JPH0211389A - 転写記録媒体 - Google Patents

転写記録媒体

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JPH0211389A
JPH0211389A JP63160707A JP16070788A JPH0211389A JP H0211389 A JPH0211389 A JP H0211389A JP 63160707 A JP63160707 A JP 63160707A JP 16070788 A JP16070788 A JP 16070788A JP H0211389 A JPH0211389 A JP H0211389A
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JP
Japan
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image forming
transfer recording
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JP63160707A
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Kazuhiro Nakajima
一浩 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野] 本発明はプリンターや複写機、あるいはファクシミリな
どに利用できる記録媒体に関するものである。 (従来の技術j 近年、情報産業の急速な発展に伴って種々の情報処理シ
ステムが開発され、またそれぞれの情報処理システムに
適した記録方法が開発されている。 このような記録方法の中で、近年、カラー記録、中間調
記録を得るために異なる色調あるいは異なる光学濃度を
もち、またそれに対応して異なる融点あるいは軟化点を
有する微粒子、マイクロカプセルを基材上に設けた記録
媒体を用いて記録を行なう方式が考案されている。 例えば米国特許筒4.399.209号では、光重合を
カラー化に応用した画像形成法が記載されている。この
方法は、基紙上に塗布した発色M上に、それぞれ発色層
と反応してイエロー、マゼンタ。 シアン3原色を呈すると共に、波長選択性をもつ光硬化
性材料のマイクロカプセルをランダムに設けた記録媒体
を用い、前記3原色に対応したポジ像状の露光を順次行
い、露光終了後前記記録媒体を加圧して未硬化のマイク
ロカプセルを破壊して発色Mと反応させて発色させ、多
色画像を得るものである。 また、米国特許筒4.416.966号は、顕色剤が感
光マイクロカプセルと同一の支持体表面上に存在する5
elf−Contained画像形成システムを開示し
ている。これは、記録画像に応じて交換された主に紫外
光により露光した後、画像形成シートを圧力ロールに通
過させることによりマイクロカプセルは破壊し、内相を
造像的に放出する。その際、発色剤は通常別個の層内に
設けられる顕色剤に移行し、そこで発色剤が反応して多
色画像を形成するというものである。 しかしながら、これらの方法にも欠点がないわけではな
い。上記のようにマイクロカプセルを破壊して発色させ
る従来の方法では露光後の加圧による現像を容易にする
ために、マイクロカプセルの内包物は常温で液相である
感光組成物とする場合が多い。このため、マイクロカプ
セルを破壊して内包物を吐出させて記録する従来の記録
方法の場合、マイクロカプセルから内包物が十分に出な
い場合があり、記録画像の濃度が低くなったりあるいは
忠実に色が再現されないなどの問題点があった。 また、これら従来の記録方法においては、画像はイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各原色に対応したポジ像状の露
光が必要であり、システム化などのだめに要求されるデ
ィジタル化には適さない。 そこで本件出願人は、光熱感応性の材料を用い、画信号
に応じて光エネルギーと熱エネルギーとが付与されたと
き反応が急激に進んで転写特性が不可逆的に変化して、
画信号に応じた前記特性の違いによる像を形成し、それ
を被記録媒体に転写する画像形成法及び転写記録媒体を
発明し既に出願しである(特願昭6O−150597)
 。 この方法によれば、基材上に配置された画像形成素体は
、像を形成した後被記録媒体に転写されるため、再現さ
れる像はムラのない正確なものとなりえる。以下に後述
する本発明の補足説明として該画像形成プロセスについ
てさらに詳しく述べる。 第2図は記録媒体1に画像形成する工程の一例を示した
図で、記録信号に従って変調された熱エネルギーを硬化
させたい画像形成素体の色調により選択された波長の光
