JPH02125924A - エンジンの排気ターボ過給機 - Google Patents

エンジンの排気ターボ過給機

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JPH02125924A
JPH02125924A JP63277066A JP27706688A JPH02125924A JP H02125924 A JPH02125924 A JP H02125924A JP 63277066 A JP63277066 A JP 63277066A JP 27706688 A JP27706688 A JP 27706688A JP H02125924 A JPH02125924 A JP H02125924A
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exhaust
valve
turbine
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沖本 晴男
Seiji Tajima
誠司 田島
Yasushi Niwa
靖 丹羽
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの排気ターボ過給機に関する。
(従来技術) 複数の排気ターボ過給機を並列に配置して、エンジン低
回転時にはその一部の排気ターボ過給機によって応答性
の良い過給を行い、エンジン高回転時には全部の排気タ
ーボ過給機を作動さlることで高過給を得るようにした
ものは従来から知られている(以下、この種の排気ター
ボ過給機をシーケンシャルターボと呼ぶ。)。
上記シーケンシャルターボにおける高回転側タービン(
セカンダリタービン)の作動、非作動の切り換えは、そ
の入口側に設けられた排気カット弁の開閉によって行う
のが普通である。そして、このように排気カット弁によ
って排気ターボ過給機の切り換えを行う場合、例えば特
開昭59−160022号公報等に記載されたものでは
、排気カット弁が開いたときの過給応答性を高めるとと
もにトルクノヨックを防止するため、排気カット弁が閉
じているときにこの排気カット弁をバイパスする通路(
もらし通路)によって少量の排気ガスを流しセカンダリ
タービンを予回転させるようにしている。また、特開昭
59−145327号公報に記載されているように、排
気カット弁をバイパスするもらし通路に、排気カット弁
が開く前に開く電磁式の開閉弁(排気もらし弁)を設け
たものも知られている。
ところで、」二記のように少なくともエンジン低回転時
に作動する排気ターボ過給機と高回転時のみ作動する排
気ターボ過給機とを備えたものにおいては、それら過給
機をユニット化して全体をコンパクトに形成するのが有
利であるが、その場合には、各タービンを出た排気ガス
をできるだけ温度を低下させず下流側の排気触媒へ導き
たいという要求があることから、熱の放散を避けるため
、fill気出11がIl:いに対向4゛る。J、う両
タービンを配置して、各タービンに対し円周方向から取
り入れた排気ガスを内側で集合させて取り出すようユニ
ットを構成することが考えられる。
このようにタービンの排気出口を互いに対向させた形で
シーケンシャルターボをユニット化した場合に、排気も
らし弁を設けるための弁ケースの配設場所が問題となる
。この弁ケースは、できるだけ放熱を抑えしかも弁ケー
ス自体の温度変化を小さくできるよう、ユニットの高温
部を集合させる形で配置したいという要求があり、また
、できるだけコンパクトに配置してユニットの遮熱が行
いやすいよう構成したいという要求がある。
上記公報の記載を含め従来の技術ではこれらの課題を確
実に解決するための各部品の位置関係が考慮されていな
かった。
(発明の目的) 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、コ
ンパクトに形成でき、しかも、高温部を集合させて排気
温度の低下を抑制することができ、また、もらし弁ケー
スの温度変化を小さくすることのできるシーケンシャル
ターボを得ることを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、シーケンシャルターボをユニット化するもの
において、排気温度の低下を抑えるため高温部を内側に
配置してプライマリ側およびセカンダリ側の両タービン
の排気出口を互いに対向させたとき、両タービンの入口
通路間にできるスペースを利用して排気もらし弁の弁ケ
ースをコンパクトに配設することができ、しかも、この
位置に弁ケースを配設することで高温部を内側に集合さ
せ、また、弁ケースの温度変化を小さくすることもでき
ることを見いだしたものであって、その構成はっぎのと
おりである。すなわち、本発明に係るエンジンの排気タ
ーボ過給機は、エンジンの排気通路に接続される並列配
置のプライマリタービンおよびセカンダリタービンと、
エンジンの吸気通路に配置され前記各タービンによって
それぞれ駆動されるプライマリブロアおよびセカンダリ
ブロアと、エンジン低回転時に前記セカンダリタービン
への排気ガスの流れを遮断する排気カット弁と、該排気
カット弁をバイパスして少量の排気ガスを前記セカンダ
リタービンに流すもらし通路と、該もらし通路を開閉す
