JPH0160645B2 - - Google Patents
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- JPH0160645B2 JPH0160645B2 JP57180260A JP18026082A JPH0160645B2 JP H0160645 B2 JPH0160645 B2 JP H0160645B2 JP 57180260 A JP57180260 A JP 57180260A JP 18026082 A JP18026082 A JP 18026082A JP H0160645 B2 JPH0160645 B2 JP H0160645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- shaft
- rocker
- eccentric shaft
- rocker shaft
- Prior art date
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Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 27
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 13
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 13
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 3
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 description 2
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジンの動弁機構中に油圧式弁頭
間隙排除ユニツトを設け、弁頭間隙を油圧の利用
により自動的に排除して、動弁機構を常に静粛に
作動させるようにした、動弁機構における弁頭間
隙排除装置に関する。
間隙排除ユニツトを設け、弁頭間隙を油圧の利用
により自動的に排除して、動弁機構を常に静粛に
作動させるようにした、動弁機構における弁頭間
隙排除装置に関する。
従来、この種の装置としては、動弁カムの開弁
力をプツシユロツド及びロツカアームを介して弁
に伝達する動弁機構において、プツシユロツドと
動弁カムとの連接部に油圧タペツトと称する弁頭
間隙排除ユニツトを介装したものと、動弁カムの
開弁力をロツカアームのみを介して弁に伝達する
動弁機構において、ロツカアームの揺動支点部に
弁頭間隙排除ユニツトを設置したものとが知られ
ているが、前者では、弁頭間隙排除ユニツトが常
にプツシユロツドと共に往復運動させられるの
で、高速運転時にはその運動慣性のために上記ユ
ニツトの間隙排除機能が低下する問題があり、後
者では、弁頭間隙排除ユニツトが往復運動はしな
いので、前者のような問題はないが、弁頭間隙排
除ユニツトの設置箇所がロツカアームの支点部に
限定されるため、レイアウト上の制約が多く、そ
の適用はD.O.H.C型エンジンに限られているのが
実情である。
力をプツシユロツド及びロツカアームを介して弁
に伝達する動弁機構において、プツシユロツドと
動弁カムとの連接部に油圧タペツトと称する弁頭
間隙排除ユニツトを介装したものと、動弁カムの
開弁力をロツカアームのみを介して弁に伝達する
動弁機構において、ロツカアームの揺動支点部に
弁頭間隙排除ユニツトを設置したものとが知られ
ているが、前者では、弁頭間隙排除ユニツトが常
にプツシユロツドと共に往復運動させられるの
で、高速運転時にはその運動慣性のために上記ユ
ニツトの間隙排除機能が低下する問題があり、後
者では、弁頭間隙排除ユニツトが往復運動はしな
いので、前者のような問題はないが、弁頭間隙排
除ユニツトの設置箇所がロツカアームの支点部に
限定されるため、レイアウト上の制約が多く、そ
の適用はD.O.H.C型エンジンに限られているのが
実情である。
さらに前者の問題を解決するために、例えば実
開昭57−121703号公報に開示される如く、エンジ
