JPH02115620A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の加熱調理器に関する。

（ａ）従来の技術 特開昭６１−２３５６１４号公報には、加熱に伴い被加
熱物が発する超音波振動をマイク等の検知手段にて、そ
の変化により被加熱物の加熱進捗状況を察知し、マグネ
トロンを制御する電子レンジが示されている。

ここではアンプで増幅したマイクの出力を基準電圧と比
較し、その比較結果により制御を行なっているが、単に
マイクの出力が基準電圧を越えた時に被加熱物が沸騰し
たと判断し、加熱を停止する構成であれば、例えばその
電子レンジの近くで大きな音をたてたりした時に、その
単発のノイズレベルが基準電圧レベルを越えるものであ
れば直ちに加熱が停止されてしまう虞れがあり、ノイズ
に対して弱く信頼性の低いものとなってしまう。

（・・）発明が解決しようとする課題 本発明は、多少のノイズがあっても誤動作してしまう虞
れがなく、信頼性の高い加熱調理器を提供することを技
術的課題とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の゛加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱手段
、加熱に伴って被加熱物が発する音または超音波情報を
検知して信号を発する検知手段、該検知手段が発した信
号を積分する積分手段、該積分手段の出力に応じて前記
加熱手段を制御する制御手段よりなることを特徴とする
。

（本）作　用 被加熱物からの音または超音波情報を検知して検知手段
が発した信号は積分手段によって積分され、斯かる積分
結果に応じて加熱手段の制御がなされる。

（へ）実施ｆＮ 本発明の一実施例を図面に基づいて以下に詳述する。

（１）は被加熱物（２）を収容する加熱室、（３）は該
加熱室に高周波を供給して被加熱物（２）を加熱する加
熱手段としてのマグネトロン、（４）（５）は加熱室（
１）側壁に形成された吸気口及び排気口、（６）は吸気
口（４）を介して加熱室（１）に送風し、加熱室（１）
内の換気等を行なう送風機である。

（７）は吸気口（４）近傍に設けられ、被加熱物（２）
が加熱に伴って発生する情報音を検知して電気信号に変
換する検知手段としてのマイク、（８）は該マイクの出
力信号を所望レベルまで増幅する増幅器、（９）は該増
幅器により増幅された信号から所望周波数域の信号を取
り出すバンドパスフィルタ、（１０）は増幅器（８）及
びバンドパスフィルタ（９）を介してマイク（７）の出
力信号を入力して、斯かる信号を積分する積分手段、（
１１）は基準信号発生源、（１２）は該基準信号発生源
が発生する基準電圧Ｖｒと積分手段（１０）の出力ＶＯ
とを比較する比較器、（１３）は積分手段（１０）の出
力Ｖｏの比較器（１２）での比較結果を入力し、それに
応じてマグネトロン（３）や送風機（６）等の制御を行
なう制御手段としてのマイコン、（１４）は該マイコン
に対しメニューの指定や加熱中断指示等の情報を入力す
る入力手段、　（１５）はマイコン（１３）から出力さ
れる加熱の経過時間や残時間等の情報を表示する表示手
段である。

而して、マイコン（１３）に対し入力手段（１４）から
メニューの指定、加熱開始の指示がなされると、マイコ
ン（１３）はマグネトロン（３）や送風機（６）に通電
し、加熱調理を開始する。加熱中において、被加熱物が
加熱に伴って発する沸騰音や破裂音などの音はマイク（
７）によって検知され電気信号に変換される。増幅機（
８）によって増幅され、バンドパスフィルタ（９）によ
って所望周波数域が取り出されたマイク（７）からの出
力信号Ｖｓは積分手段（１０）に入力される。

積分手段（１０）は具体的には第２図に示す如き回路よ
り構成され、入力された信号を積分する。また積分手段
（］０）は、図中破線で囲まれたＣ、Ｈの値を変えるこ
とによりその時定数の特性を変えることができる。加熱
に伴って被加熱物（２）が発する音は加熱が進むにつれ
て大きくなり、且つその発生頻度も高くなり、マイク（
７）の出力信号やバンドパスフィルタ（９）の出力Ｖｓ
もそれにつれて変化する。バンドパスフィルタ（９）の
出力Ｖｓは積分手段（１０）に入力されるので、積分手
段（１０）の出力ＶｏはＶｓの大きさと発生頻度とを反
味した大きさとなり、被加熱物（２）の調理出来上がり
の状態、即ち、被加熱物（２）から頻繁に音が発生し且
つその音が大きくなったことを確実に検知できる。そし
て積分手段（１０）の出力Ｖｏが基準電圧Ｖｒを上回っ
た時に比較器（１２）からマイコン（１３）にハイレベ
ル信号が出力され、マイコン（１３）は調理出来上がり
と判断してマグネトロン（３）等への通電を停＋トし、
加熱を終了する。

このような加熱中において、その加熱調理器の周囲で極
く短時間の大きな音をたててしまい、斯かる音がマイク
（７）によって検知されてバンドパスフィルタ（９）の
出力Ｖｓに大きなレベルのノイズが発生してしまっても
、斯かるノイズの継続時間は掻く短く、よって積分手段
（１０）の出力Ｖｏに５−える影響はほとんどない。こ
のような特性はマイク（７）の感度や予想されるノイズ
のレベル等に応じて前述のＣ，Ｒ等を設定して実現され
る。

１足って、このようなノイズによって、誤って調理出来
上がりと判断されてしまうことはない。またマイク（７
）が検知する音のノイズに限らず、例えば出力Ｖｓに生
じる電気的ノイズに対しても同様に有効である。

尚、マイク（７）として超音波情報を検知するものを用
いれば、送風機（６）の風切り音等の低周波雑音の影響
を受けず、更に高信頼な調理器が得られる。

（ト）発明の効果 本発明によれば、多少のノイズがあっても誤動作せず、
被加熱物の加熱進捗状況を正確に察知して正確に制御さ
れる信頼性の高い加熱調理器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す模式的断面図、第２図
は同要部回路図である。 （３）・・・マグネトロン、（７）・・・マイク、（１
３）・・・マイコン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を加熱する加熱手段、加熱に伴って被加
   熱物が発する音または超音波情報を検知して信号を発す
   る検知手段、該検知手段が発した信号を積分する積分手
   段、該積分手段の出力に応じて前記加熱手段を制御する
   制御手段よりなることを特徴とする加熱調理器。