JPH0119773Y2 - - Google Patents

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JPH0119773Y2
JPH0119773Y2 JP13743383U JP13743383U JPH0119773Y2 JP H0119773 Y2 JPH0119773 Y2 JP H0119773Y2 JP 13743383 U JP13743383 U JP 13743383U JP 13743383 U JP13743383 U JP 13743383U JP H0119773 Y2 JPH0119773 Y2 JP H0119773Y2
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movable contact
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movable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は漏電しや断器や配線用しや断器などの
ような回路しや断器に関する。
〔従来技術とその問題点〕
交流600V以下の電気回路に用いられる回路し
や断器は定格電流30A程度の小形のものから
3000Aの大形のものまで多種にわたり、かつ多数
製造されている。この回路しや断器は、構造が簡
単で組立てが容易なうえ小形であることが望まし
い。しかし小形にするためには、特に電気回路の
安全を保証するため、過電流のしや断不能やアー
クによる極間短絡などの事故を防止する十分な手
段を講ずる必要がある。
第1図および第2図は、従来の比較的小容量の
2極形回路しや断器の開閉接触部を示す。第1図
および第2図において、固定接点1aを有する固
定接触子1は、ケース2に並べて固定され、この
ケース2には固定接触子1の間に固定接触子1を
並べた方向と直角方向に長い凹所2aが設けられ
ている。可動接触子3はU字状板ばね4にU字状
軟質銅板5を重ねて導電性が高められ、一方の脚
部には可動接点3aが固定され、この可動接点3
aが固定接点1aと対向するように板ばね4の他
方の脚部が可動接触子支え6に取付けられてい
る。すなわち、このU字状可動接触子3は、U字
状に曲げられた板ばね4が、接触ばねの役目も兼
ねている。可動接触子3と図示しない過電流検出
装置との間には可繞導体7が接続されている。可
動接触子支え6は上部に窓6aが下部に突部6b
がそれぞれ設けられ、突部6bはケース2の凹所
2aに遊嵌されている。またこの可動接触子6と
ケース2を閉じるカバー9との間には復帰ばね8
が張架されている。10は隣り合う可動接触子3
の間を絶縁する隔壁でカバー9に設けられてい
る。
この回路しや断器が電気回路に接続され、投入
されたとき、この開閉接触部は窓6aに固定接触
子1方向への押圧力が与えられて第1図に示すよ
うに閉成され、可動接触子支え6の突部6bは、
ケース2の凹所2aに遊嵌されている。電流は、
固定接触子1−固定接点1a−可動接点3a−可
動接触子3−可繞導体7−過電流検出部と流れ
る。この回路に過電流が流れ、または手動で窓6
aに与えられていた押圧力が除かれると、可動接
触子支え6は、復帰ばね8の付勢により引上げら
れて第2図に示すように可動接触子3を固定接触
子1から引離す。このとき、可動接点3aと固定
接点1aとの間にはアークが発生し、このアーク
によつて可動接点3aと固定接点1aとの周囲に
は導電性ガスが充満する。したがつて、もしこの
導電性ガスが隣接する固定接触子1aまたは可動
接触子3aとの間にまで達すると隣接する極の開
閉接触部との間が短絡されて、この間に大電流が
流れ、しや断器は破損し、電源側には衝撃を与え
て甚だ危険である。この回路しや断器ではこれを
防ぐために隔壁10を設け、さらに隔壁10で隔
壁できない部分、すなわち、可動接触子支え6が
ケース2と対向する部分には、ケース2に凹所2
aを可動接触子支え6にはこの凹所に遊嵌する突
部6bを設けてこの間を隔離している。したがつ
て、可動接触子支え6が完全に上方に引上げられ
ても、その突部6bの先端はなお凹所2aに遊嵌
されているように高くされなければならない。
このような開閉接触部の構成ではケースに可動
接触子支えの突部が遊嵌する凹所を設けるために
凹所の深さだけケースを厚くしなければならな
い。したがつて回路しや断器の厚さが厚くなり大
形になるという欠点がある。この凹所を浅くし、
突部を低くすれば、開閉接触部の開離途中でこの
間に間隙ができるから、なお短絡のおそれが残る
という欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、比較的小容量の回路しや断器におい
て、開閉接触部近傍の相間絶縁を少なくとも従来
と同等に保ち、かつ外形特に高さを低くすること
を目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、ケースに並設された固定接触子と、
該固定接触子にそれぞれ対向する可動接触子を取
付け該可動接触子が前記固定接触子と離接するよ
うに設けられた可動接触子支えとを備えた回路し
や断器において、前記可動接触子支えの隣接する
可動接触子の間に該可動接触子支えが移動する方
向に凹所を設けるとともに、前記ケースには前記
凹所に遊嵌し、前記可動接触子が前記固定接触子
から開離してもなお先端が前記凹所に遊嵌してい
る高さの突部を設けたもので、もともと厚い可動
接触子支えの可動接触子の間に設けた凹所にケー
スに設けた突部を遊嵌することにより、隣接する
極の開閉接触部との隔離を確実にするとともに、
ケースの凹所を廃してこの凹所の深さだけケース
を薄くして回路しや断器を小形化しようとするも
のである。
〔考案の実施例〕
次に本考案の実施例を第3図および第4図に基
づいて詳細に説明する。第3図は第1図に示す従
来のものとほぼ同様な2極形回路しや断器の開閉
接触部である。まずこの図について従来と同様な
部分を簡単に説明すると、固定接点1aを有する
固定接触子1はケース2に並べて取付けられ、U
字状板ばね4にU字状軟質銅板5を重ねた可動接
触子3は、一方の脚部に可動接点3aが固定さ
れ、この可動接点3aが固定接点1aと対向する
ように板ばね4の他方の脚部が可動接触子支え6
に取付けられ、この可動接触子3には可繞導体7
が接続されている。可動接触子支え6は、駆動力
を与える窓6aが設けられ、復帰ばね8によりこ
の駆動力と反対方向に付勢されている。また、相
隣る開閉接触部との間には隔壁10が設けられて
いる。この開閉接触部が従来のものと異なる点
は、各極ごとに並べて取付けられた固定接触子1
の間に固定接触子1を並べた方向と直角方向に長
い突部2bがケース2から突出し、可動接触子支
え6には、この突部2bが遊嵌する凹所6cが設
けられていることである。すなわち、従来ケース
2に設けられていた凹所に突部が設けられ、可動
接触子6に設けられていた突部に凹所が設けられ
たことになる。したがつて、ケース2は深い凹所
がないから、その分だけ薄くすることができ、ま
た可動接触子支え6は、両側に可動接触子3を取
付けるなどのために比較的厚くされているから、
この間に凹所6cを設けてもその厚さは変更する
必要はなく、十分深い凹所6cとすることがで
き、第4図のBに示すように開閉接触部が開離し
たとき、突部2bの先端が凹所6c内に十分の重
なりLをもつて遊嵌することができ、相隣る開閉
接触部との隔離は完全になる。
第3図に示す開閉接触部は、回路しや断器の投
入状態で、この可動接触子支え6の窓6aに固定
接触子1方向の押圧力が与えられ、固定接点1a
と可動接点3aとは閉成されているが、過電流ま
たは手動により窓6aの押圧力が除かれると、可
動接触子支え6は、復帰ばね8の付勢により引上
げられ、可動接点3aは固定接点1aから引離さ
れる。このとき発生するアークにより、固定接触
子1や可動接触子3の周囲には、導電性ガスが充
満するが、隣りの固定接触子1や可動接触子3と
の間は完全に隔離されているから、この間が導電
性ガスにより電気的に導通することはなく、短絡
などの事故は起こらない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案による回路しや断器
は、相隣る開閉接触部の間を隔離し、電流しや断
時に発生するアークによる導電性ガスで、この部
分が短絡されることを防止するために、ケース側
には、突部を可動接触子支え側には凹所を設けた
もので、従来のようにケース側に同じ目的の凹所
が設けられていないから、凹所の深さだけケース
を薄くすることができ、それだけ回路しや断器を
小形にすることができる。しかもこの突部は十分
高くして、可動接触子支えに設けた凹所に遊嵌す
ることにより、開閉接触部の開離時にも十分この
関係が保たれ、その隔離は確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路しや断器の開閉接触部の閉
成状態を、第2図は第1図に示す開閉接触部の開
成状態をそれぞれ示し、いずれも図のAは側面断
面を、図のBは正面断面を示すもので、第3図は
本考案による回路しや断器開閉接触部の閉成状
態、第4図は第3図の開閉接触部の開成状態をそ
れぞれ示し、いずれも図のAは側面断面を、図の
Bは正面断面を示すものである。 1…固定接触子、2…ケース、2b…ケースの
突部、3…可動接触子、6…可動接触子支え、6
c…可動接触子支えの凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに並設された固定接触子と、該固定接触
    子にそれぞれ対向する可動接触子を取付け該可動
    接触子が前記固定接触子と離接するように設けら
    れた可動接触子支えとを備えた回路しや断器にお
    いて、前記可動接触子支えの隣接する可動接触子
    の間に該可動接触子支えが移動する方向に凹所を
    設けるとともに、前記ケースには前記凹所に遊嵌
    し、前記可動接触子が前記固定接触子から開離し
    てもなお先端が前記凹所に遊嵌している高さの突
    部を設けたことを特徴とする回路しや断器。
JP13743383U 1983-09-05 1983-09-05 回路しや断器 Granted JPS6044348U (ja)

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JP13743383U JPS6044348U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 回路しや断器

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JP13743383U JPS6044348U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 回路しや断器

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JPS6044348U JPS6044348U (ja) 1985-03-28
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JPH0720827Y2 (ja) * 1991-06-14 1995-05-15 日東工業株式会社 回路遮断器
JP2014199756A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 パナソニック株式会社 接点装置及び回路遮断器

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JPS6044348U (ja) 1985-03-28

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