JPH02100995A - 小型クレーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、小型トラック等に荷物等を積んだり降ろし
だりする場合等に使用する手動式の小型クレーンに関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来、小型トランク等に１００キログラム程度までの荷
物等を積んだり降ろしだりする場合は、複数の人が手で
持ち上げて行なっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように荷物等を人の手によって持ち上げて積んだ
り降ろしたりする場合は、作業が困難であるとともに、
落したりして負傷するなどの危険性があった。また重い
物の場合には多くの人を必要するという欠点があった。

また大型クレーンやクレーン車などを設備するには高額
な費用が必要となる欠点があり、またそれらのクレーン
で積み込んだ荷物を目的地で降ろす場合に、クレーンの
設備がないと困惑するという問題点があった。

本発明は上記の従来における欠点や問題点を解消するだ
めに発明されたものであって、荷物等を手で持つことな
く１００キログラム程度の物でも、−人のハンドル操作
によって容易に積み込み及び積み降ろしができるととも
に、全体の大きさをやや小型に形成し、且つ分解および
組立が容易であって、クレーンを分解して荷物と共に目
的地へ運び、到着後組立てて積み降ろしなどに使用する
ことができる小型クレーンを提供するのを目的としだも
のである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するだめに、動力を必要とせ
ず、またクレーンの台板をほぼ扁平状として自動車の乗
り上げを容易とするとともに、該台板の上部に支柱を垂
直状に設け、該支柱の適宜個所にアームバーの端部を回
動自在に取り付け、且つ該アームバーの上下角度を組み
合わせ滑車装置を利用して変更自在とし、また該アーム
バーの上端より吊り下げたフックの上下位置を組み合わ
せ滑車装置を利用して変更自在とし、また前記支柱をア
ームバーと共に水平方向に回転自在とするとともに、回
転を固定する装置を設け、さらにまた該支柱とアームバ
ーを分解および組立自在とし、また前記台板を複数個に
分解および組立自在として構成した小型クレーンを提供
するものである。

〔実施例〕

図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

図中１はクレーン支持用の台板であって、はぼ扁平状の
基板が十字形に構成されており、４個に分離可能となっ
ている。すなわち基準となる基板２の端部近くには、管
状の下部支柱３が垂直に上方へ突設されており、また該
下部支柱３の下端部には、左右と前方の三個所に管状の
結合部材４が固着されており、その上面には下部支柱３
と連結された補強板５が設けられている。なお該補強板
５は下部支柱３の下端部の後方にも設けられている。

６は別に３個設けられた連結基板であって、その一端部
には管状または棒状の結合部材７がそれぞれ固着され、
該基板６の端部より若干前方へ突出されており、また該
結合部材７と連結基板６に連結された補強板８が設けら
れている。なお該３個の連結基板６の結合部材７を、前
記基板２の３個の結合部材４にそれぞれ挿入し、第１図
に示すように４個の基板を結合して十字形に構成するよ
うになっている。

前記下部支柱３の」二端には、第３図に示すように上部
が開放されたベアリングケース９が設けてあり、その中
にはスラストベアリング１０が納められている。上部が
棒状となった回転部材１１の下部には固定用円板１２が
設けられ、その周縁部には多数の小孔１３が貫設されて
おり、また該固定用円板】２の下部には、支持部１４と
挿入棒１５が設けられており、該挿入棒１５が前記下部
支柱３のスラストベアリング１０の孔に挿入され、支持
部１４がスラストベアリング１０の上に乗り、回転部材
１１は回転自在となっている。また固定用円板１２の小
孔１３より挿入したピン１６を、下方のベアリングケー
ス９に設けられた舌片１７の小孔１８に挿入すると、回
転部材ＩＩは固定され回転不能となる。なお回転部材１
１の上部と下部には径大部１つが設けられている。

回転部材１１には長い支柱２０の下部が着脱自在に挿入
されているが、径大部１９によって密接されている。１
だ該支柱２０の一部に突設された支持片２１には、アー
ムバー２２の下端部が回動可能に取り付けられており、
また支柱２０の上端部に設けられた支持部材２３と、ア
ームバー２２の上端に中部を枢着して設けられた支持部
材２４とには、それぞれ滑車を２個ずつ設けた滑車装置
２５が取り付けられ、画情車間にはロープ２６が掛装さ
れている。

またアームバー２２の上端の支持部材２４の他端には同
じく滑車を２個設けた滑車装置２７が取り付けられ、下
方の滑車装置２７との間にロープ２８が掛装されており
、下部の滑車装置２７の下部にはフック２９が設けられ
ている。また前記支持部材２４には誘導ロープ３０の一
端が取り付けられている。

支柱２０の一部に水平に挿通して回転可能としたシャフ
ト３１の片側には、ラチェットギヤ３２とロープ巻き取
り用のドラム３３が設けられており、該ドラム３３には
ハンドル３４が設けられており、また該ドラム３３には
前記ロープ２８の一端が固着されて巻き取り可能となっ
ている。またシャフト３１の反対側にも巻き取り用のド
ラム３５が設けられており、該ドラム３５には前記ロー
プ２６の一端が固着されて巻き取り可能となっており、
さらにまたラチェ。

トギャ３２の上方の支柱２０に、ストッパー３６が回動
可能かつラチェットギヤ３２と係脱可能となるように設
けられている。

〔作用〕

本実施例の小型クレーンによって荷物等を小型トランク
等に積み込む場合は、まずクレーンを荷物の近くに設置
し、小型トラックの車輪を台板１の４個の基板の何れか
の上に乗り上げて停車する。

