JPH0293213A - 電子制御式調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の電子制御式調理器に関する。

（ロ）従来の技術 特開昭６１−２３５６１４号公報には、加熱に伴い被加
熱物が発する超音波振動をマイク等の検知手段にて、そ
の変化により被加熱物の加熱進捗状況を察知し、マグネ
トロンを制御する電子レンジが示されている。

この様な電子制御式調理器において、マグネトロン等の
加熱手段の制御に用いられる所謂マイクロコンピュータ
（以下、マイコンと称す）は、マイクからの信号を當時
監視しているのではな（、斯かる信号の監視、時刻等を
表示する表示手段や情報を入力する入力手段等との情報
のやりとりなど、複数の処理をタイムシェアリング的に
並列処理している。

この様な場合、加熱の進捗に伴って被加熱物が発する音
、超音波などの空気の波動は、突発的で且つ継続時間の
極く短い時間的なスパイク状の信号として出現すること
が多く、らし制御部のマイコンがマイクからの信号の監
視以外の他の処理を実行している時にそのようなスパイ
ク袂の音が発生したとすると、斯かる信号はマイコンに
は入力されず、従って加熱進捗状態を正確に察知するこ
とができなくなり、調理失敗となる虞れがある。

（・・）発明が解決しようとする課題 本発明は制御手段が検知手段からの信号監視を他の処理
と共にタイム・シェアリング的に処理する構成において
、被加熱物の加熱状況を検知して被加熱物の加熱進捗状
況を正確に察知でき、正確な加熱のＩＩＪ９１Ｊが可能
な制御式調理器を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の電子制御式調理器は、被加熱物を加熱する加熱
手段、被加熱物の加熱状況を検知する検知手段、該検知
手段の信号を入力してそのピークレベルを保持するピー
クホールド手段、該ピークホールド手段の出力に応じて
前記加熱手段を制御する制御手段よりなることを特徴と
する。

（ｔ・）作　用 ピークホールド手段は、被加熱物の加熱状況を検知して
検知手段が出力した信号のピークレベルを保持し、制御
手段はピークホールド手段の出力に応じて加熱手段の制
御を行なう。

（へ）実施例 本発明の一実、！ｉ１例を図面に基づいて以下に詳述す
る。

（１）は被加熱物（２）を収容する加熱室、（３）は該
加熱室に高周波を供給して被加熱物（２）を加熱する加
熱手段としてのマグネトロン、（４）（５）は加熱室（
１）側〜！に形成された吸気口及び排気口、（６）は吸
気口（４）を介して加熱室（１）に送風し、加熱室（１
）内の換気等を行なう送風機である。

（７）は吸気口（４）近傍に設けられ、被加熱物（２）
が加熱に伴って発生する音を検知して電気信号に変換す
る検知手段としてのマイク、（８）は該マイクの出力信
号を所望レベルまで増幅する増幅器、（９）は該増幅器
により増幅された信号から所望周波数域の信号を取り出
すバンドパスフィルタ、（１０）は増幅器（８）及びバ
ンドパスフィルタ（９）を介してマイク（７）の出力信
号を入力して、そのピークレベルを保持するピークホー
ルド手段、（１１）は基準信号発生源、（１２）は該基
準信号発生源が発生する基′＄定電圧ｒと、ピークホー
ルド手段（１０）の出力Ｖｐとを比較する比較器、（１
３）はピークホールド手段（ｌＯ）の出力Ｖｐの比較！
（１２）での比較結果を入力し、それに応じてマグネト
ロン（３）や送風機（６）等の制御を行なう制御手段と
してのマイコン、（］４）は該マイコンに対しメニュー
の指定や加熱中１析指示等の情報を入力する入力手段、
（１５）はマイコン（１３）から出力される加熱の経過
時間や残時間等の情報を表示する表示手段である。

而して、マイコン（１３）に対し入力手段（１−１）か
らメニューの指定、加熱開始の指示がなされると、マイ
コン（１３〕はマグネトロン（３）や送風機（６）に通
ｔＬＬ、加熱調理を開始する。加熱中において、マイコ
ン（１３）は後述の如くマイク（７）からの情報を入力
し、それにより被加熱物の加熱進捗状況を察知してマグ
ネトロン（３）や表示手段（１５）等の制御を行なうが
、マイク（７）からの情報の入力監視は、その他の制御
動作の処理と共に、タイムシェアリング的に処理される
。

