JPH02121883A - 閃光複写方法 - Google Patents

閃光複写方法

Info

Publication number
JPH02121883A
JPH02121883A JP63273351A JP27335188A JPH02121883A JP H02121883 A JPH02121883 A JP H02121883A JP 63273351 A JP63273351 A JP 63273351A JP 27335188 A JP27335188 A JP 27335188A JP H02121883 A JPH02121883 A JP H02121883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
original
sheet
image
ink
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63273351A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kashio
幸雄 樫尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP63273351A priority Critical patent/JPH02121883A/ja
Priority to KR1019890007961A priority patent/KR910000379A/ko
Priority to EP19890110806 priority patent/EP0346873A3/en
Publication of JPH02121883A publication Critical patent/JPH02121883A/ja
Priority to US07/927,794 priority patent/US5328727A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/46Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography characterised by the light-to-heat converting means; characterised by the heat or radiation filtering or absorbing means or layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38257Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of an intermediate receptor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/02Exposure apparatus for contact printing
    • G03B27/14Details
    • G03B27/30Details adapted to be combined with processing apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は閃光複写方法に関する。
[従来技術] 従来、閃光手段を用いて複写を行なう方法として、例え
ば、原稿上に透光性を有する孔版用原版を重ねて閃光手
段を閃光することにより、原稿の画像と対応する原版用
画像を孔版用原版に孔として形成する方法、あるいは静
電潜像により予め所定の画像を複写した複写原稿上に透
明シートを重ねて閃光手段を閃光することにより、複写
原稿の画像を透明シートに複写する方法等がある。
このような複写方法に用いられる閃光複写装置は、装置
本体に日勤ケースを回動可能に取り付け、この回動ケー
スに閃光手段を設けるとともに、装置本体上にクッショ
ン材を有する抑圧板を設けた構成となっている。この場
合、閃光手段は回動ケースの光源室内に放電ランプを備
え、光源室の一面(抑圧板と対向する面)を開口し、こ
の開口部に透明ガラスを取り付けた構成となっている。
また、クッション材は複写の際に、孔版用原版と原稿、
または複写原稿と透明シートを全面均一に密着させるも
のである。
このような閃光複写装置を用いて、前者の方法の複写を
行なう場合には、透明ガラスの外面に孔版用原版を取り
付け、押圧板のクッション材上に原稿を配置したのち、
回動ケースを回動させて透明ガラスとクッション材との
間に孔版用原版と原稿とを挟み込み、この状態で放電ラ
ンプを閃光して孔版用原版に原稿の画像と対応する画像
を孔として形成する。この場合、回動ケースを回動させ
て透明ガラスとクッション材との間に孔版用原版と原稿
とを挟み込むと、これらの全面がクッション材により均
一に密着するので、濃淡が均一な複写画像が得られる。
なお、このような複写方法では、それ自体が複写物とは
ならないため、作成された原版を用いて被記録紙等に本
転写する必要がある。この場合には、熱溶融型のインク
が封入されたインクチューブからインクを絞り出して別
シートに塗布し、このシートを原版の内側面に重ねて透
明ガラスに取り付けるとともに、抑圧板のクッション上
に被記録紙を配置し、上述と同様に回動ケースを回動さ
せて透明ガラスとクッション材との間に原版と被記録紙
を配置して密着させ、この状態で放電ランプを閃光する
ことにより、原版画の画像と対応する複写像を被記録紙
に転写する。これにより、複写物が得られる。
また、後者の方法で複写を行なう場合には、上述した前
者の方法と同様に、透明ガラスの外面に画像が形成され
た複写原稿を取り付け、押圧板のクッション材上に透明
シートを配置したのち1回動ケースを回動させて透明ガ
ラスとクッション材との間に複写原稿と透明シートを挟
み込み、この状態で放電ランプを閃光して複写原稿の画
像と対応する画像を透明シートに複写する。これにより
、複写物が得られる。
[発明が解決しようとする課題] 上述したような複写方法のうち、原稿の画像と対応する
原版用画像を孔版用原版に孔として形成する前者の複写
方法では、それ自体が複写物とはならないため、作成さ
れた原版を用いて被記録紙等に本転写しなければならず
、複写作業が煩雑で面倒である。また、複写原稿の画像
を透明シートに複写する後者の複写方法では、静電潜像
により予め所定の画像が形成された複写原稿を用意しな
ければならないため、手書きによって自由な画像を形成
することができず、使用者の希望する画像が得られない