ン本体に固定のロツカ軸上に回転自在に嵌合した
偏心軸にロツカアームを揺動自在に支承し、油圧
式間〓排除装置により、弁頭間〓を排除すべく偏
心軸をロツカ軸回りに回動させるようにしたもの
も既に提案されてはいるが、このものでは、上記
油圧式間〓排除装置が偏心軸とロツカ軸間に、そ
れら軸を囲繞するように介装されているので、そ
の油圧式間〓排除装置を偏心軸やロツカ軸から独
立したユニツト体として構成することが困難であ
る上、該間〓排除装置を配設するためにロツカ軸
の周囲にその全周に亘つて広い設置スペースを必
要とし、また偏心軸がロツカ軸と別体に構成され
ているので、それだけ部品点数が増加し、またそ
の二軸の嵌合部のガタに起因して、該二軸間で作
動する上記油圧式間〓排除装置の耐久性が損なわ
れる虞れがある等の問題がある。
開昭57−121703号公報に開示される如く、エンジ
ン本体に固定のロツカ軸上に回転自在に嵌合した
偏心軸にロツカアームを揺動自在に支承し、油圧
式間〓排除装置により、弁頭間〓を排除すべく偏
心軸をロツカ軸回りに回動させるようにしたもの
も既に提案されてはいるが、このものでは、上記
油圧式間〓排除装置が偏心軸とロツカ軸間に、そ
れら軸を囲繞するように介装されているので、そ
の油圧式間〓排除装置を偏心軸やロツカ軸から独
立したユニツト体として構成することが困難であ
る上、該間〓排除装置を配設するためにロツカ軸
の周囲にその全周に亘つて広い設置スペースを必
要とし、また偏心軸がロツカ軸と別体に構成され
ているので、それだけ部品点数が増加し、またそ
の二軸の嵌合部のガタに起因して、該二軸間で作
動する上記油圧式間〓排除装置の耐久性が損なわ
れる虞れがある等の問題がある。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、上記従
来装置の問題を全て解決できるようにした、動弁
機構における弁頭間〓排除装置を提供することを
目的とする。
来装置の問題を全て解決できるようにした、動弁
機構における弁頭間〓排除装置を提供することを
目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明は、エ
ンジン本体に回転可能に支承されるロツカ軸に、
そのロツカ軸の回転中心に対して一定量偏心した
偏心軸を一体に形成し、動弁カム軸の開弁力を弁
に伝達するロツカアームを前記偏心軸に揺動自在
に支承させ、前記ロツカ軸の、前記偏心軸よりも
大径に形成した大径軸部の外周面に切欠を形成
し、前記弁の閉弁時にはその弁頭間〓を排除する
方向に前記偏心軸を回動し開弁時には前記偏心軸
の回動を阻止する油圧式間〓排除ユニツトの作動
端を前記切欠に、前記ロツカ軸の回転中心に対し
て所定量偏心した位置において係合させたことを
特徴とする。
ンジン本体に回転可能に支承されるロツカ軸に、
そのロツカ軸の回転中心に対して一定量偏心した
偏心軸を一体に形成し、動弁カム軸の開弁力を弁
に伝達するロツカアームを前記偏心軸に揺動自在
に支承させ、前記ロツカ軸の、前記偏心軸よりも
大径に形成した大径軸部の外周面に切欠を形成
し、前記弁の閉弁時にはその弁頭間〓を排除する
方向に前記偏心軸を回動し開弁時には前記偏心軸
の回動を阻止する油圧式間〓排除ユニツトの作動
端を前記切欠に、前記ロツカ軸の回転中心に対し
て所定量偏心した位置において係合させたことを
特徴とする。
以下、図面により本発明の実施例について説明
する。
する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示
すもので、動弁カムCと、戻しばねSにより常に
閉弁方向に付勢される弁Vとはロツカアーム1を
介して連接され、このロツカアーム1は、ロツカ
軸2に一体に形成された偏心軸3に揺動自在に支
承される。偏心軸3はロツカ軸2の回転中心に対
して一定量偏心していて、第1図でロツカ軸2と
共に矢印a方向に回動するとロツカアーム1を動
弁カムC及び弁V側へ変位させるようになつてい
る。
すもので、動弁カムCと、戻しばねSにより常に
閉弁方向に付勢される弁Vとはロツカアーム1を
