JPH026184A - 熱転写方法およびその装置 - Google Patents

熱転写方法およびその装置

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JPH026184A
JPH026184A JP63154969A JP15496988A JPH026184A JP H026184 A JPH026184 A JP H026184A JP 63154969 A JP63154969 A JP 63154969A JP 15496988 A JP15496988 A JP 15496988A JP H026184 A JPH026184 A JP H026184A
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thin paper
ink
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JP63154969A
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Inventor
Yukio Kashio
幸雄 樫尾
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は熱転写方法およびその装置に関する。
[従来技術] 従来より、感熱シートを原稿のインク像形成面に密着し
て光線等の熱エネルギを与えて感熱シートの発色層を原
稿のインク像に対応して発色させる熱転写方法が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課M] この方法は、感熱発色層を用いるものであるために永い
間保存しておくと、外部光線が蓄積されて発色層全体を
発色させるので、保存性に乏しい欠点がある。
また、この方法では、原稿のインク像に太い線と細い線
がある場合に、太い線に吸収される熱エネルギの方が細
い線に比べて大であるため、この太い線に対応する発色
層が線の周囲部まで発色されてしまうから、忠実性に乏
しい。
この発明の目的は、保存性に優れ、原稿のインク像を原
版に忠実に転写でき、しかもカスれのない鮮明な転写像
を得ることができる熱転写方法およびその装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] この発明の熱転写方法は、一面に熱溶融樹脂層が被覆さ
れた半透明な薄葉紙とインク像が形成された原稿とを、
前記薄葉紙の熱溶融樹脂層形成面と前記原稿のインク像
形成面を対面して積層し、この状態で前記薄葉紙側から
光線を照射することにより、前記原稿のインク像の少な
くとも上層部を前記薄葉紙に転写する方法である。
また、この発明の熱転写装置は、光源室および電源室を
有するケース本体と、前記光源室内に配置された光源ラ
ンプと、前記光源ランプの裏面側に配置された反射板と
、前記光源室の反射板と対向する側に設けられた透明部
材と、前記電源室内に収納されて前記光源ランプを閃光
する電源装置と、前記透明部材の側部に配置され、熱溶
融樹脂層が被覆された薄葉紙をその熱溶融樹脂層を外側
に向けて前記透明部材上に保持する保持部材とをA備し
、前記薄葉紙の熱溶融樹脂層を原稿のインク像形成面に
密着して、前記光源ランプの閃光により前記原稿のイン
ク像の少なくとも上層部を前記f1m紙に転写するもの
である。
[作 用] この発明の熱転写方法によれば、発色剤等の経時変化す
る要素を全く用いていないため保存性が良い、しかも、
原稿のインク像形成面に半透明な薄葉紙に被覆された熱
溶融樹脂層を密着し、薄葉紙側から光線を照射して、前
記原稿のインク像の少なくとも上層部を前記薄葉紙に転
写する方法であるから、原稿のインク像が薄葉紙に忠実
に転写される。特に、薄葉紙側から光線が照射されると
、その光線は薄葉紙および熱溶融樹脂層を透過して原稿
のインク像形成面に照射され、この照射された光線は原
稿のインク像の部分のみで吸収され、この部分が熱をも
つ、そのため、この熱によりインク像と対応する部分の
熱溶融樹脂層が溶融するので、この熱溶融樹脂層の溶融
部に原稿のインク像の少なくとも上層部を確実かつ鮮明
に転写することができる。
また、この発明の熱転写装置によれば、光源室内に光源
ランプを設け、この光源ランプの裏面側に反射板を設け
、この反射板と対向する側に透明部材を設けることによ
り、光源ランプの閃光を反射板でもれなく透明部材側へ
