JPH0195412A - ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法 - Google Patents
ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法Info
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- JPH0195412A JPH0195412A JP62252382A JP25238287A JPH0195412A JP H0195412 A JPH0195412 A JP H0195412A JP 62252382 A JP62252382 A JP 62252382A JP 25238287 A JP25238287 A JP 25238287A JP H0195412 A JPH0195412 A JP H0195412A
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法に
関するものであり、さらに詳しく述べるならば、高性能
超電導化合物であるバナジウム基ラーベス相L(!Hf
、 Zr)を実用に適した複合線材とする方法に関す
るものである。
関するものであり、さらに詳しく述べるならば、高性能
超電導化合物であるバナジウム基ラーベス相L(!Hf
、 Zr)を実用に適した複合線材とする方法に関す
るものである。
核融合炉や粒子加速器のような超電導を応用した大型の
強磁界発生機器において、超電導マグネットの線材は強
大な電磁力を受けるとともに中性子の照射に曝される。
強磁界発生機器において、超電導マグネットの線材は強
大な電磁力を受けるとともに中性子の照射に曝される。
その結果、超電導線材の特性、すなわち、超電導臨界温
度(Tc) 、上部臨界磁界(Hc2)、臨界電流密度
(Jc)が劣化し、超電導マグネットの発生磁界の低下
等をもたらす為、上記機器の運転が困難になることが予
想される。
度(Tc) 、上部臨界磁界(Hc2)、臨界電流密度
(Jc)が劣化し、超電導マグネットの発生磁界の低下
等をもたらす為、上記機器の運転が困難になることが予
想される。
ラーベス相化合物^2(B 、 C)、例えばNb2(
Hff 、 Zr)、Vz(Hf 、 Zr)の超電導
特性はNb、Sn及びV3(:aを上回る可能性があり
、しかも、これらに比べて応力負荷あるいは中性子照射
による特性の劣化がはるかに小さいという特長を持って
いる。このため、ラーベス相化合物は超電導大型機器用
超電導材料として期待されている。
Hff 、 Zr)、Vz(Hf 、 Zr)の超電導
特性はNb、Sn及びV3(:aを上回る可能性があり
、しかも、これらに比べて応力負荷あるいは中性子照射
による特性の劣化がはるかに小さいという特長を持って
いる。このため、ラーベス相化合物は超電導大型機器用
超電導材料として期待されている。
従来、ラーベス相化合物としては主としてV2(Hff
、 Zr)の複合超電導線材化が検討されている。
、 Zr)の複合超電導線材化が検討されている。
この線材は、A15型結晶構造をもつNb=Sn並びに
V*Gaの実用線材製造技術(複合加工法)と本質的に
同じ方法で線材化が試みられてきた。すなわち、まず、
Vz(Hff 、 Zr)の構成元素間で加工可能な合
金(例えばV−HfとZr−Hf)を作製する。これら
をパイプと棒に成形して複合したのち線状に加工する。
V*Gaの実用線材製造技術(複合加工法)と本質的に
同じ方法で線材化が試みられてきた。すなわち、まず、
Vz(Hff 、 Zr)の構成元素間で加工可能な合
金(例えばV−HfとZr−Hf)を作製する。これら
をパイプと棒に成形して複合したのち線状に加工する。
このV−訂/Zr−11f複合線材を一般に900℃以
上の温度で熱処理することにより、■−訂とZr−Hr
の境界面にVz(III 、 Zr)を形成させる。
上の温度で熱処理することにより、■−訂とZr−Hr
の境界面にVz(III 、 Zr)を形成させる。
上記したラーベス相化合物V2(訂、 Zr)の線材化
方法は、実質的にNb、Sn及びVnGaの線材化技術
