JPH024586A - 熱転写方法 - Google Patents

熱転写方法

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JPH024586A
JPH024586A JP63152197A JP15219788A JPH024586A JP H024586 A JPH024586 A JP H024586A JP 63152197 A JP63152197 A JP 63152197A JP 15219788 A JP15219788 A JP 15219788A JP H024586 A JPH024586 A JP H024586A
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thin paper
paper
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light
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JP63152197A
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Inventor
Yukio Kashio
幸雄 樫尾
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は熱転写方法に関する。
[従来技術] 従来より、感熱シートを原稿のインク像形成面に密着し
て光線等の熱エネルギを与えて感熱シートの発色層を原
稿のインク像に対応して発色させる熱転写方法が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] この方法は、感熱発色層を用いるものであるために永い
間保存しておくと、外部光線が蓄桔されて発色層全体を
発色Sせるので、保存性に乏しい欠点がある。
また、この方法では、原稿のインク像に太い線と細い線
がある場合に、太い線に吸収される熱エネルギの方が大
であるため、この太い線に対応する発色層が線の周囲部
まで発色されてしまうから、忠実性に乏しい。
この発明の目的は、原版の保存性に優れ、[稿のインク
像を原版に忠実に転写でき、しかもこの原版によりカス
れのない鮮明な転写像を得ることができる熱転写方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の熱転写方法は、原稿のインク像形成面にトレ
ーシングペーパ等の薄葉紙を密着し、前記g葉紙側から
光線を照射し、前記原稿のインク像を前記薄葉紙に転写
することにより、原版を作成し、この後、光反射層およ
び感熱インク層を有するインクシートと、インク像が転
写された前記薄葉紙とを、前記インクシートの光反射層
側を前記薄葉紙に対向して直接または他のシートを介し
て積層するとともに、前記インクシートの感熱インク層
に被記録紙を密着して積層し、この状態で前記薄葉紙側
から光線を照射して、前記薄葉紙のインク像に対応する
前記インクシートの感熱インク層部分を前記被記録紙に
本転写する方法である。
[作 用] この発明の熱転写方法によれば、発色剤等の経時変化す
る要素を全く用いていないため保存性が良い、しかも、
原稿のインク像形成面にトレーシングペーパ等の薄葉紙
を密着し、この薄葉紙側から光線を照射して、前記原稿
のインク像を前記薄であるから、原稿のインク像が薄葉
紙に忠実に転写される。また、このs11紙に対向して
インクシートの光反射層側を直接または他のシートを介
して積層するとともに、前記インクシートの感熱インク
層に被記録紙を密着してa層し、#2薄葉紙側から光線
を照射して、前記薄葉紙のインク像に対応する前記イン
クシートの感熱インク層部分を前記被記録紙に本転写す
る方法であるから、忠実で鮮明な転写像が得られる。特
に、薄葉紙に転写された原版用のインク像はインクシー
トの光反射層側に接面するため、光反射層側には全く転
写されない、そのため、薄葉紙のインク像は少しずつ転
写されて薄くなることがないので、極めて多くの被記録
紙に転写することが可能である。
[実施例] 以下、第1図〜第11図を参照して、この発明の一実施
例を説明する。
第1図〜第5図はこの発明の熱転写方法を実施するため
の熱転写装置を示す、この熱転写装置lは装置本体2の
下部にホルダ3が第2図に示すように着脱可優に装着さ
れる構成となっている。装置本体2は第1図および第2
図に示すように、3段状の箱形をなし、上方側(第2図
