JPH0210459Y2 - - Google Patents

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JPH0210459Y2
JPH0210459Y2 JP1979068412U JP6841279U JPH0210459Y2 JP H0210459 Y2 JPH0210459 Y2 JP H0210459Y2 JP 1979068412 U JP1979068412 U JP 1979068412U JP 6841279 U JP6841279 U JP 6841279U JP H0210459 Y2 JPH0210459 Y2 JP H0210459Y2
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electrode
support tube
liquid
tip
tube
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はPH測定用複合電極に関する。
複合電極とは、一般に、ガラス電極と比較電極
が一体構成となつているものを称するが、最近で
は温度補償用の温度センサをも含めて称すること
が多い。
複合電極は携帯用PH計の電極として多くの実績
を有しているが、このような複合電極にあつて
は、取扱いが容易で、かつ保守性に優れているこ
とが強く望まれている。
取扱いの容易さとは、複合電極が機械的強度を
有すると共に、複合電極の内部液が、その取扱い
のいかんにかかわらず漏洩しない構成となつてい
ることをいう。また、保守性が良いとは、比較電
極の内部液の消耗が少なく、かつその補給に工数
を要しない構成をなしていることをいう。これら
の要件をすべて満足する複合電極は未だ開発され
ていない。例えば、第4図に示す公知の複合電極
にあつては、支持管はガラス部材からなり、外筒
管31と内筒管32との二重管構成となつてい
る。そして、内筒管32は、その先端部33がPH
応答性ガラス膜で構成され、その内部に内部電極
34が配設されてなるガラス電極となつている。
また、外筒管31は、その側壁にセラミツク部材
からなる液絡部35が構成され、その内部に内部
電極36が配設されてなる比較電極となつてい
る。さらに、温度補償用の温度センサ37が比較
電極の内部に配設されている。
このような公知の複合電極において、液絡部3
5からの内部液の漏洩が常時あり、また、支持管
がガラス部材からなるため機械的強度に乏しい等
の問題があつた。これらの課題を解決せんとし
て、最近、液絡部を多孔質のプラスチツク、例え
ばテトラフルオロエチレン樹脂で構成したものが
実用化されている。上記プラスチツクはイオンの
拡散に基づくイオン浸透性を有するので、内部液
の液流がなくても液絡部として機能し、内部液の
漏洩は本質的に起らないものとされている。一
方、機械的強度を得るために、複合電極を保護管
内に内在させるものが開発されている。保護管を
具備した場合の問題点は、温度検出系に検出遅れ
がみられることにある。温度検出遅れは温度補償
をなして表示する装置、特に、デジタル表示する
装置にあつては、その表示が安定せず扱いにく
い。
そこで、本考案は、上記の問題点をいつきに解
決した新規な複合電極を提供することを目的とす
る。
すなわち、本発明の第1の目的は、取扱いの簡
単な複合電極を提供するにある。
本発明の第2の目的は、保守の容易な複合電極
を提供するにある。
本発明の第3の目的は、製造が簡単な複合電極
を提供するにある。
本発明の第4の目的は、温度検出系に応答遅れ
の少ない複合電極を提供するにある。
以下、図面を参照して、本考案について詳しく
説明する。
第1図,第2図および第3図は、本考案の一実
施例による複合電極の構成説明図で、第1図イは
外形図、第1図ロは先端の平面図、第2図は第1
図ロのA−A面における縦断面図、第3図は第1
図ロのB−B面における縦断面図である。
複合電極の支持管1および2は、ともにプラス
チツク部材で構成されており、より具体的には、
支持管1はエポキシ樹脂、支持管2はポリプロ樹
脂である。支持管1と2との結合部はねじ構造と
なつて螺合結合となつている。支持管1は、支持
管2に配設されるガラス電極6、温度センサ1
0、比較電極内部電極11等とケーブ4との中継
部となつている。すなわち、ガラス電極内部電極
9のリード線12、温度センサ10のリード線1
3および比較電極内部電極11のリード線14と
ケーブル4とを支持管1内で接続し、その接続部
はエポキシ接着剤15でかためられている。ケー
ブル4は支持管1にワツシヤ16およびゴムパツ
キング17を用いて保持され、支持管1への挿入
部にゴムキヤツプ3を被せて、支持管1と一体構
成をなしている。
