JP3492478B2 - スパークプラグ用電極の製造方法 - Google Patents

スパークプラグ用電極の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に装着す
るスパークプラグの、外側電極又は中心電極の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】スパークプラグ用電極の耐消耗性を向上
させる為、従来より、以下の方法等によりスパークプラ
グの電極先端に貴金属(又は貴金属合金)を付ける技術
が知られている。耐熱金属製のカップを製造し、カップ
内に良熱伝導金属製の芯材を嵌め込んで複合体を製造
し、この複合体を押し出し成形により所望の形状に伸長
させ、この押し出し成形体の先端に貴金属を溶接する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術には、以下の課題がある。押し出し成形体の先端に芯
材が露出せず、溶接した貴金属の後部が芯材に当接せず
熱引きが悪い。これにより、貴金属の温度が高くなって
電極消耗が早いとともに、耐熱性が悪い。
【0004】本発明の目的は、良熱伝導金属製の芯材に
後部が当接する様に貴金属が電極先端に溶接でき、耐電
極消耗性に優れたスパークプラグ用電極の製造方法の提
供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)スパークプラグ用電極の製造方法は、耐熱金属製
のカップを製造するカップ成形工程と、カップ内底に径
小の連通穴を穿設する穴明け工程と、良熱伝導金属を、
前記連通穴に対応した径小部を有する軸形状に成形する
芯材成形工程と、カップ内に上記芯材を嵌め込み、先端
面に芯材の前端面が同一面となるように露出する複合体
を製造する嵌合工程と、前記複合体を押し出し成形によ
り伸長させ、先端面に芯材の前端面が同一面となるよう
露出する押し出し成形体を製造する押し出し成形工程
と、後面が前記芯材の前端面に接する様に、前記押し出
し成形体の先端面に貴金属を溶接する貴金属溶接工程と
を有する。
【0006】(2)スパークプラグ用電極の製造方法
は、耐熱金属製のカップを製造するカップ成形工程と、
カップ内底に連通穴を穿設する穴明け工程と、良熱伝導
金属を、前記連通穴に対応したチップ形状に成形するチ
ップ成形工程と、カップ内方から上記チップを前記連通
穴に挿着するチップ挿着工程と、良熱伝導金属を軸形状
に成形する芯材成形工程と、カップ内に上記芯材を嵌め
込み、先端面に前記チップの前端面が同一面となるよう
露出する複合体を製造する嵌合工程と、前記複合体を
押し出し成形により伸長させ、先端面に前記チップの前
端面が同一面となるように露出する押し出し成形体を製
造する押し出し成形工程と、後面が前記芯材の前端面に
接する様に、前記押し出し成形体の先端面に貴金属を溶
接する貴金属溶接工程とを有する。
【0007】(3)上記(2) のスパークプラグ用電極の
製造方法において、チップは、前記連通穴に嵌まる径小
部と、前記連通穴より大きい径大部とを有する。
【0008】(4)上記(1) 〜(3) のスパークプラグ用
電極の製造方法において、押し出し成形体の先端を径小
に切削した後に前記貴金属を溶接する。
【0009】
【作用及び発明の効果】耐熱金属製のカップの内底に径
小の連通穴を穿設し、上記連通穴に対応した径小部を有
する軸形状に成形した芯材(良熱伝導金属製)をカップ
内に嵌め込み、この複合体を押し出し成形により伸長さ
せると、先端面に芯材の前端面が同一面となるように
出する押し出し成形体が製造される。そして押し出し成
形体の先端面に貴金属を溶接する。これにより、貴金属
の後面が芯材の先端面に当接する。更に、後端に鍔部を
形成したり、或は、L字状に曲げると、スパークプラグ
の中心電極や外側電極となる。
【0010】耐熱金属製のカップの内底に連通穴を穿設
し、上記連通穴に対応したチップ形状に成形するチップ
をカップ内方から連通穴に挿着し、良熱伝導金属を軸形
状に成形してカップ内に上記芯材を嵌め込み、この複合
体を押し出し成形により伸長させると、先端面にチップ
の前端面が同一面となるように露出する押し出し成形体
を製造される。そして、押し出し成形体の先端面に貴金
属を溶接する。これにより、貴金属の後面が芯材の前端
面に当接する。さらに、後端に鍔部を形成したり、或
は、L字状に曲げると、スパークプラグの中心電極、及
び外側電極となる。
【0011】〔請求項2について〕耐熱金属製のカップ
の内底に径小の連通穴を穿設し、上記連通穴に対応した
チップ形状に成形したチップをカップ内方から連通穴に
挿着し、良熱伝導金属を軸形状に成形してカップ内に嵌
め込み、この複合体を押し出し成形により伸長させる
と、先端面に芯材の前端面が露出する押し出し成形体が
製造される。そして、押し出し成形体の先端面に貴金属
を溶接する。これにより、貴金属の後面が芯材の前端面