、さらに、このようないずれの複写方法においても、複
写を行なう際には、回動ケース側の透明ガラスに孔版用
原版または複写原稿を取り付け、装置本体側のクッショ
ン材上に孔版用の原稿または透明シートを配置し、この
状態で回動ケースを装置本体に対して回動させることに
より、回動ケース側の透明ガラスと装置本体側のクッシ
ョン材との間に孔版用原版と原稿、または複写原稿と透
明シートを挟み込んで複写を行なうため、その挟み込み
作業が面倒であり、作業性が極めて悪いという問題があ
る。この場合、複写原稿の画像を透明シートに複写する
方法では、複写の度に形成された画像が薄れるため、多
数の複写ができない、また、上述した複写方法では、平
坦なものにしか複写をすることができない0例えば、前
者の複写方法のように原稿の画像を孔版用原版に形成し
、この原版を用いて被記録紙等に転写する場合において
も、原版は回動ケース側の透明ガラスに取り付けられ、
被記録紙は装置本体側のクッション材上に配置されるた
め、転写の際に被記録体が円弧状の曲面であると、原版
が被記録体の転写面になじまないので、平坦なものにし
か転写することができない、そのため、バットや花瓶、
鉛筆等の円弧面や屈曲面等の曲面には複写することがで
きないばかりか、ノート等の綴られた用紙においても、
綴られた側縁部付近には鮮明な複写ができない。
この発明の目的は、手書きにより自由に描かれた画像を
容易に複写することができ、また、その画像を平坦な面
に限らず、バットや花瓶、鉛筆等の円弧面や屈曲面等の
曲面にも良好に複写することのできる閃光複写方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の閃光複写方法は、透明部材、透光性を有する
クッション部材、透光性を有する熱可塑性樹脂シートに
より形成され、一面に微細な凹凸が形成され、かつ該一
面に筆記具による画像もしくは他面に転写による画像が
形成された原版シート、光反射層、熱溶融インク層およ
び被複写部材を順次積層し、前記クッション部材を圧縮
しながら前記透明部材の上方より閃光ランプを閃光して
、前記画像に対応する部分の前記熱溶融インク層を前記
複写部材に複写する方法である。
[作 用] この発明の閃光複写方法によれば、透光性を有する熱可
塑性樹脂シートの一面に微細な凹凸を形成し、この一面
に筆記具により画像を形成することができるので、手書
きにより画像を自由にかつ容易に作成でき、しかも熱可
塑性樹脂シートの他面に転写による画像をも形成するこ
とができるので、手書き以外の画像をも得ることができ
ばかりか、手書きによる画像と転写による画像との合成
画像をも得ることができ、原版としてもバリエーション
が豊富である。また、この原版シートを用いて被複写部
材に複写する場合には、原版シートと透明部材との間に
透光性を有するクッション部材が配置されているので、
D版シートを被複写部材に押し付けて透明部材の上方よ
り閃光ランプを閃光する際、前記クッション部材が圧縮
して原版シートを被複写部材に密接させることができる
そのため、複写作業が簡単で鮮明な複写ができるばかり
か、特に、被複写部材が記録紙等の平坦なものに限らず
、バットや花瓶、鉛筆等の円弧面や屈曲面等の曲面や、
あるいはノート等の綴られた用紙における綴られた側縁
部付近にも鮮明に複写することができる。
[実施例] 以下、第1図〜第20図を参照して、この発明の詳細な
説明する。
第1図〜第8図はこの発明の閃光複写方法を実施するた
めの閃光複写装置を示す、この閃光複写装置fは装置本
体2の下部にホルダ3が第2図に示すように着脱可能に
装着される構成となっている。装置本体2は第1図およ
び第2図に示すように、3段状の箱形をなし、上方側(
fiS2図では下方側)の2段を形成する上部ケース4
と、下方側(第2図では上方側)の段部を形成する下部
ケース5とが図示しないビスにより一体に締結され、こ
の下部ケース5を覆うようにホルダ3が装着される。上
部ケース4は薄い中空の箱形をなし、第1図に示すよう
に、その中間段部の両側部に操作レバー6.6が設けら
れ、手前側面にはACアダプタの接続部7が設けられて
いる。上部ケース4の上段部は中間段部に対して両側の
みが少し小さい箱形をなし、第3図に示すように、その
内部が中間段部の上部に設けられた上部仕切板8により
仕切られ、この内部に電池収納室9が設けられ、上面に
は電源用スイッチSa、放電用スイッチSb、および発
光ダイオード10が設けられている。下部ケース5は中
間段部よりも−回り小さい箱形をなし、第3図に示すよ
うに、その内部が中間段部の下部に設けられた下部仕切
板11により仕切られ、これにより光源室12が形成さ
れ、この光源室12内に放電ランプ(光源ランプ)13
および反射板14が設けられ、P4側面には保持部材1
5.15が上下方向へスライド可能に設けられている。
以下、各部材について順に説明する。
電池収納室9は電池16を収納するもので、上部ケース
4の上段左側面に電池蓋9aが設けられ、この電池蓋9
aに電極板9bが設けられ、奥側(右側)に電極ばね9
Cが設けられている。電源用スイッチSaはスライドス
イッチよりなり、′¥を源をオン状態にするとともに、
複数段階(この実施例では工の位置とHの位置の2段階
)に切り換わって放電ランプ13の閃光エネルギを調整
する。放電用スイッチSbは押釦スイッチ等よりなり、
充電完了後に操作することにより、放電ランプ13を閃
光させる0発光ダイオードIOは充電が完了した際に点
灯して放電ランプ13の閃光可能な状態を警告するもの
である。
光源室12は下部ケース5内に形成される空間であり、
その下部が開放され、この開放された部分(透光窓部)
にガラス又はアクリル樹脂等の透明部材で形成された透
明体17が設けられている。放電ランプ13はカメラの
ストロボ用として用いられるキセノンランプ等よりなり
、上述した放電用スイッチSbの操作により閃光し、そ
の閃光の度合は電源用スイッチSaのセット状態によっ
て異なる0反射板14は放電ランプ13の上方に配置さ
れ、放電ランプ13からの光を下側の透明体17側へ反
射する。また、透明体17の下面にはクッション部材1
7aが透明な接着剤により接着されている。このクッシ
ョン部材17aは発泡ウレタンや発泡ポリエステル等の
弾力性を有する発泡材よりなり、見掛上は白色であるが
、透光性を有する。すなわち、ここで言う透光性とは、
光を完全に透過する透明なものに限らず、半透明なもの
、あるいは透かして見える程度のものであっても良く、
広い意味での透光性である。また、このクッション部材
17aは透明体17よりも少し小さく、その厚さはある
