JPH0730355Y2 - 熱転写装置 - Google Patents

熱転写装置

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JPH0730355Y2
JPH0730355Y2 JP1988081515U JP8151588U JPH0730355Y2 JP H0730355 Y2 JPH0730355 Y2 JP H0730355Y2 JP 1988081515 U JP1988081515 U JP 1988081515U JP 8151588 U JP8151588 U JP 8151588U JP H0730355 Y2 JPH0730355 Y2 JP H0730355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は熱転写装置に関する。
[従来技術] 従来、孔版印刷用原版を原稿の上に配置し、その上方よ
り光線を照射することにより、原稿の画像を孔版印刷用
原版に転写して原版を作成し、この原版にインクを塗布
して、原版の像を葉書等の被記録紙に順次転写する転写
装置が知られている。このような転写装置は、光線の照
射により原稿の画像と同じ像を孔版印刷用原版に孔とし
て形成し、この孔を通してインクを被記録紙にしみ込ま
せることにより、原版の像を被記録紙に転写している。
[考案が解決しようとする課題] このような転写装置は、光線の照射により孔版印刷用原
版に孔を明けて原版を作成した後、この原版にインクを
塗布する必要があるため、手等が汚れ易いという問題が
ある。
また、このようなことから、原稿の上に感熱紙を密着さ
せて配置し、その上方より光線を照射して、原稿の画像
と対応する部分の感熱紙を色変化させることにより転写
を行なうものがある。しかし、このような転写装置で
は、光線の照射により原稿の画像と対応して色変化する
特殊な感熱紙が必要であるという問題がある。
この考案の目的は、手等を汚すことなく、しかも特殊な
感熱紙等を用いずに、簡単に鮮明な転写ができる熱転写
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案の熱転写装置は、上側に電池収納部を有すると
ともに下側中央部に光源ランプが内蔵された光源室を有
し、さらに前記光源室の下面側に原版を装脱可能に保持
する原版保持部を有する装置本体と、前記光源室の両外
側における前記装置本体の下面側に下面側から装脱可能
に装着され、前記光源室の下部に対応する位置に開口を
有するとともに、前記光源室の両外側に対応する部分に
インクテープが巻回された一対のローラを装脱可能に保
持するローラ保持部を有するインクテープホルダとを具
備し、前記両ローラ保持部に一対のローラを保持させる
とともに、該一対のローラ間のインクテープを前記原版
保持部に保持された原版の下面側に位置させるようにし
たものである。
[作用] この考案の熱転写装置によれば、装置本体の下面側に装
着されたインクテープホルダに保持された一対のローラ
間のインクテープを装置本体の原版保持部に保持された
原版の下面側に位置させ、光源ランプを閃光させること
により、原版に形成された透光像に対応するインクテー
プのインクを被記録紙等に転写することができ、したが
って手等を汚したり、特殊な感熱紙等を用いたりするこ
となく、簡単に鮮明な転写ができる。また、光源室の両
外側における装置本体の下面側に、すなわち装置本体の
下面外側に、下面側からインクテープホルダを装脱可能
に装着することになるので、インクテープホルダの装脱
作業を簡単に行うことができるばかりでなく、インクテ
ープの交換作業も簡単に行うことができる。また、イン
クテープホルダを装置本体の下面側に装着しても、光源
室の両外側における装置本体の下面側に装着することに
なるので、インクテープホルダが光源室の下方へ突出し
ないようにすることができ、したがって転写を行う際に
インクテープホルダが邪魔にならず、良好に転写作業を
行うことができる。さらに、インクテープホルダを取り
外した場合には、装置本体の原版保持部に原版用シート
を保持させ、光源ランプの閃光により原版を作成するこ
とも可能となる。
[実施例] 以下、第1図〜第18図を参照して、この考案の一実施例
を説明する。
第1図〜第5図は熱転写装置を示す。この熱転写装置1
は原版を作成し、この原版に基づいて被記録紙に熱転写
を行なうものであり、装置本体2の下部にホルダ3が第
2図に示すように着脱可能に装着されるとともに、通電
ペン4が接続される構成となっている。すなわち、装置
本体2は第1図および第2図に示すように、3段状の箱
形をなし、上方側(第2図では下方側)の2段を形成す
る上部ケース5と、下方側(第2図では上方側)の段部
を形成する下部ケース6とが図示しないビスにより一体
に締結され、この下部ケース6を覆うようにホルダ3が
装着され、後述する原版用シート21上に配置される。上
部ケース5は薄い中空の箱形をなし、第1図に示すよう
