JPH05215339A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

Info

Publication number
JPH05215339A
JPH05215339A JP4253292A JP4253292A JPH05215339A JP H05215339 A JPH05215339 A JP H05215339A JP 4253292 A JP4253292 A JP 4253292A JP 4253292 A JP4253292 A JP 4253292A JP H05215339 A JPH05215339 A JP H05215339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
heating
piezoelectric element
element sensor
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4253292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kusuki
慈 楠木
Naoyoshi Maehara
直芳 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4253292A priority Critical patent/JPH05215339A/ja
Publication of JPH05215339A publication Critical patent/JPH05215339A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は加熱装置に関するもので、簡単な構
成で食品の加熱状態を検出する手段を提供することを目
的としている。 【構成】 電子レンジの排気部12にセンサーとして圧
電素子センサ1を加熱室6からの排気流に接するように
設け、この圧電素子センサ1からの温度に応じた信号を
もとに制御器4により、加熱手段5を制御する構成とし
た。この構成では、圧電素子センサ1は排気流の汚れや
周囲温度の影響を受けにくいのでセンサに付属する構成
を簡単な構成とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の加熱に応じて食
品から発生する気体の状態を検知して、加熱手段の制御
を行う加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種加熱装置たとえばセンサ付
電子レンジは、図10に示すように、湿度センサ35の
抵抗値変化を基準電圧電源36の電圧を抵抗37と分圧
することにより検知して機器を制御している(例えば特
開昭53−77365号公報)。
【0003】また、湿度センサやガスセンサを用いたも
のは、本質的に検知素子の結晶粒界現象を利用するもの
なので、検知精度を確保するためや粒界の目づまりを防
止するために、ヒータにより保温したり、定期的にヒー
タで汚れを焼ききることなど、保守面で種々の工夫がな
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
は、抵抗37両端の電圧を制御信号として用いているの
で、数多く生産する場合に、各構成すなわち要素湿度セ
ンサ35の抵抗値、抵抗37の抵抗値、電源36の電圧
のばらつきが制御電圧信号のばらつきに結びつくことに
なり、管理が困難であった。本発明はかかる点に鑑みて
なされたもので簡単な構成で食品の加熱状態を検出する
手段を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、圧電素子センサを用い、加熱の進捗にと
もない発生するセンサ電圧をもとに制御器により加熱手
段を制御するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、排気部に圧電素子センサを排
気流に接するように設けているので、前記圧電素子セン
サは排気流の温度の変化を容易に感知し、その温度に応
じた信号は発振することができる。したがって、この圧
電素子センサの信号により加熱手段を容易に制御するこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の加熱装置の一実施例を示すも
のである。図1において圧電素子センサ1の出力は、セ
ンサに対し直流成分が印加されてイオン伝導等による分
極特性の変化が発生しないように、又、センサ電圧出力
の直流成分を阻止するように構成された電圧増巾用のア
ンプ2(以降直流阻止アンプと呼ぶ)および電圧比較用
の比較器3さらには制御器4に接続されている。
【0008】加熱室6内には食品7が配され、加熱手段
としてのマグネトロン5の冷却風の1部は、ファン8に
よりダクト9を介して加熱室6内に導びかれる。冷却風
の1部を実矢線10で、食品から発生する水分等の気体
を点矢線11で示している。冷却風と食品から発生する
水分等を含んだ気体は排気部12を通って加熱室6から
外部に送出される。
【0009】上記排気部12には圧電素子センサをとり
つけてある。本実施例ではファン8を駆動するモータの
コア13に、電源プラグから、電源スイッチ15を介し
て巻線16とともに巻線17が巻いてあり、この巻線1
7には、整流ブリッジ18、コンデンサ19、抵抗2
0、定電圧ダイオード21からなる定電圧電源部を構成
し、モータのコア13に1次巻線として作用する巻線1
6と2次巻線として作用する巻線17を巻きつけた構成
で、制御回路用の特別に設けたトランスを不要にしてい