る排気もらし弁とを備えたエンジンの排気ターボ過給機
において、前記両タービンをそれらの排気出口を互いに
対向させて配置するとともに、前記排気もらし弁を設け
る弁ケースを前記両タービンの排気人口通路間に配設し
たことを特徴としている。
(作用) エンジン低回転時には排気カット弁が閉じられてセカン
ダリタービンへの排気ガスの流れが遮断される。このと
き、エンジンの過給はプライマリタービンによってプラ
イマリブロアが駆動されることにより行われる。一方、
エンジン高回転時には排気カット弁が開き、プライマリ
タービンに加えてセカンダリタービンら駆動され、プラ
イマリ側とセカンダリ側の両ブロアによる過給が行われ
る。また、セカンダリ側の作動に先駆けて排気もらし弁
が開くと、少量の排気ガスがもらし通路を通ってセカン
ダリタービンに流れてセカンダリタービンを低速で回転
させる。
両タービンの排気出口が互いに対向していることにより
、排気ターボ過給機は高温部を内側にしてコンパクトに
形成することができ、また、放熱を抑えて排気温度の低
下を防ぐことができる。また、排気もらし弁の弁ケース
は、排気入口間のデッドスペースを利用してコンパクト
に設けられ、しかも、高温部に挟まれることによって温
度変化が小さく抑えられる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体ンステム図である。
エンジン1からは独立した二つの排気通路2゜3が延び
、その一方の排気通路2にプライマリタービン4の入口
5が、また、他方の排気通路3にセカンダリタービン6
の入ロアがそれぞれ接続されている。
プライマリタービン4にはプライマリブロア8が、セカ
ンダリタービン6にはセカンダリブロア9がそれぞれ連
結されている。これら二つのプロア8,9は図示しない
エアクーナの下流側で分岐した吸気分岐通路10.2に
それぞれ配設されている。吸気分岐通路10,11は両
ブロア8゜9の下流で一本の吸気通路!2に集合し、エ
ンジンlに連通ずる。この集合部下流の吸気通路12に
はインタークーラ13が配設され、インタークーラ13
の下流にはスロットル弁t4が設けられ、さらにその下
流にはサージタンク15が設けられている。
独立した二つの排気通路2.3はそれぞれのタービン4
.6の上流において連通路目6で連通されている。そし
て、セカンダリタービン6側の排気通路3には、連通路
16への分岐点直下流位置に、第1のダイアフラム式の
アクチュエータ17に連結された排気カット弁18が設
けられている。
上記アクチュエータ17の作動室は第1の三方ソレノイ
ドバルブ19を介してサージタンク15下流に接続され
、この三方ソレノイドバルブI9とサージタンク15下
流をつなぐ第1の導管20にはチエツクバルブ21が設
けられている。また、連通路16の途中とセカンダリタ
ービン6の入ロアとを排気カット弁18をバイパスして
連通ずるもらし通路22が設けられ、該もらし通路22
には第2のダイアフラム式のアクチュエータ23に連結
された排気もらし弁24が配設されている。
上記第2のアクチュエータ23の作動室は第2の導管2
5により第2の三方ソレノイドバルブ26を介してプラ
イマリブロア8の直下流に接続されている。
また、プライマリタービン4の出口27とセカンダリタ
ービン6の出口28とが集合する出口集合部29と上記
連通路+6とはバイパス通路30によって接続され、該
バイパス通路30には第3のダイアフラム式のアクチュ
エータ31に連結されたウェストゲートバルブ32が設
けられている。
上記第3のアクチュエータ31の作動室は、第3の導管
33によって前記第2の三方ソレノイドバルブ26とプ
ライマリブロア8下流との間の第2の導管25に接続さ
れている。
セカンダリブロア9が配設された方の吸気分岐通路11
の入口部には第4のダイアフラム式のアクチュエータ3
4に連結された吸気カット弁35が設けられている。そ
して、上記第4のアクチュエータ34の作動室に接続さ
れた第4の導管36には第3の三方ソレノイドバルブ3
7が配設されている。この第3の三方ソレノイドバルブ
37の一方の入口ボートは、前記第1の導管20の第1
の三方ソレノイドバルブ19とチエツクバルブ21との
間に接続され、また、もう一方の入口ボートは差圧検出
弁38の出口ボートに接続されている。差圧検出弁38
は吸気カット弁35上下流の圧力差によって作動するも
のであって、一方の入口ボートはセカンダリ側吸気分岐
通路11の排気カット弁35直上流に接続され、他方の
人口ボートはプライマリブロア8下流の圧力を導入する
よう吸気カット弁35下流に接続されている。
また、セカンダリ側の吸気分岐通路11には、セカンダ
リブロア9をバイパスするリリーフ通路39が形成され
、該リリーフ通路39には第5のダイアフラム式のアク
チュエータ40に連結されたリリーフ弁4Iが設けられ
ている。上記第5のアクチュエータ40の作動室は第5
の導管42によって府記第1の導管20のチェックバル
ブ21下流位置に接続されている。また、第5の導管4
2の途中には第4の三方ソレノイドバルブ43が設けら
れ、この三方ソレノイドバルブ43と前記第1の導管2
0との間には第2のチエツクバルブ44が設けられてい
る。
過給制御はコントロールユニット45による第1から第
5の各三方ソレノイドバルブ+9.23゜26.37.