に、その中間段部に両側部に操作レバー7、7が設けら
れ、手前側面にはACアダプタの接続部8および外部接続
端子9が設けられ、この外部接続端子9に通電ペン4が
接続コード9aを介して接続されている。上部ケース5の
上段部は中間段部に対して両側のみが少し小さい箱形を
なし、第3図に示すように、その内部が中間段部の上部
に設けられた上部仕切板10により仕切られ、この内部に
電池収納室11が設けられ、上面には電源用スイッチSa
放電用スイッチSb、および発光ダイオード12が設けられ
ている。下部ケース6は中間段部よりも一回り小さい箱
形をなし、第3図に示すように、その内部が中間段部の
下部に設けられた下部仕切板13により仕切られ、これに
より光源室14が形成され、この光源室14内に放電ランプ
(光源ランプ)15および反射板16が設けられ、両側面に
は保持部材17、17が上下方向へスライド可能に設けられ
ている。
以下、各部材について順に説明する。
電池収納室11は電池18を収納するもので、上部ケース5
の上段左側面に電池蓋11aが設けられ、この電池蓋11aに
電極板11bが設けられ、奥側(右側)に電極ばね11cが設
けられている。電源用スイッチSaはスライドスイッチよ
りなり、電源をオン状態にするとともに、放電ランプ15
を閃光させるための充電時間を原版作成位置Iと記録紙
転写位置IIとの2段階に切り換える。放電用スイッチSb
は押釦スイッチ等よりなり、充電完了後に操作すること
により、放電ランプ15を閃光させる。発光ダイオード12
は充電が完了した際に点灯して放電ランプ15の閃光可能
な状態を警告するものである。
光源室14は下部ケース6内に形成される空間であり、そ
の下部が開放され、この開放された部分に透明ガラス
(透明部材)19が設けられている。放電ランプ15はカメ
ラのストロボ用として用いられるキセノンランプ等より
なり、上述した放電用スイッチSbの操作により閃光し、
その閃光の度合は電源用スイッチSaのセット状態によっ
て異なる。すなわち、電源用スイッチSaが1段目の原版
作成位置Iにセットされていると、高電圧に充電されて
強く閃光し、2段目の記録紙転写位置IIにセットされて
いると、それよりも低い高電圧に充電されて1段目より
弱く閃光する。反射板16は放電ランプ15の上方に配置さ
れ、放電ランプ15からの光を下側の透明ガラス19側へ反
射する。
操作レバー7、7は中間段部の両側面から下面に亘って
設けられ、後述する保持部材17、17を上下動させるもの
であり、それぞれ操作釦7aと回動アーム7bとからなり、
ピン7cにより上部ケース5に回動可能に取り付けられて
いる。すなわち、操作釦7aは上部ケース5の両側面に形
成された釦挿入孔5a内に配置され、その下部がピン7cに
より回動可能に取り付けられ、このピン7cを中心に回動
して上部ケース5の内外へ出没するとともに、通常はそ
の一部が外部へ突出している。回動アーム7bは「L」字
状に折り曲げられた板状のもので、上部ケース5内の下
部仕切板13に釦挿入孔5aと対応して形成された切欠部5b
内に配置され、その先端が2段に分れて下部仕切板13の
下面に延びて当接している。したがって、操作レバー7
は操作釦7aが外側から押されると、第4図に示すように
回動アーム7bがピン7cを中心に矢印X方向へ回動し、そ
の先端が下側へ移動する。
保持部材17、17は操作レバー7、7の操作に連動して上
下動するものであり、操作レバー7、7により押し下げ
られた際には第4図に示すように後述するインクシート
20を透明ガラス19から下方へ押し下げて離間させ、後述
する原版用シート21のセットを可能にするとともに、引
き上げられた際には第5図に示すように透明ガラス19の
下面に原版用シート21を保持する構成となっている。す
なわち、この保持部材17はそれぞれ平板状をなし、その
下端に係止部17aが互いに対向する方向へ「L」字状に
折り曲げられており、両側端には第2図に示すようにガ
イド部17b、17bが設けられ、上端(第2図では下端)に
は当接部17c、17cが設けられ、これら全体がコイルばね
22により常に上方(第2図では下方)へ引き寄せられて
いる。この場合、下端の係止部17aは第5図に示すよう
に、原版用シート21の縁を透明ガラス19の縁に形成され
た凹部19a内に挟み込んで透明ガラス19の下面に原版用
シート21を押え付ける。なお、透明ガラス19の凹部19a
は係止部17aが原版用シート21を挟み込んだ状態で、原
版用シート21の中央より係止部17aが下側へ突出しない
ように深く形成されている。両側端のガイド部17b、17b
はそれぞれ下部ケース6の側面両側に形成された各ガイ
ド溝6a、6aに上下動可能に設けられている。上端の当接
部17c、17cはそれぞれ外側へ若干折り曲げられて傾斜し
ており、その各上端が常に上方の操作レバー7の回動ア
ーム7bに当接している。コイルばね22は、その下端が当
接部17c、17c間における保持部材17の上端に取り付けら
れ、上端が操作レバー7の回動アーム7bの2股に分れた
