JPH02120572A - 自動変速機における油圧装置 - Google Patents

自動変速機における油圧装置

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Publication number
JPH02120572A
JPH02120572A JP63273957A JP27395788A JPH02120572A JP H02120572 A JPH02120572 A JP H02120572A JP 63273957 A JP63273957 A JP 63273957A JP 27395788 A JP27395788 A JP 27395788A JP H02120572 A JPH02120572 A JP H02120572A
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JP
Japan
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clutch
oil
hydraulic actuator
automatic transmission
hydraulic
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Application number
JP63273957A
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English (en)
Inventor
Isao Takase
高瀬 勲
Haruki Takemoto
竹本 春樹
Mitsugi Tatsuta
龍田 貢
Shinobu Masegi
間瀬木 忍
Takemasu Kano
威倍 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H2061/0046Details of fluid supply channels, e.g. within shafts, for supplying friction devices or transmission actuators with control fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3023Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
    • F16H63/3026Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure comprising friction clutches or brakes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動車に搭載される自動変速機、特に前進4
速の自動変速機構を有する自動変速機に係り、詳しくは
所定クラッチ作動用油圧アクチュエータへの油路の連結
部分におけるシール構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、本出願人にて、複数の回転要素にそれぞれ連結す
る複数のクラッチ及びその操作用油圧クラッチをまとめ
て自動変速機構の後端部に配置し、更にこれらクラッチ
が配設されたクラッチ部に第3のクラッチ及びその操作
用油圧アクチュエータを配置して、僅かな変更により、
コストアップを招くことなく3速自動変速機構を4速自
動変速機構に変更できるようにした自動変速機が案出さ
れている(特開昭62−141344号公報参照) そして、該自動変速機のクラッチ部47は、第6図に示
すように、第1のクラッチC1及び第2のクラッチC2
を備え、かつ目動変速機構後端に泣言してトランスアク
スルリヤカバー17部分に収納されており、また入力軸
5後端部にはカバー17の中央ボス部1.7 aを被嵌
するスリーブ部5aが設置されている。そして、該スリ
ーブ部5aにはクラッチドラム12(フランジ部)が一
体に連結されており、かつ該クラッチドラム12には可
動部材7がスプラインにより軸方向のみ摺動自在に嵌合
されており、該可動部材7にはピストン部材15が軸方
向摺動可能に嵌合している。また、可動部材7はクラッ
チドラム12内周面からなるシリンダとの間で油室を構
成して第1のクラッチC1用の油圧アクチュエータ3を
構成し、更にピストン部材15は可動部材7内周面から
なるシリンダとの間にて油室を形成し、第2のクラッチ
C2用の油圧アクチュエータ4を構成している。また、
ピストン部材15と、スリーブ部5aにスナップリング
にて固定されたスプリング受は部材16との間にはスプ
リング10が縮設されており、該スプリング10は両油
圧アクチュエータ3.4のピストン部材7,15に共通
する戻しスプリングを構成している。更に、第1のクラ