に当接する。更に、後端に鍔部を形成したり、或いは、
L字状に曲げると、スパークプラグの中心電極、及び外
側電極となる。
【0012】電極先端に溶接される貴金属の後面が良熱
伝導金属製の芯材に当接しているので熱引きが良い。こ
れにより、電極消耗が遅い(貴金属の温度が高くならな
い為)とともに、耐熱性が良好になる。
【0013】〔請求項3について〕カップ内方からカッ
プの連通穴に貴金属を挿着すると、チップの径大部がカ
ップ内底に係止するので、押し出し成形の際や使用時に
チップが脱落しないとともに、チップが芯材に強固に接
する(熱引きに有利)。
【0014】〔請求項4について〕押し出し成形体の先
端を径小に切削した後に貴金属を溶接している。これに
より、大部分の火花放電が貴金属で行われ、貴金属によ
る耐久性の向上効果を有効に活用できる。又、発火部が
細くなり電極の消炎作用が低減するので着火性が向上す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1、
4に対応)を、図1〜図3に基づいて説明する。スパー
クプラグAは、図1に示す様に、筒状の主体金具1と、
主体金具1内に嵌め込まれて固定される軸孔21付の絶
縁碍子2と、軸孔21内に固定される中心電極3と、金
具先端面11に突設される外側電極4とを備える。
【0016】主体金具1は、低炭素鋼で製造され、外側
電極4を金具先端面11に溶接している。又、主体金具
1の先端外周にはネジ12が螺刻され、ガスケット(図
示せず)を介して内燃機関のシリンダヘッド(図示せ
ず)に装着される。
【0017】絶縁碍子2は、アルミナを主体とするセラ
ミックで製造され、パッキン(図示せず)を介して座面
を主体金具1の段部に係止し、主体金具1の六角頭部の
上端部(図示せず)を加締めることにより、金具先端面
11から碍子先端部22が突出する様に主体金具1内に
固定される。
【0018】中心電極3は、先端部が、碍子先端面20
から数mm突き出る様に軸孔21内に固定されている。
この中心電極3は、ニッケル合金材31(本実施例では
インコネル600 )の内部に良熱伝導性の銅や銅合金等の
銅材32を封入した複合材で形成され、ニッケル合金材
31の先端面311には貴金属33がレーザー溶接31
2されている。
【0019】外側電極4は、軸方向断面が略L字状を呈
し、断面が矩形のニッケル合金材40(本実施例では例
えばインコネル600 )により形成されている。この外側
電極4の先端内面41は、中心電極3の先端面(先端面
311、前面331)と平行に対向位置し、気中放電が
行われる。尚、貴金属33の後面332と銅材32の前
端面321とが接する。
【0020】中心電極3は、以下の製造工程を経て製造
される(図2、図3参照)。 (1) カップ成形工程 円柱状のニッケル合金材を、ダイスD1、パンチP0、
P1からなる鍛造装置により冷間鍛造し、上面に浅い窪
み501、下面外周に丸み502を有する中間体503
を製造する{図2の(a) 参照}。更に、ダイスD2、パ
ンチP2、及び押し出しピンpからなる鍛造装置により
冷間鍛造する。これにより、底面が円錐状の凹部504
を有するカップ506が成形される{図2の(b) 参
照}。
【0021】(2) 穴明け工程 カップ506の内底に径小の連通穴507をドリルで明
ける{図2の(c) 参照}。尚、カップ506の内底の連
通穴507は、パンチの押圧により形成しても良い。
【0022】(3) 芯材成形工程 冷間鍛造や切削等(図示せず)により、銅材を、連通穴
507に対応した径小部601、凹部504に対応した
軸部602、及び径大の鍔部603を有する略砲弾形
(軸形状)に成形する{図2の(d) 上部参照}。
【0023】(4) 嵌合工程 略砲弾形の芯材600をカップ506内に嵌め込み、ダ
イスD3、プランジャーP3、及び押し出しピンpから
なる嵌合装置のダイスD3内にこれを装着し、芯材60
0をプランジャーP3によりカップ506内に圧入して
複合体510を製造する{図2の(d) 下部、(e) 参
照}。この複合体510は、芯材600の前端面604
が露出する。
【0024】(5) 押し出し成形工程 この複合体510を、小径穴を有するダイスD4とパン
チP4とを用いて押し出し成形し、径小化と伸長とを行
う{図3の(f) 参照}。この押し出し成形体511は、
芯材600の前端面604が露出する。後端の未成形部
512をカットする{図3の(g) 参照}。
【0025】(6) 鍔部形成工程 未成形部512をカットした成形体513の後端部に鍔
部514を形成し、鍔部514の上面に十文字のスリッ
ト515を形成する{図3の(h) 参照}。
【0026】(7) 先端切削工程 成形体513の先端を径小に切削する{図3の(i) 参
照}。尚、成形体513の先端の径小は、押し出し成形
により形成しても良い。
【0027】(8) 貴金属溶接工程 この成形体513の先端面516(=先端面311)に
貴金属33をレーザー溶接312する。この時、芯材6