先端間を通してその上方の下部仕切板13の取付孔13aに
取り付けられ、これにより保持部材17を常に上方へ引き
下げている。
ホルダ3はインクシート20を装置本体2に対して取り付
けるものであり、装置本体2の下部に下部ケース6を覆
って着脱可能に装着される。すなわち、ホルダ3は第2
図に示すように、上方が開放されたほぼ四角い箱形をな
し、その底部には開口3aが光源室14の透明ガラス19と対
応して設けられ、この開口3aを挟んで両側にはリール収
納部3b、3bが設けられ、前後壁の上部にはフック部3c、
3cが上方へ突出して設けられている。したがって、ホル
ダ3はフック部3c、3cが装置本体2の下面、つまり中間
段部の下部仕切板13に設けられた係止凹部13b、13b(一
方は図示せず)に係脱可能に係合することにより、装置
本体2の下部に装着される。この場合、底部の開口3aは
光源室14の透明ガラス19よりも大きく形成されており、
ホルダ3が装置本体2に装着された際には、第3図に示
すように開口3aの下面が透明ガラス19の下面と面一とな
り、また第4図に示すように保持部材17、17が押し下げ
られた際には、開口3aを通して保持部材17、17がその下
方へ突出する。両側のリール収納部3b、3bはリール23、
23を回転自在に収納する部分であり、それぞれ仕切壁3d
によりホルダ3の内部と仕切られ、外側壁は下側へ向け
て狭くなるように傾斜し、この傾斜した部分の外側壁に
リール23の一部を外部へ露出させる開口3eが形成されて
おり、内部の前後部にはリール23の各軸部23a、23aを軸
支する軸支部3f、3fが設けられている。この場合、仕切
壁3dはホルダ3が装置本体2の下部に取り付けられた際
に保持部材17および操作レバー7の上下動を妨げないよ
うに構成されている。また、軸支部3f、3fはリール23が
勝手に回転しないようにある程度の摩擦抵抗をもって軸
部23a、23aを軸支し、ホルダ3が装置本体2の下部に取
り付けられた際には上部ケース5の下部仕切板13に突出
して設けられた規制突起13c、13cにより軸部23a、23aを
上下方向にガタ付かないように押え付ける。リール23、
23はそれぞれインクシート20が各リール収納部3b、3bか
ら開口3aの下側を通して巻き付けられ、各リール収納部
3b、3bから露出したリール部23b…を指等で摩擦抵抗に
抗して回すことにより、インクシート20をいずれか一方
に巻き取る。なお、リール23、23はそれぞれ軸支部3f、
3fに、摩擦抵抗をもって軸支されているため、各リール
23、23に巻き付けられたインクシート20は途中でたるむ
ことはなく、光源室14の透明ガラス19の下面に張り渡さ
れる。
原版用シート21は、第6図に示すように、透明なポリエ
ステルフィルム等からなる樹脂シート21aの上面にニッ
ケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等の金属蒸
着層21bを被着したものであり、通電ペン4や後述する
サーマルヘッド33等により金属蒸着層21bの一部が除去
されることにより原版28となる。この場合、原版用シー
ト21は第1図に示すように、熱転写装置1よりもはるか
に大きなもので、点線で示す部分が1コマをなし、この
1コマが1枚の原版28をなし、光源室14の透明ガラス19
の下面に装着される。
通電ペン4は使用者が手書により原版28を作成する際に
用いるものであり、第6図に示すように、合成樹脂製の
ペン本体4aの先端に導電性金属材料の記録電極4bを備え
てなる。この通電ペン4は、記録電極4bと装置本体2側
に設けられた帰路電極30とを原版用シート21の金属蒸着
層21b上に接触させた状態で、これらの各電極4b、30の
間に電位差を与えることにより、記録電極4bが接触する
部分の金属蒸着層21bの蒸着状態を破壊し、その部分の
金属蒸着層21bを除去する。これにより、原版用シート2
1の金属蒸着層21bに透光部21cが形成され、原版28が作
成される。この場合、帰路電極30は装置本体2の下部ケ
ース6内に設けられた安全スイッチ31の一部である。す
なわち、この安全スイッチ31は板ばね状の一対の接点板
31a、31aよりなり、それぞれリード線31b、31bにより装
置本体2内の所定の回路基板(図示せず)に接続されて
おり、この接点板31a、31aの下側に帰路電極30が上下動
可能に設けられている。この場合、帰路電極30は金属板
よりなり、その下端が下部ケース6の下方へ出没可能に
突出し、その中間がコイルばね30aに常時下側へ付勢さ
れ、その上端が接点板31a、31aを接離可能に接触させる
ように設けられている。したがって、装置本体2が原版
用シート21に載置されると、帰路電極30の下端がコイル
ばね30aに抗して押し込まれ、その上端が一対の接点板3
1a、31aを接触させる。これにより、安全スイッチ31が
オン状態となる。逆に、原版用シート21から装置本体2
が離れると、帰路電極30がコイルばね30aにより押し下
げられて、その上端が離れ、一対の接点板31a、31aが離