バンドパスフィルタ（９ンの出力信号Ｓ、ピークホール
ド手段（１０）の出力信号Ｖｐと、マイコン（１３）の
動作との関係を示す第２図を参照して斯かる動ｆ￥ミを
説明するに、加熱中において、被加熱物（２）が発する
沸騰音や破裂音などの音はマイク（７）によって検知さ
れ、ｉ気信号に変換されるが、これらの音は継続時間の
極く短い瞬間的なものである。増幅機（８）によって増
幅され、バンドパスフィルタ（９）によって所望周波数
域が取り出されたマイク（７）からの出力信号Ｓはピー
クホールド手段（］０）に入力される。このときピーク
ホールド手段（１０）は入力された信号Ｓのピークレベ
ルを保持する。即ち時刻ｔ、におけるピークホールド手
段（１０）のクリア後、時刻ｔ１にレベル■１の信号Ｓ
が人力されるとピークホールド手段（ｌＯ）の出力信号
Ｖ０はＶルベルとなり、信号Ｓ、消滅後もその■ルーベ
ルを保持する。その後は■１よりも低いレベルＶ、の信
号Ｓ、が入力されても出力Ｖｐは変化せず、■１よりも
高いレベルＶ、の信号Ｓ、が入力されると出力Ｖｐはレ
ベルＶ、に変化する。この出力Ｖｐは比１’２ｉ５（１
２）にて基準信号Ｖｒと随時比較され、出力Ｖｐが基準
信号Ｖｒを越えたか否かの比較結果がマイコン（１３）
に向けて出力される。

この間（時刻ｔ０〜ｔ４）マイコン（１３）ｆｉマグネ
トロン（３）、送風機（６）の通電制御や表示手段（１
５）への情報出力、入力手段（１４）のスキャン、ある
いは時刻型。までに入力した出力Ｖ　ｐｌとの比較結果
の演算などの制御処理、即ち、出力Ｖｐとの比較結果読
み込み以外の他の制御処理を行なっておン、出力＼Ｉｐ
との比較結果は比較！（１２）からマイコン（１３）に
向けて出力されてはいるものの、その比較結果のマイコ
ン（１３）への読み込み処理は行なわれない。そして、
時刻ｔ４になると、マイコン（１３）は他の制御処理を
停止して出力Ｖｐ″との比較結果の読み込み処理を行な
う。そして、その比較結果の読み込みが時刻ｔ、に終了
すると、マイコン（１３）はピークホールド手段（１０
）に対してクリア信号ＣＬを出力して保持されたピーク
値をクリアし、ピークホールド手段（１０）は次なる出
力Ｖｐ″のピークホールドを行なう。続いてマイコン（
１３）は読み込まれた比較結果の演算を行なう。一般に
食品が発する音は加熱が進むにつれて大きくなるので、
その発生音のレベルが基準レベルを越えたか否かによっ
゛Ｃ食品の加熱状態を察知することができ、この場合に
は出力Ｖｐが基準信号Ｖｒを越えたことを示す比較結果
であれば加熱を終了する。以−ヒの構成によれば、マイ
コン（１３）がマイク（７）からの信号を監視せずに他
の制御処理を行っている間に被加熱物（２）が音を発生
しても、その音のピークレベルはピークホールド手段に
よって保持され、その音が持っている被加熱物（２）の
加熱進捗状況の情報は正確にマイコンに読み込まれて、
正確な加熱の制御が実現できる。

尚、マイク（７）として超音波を検知するものを用いれ
ば、送風機（６）の風切り音等の低周波雑音の影響を受
けず、更に高信頼な調理器が得られる。

（ト）発明の効果 本発明によれば、被加熱物の加熱状況を検知して被加熱
物の加熱進捗状況を正確に察知でき、正確な制御が可能
な電子制御式調理器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す模式的断面図、第２図
は同動作説明するための信号波形図である。 （２）・被加熱物、（３）・マグネトロン、（７）・マ
イク、（１０）・ピークホールド手段、（１３）・マイ
コン。 出顆人　三洋電機株式会社 代理人　弁理士　西野卓嗣（１’ｌＬ＆）第１９ 箒２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を加熱する加熱手段、被加熱物の加熱状
   況を検知する検知手段、該検知手段の信号を入力してそ
   のピークレベルを保持するピークホールド手段、該ピー
   クホールド手段の出力に応じて前記加熱手段を制御する
   制御手段よりなることを特徴とする電子制御式調理器。