JPH0211934A - ブレーキ機構 - Google Patents

ブレーキ機構

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JPH0211934A
JPH0211934A JP16058288A JP16058288A JPH0211934A JP H0211934 A JPH0211934 A JP H0211934A JP 16058288 A JP16058288 A JP 16058288A JP 16058288 A JP16058288 A JP 16058288A JP H0211934 A JPH0211934 A JP H0211934A
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Mikio Honma
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ブレーキ機構、特に車両用シートの上下調整
装置やウィンドレギュレータ等に用いられるブレーキ機
構に関する。
[従来の技術] 一般に、かかるブレーキ機構は操作手段であるハンドル
等の入力端から与えられた回転力を、ビニオン等の出力
側に伝え、車両の窓ガラスあるいはシート等を昇降させ
る装置において、ハンドル操作によって上昇させた窓ガ
ラスあるいはシートが自重あるいは荷電によって下降す
るのを防止するため等に用いられる。
従って、かかるブレーキ機構にあっては、重量物の下降
を防止するに足る充分なブレーキ力と、ハンドル操作時
のガタを極力小さくすることが求められる。
従来、かかるブレーキ機構としては、例えば特開昭58
−152944号公報の第1図に、従来技術として記載
されたものが一般的に用いられている。
このものは、ハウジング内に、トーションスプリングが
、前記ハウジングの内壁に圧接する如く配設されており
、ピニオン側からの回転力に対しては、ビニオンと一体
に設けられた爪部がスプリングのフック部を押し、スプ
リングの外径を広げるため、スプリングとハウジングと
の圧接力が強くなり、前記ビニオンの回転が阻止される
方、ハンドル軸と一体に設けられたコア側からの回転力
に対しては、スプリングが外径を縮める方向の力を受け
るので、コアは回転可能となる。従って、スプリング及
び爪部を介しビニオンを回転させることができる。即ち
、ハンドル軸側からは回転を伝達できるが、ピニオン側
からは回転を伝達できないようになっている。
しかしながら、このものは公報中にも指摘されているよ
うにスプリングの巻き込み量に相当する隙間と製品加工
誤差吸収用の隙間とにより、コアの作動に遊びができ、
ハンドル操作時にガタが生ずることから良好なフィーリ
ングを得られないという欠点がある。
このような欠点を解消するために、例えば実開昭61−
163879号公報に記載された技術が提案されている
これは、コアの切欠部内に出力部材の爪(突起部)が間
隔をもって配されると共に、コイルスプリングの両端部
が上記切欠部の両端面とそれぞれ当接可能にハウジング
の内周壁に沿って配置されている。
そして、一端がコアに支持され、かつ他端が上記コイル
スプリングの一端に係止された別のU字状スプリングで
もって、コアの切欠きの一端面が、常時上記コイルスプ
リングの他端に当接されるように構成されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来のものにあっては一端がコア
に支持され、かつ他端がコイルスプリングの一端に係止
された0字状のスプリングでもって、コアおよびコイル
スプリングに常時付勢力を与えているため、これはコイ
ルスプリングを縮径する方向の付勢力として作用する。
従って、ハンドル操作時のガタの解消には寄与するもの
の、反面本来のブレーキ力が低減してしまうという問題
があった。
本発明の目的は、かかる従来のブレーキ機構の有する問
題を解消し、かかる機構に要求される大きなブレーキ力
が得られると共にガタを最小限に抑えることが可能なブ
レーキ機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の第1の形態はハウ
ジング内に、ハウジングの内壁に圧接可能に少なくとも
1個のブレーキスプリングを装着し、切欠きが設けられ
操作手段により回動されるコア部材をブレーキスプリン
