JPH0212392Y2 - - Google Patents

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JPH0212392Y2
JPH0212392Y2 JP6389085U JP6389085U JPH0212392Y2 JP H0212392 Y2 JPH0212392 Y2 JP H0212392Y2 JP 6389085 U JP6389085 U JP 6389085U JP 6389085 U JP6389085 U JP 6389085U JP H0212392 Y2 JPH0212392 Y2 JP H0212392Y2
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nut
ring
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pipe
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、管体の端部に継手部を有し、管体
に保護カバーが装着された管装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、都市ガス配管、LPG配管等には、金属
可とう管の端部にフレア継手が設けられた管装置
が用いられるようになつてきている。この管装置
は、通常そのまま使用されるが、屋外、浴室、台
所等の管体に水が付着する可能性のある環境や、
他の物が管体に接触する可能性のある環境では、
保護カバー付のものが使用されている。特に、都
市ガス配管に使用するものについては、屋外で使
用するケースが多く、保護カバー付のものが要望
されている。
このような管装置としては、従来第5図に符号
1で示すようなものが知られている。この管装置
1は、次のように構成されている。すなわち、図
中符号11は、中央部が蛇腹状に形成された金属
可とう管であり、この可とう管11の両端部には
フレアナツト12,13がそれぞれ回動自在に設
けられている。これらフレアナツト12,13
は、屋外配管にそれぞれ固定的に設けられた管継
手14,15に螺合せしめられ、そしてフレアナ
ツト12と管継手14、フレアナツト13と管継
手15によつて可とう管11のフレア部11a,
11bをそれぞれ挾み込んで、可とう管11と管
継手14,15との間の気密性をそれぞれ保持す
るようになつている。
また、可とう管11の外周は、保護カバー16
によつて覆われている。この保護カバー16のフ
ランジ部16a,16bは、フレアナツト12と
その外周に螺合する固定ナツト17、フレアナツ
ト13とその外周に螺合する固定ナツト18とに
よつて、それぞれ挾み込まれている。これによつ
て保護カバー16は、可とう管11を覆つた状態
でフレアナツト12およびフレアナツト13に耐
水気密性を保持して固定され、可とう管11に水
が付着するのを防止するとともに外部からの機械
的打撃、摩擦等から可とう管11を保護するよう
になつている。
〔この考案が解決しようとする問題点〕
上記の管装置1にあつては、固定ナツト17,
18を締め付けるとフレアナツト12,13が回
動不能になる。したがつて、フレアナツト12,
13を他の管継手14,15に螺合する場合に
は、予め保護カバー16をフレアナツト12,1
3に固定しておくことができない。このため、製
品出荷時には固定ナツト17,18をフレアナツ
ト12,13に固定しておき、配管現場でまず固
定ナツト17,18を外し、次にフレアナツト1
2,13を管継手14,15に螺合し、しかる後
に固定ナツト17,18をフレアナツト12,1
3に螺合しなければならず、装着時に三重の手間
がかかるという問題があつた。なお、予め保護カ
バー16をフレアナツト12,13に固定してし
まうと、フレアナツト12,13を管継手14,
15に螺合させるには、管装置1全体を回動させ
ねばならず、しかも他端側が既に固定されている
場合には全く接続ができなくなつてしまう。
〔考案の目的〕
この考案は、予め保護カバーをナツトに固定し
ておいても、配管現場でナツトを相手側の管継手
に螺合するだけで装着が完了するような管装置を
提供することにある。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、ナ
ツトの外周面に溝部を周方向に環状に形成し、こ
のナツトの溝部に、弾性体からなる環状のシール
部材を前記溝部の周方向に回動自在に嵌装し、保
護カバーの端部内周面に前記シール部材と嵌合す
る凹部を周方向に環状に形成し、この保護カバー
の凹部を前記シール部材に嵌合するようにしてい
る。
〔作用〕
この考案の管装置は、管体を外部の管継手に接
続するためのナツト、つまり管体の端部に回動自
在に係合されて、外部の管継手に螺合するナツト