ッチC1は、クラッチドラム12の外径部内周面に形成
されたスプラインとリングギヤR1の軸方向延出部面に
形成されたスプラインとの間に介在しており、また第2
のクラッチC2は可動部材7の外径部内周面に形成され
たスプラインと中空軸56に固定されたハブ部50a外
周面に形成されたスプラインとの間に介在している。
また、前記スリーブ部5aには油圧アクチュエータ3及
び4の油室に連通するように油孔5b。
5cが形成されており、更に中央ボス部17aには該油
孔5b、5cに対応して油路17b、17Cが形成され
ている。そして、該油路17b及び17cを両側から挟
むように油溝9a、9dが形成され、かつ油路17bと
17cの間には油溝9bが形成されており、これら油溝
9a、9b、9Cにはそれぞれシールリング6a、6b
、6dが嵌め込まれており、中央ボス部17aとスリー
ブ部5aとの間を油密状に保持して、油圧アクチュエー
タ3,4への油圧供給の際に、油路17b。
17cから油洩れが生じないように構成されている。
そして、該自動変速機は、第1のクラッチC1と第2の
クラッチC2とが近接して配置され、かつこれらクラッ
チC1,C2を作動する油圧アクチュエータ3と4とか
隣接して設置されていて、その作動が互いに相反する場
合があり、即ち該クラッチC1は1速から3速まで係合
状態を保つと共にリバース時には解放されるが、クラッ
チC2はリバース時に係合されるようになワている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このため、例えば油圧アクチュエータ3を作動するにあ
たり油路17bから油圧が供給された場合には、第7図
(a)に示すように、その圧力によりシールリング6b
が油溝9b内で移動し、図中右壁に油密状に当接して油
が洩れないようにシールすることができるものの、油圧
アクチュエータ3をドレーンして第1のクラッチC1を
解放すると共に第2のクラッチC2を係合すべく油圧ア
クチュエータ4に油圧を供給する際には、第7図(b)
に示すように、油圧アクチュエータ3からのドレーンに
よる排圧と共に油圧アクチュエータ4に供給される油圧
か相俟ってシールリング6bを両側から押圧して、中央
ボス部17aとの間に隙間を生じてしまう。このため、
油圧アクチュエータ3と油圧アクチュエータ4との間で
油密性が保たれない不具合が生じる。
そこで、本発明は、異なる2つの油圧アクチュエータに
連通している油路ど油路の間にシールリングを2個介在
し、これら油路の両側をそれぞれ別々のシールリングに
てシールするように構成し、もって上述課題を解消した
自動変速機を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図及び第2図(a) 、 (b)を参照して示す
と、回転部材(5)に配設した第1のクラッチ(C1)
及び第2のクラッチ(C2)を係合する第1の油圧アク
チュエータ(3)及び第2の油圧アクチュエータ(4)
を隣接して備え、かつケース(17)に形成した中央ボ
ス部(17a)に形成した第1、第2の油路(17b)
、(17C)から該中央ボス部(17a)を被嵌するス
リーブ部(5a)に形成した油孔(5b)   (5C
)を介して前記第1及び第2の油圧アクチュエータ(3
)、(4)に油圧を供給し、該供給に基づく作動により
前記第1、第2のクラッチ(C1)、(C2)を係合し
、前記回転部材(5)を他の回転要素(R1)、(S)
に接続してなる自動変速機(A)における油圧装置にお
いて、前記中央ボス部(17a)に形成した第1の油路
(17b)を軸方向にて挟むようにかつ第2の油路(1
7c)を軸方向にて挟むようにそれぞれ油溝(9a)、
(9b)、(9c)、(9d)を形成し、更にこれら油
清にそれぞれ第1、第2、第3及び第4のシールリング
(6a)、(6b)(6c)、(6d)を嵌込み、前記
第1の油路(17b)と前記スリーブ部(5a)との間
を前記第1及び第2のシールリング(6a)、(6b)
にて油密状に保持すると共に、前記第2の油路(17c
)と前記ス1リーブ部(5a)との間を前記第3及び第
4のシールリング(6c)、(8d)にて油密状に保持
するように構成したことを特徴とするものである。
更に、前記中央ボス部(17a)における前記第2及び
第3のシールリング(6b)、(6c)が嵌込まれた油
溝(9b)、(9c)の間に、ドレーン油溝(17d)
を形成する。
そして−例として、前記第1のクラッチを、1速から直
結状態まで接続されるフォワードクラッチ(C1)とし
、また前記第2のクラッチを、リバース時に係合される
リバースクラッチ(C2)とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、第1のクラッチ(C1)を係合する
べく第1の油圧アクチュエータ(3)を作動する場合、
油路(17b)を介して供給される油圧は、中央ボス部
