JPH0210459B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はワードプロセツサー等のフオーマツト
情報の表示制御を行なわせる文字処理装置に関す
る。

〔従来技術とその問題点〕

従来例えばCRT（陰極線管）を備えたデーター
処理装置の文字処理装置に於いて、印刷する為に
CRT上に表示された文章の出力フオーマツトを
変更する場合、第１図に示す如くフオーマツト情
報の変更のための行（＊の行）をCRT画面上の
文章の中に一行挿入し、その行の中に有る印刷行
ピツチまたは文字ピツチのパラメータを変更し、
それに引き続く文章のフオーマツトを定めること
をしていた。また上述の文章が記録紙に記録され
るとき、そのフオーマツト情報は記録されないの
で、CRT画面上に表示されている情報と記録紙
に記録される情報とが１対１に対応しなくなる欠
点を有していた。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕

本発明は上述の点に鑑み、改良した文字処理装
置を提供するものである。

本発明の他の目的は表示画面上で文章入力の出
来ない領域に印刷情報を表示するようにした文字
処理装置を提供するものである。

本発明の他の目的は文章を表示する表示手段
と、前記表示手段で表示された前記文章の特定行
のフオーマツト情報を前記文章の表示形態を変更
することなく表示させる手段とを有する文字処理
装置を提供するものである。

本発明の他の目的はワードプロセツサー等の文
字処理装置において任意の行から文書の表示形態
を変更せずに印字文字ピツチを変更出来る手段を
有する文字処理装置を提供する。

本発明の他の目的はワードプロセツサ等の文字
処理装置において任意の行から文書の表示形態を
変更せずに印字行ピツチを変更出来る文字処理装
置を提供する。

〔実施例〕

第２図は本発明による文字処理装置の１実施例
を示すブロツク図である。同図に於いて、
CONTは制御部で、マイクロプロセツサMPU、
後述する制御手順等を記憶している制御メモリ
ROM及びデータ、判断情報を記憶する為のメモ
リRAM等を有し、データ、制御信号等の授受を
行なう。

KBはキーボード入力部で、文章等のデータ及
び出力フオーマツト情報を入力する。

PRTはプリンタ部で出力フオーマツトに従つ
てデータ等を印刷する。

SBは文章用バツフアメモリで、第５図に示す
如き内部構造を有する。ここでは表示管CRT上
で１行に表示されるデータを格納するメモリ容量
として64バイト設け、これを１レコードとしてい
る。文章用バツフアメモリSBは複数個のレコー
ドから成つている。かかるレコードについてさら
に述べると、レコードの先頭の２バイトのメモリ
ロケーシヨンＲ１，Ｒ２にフオーマツト情報の行
ピツチ、文字ピツチ情報が各各入つている。第３
バイト以降のロケーシヨンＲ３に文章のデータが
入つている。行ピツチ情報、文字ピツチ情報が記
憶されるメモリロケーシヨンＲ１，Ｒ２は通常お
のおの“０”が記憶され、後述するようにして行
ピツチ、文字ピツチが入力される。

別に何の指示もない場合は実際にこの文章をプ
リントする時は制御部CONT中のメモリーROM
のメモリロケーシヨンＲ１，Ｒ２の標準の行ピツ
チ、文字ピツチでプリントされる。又プリント時
は、もし変更の指定がある時それ以後のプリント
は次の変更があるまでその行ピツチでプリントさ
れる。

CRMは表示リフレシユメモリで、第３図に示
す如き構成となつており、アドレスＮは第４図に
示す表示器CRTのＮの位置に表示される内容が
記憶されている。この対応づけは表示制御コント
ローラCRTC内の内部レジスタを予め設定するこ
とにより出来る。

CGは文字発生器で、表示すべき文字パターン
が発生するものである。

CRTは表示器で、ここではカソード・レイチ
ユーブを用いているが他の表示器でも構わない。

Ｌ１はバスラインで、制御部CONT、キーボ
ード入力部KB、プリンタ部PRT、文章バツフア
メモリSB、表示フレツシユメモリCRM、表示制
御コントローラCRTCを結合させている。Ｌ２は
信号ラインで、表示制御コントローラCRTCから
アドレス情報を文字発生器CGに印加する為のも
のである。

Ｌ３は信号ラインで、表示制御コントローラ
CRTCよりカーソル信号を表示器CRTに送るも
のである。

Ｌ４は信号ラインで、文字発生器CGからの文
字パターン信号を表示器CRTに送るものである。

Ｌ５は信号ラインで、表示リフレツシユメモリ
CRMの文字情報を文字発生器CGに印加する。信
号線Ｌ２，Ｌ５の両方の情報により文字パターン
が得られる。

以上の構成から成る実施例の作動を説明する。
作動を説明するにあたつてまず文章の行ピツチ文
字ピツチの指定から説明する。

第７図において，のマークは各々左マージ
ンマークLMM、右マージンマークRMMである。
これらの記号が有る所は、通常の文章情報とは見
なされない。この２つのマークにはさまれた領域
が文章情報入力領域である。

