JPS633407Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633407Y2
JPS633407Y2 JP18002381U JP18002381U JPS633407Y2 JP S633407 Y2 JPS633407 Y2 JP S633407Y2 JP 18002381 U JP18002381 U JP 18002381U JP 18002381 U JP18002381 U JP 18002381U JP S633407 Y2 JPS633407 Y2 JP S633407Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
roller
roller holder
holder
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18002381U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5884336U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18002381U priority Critical patent/JPS5884336U/ja
Publication of JPS5884336U publication Critical patent/JPS5884336U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS633407Y2 publication Critical patent/JPS633407Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分配型燃料噴射ポンプに関する。
燃料噴射ポンプにあつては、最適な噴射時期に
燃料を噴射するために機関回転数の上昇に伴ない
噴射時期を進める必要があり、そのために噴射時
期調整装置(タイマ)を備えている。従来の分配
型燃料噴射ポンプ、例えば特開昭55−151124に開
示されている分配型燃料噴射ポンプは第1,2図
に示すように、燃料油は燃料タンク(図示せず)
から送油ポンプ1により吸入加圧され、ポンプハ
ウジング2内の吸込み空間3へ供給される。そし
て、吸込み空間3の内部圧力は周知の如く機関回
転数に関連する圧力制御弁(図示せず)により制
御されるので、回転数の上昇につれて内部圧力が
比例して増加する。
ポンプハウジング2内に設けられた摺動孔4に
は、ポンプ兼分配用プランジヤ5が装置され、こ
のプランジヤ5は後述する手段により往復動と同
時に回転せしめられる。即、駆動軸6とプランジ
ヤ5の端部に固定したカムデイスク7とをドライ
ビングデイスク(図示せず)を介して回転方向に
連結し、機関の気筒数に対応するカム面を有する
カムデイスク7のカム面を、ローラホルダ8に保
持されたローラ9にプランジヤスプリング10に
より押付けることにより、プランジヤ5に燃料の
吸入圧送のための往復動と、分配のための回転と
を同時に行なわせている。
プランジヤ5が吸入行程にある場合は、吸込み
空間3の燃料が供給通路11を介し吸入ポート1
2からプランジヤ5の頭部外周面に設けた複数の
吸入グルーブ13の一つを経てプランジヤ室14
に供給される。プランジヤ5が圧送行程に移動す
ると、吸入ポート12と吸入グルーブ13とが切
離され、プランジヤ室14内の燃料は圧縮され、
プランジヤ5内の縦孔15を経て分配ポート16
から分配通路17(円周方向に気筒数に対応して
設けられている)の一つへ供給されて、送出弁1
8から図示しない噴射ノズルから気筒内に噴射さ
れる。
また、プランジヤ5の吸込み空間3側に突出す
る部分には、コントロールスリーブ19が摺動自
在に嵌挿してあり、プランジヤ5の縦孔15と連
通するカツトオフポート15aがコントロールス
リーブ19の上縁から外れて吸込み空間3に開口
すると、燃料が吸込み空間3に流出するので、送
出弁18への送出は停止され、噴射は終了する。
コントロールスリーブ19は、これに係合するガ
バナレバー20を介して、周知のカバナ機構によ
つてプランジヤ5上の位置が制御され、これによ
り噴射量の増減を調整される。
前記ローラホルダ8はプランジヤ5と同心に回
動可能に設けられ、レバー22の一端がピン21
を介して連結され、該レバー22の他端は噴射時
期調整装置Tのピストン24に係合している。
噴射時期調整装置Tは、ハウジング2に形成さ
れたシリンダ23内にピストン24が摺動自在に
挿入され、このピストン24の両端に、吸込み空
間3内の燃料圧が作用する圧油室25及びタイマ
スプリング27を収納した室26が設けられ、タ
イマスプリング27の力と油圧との関連において
ピストン24の位置に従つてレバー22を介して
ローラホルダ8の円周方向位置が決定されてい
る。そして、このローラホルダ8の円周方向位置
の変化により、ローラ9とカムデイスク7のカム
面との接触位置が変わり、駆動軸の周方向の位相
が前記接触位置に従つてプランジヤ5の作動位置