の外周面に環状の溝部を形成し、この溝部に環状
のシール部材を回動自在に嵌装して、更に、その
シール部材に保護カバーの端部内周面の凹部を嵌
合させることにより、シール部材を介して、ナツ
トと保護カバーとを耐水密性を保持しつつ相対的
に回動自在に接続する。
これにより、製品の製造過程で予めナツトに保
護カバーを取り付けておいても、その取り付け状
態のまま、配管現場においてナツトを相手方の管
継手に螺合するだけで簡単に装着することを可能
として、装着の手間の削減を実現する。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例について、第1図ない
し第4図を参照して説明する。第1図は、この考
案に係る管装置2を示すものである。この管装置
2は、中央部が蛇腹状に形成された金属可とう管
(管体)21を有しており、この可とう管21の
両端部にはフレアナツト(ナツト)22,23が
それぞれ回動自在に設けられている。これらフレ
アナツト22,23は、屋外配管にそれぞれ固定
的に設けられた管継手24,25に螺合せしめら
れ、そしてフレアナツト22と管継手24、フレ
アナツト23と管継手25によつて可とう管21
のフレア部21a,21bをそれぞれ挾み込ん
で、可とう管21と管継手24,25との間の気
密性をそれぞれ保持するようになつている。ま
た、可とう管21の外周には、管状の保護カバー
26が設けられている。この保護カバー26は、
高圧法ポリエチレンをブロー成形により加工した
もので、その中央部に波形の蛇腹部26aを有し
ている。
以上の構成は従来例と同一であるが、この実施
例の管装置2は、前記保護カバー26をOリング
を介してフレアナツト22,23に嵌合したこと
を特徴とする。以下、この特徴について第2図な
いし第4図を参照して説明する。
まず、フレアナツト22の可とう管21の中央
部側の端部外周面には、Oリング溝(溝部)27
が周方向に環状に形成されている。このOリング
溝27は、溝底面27aと、この溝底面27aの
前記可とう管21の中央部と反対の側に連設され
た断面四分円状のアール部27bと、前記溝底面
27aの前記可とう管21の中央部側に形成され
た側壁部27cとから構成されている。前記溝底
面27aは、その外径dがこのOリング溝27に
装着されるべきOリングの非装置状態における内
径より僅かに大径になるように形成されており、
OリングがOリング溝27に押圧密着するように
なつている。また、アール部27bの断面形状の
半径R1は、Oリング溝27に装着されるべきO
リングの太さ方向の半径の80%以上98%以下に設
定されている。そして、このアール部27bは、
Oリングがアール部27bに押圧された状態でO
リングの弾性部材がOリングより小さい曲率半径
のアール部27bに入り込み、そのアール部27
bの全域がOリング表面と押圧密着し、高い耐水
気密性を保持できるようになつている。また、側
壁部27cは、前記溝底面27aに対して垂直に
設けられており、Oリングが外れない構造になつ
ている。なお、前記Oリング溝27の前記可とう
管2の中央部側には、前記Oリング溝27から前
記フレアナツト22の前記可とう管21の中央部
側の端面に向かうに従い縮径し、前記フレアナツ
ト22の軸線に対して15゜以上20゜以下の角度をな
すテーパー面28が設けられており、Oリング溝
27へのOリングの装着を容易に行なうことがで
きるようになつている。
上記のようなOリング溝27には、NBR製の
Oリング(シール部材)29が嵌合されている。
このOリング29には、シリコンオイルが塗布さ
れており、このOリング29とOリング溝27と
の摩擦力を低減し、フレアナツト22がOリング
29に対して自由に回動できるようになつてい
る。
また、Oリング29には、保護カバー26の両
端部がそれぞれ嵌合されている。この保護カバー
26の両端部内周面には、Oリング29と嵌合す
る凹溝(凹部)26bが周方向に環状に形成され
ている。この凹溝26bは、Oリング29に嵌合
される前の状態における最大内径Dが、前記Oリ
ング溝27に装着されたOリング29の外径より
僅かに小さくなるように形成されており、この凹
溝26bを画成する壁面がOリング29に押圧密
着されるようになつている。また、凹溝26bの
断面形状のアール半径R2は、凹溝26bと嵌合
するOリング29の太さ方向の半径の70%以上90
%以下に設定されている。そして、この凹溝26
bは、Oリング29に押圧された状態で、Oリン
グ29によつて押し広げられ、凹溝26bの内周
面の全域がOリング29に押圧密着され、高い耐
水気密性を保持できるようになつている。また、
前記凹溝26bと前記蛇腹部26aとの間には、
第1図に示すように剛性を有する直管部26c,
26dが形成されている。この直管部26c,2
6dは、保護カバー26の大部分が剛性のない蛇
