JPH0198223A - シリコンウェーハの不純物拡散方法 - Google Patents
シリコンウェーハの不純物拡散方法Info
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- JPH0198223A JPH0198223A JP25676187A JP25676187A JPH0198223A JP H0198223 A JPH0198223 A JP H0198223A JP 25676187 A JP25676187 A JP 25676187A JP 25676187 A JP25676187 A JP 25676187A JP H0198223 A JPH0198223 A JP H0198223A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、半導体シリコンウェーハの製造工程におけ
る不純物拡散方法に関するものである。
る不純物拡散方法に関するものである。
半導体シリコンウェーハ(以下、ウェーハと略称する)
の製造工程において、ウェーハの表面近傍にpn接合部
を設けるため、表面より不純物原子を拡散させることが
行なわれている。この不純物原子の拡散方法には種々の
方法が用いられているが、各方法にはそれぞれの利点及
び欠点が存在するため、これらの方法はその利点に応じ
て使い分番プられているものである。
の製造工程において、ウェーハの表面近傍にpn接合部
を設けるため、表面より不純物原子を拡散させることが
行なわれている。この不純物原子の拡散方法には種々の
方法が用いられているが、各方法にはそれぞれの利点及
び欠点が存在するため、これらの方法はその利点に応じ
て使い分番プられているものである。
これらの方法の中で、スピンコード法は有害なガスを使
わずに拡散できる点に利点が有り、また、ドープドオキ
ナイド法若しくはドープドポリシリコン法は不純物原子
の高濃度拡散に右利な方法として知られている。
わずに拡散できる点に利点が有り、また、ドープドオキ
ナイド法若しくはドープドポリシリコン法は不純物原子
の高濃度拡散に右利な方法として知られている。
上記の方法は、いずれもあらかじめウェーハに拡rll
させる不純物原子を含んだ薄膜をウェーハの表面に形成
し、これを拡散炉にて加熱することにより不純物原子を
拡散させるものである。前記薄膜は、スピンコード法の
場合には、不純物または酸化不純物を有機溶媒に溶かし
、この液体をウェーハ表面に滴下した後、ウェーハを高
速で回転してウェーハ表面に均一の厚さとなるよう塗布
することにより形成する。またドープオキサイド法若し
くはドープドポリシリコン法の場合には、それぞれ不純
物原子を含んだ酸化膜若しくはポリシリコン膜をウェー
ハ表面上で気相成長させて形成する。
させる不純物原子を含んだ薄膜をウェーハの表面に形成
し、これを拡散炉にて加熱することにより不純物原子を
拡散させるものである。前記薄膜は、スピンコード法の
場合には、不純物または酸化不純物を有機溶媒に溶かし
、この液体をウェーハ表面に滴下した後、ウェーハを高
速で回転してウェーハ表面に均一の厚さとなるよう塗布
することにより形成する。またドープオキサイド法若し
くはドープドポリシリコン法の場合には、それぞれ不純
物原子を含んだ酸化膜若しくはポリシリコン膜をウェー
ハ表面上で気相成長させて形成する。
そして、上記方法により表面に薄膜が形成されたウェー
ハを拡散炉によって熱処理すれば、つ工−ハに不純物拡
散が行なわれるのであるが、この熱処理を第2図を用い
て説明する。
ハを拡散炉によって熱処理すれば、つ工−ハに不純物拡
散が行なわれるのであるが、この熱処理を第2図を用い
て説明する。
先ず、表面に不純物原子を含んだ薄膜が形成されたウェ
ーハ1を、その表面と直交する方向に互いに密着させて
石英製容器2に収納する。ついで、これらウェーハ1が
収納された石英製容器2を、一端が開放された石英製チ
ューブ3と、石英製デユープ3の外周面に設けられたヒ
ーター4から成る拡散炉5内に挿入する。なお、ヒータ
ー4は図示しない温度1lI11御装置と接続され、拡
散炉5内の温度を調整することができるようになってい
る。
ーハ1を、その表面と直交する方向に互いに密着させて
石英製容器2に収納する。ついで、これらウェーハ1が
収納された石英製容器2を、一端が開放された石英製チ
ューブ3と、石英製デユープ3の外周面に設けられたヒ
ーター4から成る拡散炉5内に挿入する。なお、ヒータ
ー4は図示しない温度1lI11御装置と接続され、拡