19の制御によって行われる。
コントロールユニット45はエンジン回転数。
スロットル開度等の検出値に基づいて上記各ソレノイド
バルブ19,23.26,37.19を制御し、それに
よって排気カット弁+8.排気もらし弁24.ウェスト
ゲートバルブ32.吸気カット弁35およびリリーフ弁
41の開閉制御が行われる。
エンジン回転数が所定値以下での低回転域においては排
気カット弁18は閉じられ、セカンダリタービン6への
排気ガスの流れが遮断される。このときエンジン1の排
気ガスはプライマリタービン4に導かれ、専らプライマ
リ側によって過給が行われる。また、エンジン回転数が
上記所定値を越えると排気カット弁18は開かれてセカ
ンダリタービン6が作動し、また、さらにエンジン回転
数が上昇しかつ吸気カット弁35上下流の差圧が一定値
以上となったときに、吸気カット弁35が開かれ、プラ
イマリ側およびセカンダリ側の両ブロア8.9による過
給が行われる。
排気もらし弁24は、エンジン回転が上昇してプライマ
リブロア8下流の圧力が所定値以上となったとき排気カ
ット弁に先駆けて開かれる。これにより少量の排気ガス
がもらし通路22を介してセカンダリタービン6に供給
され、排気カット弁18が開く前にセカンダリタービン
の回転を開始させる。したがって、排気カット18が開
いたときに応答性良く回転が立ち上がるとともに切り換
え時の一時的な過給圧低下によるトルクショックが緩和
される。
リリーフ弁41は、排気もらし弁24が開き吸気カット
弁が閉じた回転域において開かれ、セカンダリタービン
の予回転時に吸気カット弁上流に発生する圧力をリリー
フ通路39を通って逃がすよう作用する。
また、ウェストゲートバルブ32は、エンジン回転数お
よびスロットル開度が所定値以上でかつ過給圧が一定値
以上に上昇したときに開かれ、それにより過過給を防止
する。
第2図はこの実施例の排気ターボ過給機の全体正面図、
第3図はそのA−A断面図である。
排気ターボ過給機46は、プライマリタービン4とプラ
イマリブロア8とからなるプライマリターボと、セカン
ダリタービン6とセカンダリブロア9とからなるセカン
ダリターボによって構成されている。これらプライマリ
およびセカンダリの両ターボは、両タービン4.6の排
気出口27゜28を構成するアウトレットケース47を
中央に挟んで一直線上に向き合った形で配置されている
両タービン4.6の出口27.28は、中央部でプライ
マリ側の出口27が下側となりセカンダリ側の出口28
が上側となるよう上下にずれた形に重なり、反エンジン
方向でかつ略水平方向に開口している。
アウトレットケース47に対し、プライマリ側のタービ
ンケース48はそのフランジ部48aでボルト49によ
り結合されている。それに対し、セカンダリ側のタービ
ンケース50の方はケース50を貫通するボルト51に
よってケースごとアウトレットケース47に結合されて
いる。
両タービンケース48,50のそれぞれのスクロール部
48b、50bの先端には排気人口57が形成されてい
る。二つの排気入口5.7は同一面上に並ぶフランジ部
48c、50cに開口し、これらフランジ部48c、5
0cによって排気マニホールド52に連結される。プラ
イマリ側のタービンスクロール部48bにはウェストゲ
ートバルブ32が設けられ、該ウェストゲートバルブ3
2駆動用のレバー53が前記排気出口27.28に隣接
して配設されている。プライマリ側タービンケース48
のスクロール部48bは人口5側がセカンダリ側タービ
ンケース50に近付く方向に湾曲されている。また、プ
ライマリ側のプロアケース60にはブラケット61が取
り付けられ、このブラケット61にウェストゲートバル
ブ駆動用のアクチュエータ31および排気もらし弁24
駆動用のアクチュエータ23が共に固定されている。
セカンダリ側のタービンスクロール部50b先端には、
プライマリ側のタービンスクロール部48b先端との間
の空間を埋める形で排気もらし弁ケース部50dが一体
形成されている。この排気もらし弁ケース部50dには
、排気マニホールド52内の二つの排気通路2゜3を連
通ずる連通路16に接続されるもらし通路22が形成さ
れ、該もらし通路のスクロール部50b入ロアへの開口
部には、ステー54によって駆動される排気もらし弁2