(複合加工法)と同じである。しかし、ラーベス相化合
物の場合、NtgSn並びにVnGaに比べ複合加工法
の適用が著しく困難である為、実用線材の製造技術とし
て確立していなかった。そのためラーベス相化合物超電
導複合線材はNb=Sn及びV、Gaと競合するに至っ
ていない。
方法は、実質的にNb、Sn及びVnGaの線材化技術
(複合加工法)と同じである。しかし、ラーベス相化合
物の場合、NtgSn並びにVnGaに比べ複合加工法
の適用が著しく困難である為、実用線材の製造技術とし
て確立していなかった。そのためラーベス相化合物超電
導複合線材はNb=Sn及びV、Gaと競合するに至っ
ていない。
本発明者等は、従来のラーベス相化合物線材化技術は以
下の事由により実用化に難点があり、これを克服できる
手段を講する必要があることを見出した。従来の複合材
の一方のZr−Hf合金はHfを25〜50%含有し、
硬度が大きく、かつ加工硬化も著しい為、冷間加工が難
しい。
下の事由により実用化に難点があり、これを克服できる
手段を講する必要があることを見出した。従来の複合材
の一方のZr−Hf合金はHfを25〜50%含有し、
硬度が大きく、かつ加工硬化も著しい為、冷間加工が難
しい。
とくに、このZr−訂合金を例えばV単体と複合すると
硬度差が大きすぎて複合加工が困難となる。
硬度差が大きすぎて複合加工が困難となる。
そこで、本来は加工性が良好なV単体の加工性を犠牲に
する形でV−訂合金とし、硬度及び加工効果の大きさを
Zr−1ffに合わせている。その結果、複合加工の過
程で1回の冷間加工の量は50%以下であり、頻繁に中
間焼鈍を行う必要がある。上述のようにZr −25〜
50%Hf4−合金を複合材に使用することより派生し
て、線材化が難しくなって来ている。
する形でV−訂合金とし、硬度及び加工効果の大きさを
Zr−1ffに合わせている。その結果、複合加工の過
程で1回の冷間加工の量は50%以下であり、頻繁に中
間焼鈍を行う必要がある。上述のようにZr −25〜
50%Hf4−合金を複合材に使用することより派生し
て、線材化が難しくなって来ている。
以上のような製造上の難点がある為、V2(llf。
Zr)は実験室規模での線材化には成功しているものの
、Nb/Cu−5nあるいはV/Cu−Gaといった加
工性の良い合金の複合体から線材を製造することのでき
るNb*SnやVnGaに比べて実用規模のテープ線材
あるいは極細多芯線材を得ることができなかツタ、そコ
テ、V−Hf/Zr−Hf等+7)A B/B C
M会合体使用しない線材化技術を見出す必要がある。
、Nb/Cu−5nあるいはV/Cu−Gaといった加
工性の良い合金の複合体から線材を製造することのでき
るNb*SnやVnGaに比べて実用規模のテープ線材
あるいは極細多芯線材を得ることができなかツタ、そコ
テ、V−Hf/Zr−Hf等+7)A B/B C
M会合体使用しない線材化技術を見出す必要がある。
本発明者等は上記問題点を克服すべく鋭意研究の結果、
A2(B、C)線材化に関して以下の方法を完成した。
A2(B、C)線材化に関して以下の方法を完成した。
すなわち、本発明に係る超電導複合線材製造法は、金属
・金属合金間の熱処理による拡散反応により超電導性ラ
ーベス相化合物^2(B、C)を含む超電導複合線材を
作製する際、超電導化合物↑I4成元素A、B、および
Cのそれぞれのみからなるかもしくは他の成分より多量
に含まれる線、帯、棒、管等の成形体を構成要素とする
複合材を作り、これを冷間加工し、厚さが20ミクロン
以下のBのみからなるあるいはBを主成分とする層およ
び厚さが20ミクロン以下のCのみからなるあるいはC
を主成分とする層が相互に密着して、配置される複合線
材を得、この複合線材を、温度600〜1200℃で1
〜500時間熱処理して超電導化合物を形成させること
を特徴とする。
・金属合金間の熱処理による拡散反応により超電導性ラ
ーベス相化合物^2(B、C)を含む超電導複合線材を
作製する際、超電導化合物↑I4成元素A、B、および
Cのそれぞれのみからなるかもしくは他の成分より多量
に含まれる線、帯、棒、管等の成形体を構成要素とする
