JPH02121290A - 良熱伝導金属が包み込まれたスパークプラグの外側電極製造方法 - Google Patents

良熱伝導金属が包み込まれたスパークプラグの外側電極製造方法

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JPH02121290A
JPH02121290A JP27479788A JP27479788A JPH02121290A JP H02121290 A JPH02121290 A JP H02121290A JP 27479788 A JP27479788 A JP 27479788A JP 27479788 A JP27479788 A JP 27479788A JP H02121290 A JPH02121290 A JP H02121290A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、銅、銀、銅合金、または銀合金などの良熱伝
導金属よりなる芯材が包み込まれたスパークプラグの外
側電極製造方法に関する。
[従来の技術] IKff2の耐熱性の向上およびスパークプラグのワイ
ドギャップ化により、外周部に耐熱ニッケル合金を用い
、芯部に熱伝導性が良好な銅あるいは銀を挟入したクラ
ッド横迄が中心電極には以前から採用されていた。
近年エンジンの高出力化および着火性の向上により中心
電極が突出したタイプのスパークプラグが採用されるに
至り、クラッド構造の外側電極の製造方法の実用化が検
討されてきた。
従来の銅、銀、銅合金または銀合金などの良熱伝導金属
よりなる芯材を挟持したスパークプラグの外側電極製造
方法としては、第5図に示す如く、芯材である平角形状
のクラッドワイヤ100を挟持した外周部の耐熱ニッケ
ル合金200の切断したニッケル合金200の先端21
0に腐食保護を図るために前記ニッケル合金200と同
材質のニッケル合金300を溶接している(米国特許第
2296.033号)。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、このような良熱伝導金属が包み込まれたスパ
ークプラグの外側電極製造方法では接合面から腐食が進
行しやすく耐久性に劣る欠点がある。
本発明の目的は、■外側電極の耐久性に罎れる、良熱伝
導金属が包み込まれたスパークプラグの外側電極製造方
法の提供、および■主体金具との溶接性に優れる、その
製造方法の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、つぎの構成を採用
した。
■耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する工程、銅
、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属よりなる
芯材を前記カップ成形体に嵌入し、嵌合体にする工程、
前記嵌合体に拡散熱処理を施して界面の接合を行い接合
体を製造する工程、ダイス穴断面が円形のダイスを通し
て前記接合体の冷間押出しを行い、接合体を押出成形体
にする工程、出口側のダイス穴断面が矩形のダイスに前
記押出成形体を通し平角形状体に成形する。工程、の各
工程よりなる、良熱伝導金属が包み込まれたスパークプ
ラグの外側電極製造方法。
■耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する工程、銅
、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属よりなる
芯材、続いて前記カップ成形体と同材質のニッケル合金
を前記カップ成形体に圧入して係入体を製造する工程、
ダイス穴断面が円形のダイスを通して前記係入体の冷間
押出しを行い、係入体を押出成形体にする。工程、出口
側のダイス穴断面がf形のダイスに前記押出成形体を通
し、平角形状体に成形する工程、の各工程よりなる、良
熱伝導金属が包み込まれたスパークプラグの外側電極製
造方法。
■耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する′工程、
銅、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属よりな
る芯材、続いて前記カップ成形体と同材質のニッケル合
金を前記カップ成形体に嵌入して把持体を製造する工程
、前記把持体の各耐熱ニッケル合金を当接面で溶接する
工程、ダイス穴断面が円形のダイスを通して冷間押出し
を行い、押出成形体を成形する工程、出口側のダイス穴
断面が矩形のダイスに前記押出成形体を通し平角形状体
を成形する工程、の各工程よりなる、良熱伝導金属が包
み込まれたスパークプラグの外側電極製造方法。
[作用および発明の効果1 本発明のスパークプラグの外側電極製造方法は、次の作
用および効果を生じる。
く請求項1について〉 銅、銀、またはこれらの合金よりなる芯材は、スパーク
プラグの発火部側において耐熱ニッケル合金よりなる外
側電極の外部に露出しないので腐食が起き難い。
く請求項2について〉 主体金具への外側電極側の溶接面が耐熱ニッケル合金と
なるので外側電極と主体金具との溶接強度に優れる。さ
らに、芯材は、外側電極の外部に全く露出しないのでさ
らに外(l!1電極の腐食が起き難い。
〈請求項3について〉 包み込まれた耐熱ニッケル合金が主体金具に溶接される
