JPH018687Y2 - - Google Patents

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JPH018687Y2
JPH018687Y2 JP2791984U JP2791984U JPH018687Y2 JP H018687 Y2 JPH018687 Y2 JP H018687Y2 JP 2791984 U JP2791984 U JP 2791984U JP 2791984 U JP2791984 U JP 2791984U JP H018687 Y2 JPH018687 Y2 JP H018687Y2
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throttle valve
sliding throttle
retainer
locking piece
flange
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、気化器本体に内設された吸気通路を
横切つて摺動変位される有底筒状の摺動絞り弁を
有し、その摺動絞り弁の底部に摺動変位方向に延
びるニードル弁が支持されている形式の摺動絞り
弁型気化器に関し、特にニードル弁が摺動絞り弁
内に装着されたリテーナにより保持されるような
上記形式の摺動絞り弁型気化器に関する。
このような摺動絞り弁に於てリテーナを固定す
るための構造として、従来はリテーナをねじ部材
を介してねじ止めしたり、或いは、リテーナ及び
摺動絞り弁の底部にそれぞれ外ねじ及び内ねじを
形成し、リテーナを該底部に螺着していた。この
ような従来技術によれば、いずれも螺合構造を採
用しているために部品点数が増加したり、ねじ部
分の加工が面倒であつたり、更に組付け作業が厄
介であつた。特にこのような摺動絞り弁を、アル
ミニウム合金その他の金属を用いた金型鋳造また
は合成樹脂を用いた射出成形により製造する場合
比較的複雑な金型装置が必要となる欠点があつ
た。
このような従来技術の欠点に鑑み、本考案の主
な目的は、簡単な構造を有ししかも組付けの容易
なリテーナの固定構造を有する摺動絞り弁型気化
器を提供することにある。
本考案のこのような目的は、気化器本体に設け
られた吸気通路を横切る方向に移動可能に設けら
れ可変ベンチユリを構成する有底筒状の摺動絞り
弁と、前記摺動絞り弁の先端部に対向して設けら
れ前記吸気通路に開口したニードルジエツトと、
前記摺動絞り弁の先端部をなす底壁に形成された
貫通孔を経て前記底壁より突出して前記ニードル
ジエツトに嵌合するとともに前記摺動絞り弁の筒
内に位置する突出基端に設けられたフランジ部と
前記底壁との係合により抜け止めされたメータリ
ングニードルとを有し、前記メータリングニード
ルは前記摺動絞り弁の筒内に係止されたリテーナ
により前記フランジ部が覆われて保持される摺動
絞り弁型気化器に於て、前記リテーナが、その軸
線方向に間隔をおいて第1及び第2のフランジを
有すると共に、前記第1のフランジが前記摺動絞
り弁内に設けられた係止片部と係合し、前記第2
のフランジが同摺動絞り弁の底壁内面と当接する
ことにより、前記第1及び第2両フランジが前記
係止片部と前記底壁内面との間に挾持されること
を特徴とする摺動絞り弁型気化器を提供すること
により達成される。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案による摺動絞り弁型気化器の一
つの実施例をその全体について示している。第1
図に於て、1は気化器本体を示しており、該気化
器本体1は水平方向に延在する吸気通路2を有し
ている。気化器本体1には有底筒状の摺動絞り弁
3が吸気通路2を横切る方向に移動可能に設けら
れており、該摺動絞り弁3は、これを受入れる孔
4より吸気通路2内に突出し、その先端部をなす
底壁5とこれに対向する吸気通路2の内壁との間
に可変ベンチユリ部6を構成している。
気化器本体1には、摺動絞り弁3の底壁5に対
向する位置に取付けられて吸気通路2に開口した
ニードルジエツト7が設けられており、該ニード
ルジエツト7は気化器本体1に垂直方向に延在し
て取付けられたエアブリードチユーブ8及び該エ
アブリードチユーブ8の下端部に取付けられたメ
イン燃料ジエツト9を経てフロート室10に連通
している。
吸気通路2を流れる吸気流で見て可変ベンチユ
リ部6より下流側には弁軸11によつて気化器本
体1に対し回動可能に支持された吸入混合気量制
御用のスロツトル弁12が設けられている。
気化器本体1には、吸気通路2を流れる吸気流
で見て図示されている如きアイドル開度位置にあ
るスロツトル弁12より下流側の位置にて吸気通
路2に開口したアイドルポート13と、アイドル
開度位置にあるスロツトル弁12の外周縁部近傍
に対応する位置にて吸気通路2に開口したスロー
ポート14とが設けられており、アイドルポート
13とスローポート14とは気化器本体1に設け
られたスロー燃料通路15及びスロー燃料ジエツ
トを兼ねたエアブリードチユーブ16を経てフロ
ート室10に連通している。
フロート室10は、気化器本体1と該気化器本
体の外壁に取付けられたフロート室ケース17と
により構成され、燃料入口18よりガソリンの如
き液体燃料をフロート19により開閉制御するフ
ロート弁20を経て供給され、一定量の液体燃料
を貯容するようになつている。
摺動絞り弁3は、ダイヤフラム装置21のダイ
ヤフラム22に接続され、ダイヤフラム22の図
にて上方に郭定されたダイヤフラム室23に導入
される負圧の増大に応じて圧縮コイルばね24の
ばね力に抗して図にて上方へ変位し、可変ベンチ
ユリ部6を拡大するようになつている。
ダイヤフラム22の図にて下方に郭定されたダ