程度厚く形成されている。なお、下部ケース5には第2
図に示すように、安全スイッチScが設けられている。
この安全スイッチScは光源室12の下方(第2図では
上方)へ出没自在に突出する操作子を備え、光源室12
を下側にして装置本体2を後述する原稿22または後述
する被記録体(被複写部材)23の上に載置した際に、
操作子が押し込まれてオン状態となる。
操作レバー6.6は中間段部の両側面から下面に亘って
設けられ、後述する保持部材(保持手段)15.15を
上下動させるものであり、それぞれ操作釦6aと回動ア
ーム6bとからなり、ピン6Cにより上部ケース4に回
動可能に取り付けられている。すなわち、操作釦6aは
上部ケース4の両側面に形成された釦挿入孔4a内に配
置され、その下部がピン6Cにより回動可能に取り付け
られ、このピン6Cを中心に回動して上部ケース4の内
外へ出没するとともに、通常はその一部が外部へ突出し
ている0回動アーム6bは「L」字状に折り曲げられた
板状のもので、上部ケース4内の下部仕切板11に釦挿
入孔4aと対応して形成された切欠部11a内に配置さ
れ、その先端が2股に分れて下部仕切板11の下面に延
びて当接している。したがって、操作レバー6は操作釦
6aが外側から押されると、第4図に示すように回動ア
ーム6bがピン6cを中心に矢印X方向へ回動し、その
先端が下側へ移動する。
保持部材15.15は操作レバー6.6の操作に連動し
て上下動するものであり、操作レバー6.6により押し
下げられた際には第4図に示すように、その下端がクッ
ション部材17aから下方へ押し下げられて離間し、後
述する原版シート19のセットを可能にするとともに、
引き上げられた際には第5図に示すように透明体17の
下面に設けられたクッション部材17aの下面に原版シ
ート19を接面して保持する構成となっている。すなわ
ち、この保持部材15はそれぞれ平板状をなし、その下
端に係止部15aが互いに対向する方向へ「L」字状に
折り曲げられており、両側端には第2図に示すようにガ
イド部15b、15bが設けられ、上端(第2図では下
端)には当接部15c、15cが設けられ、これら全体
がコイルばね20により常に上方(第2図では下方)へ
引き寄せられている。この場合、下端の係止部15aは
第5図に示すように、原版シート19の縁を透明体17
の縁に直接押し付けて、透明体17の下面側にクッショ
ン部材17aを介して原版シート19を弾力的に押え付
ける0両側端のガイド部15b、15bはそれぞれ下部
ケース5の側面両側に形成された各ガイド溝5a、5a
に上下動可能に設けられている。上端の当接部15c、
15cはそれぞれ外側へ若干折り曲げられて傾斜してお
り、その各上端が常に上方の操作レバー6の回動アーム
6bに当接している。コイルばね20は、その下端が当
接部15c、15c間における保持部材15の上端に取
り付けられ、上端が操作レバー6の回動アーム6bの2
股に分れた先端間を通してその上方の下部仕切板11の
取付孔11bに取り付けられ、これにより保持部材15
を常に上方へ引き上げている。
ホルダ3はインクシー)18を装置本体2に対して取り
付けるものであり、装置本体2の下部に下部ケース5を
覆って着脱可能に装着される。すなわち、ホルダ3は第
2図に示すように、上方が開放されたほぼ四角い箱形な
なし、その底部には開口3aが光源室12の透明体17
と対応して設けられ、この開口3aを挟んで両側にはリ
ール収納部3b、3bが設けられ、前後壁の上部にはフ
ック部3C13Cが上方へ突出して設けられている。し
たがって、ホルダ3はフック部3C13Cが装置本体2
の下面、つまり中間段部の下部仕切板11に設けられた
係止凹部11c、11c(一方は図示せず)に係脱可能
に係合することにより、装置本体2の下部に装着される
。この場合、底部の開口3aは光源室12の透明体17
よりも大きく形成されており、ホルダ3が装置本体2に
装着された際には、第6図および第7図に示すように開
口3aを通して保持部材15.15の各下端の係止部1
5a、15aおよびクッション部材17aがその下方へ
突出する0両側のリール収納部3b、3bはリール21
.21を回転自在に収納する部分であり、それぞれ仕切
壁3dによりホルダ3の内部と仕切られ、外側壁は下側
へ向けて狭くなるように傾斜し、この傾斜した部分の外
側壁にリール21の一部を外部へ露出させる開口3eが
形成されており、内部の前後部にはり−ル21の各軸部
21a、21aを軸支する軸支部3f、3fが設けられ
ている。この場合、仕切壁3dはホルダ3が装置本体2
の下部に取り付けられた際に保持部材15および操作レ
バー6の上下動を妨げないように構成されている。また
、軸支部3f、3fはリール21が勝手に回転しないよ
うにある程度の摩擦抵抗をもって軸部21a、21aを
軸支し、ホルダ3が装置本体2の下部に取り付けられた
際には上部ケース4の下部仕切板11に突出して設けら
れた規制突起lid、IJdにより軸部21a、21a
を上下方向にガタ付かないように押え付ける。リール2
1.21はそれぞれインクシート18が各リール収納部
3b、3bから開口3aの下側を通して巻き付けられ、
各リール収納部3b、3bから露出したリール部17b
・・・を指等で摩擦抵抗に抗して回すことにより、イン
クシート18をいずれか一方に巻き取る。なお、リール
21.21はそれぞれ軸支部3f、3fに摩擦抵抗をも
って軸支されているため、各リール21.21に巻き付
けられたインクシート18は途中でたるむことはなく、
光源室12の透明体17の下面に張り渡される。
ところで、光源室12の透明体17の下面側にクッショ
ン部材17aを介して装着される原版シート19は、ポ
リエステルまたはポリプロピレン等の透明な熱可塑性樹
脂シートよりなり、その一面(第11図では上面)に微
細な凹凸19a・・・が形成されている。この微細な凹
凸19a・・・は、例えば、ホーニング加工等によって
形成される。
このホーニング加工された原版シー)19は微細な凹凸
19a・・・の乱反射により、スリガラスのように表面
が白濁化され、半透明な状態となるが、透光性はある。
また、原版シー)19は、微細な凹凸19a・・・が形
成されていない他面(第11図では下面)に後述する原
稿22の原稿画像22aの上層部が原版画像19bとし
て転写されるほか、微細な凹凸19a・・・が形成され
た一面にも後述するように筆記具31によって原版画像
19bを形成することも可能である。この原版シート1
9の原版画像19bは、サーマルプリンタで印字された
印字記録物の熱転写、カーボントナーによる静電複写、
レタリングシートからの転写、あるいは鉛筆、ボールペ