散炉5内の温度を調整することができるようになってい
る。
そして、ヒーター4を加熱してウェーハ1の温度を所要
の拡散温度迄昇温し、この拡散温度を一定時間継続する
とウェーハ1の表面に形成された薄膜からウェーハ1に
不純物原子が拡散し、不純物原子が拡散された部分が他
の部分に対する反転層となって、ウェーハ1の表面近傍
にpn接合部が形成される。なお、この不純物拡散濃度
は前述の拡散温度及びこの温度の継続時間によって変化
するため、不純物拡散中における拡散炉5内の温度は、
所要の拡散温度に対して±0.5℃fy度の温度差とい
う極めて厳しい温度管理がなされているのが一般的であ
る。
の拡散温度迄昇温し、この拡散温度を一定時間継続する
とウェーハ1の表面に形成された薄膜からウェーハ1に
不純物原子が拡散し、不純物原子が拡散された部分が他
の部分に対する反転層となって、ウェーハ1の表面近傍
にpn接合部が形成される。なお、この不純物拡散濃度
は前述の拡散温度及びこの温度の継続時間によって変化
するため、不純物拡散中における拡散炉5内の温度は、
所要の拡散温度に対して±0.5℃fy度の温度差とい
う極めて厳しい温度管理がなされているのが一般的であ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
上記従来の不純物拡散方法においては、その熱処理時に
以下のような問題点があった。
以下のような問題点があった。
ウェーハ1は互いの表面が密着されて石英製容器2に収
納されているため、その両端部のウェーハ1aから数枚
のウェーハ1は中央付近のウェーハ1に比して熱的に不
安定な状態になっている。
納されているため、その両端部のウェーハ1aから数枚
のウェーハ1は中央付近のウェーハ1に比して熱的に不
安定な状態になっている。
すなわち、ウェーハ1を一定温度に保った場合、両端部
のウェーハ1aより数枚のウェーハ1からは熱の拡散が
行なわれ易いので、中央付近のつ工−ハ1に比べて両端
部のウェーハ1aから数枚のウェーハ1は温度が低下す
る傾向が見られる。ざらに、拡散炉5の石英製チューブ
3の一端が開放されていることから、温度低下の傾向は
助長され、両端部のウェーハ1aから数枚のウェーハ1
の温度は、前述の湿度管理範囲内から外れて、より低下
してしまう。そして、前述の如く不純物原子の拡散温度
は温度依存性があることから、両端部のウェーハ1aか
ら数枚のウェーハ1の不純物拡散濃度は、中央付近のウ
ェーハ1の不純物拡散濃度と比較して低いものとなって
しまい、結果とじてこれら両端部のウェーハ1a及び両
端部より数枚のウェーハ1を製品として扱うことができ
なかった。従って、従来の不純物拡散方法は、熱処理の
度に両端部より数枚のウェーハ1を廃棄する必要が有り
、非常に不経済なものであった。
のウェーハ1aより数枚のウェーハ1からは熱の拡散が
行なわれ易いので、中央付近のつ工−ハ1に比べて両端
部のウェーハ1aから数枚のウェーハ1は温度が低下す
る傾向が見られる。ざらに、拡散炉5の石英製チューブ
3の一端が開放されていることから、温度低下の傾向は
助長され、両端部のウェーハ1aから数枚のウェーハ1
の温度は、前述の湿度管理範囲内から外れて、より低下
してしまう。そして、前述の如く不純物原子の拡散温度
は温度依存性があることから、両端部のウェーハ1aか
ら数枚のウェーハ1の不純物拡散濃度は、中央付近のウ
ェーハ1の不純物拡散濃度と比較して低いものとなって
しまい、結果とじてこれら両端部のウェーハ1a及び両
端部より数枚のウェーハ1を製品として扱うことができ
なかった。従って、従来の不純物拡散方法は、熱処理の
度に両端部より数枚のウェーハ1を廃棄する必要が有り
、非常に不経済なものであった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、熱
処理において全てのウェーハ1を製品として扱うことが
できる不純物拡散方法を提供することを目的とする。
処理において全てのウェーハ1を製品として扱うことが
できる不純物拡散方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明の不純物拡散方法においては、その表面に不純物
原子を含んだ薄膜が形成されたウェーハを、その表面と
直交する方向に互いに密着させて第1の石英製容器に収
納するとともに、前記シリコンウェーハの外形輪郭と同
一か若しくはこれより大きい外形輪郭を有し、且つ片面
に熱反射面を有する1枚若しく警よ複数枚の熱拡散防止