との相対的な変化が生じ、駆動軸の回転に対し噴
射時期を変化させることができる。すなわち、燃
料圧によりピストン24がタイマスプリング27
に抗して移動した時、ローラホルダ8が時計方向
に回動されて噴射時期が進角される。
ところで、近年デイーゼル機関の小型化が進
み、1000c.c.クラスのものが検討されている。この
ような小型のデイーゼル機関において3気筒のも
のを設計するときこれに応じて燃料噴射ポンプも
3気筒用のものが必要である。
しかしながら、現在の分配型燃料噴射ポンプに
おいてはその構造上3気筒化することができな
い。すなわち、駆動軸とカバナとを連結する連結
ギヤの配置上このギヤの逃げを作るためにローラ
ホルダの上部には第2図に示すように円弧状の切
欠が形成されており、従つて、この切欠部分には
ローラを配置することができない。しかも、3気
筒の場合には3個のローラを夫々120゜の等間隔で
配置することが必要であり、従つて、ローラホル
ダに3個のローラを配置する場合には、前記切欠
の両側及び下部中央位置に夫々配置する必要があ
る。
ところが、ローラホルダの下部中央位置には前
述したように当該ローラホルダを噴射時期調整装
置に連結する連結レバー(連結ピン)が配設され
ており、従つて、当該位置にローラを配置するこ
とができない。このような理由により3気筒専用
の噴射ポンプが実現されていない。
そこで、現状においては6気筒用の噴射ポンプ
を使用すると共に、第3図に示すようにプランジ
ヤ35の6個の吸入スリツト36のうち、隣り合
う所定のスリツト間に夫々連通溝(逃し溝)37
を形成して連通させ、6回の吐出工程のうちの余
分な3回の吐出工程における燃料を逃すことによ
り、3気筒用の燃料噴射ポンプとして作動させる
ようにしている。
しかしながら、かかる6気筒用の噴射ポンプを
使用した場合にはローラホルダと対向するカムデ
イスクのカムの設計に自由度がなくなると共に、
噴射時期調整装置の進角を大きくとることができ
ず、しかも、プランジヤの吸入スリツト間隔が狭
くなり、小径プランジヤの気密が困難である。ま
た、プランジヤへの余分な溝加工を行なう必要上
部品の加工数が多くなる。更に、余分な吐出工程
を行なうこととなり機関のエネルギの損失が増大
する等の多くの問題があり、3気筒専用の噴射ポ
ンプが強く要望されている。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、ロ
ーラを3個放射状に配置して、これらローラのう
ちの一つを連結ピンの位置に配置し、該連結ピン
は第1のピン部と第2のピン部とからなり、かつ
これら第1及び第2のピン部の軸心を互いに偏心
させた偏心ピンとして構成し、該連結ピンの第1
のピン部により該連結ピンの位置に配置したロー
ラを回転自在に支持し、前記第2のピン部により
前記ローラホルダと噴射時期調整装置とを互いに
連結した分配型燃料噴射ポンプを提供するもので
ある。
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
第4図において、ローラホルダ40の上部には
前述したように駆動軸とガバナとの連結ギヤの逃
げ用の略円弧状の切欠40aが設けられており、
同心状に形成された外側及び内側のホルダ部40
b及び40cには所定の角度例えば120゜の等間隔
で放射状に夫々3つのスリツト41a〜41c及
び42a〜42cが各々対向して設けられてい
る。そして、スリツト41a,42a及び41
b,42cは切欠40aの両側に位置し、スリツ
ト41c,42cは切欠40aの対向する下側中
央に位置するように設定されている。ローラホル
ダ40のスリツト41a,42a及び41b,4
2b内には夫々ローラピン43及び44が嵌合さ
れており、これらのローラピン43,44には
夫々ローラ45,46が回転自在に軸支されてい
る。また、ローラピン43,44にはローラ4
5,46とホルダ部40bの内壁面との間に環状
のワツシヤ48,49が介挿されており、ローラ
45,46とホルダ部40bの内壁面との干渉を
防止するようになつている。これらのローラ4
5,46のローラホルダ40への装着は従来と同
様である。
ローラホルダ40の下側のスリツト41c,4
2cと噴射時期調整装置Tのピストン60との間
には偏心ピン50が嵌合されており、ピン部51
にはローラ47が回転自在に軸支され、該ローラ
47とホルダ部40bの内壁面との間にはスナツ
プリング55が介挿されている。この偏心ピン5
0は第5図に示すように2つのピン部51,52
が一体に、且つ両ピン部51,52の軸が偏心し
て形成されており、ピン部51の所定位置には周
方向に環状のスリツト51aが設けられている。
ピン部51はローラ軸支用のピンで、ローラ47
を回転自在に軸支すると共に、ローラホルダ40
のスリツト41c,42c内に嵌合し得る寸法に
設定されている。ピン部52は噴射時期調整装置
T(第4図)にローラホルダ40を連結するため
のもので、噴射時期調整装置Tのピストン60と
係合し得る寸法となつている。
この偏心ピン50の2つのピン部51と52と