ンまたはインクを用いた筆記具による手書き等により形
成される。要するに、熱吸収率のよいカーボン粉末を樹
脂中に混合したものが望ましい、また、原版シー)19
は原版画!19bの熱吸収率が低いことを考慮して、原
版シー)19の厚さを10〜80pm程度にすることが
望ましい、そのため、原版シー)19が装着され難くな
る場合には、原版シート19を枠状支持体(図示せず)
に接着して製着すれば良い。
また、ホルダ3の各リール21.21に巻き付けられる
インクシー)18は、原版シー)19に転写された原版
画像19bと対応する像を普通紙等の被記録体(被複写
部材)23に転写するものであり、第13図に示すよう
に、全体の厚さが約3〜sopm#後で、ポリエステル
等の透明または不透明なベースフィルム18aの上面に
ニッケル(Xi)、アルミニウム(AI)、銅(Cu)
等の金属蒸着層よりなる光反射層18bを形成するとと
もに。
ベースフィルム18aの下面にカラーインク等よりなる
熱溶融インク層18cを形成した構成となっている。こ
のカラーインクとしては黒色の他に、赤色、黄色、青色
、緑色あるいは金色、銀色等各種の色のものを採用する
ことができる。
第8図は上述した閃光複写装置lの回路構成を示す0図
中Sdは常閉されており、ACアダプタの接続部7が挿
入されると電池16のラインを遮断し、外部電源側に切
り変える電源切換用スイッチである。電池16は装置本
体2の電池収納室9内に収納され、リレーLに接続され
るとともに。
分圧用抵抗R1、R2、R3と定電圧検出回路25の接
続ラインに介在された電源用スイッチSa と連動する
接点Salを介してDC−DCコンバータ26.閃光用
コンデンサC1、トリガー回路27、および放電ランプ
13に接続される。
DC−DCコンバータ26は電池16の電圧を高電圧に
昇圧するとともに、昇圧した高電圧(100V程度)を
放電ランプ13に印加する。
電源用スイッチSaは接点Satを連動するもので、オ
フ位置では接点Satを開放し、他のI、Hの位置では
接点SaIを閉成する0分圧用抵抗R1、R7、R3は
充電電圧VOをvlおよびvlに分圧する。この場合は
当然Vo >V+ >vlの関係となる。定電圧検出回
路25は、例えばツェナダイオードとトランジスタ等か
ら構成され、入力側に接続されたツェナダイオードのカ
ソードに所定以上の電圧が供給されるとトランジスタを
作動する。この場合、定電圧検出回路25は電源用スイ
ッチS4が工の位置に接続されている方が、■の位置に
接続されている場合よりも、遅れて動作する。換言すれ
ば、電源用スイッチSaを工の位置に設定した場合の方
が■の位置に設定した場合よりも閃光用コンデンサC1
への充電時間が長く、高電圧に充電される。このため、
■の位置において放電用スイッチSbを閉成すると、放
電ランプ13は工の位置よりも弱い閃光を発する。リレ
ーLは接点Salが閉成して閃光用コンデンサC1を充
電させ、上述した定電圧検出回路25のトランジスタに
電流が流れると接点Laを開放し、抵抗R4を介して発
光ダイオード10を点灯させる。トリガー回路27は昇
圧用変圧器を含むもので、安全フィー2チScの接点S
etが閉成した状態で、放電用スイッチSbが閉じられ
ると閃光用コンデンサC1に充電された電圧を昇圧して
放電ランプ13を閃光させる。
次に、第9図〜第12図を参照し、上述したように構成
された閃光複写装置1により原稿22に形成された原稿
画像22at−原版シー)19に転写して原版を作成す
る場合について説明する。
この場合には、まず、原稿22を作成する。すなわち、
原稿22は普通紙等の被記録紙22bに原稿画像22a
を形成したものであり、例えば、サーマルプリンタの印
字による印字記録物、カーボントナーによりインク像が
形成された静電複写物、インクにより印刷された新聞、
雑誌等の印刷物やレタリングシート、あるいは鉛筆、ボ
ールペンまたはインクを用いた後述する筆記具31によ
り筆記された筆記記録物等である。上記の中、レタリン
グシートによる場合は、予め透明なシートの裏面に剥離
剤を介して文字又は図柄等のインク画像を印刷したレタ
リングシートを準備しておき、このレタリングシートの
インク画像形成面を被記録紙22b上に密着し、透明な
シートの表面にペンや棒等の先端の細い、比較的固い部
材により擦り付けてインク画像を被記録紙22b上に転
写して原稿22を作成する。
このような原稿22を用いて原版24を作成する場合に
は、まず、装置本体2の下部からホルダ3を第2図およ
び第3図に示すように取り外す。
この状態で、装置本体2の操作レバー6.6を操作して
、第4図に示すように保持部材15.15を押し下げ、
光源室j2の下部に設けられた透明体17の下面側に原
版シート19をセットする。
すなわち、操作レバー6の操作釦6aを外側から押すと
、ピン6Cを中心に回動アーム6bが矢印X方向へ回動
し、この回動アーム6bの先端が保持部材15の各出接
部15c、15cをコイルばね20に抗して押し下げる
。すると、保持部材15はその各両端のガイド部15b
、15bが下部ケース5の各ガイド溝5a、5aにガイ
ドされて下側へ移動し、その下端の係止部15aが透明
体17の下部に設けられたクッション部材17aから下
方へ押し出される。この状態で、保持部材15の係止部
15aとクッション部材17aとの間に原版シー)19
を微細な凹凸19aが形成された一面を上にして挿入す
る。この場合、原版シート19が撓んで挿入しにくい場
合には、枠状補強シート(図示せず)を原版シート19
に接着して一体化しておくと扱い易い、この枠状補強シ
ートは原版シート19と略同じ外形として、中央部を開
口したものであるが、必ずしも枠状とせず、原版シート
19とほぼ同じ大きさの長方形状として、中央部に開口
を設けなくとも良い、但し、この場合には、補強シート
を透明部材とし且つ原版シート19の原版画像19bの
形成面と反対面側、換言すれば、クッション部材17a
と原版シート19との間に配置する必要がある。そして
、操作レバー6の抑圧を解除すると、第5図に示すよう
に、コイルばね20により各保持部材15はそれぞれ引
き上げられ、下端の係止部15aがクッション部材17
aを介して原版シート19の縁を透明体17の縁に直接
押し付ける。
これにより、原版シート19は第9図に示すようにクッ
ション部材17aの弾力により透明体17の下面に対し
全面が密着して装着される。すなわち、クッション部材
17aはその大きさが係止部15a、15a間の間隔よ
りも小さく形成されているため、係止部15a、15a
は原版シート19の縁を直接透明体17の縁に押し付け