(17a)とスリーブ部(5a)との間で第1及び第2
のシールリング(7a)、(6b)にて適正にシールさ
れた状態で油圧アクチュエータ(3)に供給される。ま
た、第2のクラッチ(C2)を係合するべく第2の油圧
アクチュエータ(4)を作動する場合には、油路(17
c)から供給される油圧は前述同様に、中央ボス部(1
7a)とスリーブ部(5a)との間で第3及び第4のシ
ールリング(?c ) 、  (4=d )にて適正に
シールされた状態で油圧アクチュエータ(4)に供給さ
れる。従って、第1の油圧アクチュエータ(3)及び第
2の油圧アクチュエータ(4)への油圧供給にあたって
、油が洩れることはない。
そして、仮にこれら第1、第2のアクチュエータ(3)
、(4)への油圧供給時に油洩れが発生したとしても、
該油はドレーン油溝(]、7d)にて、他に影響を及ぼ
すことなく吸収される。
また、前記第1のクラッチを、〕速から直結状態まで接
続されるフォワードクラッチ(C1)とし、かつ前記第
2のクラッチを、リバース時に係合するリバースクラッ
チ(C2)とすると、例えばフォワードクラッチ(C1
)を解放すべく油圧アクチュエータ(3)をドレーンし
ながら、リバ−スクラッチ(C2)を係合すべく第2の
油圧アクチュエータ(4)に圧油な供給する場合、或は
これと逆の場合でも、第1の油圧アクチュエータ(3)
への油路(17b)、及び第2の油圧アクチュエータ(
4)への油路(17c)はスリーブ部(5a)との間で
それぞれの両側を第1、第2、第3及び第4のシールリ
ング(6a)、(8b)   (6c)、(6d)にて
、別個に油密状に保持されているため、油洩れが生じる
ことはない。
なお、カッコ内の符号は、参照のために図面の各部品と
対照するものであって、同等構成を限定するものではな
い。
(へ)実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説明
する。
まず、本発明を適用した自動変速機Aについて、第4図
に沿ってその概要を説明するに、自動変速機Aはエンジ
ンクランク軸19に整列する入力軸5、カウンタ軸22
及びフロントアクスル軸23 a + 23 bの3軸
を有しており、入力軸5上にはロックアツプクラッチ2
5を有するトルクコンバータ26及び前進4速自動変速
機構1が支持され、またカウンタ軸22上にはアンダー
ドライブ機構27が支持され、更にフロントアクスル軸
23a、23b上にはフロントディファレンシャル装f
i29が支持されている。
4速自動変速機構1は、シングルプラネタリギヤ55及
びデュアルプラネタリギヤ56を組合せてなるプラネタ
リギヤユニット57を有しており、該プラネタリギヤユ
ニット57は前記両プラネタリギヤのサンギヤ81同士
及びキャリヤCR1同士が一体に連結して構成され、ま
たサンギヤS1に噛合するピニオンがロングビニオンP
1により構成されている。そして、入力軸5とシングル
プラネタリギヤ55のリングギヤR1(小リングギヤ)
とが第1の(フォワード)クラッチC1を介して連結さ
れており、また入力軸5とサンギヤS1とが第2の(リ
バース)クラッチC2を介して連結されている。また、
サンギヤS1が第1のブレーキB1により直結係止され
ていると共に、第2のブレーキB2により第1のワンウ
ェイクラッチF1を介してその一方向回転が係止されて
いる。また、デュアルプラネタリギヤ56のリングギヤ
R2(大リングギヤ)が第3のブレーキB3により直接
係止されていると共に第2のワンウェイクラッチF2に
より一方向回転が係止されている。そして、キャリヤC
RIがケース隔壁に支持されているカウンタドライブギ
ヤ59に連結されており、該ギヤ59か該4速自動変速
機構1の出力部材となる。
そして、上述クラッチC1,C2及びブレーキBl、B
2、ワンウェイクラッチFl、F2は、3速自動変速機
構と同様であるが、本4速自動変速機構1にあっては、
上述構成に加えて、入力軸5と大リングギヤR2とを連
結する第3のクラッチco、該クラッチCOの出力側部
材と小リングギヤR1との間に介在する第4のクラッチ
C3及び第3のワンウェイクラッチFOが付設されてい
る。
また、アンダードライブ機構27は1個のシングルプラ
ネタリギヤ32を有しており、該プラネタリギヤのキャ
リヤCR3とサンギヤS3とが第5の(ダイレクト)ク
ラッチC4を介して連結されている。また、サンギヤS
3か第4の(アンダードライブ)ブレーキB4にて直接
係止されていると共に第4のワンウェイクラッチF3に
より一方向回転が係止されている。そして、リングギヤ
R3が、前記カウンタドライブギヤ2と噛合してアンダ
ードライブ機構27の入力部材となるカウンタドリブン
ギヤ33に連結されており、またキャリヤCR3がカウ
ンタ軸22に連結されている。更に、該カウンタ軸22
には該アンダードライブ機構27の出力部材となる減速
