JP2000031078A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2000031078A
JP2000031078A JP10200126A JP20012698A JP2000031078A JP 2000031078 A JP2000031078 A JP 2000031078A JP 10200126 A JP10200126 A JP 10200126A JP 20012698 A JP20012698 A JP 20012698A JP 2000031078 A JP2000031078 A JP 2000031078A
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JP
Japan
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wall
processing chamber
substrate
heat
heat treatment
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JP10200126A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Fujitani
吉宏 藤谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の熱処理装置では、処理室の側壁にガス
供給口とガス排気口とが対向する状態に設けられている
ため、ガス供給口側とガス排気口側とでは被熱処理基板
に温度差を生じ、熱処理(例えば熱酸化処理)が不均一
になっていた。 【解決手段】 対向する第1,第2の壁12,14を備
えた処理室11の第1,第2の壁12,14にそれぞれ
複数列の熱源13,15が配置され、処理室11の内側
における第1の壁12の全面にわたってかつ上記熱源1
3を第1の壁12に投影した投影像間に複数のガス供給
孔16が配置され、同処理室11の内側における第2の
壁14の全面にわたってかつ上記熱源15を第2の壁1
4に投影した投影像間に複数の排気孔17が配置され、
熱処理される基板31が上記第1,第2の壁12,14
と平行かつその間に配置される熱処理装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理装置に関
し、詳しくは半導体基板をランプ加熱により熱処理する
熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今後の半導体装置の高集積化により、ト
ランジスタのゲート絶縁膜となる熱酸化膜の薄膜化が要
求されている。それにともない、装置のバッチ間、基板
面内等において、熱酸化薄膜の膜厚の安定化、均一化が
重要になってきている。その熱酸化薄膜の形成方法の一
つとして、ランプアニーリング装置内に酸素を導入し
て、基板表面を加熱することにより、熱酸化薄膜を形成
する技術が知られている。その装置の概略を図3の概略
構成図によって説明する。
【0003】図3に示すように、ランプアニーリング装
置101の処理室111には、天井側と底面側とに、基
板131を加熱するための熱源となるランプヒータ12
1がそれぞれに複数列に配置されている。また上記処理
室111の一方の側壁112側にはガス供給管113が
接続され、その側壁112に対向する側壁114には排
気管115が接続されている。
【0004】上記ランプアニーリング装置101で基板
131の表面に熱酸化薄膜を形成するには、以下のよう
に処理を行う。まず、上記処理室111の天井および底
部に対して平行になるように、処理室111内に基板1
31を収納する。そして処理室111内を一旦真空引き
した後、上記ガス供給管113より酸化ガス(例えば酸
素)を処理室111内に導入するとともに、上記排気管
115を通して処理室111内の酸化ガスを排気し、処
理室111内を所定の圧力の酸化ガス雰囲気に保持す
る。そしてランプヒータ121を点灯させることによ
り、ランプヒータ121から放射される熱線を基板13
1に照射して、その基板131を加熱し、その表面を酸
化して熱酸化薄膜(図示省略)を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板を
加熱して熱酸化薄膜を形成する際、酸化ガスの流れは、
基板の表面に対して平行な流れとなるが、ガス供給管の
接続部分に近い側の基板の部分と、排気管の接続部分に
近い側の基板の部分とでは温度差を生じる。通常、排気
管接続側がガス供給管接続側より高温度になる。このよ
うに温度差を生じると、熱酸化薄膜は不均一な膜厚に形
成され、基板面内の膜厚均一性を悪化させることにな
る。また、そのような熱酸化薄膜をゲート絶縁膜に用い