複合材を作り、これを冷間加工し、厚さが20ミクロン
以下のBのみからなるあるいはBを主成分とする層およ
び厚さが20ミクロン以下のCのみからなるあるいはC
を主成分とする層が相互に密着して、配置される複合線
材を得、この複合線材を、温度600〜1200℃で1
〜500時間熱処理して超電導化合物を形成させること
を特徴とする。
本発明において冷間加工処理を施こす複合体はA成分の
みからなるもしくはA成分を主成分とするマトリックス
内にBおよびCの2つの構成要素を有し、容易に所要径
の線材に加工される。なお、ここでマトリックスは、A
成分のみからなりあるいはA成分を主成分とし、上記2
つの構成要素を冷間加工中に保持するとともに、それ自
身も液面される複合体の構成要素である。
みからなるもしくはA成分を主成分とするマトリックス
内にBおよびCの2つの構成要素を有し、容易に所要径
の線材に加工される。なお、ここでマトリックスは、A
成分のみからなりあるいはA成分を主成分とし、上記2
つの構成要素を冷間加工中に保持するとともに、それ自
身も液面される複合体の構成要素である。
超電導化合物^2(D 、 C)がV2(Hf 、 Z
r)ラーベス相化合物である場合は、 構成要素1:V単体金属あるいはこれにTi 、 Ta
。
r)ラーベス相化合物である場合は、 構成要素1:V単体金属あるいはこれにTi 、 Ta
。
Nb 、 H、No 、 Re 、 Os 、 llf
、 Zr等を総量で15原子%以下添加したV合金、 構成要素2 : Hfを30原子%以上含み、常温の結
晶構造が体心立方構造である訂− Nb 、 l1f−V 、 Hr−Ta 、 Hff−
Nb−V 、 1lf−Nb−Ta 、 l1f−Ta
−Vあるいは1ぽ−Nb−Ta−V合金、 構成要素3:Zr単体金属あるいはこれにTi 、 T
a。
、 Zr等を総量で15原子%以下添加したV合金、 構成要素2 : Hfを30原子%以上含み、常温の結
晶構造が体心立方構造である訂− Nb 、 l1f−V 、 Hr−Ta 、 Hff−
Nb−V 、 1lf−Nb−Ta 、 l1f−Ta
−Vあるいは1ぽ−Nb−Ta−V合金、 構成要素3:Zr単体金属あるいはこれにTi 、 T
a。
Nb 、 H、No 、 Re 、 Os 、 Hff
、 V等を総量で15原子%以下添加した2「合金。
、 V等を総量で15原子%以下添加した2「合金。
より複合線材を構成し、構成要素の間で拡散反応を行う
ことを特徴とする。すなわち、この方法は、(イ)■単
体金属あるいはこれにTi 、 Ta 、 Nb 。
ことを特徴とする。すなわち、この方法は、(イ)■単
体金属あるいはこれにTi 、 Ta 、 Nb 。
IA 、 No 、 Re 、 Os 、 Hf 、
Zr等を総量で15原子%以下添加したV合金、(o)
Hfを30原子%以上含み、常温の結晶構造が体心立方
構造である1lf−Nb。
Zr等を総量で15原子%以下添加したV合金、(o)
Hfを30原子%以上含み、常温の結晶構造が体心立方
構造である1lf−Nb。
Hf−V 、 Hf−Ta 、 Hf−Nb−V 、
Hf−Nb−Ta 、 Hff−V −Taあるいは1
lf−Nb−Ta−V合金、および(A)Zr単体金属
あるいはこれにTi 、 Ta 、 Nb 、 H、M
o 、 Re。
Hf−Nb−Ta 、 Hff−V −Taあるいは1
lf−Nb−Ta−V合金、および(A)Zr単体金属
あるいはこれにTi 、 Ta 、 Nb 、 H、M
o 、 Re。
Os、Hff、V等を総量で15原子%以下添加したZ
r合金の3種(イ)、(0)、(ハ)を複合体構成要素
とし、これらを棒状、テープ状あるいはパイプ状に成形
し、■合金(イ)以外の構成部材の厚さが20ミクロン
以下となるように加工したものを、温度600〜120
0℃で1〜500時間熱処理して超電導化合物を形成さ
せることを特徴とする超電導化合物線材の製造法にある
。
r合金の3種(イ)、(0)、(ハ)を複合体構成要素
とし、これらを棒状、テープ状あるいはパイプ状に成形
し、■合金(イ)以外の構成部材の厚さが20ミクロン
以下となるように加工したものを、温度600〜120