板を、その熱反射面が少なくとも一方の端面側に露出す
るように第2.第3の石英製容器内に収納する。そして
、これら第2.第3の石英製容器端面に露出した熱反射
面が、第1の石英製容器両端のウェー八表面と対向する
ように各石英製容器を拡散炉内に配置し、この状態で前
記シリコンウェーハを加熱し、不純物拡散を行なう。
原子を含んだ薄膜が形成されたウェーハを、その表面と
直交する方向に互いに密着させて第1の石英製容器に収
納するとともに、前記シリコンウェーハの外形輪郭と同
一か若しくはこれより大きい外形輪郭を有し、且つ片面
に熱反射面を有する1枚若しく警よ複数枚の熱拡散防止
板を、その熱反射面が少なくとも一方の端面側に露出す
るように第2.第3の石英製容器内に収納する。そして
、これら第2.第3の石英製容器端面に露出した熱反射
面が、第1の石英製容器両端のウェー八表面と対向する
ように各石英製容器を拡散炉内に配置し、この状態で前
記シリコンウェーハを加熱し、不純物拡散を行なう。
本発明の不純物拡散方法によれば、その熱処理時におけ
る第1の石英製容器両端付近のウェー八数枚からの拡散
熱と外部の熱との交換は、第2゜第3の石英製容器内の
熱拡散防止板によって防止され、さらに、高温に熱せら
れたウェーハから発散されるふく射熱を熱拡散防止板の
熱反射面が反射する。従って、第1の石英製容器両端部
のウェーハ近辺の温度低下は防止され、全てのウェーハ
は均一な温度に保たれる。
る第1の石英製容器両端付近のウェー八数枚からの拡散
熱と外部の熱との交換は、第2゜第3の石英製容器内の
熱拡散防止板によって防止され、さらに、高温に熱せら
れたウェーハから発散されるふく射熱を熱拡散防止板の
熱反射面が反射する。従って、第1の石英製容器両端部
のウェーハ近辺の温度低下は防止され、全てのウェーハ
は均一な温度に保たれる。
(実施例)
以下本発明の実施例を、第1図に基づいて説明する。な
お、第1図において、第2図と同一構成要素には同一符
号を示しである。
お、第1図において、第2図と同一構成要素には同一符
号を示しである。
図中符号1はウェーハであり、この表面にはウェーハ1
に拡散させる不純物原子を含んだ薄膜が形成されている
。この薄膜は、上記従来のスピンコード法、ドープドオ
キサイド法あるいはドープドポリシリコン法における薄
膜形成と同様に、不純物原子を溶かした液体を塗布する
か、あるいは不純物原子を含んだ気相成長膜を成長させ
ることにより形成されるものである。なお、この簿膜に
含まれる不純物原子は、ウェーハ1の表面にn型反転層
を形成する場合にはボロンであり、ウェーハ1の表面に
n型反転層を形成する場合にはリンである。
に拡散させる不純物原子を含んだ薄膜が形成されている
。この薄膜は、上記従来のスピンコード法、ドープドオ
キサイド法あるいはドープドポリシリコン法における薄
膜形成と同様に、不純物原子を溶かした液体を塗布する
か、あるいは不純物原子を含んだ気相成長膜を成長させ
ることにより形成されるものである。なお、この簿膜に
含まれる不純物原子は、ウェーハ1の表面にn型反転層
を形成する場合にはボロンであり、ウェーハ1の表面に
n型反転層を形成する場合にはリンである。
上記薄膜が形成されたウェーハ1は、以下の手順に従っ
て熱処理される。
て熱処理される。
先ず、ウェーハ1を、その表面と直交する方向に互いに
密着させて第1の石英製容器2に収納し、ついで熱拡散
防止板6を、その表面と直交する方向に、適宜間隔をあ
けて第2.第3の石英製容器7.8に同枚数収納する。
密着させて第1の石英製容器2に収納し、ついで熱拡散
防止板6を、その表面と直交する方向に、適宜間隔をあ
けて第2.第3の石英製容器7.8に同枚数収納する。
この時、第2.第3の石英製容器7.8の一方の端部に
配置する熱拡散防止板6aは、その熱反射面6bが第2
.第3の石英製容器7.8の端面側に露出するように収
容する。なお、この熱拡散防止板6は、円形のつ工−ハ
1より大きい外径を有し、且つ片面が鏡面仕上げされた
ウェーハであり、この鏡面を熱反射面6bとして使用す
るものである。また、第2.第3の石英製容器7,8の
内面には、熱拡散防止板6を適宜隙間があいた状態で整
列させるための溝部7a、8aが設けられている。
配置する熱拡散防止板6aは、その熱反射面6bが第2
.第3の石英製容器7.8の端面側に露出するように収
容する。なお、この熱拡散防止板6は、円形のつ工−ハ
1より大きい外径を有し、且つ片面が鏡面仕上げされた
ウェーハであり、この鏡面を熱反射面6bとして使用す
るものである。また、第2.第3の石英製容器7,8の
