JP2535507Y2 - シート状ワークのミシン装置および糸切装置 - Google Patents

シート状ワークのミシン装置および糸切装置

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JP2535507Y2
JP2535507Y2 JP4630291U JP4630291U JP2535507Y2 JP 2535507 Y2 JP2535507 Y2 JP 2535507Y2 JP 4630291 U JP4630291 U JP 4630291U JP 4630291 U JP4630291 U JP 4630291U JP 2535507 Y2 JP2535507 Y2 JP 2535507Y2
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sheet
sewing
thread
work
thread cutting
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JP4630291U
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川 暁 菊
清 小野澤
部 友 厚 平
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は預金通帳等の小冊子を製
造するため用いられるシート状ワークのミシン装置およ
び糸切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、預金通帳等の小冊子のミシンかけ
は以下のようにして行われている。すなわち、図5に示
すように、所定形状の印刷済シートを複数、例えば3〜
4枚重ね合せ、一側を天のり付けしてシート状ワーク1
を作成する。この場合、天のり付けされた部分は天のり
付部3となる(図4(a))。
【0003】次に複数の印刷済シートからなるシート状
ワーク1を、1つ1つコンベア等により搬送し、シート
状ワーク1の中央部をミシンかけして各シートを結合さ
せミシン糸部4を形成する(図4(b))。
【0004】ところで、シート状ワーク1の中央部をミ
シンかけする作業は、ミシン装置によって行なわれてい
る。このミシン装置は、順次送られてくるシート状ワー
クを連続的にミシン糸でミシンかけするものであり、ミ
シンかけが終了したシート状ワーク後端のミシン糸を切
断する糸切装置を有している。この糸切装置は図5に示
すように、トルクモータ50によって回転する回転軸5
2と、回転軸52に取付けられた本体51とを有してい
る。また本体51の外周にはミシンかけ終了後のシート
状ワーク1aと、ミシンかけ作業中のシート状ワーク1
bとの間に入り込んでミシン糸40を切断する糸切刃5
3が取付けられている。
【0005】ミシンかけ作業中、トルクモータ50によ
って回転軸52および本体51が一定トルクで回転する
が、シート状ワーク1が糸切刃53の真下を通過中は、
糸切刃53がシート状ワークにあたり回転が妨げられる
ため、糸切刃53はシート状ワーク1上を滑ることにな
る。糸切刃53の位置にミシンかけ終了後のシート状ワ
ーク1aの後端が到達したとき、糸切刃53がミシンか
け終了後のシート状ワーク1aとミシンかけ作業中のシ
ート状ワーク1の間に入り込んでミシン糸40を切断す
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にミシンかけ終了後のシート状ワーク1a後端のミシン
糸40は、一定トルクで連続して回転する糸切刃53に
よって切断される。この場合、トルク調製が微妙であ
り、トルクが強すぎると糸切刃53がシート状ワーク1
の搬送の妨げとなり、弱すぎると糸が切れ難くなる。従
って、加工品目が替わる度にシート状ワークの1の厚さ
等に合わせてモータの調製を行う必要がある。
【0007】本考案はこのような点を考慮してなされた
ものであり、複雑な調整を必要とせず、精度良くミシン
糸を切断することができ、かつ糸切刃の摩耗を少なくす
ることができるシート状ワークのミシン装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の印刷済
シートを重ね合せてなるシート状ワークを、順次その中
央部に沿ってミシン糸でミシンかけするミシンかけ部
と、このミシンかけ部によってミシンかけされたシート
状ワークを送り出す送出部とを備えたミシン装置におい
て、前記ミシンかけ部と前記送出部との間に、前記シー
ト状ワークの送出方向と直交する回転軸によって回転自
在に支持された糸切本体と、この糸切本体の外側に取付
けられた少なくとも3本の糸切刃とからなる糸切装置を
設け、前記糸切刃は前記シート状ワーク間に入り込んで
シート状ワーク間のミシン糸を切断しながら前記糸切本
体を回転させることを特徴とするシート状ワークのミシ
ン装置、およびワークの送出方向と直交する回転軸によ
って回転自在に支持された糸切本体と、この糸切本体の
外側に取付けられた少なくとも3本の糸切刃とからなる
糸切装置である。
【0009】
【作用】シート状ワーク間に入り込んだ糸切刃が、シー
ト状ワークからの反作用を受けて糸切本体を回転させな
がら、ミシンかけされたシート状ワーク後端のミシン糸
を切断する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。図1乃至図3は本考案によるミシン装置お
よび糸切装置の実施例を示す図である。
【0011】図1に示すように、ミシン装置11は、複
数の印刷済シートを重ね合せてなるシート状ワーク1の
中央部をミシンかけするミシン機(ミシンかけ部)30
と、ミシン機30によってミシンかけされたシート状ワ
ーク1を送り出す送出コンベア(送出部)31とを備え
ている。このうちミシン機30は、順次搬送されてくる
シート状ワーク1を連続的にミシン糸40でミシンかけ
して、印刷済シートを互いに結合させるものである。
【0012】また、ミシン機30と送出コンベア31と
の間に、ミシンかけ終了後のシート状ワーク1aの後端
のミシン糸40を切断する糸切装置35が配設されてい
