JPH0210020Y2 - - Google Patents

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JPH0210020Y2
JPH0210020Y2 JP1982095254U JP9525482U JPH0210020Y2 JP H0210020 Y2 JPH0210020 Y2 JP H0210020Y2 JP 1982095254 U JP1982095254 U JP 1982095254U JP 9525482 U JP9525482 U JP 9525482U JP H0210020 Y2 JPH0210020 Y2 JP H0210020Y2
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stay
shielding plate
light shielding
arm
window
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JP1982095254U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車室内に取付けられるサンバイザに
関する。
車両走行時に運転者の眼に大陽光のような直接
入射光が入ると、運転者の視界は遮られ、走行時
の安全が阻害される。これを防ぐために、従来、
サンバイザが使用されている。このサンバイザは
運転者の眼に入射する入射光を遮る位置に遮光板
を配置し、不使用時にはこの遮光板を車両の天井
内壁に接合状態で格納できる。たとえば、第1図
に示すようなサンバイザ1は遮光板2とこれを枢
着するアーム3とからなり、このアームの直立部
301が取付金具4を介し、車室内壁の上部に枢
着される。そして、アーム3がフロントウインド
側に対向する時は車両前方からの陽光を、また、
サイドウインド側に対向する時はサイドからの陽
光をそれぞれ遮光する。しかし、サンバイザ1は
遮光板2がアームの直立部301回りに回動する
のみであり、太陽光等を遮る範囲は限定されてい
る。このため、従来のサンバイザは車両走行時に
常時変化する直接入射光の入射方向や入射角の広
範囲の変化に対応することができないという不都
合がある。
この考案は、遮光板の大きさに比べ十分大きな
遮光域を確保できるサンバイザを提供することを
目的とする。
この考案によるサンバイザは、車両の窓の上縁
部における端部近傍に支持されたステーと、上記
ステーに形成された腕部に回動自在に取付けられ
た遮光板とを備え、上記ステーは上記腕部が上記
窓の上縁部にほぼ沿う第1位置と同腕部が上記窓
の側縁部を定めるピラーにほぼ沿う第2位置との
間を変位できるように1つの回動軸線のみをもつ
て上記窓の上縁部における端部近傍に回動自在に
支持され、上記ステーの回動軸線の位置及び上記
ステーにおける上記遮光板の取付位置は、上記ス
テーが上記第1位置にあるときに上記遮光板の車
幅方向外方の端部と上記ピラーとの距離が同遮光
板における上記腕部と直交する方向の寸法よりも
大きく、上記ステーが上記第2位置にあるときに
上記遮光板の上端部が上記窓の上縁部に近傍する
ようである。
このようなサンバイザによれば、遮光板の面積
の割に広範囲の遮光域を確保でき、しかも、車両
前部のフロントピラに遮光板を近接させた際、サ
イドウインドガラスにより生じるゴーストをも防
止できる。
以下、この考案を添付図面と共に説明する。
第2図にはこの考案の一実施例としてのサンバ
イザ5を取付けた車両6を示した。この車両6
は、その前部のフロントウインド7を、左右一対
(左側は図示せず)の縦枠としてのフロントピラ
8と、ウインドシールドヘツダパネル(以後単に
ルーフヘツダと記す)9と、図示しないインスツ
ルメントパネルとにより形成しており、ここには
フロントガラス10が取付けられ、車室11への
外気の進入を防いでいる。車両側部には、ドア1
2が配備され、このドア12の上部にはサイドウ
インド13が形成される。このサイドウインドに
はサイドガラス14が取付けられており、このサ
イドガラスが図示しないウインドレギユレータに
より上下動することにより開閉される。ドア12
はその前部がフロントピラ8に、上部がルーフサ
イドレール(以後単にサイドレールと記す)15
に、後部が図示しないリヤピラに、下部が図示し
ないサイドシルにそれぞれ接離可能に対設され
る。なお、ルーフヘツダ9やサイドレール15
は、それぞれルーフ16の縁部と接合され、車室
上部の剛性を確保している。
サンバイザ5はルーフヘツダ9の縦壁面901
にカツプ型の取付金具17を介し枢着される。こ
の取付金具17は、フロントピラ8の上端より車
幅方向Yに距離L1だけ中央寄りで、かつ、フロ
ントウインド7の上方側にねじ止めされる(第3
図参照)。この取付金具17は、フロントウイン
ド7の開口を含む平面とほぼ直交する方向に中心
線を有した内ねじ171を形成されており、この
内ねじに略L字型状を有する鋼棒からなるステー
としてのアーム18が螺着される。アーム18は
アーム自体及び内ねじ171の共通の回動軸線を
回転中心線l1として主回動Aできるよう、この
内ねじに螺合するねじを備えたボス部181と、
このボス部より延出し、ほぼ回転中心線l1の放
射方向に伸びる連結部182と、この連結部より
更に延出すると共に、後述する遮光板19を枢着
する腕部としての枢着部183とで形成される。
第3図に示すように、ボス部181は取付金具
17に対し、回転中心線l1の方向にねじ込ま
れ、この際、取付金具17の内底172より回転
中心線l1の方向に長いばね20を押圧し、所定
量圧縮させる。このため、ボス部181と取付金
具17との螺着部分には、常に、互いが押圧され
る力を受けるため、回転中心線l1回りの回動抵
抗が付与された状態となり、所定値以上の力を受
けないとアーム18側は主回動Aしないように形
成される。アーム18の連結部182と枢着部1
83は互いに折曲状態で連結している。即ち、第
2図に一点鎖線で示したように、アーム18が主
回動Aし、連結部182の回動端(枢着部183
との折曲連結端)がフロントピラ8の上端と対向
する際、枢着部183がフロントピラ8の上部よ
り下方に沿つて近接するよう、この枢着部と連結
部182とは互いに一体的に形成されている。こ
のようなアーム18はサンバイザ5の不使用時に
第2図に実線で示した位置に保持され、この際、
枢着部183はルーフヘツダの縦壁面191と対
