JPH018316Y2 - - Google Patents

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JPH018316Y2
JPH018316Y2 JP1978147349U JP14734978U JPH018316Y2 JP H018316 Y2 JPH018316 Y2 JP H018316Y2 JP 1978147349 U JP1978147349 U JP 1978147349U JP 14734978 U JP14734978 U JP 14734978U JP H018316 Y2 JPH018316 Y2 JP H018316Y2
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JP
Japan
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blade
cutting edge
cutting
rotary blade
straight
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JP1978147349U
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JPS5566796U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙、フイルム、布などのシート材料を
切断するに用いられるシート切断刃物に関する。
回転刃と固定刃とよりなる従来のシート切断刃
物の構造を第1図および第2図に示す。回転刃1
の刃先1eは円筒面1aと軸心に対して傾けた平
面1bとの稜線として形成され、真直な刃先をも
つ固定刃2を回転刃1に対してばね3によつて弾
接し、両刃先の間を通過するシート材を回転刃1
を回転することによつて切断するものである。
このような構造の従来のシート切断刃物では回
転刃1の円筒面1aは回転刃両端の軸1cと同一
軸心でなくてはならないから通例円筒面1aと軸
1cは両軸端のセンター穴1dを用いて円筒研削
加工によつて仕上げられ、一方刃先1eを形成す
るもうひとつの面である平面1bは平面研削加工
で仕上げられる。
本考案は回転刃として2つの平面の稜線として
形成された真直な刃先をもつ刃物を使用して、従
来の刃物と同等の性能をもつものを提供するもの
である。すなわち1回の加工作業によつて1個ず
つの加工しか行ない得ない円筒研削加工にかえ
て、より能率的な平面研削加工のみによつて刃先
の加工を行なうことで従来のものよりも安価な刃
物を提供するものである。
本考案の原理を第3図および第4図によつて説
明する。回転刃3は真直な刃先3eを有してお
り、この刃先3eは回転軸心Oに対し平行でもな
く交叉もしない直線の一部であり、したがつてそ
の軸心Oの周りの回転軌跡面は一葉双曲面とな
る。またしたがつて、刃先3eは、回転軸心Oを
含む平面内に固定刃の刃先を配した場合その刃先
との間にせん断角を形成する。第4図は軸心Oの
延長方向から見て刃先の位置関係を模式的に示し
たものである。刃先3eすなわち直線ABは、せ
ん断角を与えるために距離dだけ傾いており、刃
先の軌跡一葉回転双曲面の両端の半径をrとし、
円弧ABと直線ABとの隔りの最大値をSとすれ
ばこれらの関係は である。
このことを換言すれば真直な刃先3e(直線
AB)は従来の円筒仕上げされた刃先(円弧AB)
に比較して距離Sだけ凹形状となつているのであ
る。
一方固定刃4は両端に備えたピン5によつて支
持され、ばね6によつてその刃先を回転刃3へ弾
接しており、しかもその真直な刃先4eは回転刃
3の切り始め側Aにおいては回転刃の刃先の軌跡
円に接する位置に、切り終り側Bにおいては軌跡
円の半径方向にわずかの距離fだけ食い込む(以
下干渉すると記す)ように配置されている。
回転刃と固定刃は以上のように配置されている
から、回転刃を回転すると相互の刃先は交叉圧接
し、1点において噛み合いながら切断を行なうの
である。
回転刃の刃先の軌跡円筒の半径rを30mm、せん
断角を与えるための距離dを3mmとすれば刃先軌
跡の円筒面からの隔りSは約0.038mmとなり、刃
幅300mmに対して干渉代fを(例えば0.3mm)とす
れば両刃先は隙間を生ずることなく確実な切断を
得ることができる。
第9図はこのfの関係を示す図である。DはO
を回転軸心とする一葉回転双曲面である。そして
その喉円は両端と同径の円筒面Eに対し半径がS
≒0.038mmだけ小さい。ここでS≪Lであるから
回転軸心Oを含む平面内の母線D′は円弧とみな
すことができ(半径:R)、これにより母線D′と
その一端Aで接する直線AB′は喉円を含む面で円
筒Eよりx≒2S、したがつて他端ではg=2x≒
4S(0.152mm)だけ小径の点を通る。固定刃の刃先
ABは両刃の逃げ面角度により異なるが一般には
少くともこの接線AB′以上、したがつて例えば
0.2mm(>0.152mm)程度以上の干渉代を与えるこ
とが望ましい。
このように刃先同志を交叉圧接する構造は従来
のシート切断刃物においても刃物の形状誤差を補
償する目的で広く用いられているものである。
第5図および第6図は本考案の実施例を示すも
ので第6図は第5図のQ−Q断面である。回転刃
7は真直丸棒の軸7sに高さの異なるスペーサ7
a,7bを介して真直刃先をもつ刃材7eを固定
し、その刃先が定められた軌跡一葉双曲面を形成
するよう回転軸心に対して配置する。固定刃8は
両端に備えたピン9によつて側板10に支持さ
れ、ばね11によつてその刃先を回転刃7に弾接
し、しかも回転刃7に対してその刃先を相互に交