介して連接され、このロツカアーム1は、ロツカ
軸2に一体に形成された偏心軸3に揺動自在に支
承される。偏心軸3はロツカ軸2の回転中心に対
して一定量偏心していて、第1図でロツカ軸2と
共に矢印a方向に回動するとロツカアーム1を動
弁カムC及び弁V側へ変位させるようになつてい
る。
ロツカ軸2は、偏心軸3を挟むように配置され
てそれぞれエンジン本体Eに回転自在に支承され
る、偏心軸3よりも小径の小径軸部2aと、同偏
心軸3よりも大径の大径軸部2bとより構成され
ており、その大径軸部2bの外周にはロツカ軸2
の回転中心を挟んで対向する大切欠4及び小切欠
5が設けられ、大切欠4においてロツカ軸2に油
圧式間隙排除ユニツトZが、また小切欠5におい
てロツカ軸2に押圧杆6がそれぞれ連接され、こ
れらの構造を更に詳細に説明する。
てそれぞれエンジン本体Eに回転自在に支承され
る、偏心軸3よりも小径の小径軸部2aと、同偏
心軸3よりも大径の大径軸部2bとより構成され
ており、その大径軸部2bの外周にはロツカ軸2
の回転中心を挟んで対向する大切欠4及び小切欠
5が設けられ、大切欠4においてロツカ軸2に油
圧式間隙排除ユニツトZが、また小切欠5におい
てロツカ軸2に押圧杆6がそれぞれ連接され、こ
れらの構造を更に詳細に説明する。
油圧式間隙排除ユニツトZは従来一般のよう
に、シリンダ7と、その内周面に摺合してその内
部に油圧室9を画成するプランジヤ8とを主たる
構成要素としており、シリンダ7はエンジン本体
Eの支持孔10に嵌着され、プランジヤ8はその
外端の球状端部8aを大切欠4の天井壁に当接さ
せるが、その当接点はロツカ軸2の中心から半径
方向に一定距離だけ離隔させてある。プランジヤ
8には油溜室11と、この油溜室11を前記油圧
室9に連通する弁孔12とが形成されており、油
溜室11は、プランジヤ8側壁の油孔13及びシ
リンダ7側壁の油孔14を介して給油路15と連
通していて、その給油路15から送られる油で常
に満されている。
に、シリンダ7と、その内周面に摺合してその内
部に油圧室9を画成するプランジヤ8とを主たる
構成要素としており、シリンダ7はエンジン本体
Eの支持孔10に嵌着され、プランジヤ8はその
外端の球状端部8aを大切欠4の天井壁に当接さ
せるが、その当接点はロツカ軸2の中心から半径
方向に一定距離だけ離隔させてある。プランジヤ
8には油溜室11と、この油溜室11を前記油圧
室9に連通する弁孔12とが形成されており、油
溜室11は、プランジヤ8側壁の油孔13及びシ
リンダ7側壁の油孔14を介して給油路15と連
通していて、その給油路15から送られる油で常
に満されている。
プランジヤ8の内端にはハツト形のバルブケー
ジ16が嵌着され、このバルブケージ16には前
記弁孔12を開閉する球状のチエツクバルブ17
と、これを閉弁方向に付勢する弁ばね18とが収
容され、チエツクバルブ17は、油圧室9の減圧
時に開弁し昇圧時に閉弁するようになつている。
更に油圧室9にはプランジヤ8をシリンダ7上方
に突出させるように付勢する押出しばね19が収
納される。
ジ16が嵌着され、このバルブケージ16には前
記弁孔12を開閉する球状のチエツクバルブ17
と、これを閉弁方向に付勢する弁ばね18とが収
容され、チエツクバルブ17は、油圧室9の減圧
時に開弁し昇圧時に閉弁するようになつている。
更に油圧室9にはプランジヤ8をシリンダ7上方
に突出させるように付勢する押出しばね19が収
納される。
一方、押圧杆6は小切欠5の底壁に当接させ、
その当接点はロツカ軸2の中心から半径方向に一
定距離離隔させてある。この押圧杆6には、これ
をロツカ軸2との当接方向に押圧する補助ばね2
0が接続される。
その当接点はロツカ軸2の中心から半径方向に一
定距離離隔させてある。この押圧杆6には、これ
をロツカ軸2との当接方向に押圧する補助ばね2
0が接続される。
而して、押出しばね19及び補助ばね20のば
ね力は弁Vの戻しばねSのそれより遥かに弱く設
定されており、そして押出しばね19はプランジ
ヤ8を介して、また補助ばね20は押圧杆6を介
してそれぞれロツカ軸2に前記矢印a方向の偶力
を与えるが、両ばね19,20の力の作用方向は