の偏心の度合いすなわち、ピン部51の中心O1
とピン部52の中心O2間の距離l(第6図)はロ
ーラホルダ40と噴射時期調整装置Tとの位置関
係及びピン部51,52の直径等によつて決定さ
れるものであり、本実施例においてはピン部52
の中心O2上にピン部51の周側面51bが位置
するように設定されている。また、ピン部51の
外径はピン部52の外径よりも小さい寸法となつ
ている。また、ピン部52の端面52aからピン
部51のスリツト51aまでの距離hはローラホ
ルダ40の外側のホルダ部40bの肉厚よりも僅
かに大きい寸法に設定されている。かかる形状の
偏心ピン50は前記ローラピン43,44等と同
一の部材で一体に形成されている。
スナツプリング55は第7,8図に示すよう
に、中央の穴55aの周縁部55cの板厚はピン
部51のスリツト51aの幅よりも僅かに薄く、
この周縁部55cから外周部に亘り一側面55d
がローラホルダ40のホルダ部40b内壁面とほ
ぼ合致するように略テーパ状に形成されている。
このスナツプリング55は開口部55bを介して
ピン部51のスリツト51a内に圧入嵌合し得る
ようになつている。このスナツプリング55は通
常のスナツプリングと同様に弾撥性を有する板材
で形成されている。
かかる構成の組立方法を述べると、第9図に示
すように噴射時期調整装置Tのピストン60にホ
ルダ61を介して偏心ピン50のピン部52を嵌
合すると共に、ピン部51にローラ47を嵌合す
る。次いで、偏心ピン50をローラホルダ40の
方向に回動させながら、ピン部51をローラホル
ダ40の外側、内側のホルダ部40b,40cの
スリツト41c,42c内に嵌合させてこれらの
両ホルダ部40b,40c間にローラ47を回動
自在に軸支する。次ぎに、第10図に示すよう
に、ピン部51のスリツト51a内に、且つロー
ラ47とホルダ部40bの内壁面との間にスナツ
プリング55を圧入嵌挿する。この場合スナツプ
リング55のテーパ状の面55dをホルダ部40
bの内壁面と対向させ、平板部55e(第7図)
をローラ47の端面と対向させて装着する。
この状態において、ピン部52の端面52aは
ホルダ40の外周面に軽く圧着しており、ローラ
47は回転自在に軸支されている。また、偏心ピ
ン50はピン部51と52とが偏心しているため
に回転が阻止される。このようにして、偏心ピン
50によりローラ47を軸支すると共に、ローラ
ホルダ40と噴射時期調整装置Tのピストン60
とを連結する。従つて、ローラホルダ40に3個
のローラ45〜47を120゜の等間隔に配し、且つ
当該ローラホルダ40を噴射時期調整装置Tに連
結することができる。
上述の構成において、噴射時期調整装置Tのピ
ストン60が第4図の矢印Aで示す左方向に移動
されると、これに伴ない偏心ピン50が時計方向
に回動され、ローラホルダ40がこの偏心ピン5
0に従動して回動され、噴射時期が進角される。
尚、本実施例においてはローラホルダに3個の
ローラを配置した3気筒用の噴射ポンプの場合に
ついて記述したが、これに限るものではなく、5
気筒或は6気筒のものにも適用することができる
ことは言うまでもない。
以上説明したように本考案によれば、ローラを
軸支するピンとローラホルダを噴射時期調整装置
に連結するピンとを一体に且つ両軸を偏心させて
形成した偏心ピンを使用することにより、特に3
気筒の場合ローラホルダに3個のローラを120゜の
等間隔で配置することが可能となり、3気筒専用
の噴射ポンプを容易に形成することができる。し
かも、各ローラの間隔を120゜(3気筒の場合)と
大きくとることができるために設計上の自由度が
増し、特にカムリフト、最高回転数、進角度等の
設計の点において極めて有利となると共に、プラ
ンジヤの溝加工等の部品の加工数が減少し、これ
に伴ない気密性が向上すると共に、コストの低減
を図ることができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は分配型燃料噴射ポンプの要部縦断面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は従
来の3気筒用噴射ポンプのプランジヤの断面図、
第4図は本考案に係る分配型燃料噴射ポンプの一
実施例を示す要部説明断面図、第5図は本考案の
噴射ポンプに使用する偏心ピンの一実施例を示す
斜視図、第6図は第5図に示す偏心ピンの端面
図、第7図は第5図に示す偏心ピンに装着するス
ナツプリングの一実施例を示す斜視図、第8図は
第7図に示すスナツプリングの平面図、第9図及
び第10図は第5図に示す偏心ピンを第4図に示
すようにローラホルダと噴射時期調整装置とに装
着する場合の説明図である。 40……ローラホルダ、43,44……ローラ
ピン、45〜47……ローラ、50……偏心ピ
ン、55……スナツプリング、60……ピスト
ン、T……噴射時期調整装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸に係合されたカムデイスクと、該カムデ
    イスクのカム面に圧接するように放射状に配置さ
