JPH019053Y2 - - Google Patents

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JPH019053Y2
JPH019053Y2 JP1982145780U JP14578082U JPH019053Y2 JP H019053 Y2 JPH019053 Y2 JP H019053Y2 JP 1982145780 U JP1982145780 U JP 1982145780U JP 14578082 U JP14578082 U JP 14578082U JP H019053 Y2 JPH019053 Y2 JP H019053Y2
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JP
Japan
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insulating cover
insulation
frame
insulating
distance
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JP1982145780U
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JPS5949321U (ja
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、高電圧機器などに使用している絶縁
カバーの形状の改良に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
以下第1図に示す手動ばね操作形真空遮断器を
例示して従来の絶縁カバーを説明する。この種の
遮断器は、絶縁性材料で形成されたフレーム1の
下部に充電部を取付けて、上部に接続用端子2を
突出させ、前記フレーム1には絶縁性材料で形成
された絶縁カバー3を第2図のようにU字形に形
成して下から覆つて絶縁カバーに形成された孔4
にボルト5を通してフレーム1に取付けた構成と
なつている。
第3図は、第1図に示す遮断器の平面図であつ
て、絶縁カバー3は機器内部への異物侵入防止お
よび安全確保の見地からフレーム1に密着されて
取付けられている。
接続用端子2a,2bのフレーム1に対する絶
縁距離Laは、端子2bからフレーム1のリブ1
3までの距離L1、リブ13の厚みL2、リブから
端子2aまでの距離L3を合わせたLa=L1+L2
L3となり、フレーム1の寸法は使用する材料に
より決定されるものである。
また2つの接続用端子2a,2bから絶縁カバ
ー3を通した絶縁距離LbはLb=L4+L5+L6とな
りフレームのみの絶縁距離Laと比較すると La<Lb となる。よつてLaを最小必要寸法にするように
フレーム1が設計されていることが多い。
上述の絶縁距離La,Lbの関係はフレーム1や
絶縁カバー3が清浄な場合に成立することであ
り、例えば汚損度が高く湿度の高い環境に置かれ
た場合にはフレーム1や絶縁カバー3の耐トラツ
キング性が重要なフアクタとなつてくる。
ところで、前記フレーム1は絶縁抵抗が高く、
耐トラツキング性も高い材料(例えばポリエステ
ル材)を使用することができる。一方、絶縁カバ
ーは使用中内部状態のチエツクのため透明材料を
使用する必要があり、塩化ビニールなどの耐トラ
ツキング性の悪いものを使用せざるを得なかつ
た。
〔背景技術の問題点〕
前述のような絶縁構成において、汚損の著しい
環境下で湿度の高い場合には、絶縁カバー3の耐
トラツキング性が低いと通常の使用時には絶縁距
離と考えていたL5にその絶縁性を期待すること
ができなくなる。このため前記Lbは次式に示す
Lb′の絶縁距離に減少することになる。
Lb′=L4+L6 この場合もし Lb′<La となつてしまう構造であるとフレーム1の機能と
して必要な最小絶縁距離が不足してしまい、その
結果としてトラツキングが発生し最悪の場合には
相間短絡などの事故が発生するおそれがあつた。
これを防止するにはLb′が最小絶縁距離になる
ようにフレーム1を設計すればよいが、それでは
外形寸法が大きくなる欠点がある。また絶縁カバ
ー3の材料を耐トラツキング性のよいものに変え
ればよいが、コスト高になる欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は以上の事情を考慮してなされたもの
で、絶縁カバーの形状を改良することにより、汚
損湿潤状態でも絶縁性が維持できるようにした絶
縁カバーを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案による絶縁カバーは、電圧が印加される
被絶縁体の周囲を囲撓し電気絶縁性材料で形成さ
れ前記被絶縁体に対する絶縁距離を形成する部分
に空隙部を有するものである。したがつて、絶縁
カバーが汚損湿潤状態となつても絶縁距離が短か
くなることはなく絶縁性を高く維持することがで
きる。
〔考案の実施例〕
第4図ないし第5図を参照して本考案の一実施
例を説明する。第4図に示す絶縁カバー40に
は、U字形の切欠部41が形成されている。この
絶縁カバー40を第1図における従来形の絶縁カ
バー3の代りに取付けて、矢印B方向からの遮断
器の側面図を第5図に示す。第5図において前記
U字形の切欠部41の大きさは、被絶縁体である