る。また、ブザー22は、増巾された信号電圧が設定さ
れたスレッシュホールド電圧ΔVT よりも大きくなった
ときに、制御器4の信号で動作するように構成されてい
る。図2〜図4を用いて実測構成例を示す。図2は実験
に用いた電子レンジの構成である。電波出力500w
で、マグネトロン5の電波は導波部23を介して加熱室
6に供され、食品皿24がモータ25で回転する構成を
とるものである。図3は排気部12に圧電素子センサ1
を取付けた状態を示す。図4は圧電素子センサとして実
験で用いた防滴型超音波マイク構成を示すものであり、
マイクは圧電素子26、シリコンゴムスペーサ27、端
子28、振動部29、振動ケース30、リード線31、
内リンク32、端子板33、シリコンゴム34からなっ
ている(National Technical Report P504〜P514 vol29
No3 JAN1983)。
【0010】図5には上記、圧電素子センサの信号と雑
音についてのデータ例を示す。(a)は庫内6の水が沸
騰しているときの信号波形例を示している。(b)に
は、この波形をスペクトラム分析した結果例を示す。4
0KHz 用の超音波マイクに、温かい水蒸気を含んむ風が
あたることにより、0〜50Hz帯で大きい信号が出てい
ることがわかる。(イ)と(ロ)の差は約30dB、信号
レベルは数mVの電圧である。(イ)は庫内の水が沸騰し
た場合、(ロ)は沸騰前の場合、(ハ)は電子レンジに
通電されてない場合である。このように信号レベルが大
きいため、電子レンジ内の電磁騒音や冷却ファンの風切
り音による雑音レベルに影響されることなく制御するこ
とができる。図6には直流阻止用アンプ2として、単電
源用オペアンプを用いたアンプの回路例を図7には水4
00ccを加熱した場合の微分アンプ出力電圧の波形の例
を示している。図8,図9には、ローパスフィルタとハ
イパスフィルタを組み合わせたバンドパスフィルタ特性
をもつアンプ2の回路例と、この回路を用いて水400
ccを加熱した場合のアンプ出力電圧波形例を示してい
る。以上の結果から理解できるように図1の比較器3に
おいてスレッシュホールド電圧ΔVT と信号電圧を比較
することにより、信号電圧がΔVT より大きくなった時
に制御器4で電源電圧を開成することで加熱を停止する
構成も可能である。さらに増巾器の増巾度をあげること
や、超音波マイクの取付け方を工夫して、検知感度をあ
げれば沸騰点のみならず水蒸気圧の急増する水温80℃
位からの検知も可能であり、この場合スレッシュホール
ド電圧を手動可変設定可能にすれば、調理出来上がりの
調整も可能になるなど多くの効果が期せるものである。
【0011】圧電素子をセンサとして用いることによ
り、温かい水蒸気体がセンサに触れることで、分極バラ
ンスがくずれて信号を発生するメカニズムは、次の現象
から以下のように推定できる。 (1)超音波加湿機により、冷めたい水の細滴をセンサ
に触れさせても分極による大きい信号発生は観測されな
いこと。 (2)圧電素子センサに500w程度のスポット照明用
の光を断続照射することで大きい信号発生が観測される
こと。
【0012】従がって信号発生は、圧電素子が有する熱
的な焦電効果によりもたらされる。
【0013】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
きわめて簡易な構成で、食品の加熱状態検知機能つきの
加熱装置が実現できる。
【0014】すなわち、本発明ではセンサとして圧電素
子センサを用いるので、保温したり定期的にヒータで汚
れを焼ききることなどの保守が不要である。従がって保
温用の電力や焼き切り用の電力が不要で省電力形であ
る。
【0015】また、保温用ヒータ電力の精度を保つため
の制御用パーツやヒータ電力用の特別のトランスが不要
であり安価である。また、電子レンジ内の電磁騒音や冷
却ファンの風切り音による雑音レベルに対して、信号が
大きいので安定した制御ができる。
【0016】また、排気部と圧電素子の間に振動ケース
を介した防滴型のセンサ構成をとれば、長期に安定した
センサ性能が確保できるため、信頼性の高い加熱装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の圧電素子センサ付き電子レ
ンジのブロック図
【図2】同圧電素子センサ付き電子レンジの断面図
【図3】排気部に圧電素子センサを取付ける構成を示し
た図
【図4】圧電素子センサの断面図
【図5】(a)水が沸騰しているときの信号波形の一例
を示す図 (b)(a)の波形をスペクトラム分析した結果を示す
【図6】微分アンプの回路図
【図7】図6の回路の出力波形図
【図8】バンドパスアンプの回路図
【図9】図8の回路の出力波形図
【図10】従来の電子レンジのブロック図
【符号の説明】
1 圧電素子センサ 2 増巾器 4 制御器 5 加熱手段(マグネトロン) 6 加熱室 7 被加熱物(食品) 12 排気部 30 振動ケース(薄板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収容する加熱室と、この加熱室
    内の被加熱物を加熱する加熱手段と、この加熱手段等の
    動作を制御する制御器と、上記加熱室の内部の気体を加
    熱室外に排気する排気部とを備え、この排気部には、排
    気流に接するように圧電素子センサを設け、この圧電素
    子センサの信号をもとに前記制御器により、前記加熱手
    段を制御することを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】加熱手段としてマイクロ波発生手段を用い
