JPS6042207Y2 - 内燃機関の減速装置 - Google Patents

内燃機関の減速装置

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JPS6042207Y2
JPS6042207Y2 JP4709780U JP4709780U JPS6042207Y2 JP S6042207 Y2 JPS6042207 Y2 JP S6042207Y2 JP 4709780 U JP4709780 U JP 4709780U JP 4709780 U JP4709780 U JP 4709780U JP S6042207 Y2 JPS6042207 Y2 JP S6042207Y2
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JP
Japan
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valve
passage
opening
valve seat
control valve
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Application number
JP4709780U
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JPS56149058U (ja
Inventor
喜夫 岩佐
日出男 森田
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、機関減速時、HC排出が増大するのを防止
するために絞弁下流の吸気路へ空気を吸入するようにし
た内燃機関の減速装置に関するものである。
第1図は従来の減速装置の要部の構成を示す断面図で、
吸気路の絞弁(図示せず)をバイパスするバイパス通路
1に、機関の吸入負圧が設定値以上の時開く制御弁2を
設け、機関減速時、絞弁下流の吸気路8に空気を吸入し
て、HCの排出濃度が増大するのを防止するものである (USP 、328789咥明細書参照)。
しかしながら、このような従来の減速装置にあっては、
制御弁2内のリターンスプリング4に取付長さを、組付
は時のまま不変、固定にしているため、制御弁2の開弁
圧はリターンスプリング4のばらつきにより大きく変動
し、激しい排気規制を満たすための狭い開弁許容範囲(
−570〜−600rrrInHg)に設定することが
困難であった。
また、制御弁およびバイパス通路をスロットルチャンバ
の外部に形成すると、バイパス通路1の外周に形成され
、制御弁2の筺体3に螺合により装着されたねじ部5を
回動して弁座6を変位してリターンスプリング4のスプ
リング力を調整することができ、弁座6の不正改造によ
り弁7の開弁圧が変化し、運転性の不良や弁7の開閉に
伴う騒音、摩耗を生じるという問題点があった。
この考案は、上記従来の問題点に着目してなされたもの
で、制御弁の弁座にねじ部を設けてリターンスプリング
の取付長さを可変にするとともに、前記弁座をスロット
ルチャンバ内に設けることにより、制御弁の開弁圧のば
らつきを防止し、かつ不正改造による運転性不良等を解
消することを目的とするものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図はこの考案の一実施例を示す要部の構成断面図で
ある。
この図で、11はスロットルチャンバ、12は吸気路、
12a、12bは前記吸気路12の吸気路上流および吸
気路下流、13は絞弁、14はケースで、ねじ部を有す
る開口14aが形成される。
15は前記ケース14内に形成されたバイパス通路、1
6は前記バイパス通路15に設けられた制御弁で、この
構成の詳細を第3図aに示す。
第3図aにおいて、17は弁座で、開口17aを有して
おり、外周にねじ部17bが形成され、このねじ部17
bがケース14の開口14aに螺合して装着される。
また、弁座17には第3図すに示すように調整工具によ
り回動させるための凹部17cが形成されている。
弁座17の中空部内壁17dには溝17eが形成され、
この溝17eには弁20の最大リフトを規制するゴム、
樹脂等からなるストッパ18が挿入され、同じく溝17
eに挿入された外方に張力を有するC字状クランプ19
によってストッパ18はクランプされている。
弁20はステンレス製の板状体で形成され、第3図Cに
示すように中空部内壁17dと摺動する凸部20a、中
空部内壁17dとの間で空気通路を形成する切欠部20
bを有しており、ばね座21との間にリターンスプリン
グ22が挿入されて装着され、かつ弁20はゴム等の弾
性シール材23を介してリターンスプリング22のスプ
リング力により所定の張力が付与されている。
また、ばね座21は第3図dに示すように周辺部に開口
21a形戊されている。
ケース14に螺着された弁座17は、開弁圧を調整後、
凹部17cを利用し、例えばポンチ等でケース14の一
部を変形させて加締め等により回り止めが施される。
次に、制御弁16の組立ておよび開弁圧の調整について
説明する。
まず、バイパス通路15の一側に設けられた開口14a
を介してリターンスプリング22を、前記バイパス通路
15に嵌入した開口21aをもつはね座21に装着する
その後、第3図aのように予め弁20が組み付けられた
弁座17を開口14に螺着する。
この弁座17には吸気路下流12bに発生する吸気負圧
を作用させ、その圧力が設定圧より大きくなると開弁を
始めるように、または所定圧を作用した時の所定開弁流
量になるような位置に調整して固定する。
しかる後、開口14の外周のアルミ合金製のケース14
をポンチ等で変形させ、弁座17の凹部17cに突出せ
しめて回り止めされる。
要するに弁座17を回動することによりリターンスプリ
ング22に取付長さを調整できるので、開弁圧を所定範
囲内に調整でき、制御弁16の生産歩留りが改善できる
また、弁座17を変位させても第3図の場合弁20の最
大リフトは不変であり、リターンスプリング22が折損
した場合の最大空気量の増大が防止できる。
その結果、吸入空気量に応じて燃料を供給するようにし
た電子制御燃料噴射機関の暴走や運転性不良を防止でき
る。
次に作用について説明する。
機関への吸気は、エアクリーナ(図示せず)、スロット
ルチャンバ11の絞弁13の吸気路上流12aおよび吸