    れたローラと、該ローラをローラピンにて回転自
    在に支持したローラホルダと、該ローラホルダに
    連結ピンにより連結された噴射時期調整装置とを
    具備し、前記ローラホルダの位置を機関の回転数
    に応じて調整して要求進角位置に制御する分配型
    燃料噴射ポンプにおいて、前記ローラを3個放射
    状に配置して、これらローラのうちの一つを前記
    連結ピンの位置に配置し、該連結ピンは第1のピ
    ン部と第2のピン部とからなり、かつこれら第1
    及び第2のピン部の軸心を互いに偏心させた偏心
    ピンとして構成し、該連結ピンの第1のピン部に
    より該連結ピンの位置に配置したローラを回転自
    在に支持し、前記第2のピン部により前記ローラ
    ホルダと噴射時期調整装置とを互いに連結したこ
    とを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。
JP18002381U 1981-12-04 1981-12-04 分配型燃料噴射ポンプ Granted JPS5884336U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18002381U JPS5884336U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 分配型燃料噴射ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18002381U JPS5884336U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 分配型燃料噴射ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5884336U JPS5884336U (ja) 1983-06-08
JPS633407Y2 true JPS633407Y2 (ja) 1988-01-27

Family

ID=29976244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18002381U Granted JPS5884336U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 分配型燃料噴射ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5884336U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5884336U (ja) 1983-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003074439A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP2534347B2 (ja) 予備噴射と主噴射を有する内燃機関の燃料噴射ポンプ
JPS633407Y2 (ja)
JPH06159191A (ja) 内燃機関用の燃料噴射ポンプ
JPH023033B2 (ja)
JPH0346221Y2 (ja)
JPS6140939Y2 (ja)
JP3783147B2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプ及び動力伝達装置
JPH03233144A (ja) 燃料噴射ポンプのプリストローク制御装置
JPS6038051Y2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH07145764A (ja) 回転分配型燃料注入装置
US4505245A (en) Fuel pumping apparatus
US4448174A (en) Distributor type fuel injection pump adaptable to internal combustion engines with a wide range of the number of cylinders
JPH0114758Y2 (ja)
JPS6349553Y2 (ja)
JP2000220554A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの駆動装置
JPH0410380Y2 (ja)
JPH0330595Y2 (ja)
JPS6014929Y2 (ja) 内燃機関用分配型燃料噴射ポンプ
JPS6129950Y2 (ja)
JPS5833238Y2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置
JPS635157A (ja) インナカム式分配型燃料噴射ポンプ
JPH09303161A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JPH032700Y2 (ja)
JP2575049Y2 (ja) 燃料噴射ポンプ