JPH02113914A - 転写ホイルのインサート成形方法および成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は転写ホイルのインサート成形方法および成形装
置に関するもので、より具体的にはキャビティを有する
雌型と該キャビティに臨む射出口を有する雄型との間に
転写ホイルを供給し、雄型の射出口を通して溶融した熱
可塑性樹脂をキャビティ内に射出、し、所定の成形品を
成形するとともに転写ホイルの転写層を成形品に転着さ
せてなる転写ホイルのインサート成形方法およびその成
形装置に関するものである。

（従来の技術） 従来より、射出成形と同時に成形品の表面に転写ホイル
にて絵付けする方法及び装置は種々開示されており、例
えば特公昭６０−１１６０７号公報に示されているよう
に金型内に射出型と受型より成る射出成形用の金型内に
供給される転写ホイルを加熱し、かつ加熱された転写ホ
イルを成形金ν内に導き、射出型の射出孔より熱風を噴
出するとともに受型て吸引することによって転写ホイル
を受！ｔ′！！のキャビティ内周面に密着させ、次に金
型を閉じた後に溶融した熱可塑性合成樹脂を射出して所
定の成形品を形成するとともに成形品に転写ホイルの接
着層を転着させる方法及び装置が公知となっている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上記のような方法において、転写ホイルをｑ、
を田型からの熱風の噴出と受型での吸引によって受型の
キャビティ内周面に密着させた際、キャビティ内におけ
る転写ホイルに部分的に厚さのバラつき等が生じてキャ
ビティ内面に均一に延伸されず、従って転写層を成形品
に転写させて、所定の位置に所定の絵柄や文字等の模様
を連続的に安定して絵付けすることが困難であるという
問題点があった。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたちので、
その目的は転写ホイルを受型のキャビティ内面に密着さ
せる時に部分的に厚みにバラつきが生じることなく、キ
ャビティ内面全域に厄って均一に延伸され、成形品の所
定の位置に所定の絵柄や文字等の模様を連続的に安定し
て絵付けすることが可能な絵付成形品の製造方法および
成形装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の方法はキャビティ
を有する雌型と該キャビティに臨む射出口を有する雄型
との間に転写ホイルを供給し、該雄型と該雌型とが開放
している間に該転写ボイルに熱板を押し当てて該転写ホ
イルを直接加熱するとともに該熱板の周録部から熱風を
吹き付けて加熱し、該熱板を該転写ホイルに押し当てた
状態で該熱板を該キャビティ内に移動させて該転写ホイ
ルを：Ｊ、熱板と該キャビティ内面との間で挾持し、こ
の挾持の直前または直後に該雌型を通して該キャビティ
に負圧を供給して該転写ホイルを該キャビティ内面に密
着させ、次いで該熱板を該雄型と該雌型の間から外方に
移動させ、その後接雄型を該雌型に対して閉じてから該
射出口を通して溶融した熱可塑性樹脂をキャビティ内に
射出してなるのである。

また、本発明の装置はキャビティを有する雌型と、該キ
ャビティに臨む射出口を有する雄型と、該雌型と該雄型
との間に転写ホイルを供給する転写ホイル供給手段と、
該雌型と該雄型とが開放している間に該雌型と該雄型と
の間に挿入せられかつ該雌型に対して相対移動するプレ
フォーム手段とからなり、該プレフォーム手段はヒータ
ーと該キャビティの寸法より若干小さいな熱プレス部と
該熱プレス部の周縁に熱風を噴出する熱風噴出部とをＨ
し、該雌型の該キャビティは負圧手段と連通ずるように
してなるのである。