ギヤ35が固定されている。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤ36及び左右サイドギヤ37a、37bを有してお
り、ギヤマウントケースとなるデフキャリヤ36にはリ
ングギヤ39が固定されている。そして、該リングギヤ
39が前記減速ギャ35と噛合して最終減速機構を構成
しており、また左右サイドギヤ37a、37bがそれぞ
れ左右フロントアクスル軸23a、23bに連結されて
いる。
ついで、本自動変速機Aにおける4速自動変速機構1の
作動を、第5図に沿って説明する。
エンジンクランク軸19の回転はトルクコンバータ26
を介して又はロックアツプクラッチ25を介して入力軸
5に伝達される。そして、Dレンジにおける1速状悪に
あっては、第1のクラッチC1が接続状態にある。この
状態あっては、入力軸5の回転が第1のクラッチC1を
介して小リングギヤR1に伝達され、かつこの状態では
、大リンクギヤR2が第2のワンウェイクラッチF2に
より回転が阻止されているので、サンギヤS1を逆方向
に空転させながら共通キャリヤCRIが正方向に大幅減
速回転され、該回転がカウンタドライブギヤ59から取
出される。
また、Dレンジにおける2速状態では、第1のクラッチ
C1の接続に加えて第2のブレーキB2が作動する。す
ると、サンギヤS1が該ブレーキB2に基づく第1のワ
ンウェイクラッチF1の作動により回転が停止され、従
って入力軸5から小リングギヤR1の回転は、大リング
ギヤR2を正方向に空転させながらキャリヤCRIを正
方向に減速回転し、該回転がカウンタドライブギヤ59
に2速として取出される。な、お、1→2変速時、第2
のワンウェイクラッチF2がロック状態からオーバラン
状態に切換えられ、つかみ換えによるシフトショックを
生ずることなく、滑らかにシフトする。
Dレンジにおける3速状態は、第2速状態から第3のク
ラッチCO及び第4のクラッチC3が接続する。すると
、入力軸5から第1のクラッチC1を介して小リングギ
ヤR1に伝達されると共に第3のクラッチC#=を介し
て大リングギヤR2に伝達され、プラネタリギヤユニッ
ト57が一体回転して、直結回転がカウンタドライブギ
ヤ59に伝達される。なお、2→3変速時、第1のワン
ウェイクラッチF1がロック状態からオーバラン状態に
切換えられ、つかみ換えによるシフトショックを生ずる
ことなく、滑らかにシフトする。
また、該3速状態にあっては、第3のクラッチCOと共
に第4のクラッチC3が接続し、入力軸5の回転は、第
3のクラッチCO1第4のクラッチC3及び第3のワン
ウェイクラッチFOを介する経路にても小リングギヤR
1に入力軸5の回転が伝達される。
そして、Dレンジにおける3速から4速へのアップシフ
ト時は、まず第1のクラッチC1が解放する。この状態
にあっては、専ら第3のクラッチCO1第4のクラッチ
C3及び第3のワンウェイクラッチFOを介する経路に
て小リングギヤR1に回転が伝達されており、この状態
において、第1のブレーキB1が作動する。すると、サ
ンギヤS1が逆トルクに対しても停止され、入力軸5か
ら第3のクラッチCOを介して伝達される大リングギヤ
R2の回転は、ワンウェイクラッチFOをオーバランし
て小リングギヤR1を高速空転しながら、キャリヤCR
Iからオーバドライブ回転として取出される。この際、
第1のクラッチC1は解放状態にあって第3のワンウェ
イクラッチFOの作用下にて変速が行われるので、つか
み換えによるシフトショックを生ずることなく、滑らか
にシフトする。
更に、3レンジ、2レンジ又はルンジ等のエンジンブレ
ーキ作動状態にあっては、1速時において、第3のブレ
ーキB3が作動して大リングギヤR2を逆トルクに対し
ても停止し、また2速時において、第1のブレーキB1
を作動してサンギヤS1を逆トルクに対しても停止する
そして、リバースレンジにあっては、第2のクラッチC
2を接続すると共に、第3のブレーキB3が作動する。
この状態にあっては、入力軸5の回転は第2のクラッチ
C2を介してサンギヤs1に伝達され、かつこの状態で
は大リングギヤR2が第3のブレーキB3の作動により
固定されているので、小リングギヤR1を逆転させなが
らキャリヤCRIも逆転し、該キャリヤの逆転がカウン
タドライブギヤ59に取出される。
一方、アンダードライブ機構27は、第4のブレーキB
4及び(又は)第4のワンウェイクラッチF3によりサ
ンギヤS3が停止状態にあっては、カウンタドリブンギ
ヤ33からの回転はリングギヤR3からキャリヤCR3
に減速(アンダードライブ)回転として取出される。ま
た、第5のブレーキB4を解放すると共に、第5のクラ
・ソチC4を係合すると、キャリヤCR3とサンギヤS
3とが一体となり、直結回転がカウンタ軸22に取出さ
れる。
そして、自動変速機Aは、4速自動変速機構1の前進4
速変速とアンタードライブ機構27の減速及び直結とが
