JPH02112404A - 多孔質ポリエチレン中空糸及びその製造方法 - Google Patents

多孔質ポリエチレン中空糸及びその製造方法

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JPH02112404A
JPH02112404A JP26359888A JP26359888A JPH02112404A JP H02112404 A JPH02112404 A JP H02112404A JP 26359888 A JP26359888 A JP 26359888A JP 26359888 A JP26359888 A JP 26359888A JP H02112404 A JPH02112404 A JP H02112404A
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Toshinobu Koshoji
小障子 俊信
Yoshishige Shimizu
喜茂 清水
Tokuo Yamazaki
山崎 徳男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は貫通した微小空孔を有する多孔質ポリエチレン
中空糸及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
延伸多孔質化法による多孔質ポリエチレン中空糸として
は特開昭52−137026号公報、57−66114
号公報で開示されている様にメルトインデックス(MI
値)1〜10の高密度ポリエチレンを高ドラフトで紡糸
し、高配向の紡出糸を得た後、熱処理と延伸することに
より得られることが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる先行技術では得られるは 多孔質中空糸舎内径や膜厚の制約を受は特に内径400
μm以上で膜厚100μm以上の多孔質中空糸を得るこ
とが困難である。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明の要旨は、(kl〜1,0の範囲のメルトインデ
ックス(M1値)、及びα96g/cm3以上の密度を
有する高密度ポリエチレンを溶融紡糸し、次いで延伸す
ることによって多孔質化した中空糸であって、微小空孔
が中空糸内壁面よ転外壁面へ相互につながった積層構造
を有し、空孔率が30〜9 Ovolチ、内径が400
μ以上、膜厚が100μ以上である多孔質ポリエチレン
中空糸にあり、更にα1〜1.0の範囲のメルトインデ
ックス及びα96g/cm3以上の密度を有する高密度
ポリエチレンをポリマーの融点より20℃以上100℃
以下の温度領Mにおいて紡糸ドラフト5〜1000の範
囲で溶融紡糸した後、40℃以下の温度で1秒につき4
0チ以上の割合で冷延伸し、次いで80〜130℃の温
度領域で熱延伸し、総延伸量を150係以上700チ以
下とする、微小空孔が中空糸内壁面より外壁面へ相互に
つながった積層構造を有し、空孔率が30〜90 vo
’lチ、内径が400μm以上、膜厚が100μ以上で
ある多孔質ポリエチレン中空糸の製造方法忙ある。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明のポリエチレンは分校が少なく高い結晶化度を有
する特定のポリエチレンでありASTMD−1505に
よって示された測定法による密度が少なくと本α96g
/cm3以上、好ましくけ[L965り/C’fN”以
上である。このポリエチレンを特定の条件下で溶融賦型
し、さらに特定の条件下で延伸すること釦より、微小空
孔が中空糸内壁面より外壁面Kかけて相互につながった
多孔質中空糸が得られる。
本発明に用いるポリエチレンのM1値はα1〜1,0の
範囲にある。MI値はASTM  D1238によって
測定される値であシ、好ましくは(L4〜(17の範囲
である。この範囲では紡糸ドラフト5〜1000で内径
400μm以上膜厚100μm以上の多孔質中空糸を得
るのに適した高配向の繊維構造を有する未延伸中空糸が
得られる。MI値が1.0を超えるポリエチレンを用い
た場合には、内径400μm以上、膜厚100μm以上
で、かつ延伸多孔化に必要な高配向のffl、if!構
造を有する未延伸中空糸が得られない。又、MI値がl
11未満のポリエチレンでは溶融粘度が高過ぎ、安定し
た紡糸が困難でセ★紡糸温度はポリマーの融点より20
〜100℃高い範囲の温度に設定するのが望ましい。こ
の温度範囲より低温領域で紡糸した場合は、ポリマーの
溶融が不完全となりメルトフラクチャーが起とシやすく
、延伸工程での安定性が低下する。又、逆にこの温度範
囲より高い温度領域で紡糸を行なう場合は、中空糸の空
孔率を高くすることが困難となる。
適当な紡糸温度で吐出されたポリマーは、紡糸ドラフト
5〜1000の範囲で引き取るのが望まし込。紡糸ドラ
フトが1000を超えると安定した巻き取りが困難とな
る。紡糸ドラフトが5未満では高配向の未延伸中空糸が
得られなく延伸多孔化が不可能である。
かくして得られた未延伸中空糸は、繊維軸方向に高度洗
配向した未延伸中空糸であり、内径はおよそ400〜2
000μm程度、膜厚はおよそ100〜800μm程度
である。この未延伸中空糸は必要に応じてポリマーの融
点以下好ましくは120℃以下で定長下で熱処理し延伸
に供される。必要なアニール時間は2分以上である。
延伸は冷延伸に引き続すて熱延伸を行なう二段延伸が望
まし込。冷延伸では結晶構造を破壊させ均一にミクロク
レーズを発生させるために延伸点を固定させることが好