正反対になつているから、ロツカ軸2は側荷重を
受けず、円滑に回転することができる。
ね力は弁Vの戻しばねSのそれより遥かに弱く設
定されており、そして押出しばね19はプランジ
ヤ8を介して、また補助ばね20は押圧杆6を介
してそれぞれロツカ軸2に前記矢印a方向の偶力
を与えるが、両ばね19,20の力の作用方向は
正反対になつているから、ロツカ軸2は側荷重を
受けず、円滑に回転することができる。
エンジン本体Eは、第2図及び第3図に示すよ
うに、シリンダブロツク21と、その上面に順次
接合されるシリンダヘツド22及びヘツドカバー
23とより構成され、そのシリンダヘツド22に
ロツカ軸2が回転自在に支承され、このロツカ軸
2の軸方向移動を拘束するように、プランジヤ8
が大切欠4の両側面に係合する。また、シリンダ
7の支持孔10はシリンダブロツク21からシリ
ンダヘツド22にかけて設けられ、この支持孔1
0がシリンダブロツク21及びシリンダヘツド2
2の接合面で心ずれを起こすことを防止するため
に、両者21,22には支持孔10と同心上で互
いに嵌合する位置決め突起24及び凹孔25がそ
れぞれ設けられる。
うに、シリンダブロツク21と、その上面に順次
接合されるシリンダヘツド22及びヘツドカバー
23とより構成され、そのシリンダヘツド22に
ロツカ軸2が回転自在に支承され、このロツカ軸
2の軸方向移動を拘束するように、プランジヤ8
が大切欠4の両側面に係合する。また、シリンダ
7の支持孔10はシリンダブロツク21からシリ
ンダヘツド22にかけて設けられ、この支持孔1
0がシリンダブロツク21及びシリンダヘツド2
2の接合面で心ずれを起こすことを防止するため
に、両者21,22には支持孔10と同心上で互
いに嵌合する位置決め突起24及び凹孔25がそ
れぞれ設けられる。
第1図において、油ポンプ(図示せず)から給
送される油は油路26を通過して潤滑油路27と
作動油路28とに分流し、潤滑油路27に入つた
油はロツカ軸2に設けた縦孔29及び横孔30を
通つてロツカアーム1の軸受孔31に供給され、
次いでロツカアーム1に設けた油孔32から流出
して動弁カムCの周面に供給され、一方、作動油
路28に入つた油は消泡室33を経て前記給油路
15から油溜室11へと送られるようになつてい
る。消泡室33は、該室を通過する油の流速を弱
めて、それに混入している気泡を浮上させ空気抜
き孔34より排出させるもので、これによつて油
溜室11には気泡を含まない良好な作動油を供給
することができる。
送される油は油路26を通過して潤滑油路27と
作動油路28とに分流し、潤滑油路27に入つた
油はロツカ軸2に設けた縦孔29及び横孔30を
通つてロツカアーム1の軸受孔31に供給され、
次いでロツカアーム1に設けた油孔32から流出
して動弁カムCの周面に供給され、一方、作動油
路28に入つた油は消泡室33を経て前記給油路
15から油溜室11へと送られるようになつてい
る。消泡室33は、該室を通過する油の流速を弱
めて、それに混入している気泡を浮上させ空気抜
き孔34より排出させるもので、これによつて油
溜室11には気泡を含まない良好な作動油を供給
することができる。
次にこの実施例の作用を説明すると、弁Vが閉
じているとき、ロツカ軸2は、プランジヤ8及び
押圧杆6を介して押出しばね19及び補助ばね2
0より受ける偶力によつて矢印a方向に回動する
ので、偏心軸3を介してロツカアーム1を動弁カ
ムC及び弁Vに向つて押圧し、これによつて弁頭
間隙、即ちロツカアーム1と動弁カムC及び弁V
との各連接部の関隙は排除される。
じているとき、ロツカ軸2は、プランジヤ8及び
押圧杆6を介して押出しばね19及び補助ばね2
0より受ける偶力によつて矢印a方向に回動する
ので、偏心軸3を介してロツカアーム1を動弁カ
ムC及び弁Vに向つて押圧し、これによつて弁頭
間隙、即ちロツカアーム1と動弁カムC及び弁V
との各連接部の関隙は排除される。
このとき、押出しばね19のプランジヤ8に対
する押出し作用により油圧室9が減圧すれば、チ
エツクバルブ17が開弁するので、油溜室11の
油が弁孔12を通して油圧室9に補給され、油圧
室9は油によつて確実に満たされる。