グの内側に回動可能に収納し、コア部材の切欠きの空間
内に遊挿される爪を有する出力部材を回動可能に設け、
少なくとも1個のブレーキスプリングの一端をコア部材
の切欠き側壁に当接可能に配置し、さらに、一端がコア
部材に係止されると共に他端が少なくとも1個のブレー
キスプリングの一端に係止され、コア部材の切欠きの一
側壁を該少なくとも1個のブレーキスプリングの一端に
当接させる方向に付勢するバイアススプリングを設けた
ことを特徴とする。
また、本発明の第2の形態はハウジング内に、ハウジン
グの内壁に圧接可能に第1および第2のブレーキスプリ
ングを装着し、操作手段により回動されるコア部材を第
1および第2のブレーキスプリングの内側に回動可能に
収納し、コア部材の切欠きの空間内に遊挿される爪部を
有する出力部材を回動可能に設け、第1および第2のブ
レーキスプリングのそれぞれの一端を出力部材の爪部と
係合可能に、かつ、それぞれの他端をコア部材の切欠き
側壁に当接可能に配置し、さらに、コア部材と出力部材
とを、第1および第2のブレーキスプリングのそれぞれ
の他端とコア部材の切欠き側壁との間隙がほぼ等しくな
る方向に付勢するバイアススプリングを設けたことを特
徴とする。
[作 用] 本発明の第1の形、態によ4ば、操作手段によりコア部
材を一方向に回動させると、バイアススプリングの付勢
力によって、コア部材の切欠ぎの側壁に少なくとも1個
のブレーキスプリングの一端が当接されているので、こ
のコア部材の一方向回動は、ただちに少なくとも1例の
ブレーキスプリングを縮径させる力として伝達される。
また、コア部材を他方向に回動させるとぎには、コア部
材への付勢力に抗ってバイアススプリングを撓ませつつ
回動し、その後生なくとも1個のブレーキスプリングの
他1;16と当接して、このスプリングを縮径させる。
従って、いずれの場合においても、コア部材はブレーキ
スプリングまたはバイアススプリングによる付勢力を受
けつつ回動するのでガタが生ずることがないのである。
しかも、少なくとも1個のブレーキスプリングにはバイ
アススプリングによって常に拡径方向の付勢力が作用し
ているので、ブレーキ力が低下することがない。
次に、本発明の第2の形態によれば、操作手段によりコ
ア部材を一方向に回動させると、バイアススプリングに
よる付勢力に抗って、これを撓ませつつコア部材は回動
し、その後第1のブレーキスプリングの他端と当接して
、この第1のブレーキスプリングを縮径させる。
また、コア部材を他方向に回動させると、同様にバイア
ススプリングによる付勢力に抗って、これを撓ませつつ
コア部材は回動し、その後第2のブレーキスプリングの
他端と当接してこの第2のブレーキスプリングを縮径さ
せる。
従って、いずれの場合においても、コア部材はバイアス
スプリングによる付勢力を受けつつ回動するのでガタが
生ずることがない。
しかも、第1および第2のブレーキスプリングには、静
止状態において何らこれ等を縮径させる力が作用しない
のでブレーキ力が低下することがないのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添附図面を参照して説明する。
第1図および第2図に本発明の第1の形態における第1
の実施例を示す。
図において、1は中心部に軸受ボスIAを有するハウジ
ングであり、このハウジング1内に、その内壁1Bと圧
接可能にコイル状の第1のブレーキスプリング3および
第2のブレーキスプリング5が装着される。これ等両ブ
レーキスプリング3および5は夫々、その端部に内側に
折曲げ形成したフック部3Δ、3Bおよび5A、5Bを
有している。
7は軸受ボスIAの外周部に装着され、その端部に折曲
げ形成したフック部7A、7Bを有するバイアススプリ
ングである。
8は円筒状部材の一側に第1の切欠き8八(対峙する側
壁8Aa 、8Abを有す)およびこれと一方の側壁を
共有し大きく形成された第2の切欠き8B(対峙する側
壁8Ba、8Bbを有す)およびバイアススプリング7
のフック部7Bを係止する係止[8Gが設けられたコア
部材であり、−側に不図示のハンドルが係合されるセレ
ーションを有するハンドル軸9、他側に後述するビニオ
ンを含む出力部材を支承する支承軸lOが一体的に形成
されている。
12は出力部材であり、支承軸10に支承されるピニオ
ン13と爪14(側壁148.14(:を有す)とが一