照射し得る。また。
透明部材の側部に設けられた保持部材により熱溶融樹脂
層が被覆された半透明な薄葉紙を前記透明部材上に保持
するので、薄葉紙の固定保持が容易に行なえる。しかも
、透明部材に密着して保持された薄葉紙の熱溶融樹脂層
を原稿のインク像形成面に密着させ、光源室内の光源ラ
ンプを電源装置で閃光させることにより、原稿のインク
像の少なくとも上層部を薄葉紙に転写することができる
ので、上述した熱転写方法を良好に実施することが可能
である。
[実施例] 以下、第1図〜第11図を参照して、この発明の一実施
例を説明する。
第1図〜第5図はこの発明の熱転写方法を実施するため
の熱転写装置を示す、この熱転写装置lは装置本体2の
下部にホルダ3が第2図に示すように着脱可能に装着さ
れる構成となっている。装置本体2は第1図および第2
図に示すように、3段状の箱形をなし、上方側(第2図
では下方側)の2段を形成する上部ケース4と、下方側
(第2図では上方側)の段部を形成する下部ケース5と
が図示しないビスにより一体に締結され、この下部ケー
ス5を覆うようにホルダ3が装着される。
上部ケース4は薄い中空の箱形をなし、第1図に示すよ
うに、その中間段部の両側部に操作レバー6.6が設け
られ1手前側面にはACアダプタの接続部7が設けられ
ている。上部ケース4の上段部は中間段部に対して両側
のみが少し小さい箱形をなし、第3図に示すように、そ
の内部が中間段部の上部に設けられた上部仕切板8によ
り仕切られ、この内部に電池収納室9が設けられ、上面
には電源用スイッチSa、放電用スイッチSb、および
発光ダイオードlOが設けられている。下部ケース5は
中間段部よりも−回り小さい箱形をなし、第3図に示す
ように、その内部が中間段部の下部に設けられた下部仕
切板11により仕切られ、これにより光源室12が形成
され、この光源室12内に放電ランプ13および反射板
14が設けられ、両側面には保持部材15.15が上下
方向へスライド可能に設けられている。
以下、各部材について順に説明する。
電池収納室9は電池16を収納するもので、上部ケース
4の上段左側面に電池蓋9aが設けられ、この電池M 
9 aに電極板9bが設けられ、奥側(右側)に電極ば
ね9cが設けられている。電源用スイッチSaはスライ
ドスイッチよりなり、電源をオン状態にするとともに、
放電ランプ13を閃光させるための充電時間を原版作成
位置■と記録紙転写位置■との2段階に切り変える。放
電用スイッチSbは押釦スイッチ等よりなり、充電完了
後に操作することにより、放電ランプ13を閃光させる
0発光ダイオード10は充電が完了した際に点灯して放
電ランプ13の閃光可flな状態を警告するものである
光源室12は下部つ゛−ス5内に形成される空間であり
、その下部が開放され、この開放された部分に透明ガラ
ス17が設けられている。放電ランプ13はカメラのス
トロボ用として用いられるキセノンランプ等よりなり、
上述した放電用スイッチSbの操作により閃光し、その
閃光の度合は電源用スイッチSaのセット状態によって
異なる。
すなわち、電源用スイッチSaが1段目の原版作成位置
工にセットされていると、高電圧に充電されて強く閃光
し、2段目の記録紙転写位置■にセットされていると、
それよりも低い高電圧に充電されて1段目より弱く閃光
する0反射板14は放電ランプ13の上方に配置され、
放電ランプ13からの光を下側の透明ガラス17側へ反
射する。なお、下部ケース5には第2図に示すように、
安全スイッチS、が設けられている。この安全スイッチ
SCは光源室12の下方(第2図では上方)へ出没自在
に突出する操作子を備え、光源室12を下側にして装置
本体2を後述する原稿22または後述する被記録紙23
の上にJ!置した際に、操作子が押し込まれてオン状態
となる。
操作レバー6.6は中間段部の両側面から下面に亘って
設けられ、後述する保持部材15.15を上下動させる
ものであり、それぞれ操作釦6aと回動アーム6bとか
らなり、ピン6Cにより上部ケース4に回動可能に取り
付けられている。すなわち、操作釦6aは上部ケース4
の両側面に形成された釦挿入孔4a内に配置され、その
下部がビン6Cにより回動可能に取り付けられ、このピ
ン6Cを中心に回動して上部ケース4の内外へ出没する
とともに1通常はその一部が外部へ突出している0回動
アーム6bは「L」字状に折り曲げられた板状のもので
、上部ケース4内の下部仕切板11に釦挿入孔4aと対
応して形成された切欠部11a内に配置され、その先端