では下方側)の2段を形成する上部ケース4と、下方側
(第2図では上方側)の段部を形成する下部ケース5と
が図示しないビスにより一体に締結され、この下部ケー
ス5を覆うようにホルダ3が装着される。
上部ケース4は薄い中空の箱形をなし、第1図に示すよ
うに、その中間段部の両側部に操作レバー6.6が設け
られ、手##面にはACアダプタの接続部7が設けられ
ている。上部ケース4の上段部は中間段部に対して両側
のみが少し小さい箱形をなし、第3図に示すように、そ
の内部が中m1段部の上部に設けられた上部仕切板8に
より仕切られ、この内部に電池収納室9が設けられ、上
面には電源用スイッチSa、放電用スイッチSb、およ
び発光ダイオード10が設けられている。下部ケース5
は中間段部よりも−回り小さい箱形をなし、第3図に示
すように、その内部が中間段部の下部に設けられた下部
仕切板11により仕切られ、これにより光源室12が形
成され、この光源室12内に放電ランプ13および反射
板14が設けられ、両側面には保持部材15.15が上
下方向へスライド可能に設けられている。
以下、各部材について順に説明する。
電池収納室9は電池16を収納するもので、上部ケース
4の上段左側面に電池蓋9aが設けられ、この電池蓋9
aに電極板9bが設けられ、奥側(右側)に電極ばね9
Cが設けられている。電源用スイッチSJはスライドス
イッチよりなり。
電源をオン状態にするとともに、放電ランプ13を閃光
させるための充電時間を原版作成位置工と記録紙転写位
ご■との2段階に切り変える。放電用スイッチSbは押
釦スイッチ等よりなり、充電完了後に操作することによ
り、放電ランプ13を閃光させる0発光ダイオードlO
は充電が完了した際に点灯して放電ランプ13の閃光回
部な状態を警告するものである。
光源室12は下部ケース5内に形成される空間であり、
その下部が開放され、この開放された部分に透明ガラス
17が設けられている。放電ランプ13はカメラのスト
ロボ用として用いられるキセノンランプ等よりなり、上
述した放電用スイッチSbの操作により閃光し、その閃
光の度合は電源用スイッチSaのセット状態によって異
なる。
すなわち、電源用スイッチSaが1段目の原稿作成位置
■にセットされていると、高電圧に充電されて強く閃光
し、2段目の記録紙転写位鐙Hにセットされていると、
それよりも低い高電圧に充電されて1段目・より弱く閃
光する0反射板14は放電ランプ13の上方に配置され
、放電ランプ13からの光を下側の透明ガラス17側へ
反射する。なお、下部ケース5には第2図に示すように
、安全スイッチScが設けられている。この安全スイッ
チScは光源室12の下方(第2図では上方)へ出没自
在に突出する操作子を備え、光源室12を下側にして装
置本体2を後述する原稿22または後述する被記録紙2
3の上に載置した際に、操作子が押し込まれてオン状態
となる。
操作レバー6.6は中間段部の両側面から下面に亘って
設けられ、後述する保持部材15.15を上下動させる
ものであり、それぞれ操作釦6aと回動アーム6bとか
らなり、ピン6cにより上部ケース4に回動可能に取り
付けられている。すなわち、操作釦6aは上部ケース4
の両側面に形成された釦挿入孔4a内に配置され、その
下部かにより回動可能に取り付けられ、このを中心に回
動して上部ケース4の内外へ出没するとともに、通常は
その一部が外部へ突出している0回動アーム6bは「L
」字状に折り曲げられた板状のもので、上部ケース4内
の下部仕切板11に釦挿入孔4aと対応して形成された
切欠部11a内に配置され、その先端が2股に分れて下
部仕切板11の下面に延びて当接している。したがって
、操作レバー6は操作釦6aが外側から押されると、第
4図に示すように回動アーム6bかを中心に矢印X方向
へ回動し、その先端が下側へ移動する。
保持部材15.15は操作レバー6.6の操作に連動し
て上下動するものであり、操作レバー6.6により押し
下げられた際には第4図に示すように後述するインクシ
ート18を透明ガラス17から下方へ押し下げて離間さ
せ、後述する薄葉紙19のセットを回部にするとともに
、引き上げられた際には第5図に示すように透明ガラス
17の下面に薄葉紙19を保持する構成となっている。
すなわち、この保持部材15はそれぞれ平板状をなし、
その下端に係止部15aが互いに対向する方向へrLJ
字状に折り曲げられており。
両側端には第2図に示すようにガイド部15b、15b
が設けられ、上端(第2図では下端)には当接部15c
、15cが設けられ、これら全体がコイルばね20によ