00(=銅材32)の前端面604(=前端面321)
が露出しているので、貴金属33の後面332が芯材6
00の前端面604(=前端面321)に接する{図3
の(j) 参照}。
【0028】そして、この成形体513を絶縁碍子2の
軸孔21内に先端が突出する様に配し、公知の導電性ガ
ラスや抵抗体からなるガラスシール材により加熱封着し
て中心電極3となる。
【0029】つぎに、本実施例の利点を述べる。 〔ア〕上記(1) 〜(8) の工程を経て製造した中心電極3
を採用したスパークプラグAは、ニッケル合金材31の
先端面311にレーザー溶接312される貴金属33の
後面332が銅材32の前端面321に接しているので
中心電極3の熱引きが良い。この為、従来の貴金属を配
設したスパークプラグに比べ、スパークプラグAは、中
心電極3の耐消耗性に優れる(貴金属33の温度が高く
ならない為)とともに、中心電極3の耐熱性が良好であ
る。
【0030】〔イ〕スパークプラグAは、上記(7) の先
端切削工程において、成形体513の先端を径小に形成
しているので大部分の火花放電が貴金属33との間で行
われ、貴金属33による耐久性の向上効果を有効に活用
できる。又、発火部が細くなり電極の消炎作用が低減す
るので着火性に優れる。
【0031】〔ウ〕連通穴507に対応した径小部60
1を有する芯材600をカップ506内に圧入して複合
体510を製造している。この為、部品点数を減らすこ
とができる。
【0032】つぎに、本発明の第2実施例(請求項2、
3に対応)を、図4〜図6に基づいて説明する。二極ス
パークプラグBは、図4に示す様に、筒状の主体金具1
と、主体金具1内に嵌め込まれて固定される軸孔21付
の絶縁碍子2と、軸孔21内に固定される中心電極3
と、略L字状に屈曲して金具先端面11に突設される外
側電極4とを備え、以下の構成以外はスパークプラグA
と同様である。
【0033】中心電極3は、先端部が、碍子先端面20
から突き出る様に軸孔21内に固定されている。この中
心電極3は、ニッケル合金材(本実施例ではインコネル
600 )の内部に良熱伝導性の銅を封入した複合材で形成
されている。
【0034】外側電極4、4は、ニッケル合金材31の
内部に銅や銅合金等の銅材32と銅や銅合金等の銅材チ
ップ34(何方も良熱伝導性を有する)を封入した複合
材で形成され、ニッケル合金材31の先端面311には
貴金属33がレーザー溶接312されている。この外側
電極4の先端面(先端面311、前面331)と、中心
電極3の先端外周面30と対向位置し、気中放電が行わ
れる。尚、貴金属33の後面332が銅チップ34の前
端面341に接している。
【0035】外側電極4は、以下の製造工程を経て製造
される(図5、図6参照)。尚、(1) 〜(2) は第1実施
例と同様である。 (1) カップ成形工程{図5の(a) 、(b) 参照}。 (2) 穴明け工程{図5の(c) 下部参照}。
【0036】(3) チップ成形工程 冷間鍛造や切削等(図示せず)により、銅材を、連通穴
507に対応した径小部701、凹部504の底面(円
錐状)に対応した径大の円錐部702を有するチップ形
状に成形する{図5の(c) 参照}。
【0037】(4) 芯材成形工程 冷間鍛造や切削等(図示せず)により、銅材を、凹部5
04に対応した円柱状(軸形状)に成形する{図5の
(d) 参照}。
【0038】(5) 嵌合工程、チップ挿着工程 チップ700及び芯材600をカップ506内に嵌め込
み、ダイスD3、プランジャーP3、及び押し出しピン
pからなる嵌合装置のダイスD3内にこれを装着し、芯
材600をプランジャーP3によりカップ506内に圧
入して複合体510を製造する{図5の(d) 、(e) 参
照}。この複合体510は、チップ700の前端面70
3が露出する。
【0039】(6) 押し出し成形工程 この複合体510を、小さい矩形穴を有するダイスD4
とパンチP4とを用いて押し出し成形し、縮小化と伸長
とを行う{図6の(f) 参照}。この押し出し成形体51
1は、チップ700の前端面703が露出する。後端の
未成形部512をカットする{図6の(g) 参照}。
【0040】(7) 貴金属溶接工程 この成形体513の先端面(=先端面311)に貴金属
33をレーザー溶接312する。この時、チップ700
の前端面703(=前面331)が露出しているので、
貴金属33の後面332がチップ700の前端面703
(=前端面341)に接する{図6の(h) 参照}。そし
て、この成形体513を略L字状に曲げ、主体金具1の
先端面11に溶接すると外側電極4となる。
【0041】本実施例の二極スパークプラグBは、つぎ
の利点を有する。 〔エ〕上記(1) 〜(7) の工程を経て製造される外側電極
4を採用した二極スパークプラグBは、ニッケル合金材
31の先端面311にレーザー溶接312される貴金属
33の後面332が銅材チップ34の前端面341が接
しているので外側電極4の熱引きが良い。この為、従来