これはクレーンを安定させるためである。次に誘導ロー
プ３０を引張ってアームパー２２のフック２９がほぼ荷
物の上方に位置するようにし、位置が決まったら第４図
に示すように固定円板１２の小孔１３にピン１６を挿入
し、その先端をベアリングケース９の舌片１７の小孔１
８に挿入して支柱２０が回転しないように固定する。次
にラチェットギヤ３２のストソバ−３６の係止を外し、
ノ・ンドル３４を回わしてログを巻き取ったり、ゆるめ
だりすると、滑車装置の作用によりフック２９の位置が
上下するとともに、アームパー２２の上端も」二下方向
に動いて、その傾斜角度が変わる。フック２９を適当な
位置にしたのち、荷物にワイヤーなどを掛けてフック２
９に掛け、ハンドル３４を回わすとロープ２８がドラム
３３に巻き取られてフック２９が上昇し、荷物も上昇す
る。荷物が適当な高さになったらラチおノドギヤ３２の
歯にストッパー３６を係止してドラムの逆転を防止する
。そして固定円板１２のビン１６を抜いてから再び誘導
ロープ３０によって支柱２０を回動し、荷物を小型トラ
ックの上方に位置させ、ストッパー３６の係止を外し、
ノ・ンドル３４を反対方向に回わすと荷物が下降し、小
型トランクの上に積むことができる。

そこでフック２９からワイヤーを外し、再び誘導ロブ３
０によって残りの荷物の方へ回動させる。

なおフック２９を上昇させる際には、アームパ２２の滑
車装置のロープ２６がドラム３５に巻き取られてアーム
パー２２の上端が上昇し、フック２９の上昇が早くなる
。フックを降ろす場合も同様である。

１だアームパー２２を上げたり下げたりすると、アーム
パー２２の上端が少し前進したり後退したりして、フッ
ク２つの位置を調節することができる。また小型トラッ
クにより台板を踏みつけているので、荷物の荷重によっ
てクレーンが傾斜したり、倒れたりすることがない。な
お支柱２０の回転の固定と解放および巻取ドラムの係止
と解放は、上述の順序に限るものではなく、適当な時期
に行なってもよいＯ 荷物等を積んだのちに、小型クレーンを分解し、小型ト
ランクに積んで荷物と共に目的地へ運ぶのであるが、ク
レーンを分解する場合は、支柱２０を抜いて外し、次に
アームパー２２の取付部を外すが、これは外さなくて折
りたたむだけでもよい。次に台板１の各基板６を引き抜
いて取り外すのである。

トラックが目的地へ着いて荷物を降ろす場合は、まずク
レーンを組み立て、前述と同様にして荷物を吊り上げて
降ろすことができる。

なおアームパー２２の上部を上下させるだめのロープ２
６を巻き取るドラム３５は、フック２９を上下させるだ
めのロープ２８を巻き取るドラム３３より少し離れだ別
の位置に設けてノ・ンドルも別に設け、ドラム３３とは
別個に使用できるようにしてアームパ２２の動きを独自
に操作できるようにしてもよい。

また滑車装置の滑車は２個に限らず３個などとしてもよ
い。

〔発明の効果〕

本発明の小型クレーンは動力を使用せず、アムバーの上
下位置の変更とフックの上下位置の変更とを、組み合わ
せ滑車の原理を利用して、小さな力で行なうことができ
るようにしたので一人が手動で容易に行なうことができ
る。また台板上に垂直に設けた支柱を水平方向に回転自
在としたのでアームパーの作動範囲が広くなり、また支
柱の回転を固定する装置が設けであるので、荷物等の積
み降ろしの操作を容易に行なうことができる。

さらにまた支柱とアームパー及び台板を分解および組立
自在としたので、クレーンの移動が容易となる利点があ
る。また台板の形状をほぼ扁平状として自動車の乗り上
げを容易とし、トラック等を乗り上げてクレーンの安定
を保つことができるので、クレーンを小型に形成するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は本
発明の小型クレーンの斜視図、第２図は台板の連結構造
を示す斜視図、第３図は支柱の回転部分を示す説明図、
第４図は支柱の回転を固定する装置の構造を示す斜視図
である。 １・・・台板、２・・基板、３・・下部支柱、４・・結
合部材、６・・連結基板、７・・・結合部材、１１・・
回転部材、２０・・支柱、２２・・アームバー、２５・
・・滑車装置、２６・−・ロープ、２７・・滑車装置、
２８・・・ロープ、２９・・フック、３３・・・ドラム
、３５・・・ドラム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 動力を必要としない小型クレーンであって、クレーンの
   台板をほぼ扁平状として自動車の乗り上げを容易とする
   とともに、該台板の上部に支柱を垂直状に設け、該支柱
   の適宜個所にアームバーの端部を回動自在に取り付け、
   該アームバーの上下角度を組み合わせ滑車装置を利用し
   て変更自在とし、またアームバーの上端より吊り下げた
   フックの上下位置を組み合わせ滑車装置を利用して変更
   自在とし、また前記支柱をアームバーと共に水平方向に
   回転自在とするとともに、回転を固定する装置を設け、
   さらにまた該支柱とアームバーを分解および組立自在と
   し、また前記台板を複数個に分解および組立自在として
   構成したことを特徴とする小型クレーン。