が2股に分れて下部仕切板11の下面に延びて当接して
いる。したがって、操作レバー6は操作釦6aが外側か
ら押されると、第4図に示すように回動アーム6bがビ
ン6cを中心に矢印X方向へ回動し、その先端が下側へ
移動する。
保持部材15.15は操作レバー6.6の操作に連動し
て上下動するものであり、操作レバー6.6により押し
下げられた際には第4図に示すように後述するインクシ
ート18を透明ガラス17から下方へ押し下げて離間さ
せ、後述する薄葉紙19のセットを可能にするとともに
、引き上げられた際には第5図に示すように透明ガラス
17の下面にpj葉紙19を保持する構成となっている
、すなわち、この保持部材15はそれぞれ平板状をなし
、その下端に係止部15aが互いに対向する方向へ「L
」字状に折り曲げられており、両側端には第2図に示す
ようにガイド部15b。
15bが設けられ、上端(第2図では下端)には当接部
15c、15cが設けられ、これら全体がコイルばね2
0により常に上方(第2図では下方)へ引き寄せられて
いる。この場合、下端の係止部15aは第5図に示すよ
うに、薄葉紙19の縁を透明ガラス17の縁に形成され
た凹部17a内に挟み込んで透明ガラス17の下面に薄
葉紙19を押え付ける。なお、透明ガラス17の凹部1
7aは係止部15aが薄葉紙19を挟み込んだ状態で、
薄葉紙19の中央より係止部15aが下側へ突出しない
ように深く形成されている0両側端のガイド部15b、
15bはそれぞれ下部ケース5の側面両側に形成された
各ガイド溝5a、5aに上下動可能に設けられている。
上端の当接部15c、15cはそれぞれ外側へ若干折り
曲げられて傾斜しており、その各上端が常に上方の操作
レバー6の回動アーム6bに当接している。コイルばね
20は、その下端が当接部15c、15c間における保
持部材15の上端に取り付けられ、上端が操作レバー6
の回動アーム6bの2股に分れた先端間を通してその上
方の下部仕切板11の汝付孔11bに取り付けられ、こ
れにより保持部材15を常に上方へ引き上げている。
ホルダ3はインクシート18を装置本体2に対して取り
付けるものであり、装置本体2の下部に下部ケース5を
覆って着脱可flに装着される。すなわち、ホルダ3は
第2図に示すように、上方が開放されたほぼ四角い箱形
をなし、その底部には開口3aが光源室12の透明ガラ
ス17と対応して設けられ、この開口3aを挟んで両側
にはリール収納部3b、3bが設けられ、前後壁の上部
にはフック部3C13cが上方へ突出して設けられてい
る。したがって、ホルダ3はフック部3c。
3cが装置本体2の下面、つまり中間段部の下部仕切板
11に設けられた係止凹部11c、11c(一方は図示
せず)に係脱可能に係合することにより、装置本体2の
下部に装着される。この場合、底部の開口3aは光源室
12の透明ガラス17よりも大きく形成されており、ホ
ルダ3が装置本体2に装着された際には、第3図に示す
ように開口3aの下面が透明ガラス17の下面と面一と
なり、また第4図に示すように保持部材15゜15が押
し下げられた際には、開口3aを通して保持部材15.
15がその下方へ突出する0両側のリール収納部3b、
3bはリール21.21を回転自在に収納する部分であ
り、それぞれ仕切壁3dによりホルダ3の内部と仕切ら
れ、外側壁は下側へ向けて狭くなるように傾斜し、この
傾斜した部分の外側壁にリール21の一部を外部へ露出
させる開口3eが形成されており、内部の前後部にはリ
ール21の各軸部21a、21aを軸支する軸支部3f
、3fが設けられている。この場合、仕切壁3dはホル
ダ3が装置本体2の下部に取り付けられた際に保持部材
15および操作レバー6の上下動を妨げないように構成
されている。また、軸支部3f、3fはリール21が勝
手に回転しないようにある程度の摩*m抗をもって軸部
21a、21aを軸支し、ホルダ3が装置本体2の下部
に取り付けられた際には上部ケース4の下部仕切板11
に突出して設けられた規制突起11d、11dにより軸
部21a、21aを上下方向にガタ付かないように押え
付ける。リール21.21はそれぞれインクシー)IJ
Imが各り−ル収納部3b、3bから開口3aの下側を
通して巻き付けられ、各リール収納部3b、3bから露
出したリール部17b・・・を指等で摩擦抵抗に抗して
回すことにより、インクシー)18をいずれか一方に巻
き取る。なお、リール21.21はそれぞれ軸支部3f
、3fに摩擦抵抗をもって軸支されているため、各リー