体に形成され、爪14はその中央に係合溝14Aを有し
ている。
しかして、コア部材8はハンドル軸9をハウジング1の
軸受ボスIへにて回動自在に支持されて第1のブレーキ
スプリング3および第2のブレーキスプリング5の内側
に収納される。
そして、第2のブレーキスプリング5の一端のフック部
5Aはコア8の第1および第2の切欠き8Aおよび8B
の空間内に遊挿される爪14の係合溝14八に係止され
、他端のフック部5Bは第2の切欠き8Bの側壁8Bb
の近傍に配置される。
第1のブレーキスプリング3の一端のフック部3層よ、
第1の切欠き8への側壁8Aa と爪14の側壁14B
との間に配置され、フック部3Aが側壁8Aaに当接す
るように、フック部7Bがコア部材8の係止溝8Cに係
止されたバイアススプリング7のフック部7Aが係止さ
れている。第1のブレーキスプリング3の他端のフック
部3Bは第1の切欠き8Aの側壁8^bと爪14の側壁
14Cとの間に配置され、爪14の側壁14Cと当接さ
れている(第2図参照)。
上記構成になる本実施例のブレーキ機構はシートの上下
調整機構あるいはウィンドレギュレータ等に組込まれる
しかして、上述した構成のブレーキ機構がシートの上下
調整機構に組込まれた場合を例にとって説明すると、シ
ートを上方に持上げる方向に付勢する不図示のばねの作
用により出力部材12のビニオン13と噛合する不図示
のセクタギアが時計方向に回動すべく付勢され、その結
果、ピニオン13を反時計方向に回動する。
すると、出力部側i2から反時計方向の回転力が加わり
、爪14はフック部5八が係止されている第2のブレー
キスプリング5と共に反時計方向に回動し、その側壁1
4Gが第1のブレーキスプリング3のフック部3Bに当
接する。また、一端のフック部7Bがコア部材8の係止
溝86に係止され5他端のフック部7八が第1のブレー
キスプリング3の一端のフック部3^に係止されたバイ
アススプリング7の作用により、コア部材8は反時計方
向に付勢され、第1の切欠き8への側壁8八aが第1の
ブレーキスプリング3の一端のフック3Aに当接してい
る。
さらに、第2のブレーキスプリング5のフック部5Bは
第2の切欠き8Bの側壁8Bbに近接状態となる。
そして、爪14の側壁14Gがフック部3Bに当接する
ことから第1のブレーキスプリング3の拡径作用による
ブレーキ力でもって出力部材12の回動は阻止され、第
2図に示す状態に設定保持される。
この状態では、第1のブレーキスプリング3のフック部
3Aに第1の切欠き8Aの側壁8Aaが当接するように
、コア部材8がバイアススプリング7によって付勢され
ているため、コア部材8即ちハンドルのガタ付きが抑え
られる。
かかる状態で、ハンドル側すなわちコア部材8側を反時
計方向に回転すると第1のブレーキスプリング3はその
フック部3Aが当接状態にある側壁8^aにより直ちに
縮径され、第2のブレーキスプリング5は第1のブレー
キスプリング3のフック部3Δが所定の距朋移動後爪1
4の側壁14[iに当接することにより縮径されて、爪
14を介して出力部材12が反時計方向に回転され、ハ
ンドルの回転操作にガタを伴うことなく、シー1−を上
昇させることができる。
また、ハンドル側すなわちコア部材8側を時計方向に回
転すると、コア部材8はバイアススプリング7の付勢力
に抗って回転し、その側壁8Bbが所定距蔑移動後、近
接状態にある第2のブレーキスプリングのフック部5B
に当接し、第2のブレーキスプリング5を縮径させる。
また、第1のブレーキスプリング3もそのフック部3B
が側壁8Abが所定の距離移動後当接することにより縮
径されて、爪14を介して出力部材12も時計方向に回
転し、上昇時と同じようにハンドルの回転操作にガタを
伴うことなくシートを下降させる。
次に、第2図の状態で出力部材12側から時計方向に回
転力が加わったとき、すなわちシート上に荷重が加わっ
たときには、まず爪14が係止状態にあるフック部5A
を押圧しガタを生ずることなく第2のブレーキスプリン
グ5を拡径させ、直ちにブレーキ力を得、さらなる回転
で爪14の側壁14Bがフック部課に当接するので第1
のブレーキスプリング3によるブレーキ力をも得る。ま
た、車両の振動等に起因して反時計方向に回転力が加わ
ったときには、爪14の側壁14cが当接状態にある第
1のブレーキスプリング3のフック部3Bを押圧し第1