間する。これにより、安全スイッチ31はオフ状態とな
る。
インクシート20は原版28の透光像28aと対応する像を被
記録紙29に転写するものである。すなわち、このインク
シート20は全体の厚さが約3〜50μm前後のもので、第
7図に示すように、ポリエステル等の透明または不透明
なベースフィルム20aの下面に熱溶融性を有するカラー
インク等よりなる熱溶融インク層20bを形成した構成と
なっている。この熱溶融インク層20bは原版28を通して
放電ランプ15からの光線がベースフィルム20aに照射さ
れ、その照射された光の熱により溶融し、この溶融部20
cが下側の被記録紙29に転写される。
第8図は上述した熱転写装置1の回路構成を示す。図中
18は装置本体2の電池収納室11に収納された電池であ
る。Scは常閉されておりACアダプタの接続部8が挿入さ
れると電池18のラインを遮断し外部電源側に切り換える
電源切換用スイッチである。電池18はリレーLに接続さ
れるとともに、分圧用抵抗R1、R2、R3と定電圧検出回路
24の接続ラインに介在された電源用スイッチSaと連動す
る接点Sa1を介してDC−DCコンバータ25、閃光用コンデ
ンサC1、トリガー回路26、および放電ランプ15に接続さ
れる。DC−DCコンバータ25は電池18の電圧を高電圧に昇
圧するとともに、昇圧した高電圧を記録電極4bと放電ラ
ンプ15とに印加する。この場合、記録電極4bには20V程
度、放電ランプ15には100V程度の電位が適当である。電
源用スイッチSaは接点Sa1を連動するもので、オフ位置
では接点Sa1を開放し、原版作成位置Iおよび記録紙転
写位置IIでは接点Sa1を閉成する。分圧抵抗R1、R2、R3
は充電電圧V0をV1およびV2に分圧する。この場合は当然
V0>V1>V2の関係となる。定電圧検出回路24は、例えば
ツエナダイオードとトランジスタ等から構成され、入力
側に接続されたツエナダイオードのカソードに所定以上
の電圧が供給されるとトランジスタを作動する。リレー
Lは接点Sa1が閉成して閃光用コンデンサC1を充電さ
せ、上述した定電圧検出回路24のトランジスタに電流が
流れると接点Laを開放し、抵抗R4を介して発光ダイオー
ド12を点灯させる。トリガー回路26は昇圧用変圧器を含
むもので、帰路電極30が押し込まれて安全スイッチ31が
閉成した状態で、放電用スイッチSbが閉じられると閃光
用コンデンサC1に充電された電圧を昇圧して放電ランプ
15を閃光させる。
次に、上述したように構成された熱転写装置1により、
原版28を作成して被記録紙29に転写する場合について説
明する。
まず、原版28を作成する場合について説明するのである
が、その作成方法としては、3種類の方法がある。その
1つは通電ペン4で作成する方法、2つ目はプリンタの
サーマルヘッドで作成する方法、3つ目は閃光により作
成する方法がある。ここでは、まず、1つ目の通電ペン
4で作成する方法について説明し、他の2つ方法につい
ては後述する。
通電ペン4で原版を作成する場合には、第1図に示すよ
うに、装置本体2の外部接続端子9に通電ペン4を接続
コード9aで接続し、この装置本体2を原版用シート21の
一端部に載置する。すなわち、装置本体2の光源室14側
を下側にして原版用シート21の一端側上に配置する。す
ると、第6図に示すように、装置本体2内に設けられた
安全スイッチ31の帰路電極30の下端が原版用シート21上
に当接してコイルばね30aに抗して押し込まれ、この帰
路電極30により安全スイッチ31が閉成する。この状態
で、電源用スイッチSaを記録紙転写位置IIにセットする
と、第8図に示す接点Sa1が閉成され、閃光用コンデン
サC1に充電が開始され、閃光用コンデンサC1の充電とと
もに電圧V0が増大し、これとともに定電圧検出回路24の
入力側電圧V2が所定値になるとリレーLの接点Laが開放
されて、閃光用コンデンサC1の充電が停止され、同時に
発光ダイオード12が点灯する。この発光ダイオード12の
点灯により、通電ペン4による原版作成が可能な状態で
あることが解る。この状態で、通電ペン4を原版用シー
ト21の金属蒸着層21b上に接触させて文字等を描くと通
電ペン4の記録電極4bと帰路電極30間に所定電圧が印加
される。これにより、通電ペン4が接触する部分の原版
用シート21の金属蒸着層21bが破壊されて除去され、こ
の除去された部分が透光部21cとなる。この場合、金属
蒸着層21bは通電ペン4により高電圧が印加されると、
通電ペン4の記録電極4bが接触する部分が均一に破壊さ
れるため、従来のような孔版印刷用原版を手書きする場
合に比べて、非常にきれいに原版を作成することができ
る。このようにして原版用シート21に文字等が透光部21
cとして形成された後は、第1図に点線で示す位置で原
版用シート21を裁断することにより、熱転写装置1にセ
ット可能な大きさ、つまり光源室14の透明ガラス19にセ
ット可能な大きさの原版28が作成される。この原版28は
