JPH0211580Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は冬期間の積雪や落雪等による窓ガラス
の破損を防止するための防護フエンスとして利用
される。

（従来の技術） 従来の雪害防止用の防護フエンスは窓枠に固定
した止め金具に横板を係止するものから金網をビ
ス止めしたり、壁面に添わせて固定した木材枠に
波板を係止するものまで種々であるが、これらは
取付け解体に手間取るものであつた。また、窓枠
に近いものでは雪荷重による変形でその機能に支
障を来したり、解体後の窓枠周辺の美感を損ねる
等の欠点があつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は上記事情に鑑み、取付け解体に手間が
かからず、窓面との空間を所要に確保し、しかも
解体後の窓周辺にはバランスの悪い部材を存置さ
せることのない防護フエンスを提供しようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段） 本考案は窓の両側方の壁面に添わせて所定の間
隔に立設する支柱の前面に、窓面との空間を所要
に確保して水平方向に開口した支持管を横設し、
該支持管には横梁を移動自在に挿通し、該横梁に
防護材を着脱自在に係止するものである。

（作用） 上記構成によれば防護材は窓面から所定に隔離
され且つ支柱の配設する位置に拘束されることな
く垂設される。防護材の解体後は支柱のみが壁面
に存置される。

（実施例） 本考案を実施例に基づき具体的に説明すると、
第１図、第２図に示すように防護する窓枠の両側
には壁面に添わせてビス止めにより支柱１を建
て、第３図に示すように支柱１の前面２において
上下所要の位置に切欠き口３を開口し、切欠き口
３にそれぞれ逆Ｌ形のステー４の脚５を落し込
み、ステー４の先端を所要に張り出して窓面から
の距離を確保し、先端に水平方向に開口した支持
管６を水平方向に一体に設け、両側の支持管６に
は横梁７を挿通して支持管６と横梁７とをビス８
で固定する。横梁７には第４図に示すように金網
パネルから成る防護材９を防護材９と一体のフツ
ク１０を介してビス止めしている。従つて防護材
９も横梁７上を任意に移動できるので適宜な位置
に垂設できる。

第５図、第６図に示したものは本考案の他の実
施態様を示すもので、この場合は支柱１の前面２
を壁面から所要に隔離して支柱自体を壁面に配設
したもので、支柱前面２の所要位置に直接支持管
６を横設し、支持管６に横梁７を挿通し、横梁７
に防護材９をフツク１０を介して係止したもので
ある。

（考案の効果） 本考案によれば防護フエンスの取付け解体が簡
便であり、フエンスの変形による窓ガラス等の破
損もなく、解体後の窓周辺の美感を損ねることを
もない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る防護フエンスの一部を切
除した使用状態の正面図、第２図は第１図の右側
面図、第３図は防護材を係止する横梁の支柱に対
する係止状態を示す説明図、第４図は横梁に対す
る防護材の取付け状態図、第５図は本考案の他の
実施態様を示す右側面図、第６図は第５図の正面
図の一部を示す。 図中、１は支柱、３は切欠き口、４はステー、
５は脚、６は支持管、７は横梁、９は防護材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の間隔で配設する支柱の前面には窓面と
   の空間を所要に確保して水平方向に開口した支
   持管を係止し、支持管には横梁を移動自在に挿
   通し、横梁に防護材を着脱自在に係止して成る
   防護フエンス。 (2) 防護材を金網パネルとして成る実用新案登録
   請求の範囲第(1)項記載の防護フエンス。