エネルギーと共に付与した場合の画像形成工程である。 記録媒体1をサーマルヘッド20に重ねサーマルヘッド
20の発熱部全域をカバーするように光を照射する。照
射する光は、画像形成素体が反応する波長のものを順次
照射する0例えば、画像形成素体がイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)のいずれかの色調を呈して
いる場合、波長λ1、λ2、λ3の光を、順次照射する
。つまり、まず記録媒体1の画像形成素体1c、 Id
、 le側から波長λlの光を照射するとともに、たと
えばサーマルヘッド20の発熱抵抗体20b、 20d
、 20eを発熱させる。するとイエローを呈する画像
形成素体ICのうち熱と波長λlの光の両方が加えられ
た画像形成素体(第2図(a)でハツチングのほどこさ
れた部分。以下、硬化した画像形成素体をハツチングで
示す)が硬化する0次に、第2図(b)に示すように画
像形成素体1c、 ld、 leに波長λ2の光を照射
するとともに、発熱抵抗体20a、 20e、 20f
を発熱させるとマゼンタの色を呈する画像形成素体1d
のうち熱と波長λ2の光の両方が加えられた画像形成素
体が硬化する。さらに、第2図(c)に示すように画像
形成素体1c、 Id、 leに波長λ3の光を照射す
るとともに、発熱抵抗体20a、 20b、 20eを
発熱させるとシアンの色を呈する画像形成素体1eのう
ち熱と波長λ3の光の両方が加えられた画像形成素体が
硬化する。(熱エネルギー、光エネルギーの付与の方法
はどのようにしてもよい。)この転写像は次の転写工程
で第2図(d)に示すように被転写体2に転写される。 即ち、転写像が記録された記録媒体1を転写工程で、被
転写体2と接面させて、記録媒体1または被転写体2側
から転写像のみが選択的に転写するように加熱及び/又
は加圧し転写可能な部分からなる転写像を被転写体2に
選択的に転写して画像を形成する。(実際には、被転写
体に転写された素体は変形を受は漬れているものも多い
。)この様な構造においては、転写の際、個々の画像形
成素体は独立に転写されなければ、良い画像は得られな
い。このために、この方式による転写記録媒体を製造す
るには、予め基材上に塗布された結着材上に素体な乾い
たまま配置し結着させる、いわゆる乾式塗工法が採用さ
れている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、乾式塗工法により前述記録媒体を製造し
ても、画像形成素体の径が数μmから数十μmというよ
うな粒子の場合基材上に配置された素体どうじの摩擦力
等の相互作用のため、個々の素体が完全に独立に被転写
記録媒体へ転写されにくいことがあり、特に種類の異な
る複数種の素体により画像を形成する場合、その改良が
望まれていた。 すなわち、第2図に示した転写記録プロセスについて言
えば、 (a)〜(C)において物性が変化し軟化温度
が上昇した素体は、その隣に変化していないつまり転写
すべき素体があったとき、転写時(d)においてそれに
つられていっしょに転写されてしまうことがあり、この
ため目的とするような色分離がうまくいかないことがあ
る。これは、転写する際には、通常適度な熱と圧力を必
要とするので、前記素体はある程度潰れ同時に横に広が
り、すると素体同士が互いに接触する確立が高くなり、
先に述べたような独立性が保ちにくくなる結果、分離転
写の際に若干の不要な色の素体が混入することがあるた
めである。 本発明は、上述のような素体同士の相互作用を除去、改
良し優れた転写画像が得られるような転写記録媒体を提
供するものである。
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、基材上にマイクロカプセルや微少な顆
粒などから成る画像形成素体を結着材により固定してな
る記録媒体において、結着された前記画像形成素体の隙
間に潤滑性の材料を適量含浸させることにより、素体相
互の独立性を保たせ、分離転写の際の不要な素体の混入
を防ぐことができる結果、優れた転写像を得ることがで
きる。 本発明に係る記録媒体の構成としては、第3図の模式断
面図に示したように、基材1a上に結着M1bによって
、複数の画像形成素体1c、 ld、 leを固着させ
てなる構造を有するものであり、本図では画像形成素体
1c、 Id、 leがそれぞれイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C1の着色成分を含有しているが
、各画像形成素体に含有される着色成分はイエロー(Y
)、マゼンタ(M)、シアン(C)に限るものではなく
、用途に応じてどのような色材を用いてもかまわない。 また、着色成分の種類は1種類でも、あるいは2種類で
も、またはそれ以上でもかまわない。 以上のような構造を有する記録媒体であれば、本発明を
