JPH02120118A - 車両用空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は前席の乗員の足元に温風を吹出すためのフロン
トヒータダクトと、後席の乗員の足元に温風を吹出すた
めのリヤヒータダクトを備えた車両用空調装置に関する
。

（従来技術） 従来の車両用空調装置においては、前席の乗員の足元に
温風を吹出すためのフロントヒータダクトのほか、後席
の乗員に対する暖房を配慮するために、例えば実開昭５
８−７９４１４号公報に開示されているように、後席の
乗員の足元に温風を吹出すためのリヤヒータダクトを備
えたものがある。

ところで、いわゆるショファドリブン車と呼ばれる運転
手付き乗用車においては、後席に人が乗ったときには、
後席暖房を優先させなければならないから、その場合は
、フロントヒータダクトからの温風吹出し量を制限して
リヤヒータダクトから充分な温風を吹出させる必要があ
る。一方、後席に人が乗らないときには、前席暖房を優
先させてよいことになる。

（発明の目的） 本発明は、上述のような後席優先暖房を行なうのに好適
な車両用空調装置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、リヤヒータダクトをフロントヒータダクトか
ら分岐させて設けるとともに、ヒータコアの直下流とリ
ヤヒータダクトとを連通させる温風バイパスダクトと、
この温風バイパスダクトを開閉するバイパスドアと、こ
のバイパスドアの開作動に連動してフロントヒータダク
トからの温風吹出し量を制限する抵抗ドアとを設けたこ
とを特徴とする。

（発明の効果） 本発明によれば、後席優先暖房時にバイパスドアを開く
ことにより、温風が温風バイパスダクトを通ってリヤヒ
ータダクトに供給される。そしてこのときフロントヒー
タダクトから温風吹出し量が抵抗ドアによって制限され
るから、リヤヒータダクトから充分な温風が後席側へ吹
出すことになり、前席乗員に対する最低限の温風吹出し
を確保しつつ、後席乗員の快適性を向上させることがで
きる。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図において、ｌは空調ユニットであり、２は空調ユ
ニット１を操作する各種操作つまみを設けた操作パネル
である。

空調ユニッ）ｌはケーシング３の上流側から下流側に向
って、取入れ空気を内気循環にするかあるいは外気導入
にするかを選択するインテークドア４と、このインテー
クドア４を介して唆込んだ空気を車室へ送風するプロワ
５と、冷房時に送風空気と熱交換するエバポレータ６と
、このエバポレータ６を通過した空気中、後述するヒー
タコア８に分流する空気量を制御するエアミックスドア
１と、エンジンの冷却水が循環されて加熱器として作用
し通過空気を加熱するために斜めに配置されたヒータコ
ア８と、車室への空気吹出口を選択する３つのモード切
換用ドア９Ａ、９Ｂ、９Ｃとを備えている。これら３つ
のモード切換用ドア９Ａ、９Ｂ、９Ｃのうち、ドア９Ａ
はセンタベントダクト３０およびサイドベントダクト３
１．３２を通じて前席の中央グリルおよび左右のサイド
グリルから空調風を吹出させるためのベントドアであり
、ドア９Ｂはデフロスタドアである。また、ドア９Ｃは
、暖房時におけるこのドア９Ｃの開作動によってフロン
トヒータダクト１０から前席乗員の足元へ温風を吹出さ
せるためのヒータドアである。

暖房時に後席乗員の足元へ温風を吹出させるためのリヤ
ヒータダクト１１は、フロントヒータダク）１０の途中
から分岐されて設けられ、後席側へ延びている。

ヒータコア８の直下流からは温風バイパスダクト１２が
導出されており、この温風バイパスダク）１２の下流端
はリヤヒータダクト１１の途中に接続され、ヒータコア
８の直下流とりャヒータダク）１１とを連通させている
。そしてこの温風バイパスダクト１２の入口には、この
ダクト１２の開閉するバイパスドア１３が設けられてい
る。このバイパスドア！３は後席優先暖房時にのみ開作
動されるようになっており、このバイパスドア１３が開
かれると、温風が温風バイパスダクト１２を通じてリヤ
ヒータダクト１１に供給される。