ル21.21に巻き付けられたインクシート18は途中
でたるむことはなく、光源室12の透明ガラス17の下
面に張り渡される。
ところで、光源室12の透明ガラス17の下面に装着さ
れる薄葉紙19は、第7図に示すように、トレーシング
ペーパ等の薄い紙よりなり、光線が透過可能なものであ
り、その下面には熱溶融樹脂ij l 9 aが形成さ
れている。この熱溶融樹脂層19aはアクリル等の透明
な樹脂をロールコートまたはスプレー等の手段により薄
葉紙19に被覆され、第8図に示すように、原稿22の
インク像22aの上層部が転写インク像19bとして転
写される。この薄葉紙19で転写できる原稿22として
は、カーボントナーによるインク像が形成された複写物
、感熱インクシートを用いてサーマルプリンタで印字さ
れた印字記録物、インクにより印刷された新聞、雑誌、
等の印刷物、あるいは鉛筆、ボールペンまたはインクを
用いた筆記具により筆記された筆記記録物等である。
また、ホルダ3の各リール21.21に巻き付けられる
インクシート18は、薄葉紙19に転写された転写イン
ク像19bと対応する像を普通紙等の被記録紙23に転
写するものであり、第9図に示すように、全体の厚さが
約3〜50emriL4&で、ポリエステル等の透明ま
たは不透明なベースフィルム18aの上面にニッケル(
Xi)、アルミニウム(Aり、銅(Cu)等の金属蒸着
層よりなる光反射層18bを形成するとともに、ベース
フィルムL8aの下面に熱溶融性を有するカラーインク
等よりなる感熱インク層18cを形成した構成となって
いる。
第6図は上述した熱転写装置i11の回路構成を示す0
図中Sdは常閉されており、ACアダプタが接続部7に
接続されると電池16のラインを遮断し、外部電源側に
切り換える電源切換用スイッチである。it電池6は装
置本体2の電池収納室9内に収納され、リレーLに接続
されるとともに、分圧用抵抗R1、R2、R3と定電圧
検出回路25の接続ラインに介在された電源用スイッチ
Sa と連動する接点Salを介してDC−DCコンバ
ータ26、閃光用コンデンサC1、トリガー回路27、
および放電ランプ13に接続される。
DC−DCコンバータ26は電池16の電圧を高電圧に
昇圧するとともに、昇圧した高電圧(toov程度)を
放電ランプ13に印加する。
電源用スイッチSaは接点Satを連動するもので、オ
フ位置では接点SaIを開放し、原版作成位置Iおよび
記録紙転写位置■では接点Satを閉成する0分圧用抵
抗R1,R2、R3は充電電圧VOをvlおよびv2に
分圧する。この場合は当然Vo >VI>V2の関係と
なる。定電圧検出回路25は、例えばツェナダイオード
とオランジスタ等から構成され、入力側に接続されたツ
ェナダイオードのカンードに所定以上の電圧が供給され
るとトランジスタを作動する。リレーLは接点Sa+が
閉成して閃光用コンデンサC+ を充電させ、上述した
定電圧検出回路25のトランジスタに電流が流れると接
点Laを開放し、抵抗R4を介して発光ダイオード10
を点灯させる。トリガー回路27は昇圧用変圧器を含む
もので、安全スイッチScの接点Selが閉成した状態
で、放電用スイッチSbが閉じられると閃光用コンデン
サC1に充電された電圧を昇圧して放電ランプ13を閃
光させる。
次に、上述したように構成された熱転写装置lにより、
原版24を作成して被記録紙23に転写する場合につい
て説明する。
原版24を作成する場合には、まず、装置本体2の下部
からホルダ3を第2図に示すように取り外す、この状態
で、装置本体2の操作レバー6.6を操作して、第4図
に示すように保持部材15.15を押し下げ、光源室1
2の下部に設けられた透明ガラス17の下面に薄葉紙1
9をセットする。すなわち、操作レバー6の操作釦6a
を外側から押すと、第4図に示すように(ただし、ホル
ダ3は装着されていない)、ビン6cを中心に回動アー
ム6bが矢印X方向へ回動し、この回動アーム6bの先
端が保持部材15の各当接部15c、15cをコイルば
ね20に抗して押し下げる。すると、保持部材15はそ
の各両端のガイド部isb、tsbが下部ケース5の各
ガイド溝5a、5aにガイドされて下側へ移動し、その
下端の係上部15aが光源室12の下部に設けられた透
明ガラス17から下方へ押し出される。この状態で、保
持部材15の係止部15aと透明ガラス17との間に薄
葉紙19を挿入する。そして、操作レバー6の押圧を解
除すると、第5図に示すように(ただし、ホルダ3は?