り常に上方(第2図では下方)へ引き寄せられている。
この場合、下端の係止部15aは第5図に示すように、
薄葉紙19の縁を透明ガラス17の縁に形成された四部
17a内に挟み込んで透明ガラス17の下面に薄葉紙1
9を押え付ける。なお、透明ガラス17の凹部17aは
係止部15aが薄葉紙19を挟み込んだ状態で、g葉紙
19の中央より係止部15aが下側へ突出しないように
深く形成されている0両側端のガイド部15b、15b
はそれぞれ下部ケース5の側面両側に形成された各ガイ
ド溝5a、5aに上下動可簡に設けられている。上端の
当接部15c、15cはそれぞれ外側へ若干折り曲げら
れて炉側しており、その各上端が常に上方の操作レバー
6の回動アーム6bに当接している。コイルばね20は
、その下端が当接部15c、15c間における保持部材
15の上端に取り付けられ、上端が操作レバー6の回動
アーム6bの2股に分れた先端間を通してその上方の下
部仕切板11の取付孔11bに取り付けられ、これによ
り保持部材15を常に上方へ引き上げている。
ホルダ3はインクシー)18を装置本体2に対して取り
付けるものであり、装置本体2の下部に下部ケース5を
覆って着脱可能に装着される。すなわち、ホルダ3は第
2図に示すように、上方が開放されたほぼ四角い箱形を
なし、その底部には開口3aが光源室12の透明ガラス
17と対応して設けられ、この間口3aを挟んで両側に
はリール収納部3b、3bが設けられ、前後壁の上部に
はフック部3C13Cが上方へ突出して設けられている
。したがって、ホルダ3はフック部3C13Cが装置本
体2の下面、つまり中間段部の下部仕切板11に設けら
れた係止凹部11c、11c(一方は図示せず)に係脱
可flに係合することにより、装置本体2の下部に装着
される。この場合、底部の開口3aは光源室12の透明
ガラス17よりも大さく形成されており、ホルダ3が装
置本体2に装着された際には、第3歯に示すように開口
3aの下面が透明ガラス17の下面と面一となり、また
第4図に示すように保持部材15゜15が押し下げられ
た際には、開口3aを通して保持部材15.15がその
下方へ突出する9両側のリール収納部3b、3bはリー
ル21.21を回転自在に収納する部分であり、それぞ
れ仕切壁3dによりホルダ3の内部と仕切られ、外側壁
は下側へ向けて狭くなるように傾斜し、この傾斜した部
分の外側壁にリール21の一部を外部へ露出させる開口
3eが形成されており、内部の前後部にはリール21の
各軸部21a、21aを軸支する軸支部3f、3fが設
けられている。この場合、仕切壁3dはホルダ3が装置
本体2の下部に取り付けられた際に保持部材15および
操作レバー6の上下動を妨げないように構成されている
。また、軸支部3f、3fはリール21が勝手に回転し
ないようにある程度の摩擦抵抗をもって軸部21a、2
1aを軸支し、ホルダ3が装置本体2の下部に取り付け
られた際には上部ケース4の下部仕切板11に突出して
設けられた規制突起11d、11dにより軸部21a、
21aを上下方向にガタ付かないように押え付ける。リ
ール21.21はそれぞれインクシート18が各り−ル
収納部3b、3bから開口3aの下側を通して巻き付け
られ、各リール収納部3b、3bから露出したリール部
17b・・・を指等で摩擦抵抗に抗して回すことにより
、インクシート18をいずれか一方に巻き泡る。なお、
リール21.21はそれぞれ軸支部3f、3fに摩擦抵
抗をもって軸支されているため、各リール21,21に
巻き付けられたインクシート18は途中でたるむことは
なく、光源室12の透明ガラス17の下面に張り渡され
る。
ところで、光源室12の透明ガラス17の下面に装着さ
れる薄葉紙19は、第7図に示すように、トレーシング
ペーパ等の薄い紙よりなり、光線が透過可能なものであ
り、第8図に示すように、原稿22のインク像22aの
上層部が転写インク像19aとして転写される。この薄
葉紙19で転写できる原稿22としては、カーボントナ
ーによるインク像が形成された複写物、感熱インクシー
トを用いてサーマルプリンタで印字された印字記録物、
インクにより印刷された新聞、雑誌、等の印刷物、ある
いは鉛筆、ボールペンまたはインクを用いた筆記具によ
り筆記された筆記記録物等である。
また、ホルダ3の各リール21.21に巻さ付けられる
インクシート18は、薄葉紙19に転写された転写イン
ク像19aと対応する像を普通紙等の被記録紙23に転
写するものであり、第9図に示すように、全体の厚さが
約3〜50JLm前後で、ポリエステル等の透明または