適用することができる。すなわち転写記録媒体の素体間
の隙間に潤滑性の材料を適量含浸させることにより、素
体間の独立性をさらに向上し、分離転写の際の不用な素
体の混入を防ぐことが可能となる。 本発明において潤滑性の材料とは、物体と物体の接触面
に介在し、その間の摩擦係数を小さくする働きをもつも
のを指し、具体的にはシリコンオイルなどのオイル類、
カルナバワックス、パラフィンワックス、サゾールワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス、カスターワック
スなどのワックス類など一般に潤滑材として用いられる
ものを用いることができる。好ましくは、転写時の温度
では液体状であって、その時の粘度は1000cps以
下であって、その温度では揮散しないものが用いられる
。例えば、信越シリコン製のにF−96(粘度300c
ps)などが好ましい。 第1図は本発明の転写記録媒体の一実施例の模式断面図
である。この図において転写記録媒体は、基材1a上に
着色材などのコア材Ifを壁材1gで被覆したマイクロ
カプセル上の画像形成素体が結着材1bで結着され、さ
らに潤滑性材料1hが画像形成素体の隙間に含浸されて
なっている。 このとき、潤滑材の塗工量としては、その塗工後の厚み
で、基材表面からの高さで比べ、素体の平均高さを越え
ない量が好ましい。これは含浸されている潤滑材の量が
多すぎると転写の際に接着力が充分に発現しなくなり好
ましくないためである。一方、少なすぎれば当然潤滑材
の効果が表れない、具体的には、画像形成素体であるカ
プセル径が5〜20μmで、結着材の厚みが0.1〜1
.0g/ゴのとき、少なくとも0.01g/m’以上で
あって3.0g/rn”以下が好ましい。さらに好まし
くは0.O1〜1.0g/rfである。この塗工量は塗
工後の転写記録媒体の一定面積の断片の重量を化学天秤
などで測定し、その後アルコールなどの溶剤を用いて潤
滑材を除去した後に再度測定し、その差をもって塗工量
とする。 又、このような転写記録媒体はロール状に倦いて用いる
と、転写記録媒体の背面側に僅かに潤滑性材料が転写し
、そのためサーマルヘッドに対する熱接触の向上が期待
され、画像形成上非常に好ましいものとなる。 本発明において基材上に結着材を設けるための手段とし
ては、ブレードやアプリケーター等を用いて結着材を塗
布したり、結着材をスプレーで吹き付けたり、グラビア
印刷等の方法を用いることができる。 また結着材の上に画像形成素体を配置させる方法として
は、単にふりかける方法や、別途用意した支持体上に結
着材を配置した。ものと重ね合わせる方法や、予め画像
形成素体の入った容器上に結着材を設けた基材を接触搬
送させる方法等がある。上記の方法のいずれかにより配
置された画像形成素体のうち結着材に接触していないも
のを払い落として除去すれば、結着材上に画像形成素体
が一層均一に結着した転写記録媒体を得ることができる
。この除去する方法としては、逆さまにして払い落とし
たり、吹き飛ばしたり、他の部材に付着除去したりする
方法が考えられる。 次に、結着材が室温でもタックを有する場合であれば、
画像形成素体を配置した後に、加熱すれば、画像形成素
体は結着材により基材上に固定される。 また結着材が室温でタックを有さない場合は結着材を塗
布した基材を加熱する事により結着材にタックを発現さ
せ、前記説明した様に画像形成素体を配置すれば画像形
成素体は結着材により基材上に固定される。これらの場
合に於いて前記加熱時に加圧すれば、画像形成素体はさ
らに強固に基材上に固定される。 結着材としては熱可塑性を有するものを適宜選択すれば
よく、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリアミド系
、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系
、ポリクロロプレン系、ニトリルゴム系、スチレン・ブ
タジェンゴム系などの中から選ぶことができる。また、
熱可塑性をもつ接着材の耐熱性、耐溶剤性等を向上させ
る為、熱硬化性樹脂とブレンドしたり、官能基モノマー
を共重合して接着後架橋するなどの方法もある。 また基材としてはPETフィルム、ポリアミドフィルム
、ポリイミドフィルム、コンデンサ紙等が使用できる。 こうして得られたものに前記潤滑性の物質を上から塗工
する。その方法としてはその潤滑性物質が液状の場合に
はフェルト材やハケ状の部材で塗布したり、ブレードや
アプリケーター等を用いて塗布したり、またスプレーで
吹き付けたり、グラビア印刷等の方法を用いることがで
きる。また、必要に応じて過剰分をフェル1−材やブレ
ードなどで除去する操作などを行なって、最終的な転写
記録媒体を得る。 上記のようにして得られる転写記録媒体は画像形成素体
が一層均一に配置されているので、高品質の転写記録画