一側端を透明な支持シート28bに接着しておく。
次に、この原版28を用いて被記録紙29に転写する場合に
ついて説明する。
この場合、装置本体2にはインクシート20を保持するホ
ルダ3が装着されているものとする。この状態で、装置
本体2の操作レバー7、7を操作して、第4図に示すよ
うに保持部材17、17を押し下げ、光源室14の下部に設け
られた透明ガラス19の下面に原版28をセットする。すな
わち、操作レバー7の操作釦7aを外側から押すと、第4
図に示すように、ピン7cを中心に回動アーム7bが矢印X
方向へ回動し、この回動アーム7bの先端が保持部材17の
各当接部17c、17cをコイルばね22に抗して押し下げる。
すると、保持部材17はその各両端のガイド部17b、17bが
下部ケース6の各ガイド溝6a、6aにガイドされて下側へ
移動し、その下端の係止部17aが光源室14の下部に設け
られた透明ガラス19から下方へ押し出され、インクシー
ト20を持ち上げる。この状態で、保持部材17の係止部17
aと透明ガラス19との間に原版28を透明な支持シート28b
とともに挿入する。この場合、原版28は上面の金属蒸着
層21bを透明ガラス19と対応させ、透明な支持シート28b
をインクシート20に対応させる。なお、透明な支持シー
ト28bは原版28および透明ガラス19が充分な剛性を有し
ていれば、必ずしも設ける必要はない。そして、操作レ
バー7の押圧を解除すると、第5図に示すように、コイ
ルばね22により各保持部材17はそれぞれ引き上げられ、
下端の係止部17aが原版28および透明な支持シート28bの
各縁を透明ガラス19の縁に設けられた凹部19a内に挟み
込む。これにより、原版28は透明ガラス19の下面に装着
される。この場合、第5図に示すように、光源室14の透
明ガラス19の下面に保持された原版28のみがホルダ3の
開口3aから下側へ突出し、その下面にインクシート20が
張り渡される。このようにインクシート20が張り渡され
た装置本体2を被記録紙29の上に配置して、そのインク
シート20を被記録紙29に密着させる。
閃光用コンデンサC1には、すでに所定電圧が充電されて
いるので、放電用スイッチSbを閉成することにより、閃
光用コンデンサC1の充電電圧がトリガ回路26に供給され
放電ランプ15を閃光させる。すると、その光線は第7図
に示すように、原版28を通してその下のインクシート20
に照射される。このように光線が原版28に照射される
と、原版28はその上面に金属蒸着層21bに形成された透
光部21cからなる透光像28aが設けられているので、この
透光像28aの部分を光線が透過し、それ以外の部分は金
属蒸着層21bにより反射されるため、光線は透過しな
い。したがって、原版28の透光像28aを透過した光線
は、透明な支持シート28bを介してインクシート20に照
射される。このようにインクシート20に光線が照射され
ると、この部分のインクシート20は熱をもち、この熱が
インクシート20のベースフィルム20aを介して熱溶融イ
ンク層20bに伝えられ、この部分の熱溶融インク層20bの
みが溶融し、この溶融部20cが下側の被記録紙29に熱転
写される。これにより、原版28の透光像28aが被記録紙2
9にインク像として確実かつ鮮明に転写される。なお、
別の被記録紙29に再び転写する場合には、ホルダ3から
露出しているリール23、23のいずれか一方を指等で回し
て、1回の転写に必要なインクシート20を原版28の下に
新たに引き出してセットし、上述と同様に放電ランプ15
を閃光させれば良い。これを繰り返すことにより、何枚
でも転写することができ、しかもノート等のとじ合わさ
れた被記録紙にも簡単に転写することができる。
次に、第9図および第10図を参照して、原版34をプリン
タのサーマルヘッド33により作成する場合について説明
する。
第9図は原版を作成する機器を示す。この機器32はワー
ドプロセッサ、ハンディターミナル、パーソナルコンピ
ュータ等の電子機器である。すなわち、この機器32は、
上述したサーマルヘッド33を備えたプリンタ(図示せ
ず)を内蔵し、上面にキー入力部32aおよび表示部32b等
を備え、キー入力部32aでデータを入力し、この入力さ
れたデータを表示部32bに表示するとともに、必要に応
じてプリンタで印字する。この場合、キー入力部32aは
アルファベットキー、ひらがなキー等の文字キーや、テ
ンキー、ファンクションキー等よりなり、表示部32bは
液晶表示装置等よりなる。また、プリンタはサーマルヘ
ッド33を印字するデータに応じて移動させながら、原版
用シート35に印字するものである。このサーマルヘッド
33はセラミック等よりなるサブストレート33aの下面に
絶縁層33b、薄膜抵抗層33c、一対の電極リード33d、33
d、および保護層33eを順次積層してなり、一対の電極リ
ード33d、33d間に電圧を印加することにより、その間の
薄膜抵抗層33cで熱を発生する。また、原版34は原版用
シート35に転写シート36を密着させ、原版用シート35側