（実　施　例） 以下に本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。

本発明に係る転写ホイルのインサート成形装置ではキャ
ビティ１を存する雌型Ａとこの雌型Ａに対向して位置す
る雄型Ｂとから射出成形用金型を構成し、この雄型Ｂは
キャビティ１に対応するコア２とこのコア２の表面にキ
ャビティ１に臨む射出口３を有し、射出口３は湯道４を
介して溶融した熱可塑性樹脂の射出装置（図示せず）に
連結されている。さらに前記雌型Ａと雄型Ｂの間に転写
ホイル５を供給する転写ホイル供給手段（図示せず）と
雌型Ａと雄型Ｂが開いている時、これらの間に出入可能
なプレフォーム装置Ｃが設けられている。

また、雌型Ａと雄型Ｂの間には、雌型Ａに接近して押え
板６が雌型Ａに向けて移動可能に配設され、これはキャ
ビティ１の周縁に転写ホイル５を押え固定するように略
環状に形成されて、雌型Ａに２・ｌしては垂直方向に移
動できるようになっている。

なお、転写ホイル５は、この押え板６と雌型Ａの間に供
給されるようになっており、またブレフォーｌ、装置Ｃ
は雌型Ａと雄型Ｂの間に入った時雄＋ＨＢと押え板６の
間に位置するように構成されている。

プレフォーム装置Ｃは熱伝導性の良好な金属から形成さ
れ、非作動時には射出成形用金型の外方に位置し、これ
は肉厚な板状の本体７にキャビテ１１の寸法より若干小
さい熱プレス板８を連結部９を介して一体的に設けてい
る。また、連結部９には両側部に貫通する熱風の噴出孔
１０が設けられており、この噴射孔１０は連結部つと本
体７内こ設けられている導孔１］を介して熱風の供給源
（図示せず）に連結されている。さらに本体７・と連結
部９の接合部であって連結部９の周壁にはヒーター１２
が配設され、これによって熱プレス板８を含むプレフォ
ーム装置Ｃか加熱されるようになっている。そして、こ
のプレフォーム装置Ｃは雌型Ａと雄型Ｂが開いている時
外方よりこれらに対ｌ−で平行に移動してこれらの間に
入り、熱プレス板８が雌型Ａのキャビティ１に対向する
位置に配設される。さらに、雌型Ａと雄型Ｂの間に人っ
て熱プレス板８がキャビティ１に対向した後は、雌型Ａ
に対して垂直に動いて転写ホイル５に当接し、その後は
キャビティ１内に熱プレス板８が移動して転写ホイルラ
をキャビテ、イ１の内底面に押し付けるように構成され
ている。

また、この発明に係る装置では、雌型Ａのキャビティ１
の外側周縁に環状に負圧溝１３が謙けられ、これは雌型
Ａの肉厚部に形成されている通路１４を介して負圧源（
図示せず）に連結されている。

なお、この負圧溝１３は、押え板６がキャビティ１の周
縁に転写ホイル５を押えて固定する際、押え仮６の当接
面によって寒がれないようになっている。

そし、て、プレフォーム装置Ｃが雌型Ａと雄型Ｂとの間
から外方に移動した後には、雌型Ａに対して雄型Ｂが移
動して雌型Ａと雄型Ｂが閉じ公知のように湯道４を介し
て射出口３より溶融した熱可塑性樹脂が射出され、雌型
Ａのキャビティと雄型Ｂの二１ア２によって１１′；成
された型内に成形品が形ｊ戊されるようになっている。

なお、雄型Ｂの外周には、押え板６に相当する（１′Ｌ
置に環状の溝が１］ニ成され、雌型Ａと雄型Ｂが閉じて
いる時、この溝に押え板６が嵌合されるように％−って
いる。

上述したような成形装置によって転写ホイルを成１１３
品に転写するインサート成形方法は次のように）、て行
われる。先ず第１図に示されるように雌Ｊｔ！！　Ａと
雄型Ｂが開いている状態において転写ボイル５を転写ボ
イル供給手段によって雌型Ａと雄型Ｂの間に供給する。