内面には、熱拡散防止板6を適宜隙間があいた状態で整
列させるための溝部7a、8aが設けられている。
次に、各石英製容器2,7.8を一端が開放されたチュ
ーブ3と、石英製チューブ3の外周面に設けられたヒー
ター4から成る拡散炉5内に、第1の石英製容器2両端
部のウェーハ1aの表面と、第2.第3の石英製容器7
.8の端部の熱拡散防止板6aの熱反射面6bとが対向
するように挿入する。なお、この拡散炉5のヒーター4
は図示しない温度制御装置と接続され、拡散炉5内の温
度を±0.5℃以内の誤差で一定温度に保つことができ
るようになっている。また、各石英製容器2゜7.8を
入炉する際の拡散炉5内の温度は900℃程度に設定さ
れている。
ーブ3と、石英製チューブ3の外周面に設けられたヒー
ター4から成る拡散炉5内に、第1の石英製容器2両端
部のウェーハ1aの表面と、第2.第3の石英製容器7
.8の端部の熱拡散防止板6aの熱反射面6bとが対向
するように挿入する。なお、この拡散炉5のヒーター4
は図示しない温度制御装置と接続され、拡散炉5内の温
度を±0.5℃以内の誤差で一定温度に保つことができ
るようになっている。また、各石英製容器2゜7.8を
入炉する際の拡散炉5内の温度は900℃程度に設定さ
れている。
各石英製容器2.7.8を拡散炉5内に挿入したら、次
にヒーター4を加熱して拡散炉5内の温度を1200℃
近辺の所要の拡散温度迄昇温する。
にヒーター4を加熱して拡散炉5内の温度を1200℃
近辺の所要の拡散温度迄昇温する。
そして、この拡散温度を一定時間継続した後ヒーター4
の温度を下げて拡散炉5内の温度を900℃降瀉し、熱
処理を終了する。
の温度を下げて拡散炉5内の温度を900℃降瀉し、熱
処理を終了する。
上記熱処理において、ウェーハ1を所要の拡散温度保つ
ことにより、ウェーハ1の表面に形成された薄膜からウ
ェーハ内に向かって不純物原子が拡散し、この不純物原
子が拡散された部分が反転層となってウェーハ1の表面
近傍にpn接合部が形成される。この場合、拡散炉5内
の温度分布についてみると、第2.第3の石英製容器7
.8内の熱拡散防止板6が拡散炉5内の熱と外部の熱と
の交換を妨げるため、第1の石英製容器2両端部のウェ
ーハ1aから数枚のウェーハ1の拡散熱は外部へ伝わら
ない。さらに、熱拡散防止板6aの熱反射面6bが、高
温に熱せられたウェーハ1から発散されるふく射熱を効
率よく反射する。従って、第1の石英製容器2の両端部
ウェーハ1a付近の温度は、中央付近のウェーハ1と同
一に保たれ、よって、各ウェーハ1の表面に形成された
薄膜から拡散される不純物原子の濃度は、全てのウェー
ハ1において同一となり、全てのシリコンウェーハ1を
製品として扱うことが可能である。また、本実施例では
、各熱拡散防止板6を適宜隙間をあけて第2.第3の石
英製容ぼ7,8に収納したため、これら熱拡散防止板6
同枚数を密着させた場合に比して、第2.第3の石英製
容器7.8の一方の端部より他方の端部へ熱が通過する
場合の熱伝導率をより低減することができ、使用する熱
拡散防止板6の枚数を必要最少限に止めた上で熱拡散防
止効果を高めることが可能である。さらに、熱拡散防止
板6を円形のウェーハ1より大きい外径を有し、片面が
鏡面仕上げされたシリコンウェーハとしたため、以下に
述べる効果も得られる。先ず、熱処理中にウェーハ1に
新たな不純物原子を供給することがないため、本発明の
効果をより確実に発揮することができる。さらに、熱拡
散防止板6として使用するウェーハを、片面鏡面仕上げ
の後何らかの原因により廃棄処分となったウェーへの中
から調達し、これらを繰り返して使用すれば、熱拡散防
止板6を新たに製作する必要がなく、本発明の経済的効
果をより高めることが可能である。
ことにより、ウェーハ1の表面に形成された薄膜からウ
ェーハ内に向かって不純物原子が拡散し、この不純物原
子が拡散された部分が反転層となってウェーハ1の表面
近傍にpn接合部が形成される。この場合、拡散炉5内
の温度分布についてみると、第2.第3の石英製容器7
.8内の熱拡散防止板6が拡散炉5内の熱と外部の熱と
の交換を妨げるため、第1の石英製容器2両端部のウェ
ーハ1aから数枚のウェーハ1の拡散熱は外部へ伝わら
ない。さらに、熱拡散防止板6aの熱反射面6bが、高
温に熱せられたウェーハ1から発散されるふく射熱を効
率よく反射する。従って、第1の石英製容器2の両端部
ウェーハ1a付近の温度は、中央付近のウェーハ1と同
一に保たれ、よって、各ウェーハ1の表面に形成された