する押出し作用により油圧室9が減圧すれば、チ
エツクバルブ17が開弁するので、油溜室11の
油が弁孔12を通して油圧室9に補給され、油圧
室9は油によつて確実に満たされる。
次に動弁カムCのリフト作用によりロツカアー
ム1に開弁力が働くと、その開弁力は偏心軸3に
も矢印aとは反対方向の偶力として作用し、この
偶力によりプランジヤ8が油圧室9側へ押圧され
るが、チエツクバルブ17は閉弁状態を保つので
油圧室9に油圧が発生し、この油圧によりプラン
ジヤ8の摺動が阻止され、偏心軸3及びロツカ軸
2の回転も阻止される。その結果ロツカアーム1
は偏心軸2を枢軸として揺動し、戻しばねSの力
に抗して弁Vを開く。この間、油圧室9の油はシ
リンダ7とプランジヤ8との摺動面間より僅かに
漏洩するが、その漏洩分は次回の弁Vの閉鎖時に
油溜室11より補給される。
ム1に開弁力が働くと、その開弁力は偏心軸3に
も矢印aとは反対方向の偶力として作用し、この
偶力によりプランジヤ8が油圧室9側へ押圧され
るが、チエツクバルブ17は閉弁状態を保つので
油圧室9に油圧が発生し、この油圧によりプラン
ジヤ8の摺動が阻止され、偏心軸3及びロツカ軸
2の回転も阻止される。その結果ロツカアーム1
は偏心軸2を枢軸として揺動し、戻しばねSの力
に抗して弁Vを開く。この間、油圧室9の油はシ
リンダ7とプランジヤ8との摺動面間より僅かに
漏洩するが、その漏洩分は次回の弁Vの閉鎖時に
油溜室11より補給される。
第4図は本発明の第2実施例を示し、それは吸
気弁用ロツカアーム1iを支持する偏心軸3iを
持つた第1ロツカ軸21と、排気弁用ロツカアー
ム10を支持する偏心軸30を持つた第2ロツカ軸
22とを直列に配列したもので、勿論、各ロツカ
軸21,22には間隙排除ユニツトZ及び押圧杆6
が連接される。両ロツカ軸21,22の小径軸2
a,2aは相対向していて共通の軸受ブツシユ3
5を介してシリンダヘツド22に支承され、その
際両小径軸2a,2aの対向面間に一定の間隔が
分配室36としてあけられ、該室36にはヘツド
カバー23に設けられた消泡室33の油が油路3
7及び油孔38を通して供給され、そして前実施
例と同様に各ロツカ軸21,22の縦孔29,29
へと分配され、各部の潤滑に供される。また、消
泡室33の油は図示しない油路を通して各間隙排
除ユニツトZにも供給されるようになつている。
気弁用ロツカアーム1iを支持する偏心軸3iを
持つた第1ロツカ軸21と、排気弁用ロツカアー
ム10を支持する偏心軸30を持つた第2ロツカ軸
22とを直列に配列したもので、勿論、各ロツカ
軸21,22には間隙排除ユニツトZ及び押圧杆6
が連接される。両ロツカ軸21,22の小径軸2
a,2aは相対向していて共通の軸受ブツシユ3
5を介してシリンダヘツド22に支承され、その
際両小径軸2a,2aの対向面間に一定の間隔が
分配室36としてあけられ、該室36にはヘツド
カバー23に設けられた消泡室33の油が油路3
7及び油孔38を通して供給され、そして前実施
例と同様に各ロツカ軸21,22の縦孔29,29
へと分配され、各部の潤滑に供される。また、消
泡室33の油は図示しない油路を通して各間隙排
除ユニツトZにも供給されるようになつている。
第1ロツカ軸21の外端には化粧キヤツプ39
が嵌着されるが、第2ロツカ軸22の外端は、吸
気弁用カムCi及び排気弁用カムCoを備えたカム
軸40の駆動装置41上部を被覆するカバー42
の側面によつて覆われ、したがつて化粧キヤツプ
を施さずとも外観を損うことはない。
が嵌着されるが、第2ロツカ軸22の外端は、吸
気弁用カムCi及び排気弁用カムCoを備えたカム
軸40の駆動装置41上部を被覆するカバー42
の側面によつて覆われ、したがつて化粧キヤツプ
を施さずとも外観を損うことはない。
その他の構成は前実施例と同様であり、第4図
中、前実施例と同様の部分にはそれと同じ符号を
付した。
中、前実施例と同様の部分にはそれと同じ符号を
付した。
以上のように本発明によれば、エンジン本体に
回転可能に支承されるロツカ軸に、そのロツカ軸
の回転中心に対して一定量偏心した偏心軸を一体
に形成し、動弁カム軸の開弁力を弁に伝達するロ