0℃で1〜500時間熱処理して超電導化合物を形成さ
せることを特徴とする超電導化合物線材の製造法にある
。
以下、主として、このV2(if 、 Zr)ラーベス
相化合物の例について本発明の詳細な説明する。
相化合物の例について本発明の詳細な説明する。
また、上記V/ Zr/ IlfHf合金合体において
ZrとHf合金の層厚を20ミクロン以下となるように
加工すると、600℃以上1000℃以下で、1時間以
上500時間以下の熱処理により微細な結晶構造をもち
、超電導特性の優れたVz(Hff 、 Zr>を形成
させることができる。
ZrとHf合金の層厚を20ミクロン以下となるように
加工すると、600℃以上1000℃以下で、1時間以
上500時間以下の熱処理により微細な結晶構造をもち
、超電導特性の優れたVz(Hff 、 Zr>を形成
させることができる。
層の厚さが20ミクロン以上のときは、V2(Hf。
Zr)の形成が困難であり、形成する場合も非常に長時
間を要して実用的に意味がない。すなわち、複合体構成
要素2のHf合金および複合体構成要素3のZr(Zr
合金)の最終層厚の数値は、複合体構成要素間の相互拡
散によってV2(訂、 Zr)ラーベス相が生成し得る
ための最高値である。
間を要して実用的に意味がない。すなわち、複合体構成
要素2のHf合金および複合体構成要素3のZr(Zr
合金)の最終層厚の数値は、複合体構成要素間の相互拡
散によってV2(訂、 Zr)ラーベス相が生成し得る
ための最高値である。
また、熱処理温度が600℃以下、熱処理時間が1時間
以下ではVz(Hf 、 Zr)が形成されず、熱処理
温度が1000℃以上熱処理時間が500時間以上では
結晶構造が粗大化して超電導特性が劣化する。
以下ではVz(Hf 、 Zr)が形成されず、熱処理
温度が1000℃以上熱処理時間が500時間以上では
結晶構造が粗大化して超電導特性が劣化する。
複合体構成要素の1および3のV(V合金)において、
合金元素として添加されるTi 、 Ta 、 Nb
、 ’IA。
合金元素として添加されるTi 、 Ta 、 Nb
、 ’IA。
No 、 Re 、 Os 、訂、Zrは超電導性を向
上させるために必要により添加される元素であるが、そ
の添加量がV合金に対して15JjX子%を越えると、
その冷間加工性が低下し、かつ複合体も冷間加工困難と
なるため、添加量(総量)を15%に制限する。
上させるために必要により添加される元素であるが、そ
の添加量がV合金に対して15JjX子%を越えると、
その冷間加工性が低下し、かつ複合体も冷間加工困難と
なるため、添加量(総量)を15%に制限する。
次に複合体構成要素2のHf合金は、良好な冷間加工特
性をもつ体心立方構造となるような組成範囲で合金元素
を添加し、しかも、良好な超電導特性を得るためHfの
量を30原子%以上とする。
性をもつ体心立方構造となるような組成範囲で合金元素
を添加し、しかも、良好な超電導特性を得るためHfの
量を30原子%以上とする。
体心立方構造を得るための添加元素は、Nb 、 V
。
。
Ta、の1種以上であり、これらは超電導性を向上させ
る元素の中から、加工性を考慮して泗択されたものであ
る。
る元素の中から、加工性を考慮して泗択されたものであ
る。
さらに、上記体心立方晶構造Hf合金においてHfを3
0原子%以上とすると、熱処理により超電導特性の優れ
たV2(Hf 、 Zr)層を形成させることができる
。Hfの量が30原子%に満たないと、V2(Hf 、
Zr)の形成が困難で、形成しても超電導特性が不良
なものとなる。
0原子%以上とすると、熱処理により超電導特性の優れ
たV2(Hf 、 Zr)層を形成させることができる
。Hfの量が30原子%に満たないと、V2(Hf 、
Zr)の形成が困難で、形成しても超電導特性が不良
なものとなる。
Hfの単体は加工性の不良な六方晶構造であるが、これ
に添加元素を加えて体心立方構造としたHf合金(tり
、■単体金属、もしくは総量で15原子%以下の適当な
元素を含みその本来の加工性を損なっていないV合金(
イ)、およびZr単体金属もしくは総量で15原子%以