第７図のカーソルCURの有する位置へは文字
数字等の入力が可能であり、文章の入力の一部と
みなされる。

第８図は、カーソルCURが、左マージンマー
クLMMの下にあり、この状態でキー入力を行う
と、入力したシンボルとは異なる行ピツチ指定の
シンボルFI１が表示される。その結果は第９図
に示してある。

又同様に右マージンマークRMMの下にカーソ
ルが有る場合は、右マージンマークRMMの所に
文字ピツチを指定するためシンボルマークFI２
が第１０図Ａの様に表示される。

第１０図Ａの〓という表示は例えば１インチ当
り10文字という文字ピツチを示す。

また行ピツチ指定のシンボルの例を第１０図Ｂ
に示す。例えば〓は、文字高さの10分の４の行ピ
ツチでプリントせよという意味であり、〓は10分
の６の行ピツチで、プリントせよという意味であ
る。

行ピツチ、文字ピツチのシンボルを逆にしても
良いしまた別のシンボルにしても良い。

上述の如き結果を生み出す制御について第１１
図を参照して説明する。

まずルーチン１３でキー入力処理を開始する。
次にカーソルCURが左マージンマークLMMに有
るかどうかをルーチン１４で判別する。もしカー
ソルCURが左マージンマークLMMの下になけれ
ばルーチン２１に行き、右マージン・マーク
RMMの下にカーソルCURが有るかどうかの判
別をする。ここで、右マージンマークRMMの下
にカーソルCURがない場合、何も入力せずルー
チン２０にとび、このルーチンを終る。

もし、ルーチン２１で右マージンマークRMM
の下にカーソルCURが有る場合、ルーチン１５
においてその入力文字コードは、文章バツフアメ
モリSB内の対応する位置へ転送されそのあとル
ーチン１９に行く。もしルーチン１４でカーソル
CURが左マージン・マークLMM上に有る場合
は、ルーチン１６へ行き行ピツチ指定用の入力キ
ーコードであるかどうか判別する。もし許されな
いコードであれば、なにもせずルーチン２０にと
びこのルーチンを終る。上述のルーチン１６で、
もし行ピツチ指定に許されている入力キーコード
であれば、ルーチン１７に行きその入力キーコー
ドをそれに対応する行ピツチ指定シンボルコード
に変換する。そしてルーチン１８において該シン
ボルコードを文章入力バツフアメモリSB内の該
当するレコードの先頭の番地へそのシンボルコー
ドを転送する。そして次のルーチン１９でルーチ
ン１５又は１８で書き直された文章入力バツフア
メモリSBの内容に基づいて表示リフレツシユメ
モリ、CRMの内容を書き直す。

そしてこのルーチン２０へと進み、終了する。
この結果CRT表示部CRTの表示が必要適性に応
じて書き換えられる。

又文字ピツチを指定する時には同様な方法で右
マージンマークの上に、カーソルを持つて来て指
定する方法等も一つの変形例として容易に推測出
来る。また別のフオーマツト情報にも応用でき
る。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明によれば、行ピツ
チ、文字ピツチ等が文章の途中で変更されてもプ
リントアウトされたものとCRT上の表示との対
応が一体一に近い形で表現出来、非常に見易くな
り又あとからの変更等も容易になるという利点が
有る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフオーマツト情報の表示形態を
示す図、第２図は本発明による１実施例を示すブ
ロツク図、第３図はコードリフレツシユメモリ
CRMの詳細図、第４図はCRT表示部の説明図、
第５図は文章バツフアメモリSBの説明図、第６
図は制御メモリROMの説明図、第７図第８図第
９図はフオーマツト情報の位置を説明する図、第
１０図Ａ，Ｂはフオーマツト情報のシンボルを説
明する図、第１１図は作動を説明する図である。 SB……文章バツフアメモリ、ROM……制御メ
モリ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 文章データを記憶する記憶手段と、 左右マージンマークと前記記憶手段に記憶され
   た文章データを文章として表示する表示手段と、 該表示手段に表示された文章の各行毎に前記左
   右マージンマーク位置でフオーマツトを設定する
   ためのフオーマツト設定手段と、 該フオーマツト設定手段によつて設定されたフ
   オーマツトを表わすフオーマツト指定マークを前
   記左右マージンマークに変えて表示する表示制御
   手段と、 から構成された文字処理装置。