ツカアームを前記偏心軸に揺動自在に支承させ、
前記ロツカ軸の、前記偏心軸よりも大径に形成し
た大径軸部の外周面に切欠を形成し、前記弁の閉
弁時にはその弁頭間〓を排除する方向に前記偏心
軸を回動し開弁時には前記偏心軸の回動を阻止す
る油圧式間〓排除ユニツトの作動端を前記切欠
に、前記ロツカ軸の回転中心に対して所定量偏心
した位置において係合させたので、間〓排除ユニ
ツトは動弁機構から往復運動を常には与えられ
ず、応答性が良好で、エンジンの高回転時でも弁
頭間〓を確実に排除して動弁機構を静粛且つ適正
に作動させることができる。
回転可能に支承されるロツカ軸に、そのロツカ軸
の回転中心に対して一定量偏心した偏心軸を一体
に形成し、動弁カム軸の開弁力を弁に伝達するロ
ツカアームを前記偏心軸に揺動自在に支承させ、
前記ロツカ軸の、前記偏心軸よりも大径に形成し
た大径軸部の外周面に切欠を形成し、前記弁の閉
弁時にはその弁頭間〓を排除する方向に前記偏心
軸を回動し開弁時には前記偏心軸の回動を阻止す
る油圧式間〓排除ユニツトの作動端を前記切欠
に、前記ロツカ軸の回転中心に対して所定量偏心
した位置において係合させたので、間〓排除ユニ
ツトは動弁機構から往復運動を常には与えられ
ず、応答性が良好で、エンジンの高回転時でも弁
頭間〓を確実に排除して動弁機構を静粛且つ適正
に作動させることができる。
また偏心軸とロツカ軸との一体化により、その
二軸が単一部品化されて構造が簡単で取扱いも頗
る容易であると共に該二軸間にガタが発生する虞
れはない。しかも油圧式間〓排除ユニツトを偏心
軸やロツカ軸から全く独立したユニツトとして構
成することができるから、製造コストの低減に寄
与することができ、その上、そのユニツトの作動
端をロツカ軸の切欠の所定部位に単に当接させる
だけで、該ユニツトとロツカ軸間を直ちに接続す
ることができ、組立や分解整備が容易である。さ
らに間〓排除ユニツトは、ロツカ軸の周囲にその
全周に亘る広い設置スペースを必要としないか
ら、設置場所の自由度が高く、レイアウト上きわ
めて有利である。
二軸が単一部品化されて構造が簡単で取扱いも頗
る容易であると共に該二軸間にガタが発生する虞
れはない。しかも油圧式間〓排除ユニツトを偏心
軸やロツカ軸から全く独立したユニツトとして構
成することができるから、製造コストの低減に寄
与することができ、その上、そのユニツトの作動
端をロツカ軸の切欠の所定部位に単に当接させる
だけで、該ユニツトとロツカ軸間を直ちに接続す
ることができ、組立や分解整備が容易である。さ
らに間〓排除ユニツトは、ロツカ軸の周囲にその
全周に亘る広い設置スペースを必要としないか
ら、設置場所の自由度が高く、レイアウト上きわ
めて有利である。
さらにまた間〓排除ユニツトの作動端をロツカ
軸に係合させるために上記切欠が利用されてい
て、該軸外周に係合突起を特別に突設する必要は
ないから、構造簡単で製作容易であることは勿論
のこと、間〓排除ユニツトの作動端をロツカ軸の
軸受部に臨ませるようなことも可能であつて該間
〓排除ユニツトの設置場所の自由度を一層高める
ことができる。また上記切欠がロツカ軸の、偏心
軸よりも大径の大径軸部に形成されることから、
その切欠の特設によつてもロツカ軸の強度低下が
問題となるような虞れがない上、該切欠に対する
ユニツト作動端の作用点をロツカ軸の回転中心か
ら可及的に離すことができて、該切欠の代わりに
前記係合突起を設けずとも該ユニツト作動端がロ
ツカ軸に及ぼすモーメントの腕の長さを充分に長
く確保することができる。
軸に係合させるために上記切欠が利用されてい
て、該軸外周に係合突起を特別に突設する必要は
ないから、構造簡単で製作容易であることは勿論
のこと、間〓排除ユニツトの作動端をロツカ軸の
軸受部に臨ませるようなことも可能であつて該間
〓排除ユニツトの設置場所の自由度を一層高める
ことができる。また上記切欠がロツカ軸の、偏心
軸よりも大径の大径軸部に形成されることから、
その切欠の特設によつてもロツカ軸の強度低下が
問題となるような虞れがない上、該切欠に対する
ユニツト作動端の作用点をロツカ軸の回転中心か
ら可及的に離すことができて、該切欠の代わりに
