JPH046911Y2 - - Google Patents

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JPH046911Y2
JPH046911Y2 JP3900884U JP3900884U JPH046911Y2 JP H046911 Y2 JPH046911 Y2 JP H046911Y2 JP 3900884 U JP3900884 U JP 3900884U JP 3900884 U JP3900884 U JP 3900884U JP H046911 Y2 JPH046911 Y2 JP H046911Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、印刷用製版器に関する。より詳細に
は、本考案は、感熱性孔版印刷用原紙を原稿の画
面に重ね合せて光線または赤外線の如き熱線を照
射し、原稿の画像部に発生した熱でその画に対応
した穿孔を原紙に形成することにより、孔版印刷
用原版を作成する簡易な製版器に関する。
背景技術 孔版印刷技術の一つに、感熱性フイルムを多孔
性薄紙に貼り合せてなる原紙から印刷用原版を作
成し、その上に所定のインクを層状に施して印刷
を行う方法があり、これを実施するときは、まず
各種の製法によつて製造された感熱性原紙に所望
の原画に対応した穿孔画を形成するため、原稿に
重ね合せた原紙に向けて赤外線や光線を照射する
熱源ないし光源を備えた製版装置が使用されてい
る。
ところが、従来の製版装置は、ベルトコンベヤ
方式で原稿と感熱性原紙を密着移動させる構造、
あるいは原稿を基台上の台座に載せてその上に原
紙を支持した押圧板を押し付ける構造であるた
め、原稿が書籍のように厚みがあつたり基台より
大きかつたりした場合には、原紙を原画上に密着
させることが困難で、原紙に正確な穿孔画を形成
することができない。また、原画の一部のみを複
写したい場合には、その部分を切り取らなければ
ならないという欠点もあつた。
そこで、このような問題を解決するものとし
て、空気圧を利用して感熱性原紙を原稿の画面に
完全に密着させてから閃光を照射する製版装置が
開発され、本出願人により出願されている(特願
昭58−193537)。この装置は、原稿の厚さや大き
さに制約されることなく、原稿の画面に押し付け
るだけで簡単かつ確実に孔版印刷用原版を作成で
きるという優れた効果を奏するものであるが、本
考案は、更に簡単な構成で感熱性原紙を原稿の画
面に均等に密着させてから閃光を照射するように
したものである。
考案の目的 本考案は、必ず感熱性原紙の全体を原稿の画面
に密着させてから閃光または熱線を照射する簡易
構造の製版器を提供することを目的とする。
考案の構成 本考案の印刷用製版器は、印刷すべき原画の上
に感熱性孔版印刷用原紙と共に載置される枠体
と、該枠体上に載置される底面に開口部を有し、
該開口部を通して閃光または熱線を照射する照射
源を収納する本体とから成り、該枠体の上面には
少なくとも2つの対称位置に突起が設けられる一
方、該本体の底面には該枠体の突起を受け入れる
孔が形成され、各孔の内部には該突起の先端が所
定の高さに到達したときオンするスイツチが配置
され、各スイツチは上記照射源と電源との間で直
列接続されていることを特徴としている。
考案の具体例 第1図に本考案による携帯型の印刷用製版器の
外観を示す。この製版器は、感熱性孔版印刷用原
紙の上に載置される矩形の枠体2と、この枠体の
内側に嵌合して載置される略直方体形状の本体4
とから成る。枠体2の二つの短辺2a,2bは内
側に張り出していて、四隅の位置に夫々突起6を
備えている。
第2図に示すように、本体4は底面に開閉可能
に取り付けられた透明板8で覆われた矩形の開口
部10を有し、本体内には開口部10を通して閃
光を照射する照射源として撮影用のフラツシユバ
ルブ12を着脱自在に収納している。このフラツ
シユバルブ12の金属製基部を図のように受け入
れて支持するバルブ取付部14は、本体4の底面
から所定の高さ(バルブ12の高さより大きい)
に設置され、これと開口部10との間の周壁16
は、フラツシユバルブ12の閃光を開口部の外に