一方、フロントヒータダクトＩＯには、リャヒータダク
）１１の分岐部より下流側部位に抵抗ドア１４が設けら
れている。この抵抗ドア１４は、上記バイパスドア１３
と連動して作動されるようになっており、この抵抗ドア
１４は、後席優先暖房時以外は、第２図に示すように、
フロントヒータダクト１０を通過する温風の流れを阻害
しないように流れと平行になっているが、後席優先暖房
時にバイパスドア１３が開かれるときは、第３図に示す
ように、このバイパスドア１３の開作動に連動して、フ
ロントヒータダクト１０内の温風の流れに対し直角にな
るように回動される。これによりフロントヒータダクト
１０内を流れる温風の流れは阻害され、フロントヒータ
ダクトｌＯからの温風吹出し量が制限されるから、その
分の温風が温風バイパスダク）１２を通じてリャヒータ
ダクト１１側へ供給されるこ−とになる。

第１図に示す操作パ矛ル２には、モード切換用ドア９Ａ
、９Ｂ、９Ｃを所定の順序で開閉するためのモード選択
レバー１５と、エアミックスドア７の開度を調整して温
風設定を行なうための温度調節レバー１６と、内気循環
または外気導入を選択すべくインテークドア４を作動さ
せるための取入れ空気選択レバー１７と、ブロワ５のモ
ータのＯＮ・ＯＦＦおよびその回転速度を調節するため
の風量調節レバー１８と、通常暖房かあるいは後席優先
暖房かを選択する選択レバー１９と、冷房用コンプレッ
サのＯＮ・ＯＦＦスイッチ２０とが設けられている。

そして上記選択レバー１９の操作により、バイパスドア
１３と抵抗ドア１４とが連動して作動されるが、この両
ドア１３．１４を連動させるために、両ドア１３．１４
の回動軸１３ａ、１４ａは、例えば第４図、第５図に示
すようなリンク機構２１で連結されている。このリンク
機構２１は、回動軸１３ａ、１４ａにそれぞれ基端が固
定されて回動軸１３ａ、１４ａとともに回動する細長い
板状アーム部材２２．２３よりなり、回動軸１４ａ側の
アーム部材２３にはその長手方向に沿って直線状の溝２
４が形成されている。また回動軸１３ａ側のアーム部材
２２の先端には係着部２２ａが設けられ、この係着部２
２ａが上記溝２４に摺動自在に係着された態様で両アー
ム部材２２．２３が連結されている。さらに回動軸１３
ａには、この軸１３ａを回動するために、適当な連結手
段を介して選択レバー１９に接続されたアーム２５が固
着されている。

以上の構成により、選択レバー１９を通常暖房位置から
後席優先暖房位置に操作すると、バイパスドア１３の回
動軸１３ａが時計方向に回動されてバイパスドア１３が
開き、これに伴ってアーム部材２２が時計方向に回動す
る。したがって他方のアーム部材２３は、その溝２４内
でアーム部材２２の係着部２２ａを摺動させながら反時
計方向へ回動し、これにより抵抗ドア１４が流れと直角
になるように回動される（第５図）。

なお、バイパスドア１３と抵抗ドア１４との連動動作は
、上述のようなリンク機構２１を用いて機械的に行なう
構成以外に、各回動軸１３ａ、＋４８にそれぞれ設けた
アクチュエータモータによって電気的に行なってもよい
。

第６図は、本発明の詳細な説明するグラフで、図中、曲
線Ａは通常暖房時の後席足元温度の変化をあられし、曲
線Ｂは後席優先暖房時の後席足元温度の変化をあられす
。

【図面の簡単な説明】

第１［ｆｆｌは本発明の一実施例の構成を示す概略図、
第２図および第３図はその動作を説明する要部の概略図
、第４図および第５図はバイパスドアと抵抗ドアとを連
動させるリンク機構の動作説明図、第６図は本発明の説
明に供するグラフである。 ｌ−空調ユニット　　　　２−操作パネル５−ブロワ　
　　　　　　６−ニバボレータ７−エアミソクスドア　
　８−ヒータコア１０−−フロントヒータダクト １１−リヤヒータダクト 温風バイパスダクト バイパスドア　　１４ リンク機構 ２３−アーム部材 抵抗ドア

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　前席の乗員の足元に温風を吹出すためのフロントヒー
   タダクトと、後席の乗員の足元に温風を吹出すためのリ
   ヤヒータダクトを有する車両用空調装置において、 上記リヤヒータダクトを上記フロントヒータダクトから
   分岐させて設けるとともに、ヒータコアの直下流と上記
   リヤヒータダクトとを連通させる温風バイパスダクトと
   、この温風バイパスダクトを開閉するバイパスドアと、
   このバイパスドアの開作動に連動して上記フロントヒー
   タダクトからの温風吹出し量を制限する抵抗ドアとを設
   けたことを特徴とする車両用空調装置。