JPH0210064B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0210064B2
JPH0210064B2 JP1427787A JP1427787A JPH0210064B2 JP H0210064 B2 JPH0210064 B2 JP H0210064B2 JP 1427787 A JP1427787 A JP 1427787A JP 1427787 A JP1427787 A JP 1427787A JP H0210064 B2 JPH0210064 B2 JP H0210064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
electric
wire
rotating
buffer mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1427787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63185780A (ja
Inventor
Masaoki Yasumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP1427787A priority Critical patent/JPS63185780A/ja
Publication of JPS63185780A publication Critical patent/JPS63185780A/ja
Publication of JPH0210064B2 publication Critical patent/JPH0210064B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電線収納部からの電線の引出しを緩衝
するための緩衝機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、全自動圧接機や全自動切断ストリツプ機
などの電線処理装置においては、電線収納部とし
てのリールに巻かれた電線あるいはコイル状に巻
かれた電線を引き出しつつ処理を行なつている。
電線の処理の際には、リールの慣性等により電線
にかかる張力に必要以上の変動が生じる。
この変動を減少させるためには、第7図あるい
は第8図に示すような電線引出緩衝装置が用いら
れている。第7図において、電線1はリール回転
支軸3に支承されたリール5に巻かれている。リ
ール5から引き出された電線1は2つの回転軸
7,8に引掛けられている。2つの回転軸7,8
の間の電線1には移動可能な回転軸10が引掛け
られて電線のたるみ部13が作られている。回転
軸10はレバー15の一端に回転自在に保持され
ている。レバー15の他端は固定部に回動可能に
支持されている。レバー15の中間部分にはバネ
17又は空気シリンダ等の一端が接続されてい
る。
第8図においては、リール5から引き出された
電線1は回転軸18に引掛けられている。リール
5と回転軸18との間の電線1には、電線1を挟
むように2つの送りローラ20,21が設けられ
ている。送りローラ19,20と電線18との間
には、電線1のたるみ部13が作られている。こ
のように、電線1にはたるみ部13が作られて張
力の変動を防いでいる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第7図の場合には、リール5の
慣性によりリール5の近傍の電線1に、電線使用
量の差によるリール巻径の差等により、たるみを
生じる。このためリール回転支軸3に電線1が巻
き込まれ切断することがある。また、第8図の場
合には、電線1の複数本の送り出しの際に差を生
じる等の不都合があつた。
それ故に本発明の技術的課題は、電線を張力の
バランスよく引き出すことができ、かつ、電線に
必要以上のストレスをかけることなく電線処理装
置への電線の供給を可能にする電線引出緩衝機構
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、電線収納部からの電線の引き
出しを緩衝するための緩衝機構において、上記電
線の軸方向での異なる部分を受ける対の回転軸、
上記電線の該対の回転軸間に位置する部分に回転
方向で摩擦係合した位置可変の回転体、該回転体
を上記電線の張り側へ付勢した付勢手段、上記回
転体の変位を検出する検出手段、及び該検出手段
の出力に応じ、上記回転体を上記電線の引出し向
きに回動させる駆動手段を含むことを特徴とする
電線引出緩衝機構が得られる。
〔原理〕
第1図は本発明の電線引出緩衝機構の基本原理
を示している。
図示の電線引出緩衝機構は回転可能な3つの回
転軸25,26,27を含んでいる。3つの回転
軸25,26,27には、電線1が巻掛けられて
いる。前部及び後部の回転軸25,27は、相対
位置が変わらないものである。中間部の回転軸2
6は、矢印で示す上方向e及び下方向fへ移動可
能である。
この状態で前部の回転軸25の回転を固定し、
そして電線1を前部の回転軸25から後部の回転
軸27への方向、即ち、矢印で示すa方向に引く
と、後部の回転軸27で矢印で示すb方向へ引か
れ、その際に中間部の回転軸26は矢印で示すc
方向に回転しつつe方向に上昇する。
次に、前部の回転軸25をd方向に回転可能と
し、同様に電線1をa方向へ引き、回転軸26を
モータの動力でc方向へ回転すると、電線1はa
方向へ送り出し、かつ、中間部の回転軸26はe
方向及びf方向のどの方向にも移動しない状態を
理論的には電気制御によつて作り得る。
〔実施例〕 第2図は本発明の電線引出緩衝機構の一実施例