のブレーキスプリング3を拡径させ、ガタを生ずること
なく直ちにブレーキ力を得るのである。
従って、出力部材12側からの両方向の人力に対しガタ
を生ずることなくブレーキ力を得ることができ、しかも
その時計方向すなわち荷重方向の人力に対しては2個の
スプリングによるブレーキ力を得ることができる。
次に、本発明の第1の形態における第2の実施例を第3
図および第4図に示す。
本実施例が前実施例と異なる点は、前実施例がバイアス
スプリング7の端部をコア部材8の係止溝8Cと、第1
のブレーキスプリング3の一端のフック部課とに係止さ
せたのに対し、本実施例ではバイアススプリング7の端
部をコア部材8の係止?W8Dと第2のブレーキスプリ
ング5の一端のフック部5Bとに係止させたことである
。このため、係止溝8Dが前実施例の係止溝8Cとは異
なる位置に設けられている。
他の構成は前実施例と同じであるから、同一部位には同
一符号を付し重複説明を避ける。
前実施例と同じように本実施例にかかるブレーキ機構を
シートの上下調整機構に組込んだ場合を例にとって説明
する。
まず、組込んだ状態では、ビニオン13すなわち爪14
を反時剖方向に回転させる力が加わり、爪目はフック部
5Aが係止されている第2のブレーキスプリング5と共
に反時計方向に回動し、その側壁14Gが第1のブレー
キスプリング3のフック部3Bに当接する。
また、一端のフック部7Bがコア部材8の係止溝8Dに
係止され、他端のフック部7八が第2のブレーキスプリ
ング5の一端のフック部5Bに係止されたバイアススプ
リング7の作用により、コア部材8は時計方向に付勢さ
れ、第2の切欠き8Bの側壁8Bbが第2のブレーキス
プリング5の一端のフック部5Bに当接している。
さらに、第1のブレーキスプリング3のフック部3Aは
第1の切欠き8Aの側壁8Aaに近接状態となる。
そして、爪14の側壁14Cがフック部3Bに当接する
ことから第1のブレーキスプリング3の拡径作用による
ブレーキ力でもって出力部材12の回動は阻止され、第
4図に示す状態に設定保持される。
この状態では、第2のブレーキスプリング5のフック部
5Bに第2の切欠き8Bの側壁8Bbが当接するように
、コア部材8がバイアススプリング7によって付勢され
ているため、コア部材8すなわちハンドルのガタ付ぎが
押さえられる。
かかる状態で、ハンドル側すなわちコア部材8側を反時
計方向に回転すると、コア部材8はバイアススプリング
7の付勢力に抗って回転し、その側壁8^aが所定距渾
移動後近接状態にある第1のブレーキスプリングのフッ
ク部3Aに当接し、第1のブレーキスプリング3を縮径
させる。また、第2のブレーキスプリング5は第1のブ
レーキスプリング3のフック部3^が所定の距離移動後
爪14の側壁14Bに当接することにより縮径されて、
爪14を介して出力部材12が反時計方向に回転され、
ハンドルの回転操作にガタを伴うことなくシートを上昇
させることができる。
また、ハンドルすなわちコア部材8を時計方向に回転す
ると、第2のブレーキスプリング5はそのフック部5B
が当接状態にある側壁BBbにより直ちに縮径され、第
1のブレーキスプリング3は近接状態にある側壁8Ab
が所定の距離移動後、フッり部3Bに当接することによ
り縮径されて、爪14を介して出力部材12も時計方向
に回転する。そして、上昇時と同じようにハンドルの回
転操作にガタを伴うことなくシートを下降させることが
できる。
なお、第4図の状態で出力部材12側から回転力が加わ
ったとき、すなわちシート側から荷重が加わったときに
は、前実施例において第2図に基づき説明したのとほぼ
同様に作用するものであるから重複説明を避ける。
次に、本発明の第1の形態における第3の実施例を第5
図および第6図に示す。
本実施例は前述した第1の実施例を変形したものであり
、その変更点はバイアススプリング7を設ける位置を異
ならせたことにある。
すなわち、第1の実施例においては、バイアススプリン
グ7をコア部材8の下面側に配置したが、本実施例にお
いてはコア部材8の上面側に配置する。
そのため、コア部材8の上面側には、陥凹部8Eが形成
されると共に第1の切欠き8への側壁8Abに係止溝8
Fが形成される。
そして、バイアススプリング7のフック部7Bを係止溝
8Fに、フック部7Aを第1のブレーキスプリング3の
フック部3Aに係止させる。
その他の構成は第1の実施例と同じであるから同一部位