を着されていない)、コイルばね20により各保持部材
15はそれぞれ引き上げられ、下端の係止部15aが薄
葉紙19の縁を透明ガラス17の縁に設けられた凹部1
7a内に挟み込む、これにより、薄葉紙19は透明ガラ
ス17の下面に密着して装着される。
このようにして、薄葉紙19が装着された後は。
この薄葉紙19を下にして装置本体2を原稿22の上に
配M(第7図参照)して、薄葉紙19の熱溶融樹脂層1
9aを原稿22のインク像22aが形成されたインク像
形成面に密着させる。この場合には、装置本体2の下部
にホルダ3が取り付けられていないので、透明ガラス1
7の下に装着された薄葉紙19が直接原稿22に接触す
る。これにより、原版24の作成が可能な状態となる。
そして、?tit本体2の上面に設けられた電源用スイ
ッチSa をオン状態にセットする。すると、第6図に
示すように接点Saが閉成され、閃光用コンデンサCI
 に充電が開始され、閃光用コンデンサCIの充電とと
もに電圧V+が増大し、これとともに定電圧検出回路2
5の入力側出圧Vlが所定値になるとリレーLの接点L
□が開放されて、閃光用コンデンサC1の充電が停止さ
れ、同時に発光ダイオードlOが点灯する。この発光ダ
イオード10の点灯により、閃光準備が完了しているこ
とを知らせる。この状態で、放電用スイッチsbを閉成
すると、閃光用コンデンサCI に蓄えられていた電圧
がトリガー回路27に供給され、放電ライプ13のトリ
ガー電極に高電圧が印加され、放電ランプ13が強い閃
光を発する。
このように放電ランプ13が閃光を発すると、その光線
は第7図に示すように、光源室12の下部に設けられた
透明ガラス17およびその下側の薄葉紙19および熱溶
融樹脂層19aを通して原稿22に照射される。すると
、原稿22のインク像22aの部分はカーボンを含んで
いるので、照射された光線を良好に吸収して熱をもつ、
この熱は薄葉紙19の熱溶融樹脂層19aに原稿22の
インク像形成面が密着しているので、インク像22aと
対応する部分の熱溶融樹脂層19aを溶融し、この溶融
した部分にインク像22aの上層部が第8図に示すよう
に食い込んで転写インク像19bとして転着される。こ
れにより、原稿22のインク像22aが薄葉紙19に忠
実かつ鮮明に転写され、原版24が作成される。
次に、この原版24を用いて転写された転写インク像1
9bを被記録紙23に本転写する場合について説明する
この場合には、まず、インクシート18が巻き付けられ
たリール21.21をホルダ3の各り−ル収納部3b、
3b内に収納し、このホルダ3を装置本体2の下部に装
着する。すなわち、インクシート18の各端部をそれぞ
れリール21.21に巻き付け、第2図に示すように、
その中間のインクシート18をホルダ3の下側に配置し
、両側のリール21.21をそれぞれホルダ3の側方を
通してリール収納部3b、3bの上方より挿入し、リー
ル21.21の各軸部21a・・・を軸支部3f・・・
に回転可能に軸支させる。この状態で、ホルダ3を装置
本体2の下部に対応させ、ホルダ3の前後に設けられた
各フック部3C13Cを装置本体2側の係止凹部11c
に係合させる。これにより、ホルダ3が装置本体2の下
部に装着される。このようにホルダ3が装着されると、
第5図に示すように、光源室12の透明ガラス17の下
面に保持された原版24のみがホルダ3の開口3aから
下側へ突出し、その下面にインクシート18が張り渡さ
れる。このようにインクシート18が張り渡された装置
本体2を被記録紙23の上に配置して、そのインクシー
ト18を被記録紙23に密着させる。これにより、被記
録紙23への転写が可能な状態となる。
この状態で、被記録紙23への転写を行なう場合には、
上述した原版作成の場合と同様に、まず、電源用スイッ
チSaを記録紙転写位置■にセットする。これにより、
閃光用コンデンサCIに充電が開始され、閃光用コンデ
ンサCIの充電が完了すると、発光ダイオードlOが点
灯する。
この場合、電圧v、、v2は充電電圧VOの増大ととも
に増大するものであり、vl>v?、の関係を有する。
したがって、定電圧検出回路25は原版作成位置工に接
続されている方が、記録紙転写位置Hに接続されている