不透明なベースフィルム18aの上面にニッケル(Nf
)、アルミニウム(AI)、銅(Gu)等の金属蒸着層
よりなる光反射層18bを形成するとともに、ベースフ
ィルム18aの下面に熱溶融性を有するカラーインク等
よりなる感熱インク層18cを形成した構成となってい
る。
第6図は上述した熱転写装置lの回路構成を示す0図中
Sdは常閉されており、ACアダプタの接続部7が挿入
されると電池16のラインを遮断し、外部電源側に切り
変える電源切換用スイッチである。電池16は装置本体
2の電池収納室9内に収納され、リレーLに接続される
とともに、分圧用抵抗R1、R2、R1と定電圧検出回
路25の接続ラインに介在された電源用スイッチSa 
と連動する接点Satを介してDC−DCコンバータ2
6、閃光用コンデンサC!、トリガー回路27、および
放電ランプ13に接続される。
1)C−DCコンバータ26は電池16の電圧を高電圧
に昇圧するとともに、昇圧した高電圧(toov程度)
を放電ランプ13に印加する。
電源用スイッチSaは接点Satを連動するもので、オ
フ位置では接点Satを開放し、原版作成位2tIおよ
び記録紙転写位fiIIでは接点Salを閉成する。分
圧用抵抗R+ 、R2、R3は充電電圧VOを■】およ
び■2に分圧する。この場合は当然Vo > V 1 
> V2の関係となる。定電圧検出回路25は1例えば
ツェナダイオードとオランジスタ等から構成され、入力
側に接続されたツェナダイオードのカソードに所定以上
の電圧が供給されるとトランジスタを作動する。リレー
Lは接点Salが閉成して閃光用コンデンサC1を充電
させ、上述した定電圧検出回路25のトランジスタに電
流が流れると接点Laを開放し、抵抗R4を介して発光
ダイオード10を点灯させる。トリガー回路27は昇圧
用変圧器を含むもので、安全スイッチScの接点Set
が閉成した状態で、放電用スイッチSbが閉じられると
閃光用コンデンサC1に充電された電圧を昇圧して放電
ランプ13を閃光させる。
次に、上述したように構成された熱転写装置lにより、
原版24を作成して被記録紙23に転写する場合につい
て説明する。
原版24を作成する場合には、まず、装置本体2の下部
からホルダ3を第2図に示すように取り外す、この状態
で、装置本体2の操作レバー6゜6を操作して、第4図
に示すように保持部材15.15を押し下げ、光源室1
2の下部に設けられた透明ガラス17の下面に薄葉紙1
9をセットする。すなわち、操作レバー6の操作釦6a
を外側から押すと、第4図に示すように(ただし。
ホルダ3は装着されていない)、を中心に回動アーム6
bが矢印X方向へ回動し、この回動アーム6bの先端が
保持部材15の各当接部15c。
15cをコイルばね20に抗して押し下げる。すると、
保持部材15はその各両端のガイド部15b、15bが
下部ケース5の各ガイド溝5a、5aにガイドされて下
側へ移動し、その下端の係止部15aが光源室12の下
部に設けられた透明ガラス17から下方へ押し出される
。この状態で、保持部材15の係止部15aと透明ガラ
ス17との間に薄葉紙19を挿入する。そして、操作レ
バー6の押圧を解除すると、第5図に示すように(ただ
し、ホルダ3は装着されていない)、コイルばね20に
より各保持部材15はそ五ぞれ引き上げられ、下端の係
止部15aがg葉紙19の縁を透明ガラス17の縁に設
けられた凹flll 17 a内に挟み込む、これによ
り、薄葉紙19は透明ガラス17の下面に樹脂シー)1
5aが密着して装着される。このようにして、薄葉紙1
9が装着された後は、このFIIJ紙19紙工9して装
置本体2を原稿22の上に配置(第7図参照)して、薄
葉紙19を原稿22に密着させる。この場合には、装置
本体2の下部にホルダ3が取り付けられていないので、
透明ガラス17の下に装着された薄葉紙19が直接原稿
22に接触する。これにより、原版24の作成が回部な
状態となる。
そして、装置本体2の上面に設けられた電源用スイッチ
Saをオン状態にセットする。すると、第6図に示すよ
うに接点Saが閉成され、閃光用コンデンサCI に充
電が開始され、閃光用コンデンサC1の充電とともに電
圧VOが増大し、これとともに定電圧検出回路25の入
力側出用v1が所定値になるとリレーLの接点Laが開
放されて、閃光用コンデンサCIの充電が停止され、同
時に発光ダイオードlOが点灯する。この発光ダイオー
ドlOの点灯により、閃光準備が完了していることを知
らせる。この状態で、放電用スイッチSbを閉成すると
、閃光用コンデンサC1に蓄えられていた電圧がトリガ