適宜組合されて、所定変速段が得られ、該回転が減速ギ
ヤ35及びリングギヤ39を介してフロントディファレ
ンシャル装置29に伝達され、更に左右フローチャート
アクスル軸23a、23bに伝達される。
ついで、第3図に基づき、上述自動変速機Aを具体化し
た実施例について説明する。
自動変速機Aは、トランスアクスルケース40、トラン
スアクスルハウジング41、リヤカバー17からなる一
体ケースを有しており、該ケースには入力軸5、カウン
タ軸22及びフロントディファレンシャル装置29のデ
フキャリヤとなるリングギヤマウントケース36が回転
自在に支持されている。そして、入力軸5上にはロック
アツプクラッチ25を有するトルクコンバータ26及び
4速自動変速機構1が配設されており、またカウンタ軸
22上には第2のアンダードライブ機構27が配設され
ている。また、トランスアクスルケース40にはサイド
カバー48にて覆われているバルブボディ44が配設さ
れている。
4速自動変速機構1は、エンジンクランク軸19より軸
方向に後側に向かってブレーキ部43、出力部45、プ
ラネタリギヤユニット57そしてクラッチ部47が順に
配置されており、更にブレーキ部43とトルクコンバー
タ26との間部分にはオイルポンプ49が配設されてお
り、また入力軸5に被嵌して回転自在に中空軸50が支
持されている。
そして、プラネタリギヤユニット57は、シングルプラ
ネタリギヤ55とデュアルプラネタリギヤ56からなり
(第4図参照)、シングルプラネタリギヤ55は中空軸
50に形成されたサンギヤS1、リングギヤR1及びこ
れらギヤに噛合するビニオンP1を支持したキャリヤC
RIからなり、またデュアルプラネタリギヤ56は中空
軸50に形成されたサンギヤS1、リングギヤR2、並
びにサンギヤS1に噛合する第1ビニオンP1及びリン
グギヤR2に噛合する第2ビニオンP2を互に噛合する
ように支持するキャリヤCRIかうなる。そして、これ
ら両プラネタリギヤ55゜56はサンギヤS1が共に中
空軸50に形成された同歯数の単一ギヤからなり、また
キャリヤCR1は一体に構成されており、ピニオンP1
は一体のロングビニオンにて構成されている。
更に、ブレーキ部43には、内径側から外径方向に向っ
て順次第1のワンウェイクラッチF1、多板ブレーキか
らなる第1のブレーキB1そして多板ブレーキからなる
第2のブレーキB2が配設されている。そして、第1の
ワンウェイクラッチF1はそめインナーレースに前記中
空軸50の先端がスプライン係合しており、またそのア
ウターレースに外径側に延びる第2ブレーキ用ハブか固
定されている。また、該ワンウェイクラッチF1のイン
ナーレースの前側(エンジン側)には第1のブレーキ用
ハブが固定されている。そして、前記オイルポンプ49
のオイルポンプカバー後側にはその内径側から環状に順
次第1のブレーキ用油圧アクチュエータ60、第2のブ
レーキ用油圧アクチュエータ51が形成されている。
一方、出力部45は、4速自動変速機構1の略々中央部
に位置しているカウンタドライブギヤ59を有しており
、該カウンタドライブギヤ59はアクスルケース40に
形成された隔壁40aにダブルチーバードベアリング5
3を介して回転自在に支持されており、またそのボス部
が前記プラネタリギヤユニット57のキャリヤCRIに
連結している。更に、前記ベアリング53のアウターレ
ースはケース隔壁40a内周面にスプライン係合して嵌
合されていると共に、該レース延長部外周面に第2のワ
ンウェイクラッチF2が装着されており、またリングギ
ヤR2外周とアクスルケースス40との間には第3のブ
レーキB3が介在している。
そして、第1図に詳示するように、クラッチ部47は、
第1の(フォワード)クラッチC1及び第2の(リバー
ス)クラッチC2を備えており、かつ4速自動変速機構
1後端に位置してトランスアクスルリヤカバー17部分
に収納されている。
また、入力軸S f&端部はリヤカバー17の中央ボス
部17aを被嵌するようにスリーブ部5aとなっており
、かつ該スリーブ部5aにクラッチドラム12が一体に
連結されている。更に、該クラッチドラム12には可動
部材7がスプラインにより軸方向のみ摺動自在に嵌合さ
れており、更に該可動部材7にはピストン部材ISが嵌
合している。
また、可動部材7はクラッチドラム12内周面からなる
シリンダとの間で油室を構成して第1のクラッチC1用
の油圧アクチュエータ3を構成している。更に、ピスト
ン部材15は、可動部材7内周面からなるシリンダとの
間にて油室を形成し第2のクラッチC2用の油圧アクチ
ュエータ4を構成している。
そして、ピストン部材15と、スリーブ部5aにスナッ
プリングにて固定されたスプリング受は部材16との間
にはスプリング10が縮設されており、該スプリング1
0は両油圧アクチュエータ3.4のピストン部材7,1
5に共通する戻しスプリングを構成している。また、第