ため請求項2と同様の作用を奏する。さらに、包み込ま
れた耐熱ニッケル合金と外側の耐熱ニッケル合金とが当
接面で溶接されているので、外側の耐熱ニッケル合金は
、包み込まれた耐熱ニッケル合金からiq離し難い。
し実施例1 つぎに本発明の第1実施例(請求項1に対応)を第1図
とともに説明する。
スパークプラグの外側電極は、カップ成形体1に芯材2
を嵌入して嵌合体3とされ、該嵌合体3を加熱し、拡散
処理を施し接合体4に製造され、さらに、鍛造ダイス5
により押出成形体6とされ、この押出成形体6を鍛造ダ
イス7により外側電極基体8に成形された後、焼鈍が行
われて製造される。
カップ成形体1は、主成分のニッケルに、クロム、鉄、
珪素、アルミニウムなどを添加した耐熱ニッケル合金で
形成されている。また、カップ成形体1は、外径Fがφ
4.5〜φ5.0、内径Eがφ3.0〜φ3.3、寸法
pが外側電極長に比例している。このカップ成形体1は
先端部において、内壁は中央側に向かって窪む傾斜面1
1が形成され、外壁は先端方向に突き出ている。また、
後端部の端面は内側に向かって傾斜したテーパ面12と
なっている。この成形はプレス(図示せず)で行ってい
る。
芯材2は、熱伝導が良い、銅、銀、銅合金または銀合金
などで形成されている。この芯材2は、嵌入の際、先端
テーバ面21が前記傾斜面11に当接し、後端テーパ面
22が前記テーパ面12に当接する。
嵌合体3は、略砲弾形状を呈している。この嵌合体3は
約2トンの圧力が加えられてカップ成形体1に嵌入され
る。
接合体4は、嵌合体3に大気雰囲気中で約900°C1
1時間の拡散熱処理を施したものである。
R造ダイス5は、接合体4が通るコンテナ51と、整形
を行うダイス52と、接合体4を前方に押出すラム53
とからなる。接合体4がラム53により前方に押され、
整形部の断面の径がφdのダイス52内を通過すること
により径が絞られ、軸方向の長さが延長される。ここで
、種々実験の結果φdは、2flワ171〕ニアj1以
上3E工KXB)/π以十が適当である。また、A、B
は外側電極基体8の各断面の長さである。
押出成形体6は、外径φdの略円柱体であり、後端面お
よび後端側外表面には前記芯材2が露出している。
鍛造ダイス7は、人口の耐圧容器部71の断面の径がφ
dであり、整形部のダイス72は外側電極基体8のA、
Hに対応した矩形断面を呈している。
外側電極基体8は、矩形の平角形状を呈し、断面の縦、
横の長さはそれぞれA、Bである。また、後端側外表面
の前記芯材2の露出部は前記耐熱二ニッケル合金の外表
面となるように切断される。
スパークプラグの外側電極は、つぎの工程により製造さ
れる。
(あ)前記耐熱ニッケル合金でカップ成形体1を形成す
る。
(い)前記芯材2を前記カップ成形体1に前述の加圧を
施して嵌太し、嵌合体3にする。
(う)該嵌合体3に前記拡散熱処理を施して芯材2の外
周面23とカップ成形体lの内周面13と接合を行い接
合体4を製造する。
(え)ダイス穴断面が円形の鍛造ダイス5を通して前記
接合体4の冷間押出しを行い、接合体4を押出成形体6
にする。
(お)出口側のダイス穴断面が矩形の鍛造ダイス7を通
し外側電極基体8を成形し、後端外表面の芯材2の露出
部は切断除去される。この外側電極基体8は焼鈍が行わ
れ、先端が研磨されてスパークプラグの主体金具へ溶接
される外側電極となる。
つぎに、第1実施例の方法でスパークプラグの外側電極
を製造する際の作用および効果を説明する。
銅、銀、またはこれらの合金よりなる芯材2は、高温と
なるスパークプラグの発火部側において、外側電極の外
周を形成する耐熱ニッケル合金から露出していないので
発火部側の外側電極の腐食が起き難い。
外側電極の主体金具への溶接面は耐熱ニッケル合金の外
表面を有し、かつ、そのニッケル合金外皮の一定の厚み
を有することによっ°ζ接合力を保持する。
本実施例の外側電極は、銅、銀、またはこれらの合金よ
りなる良熱伝導金属である芯材2により、主体金具への
熱伝導性が良好であるとともに電気抵抗が低く導通性に
優れる。
なお、上記第1実施例では、耐熱ニッケル合金のカップ
成形体1の開口端より芯材2が突出した嵌合体3であっ
たが、これをカップ成形体1の開口端より突出しないよ
うにした嵌合体であっても良く、この場合には外側電極
基体8の切断し程が省略することができる。
つぎに本発明の第2実施PA(請求項2.3に対応)の
、良熱伝導金属が包み込まれたスパークプラグの外側電
極製造二ロ程を第2図とともに説明する。
スパークプラグの外側電極は、耐熱ニッケル合金でカッ
プ成形体1を成形し、前述と同様の芯材2、続いて前記
カップ成形体1と同材質の耐熱:ニッケル合金9を前記
カップ成形体1に圧入して嵌め込み、これをカップ成形
体1と前記耐熱:ニッケル合金9とを矢印部分91で電
気抵抗溶接した後、ダイス穴断面が円形のダイスを通し
て冷間押出しを行い、押出成形体6Aにし、出口側のダ
イス穴断面が矩形のダイスに前記押出成形体6Aを通し
外側電極基体8Aとなり、これに焼鈍を行い、先端が1
11sされて製造される。なお、カップ成形体1の1法
は奥部内径Gがφ2.7〜φ3.0、入口部内径I(が
φ3.3〜φ3.5、外径■がφ4゜5・〜φ5,0で
ある。
つぎに、第2実施例の方法でスパークプラグの外側電極
を製造する際の作用および効果を説明する。
主体金具への外側電極側の溶接面が耐熱ニッケル合金つ
となるので外側電極と主体金具との溶接強度に優れる。
さらに、芯材2は、外側電極の外部に全く露出しないの