ー回路27に供給され、放電ライプ13のトリガー電極
に高電圧が印加され、放電ランプ13が強い閃光を発す
る。
このように放電ランプ13が閃光を発すると、その光線
は第7図に示すように、光源室12の下部に設けられた
透明ガラス17およびその下側の薄葉紙19を通して原
稿22に照射される。すると、薄葉紙19の下面に原稿
22が密着しているので、原稿22の表面に印刷または
複写等により設けられたインク像22aの上層部(つま
り、インク中に含まれているカーボン等)が薄葉紙19
の下面に第8図に示すように転写インク像19aとして
転着される。これにより、原稿22のインク像22aが
薄葉紙19に忠実かつ鮮明に転写され、原版24が作成
される。
次に、この原版24を用いて転写された転写インク像1
9aを被記録紙23に本転写する場合について説明する
この場合には、まず、インクシート18が巻き付けられ
たリール21.21をホルダ3の各り−ル収納部3b、
3b内に収納し、このホルダ3を装置本体2の下部に装
着する。すなわち、インクシート18の各端部をそれぞ
れリール21.21に巻き付け、第2図に示すように、
その中間のインクシート18をホルダ3の下側に配置し
1両側のリール21.21をそれぞれホルダ3の側方を
通してリール収納部3b、3bの上方より挿入し、リー
ル21.21の各軸部21a・・・を軸支部3f・・・
に回転可能に軸支させる。この状態で、ホルダ3を装を
本体2の下部に対応させ、ホルダ3の前後に設けられた
各フック部3c、3cを装置本体2側の係止凹部11c
に係合させる。これにより、ホルダ3が装置本体2の下
部に装着される。このようにホルダ3が装着されると、
第5図に示すように、光源室12の透明ガラス17の下
面に保持された原版24のみがホルダ3の開口3aから
下側へ突出し、その下面にインクシート18が張り渡さ
れる。このようにインクシート18が張り渡された装置
本体2を被記録紙23の上に配置して、そのインクシー
ト18を被記録紙23に密着させる。これにより、被記
録紙23への転写が可能な状態となる。
この状態で、被記録紙23への転写を行なう場合には、
上述した原版作成の場合と同様に、まず、電源用スイッ
チSa を記録紙転写位置Hにセットする。これにより
、閃光用コンデンサCIに充電が開始され、閃光用コン
デンサCIの充電が完了すると、発光ダイオードlOが
点灯する。
この場合、電圧Vl 、V2は充電電圧VOの増大とと
もに増大するものであり、Vl >V2の関係を有する
。したがって、定電圧検出回路25は原版作成位ff1
Iに接続されている方が、記録紙転写位置Hに接続され
ている場合よりも、遅れて動作する。換言すれば、Wt
、型用スイッチSa を原版作成位置工に設定した場合
の方が記録紙転写位置■に設定した場合よりも閃光用コ
ンデンサC1への充電時間が長く、高電圧に充電される
。このため、放電用スイッチSb を閉成すると、放電
ランプ13は原版作成の方が強い閃光を発し、記録紙転
写の方が弱い閃光を発する。
このようにして、放電ランプ13が閃光すると、その光
線は759図に示すように、原版24を通してその下の
インクシート18に照射される。
このように光線が原版24に照射されると、原版24は
その下面に原稿22のインク像22aの一部が転写され
てなる転写インク像19aが設けられているので、この
転写インク像19aの部分は光線が透過せず、しかもこ
の転写インク像19aが熱吸収の良いカーボンを含んで
いるので、その転写インク像19aの部分は光線を吸収
して熱をもつ、なお、それ以外の部分は光線が透過する
ので、熱をもつことはない、そのため、原版24の転写
インク像19a以外の部分を透過した光線はインクシー
ト18の光反射層18bで反射されるため、この部分の
インクシート18は熱をもつことはないが、原版24の
転写インク像19aの部分は照射された光線を吸収して
熱をもつので、この熱がインクシート18の光反射層1
8bおよびベースフィルム18aを介して感熱インク層
18cに伝えられ、この部分の感熱インク層18cのみ
が溶融し、この溶融部18dが第10図に示すように下
側の被記録紙23に熱転写される。これにより、原版2
4の転写インク像19aが被記録紙23に確実かつ鮮明
に本転写される。
なお、別の被記録紙23に再び転写する場合には、ホル
ダ3から露出しているリール21.21のいずれか一方
を指等で回して、1回の転写に必要なインクシート18
を原版24の下に新たに引き出してセットし、上述と同
様に放電ランプ13を閃光させれば良い、これを鰻り返