4が装着されている。排気もらし弁ケース部50dの反
連通路16側の端面には蓋板62が装着されている。排
気もらし弁ケース部50dの側面に突出するステー支持
軸55の先端には駆動レバー56が連結されている。」
二記のように弁ケース部56dがセカンダリ側のタービ
ンスクロール部50bと一体に形成されていることによ
って、セカンダリタービン6側との熱的一体性を保ち弁
ケース部50dの温度変化を小さくすることてきる。し
たがって、排気もらし弁24の確実な作動を得ることが
できる。また、このように弁ケース部50dが排気ター
ボ過給機46側に取り付けられていることにより、排気
ターボ過給機46のプライマリ側プロアケース60に固
定されるアクチュエータ23との連結の初期設定を精度
良く行うことができる。
もらし通路22とスクロール部人ロアとの接続部63は
、第3図に示すように排気カット弁18の裏面に向かう
方向に傾斜して設けられている。
このように接続部63を排気カット弁18の方向に向け
たことにより、排気もらし弁24が開いてセカンダリタ
ービン6が予回転しているときに、もらし通路22を流
れる排気ガスが排気カット弁18の裏面に当たり、その
動圧が排気カット弁18の開作動を助ける方向に作用す
る。したがって、排気カット弁を開くのに必要なアクチ
ュエータ力をそれだけ小さくすることができる。
排気マニホールド52には、セカンダリタービン6の人
ロアに連通ずる排気通路3の出口部に、支持軸57に固
定されたステー58によって駆動される排気カット弁1
8が設置されている。
なお、上記実施例においては、もらし通路を流れる排気
ガスが排気カット弁の裏面に当たり動圧として作用する
ようセカンダリタービンの入口との接続部を排気カット
弁に向けて傾斜させたが、この接続部は必ずしもこのよ
うに傾斜させる必要はなく単に真横に延ばしてもいい。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているため、シーケンシ
ャルターボをコンパクトに形成することができるととも
に、高温部を集合させて排気温度の低下を抑制し、また
、もらし弁ケースの温度変化を小さくすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体システム図、第2図は
同実施例の排気ターボ過給機の正面図、第3図は第2図
のA−A断面図である。 1:エンジン、2,3:排気通路、4ニブライマリター
ビン、6:セカンダリタービン、8 プライマリブロア
、9:セカンダリブロア、16二連通路、18:排気カ
ット弁、22:ららし通路、24:排気もらし弁、27
.28:出口(タービン)、29:出口集合部、46:
排気ターボ過給機、50d:弁ケース、52:排気マニ
ホールド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの排気通路に接続される並列配置のプラ
    イマリタービンおよびセカンダリタービンと、エンジン
    の吸気通路に配置され前記各タービンによってそれぞれ
    駆動されるプライマリブロアおよびセカンダリブロアと
    、エンジン低回転時に前記セカンダリタービンへの排気
    ガスの流れを遮断する排気カット弁と、該排気カット弁
    をバイパスして少量の排気ガスを前記セカンダリタービ
    ンに流すもらし通路と、該もらし通路を開閉する排気も
    らし弁とを備えたエンジンの排気ターボ過給機において
    、前記両タービンをそれらの排気出口を互いに対向させ
    て配置するとともに、前記排気もらし弁を設ける弁ケー
    スを前記両タービンの排気入口通路間に配設したことを
    特徴とするエンジンの排気ターボ過給機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5473897A (en) * 1994-03-18 1995-12-12 Abb Management Ag Internal combustion engine with exhaust-gas turbocharging

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