て基板面内にトランジスタを形成した場合、基板面内で
トランジスタ特性の異なるトランジスタが形成されるこ
とになる。また、処理室に接続されている排気管は、処
理室の側壁または底部の1か所ないし2か所であるた
め、基板に対して片寄った位置で排気されることにな
る。そのため、排気側の基板温度が不均一になりやす
い。
【0006】一方、熱酸化薄膜を形成中に基板を回転さ
せることで、温度による影響を最小限にする方法もある
が、それを実現する装置では、処理室の内部に基板を回
転させるための駆動手段を設ける必要が生じ、構造が複
雑になる。また処理室内に駆動手段を設けると、駆動手
段からの発塵により基板が汚染されやすくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた熱処理装置である。すなわち、熱
源を用いて処理室内に収納した基板を加熱する熱処理装
置において、処理室は対向する第1の壁と第2の壁とを
備え、処理室内側における第1の壁の全面にわたって複
数のガス供給孔が設けられ、処理室内側における第2の
壁の全面にわたって複数の排気孔が設けられたものであ
る。
【0008】上記熱処理装置では、処理室内側における
第1の壁の全面にわたって複数のガス供給孔が設けられ
ていることから、第1の壁と第2の壁との間でかつ第
1,第2の壁に平行に熱処理する基板を配置すれば、複
数のガス供給孔から基板表面の全面にわたってガスが均
一に供給されることになる。そのため、供給されるガス
にさらされる基板表面の面内温度分布は均一になるの
で、基板表面は均一に熱処理される。例えば供給される
ガスが酸化ガスの場合、基板表面に均一な膜厚の熱酸化
薄膜が形成される。また第1の壁に対向する第2の壁に
複数の排気孔が形成されていることから、処理室内のガ
スが均一に排気される。そのため、排気によって基板裏
面の面内温度分布に不均一を生じることがなく、ほぼ均
一な温度状態を保つことが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例を、図1
および図2によって説明する。図1には概略構成断面図
を示し、図2の(1)には図1のA−A線概略断面図を
示し、(2)には図1のB−B線概略断面図を示す。
【0010】図1および図2に示すように、熱処理装置
1は、処理室11が備えられている。この処理室11の
天井側を構成する第1の壁12の外側には、熱源13が
複数列に配置されている。また上記第1の壁12に対向
するもので上記処理室11の底部側を構成する第2の壁
14の外側には、熱源15が複数列に配置されている。
上記第1,第2の壁12,14は、熱線を透過する材
料、例えば石英ガラスからなる。また上記各熱源13,
15は、ともに例えばランプヒータで構成されている。
【0011】さらに上記第1の壁12の内壁12iの全
面にわたって、上記熱源13を第1の壁12に投影した
投影像と重ならない状態でかつこの投影像間に、複数の
ガス供給孔16が形成されている。また上記第2の壁1
4の内壁14iの全面にわたって、上記熱源13を第1
の壁12に投影した投影像と重ならない状態でかつこの
投影像間に、複数の排気孔17が形成されている。
【0012】また、上記熱源13間には、上記各複数の
ガス供給孔16に接続するガス供給管21が設けられて
いる。例えば、1列に配設された各ガス供給孔16には
同一のガス供給管21が接続され、各列のガス供給管2
1はガス供給配管22を介して一つのガス供給源(図示
省略)に接続されている。また上記熱源15間には、上
記各複数の排気孔17に接続する排気管23が設けられ
ている。例えば、1列に配設された各排気孔17には同
一の排気管23が接続され、各列の排気管23は排気配
管24を介して一つの排気源(図示省略)に接続されて
いる。
【0013】なお図面では、上記各熱源13と上記各熱
源15とが対向する状態に配置されているが、その配置
状態は図示した状態に限定されることはなく、例えば上
記各熱源13と上記各熱源15とが処理室11を介して
交差する状態に配置されていてもよい。その場合、上記
複数のガス供給孔16の配列および上記複数の排気孔1
7の配列も、上記熱源13,15との位置関係は上記説
明したのと同様になる。また図1および図2では、複数
の構成部品からなる熱源13,15、ガス供給孔16、
排気孔17、ガス供給管21、ガス供給配管22、排気
管23、排気配管24等の符号は、代表した物に対して
引き出し線によりその符号を示した。
【0014】上記熱処理装置1では、第1の壁12と第
2の壁14との間に熱処理する基板31が配置すれば、
処理室11の内側における第1の壁12の全面にわたっ
て設けられている複数のガス供給孔16から基板31の
表面側全面にわたってガスが均一に供給されることにな
るので、供給されるガスにさらされる基板31の面内の