場合よりも、遅れて動作する。換言すれば、7を源用ス
イッチSaを原版作成位置工に設定した場合の方が記録
紙転写位は■に設定した場合よりも閃光用コンデンサC
1への充電時間が長く、高電圧に充電される。このため
、放電用スイッチSbを閉成すると、放電ランプ13は
原版作成の方が強い閃光を発し、記録紙転写の方が弱い
閃光を発する。
このようにして、放電ランプ13が閃光すると、その光
線は第9図に示すように、原版24を通してその下のイ
ンクシー)18に照射される。
このように光線が原版24に照射されると、g版24は
その下面に原稿22のインク像22aの一部が転写され
てなる転写インク像19bが設けられているので、この
転写インク像19bの部分は光線が透過せず、しかもこ
の転写インク像19bが熱吸収の良いカーボンを含んで
いるので、その転写インク像19bの部分は光線を吸収
して熱をもつ、なお、それ以外の部分は光線が透過する
ので、熱をもつことはない、そのため、原版24の転写
インク像19b以外の部分を透過した光線はインクシー
)18の光反射M18bで反射されるため、この部分の
インクシート18は熱をもつことはないが、原版24の
転写インク像i9bの部分は照射された光線を吸収して
熱をもつので、この熱がインクシート18の光反射fi
18bおよびベースフィルム18aを介して感熱インク
層18cに伝えられ、この部分の感熱インク層18cの
みが溶融し、この溶融部18dが第10図に示すように
下側の被記録紙23に熱転写される。これにより、a版
24の転写インク像19bが被記録紙23に確実かつ鮮
明に本転写される。
なお、別の被記録紙23に再び転写する場合には、ホル
ダ3から露出しているリール21.21のいずれか一方
を指等で回して、1回の転写に必要なインクシー)18
を原版24の下に新たに引き出してセットし、上述と同
様に放電ランプ13を閃光させれば良い、これを繰り返
すことにより、何枚でも転写することができ、しかもノ
ート等のとじ合わされた被記録紙にも簡単に転写するこ
とができる。この場合、薄葉紙19に転写された転写イ
ンク像!9bは通常のインクシートを介して被記録紙に
熱転写する場合には、転写インク像19bがインクシー
トに少しずつ転写されるため数枚の被記録紙に転写した
だけで使用不可能となってしまう、しかし、本発明では
、インクシートの上面に金属蒸着層よりなる光反射層1
8bを形成したインクシート18を用いており、薄葉紙
19の転写インク像19bは光反射層18bに接面され
ているため光反射層18bには全く転写されず、極めて
多くの被記録紙に転写することができる。
なお、上述した実施例では原版24の転写インク像19
bが形成されたインク像形成面を直接インクシート18
に接触させたが、これに限らず。
第11図に示すように、原版24とインクシート18と
の間に反射用シート30を介在させても良い、この反射
用シート30はポリイミド等の耐熱性フィルム30aの
上面にニッケル(Xi)、アルミニウム(AI)、銅(
Gu)等の金属蒸着層よりなる光反射層30bを形成し
たものであり、この光反射層30bにより原版24を透
過した光線を反射する。したがって、このような反射用
シー)30を介在させれば、インクシート18に光反射
層18bを設ける必要はなく、ベースフィルム18aの
下面に直接感熱インク層18cを形成して2層構造のイ
ンクシートを用いることができる。
また、上述した実施例では原版作成と本転写とで閃光エ
ネルギが異なるように切り換えたが、これに限らず、同
じ閃光エネルギで原版作成と本転写とを行なうようにし
ても良い。
さらに、上述した実施例では原稿22のインク像22a
を薄葉紙19の熱溶融樹脂R19aに転写したものを原
版24として用いたが、それ自体を複写物として用いて
も良いことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明の熱転写方法によ
れば1発色剤等の経時変化する要素を全く用いていない
ため保存性が良い、しかも1M稿のインク像形成面に半
透明な薄葉紙に被覆された熱溶融樹脂層をa5着し、薄
葉紙側から光線を照射して、aElに稿のインク像の少
なくとも上層部を前記S葉紙に転写する方法であるから