薄膜から拡散される不純物原子の濃度は、全てのウェー
ハ1において同一となり、全てのシリコンウェーハ1を
製品として扱うことが可能である。また、本実施例では
、各熱拡散防止板6を適宜隙間をあけて第2.第3の石
英製容ぼ7,8に収納したため、これら熱拡散防止板6
同枚数を密着させた場合に比して、第2.第3の石英製
容器7.8の一方の端部より他方の端部へ熱が通過する
場合の熱伝導率をより低減することができ、使用する熱
拡散防止板6の枚数を必要最少限に止めた上で熱拡散防
止効果を高めることが可能である。さらに、熱拡散防止
板6を円形のウェーハ1より大きい外径を有し、片面が
鏡面仕上げされたシリコンウェーハとしたため、以下に
述べる効果も得られる。先ず、熱処理中にウェーハ1に
新たな不純物原子を供給することがないため、本発明の
効果をより確実に発揮することができる。さらに、熱拡
散防止板6として使用するウェーハを、片面鏡面仕上げ
の後何らかの原因により廃棄処分となったウェーへの中
から調達し、これらを繰り返して使用すれば、熱拡散防
止板6を新たに製作する必要がなく、本発明の経済的効
果をより高めることが可能である。
なお、本実施例において、同一の熱拡散防止板6を同じ
枚数だけ第2.第3の石英製容器7,8に収納したが、
これに限るものでなく、第1の石英製容器2のそれぞれ
の端面付近の温度低下傾向に対応して第2.第3の石英
製容器7.8に収納する熱拡散防止板6の枚数あるいは
寸法を変化させてもよい。また、熱拡散防止板6の外形
輪郭はウェハ1より大きい程、すなわち、熱拡散防止板
6の外周と石英製チューブ3の内周面との半径方向隙間
が小さい捏水発明の効果はより効果的に発揮され、熱反
射面6bとウェーハ1a表面との距離も近ければ近い程
好ましい。ざらに、熱拡散防止板6の熱反射面6bの向
きを組み換えることによって熱拡散防止効果を変化させ
ることもできる。
枚数だけ第2.第3の石英製容器7,8に収納したが、
これに限るものでなく、第1の石英製容器2のそれぞれ
の端面付近の温度低下傾向に対応して第2.第3の石英
製容器7.8に収納する熱拡散防止板6の枚数あるいは
寸法を変化させてもよい。また、熱拡散防止板6の外形
輪郭はウェハ1より大きい程、すなわち、熱拡散防止板
6の外周と石英製チューブ3の内周面との半径方向隙間
が小さい捏水発明の効果はより効果的に発揮され、熱反
射面6bとウェーハ1a表面との距離も近ければ近い程
好ましい。ざらに、熱拡散防止板6の熱反射面6bの向
きを組み換えることによって熱拡散防止効果を変化させ
ることもできる。
以上説明したように、本発明の不純物拡散方法によれば
、その熱処理時における第1の石英製容器両端付近のウ
ェーハの温度低下を、拡散炉内に配置した第2.第3の
石英製容器内の熱拡散防止板及び熱反射面によって防止
することができる。
、その熱処理時における第1の石英製容器両端付近のウ
ェーハの温度低下を、拡散炉内に配置した第2.第3の
石英製容器内の熱拡散防止板及び熱反射面によって防止
することができる。
よって全てのウェーハは均一な温度に保たれ、それぞれ
のウェーハにおける表面の薄膜から拡散される不純物原
子の拡散濃度は同一となる。従って、熱処理時において
第1の石英製容器内に収納した全てのウェーハを製品と
して扱うことができ、非常に経済的に半導体シリコンウ
ェーハの不純物拡散を行なうことが可能である。
のウェーハにおける表面の薄膜から拡散される不純物原
子の拡散濃度は同一となる。従って、熱処理時において
第1の石英製容器内に収納した全てのウェーハを製品と
して扱うことができ、非常に経済的に半導体シリコンウ
ェーハの不純物拡散を行なうことが可能である。
第1図は本発明の一実施例にお番ノる熱処理中の拡散炉
断面を示すものであり、第2図は従来の不純物拡散方法
における熱処理中の拡散炉断面を示すものである。 1・・・シリコンウェーハ、2・・・第1の石英製容器
、3・・・石英製チューブ、4・・・ヒーター、5・・
・拡散炉、6.6a・・・熱拡散防止板、6b・・・熱
反射面、7・・・第2の石英製容器、8・・・第3の石
英製容器。
断面を示すものであり、第2図は従来の不純物拡散方法
における熱処理中の拡散炉断面を示すものである。 1・・・シリコンウェーハ、2・・・第1の石英製容器
、3・・・石英製チューブ、4・・・ヒーター、5・・
・拡散炉、6.6a・・・熱拡散防止板、6b・・・熱
反射面、7・・・第2の石英製容器、8・・・第3の石
英製容器。
Claims (1)
- その表面に不純物原子を含んだ薄膜が形成されたシリ