温度分布は均一になる。そのため、供給されるガスが酸
化ガスの場合、基板31の表面に均一な膜厚の熱酸化薄
膜(図示省略)が形成される。また第1の壁12に対向
する第2の壁14に複数の排気孔17が形成されている
ことから、処理室11内のガスが均一に排気されるの
で、排気によって基板31の裏面側の温度が不均一にな
ることがない。
【0015】次に上記熱処理装置1を用いて熱処理する
一例を以下に説明する。ここでは、一例として、シリコ
ン基板表面に熱酸化薄膜を形成する熱処理を説明する。
【0016】まず上記処理室11内に基板31を収納し
た後、処理室11内を真空にする。そして上記ガス供給
孔16より酸化ガス(例えば酸素)を処理室11内に導
入するとともに、処理室11内を所定の圧力雰囲気に保
つべく、上記排気孔17より処理室11内の酸化ガスを
排気して、処理室11内を所定の圧力雰囲気に安定した
状態で保持する。そして熱源13,15のランプヒータ
を点灯させることにより、基板31を加熱してその表面
を酸化し、熱酸化薄膜(図示省略)を形成する。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
処理室内側における第1の壁の全面にわたって複数のガ
ス供給孔が設けられているので、基板表面の全面にわた
ってガスを均一に供給することができる。そのため、ガ
スにさらされる基板面内の温度分布を均一にすることが
できるので、基板表面を均一な状態で熱処理することが
可能になる。また第1の壁に対向する第2の壁に複数の
排気孔が形成されていることから、処理室内のガスが均
一に排気することができる。そのため、基板の裏面側の
温度を均一にした状態で熱処理することができる。よっ
て、基板の熱処理が均一に行えるので、装置のバッチ
間、基板面内において熱処理の均一性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を説明する概略構成断
面図である。
【図2】(1)は図1のA−A線概略断面図、(2)は
図1のB−B線概略断面図である。
【図3】熱酸化薄膜を形成する装置の概略を示す概略構
成図である。
【符号の説明】 1…熱処理装置、11…処理室、12…第1の壁、1
3,15…熱源、14…第2の壁、16…ガス供給孔、
17…排気孔、31…基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を用いて処理室内に収納した基板を
    熱処理する熱処理装置において、 前記処理室は対向する第1の壁と第2の壁とを備え、 前記処理室内側における前記第1の壁の全面にわたって
    設けた複数のガス供給孔と、 前記処理室内側における前記第2の壁の全面にわたって
    設けた複数の排気孔とを備えたことを特徴とする熱処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱処理装置において、 前記基板は、前記第1の壁と前記第2の壁との間にかつ
    前記第1の壁と前記第2の壁とほぼ平行に配置されるこ
    とを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱処理装置において、 前記熱源は、前記第1の壁と前記第2の壁とにそれぞれ
    複数列に配置され、 前記複数のガス供給孔は、前記第1の壁側に配置された
    熱源を前記第1の壁に投影した投影像間に配置され、 前記複数の排気孔は、前記第2の壁側に配置された熱源
    を前記第2の壁に投影した投影像間に配置されているこ
    とを特徴とする熱処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の熱処理装置において、 前記熱源は、前記第1の壁と前記第2の壁とにそれぞれ
    複数列に配置され、 前記複数のガス供給孔は、前記第1の壁側に配置された
    熱源を前記第1の壁に投影した投影像間に配置され、 前記複数の排気孔は、前記第2の壁側に配置された熱源
    を前記第2の壁に投影した投影像間に配置されているこ
    とを特徴とする熱処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6917576B2 (en) 1999-08-26 2005-07-12 Asahi Glass Company, Limited Retarder and optical head device installing the same
CN114388654A (zh) * 2021-12-13 2022-04-22 泰州隆基乐叶光伏科技有限公司 一种硅片加热装置及方法

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