JPH02101627A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02101627A
JPH02101627A JP25390188A JP25390188A JPH02101627A JP H02101627 A JPH02101627 A JP H02101627A JP 25390188 A JP25390188 A JP 25390188A JP 25390188 A JP25390188 A JP 25390188A JP H02101627 A JPH02101627 A JP H02101627A
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JP
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magnetic
magnetic layer
layer
vinyl chloride
resin
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Pending
Application number
JP25390188A
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English (en)
Inventor
Shinji Saito
真二 斉藤
Hiroshi Ogawa
博 小川
Naoyoshi Chino
直義 千野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第1磁性層(下層)と第2磁性層(上層)の重
層型磁気記録媒体、特に表面性及び電磁変換特性が改良
された重層型磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
従来、磁気テープ等の磁気記録媒体は、一般に、帯状の
非磁性支持体をその長手方向に連続移送しながら該支持
体上に、溶媒により溶解された結合剤中に強磁性粉末を
分散させてなる塗布液を塗着し、次いで上記塗布液を乾
燥固化させたのち支持体を裁断して製造されている。
ところが磁気テープの製造においては、感度を上昇させ
SN比を良好にするためには強磁性粉末を非磁性支持体
の移送方向にそろえ、磁性塗膜の角形比(飽和磁化Bm
で残留磁化Orを除した値)を増大させる必要があり、
したがって従来より磁性テープ等を製造する場合には、
塗布液が未乾燥中に永久磁石もしくはソレノイド等によ
り非磁性支持体の移送方向の磁界を作用させて、強磁性
粉末の磁化容易軸方向を前記移送方向へそろえる(配合
させる)方法がとられている。
又、近年、磁気記録媒体すなわち磁気ディスクや磁気テ
ープに対してその記憶容量および記録再生出力を高める
ことが強く要望されている。
記憶容量を高めるためには、磁気記録媒体の単位面積当
りの情報記録密度を高めることが必要であることは言う
までもないが、一方情報記録密度を高めるためには、磁
気ヘッドから発生する書込み磁束を微少な面積に集中し
なければならず、磁気ヘッドは小型化され、発生磁束量
を減少させることが必要になる。
このように減ぜられた微少量の磁束で磁化の方向を反転
させるためには磁性層の体積を減少させることが必要で
あり、従って磁性層の厚みを減少させなければ完全な磁
化反転を生じさせることができないことになる。
このような理由で、上記要望に応するためには磁性層を
薄層化することが必要となってきている。
また、記録再生出力を高めるためには、磁性層の残留磁
束を増加させることが必要になる。このための一つの方
法は磁性層の厚みを増加させることであるが、磁性層を
厚くすれば高周波特性は劣化する。そこで残留磁束を増
加させしかも高周波特性を良くするためには、磁性層を
薄くすることに加えて磁材の保磁力を高くする必要があ
る。すなわち、高保磁力磁材からなる磁性層を薄くする
ことが考えられる。しかしこの場合、高周波特性は向上
するが、低周波特性が低下することになる。
また高保磁力磁材からなる磁性層を厚くすれば高周波で
は表面のみに磁場が働きそのため消去しにく(なる。
そこで、これ等両特性をそなえた磁気記録媒体としては
、比較的低い保磁力を持ち、残留磁束の大きい磁材から
なる比較的厚い磁性層の上に高保磁力磁材からなる薄い
磁性層を設けた磁気記録媒体が理想的である。このこと
から、従来はこれらを2層に分けて塗布し配向処理を施
す製造方法がとられていた。しかしながら、2層を塗布
した場合上層の乾燥膜厚が2層m以下の薄層磁性塗膜の
場合は膜厚が2−より厚い上層磁性塗膜に適用した場合