て保持し、かつ原版シート19の下面から引込まれる。
このようにして、jX版シート19が装着された後は、
第9図に示すように、原版シート19を下にして装置本
体2を原稿22上に配置する。この場合、jX稿22は
卓上等の平坦なa置台28に載置されている。この状態
で、装置本体2を上方より押圧すると、第10図に示す
ように、クッション部材17aが圧縮され、原版シー)
19の下面つまり微細な凹凸19aが形成さていない他
面が原稿22の画像形成面に全面均一に押し付けられて
密着する。この場合には、原版シー)19の下面から引
込まれている係止部15a、15aが原稿22に接触す
るまで押圧してクツ91フ部材17aを圧縮し、原版シ
ー)19を原稿22に均一に密着する。このように、原
版シー)19が原稿22に密着すると、安全スイッチS
cが動作して接点Sclを閉成する。これにより、原稿
22の複写が可能な状態となる。
そして、装置本体2の上面に設けられた電源用スイッチ
Saをオン状態(Xの位置またはHの位置のいずれか)
にセットして閃光量を調整する。
すると、第8図に示すように接点Saが閉成され、閃光
用コンデンサCI に充電が開始され、閃光用コンデン
サC1の充電とともに電圧Voが増大し、これとともに
定電圧検出回路25の入力側電圧VIが所定値になると
リレーLの接点Laが開放されて、閃光用コンデンサC
Iの充電が停止され、同時に発光ダイオードlOが点灯
する。この発光ダイオードlOの点灯により、閃光準備
が完了していることを知らせる。この状態で、放電用ス
イッチSbを閉成すると、閃光用コンデンサC1に蓄え
られていた電圧がトリガー回路27に供給され、放電ラ
イプ13のトリガー電極に高電圧が印加され、放電ラン
プ13が強い閃光を発する。
このように放電ランプ13が閃光を発すると、その光線
は第1O図および第11図に示すように、光源室12の
下部に設けられた透明体17゜クッション部材17a、
および原版シート19を通して原稿22に照射される。
すると、原版シート19の下面に原稿22がクッション
部材17aにより弾力的に密着しているため、原稿22
の表面に形成された原稿画像22aの上層部(つまり、
画像中に含まれているカーボントナー等)が原版シー)
19の下面つまり微細な凹凸19aが形成されていない
他面に第12図に示すように原版画像(複写像)19b
として転着される。これは、原稿画像22aに含まれる
トナー等の材料が光線を吸収して発熱し、この熱により
原版シート19の下面および原稿画像22aが溶融して
W4渚が固着されるという作用による。これにより、原
稿22の原稿画像22aが原版シー)19に忠実かつ鮮
明に転写され、原稿22の複写物が得られる。しかも、
この複写物は原版24にもなり得る。
次に、第13図〜第15図を参照し、このように複写さ
れた複写物、つまり原版24を用いて転写された原版画
像19bを被記録体23に複写する場合について説明す
る。
この場合には、まず、インクシー)1Bが巻き付けられ
たリール21.21をホルダ3の各り一ル収納部3b、
3b内に収納し、このホルダ3を装置本体2の下部に装
着する。すなわち、インクシート18の各端部をそれぞ
れリール21.21に巻き付け、第2図に示すように、
その中間のインクシー)18をホルダ3の下側に配置し
、両側のリール21.21をそれぞれホルダ3の何方を
通してリール収納部3b、3bの上方より挿入し、リー
ル21.21の各軸部21a・・・を軸支部3f・・・
に回転可能に軸支させる。この状態で、ホルダ3を装置
本体2の下部に対応させ、ホルダ3の前後に設けられた
各フック部3C13Cを装置本体2側の係止凹部11c
に係合させる。これにより、ホルダ3が装置本体2の下
部に装着される。このようにホルダ3が装着されると、
第6図に示すように、光源室12の透明体17の下面側
に保持された原版24がホルダ3の開口3aから下側へ
突出し、その下面にインクシー)18が張り渡される。
このようにインクシート18が張り渡された装置本体2
を第13図に示すように、蔵置台2B上の被記録体23
の上に配置する。この状態から装置本体2を上方より押
し下げて、第14図に示すように保持部材15.15の
各係止部15a、15ali!L置台28上の被記録体
23に押し付ける。すると、クッション部材17aが圧
縮されるので、原版24がインクシー)18の上面に弾
力的に密着する。これと同時に、インクシート18は被
記録体23に密着する。なお、この場合にも、安全スイ
ッチScが作動して接点Sclを閉成する。これにより
、被記録体23への転写が可能な状態となる。
この状態で、被記録体23への転写を行なう場合には、
上述した原版作成の場合と同様に、まず、電源用スイッ
チSa をオン状flB(Iの位置または■の位置のい
ずれか)にセットして閃光量を調整する。これにより、
閃光用コンデンサC1に充電が開始され、閃光用コンデ
ンサC1の充電が完了すると、発光ダイオードlOが点
灯して閃光を発する。
このようにして、放電ランプ13が閃光すると、その光
線は第14図および第15図に示すように、原版24を
通してその下のインクシート18に照射される。すると
1M版24はその下面に原稿22の原稿画像22aの一
部が転写されてなる原版画像19bが設けられているの
で、この原版画像19bの部分は光線が透過せず、しか
もこの原版画像19bが熱吸収の良いトナーを含んでい
るので、その原版画像19bの部分は光線を吸収して熱
をもつ、なお、それ以外の部分は光線が透過するので、
熱をもつことはない、そのため、原版24の原版画像1
9b以外の部分を透過した光線はインクシー)18の光
反射層18bで反射されるため、この部分のインクシー
ト18は熱をもつことはないが、原版24の原版画像1
9bの部分は照射された光線を吸収して熱をもつ、そし
て、この熱がインクシー)18の光反射層18bおよび
ベースフィルム18aを介して熱溶融インク層18cに
伝えられ、この部分の熱溶融インク層18cのみが溶融
し、この溶融部18dが下側の被記録体23に熱転写さ
れる。これにより、原版24の原版画像19bに対応し
て熱溶融インク層18cの溶融部18dがその色の複写
像として被記録体23に確実かつ1明に転写される。な
お、別の被記録体23に再び転写する場合には、ホルダ
3から露出しているリール21.21のいずれか一方を
指等で回して、1回の転写に必要なインクシート18を
原版24の下に新たに引き出してセットし、上述と同様
に放電ランプ13を閃光させれば良い、これを繰り返す
ことにより、何枚でも転写することができ、しかもノー
ト等のとじ合わされた被記録体にも簡単に転写すること