1のクラッチC1は、クラッチドラム12の外径部内周
面に形成されたスプラインとリングギヤR1の軸方向延
出部面に形成されたスプラインとの間に介在しており、
また第2のクラッチC2は可動部材7の外径部内周面に
形成されたスプラインと中空軸50に固定されたハブ部
50a外周面に形成されたスプラインとの間に介在して
いる。
一方、前記スリーブ部5aには、第1のクラッチC1用
の油圧アクチュエータ3及び第2のクラッチC2用の油
圧アクチュエータ4に対応して油孔5b、5cがそれぞ
れ形成され、かつ中央ボス部17aには、該油孔5b、
5cに対向するように油路17b、17cが形成されて
いる。更に、該油路17bと17cの中間にはドレーン
油溝17dが形成されており、該ドレーン油溝17dは
、仮に油溝9bや90部分から油が洩れた場合であって
も、該油を直ちにドレーンして他に影響が及ばないよう
に構成されている。そして、中央ボス部17aには、油
路17bを挟んで油溝9a、9b(第2図参照)が形成
されていると共に、油路17cft挟んで油溝9c、9
dが形成されており、かつこれら油溝9a、9b、9c
、9dにはそれぞれシールリング6a、6b、6c。
6dが嵌込まれている。従って、第1のクラッチ用油圧
アクチュエータ3への油圧供給及びドレーン時には、シ
ールリング6a、6bにより油路17bをスリーブ部5
aとの間で油密状に保持し、かつ第2のクラッチ用油圧
アクチュエータ4への油圧供給及びドレーン時には、シ
ールリング6c、6dにより油路17cをスリーブ部5
aとの間で油密状に保持するようになっており、例えば
油圧アクチュエータ3からドレーンしながら油圧アクチ
ュエータ4に油圧を供給する場合のように、油路17b
と17cを仕切るシールリングが1個であれば従来のよ
うに該シールリングが浮き上がって油洩れを生じる場合
であっても、本実施例のものにあっては油路17bから
も油路17cからも油洩れが生じることはない。
そして、本4速自動変速機構1は、上述3速自動変速機
構と共通部品に加えて、以下の装置が付加されている。
即ち、リヤカバー17の環状ボス部17bにスリーブ部
材75が嵌挿されており、該スリーブ部材75にはフラ
ンジ部材76が固定されて、第3のクラッチC1用の油
圧アクチュエータ54のシリンダを構成している。また
、油圧アクチュエータ54のフランジ部材76の外径側
に設けたドラム部材70の他端部分には溝70bが形成
されており、該溝70bには第4のクラッチC3を構成
するセパレータプレート92が係合している。そして、
該ドラム部材70の内径側に平行して、突張り部材を構
成する環状のチューブ71が前記第3のクラッチC3用
セパレータプレートと第4のクラッチC3用セパレータ
プレート92との間に組込まれている。そして、第1の
クラッチC1の抜止め用スナップリング96と前記ドラ
ム部材連結用スナップリング91との間には第3のワン
ウェイクラッチFOのアウターレース100が配設され
ている。
一方、アンダードライブ機構27は、第3図に示すよう
に、1個のシングルプラネタリギヤ32を有している。
更に、カウンタ軸22上にベアリング103を介してカ
ウンタドリブンギヤ33が回転自在に支持されており、
かつ該軸22上に減速ギヤ35が固定されている。そし
て、プラネタリギヤ32のリングギヤR3がカウンタド
リブンギヤ33に連結しており、またビニオンP3を支
持するキャリヤCR3はカウンタ軸22を外径方向に膨
出して一体に形成されている。更に、サンギヤS3は軸
22上に回転自在に支持されたハブ105に形成されて
おり、該ハブの外径部に固定されたドラム106はその
外周面にバンドブレーキからなる第4のブレーキB4が
係合されている。また、該ドラム106の内周面とキャ
リヤCR3に固定されたハブとの間には第5のクラッチ
C4が介在しており、更に該クラッチC4に隣した前記
ハブ105にはピストンが嵌合してクラッチC4用の油
圧アクチュエータ107を構成している。また、ハブ1
05の延長部とケース40との間に第4のワンウェイク
ラッチF3が介在している。
また、フロントディファレンシャル装置29はデフキャ
リヤとなるリングギヤマウントケース36を有しており
、該ケース36はベアリングを介してハウジング41及
びケース40に回転自在に支持されている。更に、該マ
ウントケース36上には前記減速ギヤ35と噛合する大
径のリングギヤ39が固定されており、またその内部に
はピニオン軸110によりピニオンギヤ111が回転自
在に支持されていると共に、該ギヤ111に噛合する左
右サイドギヤ37a、37bが回転自在に支持されてい
る。そして、該サイドギヤ37a。
37bには左右フロントアクスル軸23a、23bがそ
れぞれ嵌合・連結される。
ついで、上述実施例の作動について説明する。
前進1速状態においては、リヤカバー17に形成した油
路な介して油圧アクチュエータ3に油圧を供給する。す