る。この糸切装置35は、支持部材41に取付けられた
一対のアーム39、39と、この一対のアーム39、3
9の下端に取付けられた回転軸38と、この回転軸38
によって回転自在に支持された糸切本体36とを有して
いる。回転軸38は送出コンベア31の送出方向と直交
している。このうち一対のアーム39、39は所望の回
転位置に固定されており、必要に応じて回転し糸切本体
36の位置を調整できるようになっている。また糸切本
体36は図3に示すように三角筒状をなしており、糸切
本体36の外面に3本の糸切刃37が取付けられてい
る。各糸切刃37は、ミシンかけ終了後のシート状ワー
ク1aとミシンかけ作業中のシート状ワーク1bとの間
に入り込んでミシン糸40を切断しながら、糸切本体3
6を回転させるようになっている。また各糸切刃37
は、本体部37bとこの本体部37bの先端側から糸切
本体36の回転方向(図3矢印方向)に折曲がる刃部3
7aとからなっている。
【0013】なお、ミシンかけ終了後のシート状ワーク
1a上には、シート状ワーク1aのミシン糸部4を押圧
する押圧ローラ32が設けられている。
【0014】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。まず、上流側からシート状ワーク
1が順次搬送され、ミシン機30によってシート状ワー
ク1の中央部がミシン糸40によりミシンかけされる。
次にミシンかけ終了後のシート状ワーク1aは、送出コ
ンベア31により次工程に送られる。同時に、ミシンか
け終了後のシート状ワーク1aの後端のミシン糸40が
糸切装置35により切断される。
【0015】糸切装置35の切断作用を図2により説明
する。まず糸切装置35の2本糸切刃37,37がミシ
ンかけ終了後のシート状ワーク1a上に当接した状態
で、このミシンかけ終了後のシート状ワーク1aが送出
コンベア31により送り出される(図2(a))。次に
図2(b)に示すようにミシンかけ作業中のシート状ワ
ーク1bが糸切装置35に接近すると、シート状ワーク
1aに当接していた2本のうち後方の糸切刃37が、ミ
シンかけ終了後のシート状ワーク1aとミシンかけ作業
中のシート状ワーク1bとの間に入り込む。そして、シ
ート状ワーク1a、1b間に入り込んだ糸切刃37が、
その刃部37aによりシート状ワーク1a,1b間のミ
シン糸40を切断する。回転軸38を取り付けてあるア
ーム39には適度の弾性を持たせておき、常に本体36
を下方に押さえ付けておく。こうすることにより、シー
ト状ワーク1aとシート状ワーク1bの間に糸切刃37
が入り込んだとき糸切刃37をミシン糸40に押し付け
ミシン糸40を切断する。
【0016】次に図2(c)に示すように、シート状ワ
ーク1a,1b間に入り込んだ糸切刃37の背側がミシ
ンかけ作業中のシート状ワーク1bの先端によって押さ
れ、糸切本体36が更に回転する。そしてシート状ワー
ク1b上に、糸切装置35の次の2本の糸切刃37が当
接し、上述の作業が繰返される。
【0017】本実施例によれば、シート状ワーク1a,
1b間に入り込んだ糸切刃37がアーム39の弾性力が
およびシート状ワーク1bからの回転力を受けて糸切本
体36を回転させながらミシン糸40を切断するので、
簡単な構造で確実にミシン糸を切断することができる。
このため、糸切刃をトルクモータにより回転させる場合
に必要となる回転周期の調整または位置調整が不要とな
る。また、糸切装置35は3本の糸切刃37を有し、こ
れらが交互に用いられるので、糸切刃37の摩耗を少な
くすることができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
簡単な構造で容易かつ確実にシート状ワーク後端のミシ
ン糸を切断することができる。このため、糸切刃をトル
クモータにより回転させる場合のように回転周期の調整
または糸切刃の位置調整を行なう必要はない。また3本
以上の糸切刃を交互に用いることにより糸切刃の摩耗を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシート状ワークのミシン装置の一
実施例を示す斜視図。
【図2】本考案によるシート状ワークのミシン装置の作
用を示す図。
【図3】糸切装置の拡大斜視図。
【図4】ミシンがけを行うシート状ワークを示す図。
【図5】従来のミシン装置の糸切装置の斜視図。
【符号の説明】
11 ミシン装置 30 ミシン機 31 送出コンベア 35 糸切装置 36 糸切本体 37 糸切刃 38 回転軸 40 ミシン糸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の印刷済シートを重ね合せてなるシー
    ト状ワークを、順次その中央部に沿ってミシン糸でミシ
    ンかけするミシンかけ部と、このミシンかけ部によって
    ミシンかけされたシート状ワークを送り出す送出部とを
    備えたミシン装置において、前記ミシンかけ部と前記送
    出部との間に、前記シート状ワークの送出方向と直交す
    る回転軸によって回転自在に支持された糸切本体と、こ
    の糸切本体の外側に取付けられた少なくとも3本の糸切
    刃とからなる糸切装置を設け、前記糸切刃は前記シート
    状ワーク間に入り込んでシート状ワーク間のミシン糸を
    切断しながら前記糸切本体を回転させることを特徴とす
    るシート状ワークのミシン装置。
  2. 【請求項2】ワークの送出方向と直交する回転軸によっ
    て回転自在に支持された糸切本体と、この糸切本体の外
    側に取付けられた少なくとも3本の糸切刃とからなる糸
    切装置。
JP4630291U 1991-06-19 1991-06-19 シート状ワークのミシン装置および糸切装置 Expired - Lifetime JP2535507Y2 (ja)

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JPH04137875U JPH04137875U (ja) 1992-12-22
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