ができる。この場合、原版シート19に転写された原版
画像19bは通常のインクシートを介して被記録紙23
に熱転写する場合には、原版画像がインクシートに少し
ずつ転写されるため数枚の被記録紙に転写しただけで使
用不可濠となってしまう、しかし、本発明では、インク
シー)18の上面に金属蒸着層よりなる光反射層18b
を形成したインクシート18を用いており、原版シー)
19の原版画像19bは光反射層18bに接面している
ため光反射層18bには全く転写されず、極めて多くの
被記録体に転写することができる。
なお、原版は上述せる如く、原稿の画像を転写したもの
の他に、直接原版シー)19に筆記具により筆記して形
成したものであっても良く、次に、第16図〜第18図
を参照して、この方法による複写方法を説明する。
この閃光複写方法は、微細な凹凸30a・・・が形成さ
れた原版シー)30の一面に筆記画像30bを鉛筆等の
筆記具31で形成し、この筆記画像30bが形成された
原版シート30を用いて被記録紙23に複写する方法で
ある。すなわち、原版シート30は前述した如く、ポリ
エステル、ポリプロピレン等の透明な樹脂シー)30c
の上面に微細な凹凸30a・・・をホーニング加工等に
よって形成したものであり、透光性を有する。この原版
シート30の微細な凹凸30a・・・が形成された一面
(上面)には、第15図に示すように、カーボンを含有
する軸芯を備えた鉛筆等の筆記具31で手書きによって
筆記画像30bが形成される。勿論、これ以外にも、サ
ーマル印字による熱転写、静電複写、レタリングシート
からの転写等によっても筆記画像30bを形成すること
も可能ではあるが、原版シート30の微細な凹凸30a
・・・を利用して直接筆記により原版を作成することが
特徴である。ここで言う筆記具31とは、鉛筆や、ボー
ルペン、マジックペン、サインペンと言われる構造のも
のであり、カーボン、カーボンブラック、グラファイト
等熱吸収性の良い筆記材料を有する筆記具が望ましい。
このように筆記画像30bが形成された原版シート30
を原版として用いて被記録紙23に複写する場合には、
前述の如く、まず、操作レバー6を操作して、第4図に
示すように保持部材15の係止部15aを透明体17の
下部に設けられたクッション部材17aの下方へ押し下
げた状態で・ クッション部材17aの下面に筆記画像
30bが形成された原版シー)30を配置し、この原版
シート30を保持部材15の係止部i5aによりクッシ
ョン部材17aに固定保持する。この場合には、第17
図に示すように、筆記画像30bが形成された原版シー
)30のインク像形成面がクッション部材17aの下面
に対面し。
クッション部材17aの弾力により密接する。このよう
に原版シート30が装着された後は、装置本体2にホル
ダ3を装着し、原版シート3oの下側を横切るようにイ
ンクシート18を架は渡す。
そして、このインクシー)18を下にして装置本体2を
蔵匿台28上に載置された被記録紙23上に配置して押
し付ける。すると、クッション部材17aが圧縮される
ので、第17図に示すように、原版シート30はインク
シート18に密接するとともに、このインクシート18
は被記録紙23に密接する。これにより、被記録紙23
への複写が可能な状態となる。
この状態で、被記録紙23への複写を行なう場合には、
前述の如く、電源用スイッチsaをオン状態にセットし
、充電が完了すると放電ランプ13が閃光し、その光線
が第17図に示すように、原版シート30を通してその
下のインクシー)18に照射される。このように光線が
原版シート30に照射されると、原版シート30は上述
したように微細な凹凸30a・・・が形成された一面に
筆記画像30bが形成されているので、この筆記画像3
0bの部分は光線を吸収して熱をもつ、この熱がインク
シー)18の光反射層18bおよびベースフィルム18
aを介して熱溶融インク層18cに伝わり、この部分の
熱溶融インク層18cを溶融し、この溶融部18dが第
18図に示すように下側の被記録紙23に熱転写される
これにより、前述の如く、原版シート30の筆記画像3
0bと対応する像が被記録紙23に確実かつ鮮明に転写
される。
なお、上述した実施例においては、インクシー)18が
装着されたホルダ3を装置本体2から取り外すことなく
、原版を交換することができる。
すなわち、第6図の状態において、操作レバー6.6を
操作すると第4図の場合と同様、保持部材15が下方に
押し下げられるが、このとき、原版24をクッション部
材17a上に押し付けている係止部15aが原版24か
ら離間するとともに、インクシー)18を持ち上げ、第
7図に示す如く、係止部15aおよびインクシート18
はクッション部材17aから大きく離間する。従って、
それまで装置本体2に装着されていた原版24を取り出
すとともに、別の原版24を挿入することができる。
また、上述した閃光複写袋Mlにおいては、第19図に
示すように原版24の原版画像19bを花瓶(被複写部
材)32等の曲面に転写することもできる。すなわち、
この場合には、上述した被記録体23に転写するときと
同様に、原版24の下側にインクシー)18が張り渡さ
れた閃光複写袋211を花瓶32の外周面に押し付ける
。すると、クッション部材17aは花瓶32の円弧面に
沿って圧縮されてなじむので、それに応じてインクシー
ト18は原版24に密着するとともに、花瓶32の外周
面にも密着する。そのため、この状態で放電ランプ13
を閃光させれば、光線が上述した転写の場合と同様に、
原版24を通してインクシート18に照射される。この
結果、原版24の原版画像i9bと対応するインクシー
)18の熱溶融インク層18cが溶融し、その溶融部1
8dが花瓶32の外周面に転写される。このように転写
された画像は、花瓶32の外周面を擦っても消えないよ
うに透明なコーテイング材でコーティングしておくと良
い、このような転写が行なわれる曲面は花瓶32に限ら
ず、バット、ポール、ゴルフのクラブヘッド等の円弧面
、球面、およびこれらの組合わせ面であっても良く、あ
るいは六角形の鉛筆等のような屈曲面であっても良い。
そのため、ノート等の綴られた用紙においては、綴られ
た側縁部付近にも鮮明な転写ができる。このことは、原
版作成にもあてはまり、ノートや木等の綴られた側縁部
付近の画像をも鮮明に複写でき、良好に原版24を作成
することもできる。
なお、この発明は上述した実施例に限らず1種々変形す
ることが可能である。
例えば、原版シート19は微細な凹凸19a・・・があ
る一面、あるいは他面のみにそれぞれ原版画像19bを
形成したものに限らず、第20図に示すように、その両