ると、クラッチドラム12をシリンダとして可動部材7
がスプリング10に抗して移動し、第1のクラッチC1
を係合する。この状態にあっては、入力軸5の回転は、
クラッチドラム12及び第1のクラッチC1を介して小
リングギヤR1に伝達され、大リングギヤR2が第2ワ
ンウエイクラツチF2により係止されることと相俟つて
、キャリヤCRIから1速回転が取出される。なお、エ
ンジンブレーキ作動時は、第3のブレーキB3を作動し
、大リングギヤR2を直接係止する。そして、該回転は
、先に第4図の概略図に沿って説明したように、カウン
タドライブギヤ59及びカウンタドリブンギヤ33を介
してアンダードライブ機構27に伝達され、更に減速ギ
ヤ35及びリングギヤ39を介してフロントディファレ
ンシャル装置29に伝達され、そして左右フロントアク
スル1ik23a、23bに伝達される。
また、前進2速状態においては、油圧アクチュエータ5
1に油圧を供給して第2のブレーキB2を作動する。す
ると、第1のワンウェイクラッチF1及び中空軸50を
介してサンギヤS1が停止し、第1のクラッチC1を介
Iノての小リングギヤR1の回転は、前述したようにキ
ャリヤCRIから2速回転として取出される。なお、2
速時にあって、エンジンブレーキを必要とする場合は、
油圧アクチュエータ60に油圧を供給して直接サンギヤ
S1を固定する。
そして、前進3速時にあっては、第1のクラッチC1用
油圧アクチュエータ3への油圧供給に加えて、リヤカバ
ー17の環状ボス部17eに形成した油路を介して油圧
アクチュエータ54に油圧を供給して作動し、第3のク
ラッチCOを係合する。これにより、入力軸5の回転は
、大リングギヤR2に伝達され、第1のクラッチC1を
介しての小リングギヤR1の回転と相俟って、ギヤユニ
ット57を一体に回転した直結回転がキャリヤCR1か
ら取出される。
更に、前進4速時へのアップシフトに先立ち、まず油圧
アクチュエータ3をドレーンして第1のクラッチC1を
解放する。この状態にあっては、小リングギヤR1は、
専ら第3のクラッチCO及び第4のクラッチC4そして
第3のワンウェイクラッチFOを介して動力伝達されて
いる。そして、この状態において、油圧アクチュエータ
60に油圧供給して第1のブレーキB1を作動し、サン
ギヤS1を停止すると、入力軸5の回転は、第3のクラ
ッチCO及びドラム部材70を介して大リングギヤR2
に伝達され、ワンウェイクラッチFOをオーバランしな
がら小リングギヤR1を高速空転して、キャリヤCRI
からオーバドライブ回転が取出される。
また、リバースレンジにあっては、リヤカバー17に形
成した油路17cを介して油圧アクチュエータ4に油圧
を供給して作動し、可動部材7をシリンダとするピスト
ン部材15をスプリング10に抗して移動して第2のク
ラッチC2を係合し、また第3のブレーキB3を係止す
る。この状態にあっては、入力軸5の回転は、クラッチ
ドラム12、可動部材7、第2のクラッチ02等を介し
てサンギヤS】に伝達され、第3のブレーキB3に基づ
く大リングギヤR2の停止により、キャリヤCRIから
逆回転が取出される。
そして、例えば前進状態から後進状態に速やかに切換え
る場合には、第1のクラッチC1を解放するべく油圧ア
クチュエータ3をドレーンし、これに続いて第2のクラ
ッチC2を係合するべく直ちに油圧アクチュエータ4に
油圧が供給される。
この際、第1のクラッチ用油圧アクチュエータ3への油
路17b、及び第2のクラッチ用油圧アクチュエータ4
への油路17cは、それぞれスリーブ部5aとの間で両
側を第1、第2、第3及び第4のシールリング6a、6
b、6c、6dにて別々に油密状に保持されているため
、第2図(a)。
(b)に示すように、油路17b側に作用する排圧はシ
ールリング6a及び6bにて油路17c側とは無関係に
シールされ、また油路17cに作用する油圧はシールリ
ング6c、6dにて油路17b側とは無関係にシールさ
れるため、油圧アクチュエータ3側からも油圧アクチュ
エータ4@からも油洩れが生じることはない。なお、こ
れとは逆に、後進から前進に速やかに切換えるべく、第
2のクラッチC2を解放しそして第1のクラッチC1を
係合する場合でも、前述同様に、油圧アクチュエータ3
側からも油圧アクチュエータ4側からも油洩れが生じる
ことはない。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、第1の油路(17
b)及び第2の油路(17c)をそれぞれ軸方向にて挟
むように形成した油溝(9a)、(9b)、(9c)、
(9d)にシールリング(6a)、(6b)、(6c)
、(6d)を嵌込み、第1の油路(17b)とスリーブ
部(5a)との間、並びに第2の油路(17c)とスリ
ーブ部(5a)との間を別個に油密状に保持するように
構成したので、第1のクラッチ(C1)を係合又は解放
するべく第1の油圧アクチュエータ(3)を作動する場