に比較して特性すなわち角形比があまり改善されないこ
とがわかった。
そこでこれら欠点を解消するために特開昭622129
33号では非磁性支持体上に少くとも2層以上の磁性層
からなり、かつ最上層の乾燥厚が2g11以下の薄層磁
性層を設、けるさいに、同時重層塗布により少くとも2
層以上の磁性層を同時に設け、未乾燥中に磁界を作用さ
せることにより高特性の磁気記録媒体が得られると記載
している。しかし従来強磁性粉末の分散には結合剤が重
要な役割を果すことが知られ、塩化ビニル系樹脂やセル
ロース系樹脂を用いることが知られており、特開昭62
=212933号でも比較的硬い結合剤である塩化ビニ
ル系樹脂やニトロセルロースを比較的軟らかい結合剤で
あるポリウレタンと組合せて用いている。しかしこれら
の結合剤の組合せでは、磁性層の表面粗さやY−3/N
やC−5/Nがやや不十分であり、これらを更に改良す
ることが必要であった。
これらの原因について鋭意検討した結果、従来の重層構
成の結合剤組成は強磁性粉末に対し上層(第2磁性層)
、下層(第1磁性層)共に含まれる全結合剤を等しい比
率で用いる(例えば特開昭62−212933号、特開
昭54−145104など)ものや又は上層に用いる全
結合剤を下層に用いる全結合剤の量くいずれも単位強磁
性粉末当りの量)よりかなり多く (約25%増し)用
いることが行なわれていた。(特開昭58−56231
号)ところが、上層、下層共に等しい比率で結合剤を用
いると、表面粗さは良好であるがY−3/NやC−3/
Nが充分ではなかった。父上、下層に用いる全結合剤の
量の差が大きいと表面粗さも劣化しY −S/N、 C
−S/N も顕著に劣化することがわかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは前記した塩化ビニル系樹脂又はセルロース
系樹脂を結合剤の一成分として用いる利点と、ウェット
 オン ウェット方式で重層塗布を行うことによる利点
を生かし、前記した問題を解決すべく検討を重ねた結果
、上下磁性層全結合剤のそれぞれの磁性層の強磁性粉末
を特定の比率にすると特性が著しく向上することを見出
し、本発明を完成することができた。
すなわち本発明は非磁性支持体上に第1磁性層(下層)
と第2磁性層(上層)をこの順に設けてなり、前記第2
磁性層は前記第1磁性層が湿潤状態にあるうちに塗設さ
れた磁気記録媒体において、前記第1磁性層、前記第2
磁性層ともに塩化ビニル系樹脂又はセルロース系樹脂を
結合剤の一部として含み、且つ前記第1磁性層の強磁性
粉末に対する前記第1磁性層の全結合剤の量(八)と前
記第2磁性層の強磁性粉末に対する第2磁性層の全結合
剤の量(C) との差(A/C−1)X100が士(5
%〜20%)であることを特徴とする磁気記録媒体であ
る。
特に本発明は前記第1磁性層の全結合剤の中で、前記塩
化ビニル系樹脂又はセルロース系樹脂の強磁性粉末に対
する量(B)と前言己第2磁性層の全結合剤の中で、前
記塩化ビニル系樹脂又はセルロース系樹脂の強磁性粉末
に対するit (D) との差(8/D−1)X100
が±20%以下であることを特徴とする請求項(1)記
載の磁気記録媒体であると更に好ましい効果が得られる
本発明に用いられる結合剤は塩化ビニル系樹脂、または
セルロース系樹脂を含み、上下層の全結合剤のそれぞれ
の強磁性粉末に対する量の差が50%以上になる場合で
、下層の強磁性粉末にだいする結合剤量が上層の強磁性
粉末に対する結合剤の50%以下になる場合は下層の分
散性が不十分となり、また下層の強磁性粉末に対する結
合剤量が上層のそれの150%以上になると下層の充填
度が低下して好ましくないばかりではなく、このように
強磁性粉末に対する結合剤量に50%以上の差があると
本発明のごときウェット オン ウェットの同時又は適
法重層塗布においては塗布後の表面性が著しく流れてし
まう。又、上下層の強磁性粉末に対する塩化ビニル系樹
脂、またはセルロース系樹脂の量の差は30%以内であ
ることが必要である。30%以上の差があると重層の表
面性が著しく悪化し好ましくない。
塩化ビニル系樹脂とは塩化ビニルを主とした各種共重合
体を意味し、これらの例としては塩化ビニルト酢酸ヒニ
ル、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、メタク
リル酸ビニルアルコールなどとの共重合体があげられる
。また、これらの共重合体は極性をもつ官能基をもつこ
とが好ましく、これらの例として水酸基、カルボキシル
基、スルフォン酸基、スルフォン酸金属塩基、リン酸基
、リン酸エステル基、リン酸金属塩基、エポキシ基、ア