前記係合突起を設けずとも該ユニツト作動端がロ
ツカ軸に及ぼすモーメントの腕の長さを充分に長
く確保することができる。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示
すもので、第1図は斜視図、第2図は縦断正面
図、第3図は第2図の−線拡大断面図、第4
図は本発明の第2実施例を示す縦断正面図であ
る。 C……動弁カム、E……エンジン本体、V……
弁、Z……間隙排除ユニツト、1……ロツカアー
ム、2……ロツカ軸、2b……大径軸部、3……
偏心軸、4……切欠としての大切欠。
すもので、第1図は斜視図、第2図は縦断正面
図、第3図は第2図の−線拡大断面図、第4
図は本発明の第2実施例を示す縦断正面図であ
る。 C……動弁カム、E……エンジン本体、V……
弁、Z……間隙排除ユニツト、1……ロツカアー
ム、2……ロツカ軸、2b……大径軸部、3……
偏心軸、4……切欠としての大切欠。
Claims (1)
- 1 エンジン本体Eに回転可能に支承されるロツ
カ軸2に、そのロツカ軸2の回転中心に対して一
定量偏心した偏心軸3を一体に形成し、動弁カム
Cの開弁力を弁Vに伝達するロツカアーム1を前
記偏心軸3に揺動自在に支承させ、前記ロツカ軸
2の、前記偏心軸3よりも大径に形成した大径軸
部2bの外周面に切欠4を形成し、前記弁Vの閉
弁時にはその弁頭間〓を排除する方向に前記偏心
軸3を回動し開弁時には前記偏心軸3の回動を阻
止する油圧式間〓排除ユニツトZの作動端8aを
前記切欠4に、前記ロツカ軸2の回転中心に対し
て所定量偏心した位置において係合させたことを
特徴とする、動弁機構における弁頭間〓排除装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18026082A JPS5968508A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 動弁機構における弁頭間隙排除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18026082A JPS5968508A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 動弁機構における弁頭間隙排除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5968508A JPS5968508A (ja) | 1984-04-18 |
JPH0160645B2 true JPH0160645B2 (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=16080141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18026082A Granted JPS5968508A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 動弁機構における弁頭間隙排除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5968508A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359403B (zh) * | 2003-03-29 | 2014-09-17 | 科尔本施密特皮尔博格创新有限公司 | 用于热机的执行器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6224003Y2 (ja) * | 1981-01-26 | 1987-06-19 |
-
1982
- 1982-10-14 JP JP18026082A patent/JPS5968508A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5968508A (ja) | 1984-04-18 |
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