合でも、第2のクラッチ(C2)を係合又は解放するべ
く第2の油圧アクチュエータ(4)を作動する場合でも
、それぞれ第1の油路(17b)及び第2の油路(17
c)を通る油を適正にシールすることができ、油圧アク
チュエータ(3)、(4)が作動不良を生じる等の不具
合を確実に防止することができる。
更に、油溝(9b)、(9c)の間にドレーン油溝(1
7d)を形成すると、第1、第2の油圧アクチュエータ
(3)、(4)への油圧供給時に仮に油洩れが発生した
としても、該油をドレーン油溝(17d)にて他に影響
を及ぼすことなく直ちに吸収することができる。
また、第1のクラッチを、1速から直結状態まで接続さ
れるフォワードクラッチ(C1)とし、かつ第2のクラ
ッチを、リバース時に係合するリバースクラッチ(C2
)とすると、例えば前進状態から後進状態への迅速な切
換えに際し、フォワ−ドクラッチ(C1)を解放すべく
油圧アクチュエータ(3)をドレーンし、これに続いて
直ちにリバースクラッチ(C2)を係合すべく第2の油
圧アクチュエータ(4)に圧油な供給する場合でも、第
1の油路(17b)と第2の油路(17C)を、第1、
第2、第3及び第4のシールリング(6a)、(6b)
、(6c)、(6d)にてそれぞれ別個に油密状に保持
することができることにより、油洩れの発生を確実に防
止して、装置の信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機における油圧装置の主
要部を示す断面図、第2図はその中央ボス部に形成した
油路及びシールリングの状態を示す拡大断面図であり、
(a)は第1のクラッチ側に油圧が作用する状態を示し
、(b)は第2のクラッチ側に油圧が作用する状態を示
す、更に、第3図は自動変速機全体を示す断面図、第4
図はその概略図、第5図はその4速自動変速機構の作動
を示す図、第6図は本出唾人が既に案出した自動変速機
の油圧装置を示す断面図である。そして、第7図は該自
動変速機において隣接する油圧アクチュエータに油圧が
作用する際のシールリングの状態を示し、(a)は一方
のアクチュエータにのみ油圧が作用した状態を示し、(
b)は隣接する双方のアクチュエータへの油路な油が通
過する際の状態を示している。 3・・・第1の油圧アクチュエータ(第1の(フォワー
ド)クラッチ用油圧アクチュエータ)、4・・・第2の
油圧アクチュエータ(第2の(リバース)クラッチ用油
圧アクチュエータ)、5・・・回転部材(入力軸) 5a・・・スリーブ部、5b、5c・・・油孔6 a 
、 6 b 、 6 c 、 6 d ・・・第1.第
2.第3゜第4のシールリング   9a、9b、9c
。 9d・・・油溝  17・・・ケース(トランスアクス
ルリヤカバー)    17a・・・中央ボス部、17
b、17c・・・第1.第2の油路   A・・・自動
変速機   C1・・・第1のクラッチ(フォワードク
ラッチ)   C2・・・第2のクラッチ(リバースク
ラッチ)    CRI・・・回転要素(キャリヤ) 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転部材に配設した第1のクラッチ及び第2のクラ
    ッチを係合する第1の油圧アクチュエータ及び第2の油
    圧アクチュエータを隣接して備え、かつケースの中央ボ
    ス部に形成した第1、第2の油路から、該中央ボス部を
    被嵌するスリーブ部に形成した油孔を介し前記第1及び
    第2の油圧アクチュエータに油圧を供給し、該供給に基
    づく作動により前記第1、第2のクラッチを係合し、前
    記回転部材を他の回転要素に接続してなる自動変速機に
    おける油圧装置において、 前記中央ボス部に形成した第1の油路を軸方向にて挟む
    ようにかつ第2の油路を軸方向にて挟むようにそれぞれ
    油溝を形成し、更にこれら油溝にそれぞれ第1、第2、
    第3及び第4のシールリングを嵌込み、前記第1の油路
    と前記スリーブ部との間を前記第1及び第2のシールリ
    ングにて油密状に保持すると共に、前記第2の油路と前
    記スリーブ部との間を前記第3及び第4のシールリング
    にて油密状に保持するように構成したことを特徴とする
    、 自動変速機における油圧装置。 2、前記中央ボス部における前記第2及び第3のシール
    リングが嵌込まれた油溝の間に、ドレーン油溝を形成し
    てなる、 請求項1記載の自動変速機における油圧装置。 3、前記第1のクラッチが、1速から直結状態まで接続
    されるフォワードクラッチであり、また前記第2のクラ
    ッチがリバース時に係合されるリバースクラッチである
    、 請求項1記載の自動変速機における油圧装置。
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