には同一符号を付す。
本実施例のハンドルすなわちコア部材8のガタ防止作用
および出力部材12に対するブレーキ作用は第1の実施
例と同じであるから、その説明は省略する。ただし、本
実施例ではバイアススプリング7をコア部材8の上面側
に組込むものであるから、組付は作業が容易である。
次に、本発明の第2の形態における第1の実施例を第7
図ないし第9図に示す。
図において、1は中心部に軸受ボスIAを有するハウジ
ングであり、このハウジングl内に、その内壁IBと圧
接可能にコイル状の第1のブレーキスプリング3および
第2のブレーキスプリング5が装着される。これら両ブ
レーキスプリング3および5はそれぞれ、その端部に内
側に折曲げ形成したフック部3A、3Bおよび5A、5
Bを有している。
8は円筒状部材の一側に第1の切欠き8G(対峙する側
壁8Ga、8Gbを有ず)、他端に第2の切欠き811
(対峙する側壁8Ha、8Hbを有す)、および第2の
切欠き8Hに面するボスの中央部に突起8Jが設けられ
たコア部材であり、−側に不図示のハンドルが係合され
るセレーションを有するハンドル軸9、他側に前述のビ
ニオン13を含む出力部材12を支承する支承軸10が
一体的に形成されている。
本実施例においては、コア部材8の上面側に陥凹部8E
が形成されており、該部にバイアススプリング7が装着
される。
出力部材12には、支承軸lOに支承されるピニオン1
3と、 180°離間された第1の爪14D (側壁1
4Da、14Dbを有す)および第2の爪14Eとが一
体的に形成され、第1の爪140は2個の係合溝14D
cおよび14Ddを有している。
しかして、コア部材8はハンドル軸9をハウジング1の
軸受ボスlΔにて回動自在に支持されて第1のブレーキ
スプリング3および第2のブレーキスプリング5の内側
に収納される。
そして、第1のブレーキスプリング3の一端のフック部
3八および第2のブレーキスプリング5の一端のフック
部5Aは、それぞれ第1の切欠き8Gの空間内に遊挿さ
れる第1の爪14Dの係合7g14Dcおよび14Dd
に係止される。そして、他端のフック部3Bおよび5B
は、それぞれ第2の切欠き811の側壁81(aおよび
811bの近傍に配置される。
さらに、バイアススプリング7はコア部材8の陥凹部8
Eに装着され、その両フック部7Aおよび7Bは、第2
の切欠き811の空間内に遊挿される第2の爪14Eと
コア部材8の突起8Jとの両者に、それぞれ係止される
。この結果、第1および第2のブレーキスプリング3お
よび5のそれぞれの他端のフック部3Bおよび5Bは、
第2の切欠き8Hの側壁8Haおよび811bとの間隔
が等しくなるように保持される。
しかして、かかる構成のブレーキ機構が、前述の如くシ
ートの上下調整機構に組込まれると、出力部材12から
第9図において反時計方向の回転力が加わり、第1およ
び第2の爪14Dおよび14Eが反時計方向に回転しよ
うとする。しかし、これは第1のブレーキスプリング3
のフック部3Aが第1の爪140の係合溝14Dcに係
止されており、第1のブレーキスプリング3の拡径作用
によるブレーキ力でもって出力部材12の回動は阻止さ
れる。
この状態では、コア部材8の突起8Jがバイアススプリ
ング7の両フック部7Aおよび7Bでもって中立状態に
付勢されているため、コア部材8すなわちハンドルのガ
タ付が抑えられる。
この第9図に示す状態で、ハンドルすなわちコア部材8
を反時計方向に回動させてシートを上昇させるとき、お
よび時計方向に回動させてシートを下降させるときのい
ずれの回転方向であっても、コア部材8の回動は突起8
Jを介してバイアススプリング7の付勢力に抗った運動
となる。
そして、このバイアススプリング7を撓ませながらのコ
ア部材8の回動が進むと、第2の切欠き8Hの側壁8H
aまたは8Hbが、第1のスプリング3の他端3B、ま
たは第2のスプリング5の他端5Bのいずれかに当接す
ることにより縮径されて、コア部材8の回動が許容され
る。
さらに、コア部材8が回動すると、第1の切欠き8Gの
側壁8Gbまたは8Gaが第1の爪14Dの側壁14D
bまたは14Daに当接し、出力部材12を所定の方向
に回転させシートが上下移動される。
本実施例にあっては、ハンドルのいずれの方向の回転で
あっても、同一の作用であるから同じ操作フィーリング
が得られる。
