュ成形型の加熱温度は、液状樹脂の
種類により異なるが通常70〜100℃が適する.マス
キング治具14は、金属板等からなるもので、あらかじ
め離型剤を塗布しておくのが好ましい.また、液状樹脂
18としては、所望の色とした塩化ビニル樹脂ペースト
、または一液性もしくは二液性ポリウレタン原料、ある
いはアクリル塩化ビニル系液状樹脂等を使用しうる.ま
たt!1脂塗膜20の厚みは、35〜500uの範囲で
選択される。
■ 熟可塑性樹脂パウダーの投入、付着工程(第2図) マスキング治具14を除去し、前記樹脂塗膜20とは色
の異なる熱可塑性樹脂パウダー22の収容されたパケッ
ト24を、スラッシュ成形型10の開口部11に被せ、
該熱可塑性樹脂パウダー22をスラ・フシュ或形型10
内に投入する。この時、樹脂塗膜20は型面の熱により
既に硬化し始めており、マスキング治具l4の除去によ
っても流動することがない.熱可塑性樹脂パウダー22
としては、通常のバウダースラッシュ成形に用いられる
もの、たとえば塩化ビニル樹脂パウダー等を使用する。
この時スラッシュ成形型10の温度は、使用する熱可塑
性樹脂パウダーの種類により異なるが、通常150〜1
80℃が適する. スラッシュ成形型内に投入された熟可塑性樹脂パウダー
22は、型面保有熱により半溶融状態となって、樹脂塗
膜20表面およびそれまでマスキング治具により覆われ
ていた型面12に堆積し、層状に付着する.26は、そ
の付着した熱可塑性樹脂パウダーである, なお型面形状等によっては、熱可塑性樹脂パウダーを型
面に均一に付着させるのが難しいこともあり、その場合
にはスラッシ.2.成形型を回転、あるいは揺動させな
がら熱可塑性樹脂パウダーの付着を行うのが好ましい。
■ 付着熱可塑性樹脂パウダーの溶融ゲル化および樹脂
塗膜の硬化工程(第3図、第4図〉スラッシュ成形型1
0をパケット24ともども回転させてパケット24を下
向きにし、奈剰の熱可塑性樹脂パウダー22をスラッシ
ュ成形型10から排出し、パケット24に収容する. そして、スラッシュ成形型の型温を更に上げる(通常2
00℃程度).これによって、樹脂塗膜20は硬化が促
進されて硬化塗膜28になり、それと同時に、前記付着
熱可塑性樹脂パウダー26も型面の熱によりおよび樹脂
塗膜20からの伝熱により溶融ゲル化が促進されて樹脂
皮膜30になる.それにより、硬化塗1i2Bと樹脂皮
Il!30が接着一体化した多色樹脂皮膜32が形成さ
れる. ■ 多色樹脂皮膜32を型面から剥離する工程(第5図
〉 スラッシュ成形型10を60℃程度に冷却した後、多色
樹脂皮膜32を型面から剥がす。これにより、第6図に
示すようなスラッシュ成形型の型面形状が転写された多
色表皮材34が得られる.その多色表皮材34は、樹脂
皮膜30とその表面の一部を覆う硬化塗膜28の色が異
なっていて、その硬化塗膜28の端部により形成される
色の境界部34が明確なものである。しかもその多色表
皮材34は、色の境界部36における樹脂皮膜30の厚
みが薄くなく、該境界部36で破れる虞れがないもので
ある.なおこの発明は、前記実施例において示した二色
からなる多色表皮材の製造に限られるものではなく、三
色以上の多色表皮材の製造にも適用できるものである.
その場合には、前記の樹脂塗膜の形成工程を、マスキン
グ治具の位置および液状樹脂の色を変えて、色の数だけ
繰り返せばよい.(効果) この発明は前記のように、スラッシュ成形型の一部をマ
スキング治具により覆い、該マスキング治具で覆われて
ない型面に液状樹脂を塗布し、その後マスキング治具を
除去し、該液状樹脂とは色の異なる熱可塑性樹脂パウダ
ーを型内に投入してパウダースラッシュ或形することに
より多色表皮材を製造するものである。
そのため、色の境界が明確で、しかもその境界部で破れ
る虞れのない多色表皮材を得ることができたのである. さらに、熱可塑性樹脂パウダーの投入、排出口数が一回
て済むため、作業が容易であるばかりか設備も簡単にな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例に係る製造工
程を示す断面図、第6図はその実施例により得られた多
色表皮材の断面図である.10:スラッシュ或形型、l
4:マスキング治具、18:液状樹脂、20:樹脂塗膜
、 22:熱可塑性樹脂パウダー 26:付着熱可塑性樹脂パウダー、28:硬化塗膜、3
0:樹脂皮膜、32:多色樹脂皮膜、34二多色表皮材
、36:色の境界部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱したスラッシュ成形型の型面所定部をマスキ
    ング治具にて覆い、該マスキング治具で覆われてない型
    面に所定の色からなる液状樹脂を塗布して樹脂塗膜を形
    成する工程、
  2. (2)マスキング治具を除去した後、スラッシュ成形型
    内に所定の色からなる熱可塑性樹脂パウダーを投入し、
    スラッシュ成形型の保有熱でもって型面および前記樹脂
    塗膜表面に熱可塑性樹脂パウダーを付着させる工程、
  3. (3)余剰の熱可塑性樹脂パウダーを成形型内から排出
    させた後、前記付着樹脂パウダーを溶融ゲル化させて樹
    脂皮膜を形成するとともに、前記樹脂塗膜を硬化させて
    該硬化塗膜と前記樹脂皮膜が一体になった多色樹脂皮膜
    を形成する工程、(5)その多色樹脂皮膜を型面から剥
    がす工程、からなる多色表皮材の製造方法。
JP17469889A 1989-07-06 1989-07-06 多色表皮材の製造方法 Pending JPH0355219A (ja)

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