イヤフラム室25はポート26によつて吸気通路
2の上流側のほぼ大気中に開放されており、これ
に対しダイヤフラム室23には摺動絞り弁3の底
壁5に設けられ可変ベンチユリ部6に開口した負
圧取入れポート5a(第3図参照)よりベンチユ
リ負圧が供給されるようになつている。従つて、
摺動絞り弁3は、ベンチユリ負圧の増大に応じ
て、即ち吸入空気量の増大に応じて圧縮コイルば
ね24のばね力に抗して図にて上方へ変位し、可
変ベンチユリ部6を拡大するようになる。
摺動絞り弁3にはメータリングニードル27が
取付けられている。第2図及び第5図によく示さ
れている如く、メータリングニードル27は、摺
動絞り弁3の底壁5の中央部に設けられた貫通孔
28を貫通して吸気通路2内に突出し、ニードル
ジエツト7及びエアブリードチユーブ8内に軸線
方向に移動可能に嵌合し、ニードルジエツト7と
共働して該ニードルジエツトよりの燃料流量を制
御するようになつている。メータリングニードル
27の突出基端は摺動絞り弁3の筒内に位置して
おり、該突出基端にはフランジ部材29がかしめ
等の適宜の手段により固定されている。メータリ
ングニードル27はフランジ部材29と底壁5の
内側に突出形成された環状座部30との係合によ
り抜け止めされている。
摺動絞り弁3内には底壁5より貫通孔28と同
心に円筒部31が突出形成されており、該円筒部
の先端の開口縁部には該開口縁部より径方向内方
へ向けて突出した舌片状の係止片部32が2個周
方向に互いに隔置して設けられている(第3図、
第4図)。
円筒部31内には円筒状のリテーナ33が挿入
されている。リテーナ33は、係止片部32のア
ンダカツト面32aに選択的に係合する係止用フ
ランジ片部34と、底壁5に接合する底部フラン
ジ片部35とを有し、係止用フランジ片部34の
上面にて係止片部32の下面、即ちアンダカツト
面32aに係合することにより係止片部32と底
壁5との間に挟まれて摺動絞り弁3に対し固定さ
れている。リテーナ33の筒内には圧縮コイルば
ね36が設けられており、該圧縮コイルばねは、
リテーナ33の底部とフランジ部材29との間に
設けられて、メータリングニードル27を突出方
向、即ち図にて下方へ付勢している。
リテーナ33の係止用フランジ片部34と底部
フランジ片部35とには、第4図によく示されて
いる如く、係止片部32に対し補形をなす形状の
切欠部37,38が設けられておりこれにより係
止用フランジ片部34は二つの実質的に舌片状の
係止片部をなしている。
リテーナ33の円筒部31内に対する挿入は、
切欠部37,38が係止片部32に整合する方向
姿勢にて行なわれ、リテーナ33は、切欠部3
7,38によつて係止片部32を越えて円筒部3
1内に挿入された後に所定角度、例えば90度回動
変位されることにより係止用フランジ片部34の
上面にて係止用片部32のアンダカツト面32a
に係合し、抜け止めされるようになつている。
尚、第4図に最も詳しく示されているように、
リテーナ33の頭部には組付け時にこれを回転変
位させるための工具が係合する六角部39が設け
られており、またリテーナ33の外周部には、該
リテーナ33をその係止用フランジ片部34が係
止用片部32に係合する回動位置に固定するため
に、係止片部32をその両側より挾持する一対の
廻り止め用突起40が設けられている。
またこの時、リテーナ33が、係止片部32に
よつて積極的に保持されるように、第4図及び第
5図によく示されているように、係止用フランジ
片部31の上面の対角位置に二つの膨出部42,
42が設けられており、係止片部32は該膨出部
42の作用により係止用フランジ片部34並びに
リテーナ33自体を下向きに弾発的に保持するよ
うになつている。
このように本考案によれば、製作が容易な摺動
絞り弁を備える気化器が提供されると共に、リテ
ーナの取付が極めて簡単になる。またリテーナに
膨出部が設けられていることにより、リテーナが
確実に取付けられ、がたが生じたり、或いは緩む
虞れがない。
このような摺動絞り弁3は、それがアルミニウ
ム合金の如き金属製である場合には、金型鋳造に
より、合成樹脂製の場合には金型を用いた射出成
形によりその全体を一体成形されるが、この成形
のために摺動絞り弁3の底壁5には係止片部32
に整合する位置に係止片部32の該底壁5に対す
る正投影形状に実質的に等しい形状の型抜き用透
孔41が設けられている(第5図)。そこで本考
案によれば、上記したようにリテーナが弾発的に
摺動絞り弁の底面に押付けられることから、摺動
絞り弁の底部に設けられた鋳抜き孔41を確実に
塞ぐことができるという効果もある。
第6図は、本考案に基づく別の形式の摺動絞り
弁型気化器を示している。ニードル弁27がフロ
ーテイング式に支持されている点に於て前記実施
例と変わるところはないが、ニードル弁27が、
コイルばねによつて保持されることなく、単に貫
通孔28に挿通保持されている。この実施例の場
合、リテーナ33′が、ニードル弁27に圧接さ
れるべき圧縮コイルばねの付勢力を受けることが
ないため、リテーナ33′の係止用フランジ片部
34′に設けられた膨出部によつてリテーナ3
3′が弾発保持される効果が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による摺動絞り弁型気化器の一
つの実施例をその全体について示す縦断面図であ
る。第2図は第1図に示された本考案による摺動
絞り弁型気化器をその要部について示す拡大縦断
面図である。第3図は第2図の線−に沿う断
面図である。第4図は第1図に示された本考案に
よる摺動絞り弁型気化器をその要部について示す
分解斜視図である。第5図は第2図の線−に
沿う拡大断面図である。第6図は本考案に基づく