でさらに外側電極の腐食が起き難い。
圧入して嵌め込まれた耐熱ニッケル合金9が主体金具に
溶接されるが、耐熱ニッケル合金9と外側の耐熱ニッケ
ル合金とが矢印部分91部分で溶接されている。このた
め外側の耐熱ニッケル合金9が、外側の耐熱ニッケル合
金から剥離し難い。
本発明は上記実施例以外に次の実施F8様を含む。
a、第1実施例の方法でスパークプラグの外側電極を製
造する際、圧力を加えずに芯材2をカップ成形体1に嵌
入しても良い。
b、第2実施例の方法でスパークプラグの外側電極をI
!!造する際、カップ成形体lに芯材2と耐熱ニッケル
合金9を圧入して嵌め込む工程と、カップ成形体1と前
記耐熱ニッケル合金9とを矢印部分91で溶接する工程
とはどちらか一方の工程のみであっても良い。
C1第2実施例の方法でスパークプラグの外側電極を製
造する際、ダイス穴断面が円形のダイスを通して冷間押
出しを行い押出成形体6とする工程の前に拡散熱処理を
施しても良い。
d、第2実施例において、芯材2とニッケル合金9の嵌
まり具合は、第3図に示すように、芯材2の後端部分が
カップ成形体1のテーバ面14にかかる位置であっても
良い。また、第4図に示すように、芯材2の後端側に四
部24を設け、そこに耐熱ニッケル合金9の凸部92が
係着するようにしても良い、さらに、芯材2と耐熱ニッ
ケル合金9とは必ずしも二段径で嵌合する必要はなく、
段であっても良い。
e、第2実施例の方法でスパークプラグの外側電極を製
造する際、テーパ面14は必ずしも設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は良熱伝導金属が包み込まれたスパークプラグの
外側型わイ製造方法の第1実施例を示す製造工程図、第
2図はその第2実施例を示す製造工程図、第3図および
第4図は第2実施例における係入体または把持体の他の
実施例を示す断面図である。第5図は従来の方法で製造
された外側電極の断面図である。 図中 1・・・カップ成形体 2・・・芯材 3・・・
嵌合体 4・・・接合体 5.7・・・鍛造ダイス(ダ
イス)6.6A・・・押出成形体 8.8A・・・外側
電極基体(平角形状体) 9・・・耐熱ニッケル合金 
13・・・内周面(界面)23・・・外周面(界面)9
1・・・矢印部分(当接面) 第3図 第4因 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)つぎの各工程よりなる、良熱伝導金属が包み込まれ
    たスパークプラグの外側電極製造方法。 (ア)耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する工程
    。 (イ)銅、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属
    よりなる芯材を前記カップ成形体に嵌入し、嵌合体にす
    る工程。 (ウ)前記嵌合体に拡散熱処理を施して界面の接合を行
    い接合体を製造する工程。 (エ)ダイス穴断面が円形のダイスを通して前記接合体
    の冷間押出しを行い、接合体を押出成形体にする工程。 (オ)出口側のダイス穴断面が矩形のダイスに前記押出
    成形体を通し平角形状体に成形する工程。 2)つぎの各工程よりなる、良熱伝導金属が包み込まれ
    たスパークプラグの外側電極製造方法。 (カ)耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する工程
    。 (キ)銅、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属
    よりなる芯材、続いて前記カップ成形体と同材質のニッ
    ケル合金を前記カップ成形体に圧入して係入体を製造す
    る工程。 (ク)ダイス穴断面が円形のダイスを通して前記係入体
    の冷間押出しを行い、係入体を押出成形体にする工程 (ケ)出口側のダイス穴断面が矩形のダイスに前記押出
    成形体を通し、平角形状体に成形する工程。 3)つぎの各工程よりなる、良熱伝導金属が包み込まれ
    たスパークプラグの外側電極製造方法。 (コ)耐熱ニッケル合金でカップ成形体を成形する工程
    。 (サ)銅、銀、またはこれらの合金などの良熱伝導金属
    よりなる芯材、続いて前記カップ成形体と同材質のニッ
    ケル合金を前記カップ成形体に嵌入して把持体を製造す
    る工程。 (シ)前記把持体の各耐熱ニッケル合金を当接面で溶接
    する工程。 (ス)ダイス穴断面が円形のダイスを通して冷間押出し
    を行い、押出成形体を成形する工程。 (セ)出口側のダイス穴断面が矩形のダイスに前記押出
    成形体を通し平角形状体を成形する工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256187A (ja) * 1989-03-29 1990-10-16 Nippondenso Co Ltd 点火プラグの複合接地電極及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256187A (ja) * 1989-03-29 1990-10-16 Nippondenso Co Ltd 点火プラグの複合接地電極及びその製造方法

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