ましく、又1秒につき40憾以上の高延伸速度で冷延伸
を行なうことが望まし込。さらに結晶構造を緩和させる
ことなく破壊させ、ミクロクレーズを発生させるために
は延伸温度は40℃以下とするのが望ましい。
このようにして冷延伸をおよそ5〜80係程度行なった
後、80〜130℃程度の温度領域において熱延伸を行
なう。熱延伸温度がこの範囲を超えると中空糸が透明化
し、望ましい多孔質構造は得られ難く、又、80℃を下
回ると多孔質構造が細かくなって空孔率が低下し、実用
に供し難いものとなる。冷延伸と熱延伸を合わせた総延
伸量は150〜700チの範囲内に設定すべきで、70
0チを超える延伸においては延伸時の糸切れが多発し、
工程安定性が低下し望ましくな込。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
実施例1 密ffiα96897cm”  メルトインデックス0
.4の高密度ポリエチレン(三菱化成株式会社製BT7
 []040)  を吐出口径8fi、内環スリット幅
が1■、吐出断面積がl1220Jの中空糸賦型用紡糸
口金を用い、紡糸温度170℃、吐出線速度155備/
 m i nで紡糸し、温度が25℃、速度が4. O
nv’seaの向流冷却風で冷却し、巻取速度3o m
 / min。
紡糸ドラフト19で巻取った。得られた未延伸中空糸の
寸法は内径が865μm、膜厚が616μmであった。
この未延伸中空糸を115℃で24時間定長で熱処理し
、さらに室温で1秒につき160嘔の延伸速度で80チ
延伸した後、125℃に加熱した加熱面中で総延伸量が
300壬になる迄、ローラー間延伸を行ない、さらVc
125℃に加熱した加熱面中で40秒間熱セツトを行な
め、連続的に多孔質中空糸の製造を得なった。得られた
多孔質ポリエチレン中空糸は、未延伸糸に対して4.0
倍に延伸されており、内径は748μm、膜厚は273
μmであり、空孔率は67 vol %であった。
実施例2 密度α96897m”  メルトインデックスQ、7の
高密度ポリエチレン(三菱化成株式会社製BU  00
7U’)を吐出口径1611111円環スリット幅が2
.5m、吐出断面積が1.06iの中空糸賦型用紡糸口
金を用い、紡糸温度170℃1、吐出速度32.1 c
m / minで紡糸し、温度が25℃。
速度が4.0 m / secの向流冷却風で冷却し、
巻取速度70 m / min、紡糸ドラフト218で
巻取った。得られた未延伸中空糸の寸法は内径が585
μ?P1%膜厚が177μmであった。
この未延伸中空糸を115℃で24時間、定長で熱処理
し、さらに室温で1秒につき160係の延伸速度で80
係延伸した後、118℃に加熱した加熱面中で総延伸量
が650係になる迄ローラー内延伸を行ない、連続的に
多孔質中空糸の製造を行なった。得られた多孔質ポリエ
チレン中空糸は未延伸糸に対して4.5倍に延伸されて
おり、内径は505μm、膜厚は153μmであ)空孔
率は69 vol %であった。
比較例1 密度α968 f/α1 メルトインデックス5.5の
高密度ポリエチレン(三井石油化学株式会社H1zex
2200J)を吐出口径50m、円環スリブ)[が12
−1吐出断面積が1.06 tyn”の中空糸賦型用紡
糸口金を用い、紡糸温度170℃、吐出線速度4,10
α/ minで紡糸し、温度が25℃、速度が4.0 
m / 5ecO向流冷却風で冷却し巻取速度70α/
min、紡糸ドラフト1707で巻取った。得られた未
延伸糸の寸法は内径が606μm1膜厚が165μmで
あった。
この未延伸糸を115℃で24時間、定長で熱処理し、
さらに定温で1秒につき160優の延伸速度で80チ延
伸した後、115℃に加熱した加熱面中で総延伸倍率が
550%になる迄ローラー間延伸を行なったが、未延伸
糸の配向が低く、冷延伸では白化むらが生じ、熱延伸で
は糸切れが頻発し均一な延伸が不可能であった。
〔発明の効果〕
本発明の多孔質ポリエチレン中空糸は水処理分野、食品
分野、血液処理分野を始め種々の用途に適用できるが、
内径が充分大きbため特に中空糸の内側から液体を流す
クロスクロー用として好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)0.1〜1.0の範囲のメルトインデックス(MI
    値)、及び0.96g/cm^3以上の密度を有する高
    密度ポリエチレンを溶融紡糸し、次いで延伸することに
    よつて多孔質化した中空糸であつて、微小空孔が中空糸
    内壁面より外壁面へ相互につながつた積層構造を有し、
    空孔率が30〜90vol%、内径が400μ以上、膜
    厚が100μ以上である多孔質ポリエチレン中空糸。 2)0.1〜1.0の範囲のメルトインデックス(MI
    値)、及び0.96g/cm^3以上の密度を有する高
    密度ポリエチレンをポリマーの融点より20℃以上10
    0℃以下の温度領域において紡糸ドラフト5〜1000
    の範囲で溶融紡糸した後ポリマー融点以下で熱処理し4
    0℃以下の温度で1秒につき40%以上の割合で冷延伸
    し、次いで80〜130℃の温度領域において熱延伸し
    て総延伸量を150%以上700%以下とする、微小空
    孔が中空糸内壁面より外壁面へ相互につながつた積層構
    造を有し、空孔率が30〜90vol%、内径が400
    μ以上、膜厚が100μ以上である多孔質ポリエチレン
    中空糸の製造方法。
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