この実施例において使用される転写ホイル５は、基体フ
ィルムａ、離型層す。

印刷層Ｃ８および接青層ｄより成る層構成のエンドレス
状のものであって、この転写ホイル５の接５−１ｄ　ｄ
を押え板６に近接あるいは当接させるようこして雌型Ａ
と押え板５の間に供給される。

次に転写ホイル５の所定の印判部分が雌型Ａのキャビテ
ィ１の上の所定の箇所に設置されたことを一７オトセン
サー等（図示せず）によっ−Ｃ確認して、位置をｈわせ
、転与ホイル５の供給を−リ、停＋ｌ　Ｌだ後、第２図
に示されるようにプレフォーム装置Ｃを駆動して雌Ｉｔ
′！　Ａと雄型Ｂに月１．て≦１’行に移動させ、雌や
Ａと雄型Ｂの間、詳しくは誰１１νＢと押え板６の間に
位置させるとともに、鳩プレス板８をキャビティ１にλ
・ｊ向して所定の位置にＡ　４つせる。

この後、プレフォーム装置Ｃの雌型Ａに対する平行移動
を停止し、第３図に示されるようにプレフォーム装置Ｃ
を雌型Ａに対して垂直に駆動させ、雌型Ａのキャビティ
１に向けて熱プレス阪８を移動させると、熱プレス板８
は環状の押え板６の開口部を通り抜けて、転写ホイル５
をキャビティ１方向に押圧するようになる。この時、熱
風の発生源より導孔１１を介してプレフオーム層装置Ｃ
の熱風の噴射孔１０から熱風を噴射させ、熱プレス板８
に接していない転写ホイル５に熱風を作用させるととも
に、ヒーター１２によって加熱された熱プレス仮８によ
って転写ホイル５を予備加熱する。

続けて、プレフォーム装置Ｃを雌型Ａに向けて移動させ
るとプレフォーム装置Ｃの本体７が押え数６に当接し、
押え板６を雌型Ａ方向に移動させ、転写ホイル５はハプ
レス板８に押し当てられた状態でキャビティ１に向かい
、第４図に示されるように、熱プレス板８が転写ホイル
５の所定の印刷部分をキャビティ１の内底面に圧接し、
キャビテ、イ１の内面と熱プレス板８とで転写ホイルラ
を挾持するようになる。この時キャビティ１の周縁にあ
る転写ホイル５は押え仮６によってキャビティ１周縁に
押し付けられて固定される。

この後に第５図に示されるように再度、プレフォーム装
置Ｃの噴出孔］０より熱風を吹き出し、さらに雌型Ａに
おいては負圧溝１３より通路１４を介して負圧すなわち
吸引を行い、転写ホイル５をキャビテイ１内面に密接さ
せる。

次に、押え板６をキャビティ１の周縁に残した状態でプ
レフォーム装置Ｃを雌型Ａに対して垂直に移動させて、
熱プレス板８を雌型Ａおよびキャビティ１より完全に分
離し、（第６図）この後、雌型Ａに対して平行に移動さ
せて外へ出す。

そして、第７図に示されるように雌型Ａに対して雄型Ｂ
を移動させ、雌型Ａと雄型Ｂを閉じキャビティｌとコア
２によって所定の成形型を形成し、この部分に湯道４を
通して射出口３から溶融した熱可塑性の樹脂を射出し、
所定の成形品を成形する。

この時、溶融した熱可塑性の樹脂の熱と圧力によって転
写ホイル５の接着層すが成形品の表面に接青される。

次に熱可塑性樹脂が固化した後に雄型Ｂを雌型Ａに対し
て開き、転写ホイル５の基体フィルムａを剥離して成形
品をキャビティ１より取り出す。

上述した工程を繰り返すことによって多くの絵付の成Ｉ
Ｉニ品を形成することができる。

なお、雌’５Ａおよび雄型Ｂより成る成形用の全長（す
を１隻数並設し、プレフォーム装置Ｃの本体をこれらに
対応して長＜１１３成し、さらに個々の雌型Ａのキャビ
ティに対応する熱プレス板を形成して、同時にいくつか
の絵付の成形品を形成することもｉ」Ｊ能である。