の貴金属を配設したスパークプラグに比べ、二極スパー
クプラグBは、外側電極4の耐消耗性に優れる(貴金属
33の温度が高くならない為)。
【0042】〔オ〕チップ700は、円錐部702がカ
ップ内底に係止するので、押し出し成形の際や使用時に
チップ700が脱落しないとともに、チップ700が銅
材32に強固に接するので熱引きが良い。
【0043】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.貴金属は、Pt- Ir合金、Pt- Ir- Ni合
金、Au- Pd合金、Ir、Ir- Y2 3 合金等を使
用できる。 b.外側電極の極数は、三極以上であっても良い。
【0044】c.貴金属33の溶接は、上記実施例のレ
ーザー溶接以外に電気抵抗溶接やアーク溶接であっても
良い。 d.銅材32、銅材チップ34は、Cu- Cr合金、C
u- Zr合金、Cu- Cr- Zr合金等を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスパークプラグの部
分断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るスパークプラグの中
心電極の製造方法を示す工程図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るスパークプラグの中
心電極の製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る二極スパークプラグ
の部分断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る二極スパークプラグ
の中心電極の製造方法を示す工程図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る二極スパークプラグ
の中心電極の製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
A スパークプラグ B 二極スパークプラグ 3 中心電極 4 外側電極 32 銅(芯材) 33 貴金属 321 前端面 506 カップ 507 連通穴 510 複合体 511 押し出し成形体 600 芯材 601 径小部 604 前端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 13/20 H01T 21/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱金属製のカップを製造するカップ成
    形工程と、 カップ内底に径小の連通穴を穿設する穴明け工程と、 良熱伝導金属を、前記連通穴に対応した径小部を有する
    軸形状に成形する芯材成形工程と、 カップ内に上記芯材を嵌め込み、先端面に芯材の前端面
    同一面となるように露出する複合体を製造する嵌合工
    程と、 前記複合体を押し出し成形により伸長させ、先端面に芯
    材の前端面が同一面となるように露出する押し出し成形
    体を製造する押し出し成形工程と、 後面が前記芯材の前端面に接する様に、前記押し出し成
    形体の先端面に貴金属を溶接する貴金属溶接工程とを有
    するスパークプラグ用電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 耐熱金属製のカップを製造するカップ成
    形工程と、 カップ内底に連通穴を穿設する穴明け工程と、 良熱伝導金属を、前記連通穴に対応したチップ形状に成
    形するチップ成形工程と、 カップ内方から上記チップを前記連通穴に挿着するチッ
    プ挿着工程と、 良熱伝導金属を軸形状に成形する芯材成形工程と、 カップ内に上記芯材を嵌め込み、先端面に前記チップの
    前端面が同一面となるように露出する複合体を製造する
    嵌合工程と、 前記複合体を押し出し成形により伸長させ、先端面に前
    記チップの前端面が同一面となるように露出する押し出
    し成形体を製造する押し出し成形工程と、 後面が前記芯材の前端面に接する様に、前記押し出し成
    形体の先端面に貴金属を溶接する貴金属溶接工程とを有
    するスパークプラグ用電極の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記チップは、前記連通孔に嵌まる径小
    部と、前記連通孔より大きい径大部とを有する請求項2
    記載のスパークプラグ用電極の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記押し出し成形体の先端を径小に切削
    した後に前記貴金属を溶接する請求項1乃至3の何れか
    に記載のスパークプラグ用電極の製造方法。
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