からサーマルヘッド33で熱を与えた後、原版用シート35
と転写シート36とを剥離することにより作成される。す
なわち、原版用シート35は透明なベースシート35aの下
面に光反射層35bと熱溶融型接着剤層35cとを順次積層し
たものである。ベースシート35aはポリエステル樹脂等
の透明なシートよりなる。光反射層35bはニッケル(N
i)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等の金属蒸着層よ
りなる。熱溶融型接着剤層35cは熱が与えられると溶融
する接着剤である。転写シート36は溶融した熱溶融型接
着剤層35cが光反射層35bとともに接着するものであり、
普通紙等が用いられる。
このような機器32で原版34を作成する場合には、まず、
キー入力部32aからデータを入力する。すると、表示部3
2bに入力されたデータ、例えば、「1ミリ当たり18ドッ
トの」が表示される。この入力されたデータをプリンタ
で印字する場合には、まず、原版用シート35の熱溶融型
接着剤層35cに転写シート36を密着させて、機器32のプ
リンタにセットする。この状態で、プリンタを駆動する
と、サーマルヘッド33が移動しながら、入力されたデー
タに応じて発熱し、順次原版用シート35の熱溶融型接着
剤層35cを溶融させ、この溶融部35dとともに光反射層35
bを転写シート36に転写する。
このようにして、印字された原版用シート35と転写シー
ト36とを剥離すると、第10図に示すように、印字データ
に応じて、原版用シート35の光反射層35bが熱溶融型接
着剤層35cを介して転写シート36に転写され、原版用シ
ート35には光反射層35bおよび熱転写型接着剤層35cが抜
き取られた部分に透光部が設けられ、この透光部により
原版用シート35に透光像35eが形成される。これによ
り、原版用シート35が原版34となり、熱転写用の原版34
が作成される。
このように作成された原版34は、上述したように熱転写
装置1の光源室14に設けられた透明ガラス19の下面に透
明な支持シート28bとともに保持部材17、17により装着
される。この場合、原版34は透明なベースシート35aを
透明ガラス19の下面に密着させ、熱溶融接着剤層35cを
透明な支持シート28bに密着させる。そして、この透明
な支持シート28bの下面にインクシート20および被記録
紙29を密着させて配置し、この状態で光源室14内の放電
ランプ15を閃光させれば、前述した場合と全く同様に熱
転写が行なわれる。
なお、原版34は透明なベースシート35aの下面に光反射
層35bと熱溶融型接着剤層35cとを順次積層した原版用シ
ート35である必要はなく、第6図に示す原版用シート21
と同一のものを使用することができる。ただし、この場
合には第11図に示すように、転写シート36側に熱溶融型
接着剤層35cを設け、この熱溶融型接着剤層35cを、原版
用シート35のベースシート35aの下面に設けられた光反
射層35bに密着させる。そして、上述した場合と同様に
サーマルヘッド33で局部的に熱を与え、熱溶融型接着剤
層35cを溶融し、この溶融部35dと対応する光反射層35b
を転写シート36側へ転写する。この後、原版用シート35
と転写シート36とを剥離すれば良い。このような原版34
においても、上述したように鮮明な転写ができるほか、
特に熱転写用の原版34は光の照射を表裏いずれからでも
行なうことができるため、原版34の表裏を反転させて熱
転写装置1の透明ガラス19の下に配置すれば、反転した
画像を得ることができる。
次に、第12図および第13図を参照して、放電ランプ15の
閃光により原版37を作成する場合について説明する。
この場合には、まず、透明なポリエステルフィルム等よ
りなる原版用シート38を用意し、この原版用シート38を
装置本体2の光源室14に設けらた透明ガラス19の下面に
装着する。すなわち、装置本体2の操作レバー7、7を
操作して、保持部材17、17の係止部17aを光源室14の透
明ガラス19の下側へ押し下げ、この状態で原版用シート
38を透明ガラス19の下面に配置して保持部材17、17の各
係止部17a、17aで原版用シート38の縁を挟み付ける。こ
のように原版用シート38が装着された後は、この原版用
シート38を下にして装置本体2を原稿39の上に配置(第
12図参照)し、原版用シート38を原稿39に密着させる。
ただしこの場合には、インクシート20を支持するホルダ
3は装置本体2から外しておく。また、電源用スイッチ
Saは原稿作成装置Iに設定する。
これにより、閃光用コンデンサC1に充電が開始され、閃
光用コンデンサC1の充電が完了すると、発光ダイオード
12が点灯する。この場合、電圧V1、V2は充電電圧V0の増
加とともに増加するものであり、V1>V2の関係を有す
る。したがって、定電圧検出回路24は原版作成位置Iに
接続されている方が、記録紙作成位置IIに接続されてい
る場合よりも、遅れて動作する。換言すれば、電源用ス
イッチSaを原版作成位置Iに設定した場合の方が記録紙