像が得られる。 尚このようにして得られた転写記録媒体の画像形成素体
上にもわずかながら前記潤滑性材料がかぶっているが、
この分が転写を妨げる恐れがある場合はブレード、ロー
ラなどによる表面コスリ等により転写工程の前に表面の
材料を除去する工程を設けてもよい。以下本発明を具体
的実施例によりさらに詳細に説明する。 [実施例〕 実施例1 複色の画像を形成できる感熱転写記録媒体を以下のよう
にして製造した。 〈マイクロカプセルの製造〉 2種類の画像形成素体をマイクロカプセル状に製造した
。 即ち、第1表および第2表に示すコア材成分10gを先
ず塩化メチレン20重量部に混合したものをカチオン又
は非イオン活性剤等のHLB値の少なくとも10以上の
界面活性剤とゼラチン1gを溶解した水200mβに混
合し、60℃加温下ホモミキサーによって8000〜1
10000rpで攪拌して乳化し、平均粒径26μmの
油滴を得た。 第  1 表 第  2 表 更に60℃下で攪拌を30分間続は塩化メチレンを留去
する事により平均粒径を約10μmにした。これにアラ
ビアゴム1gを溶かした水20mβを加え、ゆっくり冷
却しながらNH,0)1 (アンモニア)水を添加し、
pH11以上にすることによってマイクロカプセルスラ
リーを得、グルタルアルデヒド20%水溶液1.釦βを
ゆっくり加えて、カプセル壁を硬化した。 その後ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥機で35
℃、10時間乾燥してマイクロカプセル状の画像形成素
体を得た。この画像形成素体は、それぞれ第1表および
第2表のコア材が壁材で被覆されたマイクロカプセルで
あり、粒径7〜15LLm、平均粒径lOμmであった
。 ここで使用された第1表および第2表に示すコア材は、
熱エネルギーと光エネルギーとが付与された場合に像を
形成し得る性質を有していた。即ち熱エネルギーと光エ
ネルギーが付与されることによって反応を開始し、転写
特性を支配する物性が変化した。つまり反応が進んだ画
像形成素体の転写温度は、反応が進まない画像形成素体
のそれより高くなるようなものである。具体的には第1
表に示すコア材の中の光開始剤は100℃以上に加熱さ
れつつ、第4図に示す吸収特性のグラフの中の曲線Aの
ピーク周辺の帯域の光を吸収するとラジカル反応を開始
し重合するものであった。その反応によりコア材の転写
温度が60〜70℃であったものが150℃以上に上昇
する。この結果70℃以上150℃以下の温度でこの画
像形成素体を配した転写記録媒体と被転写記録媒体とを
向い合わせて圧接した後に、ひきはがすと、非反応のコ
ア材をもつ素体のみが転写することになる。尚このコア
材は転写されて画像を形成した時にはマゼンタ色を呈す
ることになる。一方、第2表に示すコア材の中の光開始
剤は100℃以上に加熱されつつ、第4図に示す吸収特
性のグラフ中の曲線Bのピーク周辺の帯域の光を吸収す
るとラジカル反応を開始して重合するものであり、その
反応によりコア材の転写温度が60〜70℃であったも
のが150℃以上に上昇する。この結果この場合も、第
1表のコア材のときと同様の条件で非反応のコア材をも
つ素体のみが転写することになる。尚このコア材は転写
されて画像を形成した時には青色を呈することになる。 〈転写記録媒体の製造〉 厚さ6μm、幅80mmのPETフィルムである基材上
に結着材をアプリケーターを用いて塗布した。 結着材には日本合成化学工業側のポリエステル系の接着
材でLP−022をトルエンで3倍に希釈して使用した
。塗布後溶剤を乾燥除去し結着材の厚みを測定したとこ
ろ、約1μmであった。この結着材のガラス転移点温度
は一15℃であるため、室温でも微少なタックが残って
いた。 次にこの結着材の層上に前記第1表および第2表に示す
コア材成分を用いて形成されたマイクロカプセル状の画
像形成素体を1:lに均一に混合させたものを過剰量1
gを振りかけ、さらにこの後、結着材に付着していない
余分な画像形成素体を払い落とした。 次にこの転写記録媒体を互いに1 kgf/cm”で圧
接しそれぞれが直径40mmのアルミローラの上に硬度
70度のシリコンゴムな1mm厚に被覆したローラ間に
300mm/min、の速度になる様通した。またこの
時ローラの表面温度はそれぞれ80℃になる様保持して
おいた。ローラ間を通過した後、結着材上の画像形成素
体はPETフィルムに強固に固定されていた。 さらに、この転写記録媒体に、信越シリコン製シリコン
オイルにF−96(粘度300cps)をフェルト材を
支持部材に貼り付けたものにしみ込ませて塗布し、さら
に別のフェルト材を用いて過剰分を拭き取るようにして
除去した。その結果約0.1g/rr?塗工されていた
。 以上により、第3図の模式断面図に示すような転写記録