を示している。
図示の電線引出緩衝機構は、リール回転支軸3
1に固定され、電線1を巻込んだ電線収納部とし
てのリール33を含んでいる。リール33から引
き出された電線1は、2つの回転軸36,38に
引掛けられている。回転軸36,38は回転軸心
の位置を固定されている。2つの回転軸36,3
8の間には、回転可能に、かつ、上方向mと下方
向nに移動可能な回転体、即ち、電線駆動軸40
が設けられている。電線駆動軸40には電線1が
引掛けられて摩擦係合している。したがつて電線
駆動軸40はその回転時に電線1を軸方向に送る
ことができる。この状態で、電線駆動軸40は重
力により下方向nに付勢されている。
この電線駆動軸40にはプーリ42が同軸に取
付けられている。プーリ42には、駆動ベルト4
4が掛けられている。駆動ベルト44はまた、回
転可能な2つのアイドルプーリ46,47に掛け
られている。アイドルプーリ46,47の回転中
心は、電線駆動軸40及びプーリ42と一緒に上
方向mと下方向nに移動可能であるようにしてあ
る。即ち、電線駆動軸40、プーリ42及びアイ
ドルプーリ46,47は、上下方向m,nに可動
の共通の取付板(図示せず)に取付けられてい
る。なおこの取付板の上下方向位置は検出スイツ
チ(図示せず)にて検出されるようになつてい
る。
駆動ベルト44はさらに、アイドルプーリ50
と駆動プーリ52とに掛けられている。駆動プー
リ52にはモータ54の軸56が接続されてい
る。駆動プーリ52には同軸にワンウエイクラツ
チ58が設けられている。ワンウエイクラツチ5
8は駆動プーリ52をモータ54の軸56に対
し、k方向には自由であるが、l方向では係止さ
せるものである。なお、アイドルプーリ50及び
駆動プーリ52は回転軸心の位置を固定されてい
る。
今、電線1が電線処理装置(図示せず)によつ
てg方向、即ち、リール33から回転軸38に向
けて引かれると、電線駆動軸40、プーリ42及
びアイドルプーリ46,47は、回転しながらm
方向に移動する。この移動を上述の検出スイツチ
によつて検出し、これに応じてモータ54の軸5
6をj方向に回転させる。すると駆動ベルト44
はi方向に送られることになるので、電線駆動軸
40はh方向に回転しつつ電線1をリール33か
ら引出す。この結果、電線駆動軸40、プーリ4
2及びアイドルプーリ46,47はn方向に移動
し、元の位置に戻される。電線駆動軸40がn方
向の適当な位置に戻つた際にモータ54の回転を
止めると、電線1にタルミ60を発生させずにリ
ール33の回転を停止することができる。
第3図は本発明の他の実施例による電線引出緩
衝機構を示す。第3図の電線引出緩衝機構は、第
2図のワンウエイクラツチ58の取付位置が電線
駆動軸40に移動したもので基本的動作は同じで
ある。第3図の電線引出緩衝機構によると、ワン
ウエイクラツチ58からモータ54までが電線駆
動軸40の負荷にならない点で有利である。な
お、ワンウエイクラツチ58はなくても可である
が、その場合には電線駆動軸40からモータ54
のロータまで停止時の負荷となる。
第4図はさらに他の実施例を示す。この場合に
は、モータ54が電線駆動軸40のm,n方向の
移動と共に動くことを許容するため、モータ54
への電力供給の為の電源線を可動状態に配線する
必要がある。これは、電源線にカールコード等を
用いることにより実施できる。
ところで第5図に示すように、電線駆動軸40
に電線1が複数本かかつた場合には、例えば、電
線1bに大きな張力がかかつてしまうことがあ
る。その場合には、電線1bと他の1本、例えば
電線1dで電線駆動軸40を支えることになる。
しかしこの状態で電線駆動軸40をp方向へ回転
すると、電線1b,1dは、電線駆動軸40を支
えるために電線駆動軸40との間に摩擦力が働き
g方向に送り出され、一方、電線1a,1cに
は、摩擦が働かないため送り出されない。またこ
の電線1b,1dが送られた後には、電線1a,
1cで電線駆動軸40が支えられ同様の動きをす
る。従つて、全ての電線1a〜1dは、電線駆動
軸40の回転によつて、各々自然に摩擦力のバラ
ンスを取りながら、等量送り出されることにな
る。
第6図には、電線駆動軸40の近くに巻掛け角
調整軸65を配置した例を示す。これによると、電
線1の電線駆動軸40への巻掛け角度を調整して
送り出し摩擦力を加減できる。また巻掛け角度調
整軸62は、電線駆動軸40の回転軸中心付近
(必ずしも一致する必要なし)を中心にして第6
図の破線状態から実線状態程度まで移動可能にす
ることが好ましい。これによると、電線1の巻掛
け角度の変更が容易に可能であるとともに、電線
1のセツト時の操作性も改善される。
なお、第2図乃至第4図までのワンウエイクラ
ツチ58を取外しモータ54の駆動方式を回生制
動制御することによつてもより精密かつ適切なた
るみ制御が可能となることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上実施例により説明したように、本発明の電
線引出緩衝機構によれば、電線を引き出した際の
慣性による影響が防止される。また、電線は電線
収納部に必要以上のストレスをかけることなくバ
ランスよく引き出せるため、電線のたるみ部が生
じない電線引出緩衝機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電線引出緩衝機構の原理を説
明するための原理説明図、第2図は本発明の電線
引出緩衝機構の一実施例を示す簡略機構図、第3
図及び第4図は本発明の電線引出緩衝機構の他の
実施例を示す簡略機構図、第5図は電線の送り出
し原理説明図、第6図は電線の送り出しの変形例
を示す機構図、第7図及び第8図は従来の電線引