    た請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】圧電素子センサは圧電素子の排気流と接す
    る部分に薄板を配して構成される請求項1記載の加熱装
    置。
  4. 【請求項4】圧電素子センサの出力を増幅器で増幅した
    電圧と、あらかじめ設定したスレッシュホールド電圧と
    を比較した出力により制御器で制御する請求項1記載の
    加熱装置。
JP4253292A 1992-02-28 1992-02-28 加熱装置 Pending JPH05215339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4253292A JPH05215339A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4253292A JPH05215339A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 加熱装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60076939A Division JPH06103103B2 (ja) 1985-04-11 1985-04-11 圧電素子センサ付き電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05215339A true JPH05215339A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12638692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4253292A Pending JPH05215339A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05215339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242172A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 超音波センサ
CN106152780A (zh) * 2016-06-30 2016-11-23 陕西友力实业有限公司 一种微波加热冶炼反应装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103103A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Fujikura Ltd エミュレータ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103103A (ja) * 1992-09-17 1994-04-15 Fujikura Ltd エミュレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242172A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd 超音波センサ
CN106152780A (zh) * 2016-06-30 2016-11-23 陕西友力实业有限公司 一种微波加热冶炼反应装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06103103B2 (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
US5235148A (en) Heating apparatus
JPH05215339A (ja) 加熱装置
JPS62100981A (ja) センサ付電子レンジ
JPS6237624A (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
JPH06103104B2 (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
JP2532547B2 (ja) 圧電素子センサ付き高周波加熱装置
JPS62113381A (ja) センサ付電子レンジ
JPH01167981A (ja) 加熱状態検出装置
JP2877435B2 (ja) 加熱調理器
JP2529370B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH01132091A (ja) 加熱状態検出装置
JP2517076B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2851630B2 (ja) 加熱調理器
JPH0451735B2 (ja)
JP2924749B2 (ja) 加熱状態検出装置
JPH0612710B2 (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
JPH01267995A (ja) 加熱装置
JPH01132090A (ja) 加熱状態検出装置
JPH02183724A (ja) フィルムセンサ付き食品加熱器
JP2538032B2 (ja) 焦電素子センサ付き高周波加熱装置
JPS61290689A (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
JPH0634386B2 (ja) 圧電素子センサ付き電子レンジ
JPH049526A (ja) 加熱調理器
JPH055530A (ja) 加熱調理器