一方、支持管2において、その両端から挿入す
る弾性部材18および19で、ガラス電極6、保
護管7、内部電極11および液絡部8を保持させ
ると共に、比較電極内部液を収納する室20を構
成するようになつている。特に、支持管2の先端
から挿入する弾性部材18は、それ自体に設けた
ガラス電極6および保護管7を貫通する穴に、あ
らかじめそれらを装着して、支持管2の先端から
挿入し、その挿入を大ならしめて、支持管2の端
部でスカート部21を構成している。しかも、ガ
ラス電極6および保護管7の先端がスカート部2
1に配設され、スカート部21によつて保護され
るようになつている。また、液絡部8は、一部を
中空となした棒状をなしており、弾性部材18へ
の着脱は簡単になし得るようになつている。
なお、弾性部材18および18′として好適な
ものとしてシリコンゴムを挙げることができ、上
記実施例においては、それをシリコンゴムの弾性
力によつて支持管2に装着している。また、液絡
部8として、テトラフルオロエチレンが用いられ
ている。複合電極を上記構成をなすことによつて
以下の効果を得ることができる。
(i) 機械的強度がない部材(ガラス等)を直接外
部にさらすことなく支持管のスカート部で保護
し、また、液絡部から内部液の漏洩がほとんど
ないので、その取扱いが簡単である。
(2) 比較電極の液絡は液流によらないので、内部
液の消耗はほとんどなく、また、内部液の交換
補給は液絡部をとりはずして、その設置穴から
できるので、保守がきわめて簡単である。
(3) 支持管をプラスチツク部材で構成し、複雑な
ガラス加工を必要とする部分がなく、簡単に製
造できる。
(4) 温度センサの保護管の先端が直接被測定液に
接する構成をなしているので、温度検出の時間
遅れは小さく、したがつて、表示部での読みと
りを早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、本考案の一実
施例によるPH測定用複合電極の構成説明図、第4
図は、従来のPH測定用複合電極の構成説明図であ
る。 1および2……支持管、3……キヤツプ、4…
…ケーブル、6……ガラス電極、7……保護管、
8……液絡部、9……ガラス電極内部電極、10
……温度センサ、11……比較電極内部電極、1
8および19……弾性部材、20……比較電極内
部液収納部、21……スカート部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ガラス電極,比較電極,および温度補償用温
    度センサが一体的に構成されており被測定液の
    PH濃度を測定するPH測定用複合電極において、
    プラスチツク部材でなり結合部で互いに螺合結
    合された第1および第2の支持管と、該第2支
    持管の両端から各々挿入され該第2支持管の内
    壁面と協働して比較電極内部液の収納室を液密
    閉構造に構成する第1および第2の弾性部材
    と、該比較電極内部液に浸漬された比較電極内
    部極と、前記第1および第2の弾性部材の双方
    を貫通して保持される温度センサ保護管および
    ガラス電極と、一部が中空となつている棒状の
    多孔性プラスチツク部材でなり前記第2弾性部
    材によつて着脱自在に保持される液絡部と、前
    記第1支持管に保持されるようにして該支持管
    と一体構成されたケーブルとを具備し、前記ガ
    ラス電極のリード線、前記温度センサのリード
    線、および前記比較電極内部極のリード線と前
    記ケーブルとを前記第1支持管内で接続すると
    共に該接続部を接着剤で固定化し、且つ、前記
    第2支持管の先端でスカート部を構成すると共
    に、前記ガラス電極の先端、前記保護管の先
    端、および前記液絡部の先端が前記スカート部
    に位置するように構成したことを特徴とするPH
    測定用複合電極。 (2) 前記多孔質性プラスチツク部材はテトラフル
    オロエチレン樹脂でなり、前記弾性部材はシリ
    コンゴムでなり、前記接着剤はエポキシ接着剤
    でなる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のPH
    測定用複合電極。
JP1979068412U 1979-05-22 1979-05-22 Expired JPH0210459Y2 (ja)

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JPS55168856U JPS55168856U (ja) 1980-12-04
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