なお、シート上に荷重が加わったときには、出力部材1
2が時計方向に回動し、第1の爪14Dの係合溝14D
dにフック部5Aが係止されている第2のブレーキスプ
リング5が拡径され、直ちにブレーキが得られる。
次に、本発明の第2の形態における第2の実施例を第1
O図に示す。
本実施例が上記の第1の実施例と異なる点は、上記第1
の実施例が第1および第2のブレーキスプリング3およ
び5の一端を共に第1の爪140に係止させ、他端が第
2の切欠き8Hの両側壁8tlaおよび8]1bとそれ
ぞれ等しく部間するようにバイアススプリング7で付勢
するようにしたのに対し、本実施例では本発明の第1の
形態において示した実施例と同じように、コア部材8に
第1の切欠き8GA(対峙する側壁8GAaおよび8G
Abを有す)に対し一側壁を共通としつつ拡大した第3
の切欠き8GB(対峙する側壁8GBaおよび8G[l
bを有す)を形成すると共に、第1および第2のブレー
キスプリングの配置を異ならしめたものである。
すなわち、第1O図に示すように、第1のブレーキスプ
リング3の一端のフック部3Aは第1の爪140の側壁
14Daに当接され、その他端のフック部3Bは第1の
切欠き8GAの側壁8GAbの近傍に配置される。
また、第2のブレーキスプリング5の一端のフック部5
Aは、第1の爪140の中央に設けた係合溝14Deに
係止され、その他端のフック部5Bは第3の切欠き8G
Bの側壁8GBaの近傍に配置される。
そして、前実施例と同様にバイアススプリング7がコア
部材8の陥凹部8Eに装着され、その両フック部7Aお
よび7Bは、第2の切欠き8Hの空間内に遊挿される第
2の爪14Eとコア部材8の突起8Jとの両者に、それ
ぞれ係止される。この結果、バイアススプリング7の付
勢力により第1および第2のブレーキスプリング3およ
び5のそれぞれの他端のフック部3Bおよび5Bは、そ
れぞれ第1の切欠き8Gへの側壁8G八すおよび第3の
切欠き8GBの側壁8GBaとの間隔が等しくなるよう
に保持される。
なお、その他の構成は前実施例と同様であるから同一部
位には同一符号を付し重複説明を避ける。
しかして、かかる構成のブレーキ機構が、前述の如くシ
ートの上下調整機構に組込まれると、出力部材12から
第1O図において反時計方向の回転力が加わり、第1お
よび第2の爪140および14Eが反時計方向に回転し
ようとする。しかし、これは第1のブレーキスプリング
3のフック部3Aが第1の爪14Dの側壁14Daに当
接しており、第1のブレーキスプリング3の拡径作用に
よるブレーキ力でもって出力部材12の回動は阻止され
る。
この状態では、前実施例につき述へたように、コア部材
8の突起8Jがバイアススプリング7の両フック部7A
および7Bでもって中立状態に付勢されているため、コ
ア部材8すなわち、ハンドルのガタ付が抑えられる。
かかる第10図に示す状態から、ハンドルすなわちコア
部材8を反時計方向に回動させてシートを上昇させよう
とすると5まず、コア部材8の突起8Jによりバイアス
スプリング7がその付勢力に抗って縮径され、そのさら
なる回動により第1の切欠き8GAの側18GAbが第
1のブレーキスプリング3の他端のフック部3Bと当接
し、第1のブレーキスプリング3を縮径させる。
さらに、コア部材8が回動すると、第1のブレーキスプ
リング3のフック部3Bが、第1の爪140の側壁14
Dbに当接し、出力部材12を反時計方向に回転させシ
ートが上昇される。
逆に、コア部材8を時計方向に回動させてシートを下降
させようとすると、まず、上昇時と同様にコア部材8の
突起8Jによりバイアススプリング7が縮径され、その
さらなる回動により第3の切欠き8GBの側壁8GBa
が第2のブレーキスプリング5の他端のフック部5Bと
当接し、第2のブレーキスプリング5を縮径させる。
さらに、コア部材8が回動すると、第1の切欠き8GA
の側壁8GAaが、第1の爪140の側壁14Daと当
接状態にある第1のブレーキスプリング3のフック部3
Aに当接し、こわと共に第1の爪140ひいては出力部
材12を時計方向に回転させ、シートが上R1される。
上述の如く、ハンドルのいずれの方向の回転であっても
、コア部材8は常にバイアススプリング7あるいは第1
および第2スプリング3および5のいずれかの付勢力に
抗った運動となることからガタが生ぜず、良好な操作フ
ィーリングが得られる。