向し、フロントウインド7の視界を防げることは
ない。
遮光板19は図示しない嵌合状態のきついヒン
ジを介し、アームの枢着部183に取付けられて
おり、この枢着部の回りに一定以上の大きさの力
を受けた際に煽り回動Bする。なお、遮光板19
は、図示しない芯材を軟質パツドで包み、これを
表皮で覆つたものであり、枢着部183の長さに
近似した長さの長板状を呈する。
第2図に示したサンバイザ5は、不使用時にお
いて、枢着部183を縦壁面191に近接する位
置に配置し、遮光板19をルーフ16側に当接さ
せるP1位置(第2図の実線および第4図参照)
に支持し、枢着部183をフロントウインドウの
上縁部に沿う第1位置に支持する。この遮光板1
9は枢着部183回りに煽り回動Bされると第2
図に破線で示すP2位置に達し、第4図中のa2
域を遮光する。次に、P2位置の遮光板19は、
これが主回動Aすることにより、第2図に破線で
示すP3位置に達し、更に煽り回動BするとP4位
置に達する。この場合、遮光板19は第4図中の
a3やa4域をそれぞれ遮光する。P4位置の遮
光板19は、これが再び主回動Aすることによ
り、第2図に一点鎖線で示したP5位置に達し、
第4図中のa5域を遮光する。この時、枢着部1
83はフロントピラ8に沿う第2位置に支持され
ている。次に、P5位置の遮光板19は、これが
多少煽り回動Bすることにより第6図に示すP6
位置に達し、これにより、車外が暗いような夜間
走行時に生じるゴーストを防ぐことができる。即
ち、P6位置にある遮光板19はフロントピラ8
の死角α1内に配置されることより車両の前部に
視界を狭めることはなく、しかも、メータ類Mの
照明光を遮ることができ、この照明光がサイドガ
ラス14に全反射されることにより、ミラー21
による後部視界の確認ができないという不都合を
防止できる。P6位置の遮光板19は、これが更
に煽り回動Bすることにより、第2図に一点鎖線
で示したP7位置に達し、第5図中のa7域を遮
光する。
このように第2図に示したサンバイザ5は主回
動Aおよび煽り回動Bすることにより、フロント
ウインド7内のa2,a3,a4,a5の各域
と、サイドウインド13内のa7域を遮光でき
る。特に、第2図より明らかなように、ステーの
腕部が第1位置にあるときに、遮光板の車幅方向
外方の端部とピラーとの距離が遮光板における腕
部と直交する方向の寸法よりも大きく形成され、
しかも、ステーの腕部が第2位置にあるときに、
遮光板の上端部が窓の上縁部に近接するように構
成したため、アームの枢着部183が第1位置及
び第2位置にある時の各遮光域a2,a5が重な
らず、この点も含めて、遮光板19の大きさに比
べ十分大きな遮光域を確保でき、逆に、遮光板1
9を小さく形成しても、このサンバイザ5は十分
な遮光域を確保できる。しかもサイドガラス14
によるゴーストをも防止できる。
上述の処において、サンバイザ5,22にそれ
ぞれ利用されたボス部181,231は取付金具
17に螺着されていたが、これに限定されるもの
ではなく、アーム側と取付金具側とが所定の回動
抵抗を備えた状態で枢着されるものであれば他の
枢着手段も同様に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサンバイザの斜視図、第2図は
この考案の一実施例としてのサンバイザの斜視
図、第3図は第2図のサンバイザに用いられた取
付金具の断面図、第4図および第5図は第2図の
サンバイザの遮光域説明図、第6図は第2図のサ
ンバイザによるゴースト防止位置を説明する図を
それぞれ示している。 5,22……サンバイザ、6……車両、7……
フロントウインド、8……フロントピラ、90
1,151……縦壁面、13……サイドウイン
ド、18……アーム、19……遮光板、181…
…ボス部、182……連結部、183……枢着
部、l1……回転中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の窓の上縁部における端部近傍に支持され
    たステーと、上記ステーに形成された腕部に回動
    自在に取付けられた遮光板とを備え、上記ステー
    は上記腕部が上記窓の上縁部にほぼ沿う第1位置
    と同腕部が上記窓の側縁部を定めるピラーにほぼ
    沿う第2位置との間に変位できるように1つの回
    動軸線のみをもつて上記窓の上縁部における端部
    近傍に回動自在に支持され、上記ステーの回動軸
    線の位置及び上記ステーにおける上記遮光板の取
    付位置は、上記ステーが上記第1位置にあるとき
    に上記遮光板の車幅方向外方の端部と上記ピラー
    との距離が同遮光板における上記腕部と直交する
    方向の寸法よりも大きく、上記ステーが上記第2
    位置にあるときに上記遮光板の上端部が上記窓の
    上縁部に近傍するように構成されたサンバイザ。
JP9525482U 1982-06-25 1982-06-25 サンバイザ Granted JPS59310U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9525482U JPS59310U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 サンバイザ

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JP9525482U JPS59310U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 サンバイザ

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Publication Number Publication Date
JPS59310U JPS59310U (ja) 1984-01-05
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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460810U (ja) * 1977-10-06 1979-04-27

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JPS59310U (ja) 1984-01-05

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