媒体1を得た。 く実験例〉 以上の方法によって得られた転写記録媒体を用い、次に
説明する様な転写実験を行った。 即ち転写記録媒体のPET面を100℃に加熱したホッ
トプレート上に密着させ、かつ転写記録層面より約25
mm離れたところより第5図中のC,Dで示す分光特性
をもった東芝■製の20W健康線用蛍光ランプFL20
SEおよび東芝■製の20W蛍光灯FL10A70ε3
9を約50m5ecの時間に渡ってそれぞれ所望の位置
に照射した。加熱照射後の転写記録媒体を、転写記録媒
体の転写記録層が表面平滑度約lO〜20秒の記録紙と
接する様に記録紙と重ね合わせて互いに圧接した2本の
ローラ間に通した。ローラ間の圧力は約25kgf/c
m”に設定され、また転写記録媒体に接するローラの表
面温度は予め90〜100℃になるように加熱しておい
た。ローラ間を通した後、転写記録媒体と記録紙を剥離
したところ記録紙上には、青色およびマゼンタ色よりな
る高品質の画像が得られたまた、この画像を光学顕微鏡
で観察したところ、はとんど不用なカプセルの転写はな
かった。 比較例1 前記実験例で用いた転写記録媒体の製造過程のうち最後
のシリコンオイル塗布工程を省き、シリコンオイルの塗
布されていない転写記録媒体を用いて、前記実施例と全
く同様の実験を行なった。 その結果、記録紙上には青色およびマゼンタ色の画像が
得られたが、光学顕微鏡で観察したところ、青色の部分
にはマゼンタ色のカプセルが若干混入しており、またマ
ゼンタ色の部分には青色のカプセルが若干混入している
のが観察された。 実施例2 実施例1で用いたと同じ転写記録媒体をロール状に巻い
たものを用いて、第6図に示す装置で実験を行なった。 本実施例では光源としてピーク波長が335nmである
■東芝製20W健康線用蛍光ランプFL20SE 21
と、ピーク波長が390nmである■東芝製20W蛍光
灯FL10A70E3922とを用いた。サーマルヘッ
ド20は発熱時の通電パルスは0.5w/datをDu
ty33.3%で20m5ecの時間印加し、以下の如
く画像を形成した。 先ず、青の画信号に対応してサーマルヘッド20に通電
を行うと同時に、蛍光灯21を一様に照射した。第7図
のタイミングチャートに示す様に照射時間は30m5e
cとした。照射終了後、l0m5ec経過してから第7
図に示す様にマゼンタの画信号に対応してサーマルヘッ
ド20への通th、蛍光灯22からの−様な光照射を行
う。この時の通電時間及び照射時間は、青の場合と同じ
とした。1(10msec/l2ineの繰り返し周期
に同期して記録媒体1を図示しないステッピングモータ
ーと転写ロール25で搬送した。そして記録媒体1は記
録紙カセット29より給紙ローラ28及び搬送ローラ2
7により送り出された記録紙24と重ね合わせて転写ロ
ーラ25及び圧力ローラ26の圧接部に送られる。転写
ローラ25はアルミローラより成り内蔵されたヒータ2
3により表面温度が120℃になるよう加熱制御されて
いる。また圧力ローラ26はアルミローラにシリコンゴ
ムを被覆したものを用いた。転写ローラ25および圧力
ローラ26の圧接力は25Kgf/c+o2とした。 さて前記2本のローラ間に前記転写記録媒体1と記録紙
24を重ね合わせて通過させると記録媒体1上の多色画
像は記録紙24上に転写され、排紙トレイ30に排出さ
れた。こうして得られた記録紙上の多色画像は色ズレが
無く、しかも彩度が高く鮮明で定着性の良好な高品位な
画像であった。 比較例2 前記実施例2と同じく第6図の装置を用いて、比較実験
を行なった。なお、このとき用いた転写記録媒体は比較
例1と同じく、シリコンオイル塗布工程を省略してロー
ル状に巻いたものを用いた。 この結果得られた多色画像は、実施例2で得られた画像
と比較して、不用色のカプセルの混入が多い画像であっ
た。 これはカプセル同士の独立性が高くないためと、サーマ
ルヘッド20の熱接触の違いにより、反応性の程度に差
ができ、比較例では若干反応程度が低くなっているため
である。 実施例3 実施例1で用いた転写記録媒体の製造工程のうち、最後
の工程として、シリコンオイルのかわりにカルナバワッ
クスを用いた。 カルナバワックスと転写記録媒体とをともに90℃程度
に保ちながら(粘度約100cps)ブレードを用いて
塗布して転写記録媒体を得た。これを用いて実施例2と
同じ装置によって作画した。その結果、シリコンオイル
の場合と同様の結果を得た。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明による転写記録媒体では、
画像形成素体間に潤滑性材料を適量含浸させ用いること
により、反応した画像形成素体と未反応の画像形成素体
とを明確に分けて分離転写が行なうことができ、さらに
ロール状に巻いた場合には媒体背面側へ逆転写した潤滑
性材料によって、サーマルヘッドとの熱接触が向上し、