ミン基、シアン基などがある。
また、セルロース系樹脂としては、ニトロセルロース、
アセチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、セルロースアセテートブチレート、セルロースプ
ロピオネート、セルロースアセテートプロピオネート、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトカアケられる。
本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂またはセルロース
系樹脂の数平均分子量は5000〜50000が好まし
い。本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂、セルロース
系樹脂以外の結合剤としては、後記する如き従来より公
知のものを用いることが可能であり、ポリウレタン樹脂
、ゴム系樹脂が代表的なものであり、硬化剤としてポリ
イソシアネートを含んでもよい。
尚、本発明の下層が湿潤状態にあるうちに上層を塗設す
るとは同時又は逐次湿潤塗布方法を意味し複数の塗布液
を同時に注液できるエキストルージョンコータによる塗
布方法に限られず、−層塗布を行った直後湿潤状態にお
いて次の層を重畳して塗布する方法、及びあらかじめ塗
布された下層磁性層が未乾燥状態にあるうちに該下層磁
性層上に更に磁性層を塗布する方法も含むものである。
尚、重畳した膜厚については、乾燥膜厚で最上層は2−
以下、下層、最上層の膜厚関係であることが望ましい。
〔作用・効果〕
本発明により優れた電磁変換特性の磁気記録媒体が得ら
れる理由は定かではないが以下のように考えられる。上
層の強磁性粉末に対する結合剤の量に対し、下層の強磁
性粉末にたいする結合剤の量が50〜95%とすると下
層の塗布後の表面性が良好になるためと思われる。一方
、上層の強磁性粉末に対する結合剤の量に対し、下層の
強磁性粉末にたいする結合剤の量が105〜150%に
すると下層のカレンダ処理による成形性が向上するため
と考えられる。50%以下および150%以上では前述
したとおり表面性は著しく悪化することがわかったが、
この理由は上下層が同時に乾燥されるため、上下層の強
磁性粉末に対する結合剤の量の差が大きいと、塗膜の乾
燥による収縮率に大きな差が生じるため上下層の界面に
乱れが発生、そのために表面性が著しく悪化するものと
思われる。特に塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂量
の差も大きな影響を与えることが判明し、その強磁性粉
末に対する量の差は30%以内にする必要があることが
わかった。
〔発明の詳細な記述〕
本発明で使用される強磁性粉末に特に制限はない。強磁
性合金微粉末、7−Fe2(]、コバルト変成r−Fe
、D3、Fe5D、 、Co変性酸化鉄の他、変性バリ
ウムフェライトおよび変性ストロンチウムフェライトな
どを挙げることができる。本発明は、特に、鉄、コバル
トあるいはニッケルを含む強磁性合金粉末であって、そ
の比表面積が35m’/g以上の強磁性合金粉末を強磁
性粉末として使用する際にその効果が顕著に現れる。
この強磁性合金粉末の例としては、強磁性合金粉末中の
金属分が75重量%以上であり、そして金属分の80重
量%以上が少なくとも1種類の強磁性金属あるいは合金
(例、Fe5Co、 Ni、 Fe−Co、 Fe−N
i、 Co−Ni、 Co−N1−Fe)であり、該金
属分の20重量%以下の範囲内で他の成分(例、八!、
Sl、S、 Sc、 Ti、 V、、Cr、 Mn、 
Cu、 Zn、 Y、 Mo、 Rh。
Pd、 Ag、 Sn、 Sb、 Te、 Ba、 T
a、 W、 Re、 Au、 Hg。
pbXBl s La、 Ce、 Pr、 Nd、、B
 % p )を含むことのある合金や、窒化鉄等を挙げ
ることができる。また、上記強磁性金属が少量の水、水
酸化物または酸化物を含むものなどであってもよい。
本発明で前記した塩化ビニル系樹脂又はセルロース系樹
脂と共に用いられる結合剤としては熱硬化性樹脂又は反
応型樹脂があり、これらの樹脂は塗布液の状態では20
0000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に加熱する
ことにより、縮合、付加等の反応により分子量は無限大
のものとなる。又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分
解するまでの間に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキ
ッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキ
シ−ポリアミド樹脂、ニトロセルロースメラミン樹脂、
高分子量ポリエステル樹脂とインシアネートプレポリマ
ーの混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネー
トプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポ
リイソシアネートとの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、低分子量グリコール/高分子量ジオール/トリフェ
ニルメタントリイソシアネートの混合物、ポリアミン樹
脂及びこれらの混合物等である。
本発明で全結合剤とは、上記の結合剤の単独又は組合わ
せと、前記塩化ビニル系樹脂又はセルロース系樹脂との
混合系をも、全結合剤中の塩化ビニル系樹脂又はセルロ
ース系樹脂の量を前記の如(第1磁性層と第2磁性層と
の間で差をもたせることが好ましい。
上下層の強磁性粉末にたいする結合剤の量の差は上記に
しめしたとおりであるが、上層の強磁性粉末にたいする
結合剤の量は10〜4Qwt%、好ましくは15〜3Q
wt%である。10%以下では分散性が悪化し、4Qw
t%以上では充填度が低下して好ましくない。強磁性粉
末としては後記する如き公知のものが使用できるが、抗
磁力は200〜20000eが好ましく、比表面積は1
5m’/g〜80m’/g、結晶子サイズは150〜5
00オングストロームが好ましい。
また上層の強磁性粉末の抗磁力は下層よりも高(、比表
面積は下層よりも大きく、結晶子サイズは下層よりも小
さい方が好ましい。
本発明では強磁性粉末以外にカーボンブラック、研磨剤
などの非磁性粉体を含んでもよい。本発明における上層
の厚みは1,5 μ以下が好ましいが、さらに好ましく
は1μ以下、最も好ましいのは0.5μ以下である。
本発明では、各磁性層はさらに種々の添加剤を含むこと
ができ、添加剤としては、種々の界面活性剤、脂肪酸、
脂肪酸塩やアミド等の分散剤、カーボンブラック等の潤
滑剤、アルミナ等の研磨剤等が用いられる。
また、本発明においては、支持体にバッタ層を設けても
よく、バック層としては従来と同様の構成のものを用い
ることができる。
本発明の分散、混練、塗布の際に使用する有機溶媒とし
ては、任意の比率でアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン
、テトラヒドロフラン等のケトン系;メタノーノペエタ
ノー/lz、プロパノーノベブタノール、インブチルア
ルコーノペイソプロピルアルコール、メチルシクロヘキ
サノールなどのアルコール系;酢酸メチル、酢酸エチル
、酢酸ブチル、酢酸インブチノペ酢酸イソプロピル、乳
酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエス
テル系;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グリ
コールジメチルエーテル、クリコールモノエチルエーテ
ノペジオキサンなどのエーテル系;ベンゼン、トルエン
、キシレン、クレゾール、クロルベンゼン、スチレンな
どのタール系(芳香族炭化水素);メチレンクロライド
、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エ
チレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭
化水素、N、N−ジメチルホルムアルデヒド、ヘキサン
等のものが使用できる。
磁気記録層の形成は上記の組成など本発明で規定する割
合になるように組合せて有機溶媒に溶解し、第1及び第
2磁性層用の塗布溶液として支持体上にウェット オン
 ウェット方式で塗布・乾燥する。テープとして使用す
る場合には支持体の厚み2.5〜100ミクロン程度、
好ましくは3〜70ミクロン程度が良い。ディスクもし
くはカード状の場合は厚みが0.03〜10mm程度で
あり、ドラムの場合は円筒状で用いる事も出来る。素材
としてはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等ポリオレフィン類、セルロース) IJアセ
テート、セルロースダイアセテート等のセルロース誘導
体、ポリ塩化ビニノペポリ塩化ビニリデン等のビニル系
樹脂類、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスルホン
等のプラスチックのほかにアルミニウム、銅等の金属、
ガラス等のセラミックス等も使用出来る。これらの支持
体は塗布に先立って、コロナ放電処理、プラズマ処理、
下塗処理、熱処理、除塵埃処理、金属蒸着処理、アルカ
リ処理をおこなってもよい。これら支持体に関しては例
えば西独特許3338854A、特開昭59−1169
26号、米国特許4388368号;三石幸夫著、「繊
維と工業」31巻p50〜55.1975年などに記載
されている。
本発明において、支持体へ前記2種類の磁性塗液をウェ
ット オン ウェット方式で塗布する方法としては、前
記した特願昭62−124631等に記載された同時又
は遂次重層塗布方式を用いることができる。
このような方法により、支持体上に塗布された磁性層は
必要により層中の磁性粉末を直ちに乾燥しながら所望の
方向へ配向させる処理を施したのち、形成した磁性層を
乾燥する。このときの支持体の搬送速度は、通常10m
/分〜1000m/分でおこなわれ、乾燥温度が20℃
〜130℃で制御される。
又必要により表面平滑化加工を施したり、所望の形状に
裁断したりして、本発明の磁気記録体を製造する。これ
らの製造方法はフィラーの表面処理、混線・分散、塗布
、熱処理、カレンダー、EB処理、表面研磨処理、裁断
の工程を連続して行う事が好ましい。また必要に応じて
幾つかに工程を分ける事ができる。
これらの工程においては、温度、湿度が制御され、温度
は10℃〜130℃、湿度は空気中の水分量で表すと、
5■/m”〜20mg/m”である。これらは、例えば
、特公昭40−23625号公報、特公昭39−263
68号公報、米国特許第3473960号明細書、等に
しめされている。又、特公昭41−13181号公報に
しめされる方法はこの分野における基本的、且つ重要な
技術と考えられている。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。こ
こに示す成分、割合、操作順序等は本発明の精神から逸
脱しない範囲において変更しろるものであることは本業
界に携わるものにとっては容易に理解されることである
従って、本発明は下記の実施例に制限されるべきではな
い。 を、実施例中の部は重量部をしめす。
実施例、1 第1磁性層 コバルト変性酸化鉄         100部(Hc
 6800e 、 5BET 30m’/g  結晶サ
イズ400人)塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体(組成比86:13:1重合度400)  
10部ポリエステルポリウレタン樹脂     5部カ
ーボンブラック(粒子サイズ0.05J−)   3部
ブチルステアレート           1部ステア
リン酸             2部酢酸ブチル  
           200部第2磁性層 コバルト変性酸化鉄         100部(Ha
 7000e 、 5BBT 35m”/g  結晶サ
イズ350人)塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体(組成比86:13:1重合度400)  
12部ポリエステルポリウレタン樹脂     6部カ
ーボンブラック(粒子サイズ0.05−)   3部α
−アルミナ(粒子サイズ0.34)     3部ブチ
ルステアレート           1部ステアリン
酸             2部酢酸ブチル    
         200部上記2つの塗料のそれぞれ
について、各成分をサンドミルをもちいて混線分散させ
た。得られた分散液にポリイソシアネートを第1層の塗
布液には5部、第2層の塗布液には6部を加え、さらに
それぞれに酢酸ブチル40部を加え、1虜の平均孔径を
有するフィルターを用いて濾過し、第1磁性層形成用お
よび第2磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調整した。
得られた第1磁性層用塗布液を、乾燥後の厚さが3.0
4になるようにさらにその直後にその上に第2磁性層の
厚さが0.7−になるように、厚さ15−のポリエチレ
ンテレフタレート支持体上に同時重層塗布をおこない、
両層がまだ湿潤状態にあるうちにコバルト磁石とソレノ
イドにより配向させ、乾燥後スーパーカレンダ処理を行
い、172インチの幅にスリットし、ビデオテープを製
造した。このようにして得られたテープをA−1とした
実施例、2 第1層の塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸の量