すことにより、何枚でも転写することができ、しかもノ
ート等のとじ合わされた被記録紙にも簡単に転写するこ
とができる。・この場合、薄葉紙19に転写された転写
インク像19aは通常のインクシートを介して被記録紙
に熱転写する場合には、転写インク像19aがインクシ
ートに少しずつ転写されるため数枚の被記録紙に転写し
ただけで使用不可源となってしまう、しかし、本発明で
は、インクシートの上面に金属蒸着層よりなる光反射層
18bを形成したインクシー)18を用いており、薄葉
紙19の転写インク像19aは光反射層18bに接面さ
れているため光反射層18bには全く転写されず、極め
て多くの被記録紙に転写することができる。
なお、上述した実施例では原版24の転写インク像19
aが形成された面を直接インクシート18に接触させた
が、これに限らず、第11図に示すように、原版24と
インクシー)18との間に透明な支持シー)30を介在
させても良く、また、インクシート18はベースフィル
ム18aの下面に光反射層18bおよび感熱インク層1
8cを順次積層したものでも良い、この場合にはベース
フィルム18aとして、ポリイミド等の透明なi1熱性
フィルムを用いる必要がある。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明の熱転写方法によ
れば、発色剤等の経時変化する要素を全く用いていない
ため保存性が良い、しかも、原稿のインク像形成面にト
レーシングペーパ等の薄葉紙を密着し、この薄葉紙側か
ら光線を照射して、前記原稿のインク像を前記薄葉紙に
転写することにより、IX版を作成する方法であるから
、原稿のインク像を薄葉紙に忠実に転写することができ
る。また、薄葉紙に対向してインクシートの光反射層側
を直接または他のシートを介して積層するとともに、前
記インクシートの感熱インク層に被記録紙を密着して積
層し、前記薄葉紙側から光線を照射して、前記薄葉紙の
インク像に対応する前記インクシートの感熱インク層部
分を前記被記録紙に本転写する方法であるから、忠実で
鮮明な転写像を得ることができる。特に、薄葉紙のイン
ク像はインクシートの光反射層側に接面するため、光反
射層側には全く転写されない、そのため、薄葉紙のイン
ク像は少しずつ転写されて薄くなることがないので、極
めて多くの被記録紙に鮮明に転写することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの発明の一実施例を示し、第1図
は熱転写装置の外観斜視図、第2図は!lt置装体から
ホルダを取り外した状態の斜視図、第3図は熱転写装置
の断面図、第4図は操作レバーを操作した状態の断面図
、第5図は原版をセットした状態の断面図、第6図は熱
転写装置の回路構成を示す図、第7図および第8図は原
版の作成状態を示す要部拡大断面図、第9図は原版を用
いて被記録紙に熱転写を行なう状態の要部拡大断面図、
第10図は転写された被記録紙の要部拡大断面図、第1
1図は他の実施例を示す要部拡大断面図である。 18・・・・・・インクシー)、18a・・・・・・ベ
ースフィルム、18b・・・・・・光反射層、18c・
・・・・・感熱インク層、19・・・・・・薄葉紙、1
9a・・・・・・転写インク像、22・・・・・・原稿
、22a・・・・・・インク像、23・・・・・・被記
録紙、24・・・・・・原版、30・・・・・・支持シ
ート、X。 特許出願人  カシオ計算機株式会社 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 原稿のインク像形成面にトレーシングペーパ等の薄葉紙
    を密着し、前記薄葉紙側から光線を照射し、前記原稿の
    インク像を前記薄葉紙に転写する原版作成工程と、 光反射層および感熱インク層を有するインクシートと、
    インク像が転写された前記薄葉紙とを、前記インクシー
    トの光反射層側を前記薄葉紙に対向して直接または他の
    シートを介して積層するとともに、前記インクシートの
    感熱インク層に被記録紙を密着して積層し、前記薄葉紙
    側から光線を照射して、前記薄葉紙のインク像に対応す
    る前記インクシートの感熱インク層部分を前記被記録紙
    に転写する本転写工程と、 を有する熱転写方法。
JP63152197A 1988-06-22 1988-06-22 熱転写方法 Pending JPH024586A (ja)

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