腹部26aで構成され保持しにくいことから設け
られたもので、この部分を手で保持することによ
り、凹溝26bを容易にOリング29に嵌合でき
るようにしたものである。なお、この直管部26
cには、アルミニウム製のリング30が嵌装され
ており、このリング30には、製造ロツト、最小
曲げ半径等の表示がなされるとともに検査合格証
紙等が貼付られている。
上記のように、この管装置2にあつては、フレ
アナツト22,23をOリング29を介して保護
カバー26に嵌合させているから、フレアナツト
22,23は保護カバー26に回動自在に接続さ
れ、かつこの接続部に耐水気密性を付与すること
ができる。したがつて、製品製造過程で予め保護
カバー26をフレアナツト22,23に嵌装して
おけば、配管現場でフレアナツト22,23を相
手方の管継手24,25に螺合させるだけで、管
装置2の装着が完了し、装着の手間を削減するこ
とができる。
また、この管装置2の耐水気密性能について
は、財団法人日本ガス機器検査協会による自主検
査規定のうち接続用小物(金属可とう管)検査規
定(昭和56年6月制定)の検査項目20保護カバー
の耐水性を満足しているのは勿論である。
なお、上記実施例においては、管体として金属
可とう管を使用しているが、これに限る必要はな
く、可とう性のない管体でもよい。また、上記実
施例においては、シール部材としてOリングを使
用しているが、これに限る必要はなく、Xリング
Vリング等でもよく、要は弾性体からなる環状の
シール部材であればよい。また、上記実施例にお
いては、管体の端部の継手形式としてフレア形継
手を採用しているが、これに限る必要はなく食い
込み継手でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の管装置は、管
体を外部の管継手に接続するためのナツト、つま
り管体の端部に回動自在に係合されて、外部の管
継手に螺合するナツトの外周面に環状の溝部を形
成し、この溝部に環状のシール部材を回動自在に
嵌装して、更に、そのシール部材に保護カバーの
端部内周面の凹部を嵌合させた構成であるから、
シール部材を介して、ナツトと保護カバーとを耐
水密性を保持しつつ相対的に回動自在に接続する
ことができる。
したがつて、製品の製造過程で予めナツトに保
護カバーを取り付けておいても、その取り付け状
態のまま、配管現場においてナツトを相手方の管
継手に螺合するだけで簡単に装着することができ
る。ゆえに、従来のような面倒、つまり配管現場
においてナツトと保護カバーとの取り付けを解い
てから再度それらを取り付けるような面倒がな
く、装着の手間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図であつて、第1図はその半断面図、第2図は
第1図中矢印部分の拡大図、第3図は第2図中
フレアナツト側の部分のみを示す図、第4図は第
2図中の保護カバーの端部の嵌合前の状態を示す
図、第5図は従来の管装置の一例を示す半断面図
である。 2……管装置、21……金属可とう管(管体)、
22……フレアナツト(ナツト)、23……フレ
アナツト(ナツト)、26……保護カバー、26
b……凹溝(凹部)、27……Oリング溝(溝
部)、29……Oリング(シール部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管体と、この管体の端部外周に一端部内周が回
    動自在に係合され、かつ、他端部内周にめねじ部
    が形成されたナツトと、前記管体を覆い端部が前
    記ナツトに接続された管状の保護カバーとを有す
    る管装置において、 前記ナツトの外周面に溝部を周方向に環状に形
    成し、 このナツトの溝部に、弾性体からなる環状のシ
    ール部材を前記溝部の周方向に回動自在に嵌装
    し、 前記保護カバーの端部内周面に前記シール部材
    と嵌合する凹部を周方向に環状に形成し、 この保護カバーの凹部を前記シール部材に嵌合
    してなる管装置。
JP6389085U 1985-04-27 1985-04-27 Expired JPH0212392Y2 (ja)

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JPS61179492U JPS61179492U (ja) 1986-11-08
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JPH087196Y2 (ja) * 1989-12-15 1996-03-04 三菱伸銅株式会社 管装置
JP3404719B2 (ja) * 1993-03-25 2003-05-12 石川島播磨重工業株式会社 真空シール装置

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