き出し方法を示す機構図である。 1;電線、5;リール、15;レバー、17;
バネ、20;送りローラ、25,26,27;回
転軸、33;リール、36,38;回転軸、4
0;回転体(電線駆動軸)、42;電線駆動軸の、
46,47,50;ベルト用アイドルプーリ、5
2;ベルト用駆動プーリ、54;モータ、58;
ワンウエイクラツチ、62;角度調整軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電線収納部からの電線の引出しを緩衝するた
    めの緩衝機構において、上記電線の軸方向で異な
    る部分を受ける対の回転軸、上記電線の該対の回
    転軸間に位置する部分に回転方向で摩擦係合した
    位置可変の回転体、該回転体を上記電線の張り側
    へ付勢した付勢手段、上記回転体の変位を検出す
    る検出手段、及び該検出手段の出力に応じ、上記
    回転体を上記電線の引出し向きに回動させる駆動
    手段を含むことを特徴とする電線引出緩衝機構。 2 上記付勢手段は上記回転体に作用する重力で
    ある特許請求の範囲第1項記載の電線引出緩衝機
    構。 3 上記駆動手段は、上記検出手段の出力に応じ
    て回転を制御される電動機と、該電動機の回転を
    上記回転体に伝える回転伝達装置とを含む特許請
    求の範囲第1項記載の電線引出緩衝機構。
JP1427787A 1987-01-26 1987-01-26 電線引出緩衝機構 Granted JPS63185780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1427787A JPS63185780A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 電線引出緩衝機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1427787A JPS63185780A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 電線引出緩衝機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63185780A JPS63185780A (ja) 1988-08-01
JPH0210064B2 true JPH0210064B2 (ja) 1990-03-06

Family

ID=11856594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1427787A Granted JPS63185780A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 電線引出緩衝機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63185780A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63185780A (ja) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2011451C1 (ru) Устройство для приложения заданной тормозной силы к движущейся со сматывающей катушки проволоке
EP2366647B1 (en) Rolled paper driving apparatus and image forming apparatus
SE462878B (sv) Tvinnmaskin
US4967973A (en) Wire dispensing machines
JPH09263359A (ja) コード類の張力調整機構
JPH0210064B2 (ja)
JP3137150B2 (ja) ケーブル巻取装置
US2969200A (en) Magnetic tape apparatus
JP3875628B2 (ja) 回転電機の電機子製造方法
JP3968881B2 (ja) テープ巻付装置のテープ送出張力制御方法
US5111646A (en) Tape wrapping device with plural independently rotatable spool carriers
JP2568943B2 (ja) 巻材送り出し装置
US2929573A (en) Compensating mechanism for taping machines and the like
JPH02232156A (ja) ワイヤ式切断機におけるワイヤ張力保持方法
US4523423A (en) Cradle for a twisting machine
JPH0130750B2 (ja)
KR102079092B1 (ko) 쿠션제어용 테이핑장치
JPH0158808B2 (ja)
US4163531A (en) Coil winding apparatus
JP4142481B2 (ja) 回転電機の電機子製造方法及びその巻線巻回装置
JPS6245769Y2 (ja)
JP2536152B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH08323609A (ja) ワイヤソーにおける張力低減装置
JPS6313905B2 (ja)
JPH0120362Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees