JPH02107823A - たわみ軸継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はたわみ軸継手に関し、特に低コスｉ・化が可能
で且つ大きな偏心及び大きな偏角の可能なたわみ軸継手
に関する。

［従来の技術及び発ｒ１が解決しようとする課題］各種
回転力伝達機構において２つの軸の端部どうしが継手に
より接続される。この接続では、双方の軸が同一の回転
中心を有する場合であっても、種々の原因で原動軸側と
従動軸側とで軸偏心即ち回転中心間の平行ずれや軸偏角
埋ち回転中心のなす角が生ずることがあり、これに有効
に対処できる継手が用いられる。偏心に対処するために
はオルダム継手やシュミット継手等が有効であり、また
偏角に対処するためにはフック継手等が有効である。

しかして、これらの継手は偏心及び偏角の一方には極め
て有効であるが、双方に対し有効に対処することができ
ない。

そこで、偏心及び偏角の双方に有効に対処できる軸継手
として可撓性部材を用いたたわみ軸継手が利用される。

しかしながら、従来のたわみ軸継手により十分大きな偏
心及び偏角を得ようとすると、寸法が大型化したり構造
が複雑化してコスト高になったりするという難点がある
。

そこで、本発明は、上記従来技術に鑑み、軸偏心及び軸
偏角の双方に対し良好に対処でき且つ製造が簡単で低コ
スト化が可能で更に小型化が可能な改良されたたわみ軸
継手を提供することを目的とする。

「課題を解決するための手段］ 未発明によれば、上記の如き目的は、 原動軸端部と従動軸端部とが一端が原動軸端部に取付け
られ且つ他端が従動軸端部に取付けられた少なくとも１
つの弾性連結部材により連結されており、該弾性連結部
材は原動軸側半部と従動軸側半部とがそれぞれ原動軸及
び従動軸の周方向に沿って延びている部分を有する、た
わみ軸継手、により達成される。

本発明においては、各弾性連結部材の原動軸側半部と従
動軸側半部とが原動軸端部または従動軸端部との接続状
態を含めて鏡面対称性を有し、全ての弾性連結部材は同
等であることができる。

［実施例］ 以下１図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。

第１図は本発明によるたわみ軸継手の一実施例を示す概
略断面図である。

第１図において、２は原動軸であり、２′はその回転中
心である。また、４は従動軸であり、４′はその回転中
心である。これら原動軸２と従動軸４とは互いに一端部
が対向し且つ回転中心２’、４’が合致する様に配置さ
れている。

第２図は上記第１図のたわみ軸継手を原動軸回転中心方
向に原動軸側から見た図である。尚、上記第１図は第２
図のＩ−Ｉ断面図に相当する。

第１図及び第２図に示される様に、原動軸２の端？Ｂフ
ランジ及び従動軸４の端部フランジには３つの板バネ連
結部材６ａ、６ｂ、６ｃの両端がそ４れぞれ固定されて
いる。第２図に示される様に、これら板バネ連結部材は
原動軸２及び従動軸４の外周を３等分する位置に配置さ
れており、これらは同一の形状及び特性を有する。

：ｊｒｊ３図は上記板バネ連結部材６ａの斜視図であり
、該板バネ連結部材は原動軸端部フランジに固定され原
動軸径方向に延びている部分８ａ−１とこれに連なり原
動軸周方向に延びている部分６ａ−２と従動軸端部フラ
ンジに固定され従動軸径方向に延びている部分６ａ−３
とこれに連なり従動軸周方向に延びている部分６ａ−４
とからなり、上記部分６ａ−３の先端と上記部分６ａ−
４の先端とは連なっている。そして、上記部分６ａ−１
，６ａ−２が原動軸側半部を構成し上記部分６ａ−３，
６ａ−４が従動軸側半部を構成し、これら原動軸側半部
と従動軸側半部とは鏡面対称性を有する。

上記板バネ連結部材６ａは両端を原動軸端部フランジ及
び従動軸端部フランジに対しそれぞれ押え部材８ａ、１
０ａを介してビス止めされている。他の２つの板バネ連
結部材６ｂ、６ｃも同様に固定されている。８ｂ、１０
ｂは押え部材である。

本実施例においては、上記の様に、原動軸端部７ランジ
と従動軸端部フランジとが弾性連結部材たる板バネ部材
により連結されており、該連結部材が原動軸２及び従動
軸４の周方向に沿って延びているので、実質上連結部材
の腕の長さを十分に長くすることができ、原動軸と従動
軸とに比較的大きな偏心及び偏角を生ぜしめることがで
きる。

そして、それにもかかわらず該連結部材は原動軸及び従
１ｈ＠の径方向にはそれ程突出していないので該継手部
が大径化することがない。

尚、上記本実施例では、従動軸４の先端には突出部材１
２が付設されており、これに対応する原動軸２の端部に
は該突出部材１２の先端を受は入れるための四部１４が
形成されている。該凹部ｌ４の内径は突出部材１２の外
径よりも適度に大きく、原動軸２と従動軸４との偏心量
が所定値以内となる様に制限するための作用をなす。

また、原動軸２と従動軸４との偏角が所定値を越えよう
とすると原動軸端部フランジ先端面１６と従動軸端部フ
ランジ先端部１８とが衝突し該所定値を越えることがで
きず、この様に原動軸端部フランジ先端面及び従動軸端
部フランジ先端面は偏角量が所定値以内となる様に制限
するための作用をなす。

本実施例では弾性連結部材として板バネ連結部材が３つ
用いられており、円滑な駆動力伝達のためにはこの様に
３つあるいはそれ以上を周方向に均等に配置するのが好
ましい。

上記実施例では弾性連結部材として第３図に示される様
な板バネ連結部材を用いているが、該弾性連結部材とし
ては第４図に示される様なピアノ線２０を用いることも
できる。第５図は該ピアノ線を用いたたわみ軸継手の実
施例を示す一部省略部分分解斜視図である。この図では
ピアノ線２０が１つのみ図示されているが、実際には上
記第１〜３図の実施例と同様に３つのピアノ線が用いら
れている０本実施例では原動軸端部フランジにＬ字形状
の溝２２が形成されており、該溝内にピアノ線２０の一
方のＬ字形状端部が収容されており、これらを覆って押
え部材２４がビス止めされる６図示はしないが、ピアノ
線２０の他方のＬ字形状端部も従動軸端部フランジに対
し同様にして取付けられる。

〔発明の効果］ 以上の様な本発明のたわみ軸継手は、構造が簡単であり
且つ製造が簡単であるので十分な低コスト化が可能であ
り、また小型化をはかりながら大さな偏心及び大きな偏
角の双方においても上の良好な回転力伝達ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるたわみ軸継手を示す概略断面図で
あり、第２図はその原動軸回転中心方向に原動軸側から
見た図であり、第３図はその板バネ連結部材を示す斜視
図である。 第４図はピアノ線を示す斜視図であり、第５図は該ピア
ノ線を用いた本発明によるたわみ軸継手を示す一部省略
部分分解斜視図である。 第３図 ２：原動軸、　　　　　２′：原動軸回転中心、４：従
動軸、　　　　　４′：従動軸回転中心。 ６ａ、６ｂ、６ｃ：板バネ連結部材、 ２０：ピアノ線。 第４　図 第　５冒

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）原動軸端部と従動軸端部とが一端が原動軸端部に
   取付けられ且つ他端が従動軸端部に取付けられた少なく
   とも１つの弾性連結部材により連結されており、該弾性
   連結部材は原動軸側半部と従動軸側半部とがそれぞれ原
   動軸及び従動軸の周方向に沿って延びている部分を有す
   ることを特徴とする、たわみ軸継手。
2. （２）各弾性連結部材の原動軸側半部と従動軸側半部と
   が原動軸端部または従動軸端部との接続状態を含めて鏡
   面対称性を有し、全ての弾性連結部材は同等であること
   を特徴とする、請求項１に記載のたわみ軸継手。