、原稿のインク像が薄葉紙に忠実に転写される。特に、
薄葉紙側から光線が照射される々、その光線は薄葉紙お
よび熱溶融樹脂層を透過して原稿のインク像形成面に照
射され、この照射された光線は原稿のインク像の部分の
みで吸収され、この部分が熱をもつ、そのため、この熱
によりインク像と対応する部分の熱溶融樹脂層が溶融す
るので、この熱溶融樹脂層の溶融部に原稿のインク像の
少なくとも上層部を確実かつ鮮明に転写することができ
る。
また、この発明の熱転写装置によれば、光源室内に光源
ランプを設け、この光源ランプの裏面側に反射板を設け
、この反射板と対向する側に透明部材を設けることによ
り、光源ランプの閃光を反射板でもれなく透明部材側へ
照射し得る。また、透#1部材のfM部に設けられた保
持部材により熱溶融樹脂層が被覆された半透明な薄葉紙
を前記透明部材に密着させて保持するので、薄葉紙の固
定保持が容易に行なえる。しかも、透明部材に密着して
保持された薄葉紙の熱溶融樹脂層を原稿のインク像形成
面に密着させ、光源室内の光源ランプを電源装置で閃光
させることにより、原稿のインク像の少なくとも上層部
を薄葉紙に転写することができるので、上述した熱転写
方法を良好に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの発明の一実施例を示し、第1図
は熱転写rt置の外観斜視図、第2図は装置本体からホ
ルダを取り外した状態の斜視図。 第3図は熱転写装置の断面図、第4図は操作レバーを操
作した状態の断面図、第5図は原版をセットした状態の
断面図、第6図は熱転写装置の回路構成を示す図、第7
5!Jおよび第8図は原版の作成状態を示す要部拡大断
面図、第9図は原版を用いて被記録紙に熱転写を行なう
状態の要部拡大断面図、第10rgJは転写された被記
録紙の要部拡大断面図、第11図は他の実施例を示す要
部拡大断面図である。 l・・・・・・熱転写装置、2・・・・・・装置本体(
ケース本体)、9・・・・・・電池収納室、12・・・
・・・光源室、13・・・・・・放電ランプ(光源ラン
プ)、14・・・・・・反射板、15・・・・・・保持
部材、16・・・・・・電池、17・・・・・・透明ガ
ラス(透明部材)、19・・・・・・薄葉紙、19a・
・・・・・熱溶融樹脂層、19b・・・・・・転写イン
ク像、22・・・・・・原稿、22a・・・・・・イン
ク像、25・・・・・・定電圧検出回路、26・・・・
・・DC−DC:Iンバータ、27・・・・・・トリガ
ー回路、Sa・・・・・・電源用スイッチ、Sb・・・
・・・放電用スイッチ、CI・・・・・・閃光用コンデ
ンサ。 第1図 第 図 第 図 第 図 2a 第 図 第 図 18d 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一面に熱溶融樹脂層が被覆された半透明な薄葉紙
    とインク像が形成された原稿とを、前記薄葉紙の熱溶融
    樹脂層形成面と前記原稿のインク像形成面を対面して積
    層し、前記薄葉紙側から光線を照射して前記原稿のイン
    ク像の少なくとも上層部を前記薄葉紙に転写することを
    特徴とする熱転写方法。
  2. (2)光源室および電源室を有するケース本体と、前記
    光源室内に配置された光源ランプと、前記光源ランプの
    裏面側に配量された反射板と、前記光源室の反射板と対
    向する側に設けられた透明部材と、前記電源室内に収納
    されて前記光源ランプを閃光する電源装置と、前記透明
    部材の側部に配置され、熱溶融樹脂層が被覆された半透
    明な薄葉紙をその熱溶融樹脂層を外側に向けて前記透明
    部材上に保持する保持部材とを具備し、 前記薄葉紙の熱溶融樹脂層を原稿のインク像形成面に密
    着して、前記光源ランプの閃光により前記原稿のインク
    像の少なくとも上層部を前記薄葉紙に転写することを特
    徴とする熱転写装置。
JP63154969A 1988-06-24 1988-06-24 熱転写方法およびその装置 Pending JPH026184A (ja)

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