気路下流12bを介して吸入される。
いま、アクセルペダル(図示せず)と係合する吸気路1
2内の絞弁13がアイドル開度に保持され、機関回転数
が上昇すると絞弁13の吸気路下流12b内負圧が上昇
する。
この吸気路下流12b内負圧が設定値、例えば−570
mmHg以上のとき、制御弁16の弁20はリターンス
プリング22のスプリング力に抗して開き、空気を制御
弁16の吸気路上流12aからバイパス通路15へ導入
し、吸気路下流12bの負圧上昇を制御する。
第4図a、 b、 cはこの考案の他の実施例を示す図
である。
この実施例は、弁20を平坦状に形成するとともに、ば
ね座21を、中央部を大きく突出せしめて形成腰この部
分にストッパ18を設置し、弁20の最大リフトを規制
するようにしたものであり、第2図の実施例と同様の効
果が得られる。
なお、弁20およびばね座21の平面図を第4図す、
cにそれぞれ示す。
なお、弁座17の中空部内壁17dの長さは弁20の最
大リフト(1〜21rrIIt)より大きくすることに
より、弁20が弁座17より外れることがなく円滑に作
動する。
また、ステンレス等の耐摩耗材の硬い弁座17の中空部
内壁17dの長さは、弁20との摺動部のみとしたから
生産性、コスト等が改善できる。
また、絞弁13のバイパス通路15の開口断面積は下流
が大きく、(開口17a)〈(開口21a)≦(バイパ
ス通路15の下流)、に設定すると応答性、開弁特性が
よい。
以上説明したように、この考案は、吸気路の絞弁をバイ
パスするバイパス通路に設定負圧以上で開く制御弁を設
け、該制御弁の弁座にねじ部を設けてバイパス通路に螺
合し、リターンスプリングの取付長さを調整できるよう
にしたので、負圧源にスロットルチャンバを取りつけた
ままの状態で開弁特性を正確に許容値内に調整でき、リ
ターンスプリングの組付けばらつき等による影響を改善
できる。
また、調整可能な弁座を有する制御弁はスロットルチャ
ンバ内に設けたので、スロットルチャンバ内において調
整自在にでき、スロットルチャンバを機関に組付けた後
では弁座はスロットルチャンバの外方から回動できず、
すなわち外方から不正改造されることなく安定した特性
を維持できる。
また、制御弁の弁座下流の通路断面積を該弁座の開口部
より大きく形成したので、弁が開いて7<イバス空気が
流れることによる制御弁下流のバイパス通路の負圧低下
は少なく、弁がバイパス通路の負圧が応答よく作動し、
従来公知のものと比べて一段と開弁特性がよい。
さらに、スロットルチャンバに制御弁およびバイパス通
路を内蔵することにより、重量の軽減、コストの低減が
はかれ、生産性の向上、通気抵抗の減少、小型化等多く
の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の減速装置の要部の構成を示す断面図、第
2図はこの考案の一実施例を示す要部の構成断面図、第
3図a、 b、 C,dは第2図の制御弁の詳細を示す
もので、第3図aは制御弁の拡大断面図、第3図すは弁
座の平面図、第3図Cは弁の平面図、第3図dはばね座
の平面図、第4図a、 b、 cはこの考案の他の実施
例を示すもので、第4図aは制御弁の拡大断面図、第4
図すは弁の平面図、第4図Cはばね座の平面図である。 図中、11はスロットルチャンバ、12は吸気路、12
aは吸気路上流、12bは吸気路下流、13は絞弁、1
4はケース、15はバイパス通路、16は制御弁、17
は弁座、17aは開口、17bはねじ部、17cは凹部
、17dは中空部内壁、17eは溝、18はストッパ、
19はC字状クランプ、20は弁、20aは凸部、20
bは切欠部、21はばね座、21aは開口、22はリタ
ーンスプリング、23は弾性シール材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気路の絞弁をバイパスするバイパス通路に、該バイパ
    ス通路の負圧が設定値以上の時開く制御弁を設けた内燃
    機関の減速装置において、絞弁を有する吸気路と前記制
    御弁および前記バイパス通路をスロットルチャンバ内に
    設け、前記制御弁の弁座にねじ部を設けて前記バイパス
    通路に螺合し、前記弁座内に装置されたリターンスプリ
    ングの取付長さをスロットルチャンバ内において調整自
    在にすると共に、該弁座下流の通路断面積を該弁座の開
    口部より大きくしたことを特徴とする内燃機関の減速装
    置。
JP4709780U 1980-04-09 1980-04-09 内燃機関の減速装置 Expired JPS6042207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4709780U JPS6042207Y2 (ja) 1980-04-09 1980-04-09 内燃機関の減速装置

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JP4709780U JPS6042207Y2 (ja) 1980-04-09 1980-04-09 内燃機関の減速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56149058U JPS56149058U (ja) 1981-11-09
JPS6042207Y2 true JPS6042207Y2 (ja) 1985-12-24

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ID=29642103

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JP4709780U Expired JPS6042207Y2 (ja) 1980-04-09 1980-04-09 内燃機関の減速装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918252A (ja) * 1982-07-21 1984-01-30 Hitachi Ltd 負圧制御装置

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JPS56149058U (ja) 1981-11-09

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