下の適当な元素を含みその本来の加工性を損なっていな
いZr合金(ハ)は何れも冷間加工性が良好であり、こ
れらを組み合わせたV/Zr/llf合金の複合体は冷
間加工が容易で、テープあるいは多芯線のいずれにも中
間焼鈍の無い冷間加工だけで超電導用線材として必要と
される線径0.5〜1.0mmまで成形することができ
る。
に添加元素を加えて体心立方構造としたHf合金(tり
、■単体金属、もしくは総量で15原子%以下の適当な
元素を含みその本来の加工性を損なっていないV合金(
イ)、およびZr単体金属もしくは総量で15原子%以
下の適当な元素を含みその本来の加工性を損なっていな
いZr合金(ハ)は何れも冷間加工性が良好であり、こ
れらを組み合わせたV/Zr/llf合金の複合体は冷
間加工が容易で、テープあるいは多芯線のいずれにも中
間焼鈍の無い冷間加工だけで超電導用線材として必要と
される線径0.5〜1.0mmまで成形することができ
る。
なお、複合体を冷間加工する前段にて温間もしくは熱間
加工を行ない、減面の能率を上げることもできる。
加工を行ない、減面の能率を上げることもできる。
従来は、複合体にHfとZrの高合金を使用していた為
、加工が極めて困難で、安定化材となるCuとの複合が
むずかしい上に、温間・熱間での加工あるいは中間焼鈍
を頻繁におこなう必要があり、経済性にも問題があった
。これに対して本発明によれば、加工が容易な単体金属
あるいは合金で構成された複合体から出発して、冷間加
工のみでテープ形式あるいは多芯形式の複合線材を製造
することができ、また比較的低温、短時間の熱処理が可
能で、微細な結晶構造となるため、高い超電導性能が得
られる。
、加工が極めて困難で、安定化材となるCuとの複合が
むずかしい上に、温間・熱間での加工あるいは中間焼鈍
を頻繁におこなう必要があり、経済性にも問題があった
。これに対して本発明によれば、加工が容易な単体金属
あるいは合金で構成された複合体から出発して、冷間加
工のみでテープ形式あるいは多芯形式の複合線材を製造
することができ、また比較的低温、短時間の熱処理が可
能で、微細な結晶構造となるため、高い超電導性能が得
られる。
以下、実施例によりさらに詳しく本発明を説明する。
実施例1
第1図に断面を示すCu製角管1内に金属V粉末2、H
f−V合金板3およびZr −Ta合金板4を配置した
複合体を用意した。構成要素の幅および厚さは、Cu製
角管1−12.OX4.Omm、1ぽ−V合金板3−8
.OX0.8mm、Zr−Ta合金板4 8.OXo、
8mmであった。30パスの冷間圧延を、中間焼鈍なし
で、行ない、最終層厚がV/’ Hr−50aL%Nb
(10,czm)/Zr(10μ輸)の複合体を得、こ
れを900℃×30hで熱処理して、Tc=10.0に
、 IIe2=25T、Jc=2X10’czam2(
IOT 、 4.2K)の超電導特性を有する線材(第
2図)を得た。なお、図中5はV2 (Ilf50 、
Zr50) 7 −ベス相である。
f−V合金板3およびZr −Ta合金板4を配置した
複合体を用意した。構成要素の幅および厚さは、Cu製
角管1−12.OX4.Omm、1ぽ−V合金板3−8
.OX0.8mm、Zr−Ta合金板4 8.OXo、
8mmであった。30パスの冷間圧延を、中間焼鈍なし
で、行ない、最終層厚がV/’ Hr−50aL%Nb
(10,czm)/Zr(10μ輸)の複合体を得、こ
れを900℃×30hで熱処理して、Tc=10.0に
、 IIe2=25T、Jc=2X10’czam2(
IOT 、 4.2K)の超電導特性を有する線材(第
2図)を得た。なお、図中5はV2 (Ilf50 、
Zr50) 7 −ベス相である。
実施例2
第3図に断面を示すように、金属V管6と金属■芯7の
間の環状間隙に1lf−V管3とZr−Ta管4の二重
管を挿入した複合管10の多数を、Z「粉末11内に充
填し、全体(10、11)をCu製管12内に充填した
。構成要素の寸法は、金属V管6−内径2.5a++*
、金属V芯7−直径0.8mm、 Cu製管12−外径
14mm、内径10ma+であった。40パスの冷間圧
延を中間焼鈍なしで行ない、Cu製管12の外径を0.