向けて反射する反射面として作られている。
本体の開口部10を規定している枠状の底面部
分には、本体4を枠体2の上に嵌合したとき各突
起6が入る小孔18が穿設されている。これらの
小孔内には夫々第3図に示すようなスイツチ機構
20が配置されている。
スイツチ機構20は、各小孔18の上方に配置
され且つ中心部が突出している円形のスイツチ片
22と、このスイツチ片に対して下方に押圧力を
加えるコイルスプリング24と、このスプリング
を小孔18の上方に伸縮自在に保持するため本体
内に設置した支持板26に形成された円筒状の突
出部28と、突出部28の内側に突出し且つ所定
の間隔をおいて支持板26に固定された一対のス
イツチ端子30,32とから成り、通常は本体4
の底板に押し付けられているスイツチ片22の中
央突出部が、小孔18内に侵入した枠体2の突起
6に持ち上げられて一対のスイツチ端子30およ
び32に接触することにより、スイツチがオンす
る構造になつている。そして、4個の小孔18に
対応して設けられた4つのスイツチ機構20は、
上記フラツシユバルブ12の基部と接触するよう
にバルブ取付部14に設けられた給電端子(図示
せず)と本体内に収納されている電源(電池)端
子との間で直列接続されている。従つて、全ての
スイツチ機構がオンして初めて電源からフラツシ
ユバルブ12に電流が流れ、閃光を生じさせる。
次に、上記の製版器で印刷用原版を作成するた
めに使用される感熱性原紙について簡単に説明す
る。第4図および第5図は、そのような感熱性原
紙を含む孔版印刷用原板の好ましい一例を示す。
全体を40で示す原板は、一方の面に突条部41
aを有する環状枠体41の他方の面に感熱性孔版
印刷用原紙42を貼着し、突条部41a側の面の
一端には印刷用インク不透過の光透過性シート4
3の一端部を貼着したものである。感熱性印刷用
原紙42は、和紙の如き多孔性支持体と熱可塑性
樹脂フイルムを接着により積層したもので、第5
図に示すように、原紙42が原稿44の画面に接
触するようにして原板40を載置し、光透過性シ
ート43の側から光線を照射すると、原稿44の
画像部に発生した熱によつて原紙42の熱可塑性
樹脂が溶融し原紙に穿孔画が形成されることによ
り、印刷用原版が出来上がる。従つて、印刷用イ
ンクを原紙42とシート43の間に層状に施し、
原紙42を被印刷物の上に押し付けることで印刷
を行うことができる。その際、枠体41の突条部
41aによりインクのはみ出しが防止される。
本考案の製版器によれば、上記のような孔版印
刷用原版の作成を簡単に行うことできる。まず最
初に、印刷したい原稿44の画面上に枠体2を置
き、その中に入るように形成された原板40を載
置する。次に、前もつて新しいフラツシユバルブ
12を装填しておいた本体4を、その底面の小孔
18に枠体2の突起6が入るようにして、枠体2
の内側に嵌合させる。そして、本体4に上から力
を加えると、枠体2の突起6が小孔18内のスプ
リング24の圧力に抗してスイツチ片22を持ち
上げ、その中心部がスイツチ端子30および32
に接触した時スイツチ機構20がオンとなる。
しかるに、この製版器では、上記のとおり全て
のスイツチ機構20がオンになつたときフラツシ
ユバルブ12が発光する。すなわち、感熱性原紙
を原稿面に密着させる力が本体4および枠体2か
ら原紙全体に均等に加えられて初めて閃光が発生
する。この閃光は、直接あるいは周壁16の反射
面により反射されて開口部10を通り、原板の透
明シート43を透過して原紙42に照射される。
これにより原紙42に穿孔画が形成され、印刷用
原版が作成される。
閃光の発生後、本体4に加えていた下向きの力
を解除すれば、スイツチ機構20のスイツチ片2
2はスプリング24の力によつて元の位置(第3
図)に復帰する。
この製版器によれば、上記のように本体4の底
面の対称位置にあるスイツチ機構20の全てがオ
ンしなければ閃光が発生しないので、感熱性原紙
と原稿面が均一に密着していないときに発光して
しまうという不都合がなく、常に良好な穿孔画を
原紙に形成することができる。なお、感熱性原紙
は第4図の原板40のように構成されたものに限
らず、光線または熱線の照射によつて穿孔を形成