反応部の反応性がより向上する。その結果、高品位の画
像が得られ、特にカラー転写時には色分離性に優れたも
のが得らえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写記録媒体の模式断面図、第2図は
本発明に係る転写記録を(a) 、 (b) 、 (c
) 。 (d)の順で行なう画像形成プロセスを示した図、第3
図は本発明に使用することができる転写記録媒体の模式
断面図、第4図は実施例1で製造したマイクロカプセル
(画像形成素体)中の光開始剤の吸収特性を示すグラフ
、第5図は実施例1で用いた画像形成用蛍光ランプの発
光特性を示すグラフ、第6図は実施例2で用いた画像形
成を行なう装置の模式断面図、第7図は実施例2で行な
った画像形成反応のタイミングチャートを示した図であ
る。 1・・・・・・・・・・転写記録媒体、a・・・・・・
・・・・基材、 b・・・・・・・・・・結着材、 axle・・・・・・画像形成素体(各色)、f・・・
・・・・・・・画像形成素体、g・・・・・・・・・・
壁材、 h・・・・・・・・・・潤滑材、 l・・・・・・・・・・転写記録媒体1の供給ロール、
2・・・・・・・・・・被転写体、 3・・・・・・・・・・転写記録媒体1の巻取ロール、
20・・・・・・・・・・サーマルヘッド、20a〜2
0f・・・各発熱体である。 21.22・・・・・・蛍光ランプ、 23・・・・・・・・・・内蔵ヒータ、24・・・・・
・・・・・記録紙(普通紙)、25・・・・・・・・・
・転写ロール、26・・・・・・・・・・圧力ロール、
27・・・・・・・・・・搬送ローラ、28・・・・・
・・・・・給紙ローラ、29・・・・・・・・・・記録
紙カセット、30・・・・・・・・・・排紙トレイ、3
1・・・・・・・・・・装置を駆動制御する制御部、A
、B・・・・・・コア材の吸収特性、C,D・・・・・
・蛍光ランプの発光特性。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材上に結着材により複数個の画像形成素体が結
    着され、該画像形成素体が転写像形成後被転写媒体に転
    写される転写記録媒体において、前記画像形成素体間の
    隙間に潤滑性材料が含浸されていることを特徴とする転
    写記録媒体。
JP63160707A 1988-06-30 1988-06-30 転写記録媒体 Pending JPH0211389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63160707A JPH0211389A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 転写記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63160707A JPH0211389A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 転写記録媒体

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JPH0211389A true JPH0211389A (ja) 1990-01-16

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ID=15720727

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JP63160707A Pending JPH0211389A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 転写記録媒体

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JP (1) JPH0211389A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5942360A (en) * 1998-03-31 1999-08-24 Xerox Corporation Photoreceptor with low surface energy and process of making

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5942360A (en) * 1998-03-31 1999-08-24 Xerox Corporation Photoreceptor with low surface energy and process of making

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