叉する向きにわずかに喰い込ませて配置する。
このように構成された本考案によるシート切断
刃物では簡単な直線形状の部材のみを用いて確実
な切断を得ることのできる刃物とすることができ
る。
第7図および第8図は本考案のもうひとつの実
施例を示すもので第8図は第7図のR−R断面で
ある。回転刃12は矩形一様断面をもつ刃材12
aの両端に圧入された軸12sによつて側板13
に支えられる。軸12Sは刃先12eが定められ
た刃先の軸跡双曲面を形成して適当なせん断角を
与えるように刃材12aの左右に位置をずらして
取り付けられる。固定刃14はやはり両端に圧入
されたピン15によつて側板13に支えられ、ば
ね16によつてその刃先を回転刃12に弾接し、
相互の刃先を交叉させるように切り終り側に干渉
する方向にわずかに傾けて取り付けられる。
このように構成された本考案になる切断刃物で
は回転刃、固定刃ともほぼ同様の形状であるので
同様の加工工程によつて能率的に製造を行なうこ
とができる。
なお本考案の切断刃物において、両刃の噛み合
い点は母線D′、つまり双曲線に沿つて進行する
から、仮りに被切断シート材が切断部の直前また
は直後部を例えばシート送りロール等で強固に保
持されて運動不能とされている場合、切断線は双
曲線に沿つて走る。しかしこの双曲線の曲り量は
前記計算例での0.038mmのように通常の用途に対
しては全く問題とならない量である。また、実際
には、被切断シートは多少の移動は可能であり、
また両刃で噛まれて保持されつつ切断されるの
で、直線刃に習つて直線状に切断されると思われ
る。
以上に説明したように本考案のシート切断刃物
は回転刃、固定刃とも真直な刃先をもつ刃物で構
成されており、簡単な工程で安価に製造し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシート切断刃物の構造を示す正
面図。第2図は第1図のP−P断面図。第3図は
本考案になるシート切断刃物の構造を示す断面
図。第4図は本考案になるシート切断刃物の刃先
の位置関係を説明するための模式図。第5図は本
考案の実施例を示す正面図。第6図は第5図のQ
−Q断面図。第7図は本考案の別の実施例の正面
図。第8図は第7図のR−R断面図。第9図は干
渉代fの設定を説明する図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転刃と固定刃とよりなるシート切断刃物にお
    いて、回転刃として2平面の稜線よりなる真直な
    刃先を有する刃物をその前記真直な刃先の回転軌
    跡が一葉双曲面を形成するごとく回転軸心に対し
    て配し、やはり真直な刃先を有する固定刃は前記
    回転軸心に対してほぼ平行で、前記回転刃の刃先
    の回転軌跡面に対して切り始め側では接する位置
    に、切り終り側では半径方向へわずかに食い込む
    位置に配して前記回転刃に弾接させて、前記回転
    刃の回転とともに相互の刃先同士を交叉圧接しな
    がら切断を行う構造のシート切断刃物。
JP1978147349U 1978-10-26 1978-10-26 Expired JPH018316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978147349U JPH018316Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978147349U JPH018316Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5566796U JPS5566796U (ja) 1980-05-08
JPH018316Y2 true JPH018316Y2 (ja) 1989-03-06

Family

ID=29128721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978147349U Expired JPH018316Y2 (ja) 1978-10-26 1978-10-26

Country Status (1)

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JP (1) JPH018316Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537079U (ja) * 1976-07-06 1978-01-21
JPS5311104A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 V Nauchinooisusuredobuaterusuk Apparatus for zone melting of metals and semiconductors

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537079U (ja) * 1976-07-06 1978-01-21
JPS5311104A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 V Nauchinooisusuredobuaterusuk Apparatus for zone melting of metals and semiconductors

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5566796U (ja) 1980-05-08

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