できるものであればよい。
以上、図示の製版器について説明したが、本考
案はこれに限られるものでない。例えば、本体の
スイツチは図示のスイツチ機構に限らず、所定の
圧力が加えられるとオンするスイツチでよい。ま
た、スイツチとこれオンさせる突起は、圧力が均
等に加えられていることを検出できる2つ以上の
位置に配置すればよい。更に、本体底面の開口部
を覆う開閉自在な透明板を省略し、その代わりに
枠体の内側に透明板を配置してもよい。この場合
は、原画に重ね合せた原紙の上に枠体を載せるこ
とになる。
考案の効果 本考案の製版器は以上のように簡潔な構成で、
感熱性原紙の全体が均等に原稿面に密着してから
閃光または熱線を照射するものであり、良好な穿
孔画を有する印刷用原版を確実に作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による印刷用製版器の外観を示
す斜視図、第2図は本体の底面から見た状態を示
す斜視図、第3図は本体の小孔に対応して配置さ
れたスイツチ機構を示す断面図、第4図は感熱性
孔版印刷用原紙の例を示す斜視図、第5図は原稿
面に重ねた原紙に光を照射する状態を示す断面図
である。 2……枠体、4……本体、6……突起、8……
透明板、10……開口部、12……フラツシユバ
ルブ、14……バルブ取付部、16……反射面、
18……小孔、20……スイツチ機構、22……
スイツチ片、24……コイルスプリング、26…
…支持板、28……円筒部、30および32……
スイツチ端子、40……感熱性孔版印刷用原板、
42……感熱性原紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 印刷すべき原画の上に感熱性孔版印刷用原紙
    と共に載置される枠体と、該枠体上に載置され
    る底面に開口部を有し、該開口部を通して光線
    または熱線を照射する照射源を収納する本体と
    から成り、該枠体の上面には少なくとも2つの
    対称位置に突起が設けられる一方、該本体の底
    面には該枠体の突起を受け入れる孔が形成さ
    れ、各孔の内部には該突起の先端が所定の高さ
    に到達したときオンするスイツチが配置され、
    各スイツチは上記照射源と電源との間で直列接
    続されていることを特徴とする印刷用製版器。 2 前記スイツチは、各孔の上方に配置され且つ
    中心部が突出しているスイツチ片と、該スイツ
    チ片に対して下方に押圧力を加えるスプリング
    と、所定の間隔をおいて前記孔の上方に固定さ
    れた一対のスイツチ端子とを含み、通常は前記
    本体の底板に押し付けられているスイツチ片の
    中央突出部が、前記孔内に侵入した枠体の突起
    に持ち上げられて前記一対のスイツチ端子に接
    続することによりオンするスイツチ機構で構成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の印刷用製版器。 3 前記突起は矩形の枠体の四隅に配置されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の印刷用製版器。 4 前記本体の開口部は開閉自在な透明板で覆わ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の印刷用製版器。 5 前記照射源は着脱自在に取り付けられる撮影
    用フラツシユバルブである実用新案登録請求の
    範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の印刷
    用製版器。
JP3900884U 1984-03-21 1984-03-21 印刷用製版器 Granted JPS60152431U (ja)

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JPS60152431U JPS60152431U (ja) 1985-10-11
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