別の形式の摺動絞り弁型気化器の摺動絞り弁を示
す第2図と同様の図である。 1……気化器本体、2……吸気通路、3……摺
動絞り弁、4……孔、5……底壁、5a……ポー
ト、6……可変ベンチユリ部、7……ニードルジ
エツト、8……エアブリードチユーブ、9……メ
イン燃料ジエツト、10……フロート室、11…
…弁軸、12……スロツトル弁、13……アイド
ルポート、14……スローポート、15……スロ
ー燃料通路、16……エアブリードチユーブ、1
7……フロート室ケース、18……燃料入口、1
9……フロート、20……フロート弁、21……
ダイヤフラム装置、22……ダイヤフラム、23
……ダイヤフラム室、24……圧縮コイルばね、
25……ダイヤフラム室、26……ポート、27
……メータリングニードル、28……貫通孔、2
9……フランジ部材、30……環状座部、31…
…円筒部、32……係止片部、32a……アンダ
カツト面、33……リテーナ、34……係止用フ
ランジ部、35……底部フランジ片部、36……
圧縮コイルばね、37,38……切欠部、39…
…六角部、40……廻り止め用突起、41……型
抜き用透孔、42……膨出部、42a……膨出
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 気化器本体に設けられた吸気通路を横切る方
    向に移動可能に設けられ可変ベンチユリを構成
    する有底筒状の摺動絞り弁と、前記摺動絞り弁
    の先端部に対向して設けられ前記吸気通路に開
    口したニードルジエツトと、前記摺動絞り弁の
    先端部をなす底壁に形成された貫通孔を経て前
    記底壁より突出して前記ニードルジエツトに嵌
    合するとともに前記摺動絞り弁の筒内に位置す
    る突出基端に設けられたフランジ部と前記底壁
    との係合により抜け止めされたメータリングニ
    ードルとを有し、前記メータリングニードルは
    前記摺動絞り弁の筒内に係止されたリテーナに
    より前記フランジ部が覆われて保持される摺動
    絞り弁型気化器に於て、 前記リテーナが、その軸線方向に間隔をおい
    て第1及び第2のフランジを有すると共に、前
    記第1のフランジが前記摺動絞り弁内に設けら
    れた係止片部と係合し、前記第2のフランジが
    同摺動絞り弁の底壁内面と当接することによ
    り、前記第1及び第2両フランジが前記係止片
    部と前記底壁内面との間に挾持されることを特
    徴とする摺動絞り弁型気化器。 (2) 前記第1及び第2のフランジに、前記係止片
    部に対応する切欠が形成されており、前記切欠
    を前記係止片部に整合させつつ前記リテーナを
    摺動絞り弁の底面部に向けて挿入した後に、該
    リテーナをその軸線回りに回動させることをも
    つて前記係止片部と前記第1のフランジとを係
    合させて前記リテーナが係止装着されるように
    なつていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の摺動絞り弁型気化器。 (3) 前記第1のフランジの前記係止片部に対向す
    る面に膨出部が設けられていることにより、前
    記係止片部が前記第1のフランジの膨出部に弾
    発的に当接することをもつてリテーナがその係
    止装着位置に挾持固定されることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項若しくは第2項
    に記載の摺動絞り弁型気化器。 (4) 前記リテーナの第1のフランジの上側に前記
    係止片部の幅に概ね等しい間隔を有する外向突
    起が少なくとも2個形成されており、これら外
    向突起により前記リテーナが前記係止装着位置
    から回動し難いようになつていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれに記載の摺動絞り弁型気化器。
JP2791984U 1984-02-28 1984-02-28 摺動絞り弁型気化器 Granted JPS60141469U (ja)

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JP2791984U JPS60141469U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 摺動絞り弁型気化器

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Publication Number Publication Date
JPS60141469U JPS60141469U (ja) 1985-09-19
JPH018687Y2 true JPH018687Y2 (ja) 1989-03-08

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ID=30525316

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JP2791984U Granted JPS60141469U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 摺動絞り弁型気化器

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JPS60141469U (ja) 1985-09-19

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