面に原版画像19bおよび30bを形成することにより
、原稿22の原稿画像22aの転写による画像と、筆記
具31による手書きの画像との合成画像を容易に得るこ
とができ、しかもその合成画像をに良好に複写すること
ができる。
インクシート18は、ベースフィルム18aの下面に光
反射層18bおよび熱溶融インク層18cを順次81R
したものでも良いし、光反射層i8bのみを別シートに
形成しても良い、その後者の例としては1例えば、光反
射R18bを原版24と略同じ外形の透明樹脂シートの
下面(原版24と対向する側の裏面)に設け、接着テー
プによって、その−側縁で原版24と透明樹脂シートと
を接着する。この場合、透明樹脂シートは補強シートと
して兼用されるものであり、原版24と一体にされて、
原版24を透明体17側に向けて装置本体2に装着され
る。この方法によれば、光反射層18bは原版24と同
じ面積分しか必要とされないため、インクシー)18を
安価にすることができる。また、上記のような光反射層
18bを一面に有する透明樹脂シートは、保持部材15
の係止部15a、15aに接着等により固定しておいて
も良く、このようにすれば、光反射層18bはすべての
原版24に対して共通に使用できるからさらに安価にな
る。
クッション部材17aは原版24と同じ大きさの外形に
し、原版24と重ねて、場合によっては仮接着した状態
で、透明体17と係止部15a、15a間から挿入し、
係止部15a、15aにて保持するようにしても良い、
この場合には、クッション部材17aが原版24を挿入
する際の補強シートとなる。勿論、クッション部材17
aを図示しない別の取付機構により係脱可能に取り付け
ても良い。
透明体17は平坦状のものに限らず、被記録体の形状に
合わせて、予め外面を凹状又は凸状の湾曲状に形成して
おいても良く、この場合、この透明体17を装置本体2
に装脱可flIに構成することもできる。
また、インクシート18は、すでに述べた通り、光反射
層18bが別体にされているものでも良いが、どちらの
場合でもホルダ3を介することなく直接、装置本体2に
取り付ける構造とすることも可店である。また、装置本
体2にインクシート18の送り機構を設けておけば、原
版を作成する際にも装置本体2からインクシート18を
取り外すことなく、送り機構によりインクシート18を
移動させるだけですませるようにすることができる。さ
らに、少し非能率的であるが、インクシー)18(光反
射層18bを有している場合も、有していない場合も)
は、装置本体2に取り付けることなく、被記録体23上
に単独でi2tし、この被記録体23上に、装置本体2
に取り付けられた原版24を押し付けるようにしても良
い、いずれにしても、各シートを密着して81層すれば
、どのような構造であっても良い。
電源用スイッチSaは、放電ランプ13の閃光エネルギ
ーを原版作成時と複写時で異なるようにしたが、実際の
試験では、同じ閃光エネルギーでも十分に目的を達成し
得たものであるから、実施例の如き、切換回路は削除す
ることは可能である。
さらに、この発明は、上述した実施例のように、操作レ
バー6を操作して保持部材15を昇降ぎせる必要はなく
、保持部材を回動可能に設けて原版シートを押えるよう
にしても良い。
[発明の効果J 以上詳細に説明したように、この発明の閃光複写方法に
よれば、透光性を有する熱可塑性樹脂シートの一面に微
細な凹凸を形成し、この一面に筆記具により画像を形成
することができるので、手書きにより画像を自由にかつ
容易に作成でき、しかも熱可塑性樹脂シートの他面に転
写による画像をも形成することができるので、手書J以
外の画像をも得ることができばかりか、手書きによる画
像と転写による画像との合成画像をも得ることができ、
原版としてもバリエーションが豊富である。また、この
原版シートを用いて被複写部材に複写する場合には、原
版シートと透明部材との間に透光性を有するクッション
部材が配置されているので、原版シートを被複写部材に
押し付けて透明部材の上方より閃光ランプを閃光する際
、前記クッション部材が圧縮して原版シートを被複写部
材に密接させることができる。そのため、複写作業が簡
単でg舅な複写ができるばかりか、特に、被複写部材が
記録紙等の平坦なものに限らず、バットや花瓶、鉛筆等
の円弧面や屈曲面等の曲面や、あるいはノート等の綴ら
れた用紙における綴られた側縁部付近にも鮮明に複写す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はすべてこの発明の実施例を示し、第1図は閃光複
写装置の外観創視図、第2図は装置本体からホルダを取
り外した状態の斜視図、第3図はホルダを取り外した状
態の閃光複写装置の断面図、第4図は操作レバーを操作
した状態の断面図、885図は原版をセットした状態の
断面図、第6図は原版およびホルダを取り付けた状態の
断面図、MS7図は第6図の状態において原版を交換す
る方法を説明するための断面図、第8図は閃光複写装置
の回路構成を示す図、第9図ないし第11図は転写によ
り原版を作成する場合の各状態を示す要部拡大断面図、
第12図ないし第15図は作成された原版を用いて被記
録紙に熱転写を行なう状態の要部拡大断面図、第16図
は原版シートに筆記具等でインク像を形成する状態の外
観斜視図、N417図および第18図は作成された原版
を用いて被記録紙に熱転写を行なう状態の要部拡大断面
図、第19図は被記録紙に換えて花瓶に転写する状態の
要部拡大断面図、第20図は原版シートの両面に画像を
形成した状態の要部拡大断面図である。 光反射層、18c・・・・・・熱溶融インク層、18d
・・・・・・溶融部(複写像)、19.30・・・・・
・原版シート、19a、30a・・・・・・微細な凹凸
、19b・・・・・・原版画像、23・・・・・・被記
録体(被複写部材)、24・・・・・・原版、30b・
・・・・・筆記画像、31・・・・・・筆記具、32・
・・・・・花瓶(被複写部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 透明部材、透光性を有するクッション部材、透光性を有
    する熱可塑性樹脂シートにより形成され、一面に微細な
    凹凸が形成され、かつ該一面に筆記具による画像もしく
    は他面に転写による画像が形成された原版シート、光反
    射層、熱溶融インク層および被複写部材を順次積層し、
    前記クッション部材を圧縮しながら前記透明部材の上方
    より閃光ランプを閃光して、前記画像に対応する部分の
    前記熱溶融インク層を前記複写部材に複写することを特