端子2aと端子2cとの最短距離W1と切欠部4
1の幅W2と比べた時に W1<W2 の関係が成立するように設定されている。さらに
フレーム1との間に幅Xを有する空隙部44がで
きるように深さYに設定されている。
以上の如く構成されたものは次の作用効果を奏
する。すなわち、端子2a,2bの絶縁カバー4
0を通した絶縁距離Lb″は以上の構成において
は、従来の絶縁距離Lbにさらに距離Xが加わり Lb″=Lb+X となる。したがつて、距離Xを有する空隙部44
は汚損湿潤状態においても絶縁性が低下すること
はなくLb″が短かくなることが防止され、フレー
ム1の設計絶縁距離Laが有効に働くことになる。
よつて絶縁カバー40に耐トラツキング性の悪い
材料を使用しても、耐トラツキング性の良い材料
で作られたフレーム1の絶縁距離を有効に維持す
ることができる。
なお、本発明は前記の一実施例に限定されるも
のではない。例えば絶縁カバー40の片側に切欠
部41を作つてあるが、反対側にも必要な場合に
は切欠部を設けてもよい。また前記一実施例は、
切欠部41を設けることにより絶縁カバー40と
フレーム1との間に空隙を作りだしたわけである
が、第6図に示すように、切欠部に相当する部分
61をふくらませた絶縁カバー60を作つても同
様の効果を期待することが可能である。さらに第
7図のようにフレーム1の一部に凸部70,71
を設けて絶縁カバー60を取付けた時に空隙72
ができるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、電圧が印
加される被絶縁体を囲繞する電気絶縁性材料で形
成される絶縁カバーの前記被絶縁体に対する絶縁
距離を形成する部分に空隙部を形成したことによ
り、絶縁カバーとして、塩化ビニールのように透
明で難燃性ではあるが耐トラツキング性が悪く汚
染環境の下で絶縁性が低下し短絡事故などを招き
易いものを使用した場合も、充分な絶縁性が維持
できるようになるなど、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は遮断器の外観を示す斜視図、第2図は
従来の絶縁カバー3を示す斜視図、第3図は第1
図に示す遮断器の平面図、第4図ないし第5図は
本考案の一実施例を示す図で、第4図は絶縁カバ
ー40の斜視図、第5図は絶縁カバー40の組立
て状態を示す側面図、第6図は本考案の第2実施
例を示す斜視図、第7図は本考案の第3実施例を
示す斜視図である。 40,60,70……絶縁カバー、41……切
欠部(空隙部)、72……空隙部、71……凸部、
1……フレーム、2a……端子(被絶縁体)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電圧が印加される被絶縁体の周囲を囲繞し電
    気絶縁材料で形成され前記被絶縁体に対する絶
    縁距離を形成する部分に空隙部を有することを
    特徴とする絶縁カバー。 (2) 前記絶縁カバーは切欠部によつて空隙部を形
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の絶縁カバー。
JP14578082U 1982-09-27 1982-09-27 絶縁カバ− Granted JPS5949321U (ja)

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JP14578082U JPS5949321U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 絶縁カバ−

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JP14578082U JPS5949321U (ja) 1982-09-27 1982-09-27 絶縁カバ−

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Publication Number Publication Date
JPS5949321U JPS5949321U (ja) 1984-04-02
JPH019053Y2 true JPH019053Y2 (ja) 1989-03-13

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ID=30324694

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132468A (en) * 1975-05-14 1976-11-17 Hitachi Ltd Circuit switch cover

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132468A (en) * 1975-05-14 1976-11-17 Hitachi Ltd Circuit switch cover

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Publication number Publication date
JPS5949321U (ja) 1984-04-02

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