コンウェーハを、その表面と直交する方向に互いに密着
させて第1の石英製容器に収納し、これらシリコンウェ
ーハ及び第1の石英製容器を拡散内に挿入して加熱する
ことにより不純物拡散を行なうシリコンウェーハの不純
物拡散方法であって、前記シリコンウェーハの外形輪郭
と同一か若しくはこれより大きい外形輪郭を有し、且つ
片面に熱反射面を有する1枚若しくは複数枚の熱拡散防
止板を、その熱反射面が少なくとも一方の端面側に露出
するように第2、第3の石英製容器内に収納し、これら
第2、第3の石英製容器をそれぞれの端面に露出した熱
反射面が、第1の石英製容器両端部のシリコンウェーハ
表面と対向するように拡散炉内にそれぞれ配置し、この
状態で前記シリコンウェーハを加熱し、不純物拡散を行
なうことを特徴とするシリコンウェーハの不純物拡散方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25676187A JPH0198223A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | シリコンウェーハの不純物拡散方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25676187A JPH0198223A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | シリコンウェーハの不純物拡散方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0198223A true JPH0198223A (ja) | 1989-04-17 |
Family
ID=17297077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25676187A Pending JPH0198223A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | シリコンウェーハの不純物拡散方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0198223A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011018910A (ja) * | 2010-07-30 | 2011-01-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置、半導体製造方法及び被処理基板ホルダ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50106569A (ja) * | 1974-01-11 | 1975-08-22 | ||
JPS5434753A (en) * | 1977-08-24 | 1979-03-14 | Hitachi Ltd | Thermal balancing jig |
JPS5612724A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-07 | Fuji Electric Co Ltd | Method for diffusing impurity into semiconductor substrate |
JPS5674923A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | Core tube device for furnace |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP25676187A patent/JPH0198223A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50106569A (ja) * | 1974-01-11 | 1975-08-22 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011018910A (ja) * | 2010-07-30 | 2011-01-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 半導体製造装置、半導体製造方法及び被処理基板ホルダ |
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