転写位置IIに設定した場合よりも、閃光用コンデンサC1
への充電時間が長く、高電圧に充電される。このため、
放電用スイッチSbを閉成すると、放電ランプ15が記録紙
作成の場合よりも強い閃光を発する。
このようにして、放電ランプ15が閃光を発すると、その
光線は第12図に示すように、光源室14の下部に設けられ
た透明ガラス19およびその下側の原版用シート38を通し
て原稿39に照射される。この場合、原稿39はその表面
(上面)に印刷または複写等によりインク像39aが設け
られたもので、例えばごく普通の印刷物あるいは複写し
た紙等である。したがって、放電ランプ15からの光線が
原稿39に照射されると、原版用シート38の下面に原稿39
のインク像39aの上層部(つまり、インク中に含まれて
いるカーボン等)が第13図に示すようにインク像37aと
して転写される。これにより、原版37が作成される。
次に、第14図および第15図を参照して、このように作成
された原版37を用いて被記録紙29に転写する場合につい
て説明する。
この場合には、光源室14の透明ガラス19の下面に原版37
がセットされているので、その下側にインクシート20を
支持するホルダ3を装着する。すなわち、インクシート
20の各端部をそれぞれリール23、23に巻き付け、第2図
に示すように、その中間のインクシート20をホルダ3の
下側に配置し、両側のリール23、23をそれぞれホルダ3
の側方を通してリール収納部3b、3bの上方より挿入し、
リール23、23の各軸部23a…を軸支部3f…に回転可能に
軸支される。この状態で、ホルダ3を装置本体2の下部
に対応させ、ホルダ3の前後に設けられた各フック部3
c、3cを装置本体2側の係止凹部13bに係合させる。これ
により、ホルダ3が装置本体2の下部に装着される。こ
れにより、原版37の下面にインクシート20が張り渡さ
れ、このインクシート20を被記録紙29に密着させる。す
ると、装置本体2内の安全スイッチ31がオンし被記録紙
29への転写が可能な状態となる。そして、電源スイッチ
Saを記録紙転写位置IIにセットすると、前述した場合と
同様に、閃光用コンデンサC1に高電圧が充電され、この
充電が完了すると、発光ダイオード12が点灯して、充電
完了を知らせる。この状態で、放電用スイッチSbをと閉
成して、放電ランプ15を閃光させると、その光線は第14
図に示すように、原版37を通してその下のインクシート
20に照射される。この場合のインクシート20はベースフ
ィルム20aの下面に熱溶融インク層20bを有し、上面に光
反射層20dを有するものであり、この光反射層20dで照射
される光線を反射するが、ベースフィルム20aが耐熱性
を有するものであれば、必ずしも光反射層20dを設ける
必要はない。このように光線が原版37に照射されると、
原版37はその下面に原稿39のインク像39aの一部が転写
されたインク像37aが形成されるので、このインク像37a
の部分は光線が透過せず、しかもこのインク像37aは熱
吸収の良い黒色のカーボン等よりなっているので、この
インク像37aの部分は光線を吸収して熱をもつ。しか
し、それ以外の部分は光線が透過するので、熱をもつこ
とはない。そのため、原版37のインク像37a以外の部分
を透過した光線はインクシート20の光反射層20dで反射
されるため、この部分のインクシート20は熱をもつこと
はないが、原版37のインク像37aの部分は照射された光
線により熱をもつので、この熱がインクシート20の光反
射層20dおよびベースフィルム20aを介して熱溶融インク
層20bに伝えられ、この部分の熱溶融インク層20bのみが
溶融し、この溶融部20cが下側の被記録紙29に熱転写さ
れる。これにより、原版37のインク像37aと対応する像
が被記録紙29に確実かつ鮮明に転写される。なお、別の
被記録紙29に再び転写する場合には、前述したようにリ
ール23、23を指等で回して、1回の転写に必要なインク
シート20を原版37の下に新たに引き出して、放電ランプ
15を閃光させれば良い。これを繰り返すことにより、何
枚でも転写することができる。
なお、放電ランプ15の閃光で原版37を作成する際の原版
用シート38は、原稿39のインク像39aが直接下面に転写
される透明な樹脂フィルムのみである必要はなく、例え
ば第16図に示すように、原版用シート38の下面に予め透
明な熱溶融接着剤層38aを設け、この熱溶融接着剤層38a
で原稿39のインク像39aを原版用シート38側へ転写する
ようにしても良い。
また、この場合のインクシート20は必ずしもベースフィ
ルム20aの上面に光反射層20dを有し、下面に熱溶融イン
ク層20bを有するものである必要はなく、例えば第17図
に示すように、金属箔20eの下面に熱溶融インク層20bを
設けたものでも良く、また第18図に示すようにベースフ
ィルム20aの下面に光反射層20dおよび熱溶融インク層20
bを順次積層したものでも良いが、この場合にはベース
フィルム20aとして、ポリイミド等の透明な耐熱性フィ