（効　宋） 以上のようにして本発明によるノｊ法及び装置によれば
キャビティを有する雌型とこのキャビティに臨む射出口
を有する雄型との間に転写ホイルを供給し、雌型と雄型
か開放している時、転写ホイルにＭｉを押し当てて、転
写ホイルを加熱し、熱板の周縁から熱風を吹き付けて加
熱し、この熱板を転写ホイルに押し当てた状態でキャビ
ティ内に移動させて、転写ホイルを熱板とキャビティ内
面との間で挾持し、挾持の直前あるいは直後にキャビテ
ィに負圧を供給して転写ホイルをキャビティ内面に密イ
アさせるようにしてなるため、転写ホイルの加熱はこれ
に当接する熱板とこの周縁がらの熱風によって充分にか
つ満遍無く行われ、この転写ホイルをキャビティ内面に
密着させる時にキャビティ内面全体に亘って均一に延伸
されて部分的に厚みにハラつきが生じることがなく、連
続的に安定して成形品に絵付けすることが可能となり、
生産を程の効率が良くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は雌型Ａと雄型Ｂを開放した状態であり、雨音の
間に転写ホイルを供給している状態を示ず断面図、第２
図は、第１図の状態よりブレフォム装置Ｃを移動させて
雌型Ａと雄型Ｂの間に配置した状態を示す断面図、は第
３図はブレ７（−−ム装置Ｃを雌型Ａに向けて移動した
状態を示す断面図、第４図はプレフォーム装置Ｃの熱プ
レス阪と雌型のキャビティ内面との間に転写ホイルを挾
持した状態を示す断面図、第５図は転写ホイルをキャビ
ティ内に密着させる状態を示す断面図、第６図はプレフ
ォーム装置Ｃを移動させてキャビティより熱プレス板を
取り出す状態を示す断面図、第７図は雌型Ａと雄型Ｂを
閉じた状態を示す断面図である。 Ａ・・・・雌型 Ｃ・・・・・・プレフォーム装置 １・・・・キャビティ ５・・・・転写ホイル １０・熱風噴出孔

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）キャビティを有する雌型と該キャビティに臨む射
   出口を有する雄型との間に転写ホイルを供給し、該雄型
   と該雌型とが開放している間に該転写ホイルに熱板を押
   し当てて該転写ホイルを直接加熱するとともに該熱板の
   周縁部から熱風を吹き付けて加熱し、該熱板を該転写ホ
   イルに押し当てた状態で該熱板を該キャビティ内に移動
   させて該転写ホイルを該熱板と該キャビティ内面との間
   で挾持し、この挾持の直前または直後に該雌型を通して
   該キャビティに負圧を供給して該転写ホイルを該キャビ
   ティ内面に密着させ、次いで該熱板を該雄型と該雌型の
   間から外方に移動させ、その後該雄型を該雌型に対して
   閉じてから該射出口を通して溶融した熱可塑性樹脂を該
   キャビティ内に射出してなることを特徴とする転写ホイ
   ルのインサート成形方法。
2. （２）キャビティを有する雌型と、該キャビティに臨む
   射出口を有する雄型と、該雌型と該雄型との間に転写ホ
   イルを供給する転写ホイル供給手段と、該雌型と該雄型
   とが開放している間に該雌型と該雄型との間に挿入せら
   れかつ該雌型に対して相対移動するプレフォーム手段と
   からなり、該プレフォーム手段はヒーターと該キャビテ
   ィの寸法より若干小さいな熱プレス部と該熱プレス部の
   周縁に熱風を噴出する熱風噴出部とを有し、該雌型の該
   キャビティは負圧手段と連通するようにしてなることを
   特徴とする転写ホイルのインサート成形装置。