なお、シート上に荷重が加わったときには、出力部材1
2が時計方向に回動しようとするが、第1の爪140に
その一端のフック部5^が係止されている第2のブレー
キスプリング5が拡径され直ちにブレーキ力が得られる
。また、さらに、木実層側では出力部材12が回動する
と第1のブレーキスプリング3のフック部3Bにも当接
し、第1のブレーキスプリング3をも拡径させるのでこ
こでもブレーキ力が得られ、2倍のブレーキ力として作
用する。
なお、上述した全ての実施例においては、第1および第
2のブレーキスプリングとして、同一形状のものを用い
ることができるので、個別に用意する必要がなくコスト
上昇を抑えることができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、木発明によれば、大き
なブレーキ力が得られると共に、出力部材及びコア即ち
ハンドルのガタを確実に最小限に抑えることができ、そ
の操作フィーリングを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の形態における第1実施例の構成
部品を分解して示す斜視図、 第2図は第1図のII −It線断面図、第3図は本発
明の第1の形態における第2実施例を示す側断面図、 第4図は第3図のIV −IV線断面図、第5図は本発
明の第1の形態における第3実施例を示す分解斜視図、 第6図は第5図のVl −Vl線断面図、第7図は本発
明の第2の形態におりる第1の実施例を示す分解斜視図
、 第8図はその側断面図、 第9図は第8図のIX−IX線断面図、第1O図は木発
明の第2の形態における第2の実施例、を示す断面図で
ある。 1・・・ブレーキハウジング、 3・・・第1のブレーキスプリング、 5・・・第2のブレーキスプリング、 7・・・バイアススプリング、 8・・・コア部材、 8A、8G、8GA・・・第1の切欠き、8 B 、 
8 )1・・・第2の切欠き、8GB・・・第3の切欠
き、 9・・・ハンドル軸、 12・・・出力部材、 13・・・ビニオン、 14・・・爪、 14D・・・第1の爪、 14E・・・第2の爪、 14A、14Dc、14Dd、14De・・・係合溝。 第3図 へ 第4図 席5圓の”z−vr線断面図 第6 図 、訣明0810形悲にh+する易3 ス12+@を丞1褒トA午?十オも圓 第5図 第7図 414唱の謳20干慈、1;わ′1する旙1の宇シう〉
ム例01リープr任bβD 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ハウジング内に、該ハウジングの内壁に圧接可能に
    少なくとも1個のブレーキスプリングを装着し、切欠き
    が設けられ操作手段により回動されるコア部材を前記ブ
    レーキスプリングの内側に回動可能に収納し、該コア部
    材の切欠きの空間内に遊挿される爪を有する出力部材を
    回動可能に設け、前記少なくとも1個のブレーキスプリ
    ングの一端を前記コア部材の切欠き側壁に当接可能に配
    置し、さらに、一端が前記コア部材に係止されると共に
    他端が前記少なくとも1個のブレーキスプリングの一端
    に係止され、前記コア部材の切欠きの一側壁を該少なく
    とも1個のブレーキスプリングの一端に当接させる方向
    に付勢するバイアススプリングを設けたことを特徴とす
    るブレーキ機構。 2)ハウジング内に、該ハウジングの内壁に圧接可能に
    第1および第2のブレーキスプリングを装着し、操作手
    段により回動されるコア部材を前記第1および第2のブ
    レーキスプリングの内側に回動可能に収納し、該コア部
    材の切欠きの空間内に遊挿される爪部を有する出力部材
    を回動可能に設け、前記第1および第2のブレーキスプ
    リングのそれぞれの一端を前記出力部材の爪部と係合可
    能に、かつ、それぞれの他端を前記コア部材の切欠き側
    壁に当接可能に配置し、さらに、前記コア部材と前記出
    力部材とを、前記第1および第2のブレーキスプリング
    のそれぞれの他端と前記コア部材の切欠き側壁との間隙
    がほぼ等しくなる方向に付勢するバイアススプリングを
    設けたことを特徴とするブレーキ機構。
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