ルムを用いる必要がある。
さらに、放電ランプ15を閃光させる電源の回路構成は、
上述した実施例のように充電時間を切り換る方法に限ら
ず、例えば閃光時間を切り換るようにしても良く、また
単にコンデンサを2つ用い、それぞれ独立して充電させ
ても良い。
[考案の効果] 以上詳細に説明したよように、この考案の熱転写装置に
よれば、装置本体の下面側に装着されたインクテープホ
ルダに保持された一対のローラ間のインクテープを装置
本体の原版保持部に保持された原版の下面側に位置さ
せ、光源ランプを閃光させることにより、原版に形成さ
れた透光像に対応するインクテープのインクを被記録紙
等に転写することができ、したがって手等を汚したり、
特殊な感熱紙等を用いたりすることなく、簡単な鮮明な
転写ができる。また、光源室の両外側における装置本体
の下面側に、すなわち装置本体の下面外側に、下面側か
らインクテープホルダを装脱可能に装着することになる
ので、インクテープホルダの装脱作業を簡単に行うこと
ができるばかりでなく、インクテープの交換作業も簡単
に行うことができる。また、インクテープホルダを装置
本体の下面側に装着しても、光源室の両外側における装
置本体の下面側に装着することになるので、インクテー
プホルダが光源室の下方へ突出しないようにすることが
でき、したがって転写を行う際にインクテープホルダが
邪魔にならず、良好に転写作業を行うことができる。さ
らに、インクテープホルダを取り外した場合には、装置
本体の原版保持部に原版用シートを保持させ、光源ラン
プの閃光により原版を作成することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第18図はこの考案の一実施例を示し、第1図は
熱転写装置の外観斜視図、第2図は装置本体からホルダ
を取り外した状態の斜視図、第3図は熱転写装置の断面
図、第4図は操作レバーを操作した状態の断面図、第5
図は原版をセットした状態の断面図、第6図は通電ペン
の使用状態を示す要部拡大断面図、第7図は通電ペンで
作成された原版を用いて転写を行なう状態の要部拡大断
面図、第8図は熱転写装置の回路構成を示す図、第9図
はサーマルヘッドを有する機器の外観図、第10図はサー
マルヘッドにより原版を作成する状態を示す要部拡大断
面図、第11図は第10図の他の実施例を示す要部拡大断面
図、第12図は放電ランプの閃光により原版を作成する状
態の要部拡大断面図、第13図は放電ランプの閃光により
作成された原版の要部拡大断面図、第14図はその原版を
用いて熱転写を行なう状態の要部拡大断面図、第15図は
被記録紙に転写された状態を示す要部拡大断面図、第16
図は原版用シートの他の実施例を示す図、第17図および
第18図はそれぞれインクシートの他の実施例を示す図で
ある。 1……熱転写装置、2……装置本体、3……ホルダ(イ
ンクテープホルダ)、3b……リール収納部(ローラ保持
部)、14……光源室、15……放電ランプ(光源ラン
プ)、17……保持部材(原版保持部)、20……インクシ
ート(インクテープ)、23……リール(ローラ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上側に電池収納部を有するとともに下側中
    央部に光源ランプが内蔵された光源室を有し、さらに前
    記光源室の下面側に原版を装脱可能に保持する原版保持
    部を有する装置本体と、前記光源室の両外側における前
    記装置本体の下面側に下面側から装脱可能に装着され、
    前記光源室の下部に対応する位置に開口を有するととも
    に、前記光源室の両外側に対応する部分にインクテープ
    が巻回された一対のローラを装脱可能に保持するローラ
    保持部を有するインクテープホルダとを具備し、前記両
    ローラ保持部に一対のローラを保持させるとともに、該
    一対のローラ間のインクテープを前記原版保持部に保持
    された原版の下面側に位置させるようにしたことを特徴
    とする熱転写装置。
JP1988081515U 1988-06-20 1988-06-20 熱転写装置 Expired - Lifetime JPH0730355Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4360278A (en) * 1979-12-17 1982-11-23 Kroy Inc. Printing apparatus having interchangeable large character type fonts and tape-ribbon cartridge therefor
JPS63134290A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Canon Inc 記録方法及びその記録装置

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