、右よび全結合剤の壷を変えた以外は実施例1と同じよ
うにして得られたビデオテープをA−2〜A−8とした
実施例、3 第1層の塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸のか
わりにニトロセルロースを用いた以外は実施例1と同じ
ようにして得られたビデオテープをA−8とした。
比較例、1 第1層の塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸の量
、および全結合剤の量を第2層と全く同じにした以外は
実施例1と同様にして得られたビデオテープをB−1と
した。
比較例、3 第1層のニトロセルロース量、および全結合剤の量を第
2層と全く同じにした以外は実施例3と同様にして得ら
れたビデオテープをB−3とした。
比較例、2 第1層の塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸の量
、または全結合剤の量を大きく変えた以外は実施例1と
同じようにして得られたビデオテープを8−2.3.4
.5とした。
比較例、4 比較例1の上層の厚みを2.0μとした以外は同様にし
て得られたビデオテープを8−7とした。
このようにして得られた各テープの特性を測定し、結果
を第1表に示した。
なお、上記の評価において、表面粗さは触針式゛表面粗
さ計 東京精密に、に製サーフコム800A型によって
評価し、Y−S/N(高域のS/N )及びC−9/N
(低域のS/N  )は次のようにして測定した。
測定方法 Y −S/N VHSヒテオ?−プレ]−ダ(NV−8200[:松下
電器産業■製〕)を用いて得られたビデオテープに4M
flzの輝度信号を記録し、参考例1で得られたテープ
を基準テープとしてそのS/Nの差を求めた。
C−S/N 上記VHSビデオテープレコーダを用いて得られたビデ
オテープに4 M)lzのカラー信号を記録し、参考例
1で得られたテープを基準テープとしてそのS/Nの差
を求めた。
〔発明の効果〕
上記の表からも明かなように、第1磁性層と第2磁性層
の全結合剤の強磁性粉末に対する割合を本発明のように
規定したものはY−3/N及びC・S/Nがすぐれ、特
に塩化ビニル系樹脂又はセルロース系樹脂の割合を本発
明の好ましい態様のように規定した場合にはさらにY 
−S/N及びC−S/Nがすぐれていることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に第1磁性層と第2磁性層をこの
    順に設けてなり、前記第2磁性層は前記第1磁性層が湿
    潤状態にあるうちに塗設された磁気記録媒体において、
    前記第1磁性層、前記第2磁性層ともに塩化ビニル系樹
    脂又はセルロース系樹脂を結合剤の一部として含み、且
    つ前記第1磁性層の強磁性粉末に対する前記第1磁性層
    の全結合剤の量(A)と前記第2磁性層の強磁性粉末に
    対する第2磁性層の全結合剤の量(C)との比 (A/C−1)×100が±(5%〜20%)であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)前記第1磁性層の全結合剤の中で、前記塩化ビニ
    ル系樹脂又はセルロース系樹脂の強磁性粉末に対する量
    (B)と前記第2磁性層のせ結合剤の中で、前記塩化ビ
    ニル系樹脂又はセルロース系樹脂の強磁性粉末に対する
    量(D)との比 (B/D−1)×100が±20%以下であることを特
    徴とする請求項(1)記載の磁気記録媒体。
JP25390188A 1988-10-11 1988-10-11 磁気記録媒体 Pending JPH02101627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7259935B2 (en) 2002-07-05 2007-08-21 Hitachi Maxell, Ltd. Magnetic tape including an intermediate layer consisting essentially of a binder

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231018A (ja) * 1985-08-01 1987-02-10 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体およびその製造方法

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