81までに減面し、V/ Hff −70at%V(5
,cz m)/ Zr −5at%Ta(5μm)を最
終層厚とする複合体を得、これを800℃×200時間
で熱処理して、Tc=9.8に、■c2=23T、 J
c=4X10’^/am2(IOT 。
間の環状間隙に1lf−V管3とZr−Ta管4の二重
管を挿入した複合管10の多数を、Z「粉末11内に充
填し、全体(10、11)をCu製管12内に充填した
。構成要素の寸法は、金属V管6−内径2.5a++*
、金属V芯7−直径0.8mm、 Cu製管12−外径
14mm、内径10ma+であった。40パスの冷間圧
延を中間焼鈍なしで行ない、Cu製管12の外径を0.
81までに減面し、V/ Hff −70at%V(5
,cz m)/ Zr −5at%Ta(5μm)を最
終層厚とする複合体を得、これを800℃×200時間
で熱処理して、Tc=9.8に、■c2=23T、 J
c=4X10’^/am2(IOT 。
4.2K)の特性を有する線材(第4図)を得た。なお
、図中13は、V2(Hf50 、 Zr50.)ノ組
成を有するラーベス相である。
、図中13は、V2(Hf50 、 Zr50.)ノ組
成を有するラーベス相である。
第1図はテープ状椙成要素を用いる複合体の断面図、
第2図は第1図の複合体を加工し、熱処理して得た超電
導線材の断面図、 第3図は多芯型複合体の断面図、 第4図は第3図の複合体を加工し、熱処理して得た超電
導線材の断面図である。 1・・・Cu製管、 2・・・金属V粉末、3=
・Hf−V合金、 4−Zr−Ta合金、5・・・
ラーベス相。
導線材の断面図、 第3図は多芯型複合体の断面図、 第4図は第3図の複合体を加工し、熱処理して得た超電
導線材の断面図である。 1・・・Cu製管、 2・・・金属V粉末、3=
・Hf−V合金、 4−Zr−Ta合金、5・・・
ラーベス相。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、金属・金属合金間の熱処理による拡散反応により超
電導性ラーベス相化合物A_2(B、C)を含む超電導
複合線材を作製する際、超電導化合物構成元素A、B、
およびCのそれぞれのみからなるかもしくはそれぞれが
他の成分より多量に含まれる線、帯、棒、管等の成形体
を構成要素とする複合材を作り、これを冷間加工し、厚
さが20ミクロン以下のBのみからなるあるいはBを主
成分とする層および厚さが20ミクロン以下のCのみか
らなるあるいはCを主成分とする層が相互に密着して配
置される複合線材を得、この複合線材を、温度600〜
1200℃で1〜500時間熱処理して超電導化合物を
形成させることを特徴とするラーベス相化合物超電導複
合線材の製造法。 2、前記A成分のみからなるあるいはA成分を主成分と
する材料を充填した角型パイプ内に、B成分のみからな
るあるいはB成分を主成分とするテープと、C成分のみ
からなるあるいはC成分を主成分とするテープとを積層
して前記充填材料内に挿入した複合体を冷間圧延するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、B成分のみからなるあるいはB成分を主成分とする
管と、C成分のみからなるあるいはC成分を主成分とす
る管とを密着して構成した同心管をA成分のみからなる
あるいはA成分を主成分とする材料内に充填した複合体
を冷間圧延することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の方法。 4、超電導化合物A_2(B、C)がV_2(Hf、Z
r)ラーベス相化合物であり、複合線材が次の3つの構
成要素からなり、構成要素の間で拡散反応を行うことか
らなる特許請求の範囲第1項記載の方法。 構成要素1:V単体金属あるいはこれにTi、Ta、N
b、W、Mo、Re、Os、Hr、Zr等を総量で15
原子%以下添加したV合金、 構成要素2:Hrを30原子%以上含み、常温の結晶構
造が体心立方構造であるHf− Nb、Hf−V、Hr−Ta、Hf−Nb−V、Hf−
Nb−Ta、Hr−Ta−VあるいはHf−Nb−Ta
−V合金、 構成要素3:Zr単体金属あるいはこれにTi、Ta、
Nb、W、Mo、Re、Os、Hf、V等を総量で15
原子%以下添加したZr合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252382A JPH0195412A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252382A JPH0195412A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195412A true JPH0195412A (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=17236538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62252382A Pending JPH0195412A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ラーベス相化合物超電導複合線材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0195412A (ja) |
-
1987
- 1987-10-08 JP JP62252382A patent/JPH0195412A/ja active Pending
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