    徴とする閃光複写方法。
JP63273351A 1988-06-17 1988-10-31 閃光複写方法 Pending JPH02121883A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273351A JPH02121883A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 閃光複写方法
KR1019890007961A KR910000379A (ko) 1988-06-17 1989-06-09 섬광열전사방법 및 그 방법에 사용되는 섬광열 전사장치
EP19890110806 EP0346873A3 (en) 1988-06-17 1989-06-14 Flash thermal transfer method and flash thermal transfer apparatus for practicing the method
US07/927,794 US5328727A (en) 1988-06-17 1992-08-10 Flash thermal transfer method and flash thermal transfer apparatus for practicing the method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273351A JPH02121883A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 閃光複写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02121883A true JPH02121883A (ja) 1990-05-09

Family

ID=17526688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63273351A Pending JPH02121883A (ja) 1988-06-17 1988-10-31 閃光複写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02121883A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255892A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱複写方法
JPS62109686A (ja) * 1985-11-07 1987-05-20 Ricoh Co Ltd 熱転写複写装置の転写シ−ト
JPS6360790A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Tomoegawa Paper Co Ltd 転写記録媒体
JPS6360791A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Tomoegawa Paper Co Ltd 転写記録媒体
JPS63134287A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Casio Comput Co Ltd 感熱複写方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255892A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱複写方法
JPS62109686A (ja) * 1985-11-07 1987-05-20 Ricoh Co Ltd 熱転写複写装置の転写シ−ト
JPS6360790A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Tomoegawa Paper Co Ltd 転写記録媒体
JPS6360791A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Tomoegawa Paper Co Ltd 転写記録媒体
JPS63134287A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Casio Comput Co Ltd 感熱複写方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5328727A (en) Flash thermal transfer method and flash thermal transfer apparatus for practicing the method
JP2739735B2 (ja) 熱転写方法
JPH02121883A (ja) 閃光複写方法
JP2508210B2 (ja) 熱転写装置
JPH02120731A (ja) 閃光複写方法
JPH02121884A (ja) 閃光複写方法
JPH0278592A (ja) 閃光複写方法
JPH028088A (ja) 熱転写方法およびその装置
EP0346873A2 (en) Flash thermal transfer method and flash thermal transfer apparatus for practicing the method
USRE28274E (en) Low profile eftscopic projector and opaque materials therefor
JP2797323B2 (ja) 熱転写方法およびその装置
JPH0730355Y2 (ja) 熱転写装置
JP2934704B2 (ja) 熱転写方法およびその装置
JPH026184A (ja) 熱転写方法およびその装置
JPH022088A (ja) 熱転写方法
US3778142A (en) Low profile episcopic projector and opaque materials therefor
JPH023389A (ja) 熱転写方法
JPH023338A (ja) 熱転写装置
JPH023339A (ja) 熱転写装置
JPH024586A (ja) 熱転写方法
JP2637963B2 (ja) 印刷シート
JP2518175B2 (ja) 感熱複写用印刷原版の製版方法及び転写インクシ−ト付印刷シ−ト
JPH024585A (ja) 熱転写方法
JPS6355533A (ja) 携帯用複写装置
JPS62105131A (ja) 複写装置